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【発明の名称】 苗供給装置における詰まり苗押し込み装置
【発明者】 【氏名】百合野 善久

【氏名】山本 浩一

【氏名】梅野 義一

【要約】 【課題】筒状部材の苗落込み口に引っ掛かったぶら下がり苗を、強制的に下方に押し込んで落下させる。

【解決手段】移植機1は、セルトレイ26から苗を取り出す苗クランパ37を備えていて、取り出した苗24を、苗供給筒36の上方に移送し、苗落込み口34から落下させて下方に苗24を供給する。このとき、苗落込み口34から落とし込まれた苗24の通過を検出する検出装置60を有していて、供給された苗がぶら下り苗であるときは、該ぶら下り苗はこのままでは検出装置60により検出されたままとなる。そこで、苗落込み口34に落とし込まれた苗に対し、外部のエアノズル48からエアを吹き付けて苗を強制的に押し込む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 各セルに苗を植立したセルトレイを有すると共に、該セルトレイの苗を掴持する苗クランプ手段を備え、該苗クランプ手段を移動させて前記セルトレイから苗を取り出し、この取り出した苗を、上端部に苗落込み口を有する筒状部材の該苗落込み口に移送し、該苗落込み口から苗を自由落下させて下方位置に苗を供給し得る苗供給装置において、前記筒状部材内を通過する苗を検出する検出手段と、該検出手段による苗の検出に基づき、前記筒状部材内の苗に対し下方への押し込みを行う苗押し込み手段と、を備えている、ことを特徴とする苗供給装置における詰まり苗押し込み装置。
【請求項2】 前記苗押し込み手段は、前記苗落込み口の上方に設けられたエアノズルを有し、該エアノズルにより前記筒状部材内の苗に対しエアを吹き付けるものである、ことを特徴とする請求項1記載の苗供給装置における詰まり苗押し込み装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移植機等の苗供給装置に関し、詳しくは苗を掴持して苗落込み口に移送し、該苗落込み口から苗を自由落下させるときに該苗落込み口に詰まった苗を除去する苗供給装置における詰まり苗押し込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】野菜等の幼苗を植立したセルトレイの各セルから、クランプ爪にて自動的に苗を掴持して取り出し、この取り出した苗を、長手方向を上下に向け、上端部に苗落込み口を有する筒状部材の前記苗落込み口に移送し、該苗落込み口から苗を自由落下させて該苗を下方位置に移植等する従来例として、例えば本件出願人の出願に係る特願平9−23042号に記載の技術が提案されている。
【0003】この場合、前記苗落込み口に移送された苗が該苗落込み口に引っ掛かったり、又は培土が崩れてなくなった苗であったりすると円滑な苗供給作業が行われないため、苗が筒状部材内を確実に落下したか否かを検出する培土センサーを設けることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば図11に示すように、前記筒状部材36における苗落込み口34に、葉や茎が引っ掛かってぶら下がり苗が生じた場合、このぶら下がり苗を苗落込み口34の下部に設けた培土センサー68a,68bにより検出することは可能であっても、培土自身は苗落込み口34の入口下方に挿入されているため、この落とし込まれた苗を再度クランプ爪にて突き刺して掴持することは困難である。従って、このぶら下がり苗を取り除くためには、従来、作業工程を中止し、作業者がその都度ぶら下がり苗を苗落込み口34から取り除く必要があったが、これでは円滑な苗供給作業が阻害されることとなる。
【0005】また、例えば専用のアクチュエータにより、このぶら下がり苗を直接下方に押し込む手段も考えられるが、前記アクチュエータにより強制的に苗を押し込もうとすると、該アクチュエータがその動作中に他の部材に接触するおそれがあったり、また培土が崩れやすくなる等のおそれがある。
