| 【発明の名称】 |
汎用型コンバイン |
| 【発明者】 |
【氏名】浜田 健二
【氏名】正野 潤一
【氏名】新福 勇一
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| 【要約】 |
【課題】操縦部を機体フレームの進行方向右側前部のフィーダハウス側方に配置しているため、操縦部から見て前方視界が確保できないという不具合があった。
【解決手段】クローラ式走行装置1の上部に機体フレーム2を載置し、該フレーム2より前方に刈取部Cを突出し、その後部に脱穀部Dを載置し、脱穀した穀粒をグレンタンク4に収納する汎用型コンバインにおいて、フィーダハウス12の左右中心を刈取部Cのプラットフォーム14の左右中心に対してオフセット配置し、操縦部Aを該フィーダハウス12上方に配置し、また排出オーガ5と反対側の操縦部の左側に汎用型コンバインへの乗り降りのためにステップ24を設け、さらに排出オーガ5と同じ側の操縦部の右側に操作パネル23を設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 クローラ式走行装置1の前方に刈取部Cを配置し、後部に脱穀部Dとグレンタンク4と選別装置29とを載置し、エンジンEからの動力をミッションケースMによって変速し、クローラ式走行装置1を走行駆動しながら収穫する汎用型コンバインにおいて、フィーダハウス12の左右中心を刈取部Cのプラットホ─ム14の左右中心に対してオフセット配置し、フィーダハウス12上方に操縦部Aを配置するとともに、排出オーガ5と進行方向左右反対側に乗り降りのためのステップ24を設け、また排出オーガ5と左右同じ側に操作パネル23を配置したことを特徴とする汎用型コンバイン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は操縦部からの前方の視界を確保するための汎用型コンバインのレイアウトに関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、クローラ式走行装置の上部に機体フレームを載置し、該フレームより前方に刈取部を突出し、その後部に脱穀部を載置し、脱穀した穀粒をグレンタンクに収納する汎用型コンバインは公知となっており、前記汎用型コンバインの操縦部は機体フレームの進行方向右側前部に配置して、フィーダハウス前方に設けた刈取部を昇降するときに操縦部がフィーダハウスと干渉しないように、操縦部はフィーダハウスの側方に配置していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、該技術では操縦部は機体フレームの進行方向右側前部に配置されているため、操縦部から見て前方、特に左前方の視界が確保できず、操作性も悪くなるという不具合があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を説明する。即ち、クローラ式走行装置1の前方に刈取部Cを配置し、後部に脱穀部Dとグレンタンク4と選別装置29とを載置し、エンジンEからの動力をミッションケースMによって変速し、クローラ式走行装置1を走行駆動しながら収穫する汎用型コンバインにおいて、フィーダハウス12を刈取部Cのプラットフォーム14に対して中心に配置し、操縦部Aを該フィーダハウス12上方に配置し、また排出オーガ5と反対側(進行方向に対して操縦部の左側)に汎用型コンバインへの乗り降りのためにステップ24を設け、さらに排出オーガ5と同じ側(操縦部の右側)に操作パネル23を設けたものである。 【発明の実施の形態】 【0005】本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の汎用型コンバインの側面図、図2は汎用型コンバインの平面図、図3は操縦部Aの正面図である。 【0006】まず、汎用型コンバインの全体構成を説明すると、図1、図2に示すように、汎用型コンバインはクローラ式走行装置1上に機体フレーム2を配置し、この機体フレーム2の左右中央前部上に操縦部Aを配設している。機体フレーム2の右前上にはエンジンEを載置し、その後部にグレンタンク4を配置し、このグレンタンク4の後部から前方に穀粒を排出するための排出オーガ5を備えている。 【0007】また、前記機体フレーム2の中央より前方には刈取部Cを配置し、該刈取部Cの後端と脱穀部Dの前部入口をフィーダハウス12によって連通し、脱穀部Dはスクリュー型の扱胴6をその回転軸が前後方向やや前下がりに傾斜するように配置し、また、該扱胴6の中心は刈取部Cの中心に対して左側方に若干ずらして配置されている。この扱胴6の下部には受網7を配置している。この脱穀部Dの下には、唐箕9やグレンシーブ10、流穀板11等からなる選別部29が配置されている。 【0008】前記脱穀部Dの入口にフィーダハウス12の後部を連通し、このフィーダハウス12内にはフィーダコンベア15を設け、刈り取った穀稈を脱穀部Dへ搬送するようにしている。