| 【発明の名称】 |
水田作業車における操作力伝達機構 |
| 【発明者】 |
【氏名】石飛 芳夫
【氏名】塚原 譲
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| 【要約】 |
【課題】油圧感知操作系と植付クラッチ操作系とを外力から保護し、また植付クラッチの入・切を確実に行う。
【解決手段】植付部10は、昇降リンク機構8を介して油圧シリンダ装置19により昇降支持されている。この油圧シリンダ装置19を制御する油圧制御バルブ35は、油圧感知操作系15を介してフロート14に連結され、フロート14の上下移動により油圧制御バルブ35が制御される。また、油圧・植付レバー17と植付クラッチ91とは、植付クラッチ操作系25を介して連結され、油圧・植付レバー17を所定位置に操作すると植付クラッチ91が入切制御される。そして、油圧感知操作系15と植付クラッチ操作系25とを、夫々ロアリンク8bと機体フレーム4に沿わせて配置することにより、各操作系15,25が外力から保護され、各操作系15,25の変形等を防止している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体に、フロートを有する植付部を昇降リンク機構を介して油圧シリンダ装置により昇降支持し、かつ該油圧シリンダ装置を制御する油圧制御バルブを、油圧感知操作系を介して前記フロートに連結して該フロートの上下移動に基づき制御すると共に、植付クラッチレバーの操作により植付クラッチ操作系を介して植付クラッチを入切制御可能とした水田作業車において、前記油圧感知操作系を、前記昇降リンク機構を形成するロアリンクに沿わせて配置し、前記植付クラッチ操作系を、機体前後方向に延設される機体フレームに沿わせて配置した、ことを特徴とする水田作業車における操作力伝達機構。 【請求項2】 前記植付クラッチレバーと、植付クラッチに連結されたクラッチアームとを、前記植付クラッチ操作系を構成するロッド連結部材を介して連結し、前記植付クラッチレバーに付与した操作力を、前記ロッド連結部材を介して前記クラッチアームに伝達して該クラッチアームを強制的に移動させ、前記植付クラッチを入切制御するようにした、ことを特徴とする請求項1記載の水田作業車における操作力伝達機構。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機等の水田作業車に係り、詳しくはフロートに作用する土圧変動に基づき植付部を昇降制御すると共に、植付クラッチレバーの操作により植付クラッチを入切制御可能とした水田作業車における操作力伝達機構に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、乗用田植機は、手動操作位置及び自動位置に操作し得る油圧・植付レバーを備えており、該レバーの手動操作にて植付部を昇降制御すると共に、該レバーの自動位置にて、植付部のフロートに作用する土圧を感知して適正植付位置になるように植付部を油圧にて自動昇降制御する。 【0003】このように植付部を油圧により昇降制御するリンク機構として、従来、例えば図7に示すような機構が公知である。この従来例によると、フロート14の前部に連結ピン62aにより感知プレート62が枢支され、該感知プレート62の上部中間部に長孔62bが形成されていて、この長孔62bにボーデンワイヤ71に接続されるピン72が嵌入している。また、リンク支え枠55の下端部に支点枠74が支持され、該支点枠74の後部にフロート後部から延びた連結ロッド65が連結され、前部には一体の揺動アーム75a,75bが軸着されている。更に、一方の揺動アーム75aの先端には前記ピン72が固定され、他方の揺動アーム75bの先端には感知ロッド39が連結されていて、該感知ロッド39は油圧制御バルブに連結されている。 【0004】そして、フロート14に土圧が作用してその前部が持上がると、感知プレート62から感知ロッド39に至るリンク機構等を介して油圧制御バルブを自動上げ位置に移動して、昇降リンク機構8a,8bにより植付部10を上昇させ、反対に、フロート14に作用する土圧が小さくその前部が下がると、油圧制御バルブは自動下げ位置に移動して植付部10を下降させる。 