| 【発明の名称】 |
水田作業機 |
| 【発明者】 |
【氏名】久保下 竹男
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| 【要約】 |
【課題】泥土が硬質の圃場から畦に登る形態で作業を行う場合でも圃場面を基準とした適切な高さで作業を行い得る水田作業機を合理的に構成する。
【解決手段】走行機体の後端にリフトシリンダ8で駆動昇降自在に苗植付装置を連結し、この苗植付装置に横向き姿勢Pの軸芯周りで揺動自在に支持した接地フロート18の揺動姿勢を目標姿勢に維持するよう苗植付装置の昇降を行う制御装置44を備えると共に、軸芯P周りで接地フロート18の前部を持ち上げる側に該接地フロート18を強制的にワイヤ37を介して操作する補正レバー35を備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体の後端に対してアクチュエータで駆動昇降自在に作業装置を連結し、この作業装置に対して横向き姿勢の軸芯周りで揺動自在に接地フロートを備え、この接地フロートの揺動姿勢を目標姿勢に維持するよう作業装置の昇降を行う制御装置を備えた水田作業機であって、前記軸芯周りで前記接地フロートの前部を持ち上げる側に該接地フロートを強制的に揺動させる強制操作手段を備えている水田作業機。 【請求項2】 前記強制操作手段が、人為操作力を接地フロートの前部を持ち上げる側に伝える操作ワイヤを備えて構成されている請求項1記載の水田作業機。 【請求項3】 前記強制操作手段が、走行機体が前上がり側に設定量以上傾斜している状態で、かつ、前記作業装置が作動している状態において前記接地フロートの前部を持ち上げる側に操作するアクチュエータで構成されている請求項1記載の水田作業機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体の後端に対してアクチュエータで駆動昇降自在に作業装置を連結し、この作業装置に対して横向き姿勢の軸芯周りで揺動自在に接地フロートを備え、この接地フロートの揺動姿勢を目標姿勢に維持するよう作業装置の昇降を行う制御装置を備えた水田作業機の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】上記構成の水田作業機の昇降制御装置として乗用型の田植機に備えられるものを例に挙げると、この昇降制御装置では圃場面に対する苗の移植深さを維持する目的から接地フロートを目標姿勢に維持する方向に苗植付装置の昇降制御を行うよう制御動作が設定されている。具体的には、接地フロートの前部を下げる方向にバネ付勢力を作用させると共に、接地フロート前部の上下方向への変位量を計測するポテンショメータ等のセンサを備え、このセンサの検出結果が目標姿勢に維持されるよう昇降用のアクチュエータを操作して苗植付装置の対圃場面高さを目標値に維持する制御装置を備えるものとなっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ここで、田植機で苗の移植を終了する際の作業形態を考えるに、苗の移植の終了時には苗の移植を行い乍ら機体を畦に接近させ、図10に示す如く、走行機体3が畦Dに登り終える直前まで苗の移植を継続する作業形態となっている。このような作業形態を採用する理由は畦Dの近傍位置まで苗の移植を行う目的からであるが、同図に示す如く作業を終了する直前には走行機体3が前上がりの傾斜姿勢となるので対地作業装置としての苗植付装置Aも前上がり姿勢になる。しかし、圃場面Sの泥土が硬質である場合には接地フロート18の後端部に押し上げ方向に強い力が作用し、該接地フロート18が横向き姿勢の軸芯P周りで前部が下がる側に揺動することもある。このように接地フロート18が揺動した場合には苗植付装置Aを下降させる制御が行われ、苗の植付深さが深くなり過ぎる現象に繋がるものとなり改善の余地がある。 【0004】本発明の目的は、泥土が硬質の圃場から畦に登る形態で作業を行う場合でも圃場面を基準とした適切な高さで作業を行い得る水田作業機を合理的に構成する点にある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴(請求項1)は冒頭に記したように、走行機体の後端に対してアクチュエータで駆動昇降自在に作業装置を連結し、この作業装置に対して横向き姿勢の軸芯周りで揺動自在に接地フロートを備え、この接地フロートの揺動姿勢を目標姿勢に維持するよう作業装置の昇降を行う制御装置を備えた水田作業機において、前記軸芯周りで前記接地フロートの前部を持ち上げる側に該接地フロートを強制的に揺動させる強制操作手段を備えている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。 