| 【発明の名称】 |
フォーク型園芸具 |
| 【発明者】 |
【氏名】金子 光一郎
|
| 【要約】 |
【課題】柄体と差込体とを強固に一体化し、堅牢なフォーク型園芸具を提供する。
【解決手段】フォーク型園芸具10は、合成樹脂から成る柄体11と、U字状に形成された突刺杆15Aと、J字状に形成された二本の突刺杆15B,15Cとを備えた差込体12とから成る。柄体11には金属丸棒状の取付杆20が埋設され、この取付杆20の先端側に突刺杆15A〜15Cを平行するように間隔をおいて固着する。こうして突刺杆15A〜15Cを間隔をおいて固着することにより、土壌に差込体12を差し込む際、突刺杆15A〜15Cの取付部に加わる力が分散し、取付杆20に局部的に大きな力が集中しない。また、柄体11に一体化した取付杆20に各突刺杆15A〜15Cを一体的に固着することにより、差込体12の取付強度が向上し、堅牢なフォーク型園芸10となる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 柄体の先端にフォーク型の差込体を有するフォーク型園芸具において、前記差込体を互いにほぼ平行する複数の突刺杆で構成し、この各突刺杆の基部側を湾曲させるとともに、前記柄体に棒状の取付杆を埋設し、その柄体から突出した取付杆に各突刺杆の基部側を間隔をおいて固着して成ることを特徴とするフォーク型園芸具。 【請求項2】 前記各突刺杆の先端部に上向きに傾斜させた傾斜面を形成して突刺杆の先端部を先鋭状としたことを特徴とする請求項1記載のフォーク型園芸具。 【請求項3】 前記各突刺杆の中間部でほぼ垂直に下方に屈曲させ、前記取付杆の中間部を上方に湾曲させるとともに、前記柄体の後方部分を下方に向かってほぼ垂直方向まで湾曲させたことを特徴とする請求項1又は2記載のフォーク型園芸具。 【請求項4】 柄体の先端にフォーク型の差込体を有するフォーク型園芸具において、前記差込体は、複数の突刺部を一体形成した金属製薄板で構成され、この差込体の基部側に円筒状の取付筒部を一体形成するとともに、その取付筒部に前記取付杆の先端部を嵌合させて一体的に固着して成ることを特徴とするフォーク型園芸具。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、フォーク型園芸具に関し、特に柄体と差込体との連結構造に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】従来から、例えば植物や苗木等を植えたりあるいは植栽した植物や苗木等を移し変えたる際などに使用するフォーク型園芸具が知られている。この種のフォーク型園芸具として例えば図18に示すように、木材や合成樹脂などから成る柄体1と、プレス機などによって金属薄板をフォーク型に成型した差込体2とから成るフォーク型園芸具が知られている。このように柄体1と差込体2とを別体で構成したものは、柄体1と差込体2とを連結する必要があり、従来は、柄体1と差込体2と連結するため、差込体2の基部側をカール状に湾曲させた細い挿入部3を一体形成し、この挿入部3を柄体1に挿入して柄体1の先端側に取り付けたリング状の口金4で加締めて柄体1と差込体2とを一体化していた。しかし、このようにして柄体1に取り付けた口金4によって差込体2の挿入部3を加締める構造では、差込体2の取付強度が弱く、差込体2を地中に突き刺す際、口金4部分に応力が加わり、繰り返してフォーク型園芸具を使用しているうちに口金4部分が緩んで差込体2がぐらついたりあるいは差込体2が外れて使用不能となる虞れがあり、耐久性に劣るものであった。 【0003】本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、別体の柄体と差込体とを強固に結合して耐久性に優れたフォーク型園芸具を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のフォーク型園芸具は、柄体の先端にフォーク型の差込体を有するフォーク型園芸具において、前記差込体を互いにほぼ平行する複数の突刺杆で構成し、この各突刺杆の基部側を湾曲させるとともに、前記柄体に棒状の取付杆を埋設し、その柄体から突出した取付杆に各突刺杆の基部側を間隔をおいて固着して成るものである。このため、土壌に差込体を差し込む際、その力は突刺杆の取付部分に加わるが、取付杆に各突刺杆を間隔をおいて固定することによって、取付杆に加わる力が分散し、取付杆に局部的に大きな力が集中しない。