| 【発明の名称】 |
ポット式育苗容器用播種装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】永井 英寿
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 縦横に多数のポット2を有する育苗容器1を移送する移送台7の上方位置に、円周方向及び軸心方向に所定の間隔を置いて嵌合凹部16を形成した横軸繰出ロール15を設けた播種装置において、前記横軸繰出ロール15の左右側には、前後移動する左右一対の移動軸72を設け、移動軸72には前進するときは前記ポット2に係合し後進するときは係合しない移送突起81を設けた移送用軸80を固定し、該移送用軸80の前後往復動により前後移動する駆動用アーム87を設け、駆動用アーム87は前記横軸繰出ロール15の回転軸20に固定の円板89の円周方向に設けた係合ピン90に係合するように構成し、もって、駆動用アーム87の前進により横軸繰出ロール15を間欠同期回転させるようにしたポット式育苗容器用播種装置。 【請求項2】 請求項1において、前記駆動用アーム87はリンク機構により前記移送用軸80の回転により正逆転する同期用移動軸83に固定の中間アーム86に軸着し、駆動用アーム87には前記育苗容器1を感知すると上動して駆動用アーム87を支持する支持位置と、退避位置の間回動するクラッチアーム92の先端に設けた支持ローラ91を当接させたポット式育苗容器用播種装置。 【請求項3】 請求項1において、前記移送台7の始端部には駆動回転の移送ローラー8を単数または所定間隔を置いて複数設け、前記前後の移送突起81の間には移送ローラー8を設けず育苗容器1を支持する自由回転の支持ローラー97を並設したポット式育苗容器用播種装置。 【請求項4】 請求項3において、前記後側の移送突起81の後側の駆動回転の回転軸95にはローラー96を遊嵌させたポット式育苗容器用播種装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上利用分野】本発明は、ポット式育苗容器用播種装置に係るものである。 【0002】 【従来技術】従来公知の特開昭63−237708号公報には、縦横に多数のポットを有する育苗容器を移送する移送台の上方位置に、水平方向に移動するシャッタを設け、該シャッタの開閉により種子を落下させて各ポットに播種するポット式育苗容器用播種装置について記載されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、シャッタの開閉と、育苗容器の移送とを同期させるのが困難であり、その分構造が複雑になって、コストが高いという課題がある。また、育苗容器が移送されていないときに播種しないという点に工夫は無い。 【0004】 【発明の目的】播種精度の向上、移送と繰出との同期の確実化、構成の簡素化、低コスト化。 【0005】 【課題を解決するための手段】よって、本発明は、縦横に多数のポット2を有する育苗容器1を移送する移送台7の上方位置に、円周方向及び軸心方向に所定の間隔を置いて嵌合凹部16を形成した横軸繰出ロール15を設けた播種装置において、前記横軸繰出ロール15の左右側には、前後移動する左右一対の移動軸72を設け、移動軸72には前進するときは前記ポット2に係合し後進するときは係合しない移送突起81を設けた移送用軸80を固定し、該移送用軸80の前後往復動により前後移動する駆動用アーム87を設け、駆動用アーム87は前記横軸繰出ロール15の回転軸20に固定の円板89の円周方向に設けた係合ピン90に係合するように構成し、もって、駆動用アーム87の前進により横軸繰出ロール15を間欠同期回転させるようにしたポット式育苗容器用播種装置としたものである。よって、本発明は、前記駆動用アーム87はリンク機構により前記移送用軸80の回転により正逆転する同期用移動軸83に固定の中間アーム86に軸着し、駆動用アーム87には前記育苗容器1を感知すると上動して駆動用アーム87を支持する支持位置と、退避位置の間回動するクラッチアーム92の先端に設けた支持ローラ91を当接させたポット式育苗容器用播種装置としたものである。よって、本発明は、前記移送台7の始端部には駆動回転の移送ローラー8を単数または所定間隔を置いて複数設け、前記前後の移送突起81の間には移送ローラー8を設けず育苗容器1を支持する自由回転の支持ローラー97を並設したポット式育苗容器用播種装置としたものである。