| 【発明の名称】 |
野菜移植機の縦送り駆動機構 |
| 【発明者】 |
【氏名】清水 修一
【氏名】蔵屋 芳明
【氏名】中島 英夫
【氏名】大垣 洋三
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| 【要約】 |
【課題】野菜移植機の後部に摺動自在に載置した苗載台の横送りの終端位置において確実に縦送りを行わせる。
【解決手段】苗載台34に載置する苗トレイを苗載台を横送りする横送り軸85を苗取り駆動ケース84に軸支し、該苗取り駆動ケース内に入力された動力を間欠駆動し、横送り軸に伝達し、横送り軸の動力伝達の下流側に間欠駆動体118と間欠従動体119より成る間欠駆動ギア機構Kを配し、縦送りの駆動力を横送り軸に同調させて、横送りの終端位置において苗トレイを縦送りする縦送り軸が間欠駆動される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 苗載台を横送りする横送り軸を苗取り駆動ケースに軸支し、該苗取り駆動ケースにミッションケースによって減速駆動された動力を入力し、間欠駆動した動力を横送り中間軸に伝達し、該横送り中間軸に複数個の変速ギアを遊嵌し、該変速ギアに常時噛合する変速従動ギアを横送り軸に固設し、横送り中間軸に形成した溝内に、変速ギアと噛合するシフトキーを摺動可能に配し、横送りの終端位置で間欠回転を停止させたことを特徴とする野菜移植機の縦送り駆動機構。 【請求項2】 摺動自在に苗載台を配し、該苗載台に載置する苗トレイを横送りする横送り軸を苗取り駆動ケースに軸支し、前記苗トレイを縦送りする縦送り軸への動力伝達を、間欠ギアとカムとを同一軸に並設する間欠駆動体と従動ギアとカムとを同一軸に並設する間欠従動体とを噛合させている間欠駆動ギア機構を用いて縦送り軸を間欠駆動し、横送りの終端位置に合わせて縦送り軸が間欠回転されることを特徴とする野菜移植機の縦送り駆動機構。 【請求項3】 摺動自在に苗載台を配し、該苗載台に載置する苗トレイを横送りする横送り軸を苗取り駆動ケースに軸支し、該苗取り駆動ケース内に入力された動力を間欠駆動し、横送り軸に伝達し、横送り軸の動力伝達の下流側に間欠駆動体と間欠従動体より成る間欠駆動ギア機構を配し、前記苗トレイを縦送りする縦送りの駆動力を横送り軸に同調させて、横送りの終端位置において縦送り軸が間欠駆動されることを特徴とする野菜移植機の縦送り駆動機構。 【請求項4】 請求項3記載の間欠駆動ギア機構を、横送り軸の下流側に複数個を設け、縦送り軸に動力を伝達したことを特徴とする野菜移植機の縦送り駆動機構。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、野菜移植機の苗載台を摺動させると同時に、該苗載台上の載置する複数の苗が生育されているトレイを縦送りさせる構成に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から機体の後部に苗載台を配し、該苗載台上に野菜苗が生育されている苗トレイが載置され、苗載台の左右往復動の終端位置で苗トレイの縦送り駆動が行われ、横送り駆動によって野菜苗を苗取り位置に案内し、苗取爪によって野菜苗を取り出し、移植爪内に投入して、該移動爪を回動させて、圃場に移植する技術は公知となっている。前記苗トレイを搬送する技術として、ミッションケースより動力が伝達される苗送り駆動ケースに縦送り出力軸と横送り軸とを横設し、横送り軸を間欠的に駆動し、該横送り軸上に穿設した溝にスベリ子を嵌合し、該スベリ子を苗載台に連結して横送りが行なわれていた。一方、前記縦送り出力軸の動力は、苗載台側に配した縦送り駆動機構に伝達されている。該縦送り駆動機構には縦送り軸が軸支され、該縦送り軸には、苗載台の摺動幅に合わせて、横送りの終端の二箇所に縦送りカムが突出され、苗トレイを下方に搬送するチェーンの駆動軸に従動カムを固設し、苗載台の横送りの終端位置で従動カムと縦送りカムとが当接し、苗トレイを下方に搬送させる縦送り機構は公知となっている。更に、苗取爪によってトレイより野菜苗を抜き取り出すために、苗載台の横送り駆動と、縦送り駆動を一時的に停止させて、その間に苗取爪によって野菜苗を抜き取るように構成しており、横送り軸を間欠的に駆動させていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の移植機の苗載台上の苗トレイとして、野菜の種類によって苗トレイの苗を生育させている穴数が異なっており、この数に合わせるように横送り量と縦送り量を調整させるために、横送り軸と縦送り軸との回転数を変更させる複雑な構成となっており、横送り軸の終端位置において、苗載台を一時停止させることが出来ない場合があった。