【0006】この発明は、斯かる課題を解消するためになされたもので、その目的とするところは、苗を落下案内する筒状部材の苗落込み口に引っ掛かったぶら下がり苗等を、強制的に下方に押し込むようにした苗供給装置における詰まり苗押し込み装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、本発明は、各セル(22)に苗を植立したセルトレイ(26)を有すると共に、該セルトレイ(26)の苗を掴持する苗クランプ手段(37)を備え、該苗クランプ手段(37)を移動させて前記セルトレイ(26)から苗を取り出し、この取り出した苗を、上端部に苗落込み口(34)を有する筒状部材(36)の該苗落込み口(34)に移送し、該苗落込み口(34)から苗を自由落下させて下方位置に苗を供給し得る苗供給装置(1)において、前記筒状部材(36)内を通過する苗を検出する検出手段(60)と、該検出手段(60)による苗の検出に基づき、前記筒状部材(36)内の苗に対し下方への押し込みを行う苗押し込み手段(46)と、を備えている、ことを特徴とする。
【0008】また、本発明は、前記苗押し込み手段(46)は、前記苗落込み口(34)の上方に設けられたエアノズル(48)を有し、該エアノズル(48)により前記筒状部材(36)内の苗に向けてエアを吹き付けるものである、ことを特徴とする。
【0009】(作用)以上の発明特定事項により、本発明によれば、苗供給装置(1)は、セルトレイ(26)から苗を掴持して取り出す苗クランプ手段(37)を備えており、この取り出した苗(24)を、長手方向を上下に向けた筒状部材(36)の苗落込み口(34)の上方に移送し、この苗落込み口(34)から苗を自由落下させて下方位置に苗(24)を供給する。
【0010】このとき、前記苗落込み口(34)から落とし込まれた苗(24)の通過を検出する検出手段(60)を有していて、例えば供給された苗の葉や茎が苗落込み口(34)に引っ掛かってぶら下がり苗が生じた場合、そのままでは前記検出手段(60)により検出されたままとなるが、前記落とし込まれた苗(24)に対し、苗押し込み手段(46)により強制的に下方に押し込むことにより、苗(24)を確実に下方位置に供給することが可能となる。
【0011】なお、上述の括弧内の符号は、図面を対照するためのものであって、この発明の構成を何ら限定するものではない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。なお、前述した従来例と同一又は相当する部材には同一の符号を付して説明する。
【0013】図1は、本発明に係る苗供給装置における詰まり苗押し込み装置を、移植機に適用した場合の全体側面図である。この移植機1は、トラクタや乗用田植機等の走行機体10の後方に、昇降リンク機構12を介して植付装置14が昇降自在に連結されており、該植付装置14の後部は左右の転動輪16にて支持されている。
【0014】前記植付装置14は、図1及び図2に示すように、正面視矩形状の枠体を構成するベースフレーム18の上部に苗供給部20と、その上方に苗移送装置32を有し、更に下方には植付機構21を有し、前記苗供給部20には、平面視正方形状のセル22にそれぞれ苗24が植立された供給トレイ26,26が機体左右側に分離して載置されている。
【0015】前記苗供給部20は、平面的に多数のセル22が配置された前記供給トレイ26,26を個別に載置し得る供給コンベア28,28を有し、この供給コンベア28は供給トレイ26の各セル22が一列ずつ機体前方に向けて移行されるように駆動モータ(図示せず)によって間欠的に搬送される。
【0016】また、前記供給コンベア28,28の搬送方向の終端側(機体前方側)には、両コンベア28,28の周囲空間を横切るように、左右の縦フレーム31,31と横架ブラケット30とで門型の枠体が形成され、該横架ブラケット30には、リニア駆動装置33と苗クランパ37を含む苗移送装置32が、各コンベア28,28の搬送方向と略々直交する方向に移動自在に取り付けられている。
【0017】なお、前記走行機体10には作業クラッチレバーが設けられ、この作業クラッチレバーを操作することにより前記植付装置14の作動が制御されるようになっている。
【0018】前記左右の供給トレイ26,26の中間位置には、図3に示すように、長手方向を上下に向けかつ上端部に苗落込み口34を有する苗供給筒36が設けられている。そして、前記苗落込み口34には、供給トレイ26の各セル22よりもやや大きい同形状の穴が設けられていて、前記苗移送装置32により、供給トレイ26から苗を掴持し、該苗をこの苗落込み口34に向けて移送する。
