| 【発明の名称】 |
播種装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】平出 武
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 始端部より終端に向けて育苗容器2を移送する移送台の上方位置に、左右方向の軸心であって外周面に繰出凹部6を有する横軸繰出ロール5と、横軸繰出ロール5に種子を供給する種子供給ホッパー15とからなり、前記種子供給ホッパー15の下部は流穀板16と流穀板17により倒八状に形成し、一方の流穀板16に対して遠近に移動する供給量調節シャッタ21を他方の流穀板17に取付けた播種装置において、前記供給量調節シャッタ21には流穀板17の傾斜方向に出入りする調節軸26の下端に固定し、調節軸26の上部は前記種子供給ホッパー15に固定の取付板27に摺動自在に取付け、調節軸26の上端に固定したツマミ28と取付板27との間には摺動自在で放射方向に突き出る係合軸33を有する調節体30を挿通し、前記取付板27には係合軸33の回転方向に高さが高くなる係合溝36を並設した播種装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、播種装置に係るものである。 【0002】 【従来技術】従来公知の特開平3−80006号公報には、始端部より終端に向けて育苗容器を移送する移送台の上方位置に、左右方向の軸心であって外周面に繰出凹部を有する横軸繰出ロールと、横軸繰出ロールに種子を供給する種子供給ホッパーとからなり、前記種子供給ホッパーの下部は流穀板と流穀板により倒八状に形成し、一方の流穀板に対して遠近に移動する供給量調節シャッタを他方の流穀板に取付けた播種装置について記載されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、ダイヤルを回転させて、螺合している調節軸を上下させる構成のため、ダイヤルの回転量に対して上下量が少なく操作が面倒であるという課題がある。 【0004】 【発明の目的】調節操作の操作性向上、操作の容易化。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、始端部より終端に向けて育苗容器2を移送する移送台の上方位置に、左右方向の軸心であって外周面に繰出凹部6を有する横軸繰出ロール5と、横軸繰出ロール5に種子を供給する種子供給ホッパー15とからなり、前記種子供給ホッパー15の下部は流穀板16と流穀板17により倒八状に形成し、一方の流穀板16に対して遠近に移動する供給量調節シャッタ21を他方の流穀板17に取付けた播種装置において、前記供給量調節シャッタ21には流穀板17の傾斜方向に出入りする調節軸26の下端に固定し、調節軸26の上部は前記種子供給ホッパー15に固定の取付板27に摺動自在に取付け、調節軸26の上端に固定したツマミ28と取付板27との間には摺動自在で放射方向に突き出る係合軸33を有する調節体30を挿通し、前記取付板27には係合軸33の回転方向に高さが高くなる係合溝36を並設した播種装置としたものである。 【0006】 【実施例】本発明の一実施例を図により説明すると、1は播種装置の種子供給装置1であり、育苗容器2を移送する移送台3の上方位置に設ける。移送台は公知のものであり、移送ベルト、移送ローラ等の任意の移送手段により前記育苗容器2を始端部より終端部に向けて移送する。4は移送ローラーである。また、前記育苗容器2も公知のものであり、合成樹脂等の材料により上面を開放した引き出し形状に形成した当業者が育苗箱2aと呼ぶものや、ポットを縦横に連設したポットシート(セルトレイ)2bと当業者が呼ぶものである。 【0007】前記種子供給装置1は、移送中の前記育苗容器2の上方で育苗容器2の上面の可及的近傍位置に大径の横軸繰出ロール5を設ける。横軸繰出ロール5の外周面には、種子が嵌合する繰出凹部6を形成する。繰出凹部6は横軸繰出ロール5の母線方向と並行な横条溝形状の横条溝凹部6aか、あるいは、2〜3粒の種子と略同じ大きさ深さの独立凹部形状の独立凹部6bでもよい。前記繰出凹部6にはスリット7を形成する。スリット7は円周方向に形成し、前記横条溝凹部6aのときは一粒の種子より幅狭の間隔で並設し、前記独立凹部6bのときは各繰出凹部6の中央を通るように形成する。 