【0006】本発明の第2の特徴(請求項2)は請求項1において、前記強制操作手段が、人為操作力を接地フロートの前部を持ち上げる側に伝える操作ワイヤを備えて構成されている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。 【0007】本発明の第3の特徴(請求項3)は請求項1において、前記強制操作手段が、走行機体が前上がり側に設定量以上傾斜している状態で、かつ、前記作業装置が作動している状態において前記接地フロートの前部を持ち上げる側に操作するアクチュエータで構成されている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。 【0008】〔作用〕上記第1の特徴によると、例えば、田植機において苗の移植の終了時には苗の移植を行い乍ら機体を畦に接近させ、走行機体が畦に登り終える直前まで苗の移植を継続する作業形態で作業を行い、走行機体が前上がりの傾斜姿勢となる伴って対地作業装置としての苗植付装置が前上がり姿勢になり、硬質の泥土の圃場から後端部に押し上げ方向に強い力が作用した場合でも、強制操作手段をによって接地フロートの前部を持ち上げる側に接地フロートを揺動させることによって、接地フロートの姿勢を目標姿勢に維持して対地作業装置が下降する側への制御を抑制し得るものとなる。 【0009】上記第2の特徴によると、苗植付装置の状態に応じて人為的に操作力、あるいは、操作量を調節することで接地フロートを目標姿勢に維持することが可能となり、走行機体が前上がり側に傾斜した場合でも人為的に接地フロートの姿勢を補正して対地作業装置が下降する側への制御を抑制し得るものとなる。 【0010】上記第3の特徴によると、走行機体が前上がり側に設定値以上傾斜し、作業装置が作動している場合には、アクチュエータが接地フロートの前部を持ち上げる側に操作するものとなり、走行機体が前上がり側に傾斜した場合でも自動調節によって対地作業装置が下降する側への制御を抑制し得るものとなる。 【0011】〔発明の効果〕従って、泥土が硬質の圃場から畦に登る形態で作業を行う場合でも圃場面を基準とした適切な高さで作業を行い得る水田作業機が合理的に構成されたのである(請求項1)。又、このように作業装置を適正な高さに維持する制御がワイヤを備える程度の簡単で安価な改良で済み(請求項2)、又、このように作業装置を適正な高さに維持する制御を自動的な作動によって作業者に煩わしさを感じさせずに済むものとなった(請求項3)。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、ステアリング操作される駆動型の前車輪1、及び、駆動型の後車輪2を備えた走行機体3の前部にエンジン4を搭載すると共に、この走行機体3の前部にエンジン4からの動力が伝えられる静油圧式の無段変速装置5、及び、ミッションケース6を配置し、又、走行機体3の中央部に運転座席7を配置し、走行機体3の後端部に対しアクチュエータとしてのリフトシリンダ8で駆動昇降するリンク機構9を介して対地作業装置としての苗植付装置Aを連結して水田作業機としての乗用型の田植機を構成する。 【0013】前記運転座席7の右側部に苗植付装置Aの昇降制御と植付クラッチCの入り切り操作とを行う昇降レバー10を備え、又、運転座席7の前方位置には前記無段変速装置5を操作する変速レバー11を備えている。尚、前記植付クラッチCは、前記ミッションケース6に内蔵され、このミッションケース6から苗植付装置Aに対して動力を伝える伝動軸12が決まった回転位相にある場合にのみ切り操作を許容して苗植付装置Aの植付アーム(後述する)が圃場との接触を回避した姿勢で動力を遮断するよう構成されている。 【0014】苗植付装置Aはマット状苗Wを載置する苗載せ台13、前記伝動軸12からの動力が伝えられる伝動ケース14、この伝動ケース14からチェーンケース15を介して伝えられる動力で回転するロータリケース16、このロータリケース16に一対ずつ備えられた植付アーム17、複数の整地フロート18夫々を備えて8条植用に構成されている。 