| 【発明の名称】 |
田植機の苗載台の支持構成 |
| 【発明者】 |
【氏名】土井 邦夫
【氏名】山本 二教
【氏名】笠原 敏章
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| 【要約】 |
【課題】田植機の、苗載台左右両端部の分割苗載台を機体中央側に折畳む折畳み機構を有する苗載台において、裏苗台シュー170に苗載台のガイドレール19を左右摺動自在に係合しても、容易に分割苗載台を折畳むことのできる構成にする。
【解決手段】苗台シュー170を支柱上部のブラケット172に、回動自在に枢支したアーム173を介して固設し、折畳み時に苗台シューを下方回動させ、更に下方回動させて、ブラケットより内側に苗台シューを収納した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 苗載台左右両端部の複数条の分割苗載台を機体中央側に折畳む折畳み機構を有する苗載台の裏側面にガイドレールを横設し、植付け本体側の支柱に配した苗台シューにガイドレールを左右摺動自在に係合した田植機において、前記苗台シューを支柱上部のブラケットに、回動自在に枢支したアームを介して固設し、折畳み時に苗台シューを下方回動させたことを特徴とする田植機の苗載台の支持構成。 【請求項2】 請求項1記載のアームを介して支持される苗台シューを、更に下方回動させて、ブラケットより内側に苗台シューを収納したことを特徴とする田植機の苗載台の支持構成。 【請求項3】 植付け本体側の支柱上部に苗台シューを固設し、該苗台シューに左右方向に摺動されるガイドレールを苗載台の裏側面に横設した田植機において、前記ガイドレール上に、苗台シューに係合される範囲内に注油孔を設け、該注油孔を被装するキャップを設け、キャップを外して注油することを特徴とする田植機の苗載台の支持構成。 【請求項4】 苗載台左右両端部の複数条の分割苗載台を折畳みアームで枢支して、機体中央側の固定側苗載台上方に折畳む折畳み機構を有する苗載台の、裏側面下部に下部レールを横設した田植機において、前記下部レールを摺動自在に載置する苗取りレールの左右中央位置と、その左右両側に規制クリンプを固設し、固定側苗載台の下部レール上面を係合したことを特徴とする田植機の苗載台の支持構成。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、左右全幅を縮小する機構を備えた田植機の苗載台のスライド自在に支持する構成に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、複数条を同時に植付け作業を行う、8条植えや、10条植えの田植機の苗載台は、苗載台左右両端部の数条を機体中央側に折畳みする上下二本の門形状のフレームを設けて、その二本の門形状のフレームによって苗載台の折り畳みを可能として、苗載台の左右全幅を縮小させる技術は本出願人より提案済みである。また、苗載台の非作用面である前面に上下方向に二本のレールを設け、植付け本体側に立設する支柱上部に固設する複数個の苗台シューに上方のガイドレールをガイドし、下方の下部レールを植付け本体側に横設したシュー上に載置させて、苗載台を左右に摺動させる技術は公知となっている。そして、左右両端部の苗載台を中央側に折り畳む折畳み開始時或いは拡張終了時に、苗台シューとガイドとの係合を外すために、両端部の苗載台を強制的に持ち上げる手段が配設した技術も本出願人によって公知となっている。また、前記下部レールを載置するシューに締め金を固設し、該締め金によって下部レールを係合し、苗載台の外れを防止する技術も公知となっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の苗載台の左右両端部を折り畳む際に、上方に持ち上げる手段は苗載台の前面に設けられており、この前面には、条止めクラッチレバーや水平を保持する水平保持機構、施肥機のホース等が配設されており、工場における組み立て作業を煩雑にし、また、部品点数の増加によるコストを高くするものとなっていた。その為に、部品点数を増加させることがなく、両端部の苗載台をシューの係合より容易に外して、折り畳む構成のものが望まれている。また、苗載台の外れを防止する締め金は、折畳み構成の無い苗載台においては、下部レールの左右適所位置に複数個を配置することができるが、折畳み機構を有する苗載台においては、左右両端部の分割された苗載台下部の下部レールに締め金を固設すると折り畳みができなくなるので、締め金を配設する位置が規制されるものとなっていた。