| 【発明の名称】 |
粉粒体繰出し装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】高尾 裕
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| 【要約】 |
【課題】肥料の繰出し量調節を簡単に行えるようにする。
【解決手段】繰出しロール25を、施肥ホッパ18の下方に配置し、繰出しロール25の回転でその外周の凹部24に入り込んだ肥料を繰出しロール25下方に繰出すように構成した施肥装置において、3個の繰出しロール25A,25B,25Cで1組とし、それらを駆動軸23に連動連結可能なキー46を備え、このキー46の駆動軸23に形成されたキー溝23aでのスライド移動により、3個の繰出しロール25A,25B,25Cのうちのいずれか1個又は複数個を選択して駆動回転可能な繰出し量調節手段Bを構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外周に粉粒体入り込み用の凹部が形成された繰出しロールを、粉粒体貯留用ホッパの排出口下方に配置し、前記繰出しロールの回転に伴って前記凹部に入り込んだ粉粒体を該繰出しロール下方に繰出すように構成してある粉粒体繰出し装置であって、前記繰出しロールの複数を相対回転自在に駆動軸に外嵌し、各繰出しロールと前記駆動軸とを連動連結可能なキーを備えるとともに、このキーの前記駆動軸に形成されたキー溝でのスライド移動により、複数の前記繰出しロールのうちのいずれか1個又は複数個を選択して駆動回転可能な繰出し量調節手段を設けてある粉粒体繰出し装置。 【請求項2】 前記繰出しロールの外周部に接触する摺接部材を設けるとともに、これら繰出しロールと摺接部材のいずれか一方を弾性変形可能な材料で形成し、前記繰出しロールの駆動回転状態では、前記摺接部材と接触しながら前記繰出しロールが回転し、かつ、前記繰出しロールの空回り状態では、前記摺接部材との接触によって前記駆動軸の回転に伴う前記繰出しロールの連れ回りが阻止されるように構成してある請求項1に記載の粉粒体繰出し装置。 【請求項3】 前記繰出しロールを弾性変形可能な材料で形成し、該繰出しロールの回転に伴う前記摺接部材との接触により、前記繰出しロール外周部が起振されるように構成してある請求項2に記載の粉粒体繰出し装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、田植機に搭載される施肥装置等に好適な粉粒体繰出し装置に係り、詳しくは、繰出し量調節構造の簡素化技術に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来における繰出し量調節構造は、特開平5‐103520号公報(特に図4)に示されたもののように、軸方向の位置が固定された状態で回転する固定ロールと、軸方向に移動可能な可動ロールとを嵌合させて繰出しロールを構成し、可動ロールの軸方向位置をスライド調節することにより、繰出し量を増減調節するものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】例えば田植機の施肥装置では、繰出し機構には植付装置の伝動系からの動力を入力してあり、株間変速を行って植付装置の駆動速度を変えると肥料の繰出し量も同調して変化するが、適切な施肥量は圃場面積によって決定されるものであるため、株間変速を行う毎に繰出し量調節も行うことが必要である。 【0004】上記従来構造では、固定ロールと可動ロールとの軸方向の距離を螺合構造で調節させるので、無段階に繰出し量の調節が行えて、適切な繰り出し量を比較的正確に維持し易い利点を有している。そして、株間変速に対応した繰出し量を得るために、株間速度と繰出し量との関係を示した目安グラフ等をホッパ側面に表示する等している。 【0005】しかしながら、実際には調節ノブやハンドルを回して無段階調節を行うことによる合わせ操作が結構煩わしいものであるとともに、慣れていない作業者は操作を間違え易いものでもあったので、改善の余地が残されていた。そこで、本発明の目的は、粉粒体の繰出し量調節を簡単化させる点にある。 