| 【発明の名称】 |
藺草苗容器 |
| 【発明者】 |
【氏名】寺本 長治
【氏名】中川 善清
【氏名】守屋 利正
【氏名】折本 正樹
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| 【要約】 |
【課題】藺草苗の供給を行う藺草苗容器を構造簡単に構成する。
【解決手段】箱状のケース本体16と、供給方向前端側に設けた開閉蓋16bと、その開閉蓋16bを開閉操作するための操作体18とを備え、開閉蓋16bをケース本体16の前端側に揺動自在に装着し、操作体18を、ケース本体16に対して、そのケース本体16の後部側に設けた操作部18aと、開閉蓋16bを、その開閉蓋16bの揺動軸芯に直交する方向での揺動操作で開放側への移動を規制するように押さえる押さえ部18bと、操作部18aの揺動操作を押さえ部18bの揺動操作として伝える操作連係部とで構成し、かつ、操作体18を撓み変形可能なロッド部材で構成してある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】藺草移植機の苗のせ台に藺草苗を供給するための藺草苗容器であって、箱状のケース本体と、供給方向前端側に設けた開閉蓋と、その開閉蓋を開閉操作するための操作体とを備え、前記開閉蓋を前記ケース本体の前端側に揺動自在に装着するとともに、前記操作体を、前記ケース本体に対して、そのケース本体の後部側に設けた操作部と、前記開閉蓋を、その開閉蓋の揺動軸芯に直交する方向での揺動操作で開放側への移動を規制するように押さえる押さえ部と、前記操作部の揺動操作を押さえ部の揺動操作として伝える操作連係部とで構成し、かつ、この操作体を撓み変形可能なロッド部材で構成してある藺草苗容器。 【請求項2】ケース本体の操作部配置個所に対応する部分に、操作体の操作部を開閉蓋の閉止操作位置で固定するための係合部を設け、前記操作体は、ロッド部材の撓み変形で操作部と係合部との係合状態を解除可能に構成してある請求項1記載の藺草苗容器。 【請求項3】操作体は、ケース本体の後部側に位置する操作部が所定角度範囲内で揺動操作自在に装着されているとともに、前記操作部の揺動操作角度範囲と、押さえ部の揺動角度範囲とが、夫々の揺動中心周りでの位相が異なる状態に設定され、かつ、操作部の揺動操作角度範囲内での操作により、押さえ部が開閉蓋を前側から押さえる位置と、開閉蓋の前側から外れた開放位置とに位置変更されるように構成してある請求項1または2記載の藺草苗容器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、苗載せ台を往復横送り自在に支持するガイドレールに、植付爪が侵入可能な苗取出し用の取出し口を形成し、前記苗載せ台下端に、前記苗載せ台の苗載せ幅を所定ピッチで横方向複数の取出し幅部分に区分けする仕切り壁を設けてある藺草移植機の植付部構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、上記の藺草移植機の植付部構造において、植付爪は先端部と基端部とが同幅に形成してあり、苗取出し用の取出し口に植付爪が入り込んだ状態で、取出し口と植付爪との間には隙間が形成されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の構成によれば、苗取出し用の取出し口に植付爪が入り込んだ状態で、取出し口と植付爪との間に隙間が形成されていたために、例えば苗の塊が、苗載せ台の苗の取出し幅部分内で偏在していた場合、植付爪の先端部が苗の塊に接触したときに、横方向の力が加わって植付爪が仕切り壁に衝突し、植付爪や仕切り壁を破損させるおそれがあった。本発明の目的は、たとえ苗載せ台の苗の取り出し幅部分内で苗の塊が偏在していた場合であっても、植付爪の先端部を仕切り壁に衝突させることなく苗を移植することができる藺草移植機の植付部構造を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するための本発明にかかる藺草移植機の植付部構造の特徴構成は、植付爪の基端部を先端部よりも広幅に形成するとともに、前記植付爪が苗を掴むのに先駆けて前記植付爪の広幅の基端部の左右両端部をそれぞれ摺接させる左右一対の摺接壁を前記取出し口に設けてある点にあり、その作用効果は次の通りである。 【0005】 【作用】つまり、植付爪が苗を掴むのに先駆けて植付爪の広幅の基端部の左右両端部をそれぞれ左右一対の摺接壁に摺接させるから、植付爪が苗の塊に接触した場合に、苗載せ台の苗の取り出し幅部分内で苗の塊が偏在していること等が原因でその植付爪に横方向の力が加わっても、植付爪の先端部は横方向に移動することがなく、植付爪が仕切り壁に衝突するのを防止できる。 【0006】 【発明の効果】従って、植付爪が仕切り壁に衝突するのを防止できるから、植付爪や仕切り壁の破損を防止できる藺草移植機の植付部構造を提供できた。 【0007】 【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1に藺草移植機が、図2にはその植付部が示され、1はフィードケース、2は植付ケース、3は植付装置である。植付装置3は、一定ストロークで往復横移動する苗載せ台4、この苗載せ台4の下端部から一株ずつ苗を取出して植付ける植付機構5、植付機構5の苗取り出し作動に先だって苗に作用して、植付け対象苗を保持する苗保持具29、接地フロート6等を備えて構成されている。植付機構5に備えられる植付アーム7は、図3、図5に示すように、苗を挟持するための掴み溝8を備えた先割れ二股形状の植付爪9と、この植付爪9で挟持された苗を掴み溝8から押出す苗押出し具10とを備えている。 