【0015】図2に示すように、前記苗植付装置Aに横向き姿勢の軸芯周りで回動自在に支持された植付深さ調節軸21から後方に延設した支持アーム22の後端位置に対して前記複数の整地フロート18のうち左右方向での中央位置のもの(接地フロートの一例)を横向き姿勢の軸芯P周りで苗植付装置Aに対して揺動自在に支持すると共に、植付深さ調節軸21から前方に向けて形成したリンク部材23に対して整地フロート18の前部を支持することで該整地フロート18を横向き姿勢の軸芯P周りでの揺動で、その前部が上下方向に変位自在となるように構成してある。 【0016】支持アーム22に対して横向き姿勢の操作軸24周りで揺動自在にポテンショメータ型のフロートセンサ25を支持し、この操作軸24に備えた操作アーム24Aと整地フロート18に固定した固定アーム26との間に操作ロッド27を備え、植付深さ調節軸21に固設した部材28とフロートセンサ25本体とに亘ってロッド29を備えることで植付深さ調節軸21の回動操作時に操作軸24周りでのフロートセンサ25本体の姿勢を変更して整地フロート18の苗植付装置Aに対する揺動姿勢を一定に維持する限りはフロートセンサ25本体に対する操作アーム24Aの姿勢を維持するよう構成されている。又、植付深さ調節軸21に固設された調節アーム30を介して上下方向に揺動操作される部材31と整地フロート18の前部との間に付勢手段としての圧縮コイル型のバネ32を介装することで、植付深さ調節軸21の回動操作時にも整地フロート18の苗植付装置Aに対する揺動姿勢を一定に維持する限りはバネ32の付勢力を変化させないように構成されている。尚、この植付深さ調節軸21を回動操作した場合には植付アーム17の植付爪先端の作動軌跡と圃場面Sとの上下方向での相対距離を変更することで苗の植付深さを調節するものとなっている。 【0017】又、運転座席7に左側部位置には補正レバー35を配置してあり、この補正レバー35は図2に示すように、横向き姿勢の支軸36周りで揺動自在に支持されると共に、この補正レバー35の端部と前記整地フロート18の前部位置とに亘ってワイヤ37(強制操作手段の一例)を介装することで補正レバー35を引き操作した場合には整地フロート18の前部を持ち上げる方向に該整地フロート18を強制的に揺動操作できるものとなっている。 【0018】図1,図3に示すように、昇降レバー10の基端部にはポテンショメータ型の昇降レバーセンサ41を備え、運転座席7の前方位置のパネルにはダイヤル42で操作されるポテンショメータ型の感度設定器43が配置されている。この感度設定器43はダイヤル42によって「敏」〜「鈍」との間を「1」〜「7」の数字で示される操作域に無段階に操作できるよう構成され、ダイヤル42を「敏」の側に操作するほど苗植付装置Aの自動昇降制御の感度を高め、ダイヤル42を「鈍」の側に操作するほど苗植付装置Aの自動昇降制御の感度を低くするものとなっている。 【0019】図3に示すように、苗植付装置Aを昇降制御する系が構成され、この系ではマイクロプロセッサ(図示せず)を備えた制御装置44に対して前記感度設定器43、レバーセンサ41、フロートセンサ25夫々からの信号が入力する系が形成されると共に、前記リフトシリンダ8を制御する電磁弁45を制御する出力系が形成され、昇降レバー10を後方側に操作した場合には電磁弁45を介してリフトシリンダ8に対して圧油を供給して苗植付装置Aを上昇させ、該昇降レバー10を前方側に操作した場合には電磁弁45を介してリフトシリンダ8から油を排出して苗植付装置Aを下降させるよう基本的な制御動作が設定され、又、該昇降レバー10を前方側の端部に操作した場合には前記整地フロート18が接地した状態で、この整地フロート18が前記感度設定器43の設定値に基づいて予め設定された目標姿勢を維持するよう苗植付装置Aを昇降することで該苗植付装置Aが圃場面Sに追従して昇降する自動昇降制御を行うものとなっている。 【0020】つまり、制御装置44は、フロートセンサ25からの電圧信号が感度設定器43で設定される制御目標の電圧信号をと合致する方向に苗植付装置Aの昇降を行い、又、この昇降によってフロートセンサ25が検出された電圧信号が制御目標と基準に形成された不感帯の領域内に収まったタイミングで苗植付装置Aの昇降を停止するよう基本的な制御動作が設定されている。