【0008】前記スリット7には繰出凹部6に嵌合して落下しない種子を掻き出す掻出体8を設ける。掻出体8は前記スリット7より幅狭に形成し、各スリット7に嵌合させる。前記横軸繰出ロール5の回転軸9の直上位置より回転下降側の上方位置には、繰出凹部6に嵌合しない種子を戻す回転均平ブラシ10を設ける。回転均平ブラシ10は横軸繰出ロール5との接触面において反対の駆動回転させる。回転均平ブラシ10より回転下降側の横軸繰出ロール5の側面には種子誘導体11を設ける。種子誘導体11は図示省略するがウレンタン等の表面に合成樹脂のシートを重合させ、該シート部材を横軸繰出ロール5の外周面に当接させ、横軸繰出ロール5は回転均平ブラシ10に摺接しながら回転させる。 【0009】しかして、前記回転均平ブラシ10と反対側の横軸繰出ロール5の回転上昇側の上方位置には、種子供給ホッパー15を設ける。種子供給ホッパー15は、その下部を倒八状に流穀板16、17に形成し、一方の流穀板16の先端は前記横軸繰出ロール5の中心Tより上方位置にて略水平に屈曲させて種子貯留部18を形成し、種子貯留部18には弾性シール部材19を取付け、弾性シール部材19の先端を前記横軸繰出ロール5の外周面に接触させる。他方の流穀板17は略垂直の種子供給ホッパー15のホッパ後板20に対して30度以上の斜度になるように設定し、流穀板17の下部には供給量調節シャッタ21を設ける。供給量調節シャッタ21は流穀板17の傾斜方向に出入り自在とし、供給量調節シャッタ21と流穀板16との間に供給口25を形成する。供給口25は、供給量調節シャッタ21の先端延長線が前記流穀板16と種子貯留部18との交点になるように設定することにより、横軸繰出ロール5と共回りする種子の移動量を適正に調節するのが容易になる。 【0010】また、供給量調節シャッタ21の後面(外面)と前記横軸繰出ロール5の外周面との間の隙間は、10〜18mmに設定すると、横軸繰出ロール5と共回りする種子の移動量が適正になる。しかして、前記供給量調節シャッタ21の上端には調節軸26の下端を固定し、調節軸26の上部は取付板27に上下自在に挿通し、調節軸26の上端にはツマミ28を固定する。ツマミ28と取付板27との間には調節体30を設ける。調節体30は円柱形状に形成し、その軸心に挿通孔32を形成し、挿通孔32を前記調節軸26に摺動自在に挿通し、調節体30には放射方向に突出する係合軸33の基部を固定する。 【0011】前記取付板27には前記調節軸26の軸心方向と並行に起立する起立板34を設け、起立板34の上面には5段階に高さを相違させた係合溝36を設け、前記調節体30の係合軸33を選択的に係合させると、調節体30がツマミ28を所定位置に保持する。実施例では、調節軸26に二つの調節体30を挿通し、5段階の係合溝36を形成しているので、組み合わせにより10段の調節可能となり、前記係合溝36の深さを5mmごとに相違させて、5mmずつ供給口25を調節する。 【0012】 【作用】次に作用を述べる。種子供給ホッパー15に種子を供給し、モーターに通電して横軸繰出ロール5と回転均平ブラシ10を回転させると、種子は流穀板16と流穀板17に案内されて流穀板16の下部の種子貯留部18上に溜り、供給口25より横軸繰出ロール5の外周面に当接する。 【0013】横軸繰出ロール5の外周面に当接した種子は、種子貯留部18から回転均平ブラシ10に至る間横軸繰出ロール5と共回りして繰出凹部6に嵌合し、余った繰出凹部6に嵌合していない種子は回転均平ブラシ10により掃き戻され、回転均平ブラシ10の下方を通過した種子は種子誘導体11により下方まで案内されて落下し、育苗容器2内に播種される。 【0014】しかして、前記繰出凹部6のうち独立凹部6bは小さい凹部であり、各繰出凹部6に確実に3粒の種子を嵌合させるのは困難であったが、実験研究によると、横軸繰出ロール5の外周に種子を押し付けるようにしておくと、各繰出凹部6に種子が確実に嵌合するのが判明し、種子供給ホッパー15の形状を横軸繰出ロール5の上方に位置する流穀板17をホッパ後板20に対して30度以上(前記種子貯留部18に対して60度以上)の斜度に形成しているから、種子貯留部18上の種子に重圧を掛けることができる。 【0015】また、種子供給ホッパー15の流穀板16の下部には略水平の種子貯留部18を形成し、種子貯留部18は側面視回転軸9より上方に位置させているから、横軸繰出ロール5の回転上昇側の外周面の常時上向きで移動する繰出凹部6に種子を嵌合させるので、種子が容易に嵌合する。