【0005】一方、植付クラッチ操作系としては、図8に示すように、植付クラッチ91の入・切は、油圧・植付レバー17の操作により行い、該油圧・植付レバー17部のカム76及びローラ77、カムアーム84によりクラッチワイヤ78を介してクラッチアーム79、クラッチ軸80、植付クラッチ91を作動させ、植付部10への動力の入・断を行っている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した油圧感知操作系や植付クラッチ操作系を、平面視にて昇降リンク機構8a,8bや機体フレームから離れて配置するとすれば、機体中央下部にはプロペラシャフトや各種配線等が敷設されているため、これらと干渉しないように狭いスペースの隙間を通さなければならず、配設が困難であり、また、例えば複数のリンクを接続しながら他部材に干渉しないように屈曲させて連結すると、組み立てや調整が困難になるという課題があった。 【0007】更に、トランスミッション内の植付クラッチ91は、油圧・植付レバー17部から伸張されたクラッチワイヤ78を介して操作されるため、植付クラッチ91が「入」(又は「切」)時に、トランスミッション内の植付クラッチ91は「入」に切換わろうとしているが、外部操作系の前記クラッチワイヤ78等が抵抗となって、植付クラッチ91が入らないおそれがあった。 【0008】本発明は、斯かる課題を解消するためになされたもので、その目的とするところは、油圧感知操作系と植付クラッチ操作系とを外力から保護すると共に、植付クラッチの入・切を確実に行うことのできる水田作業車における操作力伝達機構を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、走行機体(5)に、フロート(14)を有する植付部(10)を昇降リンク機構(8)を介して油圧シリンダ装置(19)により昇降支持し、かつ該油圧シリンダ装置(19)を制御する油圧制御バルブ(35)を、油圧感知操作系(15)を介して前記フロート(14)に連結して該フロート(14)の上下移動に基づき制御すると共に、植付クラッチレバー(17)の操作により植付クラッチ操作系(25)を介して植付クラッチ(91)を入切制御可能とした水田作業車(1)において、前記油圧感知操作系(15)を、前記昇降リンク機構(8)を形成するロアリンク(8b)に沿わせて配置し、前記植付クラッチ操作系(25)を、機体前後方向に延設される機体フレーム(4)に沿わせて配置した、ことを特徴とする。 【0010】また、本発明は、前記植付クラッチレバー(17)と、植付クラッチ(91)に連結されたクラッチアーム(79)とを、前記植付クラッチ操作系(25)を構成するロッド連結部材(81)を介して連結し、前記植付クラッチレバー(17)に付与した操作力を、前記ロッド連結部材(81)を介して前記クラッチアーム(79)に伝達して該クラッチアーム(79)を強制的に移動させ、前記植付クラッチ(91)を入切制御するようにした、ことを特徴とする。 (作用)以上の発明特定事項に基づき、本発明においては、水田作業車(1)の植付部(10)は、植付クラッチレバー(17)が自動位置にあるときは、フロート(14)に作用する土圧に基づき油圧制御バルブ(35)が自動制御されるもので、例えば、フロート(14)に土圧が作用してその前部が持上がると、油圧感知操作系(15)を介して油圧制御バルブ(35)が自動上げ位置に移動して油圧シリンダ装置(19)により植付部(10)が上昇し、反対に、フロート(14)に作用する土圧が小さくその前部が下がると、油圧制御バルブ(35)は自動下げ位置に移動して油圧シリンダ装置(19)により植付部(10)は下降する。 【0011】また、植付クラッチレバー(17)と植付クラッチ(91)とを結ぶ中間経路は、植付クラッチ操作系(25)により連結されていて、植付クラッチレバー(17)を操作することにより、植付クラッチ(91)が入切制御される。 【0012】そして、前記油圧感知操作系(15)を昇降リンク機構(8)のロアリンク(8b)に沿わせて配置し、また、前記植付クラッチ操作系(25)を機体フレーム(4)に沿わせて配置したことで、機体フレーム(4)及びロアリンク(8b)によって前記各操作系(15,25)が外力から保護され、各操作系(15,25)に他部材が当接して変形等するのが防止されると共に、前記各操作系(15,25)は、機体フレーム(4)及びロアリンク(8b)に沿って機体前後方向に略々直線状に配置可能であるので、各操作系(15,25)の組み立て・調整が簡単となる等の利点を有する。 【0013】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参照するために示すものであって、本発明の構成を何ら限定するものではない。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。