【0008】前記苗載せ台4はガイドレール11に対して横送り可能に搭載支持され、公知構造の間欠横送り機構(図示せず)によって往復横送り移動する。図3、図4、図7に示すように、ガイドレール11には、植付爪9が侵入可能な苗取出し用の取出し口12が形成され、苗載せ台4下端には、各条毎に仕切る縦壁13間の1条分の苗載せ幅を、所定ピッチで横方向複数の待機空間S(取出し幅部分に相当)に区分けする多数の仕切り壁14を設けてある。仕切り壁14の上端部は3角錐状に尖らせてあり、待機空間Sの横幅が上拡がりとなるようにしてあるとともに、その垂直壁部分の横幅Ws を取出し口12の横幅W12のよりも少し広く設定してある。 【0009】また、植付爪9の基端部を先端部よりも広幅に形成するとともに、植付爪9が苗を掴むのに先駆けて植付爪9の広幅の基端部の左右両端部をそれぞれ摺接させる左右一対の摺接壁12a,12aを取出し口12に設けてある。前記植付爪9について詳述すると、植付爪9における取出し口12に侵入するときの摺接壁12a部位に、その横幅W12に密嵌入する嵌合い的寸法の横幅W15が設定された案内板15が取付けてあり、植付爪9が取出し口12に侵入すると殆ど横振れなく植付移動軌跡を移動するようにしてある。つまり、待機空間Sの横幅Ws と取出し口12の横幅W12と案内板15の横幅W15とは、Ws >W12>W15という関係になっている。 【0010】前記摺接壁12a,12aは、ガイドレール11の取出し口12の左右両側に夫々ボルト連結した一対のプレート11a,11aに形成してある。このプレート11aのボルト挿通孔は左右に長い長孔に形成してあり(図3,図4参照)、一対のプレート11a,11aを左右に近接離間させることで、前記横幅W12を調節できるようにしてある。従って、前記横幅W12を容易に設計寸法通りのものにすることができる。 【0011】図5に示すように、前記苗押出し具10は、板材を屈曲してなる上向き開放略U字形状の押圧部30を、丸棒でなる押し出し部材31の先端に固着して構成し、かつ、押圧部30の開放側端と掴み溝8とが対向配置される状態で苗押し出し具10がスライドして押し出されるように構成してある。なお、植えつけアーム7内部に構成される苗押し出し具10のスライド駆動機構の説明は、公知構造につき省略する。前記押圧部30の左右の押し板部分間には、掴み溝8よりもやや小幅の板状の掃除部材32を後ろ上がり傾斜姿勢で固着してある。この掃除部材32は後端部を掴み溝8に入り込ませてあり、苗押し出し具10がスライドするに伴って、掴み溝8の奥部に詰まる苗の根くず等を掻きだすことができるようにしてある。 【0012】図2に示すように、前記苗保持具29は、植付ケース2に前後アーム20,21を介して平行4連リンク機構により前後揺動移動自在に支持され、植付ケース2内に配備したギア咬合機構(図示せず)によって、次の二つの位置、即ち、後方の退避位置と、前方に揺動して先端の保持爪29aが植付爪9の侵入箇所の上方側であって、植付対象苗の根部よりも上部側箇所に突入して当該苗を苗取り出し口12に向けて押し出し保持するとともに、後続苗との間を分離する作用位置とに切換え揺動駆動するように構成してある。なお、この姿勢切換え作動は植付爪9の駆動と同期して行われ、植付爪9による苗取り出し作動に先立って作用姿勢に切り換わるよう駆動タイミングを設定してある。前記保持爪29aを図6に示してあり、この保持爪29aの幅は苗載せ台4の横送り量のほぼ2倍の広巾に形成して、植付爪9による苗の引きずり込みを防止してある。 【0013】図8に、苗載せ台4にバラ苗である藺草苗を供給するための苗箱16が示され、この苗箱16は、左右の横側壁16a,16a、蓋壁16b、底壁16c、及び手元壁16dを備えて構成されている。蓋壁16bは2個の蝶番17によって下端の支点X回りで揺動開閉自在であり、この蓋壁16bと手元壁16dとに亘る屈曲ロッド18の操作によって開閉操作する。つまり、操作部18aを撓ませてその先端を手元壁16dの小孔19に挿入した状態では、作用部18bが起立して蓋壁16bを閉じ姿勢に維持し〔図8(イ)〕、操作部18aを小孔19から抜いて約90度回動操作すると、作用部18bが横臥されて蓋壁16bを開けるのである〔図8(ロ)〕。 【0014】なお図1に示すように、前記植付装置3は、その後部縦フレーム3aの下端部を昇降リンク23の縦リンク部材23aの下端部に枢支連結してあり、植付装置3が昇降リンク23に対して前後揺動自在になるように構成してある。前記縦リンク部材23aには、その上端部に設けたブラケット25に、植付装置3を押引き操作するための操作ロッド24を前後移動自在に取り付けてある。この操作ロッド24は外周部に雄ねじ部を形成してあり、その雄ねじ部をブラケット25の雌ねじ部に螺合してある。操作ロッド24の運転席側の端部には、ハンドル24aを形成してある。このように、植付装置3が昇降リンク23に対して前後揺動自在に構成してあるから、苗補給時には操作ロッド24を回転操作して植付装置3を前に倒すことで苗を補給しやすくすることができ、植付時には操作ロッド24を逆方向に回転操作して植付装置3を後方に揺動させて、起立姿勢にすることで苗の下方への滑りをよくすることができる。 【0015】なお、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成5年(1993)12月9日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−196621 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−315649 |
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