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【発明の名称】 乗用作業車の作業部連結構造
【発明者】 【氏名】新井 弘之

【要約】 【課題】従来の小型乗用作業車においては、作業部の本機への連結及び取り外しといった着脱作業が煩雑であり、作業に手間がかかって面倒であった。また、歩行型作業機の作業部の連結構造を小型乗用作業車に適用すると、作業部の着脱時、特に取り外し時の作業が煩雑で手間を要していた。さらに、走行部側及び作業部側のヒッチは鋳物で形成されているため、重くてコスト高となっていた。

【解決手段】ヒッチ部18を構成する本機側ヒッチ50の上部に略上方へ開口した上部連結ピン受部52を形成し、該本機側ヒッチの下部に略後方へ開口した下部連結ピン受部53を形成し、前記ヒッチ部を構成する作業部側ヒッチ65の上部に上部連結ピン受部と係合する上部連結ピン66を設け、該作業部側ヒッチの下部に下部連結ピン受部と係合する下部連結ピン67を設け、前記本機側ヒッチに下部連結ピン受部の開口部を開閉するフック54を設けた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自走可能に構成した本機の後端部に、ヒッチ部を介して作業部を連結した乗用作業機において、該ヒッチ部を構成する本機側ヒッチの上部に略上方へ開口した上部連結ピン受部を形成し、該本機側ヒッチの下部に略後方へ開口した下部連結ピン受部を形成し、前記ヒッチ部を構成する作業部側ヒッチの上部に上部連結ピン受部と係合する上部連結ピンを設け、該作業部側ヒッチの下部に下部連結ピン受部と係合する下部連結ピンを設け、前記本機側ヒッチに下部連結ピン受部の開口部を開閉するフックを設けたことを特徴とする乗用作業車の作業部連結構造。
【請求項2】 前記本機側ヒッチに開閉レバーを回動自在に取り付け、該開閉レバーと前記フックとを連結部材にて連結し、該開閉レバーの回動操作に連動して該フックが開閉するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の乗用作業車の作業部連結構造。
【請求項3】 前記開閉レバーを上部連結ピン受部近傍に配置し、該開閉レバーの回動中心軸に、該開閉レバーと一体的に回動する押上アームを固設し、前記フックが開状態にあるときに、該押上アームが上部連結ピン受部に係合する上部連結ピンを、上方へ押し上げるように構成したことを特徴とする請求項2に記載の乗用作業車の作業部連結構造。
【請求項4】 前記連結部材を弾性部材により構成し、前記フックが閉状態にあるときに、前記開閉レバーを、該フックの閉状態を保持する位置へ固定可能に構成したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載乗用作業車の作業部連結構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用耕運機等の小型乗用作業車へ作業部を取り付けるための、小型乗用作業車の作業部連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、二輪の走行部の後端にヒッチ部を介してロータリー等の作業部を装着した、耕耘機等の歩行型作業機は知られている。このような歩行型作業機にあっては、走行部側のヒッチに作業部側のヒッチを嵌合し、嵌合した両ヒッチにピン等を挿入することで、走行部に作業部を連結していた。そして、これらの走行部側のヒッチ及び作業部側のヒッチは、鋳物により形成されていた。
【0003】また、自走可能に構成した本機の後端部に、ヒッチ部を介して作業部を連結した小型乗用作業車も知られている。このような小型乗用作業車における本機の後端部には、トップリンクと左右一対のロワリンクとが具備され、該トップリンク及びロワリンクのヒッチ点と作業部側のヒッチ部とを、ピン等により連結することで、作業部の本機への連結が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の小型乗用作業車においては、作業部の着脱作業が煩雑であり、作業に手間がかかって面倒であった。また、前述の歩行型作業機のような作業部の連結構造を小型乗用作業車に適用した場合には、作業部の着脱作業、特に取り外し時の作業が煩雑となって手間を要することとなる。さらに、走行部側及び作業部側のヒッチは鋳物にて形成されているため、重量が重く、コスト高となっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。即ち、自走可能に構成した本機の後端部に、ヒッチ部を介して作業部を連結した小型乗用作業車において、該ヒッチ部を構成する本機側ヒッチの上部に略上方へ開口した上部連結ピン受部を形成し、該本機側ヒッチの下部に略後方へ開口した下部連結ピン受部を形成し、前記ヒッチ部を構成する作業部側ヒッチの上部に上部連結ピン受部と係合する上部連結ピンを設け、該作業部側ヒッチの下部に下部連結ピン受部と係合する下部連結ピンを設け、前記本機側ヒッチに下部連結ピン受部の開口部を開閉するフックを設けた。
【0006】また、前記本機側ヒッチに開閉レバーを回動自在に取り付け、該開閉レバーと前記フックとを連結部材にて連結し、該開閉レバーの回動操作に連動して該フックが開閉するように構成した。