その為に、苗載台の往復動の切り返し時に、縦送りカムと従動カムとが当接せずに、苗トレイ上の苗を取り残したり、苗載台の往復動の切り返し時に、従動カムを二度当接させて、苗取爪を空振りさせたりする不具合が発生していた。そこで、縦送りカムと従動カムとの当接により苗トレイを縦送り駆動させる構成をとらずに、間欠的に縦送り駆動させる構成が望まれてきていた。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような課題を解決するために、次のような手段を用いる。即ち、苗載台を横送りする横送り軸を苗取り駆動ケースに軸支し、該苗取り駆動ケースにミッションケースによって減速駆動された動力を入力し、間欠駆動した動力を横送り中間軸に伝達し、該横送り中間軸に複数個の変速ギアを遊嵌し、該変速ギアに常時噛合する変速従動ギアを横送り軸に固設し、横送り中間軸に形成した溝内に、変速ギアと噛合するシフトキーを摺動可能に配し、横送りの終端位置で間欠回転を停止させている。また、摺動自在に苗載台を配し、該苗載台に載置する苗トレイを横送りする横送り軸を苗取り駆動ケースに軸支し、前記苗トレイを縦送りする縦送り軸への動力伝達を、間欠ギアとカムとを同一軸に並設する間欠駆動体と従動ギアとカムとを同一軸に並設する間欠従動体とを噛合させている間欠駆動ギア機構を用いて縦送り軸を間欠駆動し、横送りの終端位置に合わせて縦送り軸が間欠回転させている。また、前記間欠駆動ギア機構を、横送り軸の動力伝達の下流側に配したものである。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明の一実施例を、添付の図面を用いて説明する。図1は歩行型野菜移植機の全体側面図、図2は同じく平面図、図3は本発明の苗取り駆動機構を示す展開図、図4は苗取り駆動機構の部分展開図、図5は横送り変速機構を示す断面図、図6は間欠駆動ギア機構を示す図、図7は間欠駆動ギア機構の間欠ギアの回転過程を示す図である。 【0006】次に、本発明のフレーム構成を有する野菜移植機について全体構成から説明する。図1、図2に示すように、メインフレーム1が前低後高に配置されて、該メインフレーム1の前部にエンジンフレーム2を固設し、該エンジンフレーム2上にエンジンEを載置し、前記エンジンフレーム2の後部とメインフレーム1の前下部にミッションケース3が固定され、メインフレーム1後部の内側に移植部Aが配置され、メインフレーム1後端に操作部Bが配設されている。該操作部Bには走行クラッチレバーや作業クラッチレバー等が配置されている。該エンジンEやミッションケース3の上方や側方はカバー9によって覆われている。 【0007】前記メインフレーム1は鋼管等からなるパイプ部材を折り曲げて、側面視「へ」字状に、平面視前方を開放した略コ字状に構成され、平面視において、前部の幅は狭く後部の幅は広くして、後部のメインフレーム1の幅は車幅と略一致させて、側部を障害物から保護できるようにし、メインフレーム1が斜め上後方へ延出するように配設されている。 【0008】前記メインフレーム1の前端がエンジンフレーム2の中途部の側方に位置し、メインフレーム1の前部途中位置より内側方向に固定アーム80・80を左右対抗させて固設し、該固定アーム80・80内側端部にエンジンフレーム2後上部を固定している。該エンジンフレーム2の前部上にはエンジンEが載置固定され、該エンジンフレーム2内には駆動力の大きい昇降用油圧シリンダーが配設されている。 【0009】前記エンジンEの出力軸5上に出力プーリー6が固定され、該出力プーリー6よりベルト50を介してエンジンE後上方に配置する発電機4に動力が伝えられ、出力プーリー6よりベルト51を介してミッションケース3に動力が伝えられ、該ベルト51はメインフレーム1を横切るようになる。 【0010】そして、前記ミッションケース3の下部両側より走行駆動軸10・10が突出され、該走行駆動軸10・10に前輪支持体52・52と、その内側に後走行駆動ケース12・12がそれぞれ上下回動自在に枢支され、側面視「入」状に配置されている。該後走行駆動ケース12内の走行駆動軸10上にはスプロケットが固設され、後走行駆動ケース12の他側に車軸14が軸支されて、該後走行駆動ケース12内の車軸14上にはそれぞれスプロケットが固定され、走行駆動軸10よりプロケット、チェーンを介して車軸14を駆動できるようにしている。