| 【発明の名称】 |
田植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】久保下 竹男
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| 【要約】 |
【課題】代掻装置で代掻された後における既植条側への泥寄せを抑制できる田植機を提供する。
【解決手段】多数条植え用の苗植付装置6の前方に代掻装置14を設けるとともに、該代掻装置14の左右の端部箇所に、代掻後の泥面を上方から押さえる整地体16を設け、泥土が該整地体16の下面から横外方へ流れ出るのを規制する規制部材17を前記整地体16の横外側に設けてある田植機。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 多数条植え用の苗植付装置の前方に代掻装置を設けるとともに、該代掻装置の左右の端部箇所に、代掻後の泥面を上方から押さえる整地体を設け、泥土が該整地体の下面から横外方へ流れ出るのを規制する規制部材を前記整地体の横外側に設けてある田植機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、代掻していない圃場に対して、機体に備えた代掻装置で代掻し、その代掻直後に苗植付するように構成した田植機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、稲作の省力化を図るため、田植え前のトラクタ等による代掻作業を省略して、田植機自身で植付前に代掻しながら植付できるようにしたものが提案されている。そして、従来のこの種の田植機にあっては、例えば特開平9‐65714号公報に開示されているように、代掻装置で代掻した後、整地フロートで整地してから苗植付していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のこの種の田植機は、機体に備える代掻装置で代掻した後整地フロートで整地したところに苗植付するようにしていたものであるから、既植条のうち未植え側の端の条側に整地フロートで泥寄せされた泥が幾分盛り上がり、その盛り上がった部分が水の流れの妨げになる虞れがあるとともに、除草剤等の薬剤の拡散がその泥の盛り上がりで制限されて薬効が低下する等の虞れがあった。 【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、代掻装置で代掻された後における既植条側への泥寄せを抑制できる田植機の提供を目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】(構成) 本発明の請求項1にかかる田植機は、多数条植え用の苗植付装置の前方に代掻装置を設けるとともに、該代掻装置の左右の端部箇所に、代掻後の泥面を上方から押さえる整地体を設け、泥土が該整地体の下面から横外方へ流れ出るのを規制する規制部材を前記整地体の横外側に設けてあることを特徴構成とする。 【0006】(作用) 本発明の請求項1にかかる構成によれば、田植機に備える代掻装置による代掻後の泥面を上方から押さえる整地体を代掻装置の左右の端部箇所に設けて、代掻された泥面を、既植条に隣接する箇所において、その整地体によって植付に適した一層平坦な面に整地するとともに、その整地の際生じる既植条側への泥寄せを、規制部材によって規制するから、圃場面において既植条との間に泥の盛り上がる箇所が生じることを抑制できることになる。 【0007】(効果) 従って、本発明の請求項1にかかる構成によれば、代掻後の整地で既植条箇所との間に泥の盛り上がりの生じることが抑制されるので、その盛り上がりによる不具合、例えば水の流れが抑制されたり、後で散布する除草剤等の拡散が抑制されたりするような不具合を解消できる利点がある。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に、乗用型田植機を示している。この乗用型田植機は、左右一対の前車輪1,1及び後車輪2,2によって支持された機体3に、エンジン4、搭乗運転部5等を設けるとともに、機体3の後端部に、苗植付装置6をリンク機構7を介して昇降自在に装着して構成している。 【0009】この苗植付装置6は、図1乃至図3に示すように、エンジン4からの動力をミッションケース8を介して伝達される伝動ケース9に、左右往復駆動される苗のせ台10を支持するとともに、伝動ケース9より後方に延出したチェーンケース11の後端部に回転自在に植付けアーム12を設け、伝動ケース9に整地フロート13を設けて構成している。 【0010】そして、伝動ケース9の前側には、植付前に圃場を代掻するための代掻装置としての円筒状の籠型を成す代掻ローター14を配置している。この代掻ローター14は、苗植付装置6における各植付条の前方に、所定の左右幅の長さを有する円筒状の籠型すなわち左右一対の円板状の外周部間に多数の棒体を架設して構成したものを左右に並設して構成されているものであって、伝動ケース9からの動力により横軸芯P周りで回転駆動されるように、苗植付装置6におけるフレームFに、左右方向に間隔を隔てて配置する複数のステーSを介して支持されている。この代掻ローター14の上側と後面側とを覆うようにローターカバー15を設けているとともに、このローターカバー15は代掻ローター14と同様、伝動ケース9に支持されている。そして、図1乃至図5に示すように、代掻ローター14の左右両端部の後側に位置する状態で、横軸芯P2周りに揺動自在に片持ちした合成樹脂製の整地体としての補助整地板16,16をローターカバー15に設けている。各補助整地板16,16は、後方程低く位置する後下がり傾斜姿勢となっているとともに、後端部は水平面となる状態に延設され、スプリング18によって下方向きに弾性付勢している。尚、図3においてはスプリング18等の図示を省略している。補助整地板16の横外方側の端淵には、規制部材としてのフランジ部17を下方に突出形成している。このフランジ部17は、補助整地板16や、サイドに位置する整地フロート13による横外方への泥寄せを規制する規制部を構成している。 【0011】上記構成により、代掻ローター14で代掻された泥面を補助整地板16及び整地フロート13によって平坦面に整地する際に、横外方へ泥を寄せて盛り上げることがないように泥の外方への補助整地板16の横外辺箇所からの押し出しを防ぐようにしている。よって、既植条側への泥寄せを解消できるものとなっているので、圃場に不当に泥の練り上がった箇所が生じることを抑制できるものとなっている。 【0012】〔別の実施の形態〕 ■ 上記実施の形態では、各植付条毎にその前方にその植付条に対応する代掻ローターを備える構造を示したが全植付条の左右全幅間に渡って単一の籠状のものを配置するように構成しても良いとともに、例えばロータリー耕耘刃を備える代掻装置やブレーキ構造の代掻装置を設けて構成しても良い。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月18日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−262308 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月28日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−68105 |
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