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【発明の名称】 乗用田植機
【発明者】 【氏名】土井 邦夫

【要約】 【課題】走行部の後方に植付部を連結し、同植付部に苗載台を設けると共に、同苗載台は、苗載台中央部と、同苗載台中央部の左右側方に折畳み用連結機構を介して連結した左右一対の苗載台側部とを具備し、苗載台側部は、苗載台中央部の左右側方に接続した使用位置と、苗載台中央部の上方に重合状態に配置した折畳み位置との間で位置変更自在とした乗用田植機において、田植機の前後長が伸張するのを防止して、バック運転を容易にし、苗載台側部が後方の障害物に衝突するのを防止する。

【解決手段】苗載台側部を、折畳み位置において、植付部の後端部を構成する構成部材よりも前方に位置すべく構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行部(B) の後方に植付部(D) を連結し、同植付部(D) に苗載台(21)を設けると共に、同苗載台(21)は、苗載台中央部(21a) と、同苗載台中央部(21a) の左右側方に折畳み用連結機構(M) を介して連結した左右一対の苗載台側部(21b) とを具備し、苗載台側部(21b) は、苗載台中央部(21a) の左右側方に接続した使用位置と、苗載台中央部(21a) の上方に重合状態に配置した折畳み位置との間で位置変更自在とした乗用田植機(A) であって、苗載台側部(21b) は、折畳み位置において、植付部(D) の後端部を構成する構成部材よりも前方に位置すべく構成したことを特徴とする乗用田植機。
【請求項2】 苗載台中央部(21a) の端面に、一側半部縦リブ形成体(27a)を設けると共に、苗載台側部(21b) の端面に、他側半部縦リブ形成体(27b) を設けて、苗載台側部(21b) の使用位置にて一側半部縦リブ形成体(27a) に他側半部縦リブ形成体(27b) が近接・対向して左右二分割縦リブ(27c) を形成可能とし、他側半部縦リブ形成体(27b) の外側面に、折畳み用連結機構(M) を取付けるための上下ソケット(30)を取付けると共に、同上下ソケット(30)は左右二分割縦リブ(27c) の左右中央部に位置すべく配置したことを特徴とする請求項1記載の乗用田植機。
【請求項3】 折畳み用連結機構(M) に上下枢軸支持フレーム(31a)(31b)を設け、同上下枢軸支持フレーム(31a)(31b)を上下ソケット(30)に差込んで苗載台(21)に連結したことを特徴とする請求項2記載の乗用田植機。
【請求項4】 他側半部縦リブ形成体(27b) の外側面に上下ソケット取付板(37a)(37b)を設け、同上下ソケット取付板(37a)(37b)に上下ソケット(30)を取付ける一方、一側半部縦リブ形成体(27a) の外側面にエンドプレート(28)を設けて、同エンドプレート(28)が使用位置にて上記上下ソケット取付板(37a)(37b)に対向して、上下ソケット(30)を側方より被覆すべく構成したことを特徴とする請求項2又は3記載の乗用田植機。
【請求項5】 苗載台中央部(21a) 上に、植付け条数分の苗マットを左右に仕切る縦リブ(27)を形成し、同縦リブ(27)の天井壁に上下ソケット(30)を突設して、同上下ソケット(30)に折畳み用連結機構(M) に設けた上下枢軸支持フレーム(31a)(31b)の取付基端部を差込んで苗載台に連結したことを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の乗用田植機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、苗載台中央部と、同苗載台中央部の左右側方に、折畳み用連結機構を介し、左右一対の苗載台側部を連結して、苗載台側部を苗載台中央部の左右側方に拡開した使用位置では多数条の苗の植付を行い、苗載台側部を苗載台中央部の上方に重合状態に折畳んだ折畳み位置では、植付部の横幅を減じて、路上走行や格納の便をはかった乗用田植機が本出願人によって出願されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、苗載台中央部が前高後低に傾斜しているため、単に苗載台側部を折畳んだのでは、同苗載台側部の後端が苗載台中央部の後端よりも後方に突出して、乗用田植機の前後長が大きくなり、大きな格納スペースを要するばかりでなく、バックする際に、後方に突出した苗載台側部の後端部を障害物に衝突させる恐れがあった。