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。即ち、苗載台左右両端部の複数条の分割苗載台を機体中央側に折畳む折畳み機構を有する苗載台の裏側面にガイドレールを横設し、植付け本体側の支柱に配した苗台シューにガイドレールを左右摺動自在に係合した植機において、前記苗台シューを支柱上部のブラケットに、回動自在に枢支したアームを介して固設し、折畳み時に苗台シューを下方回動させている。また、前記アームを介して支持される苗台シューを、更に下方回動させて、ブラケットより内側に苗台シューを収納させている。また、植付け本体側の支柱上部に苗台シューを固設し、該苗台シューに左右方向に摺動されるガイドレールを苗載台の裏側面に横設した田植機において、前記ガイドレール上に、苗台シューに係合される範囲内に注油孔を設け、該注油孔を被装するキャップを設け、キャップを外して注油させている。また、苗載台左右両端部の複数条の分割苗載台を折畳みアームで枢支して、機体中央側の固定側苗載台上方に折畳む折畳み機構を有する苗載台の、裏側面下部に下部レールを横設した田植機において、前記下部レールを摺動自在に載置する苗取りレールの左右中央位置と、その左右両側に規制クリンプを固設し、固定側苗載台の下部レール上面を係合している。 【0005】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明する。図1は苗載台の折畳み機構を備えた田植機の全体側面図、図2は同じく平面図、図3は苗載台の折畳み状態を示す図、図4は折畳み機構の平面図、図5は苗載台の背面図、図6は苗載台の背面図、図7は本発明の規制クリンプを有する固定側の苗載台の部分側面図一部断面図、図8は本発明の苗台シューの支持構成を示す側面断面図、図9は同じく正面図、図10は注油孔を開口したガイドレールの部分平面図、図11は本発明の規制クリンプを配した苗取りレールの平面図、図12は植付けミッションケースの側面図、図13は横送り軸上のスベリ子受けと苗載台とを連結する連結部の平面図、図14は支持スタンドを配した機体前部の側面図、図15は同じく正面図である。 【0006】まず、乗用田植機について図1、図2より全体構成から説明する。作業者等が搭乗する走行車1の車体フレーム3前部上方にエンジン2を搭載し、ミッションケース4の前方にフロントアクスルケース5を介して前輪6を支持させると共に、前記ミッションケース4の後部にリヤアクスルケース7を連設し、該リヤアクスルケース7に後輪8を支持させる。そして、前記エンジン2を覆うボンネット9の両側に予備苗載台10・10を配設し、ステップ11を介して作業者等が搭乗する車体カバー12によって前記ミッションケース4等を覆い、前記車体カバー12上部に運転席13を取り付け、該運転席13の前方の前記ボンネット9後部に操向ハンドル14を配設している。 【0007】また、植付け部15は八条植え用の苗載台16や複数の植付け爪17等から構成されており、前高後低に配設した苗載台16を下部レール18及びガイドレール19を介して植付け本体側の植付けケース20に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速回転するロータリーケース21を前記植付けケース20に回転自在にさせ、該ロータリーケース21の回転軸芯を中心にして対称位置に一対の爪ケース22・22を配設し、該爪ケース22・22の先端に植付け爪17・17を固設する。 【0008】また、前記植付けケース20の前部にローリング支点軸23を介して支持フレーム24を設け、トップリンク25及びロワーリンク26を含むリンク機構27を介して走行車1後部に前記支持フレーム24を連結し、前記リンク機構27を介して植付け部15を昇降させる昇降シリンダ28をロワーリンク26に連結している。そして、前記前輪6・6及び後輪8・8を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺動可能な苗載台16から一株分の苗を植付け爪17によって取り出し、連続的に苗植え作業を行うように構成している。 【0009】また、前記運転席13等が設置された運転部には走行変速レバー29、植付け昇降兼作業走行変速用副変速レバー30、植付け感度調節レバー31、主クラッチペダル32、左右ブレーキペダル33・33が配設され、前記植付け部15下部には均平用センターフロート34、均平用サイドフロート35が配設され、前記運転席13後方には八条用の側条施肥部36が配設されている。 