| 【発明の名称】 |
苗載台の苗マット押さえ |
| 【発明者】 |
【氏名】山本 二教
【氏名】井上 誠
【氏名】青木 荘吾
【氏名】藤本 潤二郎
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| 【要約】 |
【課題】田植機の苗載台に載置する苗マットの縦送り性能を良くし、苗マットを下方へ案内する苗マット押さえを構成する。
【解決手段】田植機の苗載台上に載置した苗マットを押さえ付ける苗マット押さえにおいて、側面視で苗載台と平行な直線形状の苗押さえ部64bと、該苗押さえ部64bの前端より上方に離れるように突出した苗送り部64aと、苗押さえ部64bの前部より前上方に突設した苗倒れ防止棒64cとにより苗マット押さえ棒64を構成し、該苗倒れ防止棒64cの前端と前記苗押さえ部64bの後端を水平方向に設けた連結棒65a・65bに固設し、また、苗載台のリブの前部より上方に支持部材を立設し、該支持部材の上部に苗マット押さえ金具101の一端を枢支し、該苗マット押さえ金具101の他側に切欠係止部を複数形成し、該切欠係止部の何れか一つに前記連結棒を係止してロックするように構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 田植機の苗載台上に載置した苗マットを押さえ付ける苗マット押さえにおいて、側面視で苗載台と平行な直線形状の苗押さえ部64bと、該苗押さえ部64bの前端より上方に離れるように突出した苗送り部64aと、苗押さえ部64bの前部より前上方に突設した苗倒れ防止棒64cとにより苗マット押さえ棒64を構成し、該苗倒れ防止棒64cの前端と前記苗押さえ部64bの後端を水平方向に設けた連結棒65a・65bに固設したことを特徴とする苗載台の苗マット押さえ。 【請求項2】 苗載台のリブの前上面より上方に支持部材を立設し、該支持部材の上部に苗マット押さえ金具101の一端を枢支し、該苗マット押さえ金具101の他側に切欠係止部を複数形成し、該切欠係止部の何れか一つに前記連結棒65aを係止してロックすることを特徴とする請求項1記載の苗載台の苗マット押さえ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、田植機の苗載台における苗マット押さえの構成に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、苗載台と平行に支持した苗マット押さえ棒で、苗載台上に載置した苗マットを押さえ付けて下方に案内する苗マット押さえに関する技術や、実開平4─113527に示すように、苗載台上の苗マットを押さえるための線材の一端を苗載台下端に固定もしくは係脱自在に支持し、他端を苗載台上端の支持部材に形成した切欠係止部に係脱自在に支持してなる苗マット押さえに関する技術は公知となっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の苗マット押さえ棒では、苗載台上の苗マットが少なくなり、苗マットを継ぎ足して補給した際、苗マット押さえ棒に継ぎ足した苗が引っ掛かり、そのため苗マット押さえ棒に接する苗マットの上側が浮き上がったり、崩れたりして、植付けミスが起こるという不具合があったのである。また、線材は、苗の高さに応じて苗マットの高さを簡単に調整できるものではあるが、苗マットを押さえつける力が充分でないために苗マットが浮き上がり、そのために植付ミスが起こるという不具合があったのである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を説明する。即ち、田植機の苗載台上に載置した苗マットを押さえ付ける苗マット押さえにおいて、側面視で苗載台と平行な直線形状の苗押さえ部64bと、該苗押さえ部64bの前端より上方に離れるように突出した苗送り部64aと、苗押さえ部64bの前部より前上方に突設した苗倒れ防止棒64cとにより苗マット押さえ棒64を構成し、該苗倒れ防止棒64cの前端と前記苗押さえ部64bの後端を水平方向に設けた連結棒65a・65bに固設したものである。 【0005】また、苗載台のリブの前部より上方に支持部材を立設し、該支持部材の上部に苗マット押さえ金具101の一端を枢支し、該苗マット押さえ金具101の他側に切欠係止部を複数形成し、該切欠係止部の何れか一つに前記連結棒65aを係止してロックするように構成したものである。 