| 【発明の名称】 |
苗移植機の苗載台 |
| 【発明者】 |
【氏名】古川 和雄
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| 【要約】 |
【課題】できるだけ現状からの変更が少なく、かつ、苗載台としての機能を維持したままで、歪み変形しないように苗載台の強度を強化する。
【解決手段】苗載置部aを左右に仕切る複数の縦枠3Aを、複数の横枠3Bで連結一体化するとともに、縦枠3Aの縦方向ほぼ全域に亘る長さの縦送りベルト15を、隣合う一対の縦枠3Aの間毎に配置してある藺草移植機の苗載台3において、複数の横枠3Bを、複数の縦枠3Aのうちの左右端に位置する最端縦枠3Aよりもさらに横外側に延出し、それら複数の横枠3B延出部に跨がる状態の補助縦桟部材3Cを設ける。補助縦桟部材3Cを、これの横側部が最端縦枠3Aの横側部に接当する密接な並設状態で横桟部材3B夫々にボルト連結する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 苗載置部を左右に仕切る複数の縦桟部材を、これら縦桟部材に交差する複数の横桟部材で連結一体化するとともに、前記縦桟部材の縦方向ほぼ全域に亘る長さを有した苗縦送りベルトを、隣合う一対の前記縦桟部材の間毎に配置してある苗移植機の苗載台であって、前記複数の横桟部材を、前記複数の縦桟部材のうちの左右端に位置する最端縦桟部材よりもさらに横外側に延出し、それら複数の横桟延出部に跨がる状態の補助縦桟部材を設けるとともに、該補助縦桟部材を、これの横側部が前記最端縦桟部材の横側部に接当する密接な並設状態で前記横桟部材夫々にボルト連結してある苗移植機の苗載台。 【請求項2】 前記縦桟部材の長手方向に沿って縦方向に延びる苗浮上がり規制用の苗ステーを、前記苗載置部に載置された苗の茎元部分に位置する高さレベルに配設してある請求項1に記載の苗移植機の苗載台。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、田植機や藺草移植機等の苗移植機の苗載台に係り、詳しくは、苗載台の強度改善技術に関するものである。 【0002】 【従来の技術】苗移植機の苗載台のうち、特開平8‐70633号公報に示されたもののように、苗載置部を左右に仕切る複数の縦桟部材を、これら縦桟部材に交差する複数の横桟部材で連結一体化するとともに、縦桟部材の縦方向ほぼ全域に亘る長さを有した苗縦送りベルトを、隣合う一対の縦桟部材の間毎に配置して構成される構造のものがあった。つまり、苗載置部が実質的には縦送りベルトで構成されており、苗載台は単なる仕切り枠のようなものである、というものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記構造の苗載台では、縦桟部材と横桟部材との接触面積は極小さなものになり、これら両者を相対固定するボルトを1本配置するのがやっとのものであった。つまり、各縦桟部材と各横桟部材とはいずれも1本のボルトの締付け力で相対固定して苗載台を構成するものであったので、苗載台全体として左右(又は前後)に歪み易い傾向にあり、殆どの場合、苗載台全体としての対角線長さが15mm〜20mm程度異なる程度に変形していた。 【0004】そのため、縦送りベルトが左右いずれかに寄って、部分的に縦桟部材と接触気味になって縦送り作動が不安定になるとか縦送り作動不良になるといったおそれを皆無にできないものであり、改善の余地があった。そこで、苗載台の裏面側に斜交いの補強部材を装備することが考えられたが、苗載台下方には縦送りベルトの伝動部や苗載台の横送り装置、畦際クラッチ、或いはそれらの操作ワイヤー類等の数多くの機械装置類が錯綜しており、その実現が困難である。 【0005】本発明の目的は、できるだけ現状からの変更が少なく、かつ、苗載台としての機能を維持したままで、苗載台の強度を強化させる点にある。 【0006】 【課題を解決するための手段】〔構成〕第1発明は、苗載置部を左右に仕切る複数の縦桟部材を、これら縦桟部材に交差する複数の横桟部材で連結一体化するとともに、縦桟部材の縦方向ほぼ全域に亘る長さを有した苗縦送りベルトを、隣合う一対の縦桟部材の間毎に配置してある苗移植機の苗載台において、複数の横桟部材を、複数の縦桟部材のうちの左右端に位置する最端縦桟部材よりもさらに横外側に延出し、それら複数の横桟延出部に跨がる状態の補助縦桟部材を設けるとともに、該補助縦桟部材を、これの横側部が最端縦桟部材の横側部に接当する密接な並設状態で横桟部材夫々にボルト連結してあることを特徴とする。 