よって、本発明は、前記後側の移送突起81の後側の駆動回転の回転軸95にはローラー96を遊嵌させたポット式育苗容器用播種装置としたものである。 【0006】 【実施例】本発明の一実施例を図により説明すると、1はポットシートまたはセルトレイと当業者に呼ばれる育苗容器1であり、合成樹脂あるいは腐食する水溶性の紙材料により形成され、縦横に多数のポット2が形成される。ポット2は、左右方向に8個または10個並設され、前後方向には8個または10個並設され、一個の収納箱3(図17)内には、2個の育苗容器1を並べて収納する。前記ポット2は平面視円形または四角形で下方に至に従い狭小となるように形成し、その底面には透孔4を形成する。また、前記育苗容器1は、その左右中央部にポット2を形成しない平坦部5を形成する。6は前記育苗容器1に播種する種子供給装置であり、前記育苗容器1を嵌合した収納箱3を水平に移送する移送台7の上方位置に設けられる。移送台7には前記育苗容器1を嵌合した収納箱3を一定速度で移送する移送ローラー8(図18)を並設する。 【0007】前記種子供給装置6の前記育苗容器1の移送方向の前側上部に種子供給ホッパー9を設ける。種子供給ホッパー9の下部には倒八状の流穀板10、11を設ける。12は供給口である。前記流穀板10の下端部近傍には横軸繰出ロール15の外周面に近接させる。横軸繰出ロール15の外周面には、円周方向及びロール軸線方向に所定の間隔を置いて嵌合凹部16を形成する。嵌合凹部16は、1個の種子のみが嵌合する大きさ(容積)に形成する。しかして、前記嵌合凹部16は、前記育苗容器1のポット2に合わせて形成するが、ポット2は左右方向に8個または10個並設されているので、8条用の育苗容器1と10条用の育苗容器1とに兼用するように、前記ロール軸線方向に並設し、後述する条数変更用シート17により何れかの嵌合凹部16を閉塞する。 【0008】横軸繰出ロール15の外周面には、前記各嵌合凹部16の左右中間位置を縦割りするように、スリット18を横軸繰出ロール15の円周方向に全周に亘って形成する。スリット18の深さは嵌合凹部16と同じか若干深く形成し、各スリット18には掻出体19を嵌合させる。掻出体19は図4に例示しているが、例図とは配置間隔や数に置いて相違する。前記横軸繰出ロール15の回転下降側の上面位置には、軸心方向が、横軸繰出ロール15の回転軸20の軸心方向と平行で、かつ接触面において同方向回転する回転均平ブラシ21を設け、嵌合凹部16に嵌合せずに前記横軸繰出ロール15と共回りする過剰種子を掃き戻す。前記回転均平ブラシ21は、その中心軸22の左右両端部を種子供給装置6の側板23に設けた移動調節板24に軸着し、該移動調節板24は側板23にボルト25により移動自在に取付ける。29は種子受箱である。 【0009】回転均平ブラシ21の回転下降側の横軸繰出ロール15の側面には、嵌合凹部16に嵌合した種子を上方位置から下方位置まで傷めないように誘導する誘導体26を設ける。誘導体26はウレタン等の弾性部材27の外面に樹脂性のシート28を被覆し、該シートを横軸繰出ロール15の側面に密着させて摺接させる。しかして、前記嵌合凹部16は、育苗容器1のポット2および平坦部5に合わせ、中央部には形成せず、また、平坦部5の部分を除いて左右側に8個の8条用嵌合凹部16a(N条用嵌合凹部16a)および10個の10条用嵌合凹部16b(n条用嵌合凹部16b)を等間隔に形成し(図7)、条数変更用シート17は左右側にずらすことにより前記8条用嵌合凹部16aと10条用嵌合凹部16bの何れか一方を露出させ、何れか他方を遮蔽する。 【0010】一例を図7に示すが、前記8条用嵌合凹部16aと10条用嵌合凹部16bは、左端側に10条用嵌合凹部16bを配置し、これを基準に各10条用嵌合凹部16bを配置し、次に、この左端の10条用嵌合凹部16bより少し右側に8条用嵌合凹部16aの内の左端のものを配置し、これを基準に8条用嵌合凹部16aを配置し、次に、図において左側の小幅窓30を形成し、小幅窓30の左側に第1遮蔽部31を設け、小幅窓30の右側に第2遮蔽部32を設け、第2遮蔽部32は左から2番目の10条用嵌合凹部16bを遮蔽し得る幅に形成し、第2遮蔽部32の右側に中幅窓33を形成し、中幅窓33の右側に第3遮蔽部34を形成し、第3遮蔽部34の右側に中幅窓35を形成し、中幅窓35の右側に第4遮蔽部36を形成し、第4遮蔽部36の右側に大幅窓37を形成し、大幅窓37の右側に幅狭の第5遮蔽部38を形成し、第5遮蔽部38の右側には育苗容器1の平坦部5に対応する中央窓部39を形成し、中央窓部39を基準に前記と同様に、配列することにより条数変更用シート17を図において右側にずらせると、10条用嵌合凹部16bを遮蔽して8条用嵌合凹部16a(図9)を露出させる。 