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【発明の名称】 粉粒体供給装置
【発明者】 【氏名】園田 義昭

【氏名】藤田 佳久

【要約】 【課題】施肥ホースを必要長さより長い目に設定しながら、ホース途中部分に上方に曲がる部分が存在して、詰まりの原因となることを解消する。

【解決手段】肥料繰出し部aを運転席の直後に、かつ、作溝器17を接地フロート43に夫々配置し、繰出し部aと作溝器17とを繋ぐ可撓性の供給ホース21を設け、植付作業状態では供給ホース21を、これと繰出し部aとの接続箇所よりも上方に上がらないように規制する上昇規制手段Bを備える。供給ホース21を、自由状態で湾曲する曲がり癖付きのものに構成し、その曲がり癖が装着状態では横側方に向いて現出されるように設定することで上昇規制手段Bを構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 粉粒体の繰出し部を走行機体に、かつ、粉粒体を圃場供給するための作溝器を苗植付装置に夫々配備し、前記繰出し部から繰り出された粉粒体を前記作溝器に移送する可撓性を有した供給ホースを設けるとともに、植付作業状態においては前記供給ホースをこれと前記繰出し部との接続箇所よりも下方に位置させる上昇規制手段を備えてある粉粒体供給装置。
【請求項2】 前記供給ホースを、自由状態において湾曲する曲がり癖付きのものに構成し、その供給ホースが前記繰出し部と前記作溝器とに架設連結された装着状態では、前記曲がり癖が横側方に向いて現出される状態に設定することによって前記上昇規制手段を構成してある請求項1に記載の粉粒体供給装置。
【請求項3】 前記供給ホースを横側方に引っ張り付勢する弾性部材を設けて前記上昇規制手段を構成してある請求項1に記載の粉粒体供給装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体に搭載された粉粒体繰出し部と、苗植付装置に装着された作溝器とをゴム等の可撓性を備えた供給ホースで連結してある粉粒体供給装置に係り、詳しくは、ホースの上方への屈曲に起因した粉粒体の搬送詰まりなく良好にホース中を移送させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】前述した粉粒体供給装置としては、特開平9‐140222号公報に示されたもののように、運転席直後の位置に肥料繰出し部を搭載し、この肥料繰出し部と接地フロートに装備された作溝器とを施肥ホースで連結接続した施肥装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した構成の施肥装置では、施肥ホースは距離的にかなり長いものになるとともに、操作ワイヤーやロッド等の機構類の錯綜する苗載台裏側空間を通し、しかも苗植付装置の昇降移動に伴って支障なく追従移動できるように施肥ホースを配策する必要もあり、多くの制約をクリヤーさせねばならないものである。このため、形状に融通の効くゴムや樹脂等の可撓性を有した材料で施肥ホースを形成していたのであるが、それ故の不都合おそれがあった。
【0004】すなわち、苗植付装置の昇降や点検整備のし易さ、或いはワイヤー等の他物との干渉を避けることを考慮して、施肥ホースは必要となる長さよりも幾分長いものに設定されており、ホース途中部分に上方に膨らむように曲がる部分が存在すると、そこが詰まりの原因になるのである。本発明の目的は、施肥ホースを必要長さよりも幾分長い目に設定しながら、それ故のホース曲がりによる上記不都合を解消させる点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕第1発明は、粉粒体の繰出し部を走行機体に、かつ、粉粒体を圃場供給するための作溝器を苗植付装置に夫々配備し、繰出し部から繰り出された粉粒体を作溝器に移送する可撓性を有した供給ホースを設けるとともに、植付作業状態においては供給ホースをこれと繰出し部との接続箇所よりも下方に位置させる上昇規制手段を備えてあることを特徴とする。