【発明の実施の形態】 【0006】本発明の実施の形態を説明する。図1は田植機の全体側面図、図2は本発明の苗載台に載置した苗マット押さえの平面図、図3は同じく苗マット押さえの拡大平面図、図4は同じく苗マット押さえの側面図、図5は苗載台下方の側面図、図6は苗載台上方の支持体を示す平面図、図7は同じく苗載台上方の支持体を示す側面図、図8は苗マット押さえ金具の平面図、図9は同じく苗マット押さえ金具の側面図、図10はバネの側面図、図11は同じくバネの平面図、図12は苗載台上方の支持構造を示す正面図、図13は苗載台上方の支持構造を示す側面図、図14は苗載台に載置した苗マット押さえの全体側面図、図15は苗マット押さえの別実施例を示す側面図である。 【0007】まず、図1より田植機の全体構造について説明する。走行車体Aにおいて、エンジンEの動力をミッションケースMに伝動して、前輪FW及び後輪RWを駆動し、該ミッションケース部よりPTO軸29を後方に突出している。該走行車体Aの後部には、油圧等にて上下回動可能とする昇降リンクLを突設し、該昇降リンクLの後部に植付部Bを装着している。また、植付部Bは、下方前部の中央にセンターミッションケースCM(植付ミッションケース)が配設されていて、該センターミッションケースCMに前記のPTO軸29よりユニバーサルジョイントを介して入力軸1に動力が伝達され、センターミッションケースCM上部に、前傾式の、苗載台20を配置し、また、センターミッションケースCMより後方に複数の植付伝動ケース14が突出され、その後端にロータリーケース15の中央を支持して、回転可能に配設し、該ロータリーケース15の先端に植付爪16・16を配設し、該ロータリーケース15の回転とともに植付爪16・16を揺動駆動して、苗載台20の取口20aより受継ぎ、圃場に植付けるようにしている。また、植付部Bの最下部にはフロート28を昇降可能に吊設している。 【0008】前記苗載台20は、図2に示すように5条用であり、苗載台の苗マットの載置面である後面には、苗マット押さえ63を載置面と平行状に配している。なお、苗マット押さえ63の支持構造については後述する。 【0009】次に、本発明の苗マット押さえについて、説明する。図3に示すように、苗マット押さえ63は左右平行に前後方向に苗マット押さえ棒64・64・・・が配置され、該苗マット押さえ棒64・64・・・の上端部及び下端部に左右水平方向に横設した連結棒65a・65bと連結し、両者を一体化して苗マット押さえ63を構成している。そして、図4に示すように、前記苗マット押さえ棒64は側面視で苗載台と平行な直線形状の苗押さえ部64bと、該苗押さえ部64bの前端より上方に離れるように突出した苗送り部64aと、苗押さえ部64bの前部より前上方に突設した苗倒れ防止棒64cとにより苗マット押さえ棒64を構成し、前記苗押さえ部64bで苗マットの土の上部分を押さえて案内し、苗送り部64aの長さは従来に比べて短い構成として、苗が下方へ送られるときに、苗の葉部分が苗送り部64aに当たったり、擦れて抵抗が大きくなることを防止している。そして、前記苗倒れ防止棒64cは中途部で略90度に折曲されて、該苗倒れ防止部64cの他端(前端)は苗送り部64aの略延長線で前記連結棒65aに固定され、前記苗押さえ部64bの後端は連結棒65bに溶接固定され、これらを一体構成としている。 【0010】苗マット押さえ63の下部の苗載台20への支持構成は、図5に示すように、位置調整棒40の一端が前記苗マット押さえ63の連結棒65bに固定され、該位置調整棒40の他端は苗載台20の左右両端のリブ38上面に突設したパイプ状のガイド39に上下方向に移動可能に挿入され、該位置調整棒40はガイド39に螺装した位置調整ネジ41を締め付けることによって高さを調整して、苗マット押さえ63の高さを設定できるようにしている。 【0011】次に、苗マット押さえ63の上部の支持構成について説明する。図6,図7に示すように、苗載台20の左右両端のリブ38の上部の上面から支持部材100・100が後上方に突設されている。また、前記支持部材100を中央部のリブ38の上部の上面から後上方に突設することもできる。該支持部材100は平面視略L字型に構成され、該支持部材100の上部に支持軸104が左右方向に嵌通固定され、前面側にストッパー105が固定されている。