【0004】また、前記折畳み用連結機構や苗載台中央部及び苗載台側部に取付けた補強部材の苗載台への取付基部が、同苗載台上に載置した苗マットの下方摺動を阻害するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、走行部の後方に植付部を連結し、同植付部に苗載台を設けると共に、同苗載台は、苗載台中央部と、同苗載台中央部の左右側方に折畳み用連結機構を介して連結した左右一対の苗載台側部とを具備し、苗載台側部は、苗載台中央部の左右側方に接続した使用位置と、苗載台中央部の上方に重合状態に配置した折畳み位置との間で位置変更自在とした乗用田植機であって、苗載台側部は、折畳み位置において、植付部の後端部を構成する構成部材よりも前方に位置すべく構成したことを特徴とする乗用田植機を提供せんとするものである。
【0006】また、次のような特徴を併せ有するものである。
【0007】苗載台中央部の端面に、一側半部縦リブ形成体を設けると共に、苗載台側部の端面に、他側半部縦リブ形成体を設けて、苗載台側部の使用位置にて一側半部縦リブ形成体に他側半部縦リブ形成体が近接・対向して左右二分割縦リブを形成可能とし、他側半部縦リブ形成体の外側面に、折畳み用連結機構を取付けるための上下ソケットを取付けると共に、同上下ソケットは左右二分割縦リブの左右中央部に位置すべく配置したこと。
【0008】折畳み用連結機構に上下枢軸支持フレームを設け、同上下枢軸支持フレームを上下ソケットに差込んで苗載台に連結したこと。
【0009】他側半部縦リブ形成体の外側面に上下ソケット取付板を設け、同上下ソケット取付板に上下ソケットを取付ける一方、一側半部縦リブ形成体の外側面にエンドプレートを設けて、同エンドプレートが使用位置にて上記上下ソケット取付板に対向して、上下ソケットを側方より被覆すべく構成したこと。
【0010】苗載台中央部上に、植付け条数分の苗マットを左右に仕切る縦リブを形成し、同縦リブの天井壁に上下ソケットを突設して、同上下ソケットに折畳み用連結機構に設けた上下枢軸支持フレームの取付基端部を差込んで苗載台に連結したこと。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明では、折畳み用連結機構の一部に、苗載台側部の折畳み動作と連動して、苗載台側部を斜め前上方にスライドさせる機構を設けて、折畳み位置では、苗載台側部の後端が苗載台中央部の後端よりも前に位置するようにした。
【0012】また、苗載台中央部及び同側部の上面に植付け条数分の苗マットを左右に仕切る縦リブを形成し、折畳み用連結機構や苗載台中央部及び苗載台側部に取付けた補強部材の苗載台への取付基部たる上下ソケットを、上記縦リブの上面に設けて苗マットの下方摺動を阻害しないようにした。特に、苗載台中央部と同側部とを上記縦リブの中央線を通る平面で分割し、苗載台中央部の補強部材外側端部の取付基部たる上下ソケットを、分割された縦リブの外側端面に連結して、同上下ソケットの横幅が大きくならないようにしている。
【0013】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0014】図1は、本発明に係る乗用田植機Aを示しており、同乗用田植機Aは、自走可能の走行部Bの後方に、3点リンク機構Cを介して植付部Dを昇降自在に連結し、走行部Bで植付部Dを牽引走行しながら、圃場の田面に苗を植え付けるようにしている。
