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【発明の名称】 自脱型コンバインのキャビン構造
【発明者】 【氏名】竹中 満

【氏名】加藤 勝秀

【氏名】片山 靖彦

【要約】 【課題】

【解決手段】刈取前処理装置3の横側部に運転キャビン5を配置するとともに、該運転キャビン5における前記刈取前処理装置3側の側面に開閉自在な窓8を設け、該窓8に備えた透明板10の外面に作用するワイパー13を、前記窓8を開閉する把手12によって往復揺動操作されるよう構成してある自脱型コンバインのキャビン構造。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 刈取前処理装置の横側部に運転キャビンを配置するとともに、該運転キャビンにおける前記刈取前処理装置側の側面に開閉自在な窓を設け、該窓に備えた透明板の外面に作用するワイパーを、前記窓を開閉する把手によって往復揺動操作されるよう構成してある自脱型コンバインのキャビン構造。
【請求項2】 前記窓の上部箇所における前後軸芯周りでの揺動で前記窓を開閉自在に構成するとともに、前記把手を前記窓の下辺近くに配置してある請求項1に記載の自脱型コンバインのキャビン構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刈取前処理装置の横側部に運転キャビンを配置するとともに、該運転キャビンにおける前記刈取前処理装置側の側面に開閉自在な窓を設けた自脱型コンバインのキャビン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自脱型コンバインのキャビン構造にあっては、刈取前処理装置側の側面における窓の透明板を清掃するための機構を設けていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、浮遊塵埃の発生し易い刈取前処理装置側に面した運転キャビンの窓の透明板にはその浮遊塵埃や雨露等が付き易いものであって、従来においては、作業者がその付いた塵埃等を直接拭い取っていた。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、運転キャビンに付着した塵埃の除去を簡易に行えるとともに、運転キャビンの側方での視界を広くできる自脱型コンバインのキャビン構造の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(構成) 本発明の請求項1にかかる自脱型コンバインのキャビン構造は、刈取前処理装置の横側部に運転キャビンを配置するとともに、該運転キャビンにおける前記刈取前処理装置側の側面に開閉自在な窓を設け、該窓に備えた透明板の外面に作用するワイパーを、前記窓を開閉する把手によって往復揺動操作されるよう構成してあることを特徴構成とする。
【0006】(作用) 本発明の請求項1にかかる構成によれば、ワイパーが運転キャビンにおける刈取前処理装置側の側面の窓に設けられているから、そのワイパーを往復揺動駆動することで窓の外面の清掃を行える。そして、窓の開閉用の把手を操作することでこの把手と連動連結されているワイパーは往復揺動駆動されて、窓の透明板の外面の清掃が行われる。
【0007】(効果) 従って、本発明の請求項1にかかる構成によれば、ワイパーによって運転キャビンの刈取前処理装置側の側面の窓を清掃できるので、その窓を通しての視界を良好にできる利点があるとともに、窓の開閉操作を行うための把手がワイパーを往復揺動駆動するための操作部材に兼用されるため、専用のワイパー操作部材を設けるよりも部品点数を低減できて、コスト低下を図ることができる利点がある。
【0008】(構成) 本発明の請求項2にかかる自脱型コンバインのキャビン構造は、請求項1記載のものにおいて、前記窓の上部箇所における前後軸芯周りでの揺動で前記窓を開閉自在に構成するとともに、前記把手を前記窓の下辺近くに配置してあることを特徴構成とする。
【0009】(作用) 本発明の請求項2にかかる構成によれば、窓の上部箇所における前後軸芯周りでの揺動で前記窓を開閉自在に構成するとともに、前記把手を前記窓の下辺近くに配置してあるから、把手を持った状態では比較的小さい回転モーメントで窓の開閉を行えるとともに、ワイパーを作動させるよう把手を操作する場合でも、把手の位置が窓が閉じた状態では窓の下部にあるため、運転キャビン内の作業者にとって操作し易いものとなっている。
【0010】(効果) 従って、本発明の請求項2にかかる構成によれば、窓の開閉を軽快に行えるとともに、ワイパーの往復揺動駆動の操作も行い易いという利点がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に、自脱型コンバインの一例を示している。このコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1,1に支持された機体2に、刈取前処理装置3、脱穀装置4、運転キャビン5、原動部6、グレンタンク7等を搭載装備して構成している。
【0012】刈取前処理装置3と、運転キャビン5とは、機体2の前端部に、左右に並設されている。そして、図3に示すように、運転キャビン5の右側面には乗り降りする箇所を開閉するための扉5Aが設けられているとともに、前面上部は、前方及び前方の下方に対して視界を確保するように、全面が透明板で構成されている。また、図1及び図2に示すように、刈取前処理装置3側に面する側面部には、開閉自在な側面視ほぼ矩形を成す窓8を配設している。この窓8は、窓枠9に硝子製又は樹脂製の透明板10を嵌め込むように構成したものであって、上端の前後軸芯X周りで揺動開閉自在に支持している。そして、窓8を閉じた状態で固定保持するためのロック手段11と、開閉操作用の把手12を窓8の下辺箇所に設けている。尚、図中、Gは窓8を開放姿勢で保持するためのガススプリングである。
【0013】さらに、矩形状を成す透明板10の下辺側の前後幅でのほぼ中央位置に、左右方向に沿う軸芯Qを揺動中心に設定したワイパー13を設けている。このワイパー13は、透明板10の外側面を清掃するワイパー本体13Aが、前記軸芯Qを成す支軸13Bに一体に連設され、透明板10を内外に貫通する支軸13Bに運転キャビン5内において前記把手12を連設して構成している。
【0014】上記構成によれば、窓8の透明板10の外面に浮遊塵や雨露等が付着した場合に、運転キャビン5内の作業者が把手12を持って、人手操作で前記軸芯Q周りで揺動させることによりワイパー本体13Aも一体に揺動することによって透明板10の外面をワイパー本体13Aのスクレーパ部13Cで清掃できるものとなっている。そして、図1に示すように、軸芯Q周りで揺動操作されるワイパー本体13Aにより透明板10の後端縁近く及び下端縁近くの清掃もなされるから、運転キャビン5内の作業者が透明板10の後端近くで下端近く箇所を通して、刈取前処理装置3の縦搬送装置15からフィードチェーン16への穀稈受け渡し箇所を見通すための良好な視界を得ることができる。又、窓8を開放する場合には、ロック手段11のロックを解除してから把手12を外方へ押すように操作することで、前記前後軸芯X周りで上方へ窓8が回動することになる。逆に、窓8を閉じる場合には、把手12を持ってキャビン内への引き操作する。
【出願人】 【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
【出願日】 平成9年(1997)7月3日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
【公開番号】 特開平11−18552
【公開日】 平成11年(1999)1月26日
【出願番号】 特願平9−178139