また、取付杆を柄体に埋設して一体化することにより、取付杆を介して柄体と各突刺杆とが強固に一体化され、差込体の取付強度を高めることができる。これにより、堅牢なフォーク型園芸具となる。 【0005】本発明の請求項2のフォーク型園芸具は、請求項1のフォーク型園芸具において、前記各突刺杆の先端部に上向きに傾斜させた傾斜面を形成して突刺杆の先端部を先鋭状としたものである。このため、差込体を土壌に差し込む際、軽い力でスムーズに突き刺すことができる。また、各突刺杆の基端部を柄体に埋設した取付杆に固着することにより、自由端となる各突刺杆の先端側は僅かに前後左右に揺動し、差込体を土壌に差し込む際、その反力によって各突刺杆の先端側は、上向きに傾斜した傾斜面によって植栽した植物の根から離れる方向に案内され、鋭利な各突刺杆によって根を損傷させる虞れもない。 【0006】本発明の請求項3のフォーク型園芸具は、請求項1又は2記載のフォーク型園芸具において、前記各突刺杆の中間部でほぼ垂直に下方に屈曲させ、前記取付杆の中間部を上方に湾曲させるとともに、前記柄体の後方部分を下方に向かってほぼ垂直方向まで湾曲させたものである。このため、フォーク型園芸具を熊手あるいは耕耘具(カルチベーター)として使用でき、また、使用にあたり、差込体を後方に引く場合、手が柄体の湾曲している部分に引っ掛かる状態となり、比較的軽く握っても滑ってしまうことはない。さらに、柄体の後方部分が下方に向かってほぼ垂直方向まで湾曲しているので柄体を握る位置により、フォーク型園芸具の先端部での地表に対する角度を任意に調整することができるもので、柄体の前方を握る場合より後方を握る方が、握る手の状態を同一の自然体でも、フォーク型園芸具の先端部において地表に食い込むように働くようになり、手首を捩じるようにして柄体を握らなくても、地面を堀り起こすような使い方もできるものである。 【0007】本発明の請求項4のフォーク型園芸具は、柄体の先端にフォーク型の差込体を有するフォーク型園芸具において、前記差込体は、複数の突刺部を一体形成した金属製薄板で構成され、この差込体の基部側に円筒状の取付筒部を一体形成するとともに、その取付筒部に前記取付杆の先端部を嵌合させて一体的に固着して成るものである。このため、差込体が柄体に埋設した取付杆に強固に一体化され、差込体の取付強度を高めることができ、これにより堅牢なフォーク型園芸具となる。 【0008】 【発明の実施形態】以下、本発明の第1実施例であるフォーク型園芸具について図1乃至図3を参照して説明する。同図において、フォーク型園芸具10は、合成樹脂から成る柄体11と、金属製の差込体12とを備え、前記柄体11は先端側より直線的に形成された接続部13と、略円弧状に形成された把持部14とを有している。また、差込体12は、U字状に形成された突刺杆15Aと、J字状に形成された二本の突刺杆15B,15Cとを有して全体にフォーク型に形成されている。これら突刺杆15A〜15Cは、それぞれステンレスから成る丸棒状であり、各突刺杆15A〜15Cの先端部にはほぼ30度の傾斜角を有する上向きの傾斜面16が形成され、この傾斜面16によって各突刺杆15A〜15Cを先鋭状としている。20は前記柄体11の接続部13に埋設した取付杆であり、この取付杆20は前記各突刺杆15A〜15Cと同じステンレス製から成る丸棒状であるが、各突刺杆15A〜15Cより太く形成されている。この取付杆20は、前記柄体11の接続部13と連続するように直線的に突出しているが、そのほぼ中央部でやや上向きに屈曲している。そして、取付杆20の先端部にU字状に形成された前記突刺杆15Aが溶接などにより一体的に結合され、さらに、その突刺杆15Aとほぼ平行するようにしてJ字状に形成された二本の突刺杆15B,15Cが取付杆20の先端側に溶接などにより一体的に結合されている。 【0009】前記構成につきその作用について説明する。例えば、苗木や植物などを移植する場合、図3に示すようにフォーク型園芸具10の差込体12を例えば75〜90度程度の垂直に近い角度で土壌Eに差し込んで掘り起こせばよい。この際、柄体11が差込体12の基端側に斜め上方に向けて固着されており、前記柄体11の把持部14は略円弧状となっているので、把持部14の基端側を握持すると肘から先の腕aとフォーク型園芸具10とがほぼ直線的に連続し、手首などを捻ることなく、自然に把持部14を握持した状態で腕aを下げる方向に力を加えることができ、力も入れやすく作業が容易である。