【0006】 【課題を解決するための手段】 〔構成〕第1発明は、外周に粉粒体入り込み用の凹部が形成された繰出しロールを、粉粒体貯留用ホッパの排出口下方に配置し、繰出しロールの回転に伴って凹部に入り込んだ粉粒体を該繰出しロール下方に繰出すように構成してある粉粒体繰出し装置において、繰出しロールの複数を相対回転自在に駆動軸に外嵌し、各繰出しロールと駆動軸とを連動連結可能なキーを備えるとともに、このキーの駆動軸に形成されたキー溝でのスライド移動により、複数の繰出しロールのうちのいずれか1個又は複数個を選択して駆動回転可能な繰出し量調節手段を設けたことを特徴とする。 【0007】第2発明は、第1発明において、繰出しロールの外周部に接触する摺接部材を設けるとともに、これら繰出しロールと摺接部材のいずれか一方を弾性変形可能な材料で形成し、繰出しロールの駆動回転状態では、摺接部材と接触しながら繰出しロールが回転し、かつ、繰出しロールの空回り状態では、摺接部材との接触によって駆動軸の回転に伴う繰出しロールの連れ回りが阻止されるように構成してあることを特徴とする。 【0008】第3発明は、第2発明において、繰出しロールを弾性変形可能な材料で形成し、該繰出しロールの回転に伴う摺接部材との接触により、繰出しロール外周部が起振されるように構成してあることを特徴とする。 【0009】〔作用〕請求項1の構成によれば、軸方向に並設する等によって複数の繰出しロールを備え、キーのスライド操作によってそのうちの1個又は複数を選択して繰出しロールを回転させることにより、繰出しロールの凹部に入り込む粉粒体の量を調節するのである。例えば、3個の繰出しロールのうち、一端の第1繰出しロールにのみ粉粒体を案内する第1状態、その第1繰出しロールとその隣の第2繰出しロールにのみ粉粒体を案内する第2状態、3つの繰出しロール全てに粉粒体を案内する第3状態といった具合になり、言わば有段階調節式となるのである。 【0010】つまり、繰出しロールを複数に分割して適宜の数だけ回転させ、残りを停止させるという考えであり、それによって、駆動軸のキー溝においてキーをスライドさせるだけの比較的簡単な構造で繰出し量調節が可能になった。 【0011】前述したように、施肥量は圃場面積に対して決めるものであるが、相当精密に調節しなければならないというものではなく、実際にはおおよそ合致していれば足りるものである。そして、株間変速装置はギヤ咬合式などの有段階的なものであるから、4段の株間変速に対応して4箇所の繰出しロール部分に仕切るとか、6段の株間変速に対して3箇所の繰出しロール部分に仕切るといった具合に、繰出し量を有段階調節としても、面積当たりの適正施肥量の範囲内に収めることが可能である。 【0012】つまり、株間変速を1段速くすれば操作ノブを1段引っ張るとか正方向に90度回す操作を行い、1段遅くすれば操作ノブを1段押し込むとか負方向に90度回すといった操作を行う等の単純な操作で済むようになる。以上により、繰り出し量調節操作を有段階式にできたので、目安グラフを見ながら回動操作する従来の無段階式に比べて、繰出し量の調節操作を簡単に行えるようになった。 【0013】請求項2の構成によれば、繰出しロールの駆動回転時には、繰出しロール外周に摺接部材が接触するが、これらのうちの一方が弾性部材で構成されているので、その弾性部材の変形によって繰出しロールが不都合無く回転できるようになる。そして、繰出しロールの空回り時でも、繰出しロール外周と摺接部材とは接触しているので、その接触抵抗によって駆動軸の回転で繰出しロールが連れ回りすることが阻止され、粉粒体の単位時間当たりの供給量が変化する不都合が生じないようになる。 【0014】請求項3の構成によれば、摺接部材が接触する繰出しロール外周部分を弾性部材で形成し、回転に伴ってロール外周部分が起振されるようにしてあるから、それによる振動によって凹部内に粉粒体が詰まることが防止され、良好な粉粒体の繰り出し作動を維持できるようになる。 【0015】〔効果〕請求項1〜3のいずれに記載の粉粒体繰出し装置でも、(イ)繰出し量調節操作を構造簡単なキースライド型の有段階調節式に構成することにより、従来の無段階調節式のものに比べて、構造を簡素化しながら繰出し量の調節操作の簡単化を図ることができた。 