【0006】第2発明は、第1発明において、供給ホースを、自由状態において湾曲する曲がり癖付きのものに構成し、その供給ホースが前記繰出し部と前記作溝器とに架設連結された装着状態では、曲がり癖が横側方に向いて現出される状態に設定することによって上昇規制手段を構成してあることを特徴とする。
【0007】第3発明は、第1発明において、供給ホースを横側方に引っ張り付勢する弾性部材を設けて上昇規制手段を構成してあることを特徴とする。
【0008】〔作用〕前述したように、ホース途中部分に上方に膨らむように曲がる部分があると、その部分がホース中で最も高い所に位置する筈の繰出し部との接続箇所よりも高くなってしまい、その高低差が詰まりの原因となり易いのである。従って、請求項1の構成によれば、上昇規制手段によって、施肥ホースと繰出し部との接続箇所よりも高くなる箇所が存在しないように規制され、前述した高低差故の詰まりが生じないようになる。
【0009】請求項2と3の構成は、ホース途中に曲がり部分を、上方向ではなく横側方に向けることにより、高低差による詰まりを解消させるものである。
【0010】請求項2の構成によれば、ホースを自由状態において湾曲する曲がり癖付きのものに構成してあるので、ホースクランプ等の他の部品を一切用いることなく施肥ホースを横側方に曲げることができる。曲がり癖を付けるには、ロールに巻き付けられたホースを適宜に切断して使用する手段や、曲率を付けて型成形された湾曲パイプを用いる手段等がある。
【0011】請求項3の構成によれば、弾性部材でホースを積極的に横側方に引っ張り付勢するものであるから、苗植付装置の昇降動や多少の外乱が生じたとしても、施肥ホースを、これと繰出し部との接続箇所よりも高くならないようにする作用を確実に発揮させることができるようになる。
【0012】〔効果〕請求項1〜3のいずれに記載の粉粒体供給装置でも、(イ)点検整備や配策上で好都合となることから、長い目に設定された施肥ホースが途中で上方に曲がり変位しないように規制でき、それによる詰まりおそれを解消することができて粉粒体の搬送作用を良好に発揮できるようにし得た。
【0013】請求項2に記載の粉粒体供給装置では、施肥ホース自身の有する曲がり癖を有効利用してホースの曲がりを横側方に向ける上昇規制手段により、専用の部品を用いることなく経済的に上記効果(イ)を得ることができた。
【0014】請求項3に記載の粉粒体供給装置では、弾性部材で施肥ホースの曲がりを横側方に向けることにより、上記効果(イ)をより確実に発揮させるとができた。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、左右一対の前輪1及び後輪2を備えた乗用型の走行機体の後方にリンク機構3を介して植付部である苗植付装置4が昇降自在に連結され、苗植付装置4の前方側であり、かつ、運転座席42の直後となる位置に施肥装置Aを装備して施肥装置付き田植機を構成してある。
【0016】この田植機は、走行機体のボンネット5内に搭載したエンジンEの動力が、前伝動ケース6を介して前輪1に伝達されるとともに、走行系伝動軸7及び後伝動ケース8を介して後輪2に伝達される四輪駆動型であり、搭乗運転部9の操縦ハンドル10の操作で左右前輪1を操舵するように構成してある。又、前伝動ケース6から植付系伝動軸であるPTO軸11を後方に向けて延設してあり、そのPTO軸11から苗植付装置4に動力を伝達することにより、圃場内を走行しながら苗植付け作業を行えるように構成してある。
【0017】苗植付装置4は、昇降用の油圧シリンダ12の伸縮操作に伴って、下端部が圃場面に接地する苗植付け用の作業位置と、大きく上方に移動する上昇位置とに亘って昇降操作自在である。そして、リンク機構3に連結支持される植付部フレーム13に対して車体横幅方向に沿って設定ピッチで往復横移動する苗のせ台14、苗のせ台14に載置された植付け対象苗の下端部から一株ずつ苗を取出して圃場に植付ける複数(6個)の植付機構15、圃場に接地しながら泥面を整地する接地フロート43等を備えた6条植え形式に構成してある。
【0018】苗載台14の苗載置部には、横移動ストロークエンドにおいて載置している苗を植付機構15に向けて設定量ずつ送り出す縦送り装置16が各植付条毎に設けられている。この縦送り装置16は、上下一対のプーリに亘って突起付きベルトが巻回され、下方側のプーリがストロークエンドにおいて接当作用により、所定量ずつ回動操作されるように構成されている。