【0019】更に、この苗落込み口34に移送された苗は、該苗落込み口34から自由落下され、このとき後述する検出装置60により、前記苗が苗供給筒36内を通過したか否かが検出される。
【0020】前記苗移送装置32は、図4に示すように、前述の横架ブラケット30に取り付けられたリニア駆動装置33と、該リニア駆動装置33に摺動自在に嵌合されたガイドフレーム35と、該ガイドフレーム35に取り付けられた昇降シリンダ40とを有し、この昇降シリンダ40は、長手方向を上下に向けかつ作動ロッド40aを下にして配置されている。前記作動ロッド40aには、抜差しシリンダ42が一体的かつ斜め方向に移動可能に取り付けられている。また、この抜差しシリンダ42の下部には、前記供給トレイ26からの苗を掴持する苗クランパ37が取り付けられている。
【0021】次に、この苗24の培土24aを掴持する苗クランパ37について説明する。
【0022】前記抜差しシリンダ42の下部には、ブラケット43を介して開閉チャック44が取り付けられ、更に該開閉チャック44を介して一対のクランプ爪38が取り付けられている。このクランプ爪38は、前記開閉チャック44の作動により、取付け基部側の支点を中心として左右に開閉自在とされている。
【0023】そして、前記供給トレイ26の各セル22に植立された苗の培土24aに、前記クランプ爪38を開いた状態で突き刺し、次いで閉じることにより苗の根部を左右両側から掴持した状態でセル22から取り出し、この取り出した苗をリニア駆動装置33により、前記苗落込み口34まで移送する。
【0024】この苗落込み口34においては、図5に示すように、苗落込み口34の周縁部に培土24aを引っ掛けると共に、抜差しシリンダ42にてクランプ爪38を斜め上方に引抜くことにより、培土24aを落下口に一旦残してから自由落下させる。このように、培土24aを苗供給筒36から落下させるとき、培土24aの動きを少なくして安定した姿勢で落下させるようにしている。
【0025】前記植付機構21は、図1に示すように、前記苗供給筒36の下方に配置され、該苗供給筒36の下方位置と圃場面との間を、クランク機構54にて上下動自在に配置された植付具52を有している。この植付具52は、苗落込み口34から自由落下された苗を苗供給筒36の下方にて待機して受け取り、この受取った苗を保持したまま圃場面に向けて下降し、植付具52の先端爪部にて圃場に穿孔した植付穴に移植する。
【0026】なお、前記植付具52には、下部先端に開嘴状の植付爪が装着されており、また、植付機構21としては公知のものを流用している。
【0027】ここで、本実施の形態では、前記筒状部材36内を通過する苗24を検出する検出手段60と、該検出手段60による苗24の検出に基づき、前記筒状部材36内の苗24に対し下方への押し込みを行う苗押し込み手段と、を備えている。
【0028】図6に示すように、前記苗供給筒36内を通過する苗24の培土24aは、検出装置60により検出されるようになっており、この検出装置60は、前記苗供給筒36の対向する壁面36aに穿設された貫通孔62,62と、苗供給筒36の外側に密着固定されたセンサホルダ64,64とを備えている。このセンサホルダ64の内部には、前記貫通孔62,62に夫々連通する直線状の光路66,66が穿設されていて、該光路66,66の夫々の開口始端側には、前記苗供給筒36内を通過する苗の培土24aを検出すべくレーザーセンサからなる一対の培土センサ68a,68bが対向配置されている。
【0029】なお、前記貫通孔62は、苗落込み口34から苗の培土高さに略々等しい距離だけ下方の位置に穿設され、培土センサー68a,68bの取付位置を、苗落込み口34から下方に培土24aの縦方向の長さと略々等しい位置に設けられている。これにより、苗落込み口34に培土が引っかかったか否か、又は培土がセンサ位置を通過したか否か等を検出することができる。
【0030】しかして、前記苗落込み口34に、葉や茎が引っ掛かってぶら下がり苗が生じた場合は、前述のように、このぶら下がり苗の培土部分が培土センサー68a,68bの光を遮断するが、この遮光状態が維持されたままとなる。そこで、前記検出手段60により苗24を検出したら、ぶら下がり苗の発生の如何に拘わらず、前記筒状部材36内の苗24に対し下方への押し込みを行う苗押込み手段としてのエアブロー装置46を備えている。