【0010】また、前記予備苗載台10・10は、車体フレーム3前部に支持フレーム150が立設され、該支持フレーム150上部の適所位置に固定されている。この支持フレーム150を利用して、図14、図15に示す前部支持スタンド151が配される。該支持スタンド151は、底板152の左右端部より支持端153・153を立設し、該支持柱153・153上部を連結棒154によって連結し、強固に構成されている。前記支持柱153の上部には前傾状に当接板155が固設され、該当接板155前部に逆L型のフック156が固設されている。よって、前記フック156・156を用いて左右の支持フレーム150・150の左右途中位置に係止することで支持スタンド151機体前部に吊設され、前記当接板155が車体フレーム3下面に当接され、支持スタンド151の姿勢が保たれる。この時、前記支持スタンド151の底板152は圃場面より若干で持ち上げられ、機体を走行可能としている。そして、機体前方に重心が移動した場合に支持スタンド151を用いて機体前部を支持している。 【0011】前記苗載台16は、図3〜図7に示すように、左右最外端の各二条分の苗載台を分割して分割苗載台16a・16aとし、固定側苗載台の機体中央の二条分の苗載台を中央部苗載台16bとし、その両側に配置した各一条分の苗載台を側部苗載台16c・16cとし、該側部苗載台16c・16c上方に並行折畳み機構37を設け、前記分割苗載台16a・16aと側部苗載台16c・16cとを並行折畳み機構37を介して連結し、中央部苗載台16bの上方に略平行に分割苗載台16a・16aを折畳み可能に構成している。 【0012】また、通常苗載台16を幅広に広げて作業するときには、図5、図6に示すように、分割苗載台16aの背面に配設した下部レール18及びガイドレール19内に左右摺動自在に設けられたロックシャフト121の先端が、側部苗載台16cに配設したロック板に嵌入固定されてロックした状態になっている。また、側部苗載台16c上部外側面に突出した固定ピン124が分割苗載台16a上部内側面に穿設した固定穴123と嵌合して安定性を高めている。更に、前記苗載台16に横設する各レール18・19と、苗載台16の各リブ38位置の裏面に配設する縦フレーム84とをそれぞれ連結して、剛性の高いフレーム構造に形成している。 【0013】逆に、前記分割苗載台16aを折畳む際は、ロックレバー120を回動して(120’)ロックシャフト121をロック板122から脱抜し、該分割苗載台16aを回動可能な状態にして折畳みを行う。該分割苗載台16aは縦フレーム84で剛性を向上させている。また、各レール18・19と縦フレーム84と表側に横架した各苗台フレーム39・40・41・42の端部をそれぞれ取付固定して、折畳み構造の強度を向上させている。 【0014】次に、前記折畳み機構37について図3、図4を用いて説明する。中央部苗載台16bの上部及び下部には、門形状の中央部上苗台フレーム39及び中央部下苗台フレーム40が、該中央部苗載台16b両側のリブ38・38上にそれぞれ上フレームホルダ53・53及び下フレームホルダ54・54を介して立設している。前記中央部上苗台フレーム39及び中央部下苗台フレーム40の中央から、中央フレーム39a及び40aが突出し、その先端が中央部苗載台16b中央のリブ38とそれぞれ上フレームホルダ53及び下フレームホルダ54を介して接続されている。前記中央フレーム39a略中央部からパイプ状部材が下方に突出し、中央フレーム40aの対応する箇所と接続され、縦フレーム43が形成され、上苗台フレーム39と下苗台フレーム40とを連結している。 【0015】同じく分割苗載台16aの上部及び下部には、門形状の分割部上苗台フレーム41及び分割部下苗台フレーム42が、該分割苗載台16a両側のリブ38・38上にそれぞれ上フレームホルダ53・53及び下フレームホルダ54・54を介して立設している。前記分割部上苗台フレーム41及び分割部下苗台フレーム42の中央から、中央フレーム41a及び42aが突出し、その先端が分割苗載台16a中央のリブ38とそれぞれ上フレームホルダ53及び下フレームホルダ54を介して接続されている。中央フレーム41a略中央部及び分割部上苗台フレーム41外側の屈曲部よりも先端の部分の略中央部の計二箇所からパイプ状部材が下方に突出し、それぞれ分割部下苗台フレーム42の分割部上苗台フレーム41に対応する箇所と接続され、縦フレーム43・43が形成され、上苗台フレーム41と下苗台フレーム42とを連結している。 