【0019】又、この縦送り装置16には、構造は詳述しないが、2条毎に縦送り作動を行う状態と作動を停止する状態とに切り換え自在な縦送りクラッチが設けられている。そして、接地フロート43には、各植付条における苗の植付け部位に隣接する夫々の箇所において、接地面よりも下方側に向けて泥土層に入り込み、泥面上に肥料を供給する為の溝を形成する作溝器17を設けてある。
【0020】次に、施肥装置Aについて説明する。図2に示すように、施肥装置Aは、粉粒状の肥料を貯溜する3条一体型の肥料ホッパ18と、そこからの肥料を所定量ずつ繰り出す繰出し機構19とで成る繰出し部a、前述した作溝器17、及びこれら繰出し部aと作溝器17とを連通接続する供給ホース21から構成してある。繰出し機構19は、肥料ホッパ18の各条用の漏斗部の下方に位置して、各植付条に対応して複数(6個)設けてある。各繰出し機構19から繰り出された肥料を、ブロア20の送風によって、供給ホース21を通して各作溝器17に向けて各別に強制移送するように構成してある。
【0021】図3に示すように、繰出し機構19は、ケーシング22の内部に、肥料ホッパ18の底部開口部分に臨む状態で、繰出し回動軸23に一体回動自在に外嵌されるとともに、外周部に所定ピッチをあけて複数の肥料入り込み用の凹部24が形成された繰出し回転体25が設けられ、繰出し回転体25の回転に伴って凹部24内に貯められた肥料が下方側の漏斗状の案内部26に流下案内されるように構成されている。尚、凹部24内に所定量ずつ貯めるように擦り切り用のブラシ27が設けられている。
【0022】ブラシ27は、繰出し回転体25の外周面に位置する作用位置と、繰出し回転体25から離間する肥料排出位置とに亘って横軸芯P周りで揺動自在で、且つ、ケーシング22の横側外方に設けられた切換操作具31の切り換え操作に伴って一体的に揺動して、各位置にて位置保持されるようにしてある。
【0023】複数の各繰出し機構19における各ケーシング22は、機体フレームFから固定立設された縦フレーム29によって支持され、車体横方向に延設された横フレーム30によって固定支持されている。繰出し回動軸23は、一対の繰出し機構19毎に夫々の繰出し回転体25が一体的に回動するように三本に分割されて設けられ、6個の繰出し機構19のうち2個の繰出し機構19毎に各別に駆動並びに停止できるように構成されている。
【0024】図6に示すように、植付作業状態においては供給ホース21を、これと繰出し部aとの接続箇所、すなわち、後述する施肥供給部51よりも下方に位置させる上昇規制手段Bを備えてある。つまり、供給ホース21は、図7に示すように、ロール44に巻かれた可撓性のホースhを適宜の長さに切断したものであり、自由状態では湾曲した曲がり癖付きのものとなる。そこで、供給ホース21が繰出し部aと作溝器17とに架設連結された装着状態では、曲がり癖が横側方に向いて現出される状態に設定することによって上昇規制手段Bを構成してある。
【0025】これにより、昇降リンク機構3によって苗植付装置4を昇降移動させても、長い目に設定された供給ホース21の途中部分が横側方に湾曲することがあっても、上方に曲がる部分は生じないようになり、それによって供給ホース21内での肥料詰まりが先ず生じないようにしてある。又、図8に示すように、供給ホース21には導線47を螺旋状に埋め込み配置してあり、後述する詰まりセンサ44への配線を繰出し部a部分で取り出せるように構成してある。ホース埋設構造の導線47を使うことにより、配線の容易化、回転物等の他物と配線との干渉回避、外観向上等を図ってある。
【0026】図8に示すように、作溝器17には詰まりセンサ44が備えてある。詰まりセンサ44は、作溝器17における上ケース部17Aから下ケース部17Bに向けて吊設された左右一対の電極板44a,44aで構成されており、肥料堆積による電極板44a,44a間の導通による抵抗値の減少によって判断するものである。尚、詰まりセンサ44は、特開平9‐84415号公報等で知られた公知のものであり、これ以上の詳細説明は割愛する。