【0016】請求項2に記載の粉粒体繰出し装置では、繰出しロールに接触する摺接部材を設ける程度の簡単な改造により、非駆動ロールの連れ回りという、複数の繰出しロールとキースライド式操作構造故に起こりうる不都合を回避でき、上記効果(イ)を有効に発揮し得る利点がある。 【0017】請求項3に記載の粉粒体繰出し装置では、繰出しロール外周を弾性材料で構成することにより、連れ回り防止用の摺接部材でロール内での粉粒体詰まりの防止効果も兼用できる合理的なものにできた。 【0018】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、左右一対の前輪1及び後輪2を備えた乗用型の走行機体の後方にリンク機構3を介して植付部である苗植付装置4が昇降自在に連結され、苗植付装置4の前方側であり、かつ、運転座席67の直後となる位置に施肥装置Aを装備して粉粒体繰出し装置の一例である施肥装置付きの田植機を構成してある。 【0019】この田植機は、走行機体のボンネット5内に搭載したエンジンEの動力が、前伝動ケース6を介して前輪1に伝達されるとともに、走行系伝動軸7及び後伝動ケース8を介して後輪2に伝達される四輪駆動型であり、搭乗運転部9の操縦ハンドル10の操作で左右前輪1を操舵するように構成してある。又、前伝動ケース6から植付系伝動軸であるPTO軸11を後方に向けて延設してあり、そのPTO軸11から苗植付装置4に動力を伝達することにより、圃場内を走行しながら苗植付け作業を行えるように構成してある。 【0020】苗植付装置4は、昇降用の油圧シリンダ12の伸縮操作に伴って、下端部が圃場面に接地する苗植付け用の作業位置と、大きく上方に移動する上昇位置とに亘って昇降操作自在である。そして、リンク機構3に連結支持される植付部フレーム13に対して車体横幅方向に沿って設定ピッチで往復横移動する苗のせ台14、苗のせ台14に載置された植付け対象苗の下端部から一株ずつ苗を取出して圃場に植付ける複数(6個)の植付機構15、圃場に接地しながら泥面を整地する接地フロート58等を備えた6条植え形式に構成してある。 【0021】苗載台14の苗載置部には、横移動ストロークエンドにおいて載置している苗を植付機構15に向けて設定量ずつ送り出す縦送り装置16が各植付条毎に設けられている。この縦送り装置16は、上下一対のプーリに亘って突起付きベルトが巻回され、下方側のプーリがストロークエンドにおいて接当作用により、所定量ずつ回動操作されるように構成されている。 【0022】又、この縦送り装置16には、構造は詳述しないが、2条毎に縦送り作動を行う状態と作動を停止する状態とに切り換え自在な縦送りクラッチが設けられている。そして、接地フロート58には、各植付条における苗の植付け部位に隣接する夫々の箇所において、接地面よりも下方側に向けて泥土層に入り込み、泥面上に肥料を供給する為の溝を形成する作溝器17を設けてある。 【0023】次に、施肥装置Aについて説明する。図2に示すように、施肥装置Aは、粉粒状の肥料を貯溜する肥料ホッパ18と、そこからの肥料を所定量ずつ繰り出す繰出し機構19と、繰り出された肥料を苗植付装置4の作溝器17に向けて送る施肥ホース21とを備えて構成してある。繰出し機構19は、肥料ホッパ18の漏斗部の下方に位置して、各植付条に対応して複数(6個)設けてある。各繰出し機構19から繰り出された肥料を、ブロア20の送風によって、施肥ホース21を通して各作溝器17に向けて各別に強制移送するように構成してある。 【0024】図2〜図5に示すように、繰出し機構19は、ケーシング22の内部に、肥料ホッパ18の底部開口部分に臨む状態で、繰出し軸23に一体回動状態で外嵌され、かつ、外周に所定ピッチをあけて複数の肥料入り込み用の凹部24が形成された繰出しロール25を設けて構成されている。そして、繰出しロール25の回転に伴って凹部24内に貯められた肥料が、下方に位置するロート部26に流下案内されるように構成してある。尚、27は、ホッパ18からの肥料を繰出しロール25に導く位置と、排出口54に導く位置とに亘ってガイド板27aを切換えるための切換レバーである。 【0025】複数の各繰出し機構19における各ケーシング22を、機体フレームFから固定立設された縦フレーム29によって支持され、車体横方向に延設された横フレーム30に対して固定支持してある。