該後走行駆動ケース12の車軸14上に後輪16が固定されて、前輪支持体52端部に前輪15が枢支され、後輪駆動で走行している。 【0011】また、前記メインフレーム1の左右両側上に、予備苗台30・30が前後方向に固定され、メインフレーム1の前後中央部の間に移植爪31の昇降開閉機構32や苗取り駆動機構65が配置され、メインフレーム1の後部の間に苗載台34が配置され、メインフレーム1後端に平面視コ字状に構成したハンドル36が設けられ、該ハンドル36は上下高さ調整可能に設けて、オペレーターの身長に合わせて変更でき、作業性を向上している。また、前記ミッションケース3の後部側面より後方に下部フレーム37を突出し、該下部フレーム37の後下部に覆土輪39を配置している。また、前記覆土輪39の上方に植深さレバー70や、主変速レバー、株間変速レバー、覆土圧調整レバー73を有する第二操作部が配設されている。 【0012】前記移植爪31の昇降開閉機構32はミッションケース3一側(本実施例では右側)より後方へ突出した植付伝動ケース45の後部に配置され、チェーンやスプロケット等を介して動力が伝達されている。前記苗取り駆動機構65にも前記ミッションケース3からチェーン67やスプロケット等を介して動力が伝達されている。前記苗載台34には、苗取り駆動機構65よりスプロケット、チェーン69を介して縦送り駆動力が伝達されている。この縦送り駆動力によって苗トレーが下方へ一定量ずつ搬送されて、苗取り駆動機構65によって駆動される苗取り爪によって、苗トレーから苗を一つずつ移植爪31に搬送して、該移植爪31を下降して畝上で開き落下させて植え付け、覆土輪39によって両側の土を押さえつけて移植するのである。 【0013】次に、本発明の苗取り駆動機構65について説明する。該苗取り駆動機構65は、苗載台34を左右往復動させる横送り軸85、苗載台34に載置する苗トレイTを縦送り駆動する縦送り軸86等を軸支する苗台駆動ケース84等より構成され、苗取り位置で苗トレイTの搬送を一時的に停止させて、苗取爪66を用いて苗を取り出すようにしている。この苗トレイTの搬送を一時的に停止させるために、図3に示すように構成している。前記苗台駆動ケース84に入力軸88が軸支され、苗台駆動ケース84側面より入力軸88端部が突出され、端部にスプロケット89が固設され、前述したようにミッションケース3の動力が入力されている。 【0014】また、図4に示すように、前記入力軸88には間欠ギア90が固設され、該間欠ギア90と噛合する従動ギア91が横送り中間軸92に固設されている。前記間欠ギア90は、入力軸88にボス部90aを固設し、該ボス部90a外周面の左右両側に円弧状のギア90b・90bを固設したものである。前記従動ギア91には、ギア90b・90bと噛合するギア91a・91aとが形成されており、入力軸88の動力が横送り中間軸92に間欠的に伝達されており、苗取爪66による苗取りする動作時に、横送りの動力を停止するようにしている。 【0015】更に、前記横送り中間軸92に横送り変速機構Dである変速ギア93・94・95が遊嵌されている。該変速ギア93・94・95に常時において噛合される変速従動ギア96・97・98が横送り軸85上に固設されている。また、動力伝達経路の上流側である前記変速ギア93・94・95の基部にキー溝93a・94a・95aが形成され、横送り中間軸92外周面の軸芯方向に溝92aが形成され、該溝92a内にシフトキー99が摺動自在に遊嵌されている。該シフトキー99は板バネ102によって上方に付勢されている。該シフトキー99を変速位置に摺動させると、板バネ102によってシフトキー99が溝92a外側に向けて付勢され、何れかのキー溝93a・94a・95aと溝92aとに跨がって係合される。 【0016】一方、図4、図5に示すように、前記横送り中間軸92の外周面には、左右に摺動自在にシフター100が遊嵌され、横送り中間軸92と一体的に回動するシフトキー99端部がシフター100に係合されている。該シフター100外周面は、シフトフォーク103に係合され、該シフトフォーク103が横送り切替レバー101に連結されている。 【0017】よって、前記入力軸88の動力を、間欠ギア90、従動ギア91を介して横送り中間軸92が間欠的に駆動されている。そして、デテント嵌合による変速位置に合わせて前記横送り切替レバー101を操作すると、シフトフォーク103を介してシフター100が摺動され、該シフター100に係合されるシフトキー99が変速位置まで移動される。