【0016】前記本体側苗載台16bと分割苗載台16aの間に位置する一条幅の側部苗載台16c・16c部では、中央部苗載台16bの中央部上下苗台フレーム39・40の左右方向両側の屈曲部において、上下の屈曲部を連結するようにパイプ状部材である中央側回動支点フレーム44・44が固設されている。同じく分割苗載台16a・16aの分割部上下苗台フレーム41・42の左右方向内側の屈曲部において、上下の屈曲部を連結するようにパイプ状部材の分割側回動支点フレーム45・45が固設されている。また、前記側部苗載台16cには左右方向に補強部材となる補強ジョイント101・101を配設している。該補強ジョイント101の一端は回動支点フレーム44上部に枢支され、補強ジョイント101の他端(外側端部)をリブ38側に屈曲し、リブ38上面に固設し、側部苗載台16cの剛性を向上してねじれ等の発生を防止している。 【0017】前記中央側回動支点フレーム44の上下部にはそれぞれカム部材である上回転カム体46、下回転カム体47が、分割側回動支点フレーム45の上下部にはそれぞれ上回転カム体48、下回転カム体49が嵌合している。この上回転カム体46・48を門形状の上折畳みアーム50によって、また下回転カム体47・49を門形状の下折畳みアーム51によって連結することで、前記中央側回動支点フレーム44と分割側回動支点フレーム45とが連結されるので、上下折畳みアーム50・51を中央側回動支点フレーム44を支点として回動させ、該本体側苗載台16bの上方に略平行に分割苗載台16aを折畳んで位置させることを可能としている。 【0018】次に、前記苗載台16を左右方向に横送りする横送り構成について説明する。前記植付けケース20は、植付けミッションケース160の後側部に固設され、本体側より植付けミッションケース160内に伝達され、変速された動力が各植付けケース20内に伝達されている。図12に示すように、前記植付けミッションケース160には横送り動力を伝達する横送り軸161と縦送り動力を伝達する縦送り軸159が軸支されている。前記横送り軸161には図13に示す溝161aが穿設され、該溝161aにスベリ子162が係合されている。前記横送り軸161の外周面にスベリ子受け163を遊嵌し、該スベリ子受け163の嵌入部163a内にスベリ子162が嵌入されている。該スベリ子受け163端部は、苗載台16側に延出され、端部に連結部164が配設されている。 【0019】前記連結部164は、苗載台16の背面に固設される連結アーム165内に係合される。該連結アーム165は平面視門型に形成され、開放面内に連結部164が嵌入され、スベリ子受け163と連結アーム165とが連結され、横送り軸の回動によって、スベリ子受け163を左右往復動させることで、連結アーム165を介して苗載台が横送りされている。 【0020】前記連結アーム165内に嵌合される連結部164は、スベリ子受け163端部に嵌挿される連結用ボルト166、該連結用ボルト166に環設される固定ナット167等より構成され、固定ナット167の位置を調整して、連結用ボルト166を左右方向に移動させた適所位置に固定し、連結アーム165とスベリ子受け163との位置を合わせるようにしている。 【0021】そして、本実施例において、連結アーム165に嵌入される前記連結部164の左右幅を調整可能に構成している。前記連結用ボルト166の端部には調整ナット168が螺合され、該調整ナット168と連結用ボルト166頭部との左右幅が前記連結アーム165の幅に一致される。前記調整ナット168は、左右幅を長く形成したナットであり、該調整ナット168の各面にはピン孔168a・168a・・・が開口されている。前記ピン孔168a・168a・・・は、連結用ボルト166のネジ溝の幅に合わせてピッチに合わせて左右にずらして開口され、該ピン孔168aに挿入する固定ピン169よりピン孔168aの径は大きく形成されている。また、前記連結用ボルト166に、図示せぬピン孔が開口されている。よって、調整ナット168の各面に開口した何れかのピン孔168aと連結用ボルト166のピン孔との軸心を一致させ、固定ピン169を挿入することで、連結用ボルト166に対して左右に移動させた位置に調整ナット168を固定し、連結部164の左右幅を連結アーム165に合わせている。 【0022】次に、前記苗載台16を、左右にスライドさせる構成について説明する。苗載台16の背面に上下途中位置に設けたガイドレール19は、図5に示すように、該ガイドレール19の左右途中位置に設けた、数個(本実施例において4個)の苗台シュー170・170・・・に係合されている。