また、差込体12はステンレスから成る丸棒状の突刺杆15A〜15Cで構成され、かつ、各突刺杆15A〜15Cの先端部は傾斜面16により先鋭状に形成されているため、差込体12を土壌Eに差し込む際、軽い力でスムーズに突き刺すことができる。さらに、各突刺杆15A〜15Cの基端部を柄体11に埋設した取付杆20を一体的に接合することにより、各突刺杆15A〜15Cの先端側は僅かに前後左右に揺動し、また、自由端となる各突刺杆15A〜15Cの先端側に上向きに傾斜した傾斜面16を形成することによって、差込体12を土壌Eに差し込む際、図3で一点鎖線で示すように各突刺杆15A〜15Cがフォーク型園芸具10の裏面方向、すなわち、植栽した植物の根Nから離れる方向に撓むように変形し、鋭利な各突刺杆15A〜15Cによって根Nを損傷させる虞れもない。また、U字状に形成された突刺杆15AとJ字状に形成された二本の突刺杆15B,15Cとを取付杆20の先端側に間隔をおいて固定することによって、差込体12を土壌Eに差し込む際、各突刺杆15A〜15Cを取り付ける取付杆20に加わる力が分散し、取付杆20に局部的に大きな力が集中しない。しかも、取付杆20を柄体11に埋設して一体化することにより、取付杆20を介して柄体11と各突刺杆15A〜15Cとが強固に一体化され、差込体12の取付強度を高めることができる。 【0010】図4及び図5は本発明の第2実施例を示し、前記第1実施例と重複する部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略して異なる部分についてのみ説明する。 【0011】本実施例のフォーク型園芸具30は各突刺杆15A〜15Cを中間部分から下方に向けてほぼ垂直に屈曲させ、このように差込体31をL型に屈曲して各突刺杆15A〜15Cの先端を尖らせることによってフォーク型園芸具30を熊手として使用するものである。 【0012】前記構成につきその作用について説明する。例えば、地面E1を掘り起こす場合、図5に示すようにフォーク型園芸具30の差込体31を土壌に差し込み、そのまま後方側に引けばよい。この際、柄体11が差込体31の基端側に斜め上方に向けて固着されており、前記柄体11の把持部14は略円弧状となっているので、柄体11を握る位置により、図5の(A)(B)に示すようにフォーク型園芸具30の先端部での地面E1に対する角度を任意に調整することができ、力も入れやすく作業が容易である。また、図5(A)で示すように柄体11の前方を握る場合より,図5(B)で示すように柄体11の後方を握る方が握る手の状態を同一の自然体でも、フォーク型園芸具30の先端部において地面E1に食い込むように働くようになり、手首を捩じるようにして柄体11を握らなくても、地面を簡単に堀り起こすことができる。また、各突刺杆15A〜15Cの基端部を柄体11に埋設した取付杆20を一体的に接合することにより、前記第1実施例と同様、差込体31を地面E1に差し込む際、各突刺杆15A〜15Cを取り付ける取付杆20に加わる力が分散し、取付杆20に局部的に大きな力が集中しない。しかも、取付杆20を柄体11に埋設して一体化することにより、取付杆20を介して柄体11と各突刺杆15A〜15Cとが強固に一体化され、差込体31の取付強度を高めることができる。 【0013】図6は本発明の第3実施例を示し、前記各実施例と重複する部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略して異なる部分についてのみ説明する。 【0014】前記第2実施例では各突刺杆15A〜15Cを中間部分からほぼ垂直に屈曲させた例を示したが、本実施例のフォーク型園芸具40においては、内側に位置する突刺杆15Aの折り曲げ部より外側に位置する各突刺杆15B,15Cの折り曲げ位置を前方側に長く延びた地点で屈曲させ、その下方に折り曲げた各突刺杆15A〜15Cの長さを同一に揃えるようにして差込体41を形成する。そして、各突刺杆15A〜15Cの先端を尖らせることによってフォーク型園芸具40を耕耘具(カルチベーター)として使用するものである。 【0015】以上にように構成される本実施例のフォーク型園芸具40は、地面を耕す場合、フォーク型園芸具40の差込体41を地面に押し当てた状態で後方側に引けばよい。この際、柄体11が差込体41の基端側に斜め上方に向けて固着されており、前記柄体11の把持部14は略円弧状となっているので、前記第2実施例と同様、フォーク型園芸具40の先端部での地面に対する角度を任意に調整することができ、力も入れやすく作業が容易である。