【0007】第2発明は、第1発明において、縦桟部材の長手方向に沿って縦方向に延びる苗浮上がり規制用の苗ステーを、苗載置部に載置された苗の茎元部分に位置する高さレベルに配設してあることを特徴とする。 【0008】〔作 用〕つまり、横桟部材を左右に少し長くしてそれら複数の横桟延出部夫々を、最も左右で外側に位置する最端縦桟部材のさらに外側において補助縦桟部材でボルト連結させるのであり、その補助縦桟部材と最端縦桟部材との側面どうしが接当する密接並設状態としてあるから、従来のような苗載台の明確な歪み変形が生じないようになる。 【0009】すなわち、最端縦桟部材と横桟部材とのボルト連結点と、補助縦桟部材と横桟部材とのボルト連結点との横方向距離は、各縦桟部材と各横桟部材とが直交する正規の状態で最も短いものになり、苗載台が歪み(横ずれ)変形すれば前記横方向距離は短くなる方向に変化する。ところが、補助縦桟部材と最端縦桟部材とが接当していてそれ以上近づけない位置関係にあるので、それによって苗載台の歪み(横ずれ)変形が抑制されるのである。 【0010】従って、縦送りベルトが左右いずれかに寄ることが回避され、部分的に縦桟部材と接触気味になって縦送り作動が不安定になるとか縦送り作動不良になるといったことが生じないようになり、円滑に苗の縦送りが行えるようになる。この場合、各横桟部材を少し長くすることと、別途補助縦桟部材を用意する程度の簡単な改造により、苗載台の横外側において強度対策するものであるから、苗載台の機能や他の機械装置類の妨げとなることが一切無い状態で苗載台を補強することができる。 【0011】請求項2の構成によれば、次のような作用がある。すなわち、マット苗を用いての移植作業を行うべくマット苗を苗載台に挿入するときに、マット苗中に根張り不足等の成育不良の部分があると苗崩れが発生し、その後の移植作業において欠株の出ることがある。そこで、苗浮上がり規制用の苗ステーを、苗載置部に載置された苗の茎元部分に、すなわち、床土部分に近い所に位置する高さレベルに配設したので、その苗ステーによる茎元部分での苗ガイド作用により、苗床土部分の浮上りが防止されて、前述した苗崩れが抑制されるようになり、欠株を防止できるようになる。又、苗ステーによって縦送りされる苗に整流作用を与え、より円滑に苗を縦送りできるようにもなる。 【0012】〔発明の効果〕その結果、請求項1又は2に記載の苗移植機の苗載台では、苗載台をその左右端より外側において、各横桟部材にボルト連結される補助縦桟部材を最端縦桟部材に密着させて設けることにより、基本的な苗載台構造を一切変更することなくその強度を補強できて、苗載台の斜交い方向歪が回避され、円滑に苗を縦送りできて良好な移植作業が行えるようになった。 【0013】請求項2に記載の苗載台では、苗載台に対する比較的低い位置に苗ステーを配置することにより、苗載台での苗崩れを防止させて円滑な苗の縦送りが行われ、欠株無く良好に苗移植できる利点がある。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に藺草移植機が、そして図2にその苗植付装置の一例を示している。この苗植付装置1は、乗用走行機体38の後端部に四連リンク機構2を介して駆動昇降操作自在に装着されたものである。苗植付装置1は、マット状の藺草苗Fを載置して縦送りするとともに一定ストロークで左右に往復横移動される後下がり傾斜姿勢の苗載台3、苗載台3下端部の苗取出口4から一株分の苗を取出して植付ける植付機構5、この植付機構5を駆動する動力を機体から入力するフィードケースD、圃場の植付け面を整地する接地フロート6等を備えている。 【0015】図5〜図7に示すように、苗載台3は、上側に仕切り壁7が取付けられた7個の縦枠(縦桟部材の一例)3Aを、複数の横枠(横桟部材の一例)3Bで連結一体化した枠フレームで構成されるとともに、隣合う横枠3A,3A間に(隣合う仕切り壁7,7間)に、後述する縦送り機構8の縦送りベルト15を配置してある。つまり、6個の縦送りベルト15が苗載置部aを構成した6条植え用である。縦送りベルト15は、苗載台3が左右移動のストロークエンドに到達する毎に一定距離だけ藺草苗Fを苗取出口4側へ送るものである。尚、図5中で70は苗量検出用のセンサであり、46は苗載台3と相対左右移動自在な摺動レールである。 