【0011】40は前記第1遮蔽部31に対応する第6遮蔽部、41は第6遮蔽部40の右側の小幅窓30に対応する小幅窓、42は小幅窓41の右側の第2遮蔽部32に対応する第7遮蔽部、43は第7遮蔽部42の右側の中幅窓33に対応する中幅窓、44は中幅窓43の右側の第3遮蔽部34に対応する第8遮蔽部、45は第8遮蔽部44の右側の中幅窓35に対応する中幅窓、46は第4遮蔽部36に対応する第9遮蔽部、47は大幅窓37に対応する大幅窓、48は第5遮蔽部38に対応する第10遮蔽部、49は第10遮蔽部48の右側に設けた小幅窓である。 【0012】条数変更用シート17は、合成樹脂または薄金属板により弾性を有して形成し、後側には側方に突き出るつまみ部50を設け、つまみ部50は前記側板23の挿通孔51より突出させて止具52により取付部53に止着する。54は長孔である。また、条数変更用シート17の前端には前方に突き出る取付部55を所定間隔おいて並設し、取付部55は種子供給ホッパー9の流穀板10の下方に突出する突出部56に止具57により止着し、止具52と止具57を外して図9のように右側にずらすと8条用になる。また、条数変更用シート17は、前記8条用嵌合凹部16aと10条用嵌合凹部16bの何れか一方を露出させ、何れか他方を遮蔽して嵌合凹部16に種子が嵌合するのを規制するのであるから、流穀板10より前記誘導体26までの横軸繰出ロール15の外面に密着させる。しかして、前記流穀板10の下面側にはシャッタ58を設ける。シャッタ58は、その下部に前記止具57を避ける切欠部59を形成し、切欠部59の間の板部60が前記流穀板10の突出部56の間に形成されたホッパ開口部61を閉塞するようにし、シャッタ58の上部には側方に突き出る係合操作部62に形成し、前記側板23に形成したガイド溝63に挿通し、係合操作部62をガイド溝63内を摺動させて、前記ホッパ開口部61を閉塞する閉塞位置と、前記ホッパ開口部61を開口させる開口位置の間移動させる。 【0013】シャッタ58の板部60の下方には側面視V型形状の取出受樋64を設ける。取出受樋64は左右方向に長く形成し、前記側板23に設けた挿入口65、66から挿入して装着する。即ち、前記シャッタ58は、播種作業中はホッパ開口部61を閉塞する閉塞させ、作業終了すると、シャッタ58を上動させてホッパ開口部61を開口させると、残留種子はホッパ開口部61より取出受樋64に落下して回収される。このとき、前記挿入口65と挿入口66の何れかを高くすると、取出受樋64が傾斜して装着でき、取出を容易にする。しかして、前記育苗容器1は、各ポット2が一列ずつ間欠移動し、横軸繰出ロール15の下方で種子の供給を受ける。そのため、育苗容器1の移送と横軸繰出ロール15の回転を同期させる。 【0014】一例を示すと、67はモータであり、モータ67の出力歯車68と中間歯車69との間にチエン70を掛け回す。種子供給装置6の左右の側板23には前後一対の受けローラ71を設け、受けローラ71に夫々左右一対の前後方向の移動軸72を載せる。移動軸72にはロッド73の一端を軸着し、ロッド73の他端は前記中間歯車69に軸止し、中間歯車69の回転運動を前後横移動に変換する。なお、前記中間歯車69の回転軸74にはプーリ75を設け、プーリ75に前記移動軸72に一端を取付けたロッド73の他端を軸着する。また、プーリ75と前記回転均平ブラシ21の中心軸22のプーリ76との間にベルト77をクロス状態に掛け回す。78は前記移動軸72を受けローラ71とにより上下に挟持案内する案内ローラである。前記左右の移動軸72には、前後一対の移送用軸80の両端を夫々固定する。移送用軸80には一対の移送突起81を自重で回動のみ自在に取付け、移送突起81は移送用軸80に固定したストッパ82により上方回動は自由であるが下方回動は規制される。また、移送突起81は先端上面側を傾斜させて、ポット2の内側面に当接しやすくしている(図17)。前記移送用軸80のうち一方の移送用軸80の近傍に同期用移動軸83を設ける。同期用移動軸83は前記側板23に回転のみ自在に軸装し、同期用移動軸83にはアーム84の基部を固定し、アーム84の先端にはロッド85の一端を取付け、ロッド85の他端は前記移送用軸80に取付ける。したがって、移送用軸80の前後移動により同期用移動軸83は正転と逆転を交互に反復する。 