このフィーダハウス12は刈取部Cのプラットホーム14に対して中心に位置するように設けており、該プラットホーム14には進行方向と直角に横送りオーガ16が配置され、該横送りオーガ16の前下部に刈刃17が横設されている。 【0009】そして、前記プラットホーム14の左右両側の前端に分草板18・18を設け、プラットホーム14の後部の左右両端にはリール19を横架した支持アーム20の後部が枢支され、この支持アーム20の左右一側にはリール回転駆動用のベルトやプーリー等からなる動力伝達機構が設けられている。このリール19は支持アーム20とプラットホーム14との間にアクチュエータとして油圧シリンダ21を介装して、これによって昇降される。 【0010】従って、刈取作業を行うと、分草板18によって分草して、リール19の回転によって穀稈を掻き込み、刈刃17によって穀稈の株元側を刈取り、この刈り取られた穀稈は横送りオーガ16の回転によって中央側へ横送りされて、中央のフィーダハウス12前端からフィーダコンベア15によって後方へ搬送されて脱穀部Dへ送られ、脱穀された穀粒をグレンタンク4に収納している。 【0011】前記機体フレーム2の前下部にミッションケースMを配設しており、側方に載置するエンジンEより動力を入力するようにしている。入力した動力は、ミッションケースM内によって変速した動力を図示せぬ車軸に伝達し、該車軸を介して駆動スプロケット31に伝達し、機体を走行駆動させている。 【0012】操縦部Aは、プラットホーム14に対して略中心に配置され、フィーダハウス12の上方に配置されており、従来のフィーダハウスの側方に設けていた構成に比べて操縦位置が高くなり、前方の視界、特に刈取部Cのために遮られる左前方の視界が確保でき、刈取作業の状態が分かり、安全に作業をすることができるのである。また、該操縦部Aを機体フレーム2の進行方向中央前部に構成するので、操縦部から後方、特に左後方への安全にも気を配ることができるのである。 【0013】図3に示す如く、前記操縦部Aは丸型走行ハンドル22や作業レバー等を配置し、該操縦部Aの進行方向右側には操作パネル23を、そして進行方向左側にはステップ24を設けている。前記操作パネル23の下にはフィーダハウス12がなく、該操作パネル23のメンテナンスが簡単に行えるようになっており、また、操作パネル23が操縦部Aの左側にないので未刈取側の確認がし易くなったのである。そして、ステップ24を使用して進行方向左側、つまり、該操縦部Aの左側から乗り降りすることができるのである。 【0014】前記フィーダハウス12の左右中心は刈取部Cのプラットホ─ム14の左右中心に対してオフセットして配置し、該フィーダハウス12の左右中心に対して扱胴6をオフセットして配置している。そして、前記フィーダハウス12上方に操縦部Aを配置しているので、排出オーガ5は脱穀部Dと反対側、つまり機体フレーム2の進行方向右側位置で収納するようにしているのである。穀稈を刈り取り、脱穀し、選別した後の穀粒をグレンタンク4に貯留し、該グレンタンク4がいっぱいになったり、その圃場の刈り取りが終了すると、該排出オーガ5によって、右側からトラックの荷台や乾燥機等に排出する。その際、該排出オーガ5をオペレータ上方を通過させることなく回動させることができるので安全性に優れ、また、排出側に配置しているので旋回時間を短くすることができるのである。 【0015】 【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏する。即ち、フィーダハウス12の左右中心を刈取部Cのプラットホーム14の左右中心に対してオフセット配置し、操縦部Aを該フィーダハウス12上方に配置することにより、操縦部Aから前方、特に左前方は刈取部Cにより視界が確保できないという不具合が解消され、前方の視界が良好となったのである。 【0016】また、操作パネル23を排出オーガ5と同じ側に、ステップ24を排出オーガ5と左右反対側に配置することよって、操作パネル23の下にはフィーダハウス12がないので、該操作パネル23の修理等のメンテナンスが簡単に行うことができ、操縦部Aの左側の確認がし易くなったのである。また、ステップ24が左側に配置され、そのステップが位置する側方及び上方にはなにもなく、左側からの乗り降りが容易にできるのである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)5月7日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 寿一郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−4619 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月12日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−117173 |
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