| 【発明の名称】 |
農業機械用レール装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】川本 秀勝
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| 【要約】 |
【課題】農業機械が走行するレール材に、水、液体肥料等の液体を灌水できるようにした。
【解決手段】農作地に適宜の間隔で連結材2を立設し、隣り合う連結材2間に水や液肥料等の液体用通水路を有するレール材3を架設し、前記レール材3に農業機械を走行可能にするとともに、レール材3から液体を農作地に灌水できるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 農作地に適宜の間隔で連結材を立設し、隣り合う連結材間に水や液肥料等の液体用通水路を有するレール材を架設し、前記レール材に農業機械を走行可能にするとともに、レール材から液体を農作地に灌水できるようにしたことを特徴とする農業機械用レール装置。 【請求項2】 レール材は中空なパイプ状で、下面に灌水用小孔が適宜の間隔で開設され、上面が平坦なレール面を構成している請求項1に記載の農業機械用レール装置。 【請求項3】 レール材は中空なパイプ状で、下面に長さ方向に沿うスリットを形成してあり、上面が平坦なレール面を構成し、中空内部に灌水用パイプ材を挿通している請求項1に記載の農業機械用レール装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、農作地に設置して農業機械を走行可能にするとともに、農作物に灌水することができるようにしたことを特徴とする農業機械用レール装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】周知のように、野菜や果実等を栽培する農作地や茶を生産する茶畑等においては、定期的若しくは不定期に水や液体肥料等の液体を灌水する必要があるし、種子の植付け用機械、農薬の散布用機械、移植用機械、施肥用機械、収穫用機械、整地用機械等の農業機械を走行させなければならない。従来では、上記した灌水や農業機械の走行による農作業では、ほとんどが個別に人力で処理している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】最近では、前記農作業の一部を機械化しているが、農作地の畝に沿って灌水したり農業機械を走行させるのは、長い距離を歩行しなければならないので、農作業をする者にとって著しい負担である。このため、農作業の一部、特に畝に沿って移動しなければならない農作業を、少しでも軽減できることが要望されている。そこで、本発明は特に農地の畝に沿って移動する農作業を少しでも軽減するようにしたことを目的として提案されたものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の欠点を解消させるため及び目的を達成させるため、農作地に適宜の間隔で連結材を立設し、前記連結材間に水や液肥料等の液体用通水路を有するレール材を架設し、前記レール材に農業機械を走行可能にするとともに、レール材から液体を農作地に灌水できるようにしたことを特徴とする。 【0005】そして、本発明によれば、レール材は中空なパイプ状で、下面に灌水用小孔が適宜の間隔で開設され、上面が平坦なレール面を構成し、若しくはレール材が中空なパイプ状で、下面に長さ方向に沿うスリットを形成してあり、上面が平坦なレール面を構成し、中空内部に灌水用パイプ材を挿通している構成、等を包含するものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下の本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施例の分解斜視図、図2は同上の縦断面図、図3は農作地に設置した状態の正面図、図4は連結材とレール材との接続部の一部を断面とした正面図、図5は本発明の第2の実施例の分解斜視図、図6は同上の縦断側面図、図7は農作地に設置した状態の概略図である。 【0007】本発明の農業機械用レール装置1は、農作地に適宜の間隔で立設する連結材2と、隣り合う連結材2間に架設状に設けるレール材3とを有する。 【0008】図1から図4までの本発明の第1の実施例によれば、前記連結材2は、地中に差し込む支柱21の上端に左右方向に延びる受板材22を設け、前記受板材22の上面に支持板材23を長さ方向に沿って設け、前記支持板材23の上端に、両端が開放する筒状の連結部24を設けた構成である。 【0009】前記連結部24は開放する両端部に雌部25を形成し、前記レール材3の端部を水密に、強固に連結するのである。なお、連結部24の上面には、平坦な連結用レール面26を形成してある。 【0010】前記レール材3は例えばアルミニウムを押し出し成形し、若しくは他の金属で成形した中空なパイプ状で、断面が前記連結材2の連結部24の断面と同一形状であって中空内部に通水路31を構成してある。 【0011】そして、前記レール材3の下面には、適宜の間隔で灌水用小孔32を開設するとともに、上面に平坦なレール面33を形成し、また両端部には前記連結部24の雌部25に嵌着できる雄部34を形成する。 【0012】上記した構成の本発明の農業機械用レール装置1を農作地に設置するには、連結材2の支持板材23の高さの途中から下側を地中に埋設して連結部24を地表面に突出させ、受板材22により連結材2を地中で安定させるとともに、上面に加わる荷重を受け止めるようにする。