【0016】苗載台3の構造を詳述すると、複数の横枠3Bを、左右端に位置する2個の最端縦枠3A,3Aよりもさらに横外側に若干延出し、それら複数の横枠3B延出部に跨がる状態の補助縦縦部材3Cを、これの横側部が最端縦枠3Aの横側部に接当する密接な並設状態で横枠3B夫々に1個のボルト47で連結してある。つまり、最端縦枠3Aと補助縦桟部材3Cとを左右に密着させた状態で横枠3Bにボルト連結してあることにより、苗載台3全体が歪み変形しようとすることに対する強い抵抗を生じさせ、その歪み変形を阻止或いは規制する作用が出るように構成してある。 【0017】又、図2〜図4、及び図7に示すように、縦枠3Aの長手方向に沿って縦方向に延びる苗浮上がり規制用の苗ステー48を、苗載置部aに載置された苗の茎元部分に位置する高さレベルに配設してある。すなわち、左右の最端仕切り壁7,7の上面夫々に、上下一対で計4個のブラケット49を装着し、1条当たり2本で計12本の苗ステー48を装着する上下一対の横支持枠50,51を、左右のステー52,52に架設するとともに、ステー52を上下一対のブラケット49,49に係止する構造である。尚、仕切り壁7の上端縁を合成樹脂製のキャップ37で閉止してある。 【0018】より具体的には、ステー52の上下端に備えたピン軸53,53を、各ブラケット49,49に形成された複数の凹部49aのうちの一つに入れ込み、上側のブラケット49のみに装備されたロック部材54で凹部49aからの抜け止めを行うのである。ロック部材54は、上端にフック部54aが、そして、下端部に略瓢箪形状の続き孔54bが形成され、続き孔54の上側の丸孔部分にブラケット49の下軸49cを位置させ、かつ、フック部54aをブラケット49の上軸49bに引掛けたロック姿勢とすることにより、上側ブラケット49における全ての凹部49aの蓋となる。 【0019】ロック部材54を上方に持上げ移動して、続き孔54bの下側の丸孔部分に下軸49cを位置させて、フック部54aと上軸49bとを解除し、その状態で下軸49cを中心にロック部材54を回動すれば凹部49aを開放することができるのであり、この状態でピン軸53,53を上下方向に位置調節して苗ステー48の高さ調節を行うことができる。尚、苗ステー48は、上側の横支持枠50には苗載台3に対する上下方向に貫通支持され、下側の横支持枠51には苗載台3に対する前後方向に貫通支持されている。 【0020】図2に示すように、一株分の苗を取出して植付ける植付爪9と、植付爪9に保持された苗を植え付け時に押し出す苗押出し具10を植付アーム11に取付け、植付爪9が苗取出口4内を通過する状態に駆動回動させて苗を植付けるように植付機構5を構成している。そして、苗取出し時に植付爪9より先行して苗載台3上の藺草苗Fのうちの取出し部分の上手近くに突入して苗分離を確実化する補助爪12を設けている。 【0021】図1〜図3に示すように、各縦送り機構8は、苗取出口4近くの低い位置に位置する駆動プーリ13と、ほぼ苗載台3の上端に近い位置に位置する遊転プーリ14とに亘って縦送りベルト15を巻回して構成されている。すなわち、苗載台3自体は縦及び横の枠3A,3Bを連結した枠体として構成されており、各仕切り壁7を縦方向に沿う縦枠3Aに固定し、その左右に隣接する縦枠3A,3Aに駆動プーリ13並びに遊転プーリ14を軸支した状態で設けている。 【0022】そして、苗載台3の裏面において、この苗載台3を左右移動自在に支持する構造を備えてある。すなわち、苗載台3裏面側における各縦枠3Aの上部箇所に取付金具16をボルト止めし、各取付金具16に亘って左右方向にレール金具17をボルト連結する。この取付金具16及びレール金具17は、縦送りベルト15を跨いで苗載台3に連結するブラケット18を構成している。そして、レール金具17の左右方向に沿う案内凹溝19に係合する被係合部20を備えた支持部材21に、フィードケースDに左右一対立設した支柱22をボルト連結する。つまり、苗載台3は、上側の被係合部20と、下側の前述した摺動レール46とで左右移動自在にフィードケースDに支持されている。 【0023】図3と図10に示すように、苗載台3の上端部を左右に連結する横枠3Bに、苗供給箱23をその荷重を預ける状態で載置できる受け台部分24を設けてある。受け台部分24は、縦送りベルト15の上端よりも上方に位置し、その縦送りベルト15の搬送面にほぼ沿う上面を有している。従って、苗載置部aに苗を供給する場合は、図10に示すように、苗供給箱23の荷重を受け台部分24に預ける状態にして、その苗供給箱23を苗載置部aにスライド装填した後、その苗供給箱23の前壁23fを揺動下降させて開放し、その状態で苗供給箱23を後方に引き抜くことで株分けされた藺草苗fのみを苗載置部a上に補給するのである。 