この位置において、係合すべき変速ギア93(若しくは変速ギア94・95)のキー溝93a(若しくはキー溝94a・95a)が一致していない場合には、シフトキー99は溝92a内に位置し、横送り中間軸92の回動によって溝92aとキー溝93aとが一致した時に、シフトキー99が溝92aとキー溝93aとに跨がっるように付勢され、横送り中間軸92と変速する変速ギア93とがシフトキー99によって係合されている。よって、変速ギア93と横送り中間軸92とが一体的に回動され、変速ギア93に噛合する変速従動ギア96に動力が伝達され、変速ギア93と変速従動ギア96によって変速した回転数において横送り軸85が間欠的に回動されている。 【0018】従って、前記横送り切替レバー101を操作すると、横送り軸85の間欠的に回動される量を変えると、苗載台34を間欠的に横送りする横送り量が変わり、苗トレイTの左右方向の孔に合わせて横送りさせている。即ち、前記苗載台34を一側端部より逆側端部まで移動させるには、横送り軸85を規定回転(本実施例においては16回転)させており、横送り変速によって間欠的に回動される横送り軸85の一回の間欠回転により回転量が変更され、例えば、苗トレイTが200穴の場合には、横方向の穴数が10であり、変速ギア94と変速従動ギア97とを係合させることで10ピッチに分けて間欠的に規定回転(16回転)されている。前記苗トレイTが128の場合には、変速ギア95と変速従動ギア98とを係合させて、8ピッチに分けて間欠的に規定回動されている。前記苗トレイTが288穴の場合には、変速ギア93と変速従動ギア96とを係合させて、16ピッチに分けて間欠的に規定回転が行われており、苗トレイTの穴数に合わせた設定段階で横送り軸85が回動される。 【0019】また、前記変速ギア93・94・95に変速従動ギア96・97・98が常時噛合され、横送り軸85の回動と変速ギア93・94・95とが同調され、変速を行うシフトキー99を上流側である横送り中間軸92に配したことで、横送りの途中位置で横送り変速を行っても、横送りの左右終端位置で横送り軸85を一時的に停止させることができる。即ち、変速ギア93・94・95に内で一つのギア、例えば変速ギア93にシフトキー99を噛合させて、横送り軸85を駆動しており、他の変速ギア94・95には変速従動ギア96・97を介して回動されており、変速ギア93・94・95の回転は横送り軸85の回転と同調されている。 【0020】よって、変速ギア93・94・95と変速従動ギア96・97・98とのギア比を合わせることで、横送り軸85の規定回転後には、変速ギア94・95を整数倍で回動させることができる。従って、横送りの一方終端位置で間欠回転の停止位置とし、この終端位置において横送り軸85が間欠的に停止し、各キー溝93a・94a・95a位置を一致させるように合わせると、横送りの他方終端位置でも各キー溝93a・94a・95a位置を一致させるとともに、間欠回転の停止時とすることができ、横送りの左右終端位置で苗載台34の摺動を止めて、苗取爪66によって苗を取り出すことができる。 【0021】これに対して、シフトキー99を下流側である横送り軸85に配した場合には、変速従動ギア96・97・98を横送り軸85に遊嵌し、変速従動ギア96・97・98にキー溝が形成される構成となる。この構成においては、各変速従動ギア96・97・98はシフトキー99の操作にかかわらず変速ギア93・94・95に回転が伝達されており、横送り軸85の回転と変速従動ギア96・97・98及び変速ギア93・94・95の回転とを同調させておらず、横送り軸85を規定回転させた終端位置において、三つの変速従動ギア96・97・98を整数倍で回転させるギア比を得ることが困難なものとなっていた。例えば、変速ギア93と変速従動ギア96とのギア比が8対5の場合で、変速ギア94と変速従動ギア97とのギア比が2対1の場合に、変速ギア94と変速従動ギア97とを係合させて横送り軸85を設定回転である16回転させるために、横送り中間軸92を8回転させると、変速ギア93を介して変速従動ギア96が整数倍でなく、12.8回転しており、変速従動ギア96のキー溝を一致させていない。よって、シフトキー99を下流側である横送り軸85に配した場合には、苗載台34を左右終端位置で停止させる変速ギアのギア比を得ることが困難となっている。 