なお、前述した従来例と同一または相当する部材には、同一の符号を付す。 【0015】図1及び図2に示すように、乗用田植機1は、前輪2及び後輪3により支持された走行機体5を有しており、該走行機体5にはその前輪前方部分にエンジン6が搭載され、前後輪2,3の中間部分即ち機体重心部分にシート7が位置するように運転席9が配設されている。この運転席9の前部には、ステアリングホイール13の近傍に主変速レバー23が配置され、運転席9の側部には植付クラッチレバーとしての油圧・植付レバー17が設けられている。 【0016】また、走行機体5の後方には、昇降リンク機構8を介して植付部10が昇降自在に支持され、該植付部10には多数のプランタ11…、フロー卜14及びマット苗を縦方向に載置し得る苗載せ台12が備えられている。この植付部10は、前記油圧・植付レバー17を操作することにより、該油圧・植付レバー17と後述する植付クラッチ操作系25を介して連結された植付クラッチが入切制御されて動力の入・断が行われる。 【0017】更に、走行機体5におけるトランスミッション16と昇降リンク機構8との間には、油圧シリンダ装置19(図3参照)が配設されており、油圧制御バルブ35(図3参照)による該油圧シリンダ装置19の伸縮に基づき、植付部10が昇降作動する。 【0018】一方、前輪2の駆動軸等を収容したフロントアクスルケース52と後輪3の駆動軸等を収容したリヤアクスルケース54とは、機体左右側に配置された機体フレーム4,4にて連結されていて、この機体フレーム4,4は機体前後方向に延びている。 【0019】図3に示すように、運転席9の下方には前記油圧制御バルブ35が設置されていて、そのスプールと一体の軸35aに回動自在にアーム37が支持されている。このアーム37が、後述する油圧感知操作系15を介して前記フロー卜14に連結され、該フロート14に作用する土圧変動に基づくフロート14の上下移動により前記油圧制御バルブ35が制御されて、前記油圧シリンダ装置19が伸縮するようになっている。 【0020】なお、前記植付部10は、昇降リンク機構8の後端部のリンク支え枠55に設置されたローリング軸(図示せず)により、左右方向ローリング自在に支持されている。 【0021】本実施の形態においては、油圧感知操作系15を、前記昇降リンク機構8を形成するロアリンク8bに沿わせて配置し、前記植付クラッチ操作系25を、機体前後方向に延設される機体フレーム4に沿わせて配置している。 【0022】すなわち、図3において、油圧感知操作系15は、前記感知プレート62と、該感知プレート62に揺動アーム75a,75bを介して連結された感知ロッド39と、該感知ロッド39にリンク比調整部20を介して連結された連牽リンク42とを有し、この連牽リンク42の他側は前記アーム37を介して油圧制御バルブ35に連結されている。 【0023】前記揺動アーム75a,75bは二又状のアームから成り、回動支点60を中心として一体的に揺動可能であると共に、左右のロアリンク8b,8bを連結している連結軸21に対して揺動自在とされている。 【0024】前記感知プレート62と揺動アーム75aとは、該感知プレート62の長孔に嵌入されたピン72を介して連結されていて、揺動アーム75bの先端には、ピン32を介して前記感知ロッド39が連結されている。 【0025】一方、前記ピン72にはボーデンワイヤ71が連結され、該ワイヤ連結ピン72とフロート連結ピン62aの間にはスプリング63が張設されていて、該スプリング63はインナワイヤ7laを張って、感知プレート62の作用長を位置決め設定している。 【0026】前記感知ロッド39は、前部に継手部38を有し後部にリンク金具40を有していて、該リンク金具40には、ピン40aが植立されていると共に長孔40bが形成されていて、該長孔40bには揺動アーム75bの先端のピン32が嵌入されている。このピン32と前記ピン40aとの間には、スプリング41が張設されている。 【0027】前記リンク比調整部20は、感知ロッド39と連牽リンク42とを連結する変換レバー22を有し、該変換レバー22の先端部と感知ロッド39の継手部38とがピン27にて回動可能に軸着されている。また、前記変換レバー22の基端側は、枢支連結部18によりロアリンク8bの取付軸に回動可能に軸着されている。 【0028】前記変換レバー22には、その長手方向に沿って複数個の穴22aが穿設されていて、該穴22aに挿入されるピン46により前記連牽リンク42の一端が取り付けられている。このピン46は、抜き差しにより自由にその差し込み位置を変えることができる。 