【0024】図2〜図4、及び図8,図9に示すように、左右に6個並設された縦送り機構8のうち、隣合う一対のものによる3組のものに対して縦送りベルト15を緊張する張力付加手段25を構成してある。つまり、左右一対の縦送り機構8,8を組として、その組に対応する遊転プーリ14,14どうしを単一の軸体26に回転可能に外嵌するとともに、この軸体26の左右の両端部、及び両遊転プーリ14,14間箇所を、図8に示す軸支金具27で横軸芯Pで回転可能に支持してある。 【0025】軸体26は、その左右の両端部及び両遊転プーリ14,14間箇所において、各縦枠3Aに連結の軸案内用金具28に形成された縦送り方向に沿う案内用切欠き溝29に挿通させている。この案内用切欠き溝29により、軸体26は縦送り方向で摺動案内自在、かつ、縦送り方向と直交する方向では位置規制される。 【0026】軸支金具27を構成する横棒部材27Aには、左右一対の縦棒部材27B,27Bを駆動プーリ13がわに延出する状態で設けてあり、各縦棒部材27B,27Bの先端部に、縦送りベルト15緊張用のスプリング30の一端を係止する横向きピン31を連設する。ピン31は、縦枠3Aにボルト連結の第2軸案内用金具32の案内用切欠き溝33に挿通させてあり、該切欠き溝33により、ピン31は縦送り方向で摺動案内自在、かつ、縦送り方向と直交する方向では位置規制される。軸案内用金具28と第2軸案内用金具32とは、図3に示すように同一部品を利用している。 【0027】軸案内用金具28と第2軸案内用金具32との間に位置する状態で、スプリング30の他端を係止する横向きの第2ピン34を取付金具16に連結してある。引張りバネであるスプリング30は、側面視において、縦送りベルト15の巻回領域内に位置させてある。すなわち、縦送りベルト15の苗に対する搬送作用経路と、その経路裏側で搬送作用経路へ戻っていく戻り経路とに囲まれる範囲内に側面視でスプリング30が位置するようにしてある。軸支金具27は、左右に不当に変位しようとしても縦棒部材27Bが第2案内用金具32に左右方向で接当規制されることになるため、左右一対の第2案内用金具32,32間に位置する一定の姿勢に維持される。 【0028】図8に示すように、遊転プーリ14は、同一形状の左右一対のプーリ部材35,35を密着する状態で軸体26に遊転自在に外嵌させて構成してある。そして、駆動プーリ13も左右一対のプーリで構成されている。 【0029】図3,図8に示すように、軸支金具27と、苗載台3の裏面部にベルト搬送面に直交する軸芯X周りで揺動操作可能に支持される切換レバー55とを、この切換レバー55の操作で、遊転プーリ14が駆動プーリ13に近接するがわに変位させてベルト15の張力を弛緩して駆動プーリ13の回転力がベルト15に伝わらない状態と、スプリング30の付勢力でベルト15に張力を与えるよう遊転プーリ14が駆動プーリ13から遠ざかる状態とに切換可能に構成してある。 【0030】詳述すると、切換レバー55は、左右一対の縦送り機構8,8の組が配設される左右に3本並んだ縦枠3Aのうち、後面視で左から1本目と2本目のものどうしに亘る架設金具56に軸芯Xに沿った支持ピン57を設けるとともに、この支持ピン57に板金加工された切換レバー55の長孔58を挿通させて係合する。この長孔58近くに設けた孔部59を、横棒部材27Aの左右方向での中央箇所に突設した第3ピン27Cを遊嵌させている。 【0031】そして、切換レバー55を案内する板金製のレバーガイド60を架設金具56に連設してあり、レバーガイド60によって切換レバー55を、ベルト弛緩位置である「切」位置と、ベルト緊張位置である「入」位置とに位置変更する案内と、両位置での切換レバー55の保持とが行えるようにしてある。切換レバー55の中間位置には、対応する縦送り機構8,8の組に対する畦際クラッチを入切り操作に連係させるレリーズワイヤ61装着用のワイヤ止めピン62を設けている。尚、図3中の63は、縦送りベルト15を裏面がわで弛緩させたときの垂れ下がり防止用の弛み防止部材である。 【0032】上記構成により、切換レバー55をレバーガイド60の「入」位置に操作すると、スプリング30の付勢力で軸支金具27が上位がわに弾性付勢され、縦送りベルト15が緊張状態となり、植付クラッチも入り状態に操作される。