該苗台シュー170は、植付本体側である植付けケース20上に立設させる支柱であるサイドフレーム171の上部に配設されている。図8、図9に示すように、左右両側の苗台シュー170・170を支持するサイドフレーム171上部には外側に向けてブラケット172が固設され、該ブラケット172に回動アーム173を配し、該回動アーム173後面にステー174を固設し、該ステー174に苗台シュー170が支持されている。該苗台シュー170は左右方向に長い支持部材であり、ステー174より上方に支持ピン175を突出し、該支持ピン175上部に苗台シュー170が上下摺動自在に嵌合され、支持ピン175外周面に巻回したバネ176によって上方のガイドレール19側に付勢されている。 【0023】そして、本発明において、前記ガイドレール19には注油孔19aが開口されている。図10に示すように、前記注油孔19aは、苗載台16を摺動させたガイドレール19の左右移動範囲内に開口されており、該注油孔19a内に潤滑油が注油され、苗台シュー170上面に付着することで、苗台シュー170上をガイドレール19が円滑に摺動されている。また、前記注油孔19aは、ゴム等の弾性部材で形成するキャップ177によって被装される。該キャップ177は、板上に形成され、左右中央部下面に凸部177aが形成され、該凸部177aを注油孔19a内に挿入することで、ガイドレール19上部にキャップ177が固定される。 【0024】また、前記苗載台16の左右端部のガイドレール19を支持する苗台シュー170を下方回動可能に構成している。図8、図9に示すように、前記ブラケット172に回動アーム173が回動自在に枢支されている。前記ブラケット172上部は後方に屈曲され当接部172aが形成されている。前記回動アーム173は側面視「コ」字状に形成し、閉塞面をブラケット172後面に当接し、内側(図9の左側)を枢支ピン178によって上下方向に回動自在に枢支されている。該回動アーム173を上方に回動させると、回動アーム173上面が、当接部172aに当接されるので、回動アーム173は下方へのみ回動する。 【0025】また、前記回動アーム173には、回動アーム173の長手方向に沿ってシューロックレバー180の枢支棒181が枢支されている。該枢支棒181の内側端部にはロックピン182が半径方向に固設されている。回動アーム173側に該ロックピン182が案内されるガイド孔173aが開口されている。一方、前記ブラケット172には、上部固定孔172bと下部固定孔172cとが、枢支ピン178を中心に同一円周上に開口されている。 【0026】従って、前記回動アーム173を水平向きに配し、シューロックレバー180を上方に回動させると、枢支棒181と一体的にロックピン182が回動され、該ロックピン182はガイド孔173aに案内されながら下向きより前方向きに位置し、ロックピン182端部が上部固定孔172b内に挿入される。該ロックピン182を上部固定孔172b内に挿入することで、回動アーム173を水平上に配置し、苗台シュー170をガイドレール19に係合させる位置で固定している。 【0027】そして、前記シューロックレバー180を回動操作して、ロックピン182を上部固定孔172bより外し、回動アーム173を下方に回動させて、ロックピン182を下部固定孔172cに挿入することで、苗台シュー170をガイドレール19より外した位置で回動アーム173を固定することができ、分割苗載台16aを折畳むことができる。 【0028】更に、前記シューロックレバー180を回動操作して、ロックピン182を下部固定孔172cより外して、回動アーム173を更に回動させることで、左右外側に突出していたシューロックレバー180と苗台シュー170とを、ブラケット172より内側に収納することができ、苗載台16の折畳み時に、該苗載台16を支持するフレーム構成の左右幅を縮小する構成にしている。 【0029】次に、苗載台16下部の下部レール18の外れを防止する構成について説明する。前記苗載台16下部は、植付けケース20上に上下位置調整可能に支持される苗取りレール185に摺動自在に載置されている。図7に示すように、前記苗取りレール185は、苗載台16底面を被装する苗取り板186と、側面視四角形状のレール部186より構成され、レール部188上部が下部レール18の開放面内に係合されている。該レール部188の左右中央側に規制クリンプ187が配設され、該規制クリンプ187上部に下部レール18が係合され、苗載台16の外れを防止している。