【0029】前記連牽リンク42の他端は、ピン43を介して油圧制御バルブ35のアーム37に連結されている。また、前記連牽リンク42の中間部にはピン44が植設されていて、該ピン44には戻しスプリング45が張設され、該戻しスプリング45の他端はワイヤ24のインナ24aに接続され、該ワイヤ24は感度調節レバー50に連結されている。更に、この感度調節レバー50は、ワイヤ57を介してエンジンスロットルレバー56に連結されている。 【0030】そして、前記リンク比調整部20において、ピン46の抜き差しにより変換レバー22と連牽リンク42との連結点を変更すると、枢支連結部18を中心とする感知ロッド39の回動量(フロート14の上下移動量)と連牽リンク42の回動量とが上記連結点に応じて変更される。 【0031】以上において、油圧制御バルブ35からフロート14に至るまでリンク構成された油圧感知操作系15は、左右のロアリンク8b,8bに沿わせて配置されていて、本実施の形態では、図2に示すように、平面視において機体左右のロアリンク8b,8bのうち、右側のロアリンク8bの機体内側に沿って油圧感知操作系15が前後方向に配置されている。 【0032】また、植付クラッチ操作系25は、図3に示すように、平板状のカム76に当接するローラ77を支持するカムアーム84と、該カムアーム84を介して植付クラッチ91(図4参照)に連結されるリンク機構を有し、この植付クラッチ操作系25が、図2に示すように、機体前後方向に延びる機体フレーム4の内側に沿って配置されている。 【0033】また、本実施の形態において、前記植付クラッチレバー17と、植付クラッチ91に連結されたクラッチアームとを、前記植付クラッチ操作系25を構成するロッド連結部材を介して連結している。 【0034】図4は、前記油圧・植付レバー17と植付クラッチ91とを結ぶ中間経路を、前述した植付クラッチ操作系25により連結した状態を示す。 【0035】同図において、平板状のカム76は、支軸82にて回転自在に支持されており、前記油圧・植付レバー17はラグ76aに枢支ピン83を介して揺動自在に支持されている。前記カム76はクラッチ操作面76bを有し、該クラッチ操作面76bは、カムアーム84先端に回転自在に支持されているローラ77に当接するカム面からなる。 【0036】前記カムアーム84は、支軸85により回転自在に支持され、該カムアーム84の他端は、ピン67により連結されたクッション機構87とクラッチロッド81を介してクラッチアーム79に連結され、該クラッチアーム79が植付クラッチ91を操作する。前記クッション機構87は、平面視コ字状の金具部材69と、一端に当接板68aが固定されたロッド部材68と、該当接板68aと金具部材69との間に装着されたスプリング86とを備えている。 【0037】前記植付クラッチ操作系25は、前記カムアーム84とクッション機構87及びクラッチロッド81を有し、図2に示すように、平面視において機体フレーム4の内側でかつ該機体フレーム4に沿って前後方向に配置されている。そして、油圧・植付レバー17に付与された操作力は、前記カムアーム84、クッション機構87、及びクラッチロッド81を介して前記クラッチアーム79に伝達され、該クラッチアーム79がクラッチ軸80を強制的に回動させて植付クラッチ91が入切制御される。なお、前記クラッチアーム79の移動に伴い、施肥クラッチ操作系98を介して施肥クラッチ99が制御されるようになっている。 【0038】図5及び図6は、トランスミッションケースの内部構造を示している。 【0039】走行関係では、エンジンの動力は、ベルト58とプーリ59によりトランスミッション16のシャフト101に伝達され、該シャフト101にはディスククラッチ88が設けられていて、クラッチペダルの操作で動力の入・断を行う。 【0040】また、シャフト102には主変速ギヤ89と副変速ギヤ90が設けられ、シフトシャフト92をスライド操作してシフタ96により前・後進の切換えを行い、また、シフトシャフト93をスライド操作して、シフタ97により作業・走行の切換えが行われる。エンジンの動力は、シャフト102からシャフト103のギヤに伝達され、デファレンシャルのリングギヤを介してシャフト107のベベルギヤを経て、走行PTOシャフト94に動力を伝え、リヤアクスルが駆動される。 【0041】一方、植付関係では、シャフト101と植付第1シャフト101’がギヤ結合され、該植付第1シャフト101’と植付第2シャフト101’がギヤ結合され、更に、この植付第2シャフト102’にギヤ結合及び植付クラッチ91を介して植付PTOシャフト95が連結されている。 