【0031】なお、前述した本実施の形態では、ぶら下がり苗の発生の如何に拘わらず、苗24に対し下方への押し込みを行うこととしたが、例えばぶら下がり苗が発生したときのみ、押し込みを行うようにすることもできる。
【0032】前記エアブロー装置46は、図7に示すように、苗落込み口34の側部上方において、ブラケット47を介して取り付けられたエアノズル48を有し、このエアノズル48から苗落込み口34の内側にある苗24に対し、エアを勢いよく吹き付けることにより苗24を下方に押し込む。
【0033】なお、本実施の形態では、このエアブロー装置46を苗落込み口34の側部上方に設けた場合について説明したが、例えば前記エアブロー装置46を苗移送装置32側に取り付けるようにしても良い。
【0034】次に、図8〜図10のフローチャートに基づき、供給トレイ26に植設された苗を取り出して苗落込み口34に供給する作業工程について説明する。
【0035】S1において、供給アクチュエータとしての苗移送装置32が供給トレイ26からの苗の抜き取りを行うべく、特定の苗24に向けて移動を開始する。S2では、苗クランパ37が苗抜取り位置にあるか否かを判断し、抜き取り位置にあれば、S3において苗移送装置32の移動を停止する。S4では、苗を抜き取るべく抜き差しシリンダ42が下降を開始し、S5において抜き差しシリンダ42が下端位置に達したか否かを判断する。
【0036】次いで、S6において、抜き差しシリンダ42が下端位置にきたら該シリンダの下降を停止し、S7で左右一対のクランプ爪38を閉じ、苗を掴持して抜き取る。S8では、苗を掴持したまま昇降シリンダ40を上昇させ、S9において昇降シリンダ40が上端にきたか否かを判断する。上端位置なら、S10にて昇降シリンダ40の上昇を停止し、S11にて掴持した苗を苗移送装置32により苗供給筒36の上方に向けて移動させる。S12では、苗クランパ37が苗供給筒36の上方位置にきたか否かを判断し、苗供給筒36の上方位置にきたなら、S13において苗移送装置32の移動を停止する。
【0037】続いて、S14にて、昇降シリンダ40を下降させ、S15では該シリンダが下端位置にきたか否かを判断し、下端位置であるなら、S16において昇降シリンダ40の下降を停止する。このとき、培土の一部は苗落込み口34に挿入されており、S17においてクランプ爪38を開く。
【0038】次に、S18において、抜き差しシリンダ42を斜め上方に引抜いて苗24を苗落込み口34から下方に落し込むと共に、該シリンダは上端に向けて上昇を続ける。この苗落し込みにより、培土センサ68a,68bが該苗24を検出してセンサ出力がONとなる。なお、本実施例では、苗の通過を確実に検出すべく培土センサ68a,68bが略々平行に2対設けられている。
【0039】続いて、S19において、エアブロー装置46のエアノズル48により、落し込んだ苗24に向けてエアを吹き付ける。このとき、正常時には短時間のエアブローにより培土センサ68a,68bの出力はONからOFFになるが、ぶら下り苗のときは、苗落込み口34に苗が引っ掛かったままとなる場合がある。
【0040】そこで、S20においては、培土センサ68a,68bが2対ともOFFとなったか否かを判断し、Noならエアノズル48によりエアの吹き付けを続行し、Yesなら、S21においてエアの吹き付けを停止する。
【0041】次いで、S22において、苗移送装置32を初期位置へ後退移動させる。S23において、苗移送装置32が初期位置に戻ってきたか否かを判断し、初期位置に戻ったなら、S24において苗移送装置32の移動を停止し、S25においてクランプ爪38を開く。
【0042】S26では、抜き差しシリンダ42を収縮させて上昇し、S27において該シリンダが上端位置にきたか否かを判断し、上端位置にきたならS28において、抜き差しシリンダ42の上昇を停止する。S29では、昇降シリンダ40を伸長させて下降し、S30において該シリンダが下端位置にきたか否かを判断し、下端位置ならS31において昇降シリンダ40の下降を停止し、S1に戻って新しい苗を抜き取りに行く。