また、各突刺杆15A〜15Cの基端部を柄体11に埋設した取付杆20を一体的に接合することにより、前記第1実施例と同様、差込体41を地面E1に差し込む際、各突刺杆15A〜15Cを取り付ける取付杆20に加わる力が分散し、取付杆20に局部的に大きな力が集中しない。しかも、取付杆20を柄体11に埋設して一体化することにより、取付杆20を介して柄体11と各突刺杆15A〜15Cとが強固に一体化され、差込体41の取付強度を高めることができる。 【0016】図7及び図8は本発明の第4実施例を示し、前記各実施例と重複する部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略して異なる部分についてのみ説明する。 【0017】本実施例のフォーク型園芸具50においては、前記第1実施例と同様、合成樹脂製の柄体11と、金属製の差込体51とを備えているが、本実施例の差込体51は、金属製薄板をプレス成型して三本の突刺部52を一体形成している。また、この差込体51の基部側にはカール状に湾曲させた円筒状の取付筒部53が一体的に突設され、この取付筒部53に前記柄体11の接続部13に埋設した取付杆20を挿入して取付杆20と取付筒部53とをスポット溶接等によって一体化している。 【0018】前記構成につきその作用について説明する。苗木や植物などを移植する場合、フォーク型園芸具50の差込体51を例えば75〜90度程度の垂直に近い角度で土壌Eに差し込んで掘り起こせばよい。この際、柄体11が差込体51の基端側に斜め上方に向けて固着されており、前記柄体11の把持部14は略円弧状となっているので、前記第1実施例と同様、把持部14の基端側を握持すると肘から先の腕とフォーク型園芸具50とがほぼ直線的に連続し、手首などを捻ることなく、自然に把持部14を握持した状態で腕を下げる方向に力を加えることができ、力も入れやすく作業が容易である。また、土壌Eに差込体51を差し込む際、その力は差込体51を固着する取付杆20に加わるが、取付杆20は、合成樹脂製の柄体11に埋設して柄体11と一体化され、さらに、取付杆20と差込体51の取付筒部53とをスポット溶接等によって一体化しているので、柄体11と差込体51とを強固に一体化できる。このため、差込体51の取付強度を高めることができ、差込体51が柄体11から外れることなく、堅牢な構造とし、フォーク型園芸具50の耐久性を高めることができる。 【0019】図9及び図10は本発明の第5実施例を示し、前記各実施例と重複する部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略して異なる部分についてのみ説明する。 【0020】本実施例のフォーク型園芸具60は、第4実施例と同様、合成樹脂製の柄体11と、金属製薄板をプレス成型して三本の突刺部52を一体形成した差込体51とを備え、差込体51に柄体11に埋設された取付杆20を嵌合する円筒状の取付筒部53を一体的に突設しているが、差込体51にはさらに取付筒部53と連続する断面半円形の溝部61が形成されている。そして、前記柄体11に埋設した取付杆20を取付筒部53に挿入するとともに、その先端側を差込体51に形成する溝部61に嵌め入れ、スポット溶接などによって差込体51と取付杆20とを一体化している。すなわち、本実施例では、柄体11に埋設した取付杆20は、前記第4実施例の取付杆20より長く形成され、かつ、差込体51には取付杆20を嵌め入れる取付筒部53と溝部61を形成することにより、差込体51と取付杆20との接触面積が広くなり、より差込体51の取付強度を高めることができる。 【0021】以上、本発明について前記各実施例に基づいて説明してきたが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の思想を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、前記各実施例では、柄体11をJ字状に湾曲させた例を示したが、柄体の形状は適宜選定すればよいものであり、例えば、図11に示す本発明の第6実施例のように、ように、フォーク型園芸具70の柄体11Aを直線的に形成してもよい。また、突刺杆あるいは突刺部などの本数や形状など差込体の形状は前記各実施例に限るものではなく、例えば、図12に示す本発明の第7実施例のように、フォーク型園芸具80の差込体81をL型に屈曲してもよい。さらに、取付杆と取付筒部との結合手段はスポット溶接に限らず、溶着、圧入、接着など適宜である。