【0042】次いで、本実施の形態の作用について説明する。 【0043】油圧・植付レバー17を自動位置に操作すると、フロート14に作用する土圧に基づき、油圧感知操作系15を介して油圧制御バルブ35が制御される。即ち、植付部10が適正植付位置にある場合、揺動アーム75a,75b、感知ロッド39、連牽リンク42等によりバルブ側のアーム37を介して油圧制御バルブ35をホールドし、植付部10をその位置に保持する。 【0044】この状態から、植付部10が田面に対して上昇してフロート14に作用する土圧が減少すると、フロート14の前方が下がり、該動きは感知プレート62の所定位置に位置決めされているピン72を介して揺動アーム75aに反時計方向(図3)の回転として伝えられ、更に回動支点60を中心として揺動アーム75bも同方向に回転して感知ロッド39を押圧する。 【0045】このときの押圧力は、枢支部18を中心として変換レバー22を反時計方向に回転させ、感知ロッド39の移動量は縮小されて連牽リンク42に伝達される。この連牽リンク42の移動量はピン43を介してアーム37に伝達され、油圧制御バルブ35を切換え、シリンダ装置19を収縮して植付部10を下げる。 【0046】反対に、植付部10が下降してフロート14に作用する土圧が増大すると、フロート14の前方が持上り、油圧感知操作系15を介して油圧制御バルブ35が制御され、油圧シリンダ装置19が伸張されて植付部10を上昇させる。 【0047】また、油圧・植付レバー17は、植付クラッチ操作系25を介して植付クラッチに91にも連結されており、該油圧・植付レバー17を「植付」位置に操作すると、植付クラッチ91が入るようになっている。すなわち、植付部10の昇降とトランスミッション内の植付クラッチ91の入・切は、1本の油圧・植付レバー17にて行うことができる。 【0048】以上において、油圧感知操作系15は、ロアリンク8bの内側に沿って配置され、また、植付クラッチ操作系25は、機体フレーム4の内側でかつ該機体フレーム4に沿って配置されているので、油圧感知操作系15と植付クラッチ操作系25は機体フレーム4及びロアリンク8bによって外力から保護されることとなり、各操作系が他部材と干渉して変形等を起こすことが防止される。 【0049】更に、油圧・植付レバー17とクラッチアーム79とは、クッション機構87とクラッチロッド81を介して連結されており、油圧・植付レバー17を切側に操作すると、スプリング86の付勢力でクラッチアーム79を回動させるのでレバー操作が滑らかとなる。また、油圧・植付レバー17を入側に操作すると、ロッド部材68及びクラッチロッド81が押されてクラッチアーム79が強制的に回動するので、植付クラッチ91の入切が確実に行われる。 【0050】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、油圧感知操作系を昇降リンク機構のロアリンクに沿わせて配置し、更に植付クラッチ操作系を機体フレームに沿わせて配置したことにより、これら機体フレーム及びロアリンクによって前記各操作系を外力から保護すると共に、各操作系に他部材が当接してこれに起因する変形等を防止することができる。また、前記各操作系は、機体フレーム及びロアリンクに沿って略々直線状に配置されることになるので、各操作系の組み立て及び調整を簡単に行うことができる。 【0051】また、本発明によれば、植付クラッチレバーとクラッチアームとを、ロッド連結部材を介して連結したので、植付クラッチレバーを操作すると、前記ロッド連結部材によりクラッチアームは強制的に移動されるので、クラッチの入切を確実に行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月22日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】近島 一夫
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| 【公開番号】 |
特開平11−178410 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月6日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−353822 |
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