このようにして連結材2を適宜の間隔で、農作地の例えば畝に沿って並列状に設けたら、隣り合う連結材2間に前記レール材3を配置し、リング材4を介在させて雄部34を雌部25に嵌着し、両者の嵌着部分に外側からビス5を止着して連結材2の連結部24とレール材3とを強固に連結する。 【0013】上記のようにして各連結材2間にレール材3を架設して連結したら、畝に沿って農業機械用レール装置1が設置される。そして、レール材3の通水路31が連結部24の中空内部によって一連に連通するので、一端のレール材3から水、液体肥料等の液体を圧送すると、その液体が各レール材3の通水路31を通過して各灌水用小孔32から下方に撒水し、農作地に灌水することができる。 【0014】また、レール材3と連結材2との連結により、各レール材3のレール面33が連結材2の連結用レール面26によって連続するので、農業機械用レール装置1に沿ってレール面33により農業機械を走行させることができる。この場合、農作地に農業機械用レール装置1として平行に2本のレール材3を設置してあれば、左右に車輪を有する農業機械を走行させることができ、また農業機械用レール装置1として1本のレール材3であれば、一輪車の農業機械若しくは手押しの農業機械を走行させることができる。そして、農業機械用レール装置1に農業機械が走行すると、自重が連結材2に作用するが、受板材22が地中に埋設されているので、農業機械の自重を確実に受け止めることができ、農業機械用レール装置1が下降することがない。 【0015】図5、図6に示す本発明の第2の実施例は、レール材3の下面に形成するのは灌水用小孔32ではなく長さ方向に沿うスリット35であって、前記連結材2とレール材3とを連結して構成される中空内部に、金属パイプ若しくは合成樹脂製のチューブからなって内部に通水路を有する灌水用パイプ材6を挿通し、前記灌水用パイプ材6の下面に形成した灌水用小孔61を前記スリット35に臨ませた構成である。なお、上記本発明の第2実施例において、説明していない符号は前記第1の実施例の同一符号と同一の構成であるから詳細な説明を省略する。 【0016】本発明の上記第2の実施例によれば、灌水用パイプ材6の先端部から水、液体肥料等を圧送することにより農業機械用レール装置1に沿って灌水することができ、特に前記第1の実施例のように連結材2とレール材3との間に連結部が存在しないので、通過する液体が連結部から漏れ出ることがないし、連結材2とレール材3との連結部分を水密に処理する必要がない。また、連結材2とレール材3との上面が一連にレール面となっているので、農業機械を安定して走行させることができる。 【0017】図7は本発明の農業機械用レール装置1を茶畑の畝aに沿って設置した状態を示すもので、前記農業機械用レール装置1が茶の木bの列に沿って設置されている。そして、連結材2を30センチ程度の高さにし、レール材3を茶畑の地表面G.L.から10センチ程度の高さに位置させるて液体肥料を灌水すると、そのまま地中に浸透するので、施肥効果が著しく良好であるし、液体肥料が風等で周辺に飛散しない。また、農業機械用レール装置1のレール材3には、茶摘み用機械や薬剤散布機械、灌水機械を走行させることができる。 【0018】以上本発明を図面に示す実施例に基づいて説明したが、本発明は前記各実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限りどのようにでも実施することができる。例えば、連結材の連結用レール面やレール材は、上面にレール面が形成されていれば、どのようなパイプ材でも使用することができる。また、連結材とレール材との連結は、雌部と雄部との嵌合だけでなく、ネジ機構、その他両者を強固に連結できればどのような構成でもよい。 【0019】 【発明の効果】以上要するに、本発明の農業機械用レール装置は、農作地に適宜の間隔で連結材を立設し、隣り合う連結材間に水や液肥料等の液体用通水路を有するレール材を架設し、前記レール材に農業機械を走行可能にするとともに、レール材から液体を農作地に灌水できるようにしたことを特徴とする。 【0020】したがって、レール材を走行する農業機械によって、種子の植付け、農薬の散布、移植、施肥、茶葉の摘み取り、整地等をきわめて簡単に処理することができる。また、レール材に水や液体肥料を圧送するだけで農作物に灌水することができるばかりでなく、灌水と農作もとの処理とを同時に実施できるので、農作業を著しく軽減することができ、しかも確実に処理できるので、実用的価値の高いものとなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591221684 【氏名又は名称】川本 秀勝
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)6月2日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】福田 武通 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−341902 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)12月14日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−151836 |
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