【0015】走行部Bは、メインフレーム1の前後部下面に、それぞれ、左右両端に左右前車輪2を取付けた前車軸ケース3と、左右両端に左右後車輪4を取付けた後車軸ケース5とを配設し、メインフレーム1の前部上面にエンジン6を内蔵したボンネット7を配置し、同ボンネット7の左右両側に予備苗台8を配設し、ボンネット7の後面に沿ってステアリングコラム9を立設し、同ステアリングコラム9の上端にステアリングホイル10を取付け、ボンネット7の後方に所定間隔を保持して座席11を設け、同座席11の後方に側条施肥機12を配置している。
【0016】そして、前記エンジン6からの動力を、メインフレーム1の下面に配設したミッションケース13に伝達して変速し、中継ギヤボックス14と後車軸ケース5とを介して左右後車輪4に伝達すると共に、中継ギヤボックス14から前駆動軸15と前車軸ケース3とを介して左右前車輪2に動力を伝達するようにしている。
【0017】3点リンク機構Cは、走行部Bの後面と、植付部Dのフレームを兼ねる植付駆動ケース20の前端部に連設したリンク取付部16との間に左右のロアリンク17と、トップリンク18とを架設し、走行部Bの後部に配設した昇降機構(図示せず)を上記ロアリンク17に連動連結して、植付部Dを略平行移動させながら昇降作動させるようにしており、トップリンク18の中途部に伸縮機構19を設けて、植付部Dの前後傾斜角度を調整できるようにしている。
【0018】植付部Dは、植付駆動ケース20の上方に、前高後低に傾斜した苗載台21を左右移動自在に配設し、植付駆動ケース20からそれぞれ後方に延出した3個の植付ケース22の後端部左右側面に植付爪23を回動自在に装着して、各植付爪23の回動により、苗載台21の上面に載置した苗マットから、所定量の苗を削り取って田面に植付けるようにしている。
【0019】また、上記苗載台21は、6条分の苗マットを載置できる苗載台中央部21a の左右両側に、それぞれ2条分の苗マットを載置できる左右一対の苗載台側部21b,21b を、折畳み用連結機構Mを介し、折畳み及び拡開自在に連結して、10条分の植付け作業が可能な苗載台21を構成している。
【0020】上記苗載台中央部21a は、図2〜図4で示すように、植付ケース22にそれぞれ左右方向に伸延した上下レール24,24 を架設し、同上下レール24,24 上に斜め後下方向に開口した断面略コ字形状の摺動体25を介し、側面視で中央部を上方向凸にやや湾曲させた中央苗載板26を、前高後低に傾斜させて左右摺動自在に載設している。
【0021】また、中央苗載板26の上面に6条分の苗マットを個別に仕切るために、複数の縦リブ27を突設しており、特に、苗載台中央部21a の左右最外側の縦リブ27は、図4及び図7で示すように、通常の縦リブ27を前後方向の垂直面で分割して生ずる一側半部縦リブ形成体27a で形成されており、同一側半部縦リブ形成体27a の内側壁は中央苗載板26の外側端縁に連続しており、同一側半部縦リブ形成体27aの外側面にエンドプレート28を張設している。なお、上記分割によって生ずる他側半部縦リブ形成体27b は、後述する苗載台側部21b の内側端縁に形成されており、苗載台側部21b を拡開した使用状態では、一側半部縦リブ形成体27a と他側半部縦リブ形成体27b とが近接・対向して左右二分割縦リブ27c を形成する。
【0022】苗載台側部21b,21b は、図2〜図6で示すように、側面視において前記苗載台中央部21a と略同一形状に形成されており、2条分の苗マットを載置可能の側部苗載板29に複数の縦リブ27を形成しており、側部苗載板29内側端縁に前記他側半部縦リブ形成体27b を形成している。
【0023】折畳み用連結機構Mは、図2〜図6で示すように、苗載台中央部21a の外側から2番目の縦リブ27上面の中途部と、同2番目の縦リブ27から一つおいて隣接した縦リブ27の上面中途部と下部とに、それぞれ上下ソケット30,30,30,30 を配設し、各上下ソケット30,30,30,30 に、それぞれ丸パイプを丸みを持たせて屈折成形した下方開口略コ字形状の上下枢軸支持フレーム31a,31b の基端部を挿入固定している。図中、32は固定ボルトである。