【0027】繰出し機構19の駆動構成について説明する。図2,図3に示すように、繰出し機構19の後方側箇所に、車体横幅方向に沿って施肥装置Aのほぼ全幅に亘る長さで、且つ、両側端部にて回動自在に支持される状態で駆動軸32が配置され、この駆動軸32の横幅方向中間部にワンウェイクラッチ33を設けてある。ワンウェイクラッチ33の操作アーム34と、ベベルギア機構28を介してPTO軸11で回転駆動される横向き伝動軸35に取付られた回転アーム36とを連動ロッド37で枢支連結してあり、回転アーム36の回転に伴う操作アーム34の揺動移動を、ワンウェイクラッチ33によって駆動軸32を所定方向にのみ間欠的に回転するようにしてある。
【0028】そして、この駆動軸32と三本の各繰出し回動軸23との間に、各別に動力を入切り自在な施肥クラッチ38を夫々設けてある。施肥クラッチ38は、図4,図5に示すように、駆動軸32に相対回動自在に外嵌されたギア39と、各繰出し回動軸23に一体回動自在に外嵌されたギア40とを噛合う状態で設け、駆動軸32側のギア39の横側に、駆動軸32に一体回動自在でかつ回転軸芯方向にスライド操作自在なクラッチ片41をギア39に近接する方向に向けてバネ付勢する状態で外嵌し、そのクラッチ片41とギア39の対向する箇所に、噛合部kを形成し、この噛合部kが噛み合うことでそれらが一体回動するようになっている。
【0029】又、各クラッチ片41が操作ワイヤ41aの引き操作によって各別に切り操作可能に構成されている。つまり、横フレーム30から固定延設された支持部(符記せず)によりクラッチ片41に対して係合作用する操作体(符記せず)が縦軸芯周りで揺動自在に支持され、バネ付勢力によって噛合部kが噛み合うクラッチ入状態になり、操作ワイヤ41aの引き操作によって、バネ力に抗して噛合部kが離間してクラッチ切り状態に切り換えられるようになっている。
【0030】図2に示すように、ケーシング22の前方側に丸筒状の送風パイプ45を、その長手方向が車体横幅方向に沿う状態で配置し、かつ、両端側にて支持ブラケット46を介して横フレーム30に支持される状態で設けてあり、送風パイプ45の横一側端部に備えたブロア20の風が送風パイプ45内部に供給されるようになっている。
【0031】図3に示すように、漏斗状の案内部26の下端出口50に連通して機体後方に向けて開口する施肥供給部51を形成し、そこに供給ホース21を差込み装着する。そして、施肥供給部51の前方側には、下端出口50と送風パイプ45の内部とを連通接続するエアー供給部52が形成されており、エアー供給部52と施肥供給部51とを、車体前後方向に沿って略一直線状に連なるように形成してある。又、下端出口50の下側には、それと排出パイプ48の内部とを連通接続する排出経路53を構成するための排出部54を形成してある。尚、送風パイプ45の他端を、開閉自在な蓋体45aで通常は閉塞してある。
【0032】繰出し機構19から繰り出された粉粒状の肥料を、供給ホース21に案内する供給作用状態と、排出経路53に向けて案内する排出状態とに切り換え自在な経路切換板55を、繰出し機構19の夫々に対応して設けてある。経路切換板55は左右軸芯X周りで揺動自在に枢支されており、案内部26の外部に設けられた切換レバー56の操作によって、供給位置と排出位置とに切換可能である。供給位置は、排出経路53を閉塞して下端出口50に対して、施肥供給部51、即ち、供給ホース21及び送風パイプ45を連通する位置であり、排出位置は、施肥供給部51の内部通路を閉塞して下端出口50に対して、排出経路53及び送風パイプ45を連通する位置である。
【0033】各排出部54の夫々には、排出される肥料を機体前方下方に向けて案内排出する排出管路48を連通接続する状態で設け、各排出管路48は、図1,図2に示すように、左右両側の3本ずつのものが、夫々、肥料案内方向下手側部分において大径の1本の合流管路48aに合流して左右両側部に振り分けてあり、共通の肥料排出口49から肥料を排出するように構成してある。
【0034】苗植付作業時に施肥を行う場合には、経路切換板55を供給位置に切換えるとともに、ブロア20の送風作動を開始し、繰出し機構19から所定量ずつ繰り出された肥料を、風力によって下端出口50から施肥供給部51及び供給ホース21を通過して作溝器17に向けて送り出して圃場に供給するのである。