【0022】尚、本実施例において、苗トレイTの左右方向に生育される苗数に合わせて、変速ギア93・94・95と変速従動ギア96・97・98とが三組設けられているが、更なる変速ギアと変速従動ギアとを配置することで、様々な孔数の苗トレイTに対応させることができる。 【0023】次に、前記縦送り軸86を、横送りの左右終端位置で間欠的に縦送りさせる構成について説明する。図3に示すように、前記縦送り軸86の駆動力は、横送り軸85より第一間欠軸109、第二間欠軸110を介して縦送り中間軸111に動力伝達され、該縦送り中間軸111より変速ギア機構Cを介して縦送り軸86に間欠駆動された動力が伝達されている。前記横送り軸86の端部には、間欠駆動体118が固設され、該間欠駆動体118に噛合される間欠従動体119が第一間欠軸109に固設されている。該第一間欠軸109には、さらに間欠駆動体118が固設され、該間欠駆動体118に噛合される間欠従動体119が第二間欠軸108に固設されている。該第二間欠軸108には、さらに間欠駆動体118が固設され、該間欠駆動体118に噛合される間欠従動体119が縦送り中間軸111端部に固設され、間欠駆動ギア機構Kが構成されている。 【0024】図6に示すように、前記間欠駆動ギア機構Kを構成する、上流側の軸に配設した該間欠駆動体118は、一組の間欠駆動ギア105と回動規制カム106より成り、間欠駆動ギア105は、外周面の90°の範囲に噛合用の歯105aを形成し、回動規制カム106は、外周面の90°の範囲に溝106aを形成し、前記歯105aと溝106aとを側面視においてラップさせたものである。前記間欠駆動ギア機構Kを構成する、下流側の軸に配設した間欠従動体119は、下流側の軸に並設する一組の間欠従動ギア107と従動カム108とより構成され、間欠従動ギア107は外周面の全周に歯105aと同形状の歯が形成され、従動カム108は軸を中心に半径方向にカム108a・108a・・が突出され、該カム108a・108a・を90°間隔に四個が突出されている。 【0025】よって、上流側の軸を回転させると、前記回動規制カム106と従動カム108のカム108aとが係合される270°の範囲で下流側の軸の回動が規制される。更に、上流側の軸を回転させてゆくと、前記カム108aに回動規制カム106の溝106aが案内されると、従動カム108の係合が外れ、下流側の軸の回動の規制が外れると同時に、間欠駆動ギア105の歯105aと間欠従動ギア107とが噛合し、下流側の軸を間欠駆動させ、下流側の軸が90°回転される。 【0026】即ち、図7に示すように、上流側の軸(例えば横送り軸85)が一回転されると、下流側の軸(例えば第一間欠軸109)側の印aの示すように、下流側の軸が90°回動されている。上流側の軸が二回転されると、下流側の印aに示すように、下流側の軸が180°回動され、上流側の軸が三回転されると、下流側の印aに示すように、下流側の軸が270°回動され、上流側の軸を四回転させることで下流側の軸を四段階に分けて間欠的に一回転させている。この時に、前記間欠駆動ギア105と間欠従動ギア107との歯形状が等しくされているので、下流側の軸は上流側の軸との周速度が等しくされている。 【0027】また、図6に示すように、横送りの左右終端位置において、前記第一間欠軸109に固設した間欠駆動ギア105と回動規制カム106とは、歯105aと溝106aとが従動カム108の係合位置より後方回動側に位置している。更に、第二間欠軸110に固設した間欠駆動ギア105と回動規制カム106とは、歯105aと溝106aとが従動カム108の係合位置より前方回動側に位置するように配設されている。 【0028】従って、横送り変速によって、前記横送り軸86を規定回転(16回転)させる間に、苗トレイTの横穴個数と合わせた前述した設定段階に分けて間欠回転されている。例えば、この規定回転が16回転であり、苗トレイTの穴数が288である場合について説明すると、苗載台34を左右片側に移動させるために、横送り軸85が1段階に1回転されながら、間欠的に16段階に分けて回転され、第一間欠軸109が90°毎に16段階に間欠回転されながら4回転し、その間に第二間欠軸110が90°毎に4段階に間欠回転され一回転している。そして、前記第二間欠軸110が270°位置より間欠回転されるて1回転すると同時に、縦送り中間軸111が90°間欠回転されている。この縦送り中間軸111の間欠回転が、縦送り変速機構Cを介して縦送り軸86を間欠回転させ、苗載台34のチェーンを駆動し、苗トレイTを縦搬送している。