即ち、種子は横軸繰出ロール5と共回りしているうちに繰出凹部6に嵌合するから、共回りするときに種子が繰出凹部6に嵌合する方向に常時重力が作用することになって、確実となる。 【0016】また、供給量調節シャッタ21の後面(外面)と前記横軸繰出ロール5の外周面との間の隙間は、10〜18mmに設定しているから、横軸繰出ロール5と共回りする種子の移動量を適正にする。即ち、供給量調節シャッタ21により供給口25を広狭にすることで、供給量を変化させるが、供給量調節シャッタ21と横軸繰出ロール5との隙間が大き過ぎると、すぐに種子は回転均平ブラシ10まで横軸繰出ロール5と共回りして、変化する時間が早く調節が難しいが、供給量調節シャッタ21と横軸繰出ロール5との隙間を規制することにより、調節を容易にする。 【0017】この点、供給口25と回転均平ブラシ10との間に第2回転ブラシあるいはすり切りブラシを設けると、一層、共回りする種子の移動量を適正にする。なお、供給量調節シャッタ21によって供給口25が狭くて供給が少な過ぎると各繰出凹部6に嵌合せず、過剰なときは種子が回転均平ブラシ10の下方に溜って上側の種子が掃き戻されるときに繰出凹部6内の種子まで掻き出すことになる。 【0018】しかして、前記供給量調節シャッタ21の上端には調節軸26の下端を固定し、調節軸26の上部は取付板取付板27に上下自在に挿通し、調節軸26の上端にはツマミ28を固定し、ツマミ28と取付板27との間には調節体30を摺動自在に挿通しているから、起立板34の係合溝36に調節体30の係合軸33を選択的に係合させると、調節体30は係合軸33により支持され、この調節体30によりツマミ28を支持して、供給量調節シャッタ21を所定位置に保持する。 【0019】そして、起立板34の上面には5段階に高さを相違させた係合溝36を設けているから、調節体30の係合軸33を円周方向に回すと他の係合溝36に係合させることができる。したがって、調節体30の係合軸33を円周方向に回して他の係合溝36に係合させるだけで、供給量調節シャッタ21の調節ができるので、操作が迅速にでき、操作性を向上させる。 【0020】 【効果】本発明は、始端部より終端に向けて育苗容器2を移送する移送台の上方位置に、左右方向の軸心であって外周面に繰出凹部6を有する横軸繰出ロール5と、横軸繰出ロール5に種子を供給する種子供給ホッパー15とからなり、前記種子供給ホッパー15の下部は流穀板16と流穀板17により倒八状に形成し、一方の流穀板16に対して遠近に移動する供給量調節シャッタ21を他方の流穀板17に取付けた播種装置において、前記供給量調節シャッタ21には流穀板17の傾斜方向に出入りする調節軸26の下端に固定し、調節軸26の上部は前記種子供給ホッパー15に固定の取付板27に摺動自在に取付け、調節軸26の上端に固定したツマミ28と取付板27との間には摺動自在で放射方向に突き出る係合軸33を有する調節体30を挿通し、前記取付板27には係合軸33の回転方向に高さが高くなる係合溝36を並設した播種装置としたものであるから、起立板34の係合溝36に調節体30の係合軸33を選択的に係合させると、調節体30は係合軸33により支持され、この調節体30によりツマミ28を支持して、供給量調節シャッタ21を所定位置に保持し、調節体30の係合軸33を円周方向に回すと他の係合溝36に係合させることができるので、操作が迅速にでき、操作性を向上させる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000132219 【氏名又は名称】株式会社スズテック
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月13日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】新関 宏太郎 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−113324 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−294924 |
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