【0035】植付作業終了後において、肥料ホッパ18内に残った肥料を回収する場合には、切換レバー56を排出位置に切り換えるとともに、繰出し機構19におけるブラシ27を繰出し回転体25から離間した肥料排出位置に切換えて肥料を排出させ、かつ、ブロア20による送風を実行して、排出された肥料を下端出口50から排出経路53及び排出パイプ48を通過させて、肥料排出口49から外部に排出するようになる。従って、肥料排出口49に対応して回収容器等を位置させれば肥料回収が可能である。
【0036】次に、参考としてブロワ20の制御について説明する。
【0037】これまで、ブロワ20はスイッチの入り切りによって駆動させるか、停止させるかを選択するようにしており、駆動時は各作溝器17に十分な風量が行き渡るように高速の一定速度で回転するものであった。しかしながら、そのONかOFFかの操作形態では問題があった。
【0038】すなわち、肥料を撒かないときや田植作業しないときには施肥装置Aを使用せず、従ってブロワ20も使用しないとともに、田植作業途中における苗補給作業時も当然ながらブロワ20を使用しないので、作業状況に応じてブロワ20のスイッチを人為操作で入れたり切ったりするのであるが、スイッチを切った後の入れ忘れが結構多く、それによる施肥不良があった。
【0039】又、スイッチを入れても、ブロワ20が高速の定常回転に至るまでにはある程度の時間が掛かるので、スイッチを入れると同時に植付作業を開始すると、回転が上がるまでの間の不十分な風力によって肥料詰まりを起すおそれがあった。つまり、人為操作ではブロワ20の入れ忘れがあること、定常回転に至る迄のタイムラグが存在することにより、上記不都合のおそれがあったのである。
【0040】そこで、施肥を伴う苗植付作業を行うときには、植付しているときにはブロワが高速の通常回転数に維持させ、植付していないときには所定の低速回転数に落ちるように、植付作業しているか否かを検出する植付検出手段と、ブロワの回転数制御手段とを連係してある。このとき、施肥作業であるか否かを条件に入れれば尚好都合である。
【0041】例えば、図9に示すように、植付クラッチレバー57の入切り検出スイッチ58と、施肥作業するときにはONに切換え操作し、しないときにはOFFに切換え操作する施肥モードスイッチ59と、ブロワ20のモータ回転数制御手段60を制御装置61に接続してブロワ制御回路を構成する。施肥モードスイッチ59がONであるときに、植付クラッチレバー57が入りに操作されての植付作業中ではブロワ20が高速の定常回転となるNrpmに維持され、植付クラッチレバー57が切りに操作されて、苗補給時等の植付作業していないときにはブロワ20はN/4rpmに落ちるように制御されるのである。
【0042】つまり、不要なときには回転数を大きく落とすことによって消費電力を小さく抑えるようにしながら、定常回転数までの回転上昇に必要なのタイムラグを短時間にできるのである。このように、ブロワ20が不必要なときには、言わばアイドリング的な低速回転数に落とす等、条件によってブロワ回転数を変化させる制御を取り入れることにより、従来のような人為操作によるスイッチ操作が無くなって入れ忘れが解消され、施肥不良や肥料詰まりが生じないようになるとともに、ブロワ20の耐久性向上や省力化が図れるようになるのである。
【0043】〔別実施形態〕図10に示すように、供給ホース21の途中部位を、巻きバネ(弾性部材の一例)62で横側方で斜め下方に引っ張り付勢すること(図10では、隣合う供給ホース21,21どうしを1個の巻きバネ62で引張らせている)により、施肥供給部51との接続部分よりも供給ホース21が上方に位置することを規制する上昇規制手段Bを構成しても良い。
【出願人】 【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
【出願日】 平成9年(1997)9月3日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
【公開番号】 特開平11−75449
【公開日】 平成11年(1999)3月23日
【出願番号】 特願平9−238048