【0024】上記上下枢軸支持フレーム31a,31b の外側の屈折部には、それぞれ枢軸支持筒33,33 を固着しており、同枢軸支持筒33,33 の間に斜め前高後低に伸延した中央枢軸34を架設し、同中央枢軸34に、それぞれ略コ字形状に屈折した上下連結杆35,35 の基端部に連設した上下中央軸受筒36,36 を回動自在に外嵌すると共に、苗載台側部21b 内側端縁の他側半部縦リブ形成体27b 内側面の中途部と下部とに上下ソケット取付板37a,37b を張設し、同各上下ソケット取付板37a,37b の内側面に端縁取付上下ソケット38,38 を固設し、同端縁取付上下ソケット38,38 と、苗載台側部21b の外側端縁に形成した縦リブ27の上面に配設した上下ソケット30,30 とに、前述した上下枢軸支持フレーム31a,31b と同一構成の上下枢軸支持フレーム31a,31b の取付基端部を挿入しボルト32で固定し、同上下枢軸支持フレーム31a,31b の枢軸支持筒33,33 の間に、中央枢軸34と平行の側部枢軸39を架設し、同側部枢軸39に前記上下連結杆35,35 の先端部に連設した上下側部軸受筒40,40を回動自在に外嵌している。
【0025】また、図7で示すように、前記エンドプレート28の外側面中途部に端縁取付上下ソケット38を固着し、同端縁取付上下ソケット38と中央枢軸34の中途部との間に略L字形状に屈折した補助フレーム42を架設して、同補助フレーム42によって、折畳んだ苗載台側部21b の重量を下方から支持するようにしている。図中、43は上下枢軸支持フレーム31a,31b の下部の間に架設した補強フレームである。
【0026】かかる構成により、苗載台側部21b の姿勢を保持しながら、上下連結杆35,35を中央枢軸34を中心として 180度回動させると、苗載台側部21b の内側端縁が苗載台中央部21a の外側から3番目の縦リブ27の上方に位置することになり、苗載台側部21b の外側端縁が苗載台中央部21a の外側端縁の上方に位置し、苗載台側部21b は6条植えの苗載台中央部21a の内側上方に完全に収納されることになる。
【0027】特に、前記各枢軸34,39 と各軸受筒36,40 との嵌合部に、それぞれ筒状カム41を形成して、前記折畳み動作中に苗載台側部21b,21b を各枢軸34,39 と平行に上方向に移動させるようにしており、同筒状カム41は、図2及び図4〜図6で示すように、中央枢軸34の上下中央軸受筒36,36 の下方位置にそれぞれ固定カム41aを固設すると共に、側部枢軸39の上下側部軸受筒40,40 の上方位置にそれぞれ固定カム41a を固設して苗載台側部21b の重量を支承させ、各軸受筒36,40 と各固定カム41a との接触面に、上下平面41b,41c と斜面41d よりなる凹凸部を有するカム面41e を形成し、苗載台側部21b を外側に拡開した使用状態では、各軸受筒36,40 と各固定カム41a との凹凸部が符合して苗載台側部21b が低位置を保持し、苗載台側部21b を苗載台中央部21a 上方に折畳んだ状態では、各軸受筒36,40と各固定カム41a との凸部同志が符合して苗載台側部21b が高位置を保持することになる。従って、折畳み状態では、苗載台側部21b が苗載台中央部21a の上方に位置し、しかも、前高後低に傾斜した各枢軸34,39 に平行に上方移動するので、苗載台側部21b の後端が斜め前上方に移動して、苗載台中央部21a の後端よりも前方に位置することになる。
【0028】更に、上記折畳み及び拡開動作の際に、苗載台側部21b の斜め後下方向に開口した摺動体25の上下レール24,24 への挿脱が円滑に行われることになる。
【0029】また、折畳み用連結機構Mの基部である上下枢軸支持フレーム31a,31b が、それぞれ丸パイプを丸みを持たせて屈折して一体成形されているので、剛性が高く円滑な折畳み及び拡開動作を行うことができ、特に、使用位置での苗載台側部21b の垂下を防止することができる。