【0015】同期用移動軸83の一端は前記側板23より側方に突出させ、同期用移動軸83の端部には中間アーム86を固定し、中間アーム86の先端に駆動用アーム87の基部を軸着する。駆動用アーム87は、先端に係合部88を設ける。前記横軸繰出ロール15の回転軸20には縦の円板89の中心を固定し、円板89には回転軸20と並行に側方に突き出る係合ピン90を円周方向に所定の間隔を置いて並設する。実施例では、ポット2を前後方向に10個並設した育苗容器1を使用するので、10本設けている。前記駆動用アーム87は水平方向に移動すると前記係合ピン90に係合して前方に押し、これにより円板89を回転させて横軸繰出ロール15を回転させる。駆動用アーム87の下縁には支持ローラ91を当接させ、支持ローラ91はクラッチアーム92の先端に取付け、クラッチアーム92の基部は左右方向の感知軸93に固定し、感知軸93は前記側板23に軸装する。前記育苗容器1の平坦部5の上方位置に対応する部分の感知軸93には前方に突き出た平板状の感知体94の基部を固定する。したがって、感知体94が育苗容器1を感知すると、感知軸93を回転させてクラッチアーム92を上方回動させて駆動用アーム87を支持して、係合ピン90に係合させ、育苗容器1が通過すると、クラッチアーム92は下方回動して、駆動用アーム87は係合ピン90に係合せず、横軸繰出ロール15を回転させない。 【0016】しかして、前記移送台7の始端部の移送ローラー8は駆動回転させるが、種子供給装置6の手前側の移送ローラー8は、駆動回転の回転軸95にローラー96を遊嵌させ、ローラー96は摩擦で前に回転するが、育苗容器1の移送に抵抗が掛かると、逆転するようにしている。又、種子供給装置6の下方には自由回転の支持ローラー97を並設し、種子供給装置6の終端側所定位置より前記駆動回転の移送ローラー8を並設する。また、図示は省略するが、移送台7には、床土供給装置や、覆土供給装置や、回転ブラシ等を設け、全自動播種装置にすることは勿論可能である。 【0017】 【作用】次に作用を述べる。本発明は前記の構成であるから、種子供給ホッパー9に種子を投入し、移送台7に育苗容器1を嵌合した収納箱3を供給すると移送ロール8により移送され、種子供給装置6の下方に至る。種子供給ホッパー9内の種子は流穀板10上を流下して横軸繰出ロール15の嵌合凹部16に嵌合し、横軸繰出ロール15の回転により上昇し、横軸繰出ロール15と共回りする嵌合凹部16に嵌合していない過剰種子は、回転均平ブラシ21により戻されて均平され、誘導体26により誘導されて下方に至り、育苗容器1のポット2に播種される。この場合、モータ67の回転が、出力歯車68→チエン70→中間歯車69(回転軸74・プーリ88)→ロッド73→移動軸72と伝達され、移動軸72の前後移動により移送用軸80が前後往復移動し、移送用軸80の移送突起81が育苗容器1のポット2の内側面に係合して、一列ずつ前側に移動させる。 【0018】他方、移送用軸80の前後移動により、同期用移動軸83は正転と逆転を交互に反復し、同期用移動軸83の回転により中間アーム86を回動させ、中間アーム86の先端の駆動用アーム87を前後移動させ、また、感知体94は育苗容器1により上方回動し、クラッチアーム92を上方回動させ、支持ローラ91により駆動用アーム87を支持するから、駆動用アーム87の先端の係合部88は円板89の係合ピン90に係合して、前方に押し、これにより円板89を回転させて横軸繰出ロール15を回転させ、一列種子を落下させる。したがって、移送突起81による育苗容器1の移送と横軸繰出ロール15の回転は同期し、また、育苗容器1が存在しないときは、支持ローラ91により駆動用アーム87を支持しないことで種子を落下させず、この点でも同期し、簡単な構成で、同期の確保と、育苗容器1の感知でき、コストを低くする。 【0019】しかして、前記嵌合凹部16は、育苗容器1のポット2および平坦部5に合わせ、中央部には形成せず、また、平坦部5の部分を除いて左右側に8個の8条用嵌合凹部16aおよび10個の10条用嵌合凹部16bを等間隔に形成し(図7)、条数変更用シート17は左右側にずらすことにより前記8条用嵌合凹部16aと10条用嵌合凹部16bの何れか一方を露出させ、何れか他方を遮蔽するから、条数の相違する育苗容器1への播種もできる。また、横軸繰出ロール15を交換することなく、種子供給ホッパー9を持ち上げ、また、止具57を外し、次に止具52を外し、一方のつまみ部50を引くと、条数変更用シート17全体が一方側に寄るから、前記8条用嵌合凹部16aと10条用嵌合凹部16bの何れか一方を露出させ、何れか他方を遮蔽する。