また、図11に示すように、前記苗取り板186の適所位置には苗取り口186a・186a・・・が開口されている。 【0030】本発明において、前記規制クリンプ187は、側面視略C型に形成され、規制クリンプ187下部がレール部188下面形状に合わせて形成され、規制クリンプ187上部は側面視逆L型に形成され、フック部187aが形成されている。従って、前記レール部188を下部レール18内に係合し、規制クリンプ187下部がレール部188下面に当接し、下方より固定ボルト189を挿入し、レール部188に規制クリンプ187を螺合すると、フック部187aによって下部レール18上面が係合され、苗載台16が振動しても、下部フレーム18が係合されており、苗載台16が外れることを防いでいる。この規制クリンプ187を下方より固定ボルト189を螺合する構成として、組立性の向上がはかられている。 【0031】また、前記規制クリンプ187は、図11に示すように、苗取りレール185の左右中央部に規制クリンプ187’を配置し、この中央部の中央規制クリンプ187’の左右両側に、条幅より若干広い間隔を開けて側部規制クリンプ187”・187”が螺合され、三ヵ所に配置されている。側部規制クリンプ187”・187”は、八条植えにおいて、右側より三条目の苗取り口186aの内側位置と、六条目の苗取り口186aの内側位置に固設され、分割苗載台16aの下部レール18が係止されることがなく、固定側の苗載台16b(16c)の下部レール18が係止され、三ヵ所によって強固に係止されている。更に、中央規制クリンプ187’を左右の側部規制クリンプ187”・187”より左右幅を大きくすることで、下部レール18との係合する面積が多くなり、さらなる外れ防止の効果が得られる。 【0032】 【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。即ち、請求項1に記載するように構成したことによって、折畳み機構によって左右両端部の苗載台を折畳む時、若しくは、苗載台を拡張させる時に、苗載台のガイドレールを係合する苗台シューを下方回動させて、ガイドレールとの係合を外すことで、両端部の苗載台を強制的に上方に持ち上げることなく、折畳むことができ、折畳み作業の煩雑さを解消することができ、作業の切り替えを速やかに行うことができるので、作業時間の短縮化を図ることができる。 【0033】また、請求項2記載の如く、機体の移動時に、苗載台の左右端部を折畳んで縮小すると同時に、苗台シューと、該苗台シューを支持するアームとを、更に下方に回動させて、該アームを支持するブラケットより内側に収納するこができ、苗載台を支持する構成も縮小させることができ、機体の移動走行を円滑にしている。 【0034】また、請求項3記載の如く、ガイドレール上に注油孔を開口したことで、苗台シューへのグリスの補給する際に、苗載台を取り外す作業を行う必要がなくなり、注油孔を被装するキャップを外し、注油孔を利用することで、苗台シューへのグリスの補給を容易に行うことができ、作業時間を短縮することができる。また、補給が容易であると同時に、確実に苗台シューに補給することができ、苗台シューとガイドレールとの摺動が円滑となり、苗台シューの耐久性を向上することができる。 【0035】また、請求項4記載の如く、下部レールを摺動自在に載置する苗取りレールの左右中央位置と、その左右両側に規制クリンプを固設し、規制クリンプの配設個数を増やして、固定側苗載台の下部レール上面を係合したことで、一つの規制クリンプにかかる負荷を低減することができ、規制クリンプの耐久性を向上することができる。また、折畳み機構を用い左右両側の苗載台を固定側の苗載台の上方に折畳み、苗載台の重心が後方に移動しても、規制クリンプを三箇所に設けたことで、苗載台を外すことなく確実に支持することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月13日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 寿一郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−19 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月6日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−157249 |
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