そして、該支持軸104に苗マット押さえ金具101が枢支される。該苗マット押さえ金具101は図8,図9に示すように、一端に前記支持軸104を遊嵌するボス102を嵌通固定し、他端側に切欠係止部101a・101b・101cを長手方向に形成し、該切欠係止部101a・101b・101cの何れか一つに前記連結棒65aが係止されて、苗載台20上方で苗マット押さえ63の前端部を支持する構成としている。 【0012】そして、前記苗マット押さえ金具101の支持部材100への取り付け構成は、図12,図13,図14に示すように、苗マット押さえ金具101のボス102に図10,図11に示すバネ103を外嵌して、前記支持部材100に貫通させた支持軸104を遊嵌し、該苗マット押さえ金具101をバネ103の付勢力によって前方へ回動するように付勢し、切欠係止部101a・101b・101cの何れか一つに前記連結棒65aを係止した時に外れないようにロックする構成としている。 【0013】前記苗マット押さえ63の高さ調整は、図13の状態から水平方向に横設した連結棒65aを切欠係止部101aから外し、例えば、上側の切欠係止部101bに連結棒65aを係合させて苗マット押さえ63の高さを高くし、もしくは下側の切欠係止部101cに該連結棒65aを係合させることによって苗マット押さえ63の高さを低くすることができる。 【0014】以上のようにして、苗載台20の苗マットの載置面である後面に平行状に配した苗マット押さえ63の苗送り部64aの長さを従来より短くする形状とすると共に、苗載台上方にて、該苗マット押さえ63の連結棒65aを苗マット押さえ金具101により係止することにより、苗マット押さえ63と苗載台20上に載置した苗との接触抵抗が減少し、苗倒れが起こらなくなり、また、苗を安定して下方へ案内でき、苗を植えつける際、欠株の発生がなくなるのである。 【0015】次に、図15に示す別実施例を説明する。苗マット押さえ63’は苗載台20の苗マットの載置面に対して平行状に配し、該苗マット押さえ63’の苗送り部64’aの下端をベルト86の上端よりも下方に配設して、苗マットを押さえ付ける作用力をベルト上端よりも下方にかかるようにしている。これにより、苗マットを継ぎ足す際、苗の茎葉が苗マット押さえ63と絡まるようなことがなくなり、苗マットの捲れ上がりのために欠株が発生することはなくなるのである。 【0016】 【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次のような効果を奏するのである。即ち、側面視で苗載台と平行な直線形状の苗押さえ部64bと、該苗押さえ部64bの前端より上方に離れるように突出した苗送り部64aと、苗押さえ部64bの前部より前上方に突設した苗倒れ防止棒64cとにより苗マット押さえ棒64を構成し、該苗倒れ防止部64cの前端と前記苗押さえ部64bの後端を水平方向に設けた連結棒65a・65bに固設したことにより、苗送り部64aと苗との接触抵抗が減少し、苗倒れを防止することができ、植付けミスを防ぐことができる。 【0017】また、苗載台のリブの前部より上方に支持部材を立設し、該支持部材の上部に苗マット押さえ金具101の一端を枢支し、該苗マット押さえ金具101の他側に切欠係止部を複数形成し、該切欠係止部の何れか一つに前記連結棒を係止してロックする構成としたことにより、切欠係止部への係止位置を変更するだけで、容易に苗マット押さえ棒の高さを苗マットの高さに合わせて変更でき、ロック機構により確実にその位置を維持できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月16日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 寿一郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−4610 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月12日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−158598 |
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