繰出し軸23は各ケーシング22を貫通する長尺状で単一の共通軸に構成して繰出しロール25を外嵌してあり、受動アーム34によって回動するように連動連結してある。尚、各繰出し機構19毎に短い専用の繰出し軸23を計6個設け、4個のカップリングと1個の受動アーム34とによって各繰り出し軸23を連動連結させる構造でも良い。 【0026】次に、繰出し量調節手段Bと施肥クラッチ38について説明する。 【0027】図3,図4に示すように、繰出しロール25は、第1〜第3繰出しロール25A,25B,25Cに分割されるとともに、これら各繰出しロール25A,25B,25Cはゴムや樹脂等の弾性を有した材料で形成され、繰出し軸23に一体回転状に外嵌装着してある。各繰出しロール25A,25B,25Cと繰出し軸23とを連動連結可能なキー46を備えるとともに、繰出し23に形成されたキー溝23aでのキー46のスライド移動により、第1〜第3繰出しロール25A,25B,25Cのうちのいずれか1個又は複数個を選択して駆動回転可能であり、以上の構成によって繰出し量調節手段Bが構成してある。 【0028】キー溝23a内に装備された板バネ47でキー46を軸外径方向に突出付勢することで、キー46を各繰出しロール25A,25B,25Cに形成された係合溝43a,43b,43cとキー溝23aとに跨がる状態に維持可能であるとともに、キー46根元には、シフトロッド50が固着された操作リング49を嵌合してある。操作リング49は、相対回転自在に繰出し軸23に嵌合されており、キー46に係合した状態ではキー46とも相対回転自在である。 【0029】つまり、キー46を第1繰出しロール25Aにのみ係合する位置にスライド操作すると、第1繰出しロール25Aの凹部24のみで肥料が繰出される状態、すなわち、施肥量「少」に調節される(図4参照)。キー46を第1及び第2繰出しロール25A,25Bの双方に係合する位置にスライド操作すると、第1及び第2繰出しロール25A,25Bの双方の凹部24で肥料が繰出される状態、すなわち、施肥量「中」に調節される。 【0030】キー46を第1〜第3繰出しロール25A,25B,25Cの全部に係合する位置にスライド操作すると、3個全部の繰出しロール25A,25B,25C夫々の凹部24で肥料が繰出される状態、すなわち、施肥量「多」に調節される。又、キー46を、その先端がロールケース22側面の軸孔部分にのみ存在する位置にスライド操作すると、繰出し軸23が空回りしていずれの繰出しロール25A,25B,25Cも回転が停止した状態、すなわち施肥しない状態が現出されるのであり、これによって施肥クラッチ38が構成されているのである。 【0031】繰出し量調節手段Bと施肥クラッチ38の操作系は次のようである。すなわち、各ホッパー18の漏斗部を貫通する連動ロッド55を設け、この連動ロッド55に相対移動不能に支持されたシフトフォーク53にシフトロッド50を貫通支承する。従って、連動ロッド55の押し引きにより、6個の繰出し機構19におけるキー46のスライド操作を同時に行えるのであり、前述したように、施肥量「多」、「中」、「少」、及び「停止」の各状態を現出するものである。 【0032】キー46のスライド量は、ほぼ3個の繰出しロール25A,25B,25Cの全幅、すなわち繰出しロール25の幅と同等に設定してあり、施肥量がどの位置に調節されていても、連動ロッド55を切り側にフル操作すれば、キー46を全ての繰出しロール25A,25B,25Cから抜き去ることが可能であり、それによって施肥クラッチ38の切り状態に操作できるのである。 【0033】図1,図4に示すように、6個のシフトフォーク53を支持する連動ロッド55の端部には操作ノブ56を備えており、その操作ノブ56を持っての押引き操作により、6個の繰出し機構19の繰出し量調節を同時に行えるようになる。つまり、連動ロッド55のスライドにより、操作ロッド50を一体的にスライドできて、少量施肥状態、中量施肥状態、多量施肥状態の3段階、及び施肥しない状態とが選択できる。 【0034】繰出し機構19の駆動構成について説明する。前述した受動アーム34の基端部にワンウェイクラッチ33を設け、そのワンウェイクラッチ33に繰出し軸23を連動連結してある。