【0043】次に、植付機1による本実施の形態の作用を説明する。
【0044】走行機体10を前進させ作業クラッチレバーを「入」にすると、苗供給部20が作動し供給トレイ26が間欠的に搬送され、苗移送装置32が作動すると共に植付機構21が作動して移植作業が開始される。
【0045】このとき、供給コンベア28により、供給トレイ26が各セル22の1列ごとに機体前方側に間欠移送され、図示しないトレイセンサにより搬送方向終端側の列が苗取出し位置に到達したことが検知されると該供給コンベア28が停止する。そして、左右の供給コンベア28,28の略々中央に待機していた苗移送装置32が、供給トレイ26の列方向に移動し、所定のセル22から培土付き苗を取り出して該苗を苗落込み口34に向けて移送する。
【0046】この苗の取り出しは、図4に示すように、苗移送装置32のクランプ爪38が、供給トレイ26の所定セル22の上方に移動し、そこで抜き差しシリンダ42が伸長して一対のクランプ爪38を開いた状態で、該クランプ爪38により苗の培土部分に斜め下方に突き刺し、次いで開閉チャック44を作動させ、クランプ爪38を閉じて培土部分を掴持する。
【0047】次に、抜き差しシリンダ42を収縮させてクランプ爪38を斜め上方に抜き取ることで培土付き苗をセル22から取り出し、この取り出した苗をリニア駆動装置33により苗供給筒36の上方に向けて移送する。
【0048】培土付き苗が苗供給筒36の苗落込み口34に到達すると、昇降シリンダ40が伸長してクランプ爪38を下降させ、苗落込み口34の周縁部に培土を引っ掛ける。次に、閉じていたクランプ爪38を開放すると共に、抜差しシリンダ42にてクランプ爪38を斜め上方に引抜き、培土を落下口から自由落下させる。
【0049】次いで、落し込んだ苗に対しエアノズル48から勢いよくエアを吹き付けて、下方に押し込むが、培土付き苗が苗供給筒36内を通過したか否かは、検出装置60に設けられた培土センサ68a,68bがONからOFFに変化したことで判断される。このため、ぶら下がり苗が生じた場合は、培土センサ68a,68bがONになったままであるため、この場合は連続してエアブローが行われ、それでも落下しない場合は、例えば警報を発する等の手段が用いられる。
【0050】苗落込み口34の真下には、植付具52が上昇待機していて、落下する苗を受け止めた後、クランク機構54により支点を中心として回動下降する。この植付具52が圃場面に下降すると、嘴状の植付爪が開き、この植付爪が圃場面に植付穴を穿孔すると同時に該穴に苗を落下させて直立状態に移植する。
【0051】その後、植付具52が上昇移動して前記と同様に苗落込み口34の真下にて待機し、続いて、苗移送装置32により、クランプ爪38が供給トレイ26の苗が植立された所定セル22の上方に移動して、前記と同様にして苗の植付けが行われる。
【0052】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1記載の発明によれば、苗クランプ手段により苗を掴持して筒状部材の苗落込み口に移送し、該苗落込み口から苗を自由落下させて下方位置に苗を供給する場合に、前記筒状部材内を通過する苗を検出する検出手段と、該検出手段による苗の検出に基づき、前記筒状部材内の苗に対し下方への押し込みを行う苗押し込み手段とを備えたことにより、苗押し込み手段にて強制的にぶら下がり苗等を押し込むようにしたため、苗落込み口での苗詰まりを防止することができる。
【0053】また、請求項2記載の発明によれば、前記苗押し込み手段として、前記苗落込み口の上方に設けられたエアノズルを用い、該エアノズルにより前記筒状部材内の苗に対しエアを吹き付けるようにしたため、培土を崩さずに非接触にて苗を押し込むことができる。また、専用のアクチュエータにより苗を直接押し込むものと異なり、エアの吹き付けを用いているため、他の部材に接触したり干渉するおそれもない。
【出願人】 【識別番号】000001878
【氏名又は名称】三菱農機株式会社
【出願日】 平成9年(1997)11月27日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】近島 一夫
【公開番号】 特開平11−155313
【公開日】 平成11年(1999)6月15日
【出願番号】 特願平9−326618