【0030】また、端縁取付上下ソケット38,38 を除く各上下ソケット30は、図6で示すように、基板30a と、同基板30a の上面に溶接等の手段で立設した筒状部30b と、基板30a の上下部にそれぞれ溶接等の手段で垂設状に固着した控えボルト30c とで構成されており、特に、控えボルト30c はシャンク30d の外径をネジ部30e の外径よりも太く形成されており、シャンク30d とネジ部30e との間の段付部30fで、控えボルト30c の締付力と折畳み用連結機構Mに作用する荷重とを、中央苗載板26の下面に配設した補強部材44に伝達して、肉厚が薄い各苗載板26,29 や縦リブ27の変形や破損を防止するようにしている。
【0031】また、前記植付ケース22の左右側端部に、左右側部植付ケース45と左右側部フロート46とを折畳み及び拡開自在に連結している。従って、上記苗載台側部21bと左右側部植付ケース45とを拡開すると10条分の植付け作業が可能になり、上記苗載台側部21b と左右側部植付ケース45とを折畳むと、植付部Dの横幅が6条分の苗載台中央部21a の横幅まで縮小して、路上走行や格納の便をはかることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果を得ることができる。
【0033】請求項1記載の発明では、走行部の後方に植付部を連結し、同植付部に苗載台を設けると共に、同苗載台は、苗載台中央部と、同苗載台中央部の左右側方に折畳み用連結機構を介して連結した左右一対の苗載台側部とを具備し、苗載台側部は、苗載台中央部の左右側方に接続した使用位置と、苗載台中央部の上方に重合状態に配置した折畳み位置との間で位置変更自在とした乗用田植機であって、苗載台側部は、折畳み位置において、植付部の後端部を構成する構成部材よりも前方に位置すべく構成したことにより、苗載台側部を折畳んでも、植付部の前後長が変わらないので、バック運転が容易になり、苗載台側部が後方の障害物に衝突するのを防止することができる。
【0034】請求項2記載の発明では、苗載台中央部の端面に、一側半部縦リブ形成体を設けると共に、苗載台側部の端面に、他側半部縦リブ形成体を設けて、苗載台側部の使用位置にて一側半部縦リブ形成体に他側半部縦リブ形成体が近接・対向して左右二分割縦リブを形成可能とし、他側半部縦リブ形成体の外側面に、折畳み用連結機構を取付けるための上下ソケットを取付けると共に、同上下ソケットは左右二分割縦リブの左右中央部に位置すべく配置したことにより、上下ソケットの左右側が左右二分割縦リブで被覆されて、苗マットの下方摺動を阻害するのを防止できる。
【0035】請求項3記載の発明では、折畳み用連結機構に上下枢軸支持フレームを設け、同上下枢軸支持フレームを上下ソケットに差込んで苗載台に連結したことによって、上下枢軸支持フレームの形状が簡単になり、上下枢軸支持フレームの苗載台への取付部分の大部分を共通化でき、更に、折畳み用連結機構の苗載台への取付が容易になり、植付部の組立てが容易になる。
【0036】請求項4記載の発明では、他側半部縦リブ形成体の外側面に上下ソケット取付板を設け、同上下ソケット取付板に上下ソケットを取付ける一方、一側半部縦リブ形成体の外側面にエンドプレートを設けて、同エンドプレートが使用位置にて上記上下ソケット取付板に対向して、上下ソケットを側方より被覆すべく構成したことによって、苗載台側部の内側端面に設けた上下ソケットの左右側部が、上記エンドプレートで完全にカバーされるため、苗載台上に載置した苗マットの下方摺動を阻害するのを防止することができる。
【0037】請求項5記載の発明では、苗載台中央部上に、植付け条数分の苗マットを左右に仕切る縦リブを形成し、同縦リブの天井壁に上下ソケットを突設して、同上下ソケットに折畳み用連結機構に設けた上下枢軸支持フレームの取付基端部を差込んで苗載台に連結したことによって、苗マットの下方摺動を阻害するのを防止することができる。
【出願人】 【識別番号】000006851
【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
【出願日】 平成9年(1997)8月26日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 憲一郎
【公開番号】 特開平11−56041
【公開日】 平成11年(1999)3月2日
【出願番号】 特願平9−229910