具体的には、制御目標に対応する姿勢を基準にして軸芯P周りで整地フロート18が前下がり側に姿勢変化した場合には苗植付装置Aを下降させ、制御目標に対応する姿勢を基準にして軸芯P周りで整地フロート18が前上がり側に姿勢変化した場合には苗植付装置Aを上昇させるよう制御装置44の制御方向が設定され、又、ダイヤル42を回動操作して所定の感度に設定した場合には、感度設定器43からの電圧信号を制御目標に設定するものとなっており(この制御目標と対応して整地フロート18の目標姿勢が決まる)、この感度設定器43を「敏」の側に操作するほど整地フロート18の目標姿勢を前下がり側に変更し、バネ32の付勢力が低下することにより整地フロート25が軽く揺動できるようになる結果、制御感度を敏感にするものとなっており、逆に、感度設定器43を「鈍」の側に操作するほど整地フロート18の目標姿勢を前上がり側に変更し、バネ32の付勢力が上昇することにより整地フロート25の揺動が行い難くなる結果、制御感度を鈍感にするものとなっている。 【0021】又、従来からの作業では、図9に示すように、苗の移植の終了時には苗の移植を行い乍ら走行機体3を畦Dに接近させ、走行機体3が畦Dに登り終える直前まで苗の移植を継続する作業形態が用いられることも多く、この作業時に圃場の泥土が硬質である場合には、圃場面Sから整地フロート18の後部を持ち上げる方向に強い力が作用して整地フロート18が目標姿勢から前下がり側に変化し、苗植付装置Aを下降させる制御が行われて苗の植付深さが適正な値より深くなるものであるが、本発明では、このような場合に前記補正レバー35を引き操作することで整地フロート18の姿勢を前上がり側に強制操作して該整地フロート18を目標姿勢に維持させて苗植付装置Aの下降制御を抑制して苗の植付深さを適正な値に維持できるものとなっている。 【0022】更に、当該田植機では、前記制御装置44でエンジン4の回転速度を自動的に調節する制御動作も行い得るように構成されている。つまり、図4に示すように、エンジン4の回転速度を調節するアクセルレバー61とエンジン4の回転速度を決める調速アーム62とを補正リンク63と一対のワイヤ64,64とを介して連係すると共に、アクセルレバー61の操作位置を計測するポテンショメータ型のアクセルセンサ65と、エンジン4の回転速度を計測するピックアップ型の回転速度センサ66とからの信号を制御装置44に入力する系が形成され、補正リンク63の姿勢を決める電動型の補正シリンダ67に対する出力系が形成され、又、前記変速レバー11の操作位置を計測するポテンショメータ型の速度設定器68からの信号と、前記無段変速装置5の変速状態を計測するポテンショメータ型の変速センサ69からの信号とを制御装置44に入力する系を形成し、前記無段変速装置5の変速アーム70を変速操作する電動型の変速シリンダ71に対する出力系を形成してあり、ステップに備えた主クラッチペダル72の状態から主クラッチ(図示せず)の状態を判別する主クラッチスイッチ73からの信号を制御装置に入力する系が形成されている。 【0023】そして、このように構成した制御系では、アクセルレバー61を操作した場合にはワイヤ64,64の操作力で調速アーム62を操作してエンジン4の回転数を設定すると共に、エンジン4の回転数が比較的高速に設定されている状態で変速レバー11を中立位置に操作して走行を停止したことを速度設定器68からの信号で検出した場合、あるいは、主クラッチを切り操作して走行を停止したことを主クラッチスイッチ73からの信号で検出した場合には、補正シリンダ67を作動させて補正リンク63を揺動させ、エンジン4の回転数を低下させて燃料の無駄な消費を低減するものとなっており、更に、このようにエンジン4の回転数を低下させた状態で主変速レバー11の操作で走行を開始した場合、あるいは、主クラッチの入り操作で走行を開始した場合には補正シリンダ67を復元方向に作動させてアクセルレバー61で設定された速度でエンジン4を駆動するものとなっている。尚、変速レバー11を操作した場合には速度設定器68からの設定信号と対応する信号が変速センサ69からフィードバックされるまで変速シリンダ71を駆動するよう該制御装置44の制御動作が設定されている。 【0024】当該田植機では図6(イ)〜図6(ニ)に示すように、苗植付装置Aを4条ずつに2分割し、回動操作して格納姿勢に切換えることで横幅方向への寸法の縮小を図り得るよう構成されており、このように苗植付装置Aを分割して格納姿勢に切換える際には、苗載せ台13を左側の端部に移動させて停止し、次に、苗載せ台13を左側の分割苗載せ台13Lと右側の分割苗載せ台13Rとに分割して右側のものを右端部まで移動させ、次に、苗植付装置Aのフレーム、伝動系等を分割し、左右の分割物AL,ARを支持する左右のフレームを内方に揺動させると同時に、夫々の分割物AL,ARを縦軸芯周りで回動させることで図6(ニ)に示す如く、苗植付装置Aの左右方向を前後方向に沿わせる格納姿勢に切換え得るものとなっている。 