したがって、簡単に条数の変更ができる。 【0020】また、条数変更用シート17は、前端を前記流穀板10側に止着し、後端は回転均平ブラシ21より回転下降側に位置させているから、種子は、条数変更用シート17の各窓部より露出した嵌合凹部16のみに嵌合し、条数変更用シート17により遮蔽された嵌合凹部16には嵌合しない。また、条数変更用シート17は、合成樹脂または薄金属板により弾性を有して形成しているから、流穀板10より前記誘導体26までの横軸繰出ロール15の外面に密着させることが容易であり、また、薄いので、供給口12および回転均平ブラシ21の存在に全く悪影響は与えない。しかして、前記流穀板10の下面側にはシャッタ58を設け、シャッタ58の下方には取出受樋64を設けているから、播種作業中はシャッタ58退避させ、作業終了すると、斜め下方に移動させ、この状態で取出受樋64を挿入し、次に、シャッタ58を開けると、残留種子は取出受樋64に落下して回収される。 【0021】 【効果】本発明は、縦横に多数のポット2を有する育苗容器1を移送する移送台7の上方位置に、円周方向及び軸心方向に所定の間隔を置いて嵌合凹部16を形成した横軸繰出ロール15を設けた播種装置において、前記横軸繰出ロール15の左右側には、前後移動する左右一対の移動軸72を設け、移動軸72には前進するときは前記ポット2に係合し後進するときは係合しない移送突起81を設けた移送用軸80を固定し、該移送用軸80の前後往復動により前後移動する駆動用アーム87を設け、駆動用アーム87は前記横軸繰出ロール15の回転軸20に固定の円板89の円周方向に設けた係合ピン90に係合するように構成し、もって、駆動用アーム87の前進により横軸繰出ロール15を間欠同期回転させるようにしたポット式育苗容器用播種装置としたから、横軸繰出ロール15の回転軸20に固定の円板89の円周方向に設けた係合ピン90に移送用軸80の前後往復動により前後移動する駆動用アーム87を係合させて回転させるので、開閉シャッタの構成によらずに、外周に嵌合凹部16を形成した横軸繰出ロール15を使用できて構成が頗る簡素にでき、確実に横軸繰出ロール15の回転と育苗容器1の移送とを同期させることができ、移送と繰出との同期を確実にでき、それゆえ、播種精度を向上させることができ、また、構成を簡素にして低コストにできるという効果を奏する。本発明は、前記駆動用アーム87はリンク機構により前記移送用軸80の回転により正逆転する同期用移動軸83に固定の中間アーム86に軸着し、駆動用アーム87には前記育苗容器1を感知すると上動して駆動用アーム87を支持する支持位置と、退避位置の間回動するクラッチアーム92の先端に設けた支持ローラ91を当接させたポット式育苗容器用播種装置としたから、横軸繰出ロール15は育苗容器1があるときのみ回転し、不要に播種することはなく、また、機械的に感知して、機械的に伝動を継脱するので、作動は確実であり、コストも低くできる。本発明は、前記移送台7の始端部には駆動回転の移送ローラー8を単数または所定間隔を置いて複数設け、前記前後の移送突起81の間には移送ローラー8を設けず育苗容器1を支持する自由回転の支持ローラー97を並設したポット式育苗容器用播種装置としたから、移送突起81による育苗容器1の移送を確実にできる。本発明は、前記後側の移送突起81の後側には、駆動回転の回転軸95にローラーローラー96を遊嵌させたポット式育苗容器用播種装置としたから、後続の育苗容器1による先行の育苗容器1を押し出すのを防止でき、この点でも、播種精度を向上させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000132219 【氏名又は名称】株式会社スズテック
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月17日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】新関 宏太郎 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−113323 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−303429 |
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