よって、前記横送り軸86を規定回転(16回転)させた時点で、苗載台34が左右終端位置に横送りされ、縦送り中間軸111を介して縦送り軸86が回動し、苗トレイTの縦送りが行われており、横送りの終端位置において、間欠的に縦送りが行われる。 【0029】同様に、前記横送り軸86の規定回転(16回転)を横送り変速を行って、別の設定段階に分けて間欠回転させて、縦送りの駆動軸である横送り軸86を1段階に1回転以上回転させた場合においても、間欠駆動ギア機構Kを複数個(本実施例において3個)設けており、横送り軸86を16回転させた際に、第一間欠軸109が4回転し、第二間欠軸110が間欠的に回転してゆき、該第二間欠軸110を270°位置より360°位置に回転させる段階で、第二間欠軸110から縦送り中間軸111に動力が伝達さあれ、縦送り中間軸111が間欠的に一定量(本実施例において90°)で回転され、穴数の異なる数種類の苗トレイTを用いても、横送りの終端位置で縦送り回転を行うように同調させることができ、縦送りの時期の適用範囲を広くできる。 【0030】 【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次のような効果を奏する。即ち、請求項1記載の如くに、横送り軸に複数個の変速従動ギアを固設し、該横送り軸に動力を伝達する横送り中間軸に変速ギアを遊嵌し、該変速ギアと変速従動ギアとを常時で噛合させており、複数個の変速ギアと変速従動ギアとのギア比を合わせることで、横送り軸と変速ギアとが同調してずれることがないので、横送りの途中位置でシフトキーを変速操作しても、各変速ギアに対して横送りが同調され、横送りの左右終端位置において、横送りを間欠に停止させることができる。よって、穴数の異なる苗トレイを使用するために、横送り変速操作をするにあたり、横送りのタイミングがずれないように合わせながら、変速操作をする煩雑な操作をなくすことができ、操作性の優れた変速機構を提供することができる。 【0031】また、請求項2記載の如く、縦送り軸への動力伝達を、間欠ギアとカムとを同一軸に並設する間欠駆動体と従動ギアとカムとを同一軸に並設する間欠従動体とを噛合させている間欠駆動ギア機構を用いて縦送り軸を間欠駆動し、横送りの終端位置に合わせて縦送り軸が間欠回転されており、従来の横送りの終端位置で従動カムと縦送りカムとが当接させて縦送りを行う構成における、縦送りカムの当接ミスを生じることがなく、横送りに左右終端位置で縦送りを確実に一回させることができ、苗の取り残しや、苗取爪の空振り等をすることがなく、縦送り性能を向上することができる。 【0032】請求項3記載の如く、横送り軸の動力伝達の下流側に間欠駆動体と間欠従動体より成る間欠駆動ギア機構を配し、縦送りの駆動力を横送り軸に同調させて、横送りの終端位置において縦送り軸が間欠駆動させることで、縦送りを横送りに同調させることが容易となり、横送りの終端位置において必ず、縦送りを行うことができ、苗取爪による苗取り性能を向上することができる。また、苗取り駆動ケース内の動力伝達構成をシンプルな構成にすることができる。 【0033】請求項4記載のように、間欠駆動ギア機構を、横送り軸の下流側に複数個を設け、縦送り軸に動力を伝達したことで、横送りのピッチを苗トレイに合わせて変えるために、横送り軸の一ピッチにおける回転数を増減しても、間欠駆動ギア機構を複数段設けることで、最下流側の軸が横送りの途中で間欠駆動されることなく、横送りの終端位置において必ず縦送りさせることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社 【識別番号】000125853 【氏名又は名称】株式会社 神崎高級工機製作所
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月25日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 寿一郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−9020 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月19日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−168207 |
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