また、第1実施例における突刺杆の材質はステンレスに限らずアルミなど適宜選定すればよいものである。また、第1、第2、第3実施例において、U字状に形成された一本の突刺杆15Aと、J字状に形成された二本の突刺杆15B,15Cとでフォーク型の差込体12,31,41を形成し、突刺杆15Aを取付杆20の先端に固着し、二本の突刺杆15B,15Cを取付杆20の両側に固着した例を示したが、図13、図14及び図15で示すように本発明の第8、第9、第10実施例のように、それぞれU字型に形成された二組の突刺杆15D,15Eを取付杆20の上側又は下側(図13〜図15では上側のものを示す)に固着して差込体12,31,41を形成してもよい。さらに、図16及び図17で示す本発明の第12実施例のように、それぞれU字型に形成された二組の突刺杆15D,15Eの中央部を凹状に屈曲させてU字型の折曲部90を形成し、この各突刺杆15D,15Eの折曲部90に取付杆20の嵌め入れてスポット溶接などによって各突刺杆15D,15Eと取付杆20とを一体化することによって、各突刺杆15D,15Eと取付杆20との接触面積が広くなり、各突刺杆15D,15Eの取付強度を高めることができる。 【0022】 【発明の効果】本発明の請求項1のフォーク型園芸具によれば、柄体の先端にフォーク型の差込体を有するフォーク型園芸具において、前記差込体を互いにほぼ平行する複数の突刺杆で構成し、この各突刺杆の基部側を湾曲させるとともに、前記柄体に棒状の取付杆を埋設し、その柄体から突出した取付杆に各突刺杆の基部側を間隔をおいて固着して成るものであるから、土壌に差込体を差し込む際、突刺杆の取付部に加わる力が分散し、取付杆に局部的に大きな力が集中しない。また、取付杆を柄体に埋設して一体化することにより、取付杆を介して柄体と各突刺杆とが強固に一体化され、差込体の取付強度を高めることができる。 【0023】本発明の請求項2のフォーク型園芸具によれば、請求項1記載のフォーク型園芸具において、前記各突刺杆の先端部に上向きに傾斜させた傾斜面を形成して突刺杆の先端部を先鋭状としたものであるから、差込体を土壌に差し込む際、軽い力でスムーズに突き刺すことができるとともに、自由端となる各突刺杆の先端側が上向きに傾斜した傾斜面によって方向付けされ、植栽した植物の根から離れる方向に撓むように変形するため、鋭利な各突刺杆によって根を損傷させる虞れもない。 【0024】本発明の請求項3のフォーク型園芸具によれば、請求項1又は2記載のフォーク型園芸具において、前記各突刺杆の中間部でほぼ垂直に下方に屈曲させ、前記取付杆の中間部を上方に湾曲させるとともに、前記柄体の後方部分を下方に向かってほぼ垂直方向まで湾曲させたものであるから、フォーク型園芸具を熊手あるいは耕耘具(カルチベーター)として使用できるとともに、柄体と差込体とを強固に結合して耐久性に優れたフォーク型園芸具となる。また、使用にあたり、差込体を後方に引く際、手が柄体の湾曲している部分に引っ掛かる状態となり、比較的軽く握っても滑ってしまうことはない。さらに、柄体を握る位置によってフォーク型園芸具の先端部での地表に対する角度を任意に調整することができるとともに、手首を捩じるようにして柄体を握らなくても、地面を堀り起こすような使い方もでき、力も入れやすく作業が容易である。 【0025】本発明の請求項4のフォーク型園芸具によれば、柄体の先端にフォーク型の差込体を有するフォーク型園芸具において、前記差込体は、複数の突刺部を一体形成した金属製薄板で構成され、この差込体の基部側に円筒状の取付筒部を一体形成するとともに、その取付筒部に前記取付杆の先端部を嵌合させて一体的に固着して成るものであるから、柄体と差込体とを強固に一体化でき、差込体の取付強度を高めることができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】594197539 【氏名又は名称】金子 光一郎
|
| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月18日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】牛木 護
|
| 【公開番号】 |
特開平11−262302 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月28日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−68967 |
|