【0025】又、苗植付装置Aを格納姿勢に切換える際において苗載せ台13を図6(イ)に示す如く、左側の端部に移動させる際には、図5に示すように、左側の分割物ALに備えた伝動ケース14から外方に突出した横送り機構の駆動力を苗載せ台13に伝えるものとなっており、この移動時には苗載せ台13が左側の移動端に達すると自動的に移動を停止させる機構(制御系は詳述せず)を備えている。つまり、苗植付装置Aのフレーム75に対して支持された前記伝動ケース14から横方向に螺軸76を突設してあり、この螺軸76に形成された螺旋溝76Aに係入するコマ部材(図示せず)からの移動力を受ける移動部材77を苗載せ台17の裏面側に固設してあり、この移動部材77との接当で苗載せ台13が左側の移動端に達したことを検出するリミットスイッチ78をフレーム75に備えている。又、前記植付クラッチCの伝動下手側に前記伝動ケース14が配置され、この伝動ケース14の伝動下手側に前記チェーンケース15が配置され、このチェーンケース15の前端位置には各条クラッチ(図示せず)が内蔵されており、この各条クラッチを入り切り操作するアクチュエータ(図示せず)が備えられている。 【0026】そして、苗植付装置Aを格納姿勢に切換える際には、スイッチのON操作等の所定の操作を行うことで、アクチュエータが作動し、その駆動力で各条クラッチが切り操作された後に、植付クラッチCが入り操作されて植付アーム17を作動させること無く、横送り機構の螺軸76を回転させて苗載せ台13を左側の移動端まで送り、移動端に達したことをリミットスイッチ78が検出したタイミングで駆動を停止するものとなっている。尚、この後には苗載せ台13を人為的に分割し、右側の分割苗載せ台13Rを人為的に右側の移動端まで移動させ、更に、人為的に分割物AL,ARを回動させることで苗植付装置Aを格納姿勢に切換得るものとなっている。 【0027】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態以外に、例えば、次にように構成することも可能である(前記実施の形態と同じ機能を有するものには実施例と共通の番号・符号を附している)。つまり、図7及び図8に示すように、走行機体3に対して前後方向への傾斜量を計測する傾斜センサ50を備え、又、前記植付クラッチCが入り状態にあるか切り状態にあるかを判別するクラッチセンサ51を備え、又、整地フロート18の前部位置に対してバネ52を介してワイヤ53の一端を連結し、このワイヤ53の他端部を電動型の補正モータ54(強制操作手段の一例)で回動操作されるアーム54Aに連結し、このアームの回動量を計測するポテンショメータ型の張力センサ55を備えることで補正モータ54の駆動でワイヤ53を引く操作と弛める操作とを行い、この操作時の張力を電気的に計測できるよう構成し、前記実施の形態の制御系に対してこれらを附加するよう制御系を構成する。 【0028】そして、苗の移植の終了時には前述と同様に苗の移植を行い乍ら走行機体3を畦Dに接近させ、走行機体3が畦Dに登り終える直前まで苗の移植を継続する作業を行う際には、走行機体3が予め設定された値以上傾斜したことを傾斜センサ50で検出し、植付クラッチCが入り状態にあることをクラッチセンサ51で検出した場合には、補正モータ54の駆動によって走行機体3の傾斜角に対応した量だけワイヤ53を引き操作することによって、圃場面Sの泥土が硬質であることに起因して圃場面Sから整地フロート18の後部を持ち上げる方向に強い力が作用した場合にも該整地フロート18を目標姿勢に維持させて苗植付装置Aの下降制御を抑制して苗の植付深さを適正な値に維持できるものとしている。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)8月1日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−46530 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)2月23日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−207619 |
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