一方、切換レバー55をレバーガイド60の「切」位置に位置させると、スプリング30の付勢力に抗して軸支金具27を下位側に変位させ、遊転プーリ14が駆動プーリ13寄りに位置して縦送りベルト15が弛緩状態となり、苗の縦送りが不能となる。従って、2条分の植付を停止して4条植え状態にしたり、4条分の植付を停止して2条植え状態にすることが可能である。 【0033】次に予備苗載台Aの構造について説明する。図1,図11に示すように、機体38前部のボンネット39の左右に、機体38側の取付けブラケット40,40に、正面視下向きコ字状の苗台フレーム41を立設し、この苗台フレーム41の外側に、株分けされた藺草苗、所謂洗え苗f用の苗供給箱23を載置する複数の固定苗受け具42を支持し、ループフレーム41の内側に、苗供給箱23を載置する2箇所の折り畳み式の可動苗受け具43を支持してある。苗台フレーム41は、上部が連結フレーム69で連結されてループ状の前フレーム41aと、この前フレーム41aに上端が固着される左右の後フレーム41b,41bとで構成されている。 【0034】図12に示すように、固定苗受け具42を、前後のフレーム41a,41bに貫通支持される受け棒42aと、前後一対の枠棒42bと、左右一対の中棒42cとを固着一体化して構成する。この固定苗受け具42は片側に4段の計8箇所設けてあるとともに、1個の固定苗受け具42には、2個の苗供給箱23,23が左右に並設載置されるので、小計16個の苗供給箱23を搭載可能である。尚、苗台フレーム41の下部には、ボンネット39横位置において仮想線で示す苗救い板64を横向きに立てて、かつ、前傾姿勢で多数保持するための救い板積載部45を設けてある。 【0035】図12,図13に示すように、可動苗受け具43を、前後のフレーム41a,41bに前後方向の軸心Qで貫通支持される揺動棒43aに、受け棒43bを固着するとともに、揺動棒43aを図13(イ)に示す水平姿勢に維持するためのストッパ43cを前後一対備えて構成してある。この可動苗受け具43は1個の苗供給箱23を搭載可能なものであり、苗台フレーム41における最上段とその下側の固定苗受け具42,42との間の高さレベルの箇所に装着されている。そして、使わないときには、軸心Q回りに上方に約90度揺動させ、後フレーム41bの上端部に左右軸心Yで枢支されたロック具44を揺動操作して、図13(ロ)に示すように、揺動棒43a先端部分を引掛けて折り畳み姿勢に維持させるのである。この2個の可動苗受け具43,43を加えると、合計18個の苗供給箱23を搭載可能である。 【0036】以上、株分けされた藺草苗fを収容する苗供給箱23の場合について説明したが、マット状の藺草苗Fを載置しておくものである苗救い板64を搭載する場合には、以下のようになる。苗救い板64は、苗供給箱23よりも長さが短いので、その場合には1個の固定苗受け具42に3個の苗救い板64を搭載できるようにしてある。 【0037】すなわち、図12,図14,図15に示すように、固定苗受け具42の後部において、機体内側の中棒42cと、枠棒42bの機体外側部分との2箇所に支持板65,65を取付けるとともに、棒材をコ字状に屈曲して成る可動フレーム66を両支持板65,65に左右スライド可能に貫通支持する。又、棒材をコ字状に屈曲して成る固定フレーム67を、機体内側の中棒42cと枠棒42bの機体内側部分とに固着されてあり、これら固定及び可動の両フレーム66,67に亘って左右向きに苗救い板64を載置可能である。 【0038】そして、苗供給箱23を搭載する場合には、可動フレーム66を機体内側方向に押し込み、その外側枠部分66aが受け棒42aの外側枠部分と同じ左右方向位置となる状態にしておくのである。可動フレーム66を、外側に引出した位置と内側に退入した位置との各位置には、可動フレーム66に装着した4箇所のベータピン68によって決まるようにしてある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月9日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−168914 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月29日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−338533 |
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