受動アーム34と、ベベルギア機構28を介してPTO軸11で回転駆動される横向き伝動軸35に取付られた回転アーム36とを連動ロッド37で枢支連結してあり、回転アーム36の回転に伴う操作アーム34の揺動移動を、ワンウェイクラッチ33によって繰出し軸23を所定方向にのみ間欠的に回転駆動するようにしてある。 【0035】図5に示すように、連動ロッド37と受動アーム34との連結箇所を、受動アーム34の半径方向に位置調節可能とする調節機構Cを設けてある。すなわち、連動ロッド37先端に相対回動自在なピン57を支承するとともに、受動アーム34先端側に、蝶ネジ59移動用の長溝60が形成されたラック部61を形成し、蝶ネジ59の操作でその先端に嵌合されるピン57をラック部61に締付け可能にして調節機構Cを構成してある。 【0036】つまり、蝶ネジ59の操作により、ピン57の位置をラック部61の任意の位置に付け替え自在であり、受動アーム34のアーム比を広い範囲に亘って微調節できるようにしてある。前述した第1〜第3ギヤリング47,47,49の幅の比は1:1:2に設定されているが、この調節機構Cによるアーム比調節により、有段階ではあるが施肥量を連続的に増減調節できるようにしてあり、圃場条件や肥料及び作物の種類によって異なる肥料供給量に対応可能である。 【0037】図2に示すように、ケーシング22の前方側に丸筒状の送風パイプ45を、その長手方向が車体横幅方向に沿う状態で配置し、かつ、両端側にて支持ブラケット46を介して横フレーム30に支持される状態で設けてあり、送風パイプ45の横一側端部に備えたブロア20の風が送風パイプ45内部に供給されるようになっている。そして、ロート部26の後部に施肥ホース21を差し込み装着するとともに、ロート部26の前部は送風パイプ45内に貫通配備してあり、繰出しロール25によって下方のロート部26に繰り出されて来た肥料は、送風パイプ45からの送風によって強制的に施肥ホース21を通して作溝器17に風力移送されて行くのである。 【0038】各排出口54の夫々には、排出される肥料を機体前方下方に向けて案内排出する排出管路48を連通接続してある。 【0039】図3に示すように、各繰出しロール25A,25B,25Cの外周部に接触する舌片(摺接部材の一例)68をケーシング22の内面に一体形成してあり、繰出しロール25の駆動回転状態では、繰出しロール25が変形することで舌片68と接触しながら繰出しロールが回転し、かつ、繰出しロール25の空回り状態では、舌片68との接触によって繰出し軸23の回転に伴う繰出しロール25の連れ回りが阻止されるように構成してある。 【0040】又、前述したように、繰出しロール25を弾性変形可能な材料で形成してあるから、繰出しロール25の回転に伴う舌片68との接触により、繰出しロール25外周部が起振されて振動するようになっており、それによって凹部24内に肥料が詰まらないようにしてある。 【0041】〔別実施形態〕キー46を備えた軸の他に、6個の繰出し機構に亘るもう1個の共通軸を設け、その共通軸上に施肥クラッチ38を設ける構造でも良く、この場合には、キー46がいずれの繰出しロール25A,25B,25Cにも係合しない状態を設ける必要がない。 【0042】舌片68をゴム等の弾性部材で形成してケーシング2内面に取付け、繰出しロール25は弾性を有さない材料で形成しても、又、これら双方共に弾性材料で形成しても良く、要するに繰出しロール25と舌片68とが接触しながらも回転できるようになっていれば良い。故に、繰出しロール25と舌片68を共に弾性変形不能な材料で形成し、舌片68をバネやゴム片等の弾性材料を介して支持する構造でも可である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月5日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−75451 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)3月23日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−240746 |
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