【0007】また、前記開閉レバーを上部連結ピン受部近傍に配置し、該開閉レバーの回動中心軸に、該開閉レバーと一体的に回動する押上アームを固設し、前記フックが開状態にあるときに、該押上アームが上部連結ピン受部に係合する上部連結ピンを、上方へ押し上げるように構成した。
【0008】また、前記連結部材を弾性部材により構成し、前記フックが閉状態にあるときに、前記開閉レバーを、該フックの閉状態を保持する位置へ固定可能に構成した。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の作業部連結構造を具備し作業部を連結した状態の小型乗用作業車を示す側面図、図2は同じく作業部を連結していない状態の小型乗用作業車を示す平面図、図3はヒッチ部における作業部連結時の状態を示す側面図、図4は同じくヒッチ部において開閉レバーがフックの閉状態で位置固定された状態を示す側面図、図5は同じくヒッチ部における作業部の取り外し時の状態を示す側面図である。
【0010】まず、本発明の作業部連結構造を具備した小型乗用作業車の概略構成を図1、図2により説明する。乗用作業車の本機1を構成する機体フレーム4の前部に、フロントアクスルケースを介して左右一対の前車輪3・3が取付けられ、後部にはリアアクスルケースを介して左右一対の後車輪5・5が取付けられている。また、機体フレーム4には運転部7やエンジン9等が配設され、該機体フレーム4後端に昇降機構17を設けて、該昇降機構17にヒッチ部18を介して耕耘作業部2などの各種作業部を連結可能に構成している。
【0011】前記機体フレーム4は、本機1の略中央部から後方へ延出するとともに、該本機1の後端部で上方へ立ち上げて形成した左右一対のメインフレーム20・20と、本機1の前端部から後端部にかけて架設した平面視略U字状のサブフレーム21と、該サブフレーム21の後部に起倒自在に立設されて正面視門型に形成したガード22等とから構成されている。
【0012】前記サブフレーム21は、本機1前端部に左右方向に横架した前側フレーム形成パイプ24と、該前側フレーム形成パイプ24の左右側端より後方へ延設した左右側フレーム形成パイプ25・25とから成っている。そして、該左右側フレーム形成パイプ25・25は、それぞれ前車輪3・3及び後車輪5・5の直上方位置に配置しており、機体1前端部から後下方へ向かって傾斜する踏ん張り面形成部25a・25aと、該踏ん張り面形成部25a・25aの後端から、運転部7の座席36の側方位置まで後上方へ向けて傾斜する側方傾斜部25b・25bと、該側方傾斜部25b・25bから機体1の後端部位置まで略水平に延出する後方延出部25c・25cとから形成されている。
【0013】左右の前記踏ん張り面形成部25a・25a間には、該踏ん張り面形成部25a・25aと同一平面上にて前端から後下方へ向けて傾斜した踏ん張り面部71を張設しており、作業者は、該踏ん張り面部71に足を載せた安全で楽な姿勢にてハンドル操作を行うことができるとともに、下り傾斜路面を走行する際には踏ん張り面部71上で足を踏ん張ることができる。
【0014】また前記運転部7は、メインフレーム20・20の前端部にハンドルコラム31を、サブフレーム21の踏ん張り形成部25a・25aと略直交する方向に立設し、該ハンドルコラム31の上端にハンドル32を配設し、該ハンドル32の後方に座席36を配設している。そして、該座席36の後方位置における前記サブフレーム21の後方延出部25c・25cには、正面視門型に形成された前記ガード22がブラケット27を介して立設され、該ガード22はブラケット27を中心として後方へ回動可能に構成されている。
【0015】前記機体フレーム4の後端部には、左右一対の作業部連結体14・14が後方に向けて突設され、該作業部連結体14・14間にPTO軸15を横架し、該PTO軸15はエンジン9により駆動されている。該PTO軸15の外周部には左右一対の本機側ヒッチ50・50が上下回動自在に枢支されており、該本機側ヒッチ50と本機1の後端部との間に昇降用シリンダ51を介装している。該作業部連結体14・14、本機側ヒッチ50・50、及び、昇降用シリンダ51等により昇降機構17を構成している。また、作業部2の前端部には作業部側ヒッチ65が形成されており、該作業部側ヒッチ65と前記本機側ヒッチ50・50とを連結することにより、本機1の昇降機構17へ作業部2が連結されている。該作業部側ヒッチ65と本機側ヒッチ50・50とによりヒッチ部18が構成されている。そして、昇降機構17と連結された作業部2の耕耘入力軸120が、PTO軸15により図2に示す伝動ケース19を介して駆動され、これにより、作業部2が駆動されている。
【0016】次に、作業部2を本機1の昇降機構17へ連結するための、作業部連結構造について説明する。図3にはヒッチ部18を示しており、左右一対の前記本機側ヒッチ50・50及び作業部側ヒッチ65は、例えば、板状部材を加工して形成している。該本機側ヒッチ50の後端上部には、略上方に開口する凹部52aを有した上部連結ピン受部52が形成され、該本機側ヒッチ50の後端下部には、略後方に開口する凹部53aを有した下部連結ピン受部53が形成されている。一方、前記作業部側ヒッチ65の前端上部には左右方向に突出する上部連結ピン66が横架され、該作業部側ヒッチ65の前端下部には同じく左右方向に突出する下部連結ピン67が横架されている。そして、本機側ヒッチ50・50と作業部側ヒッチ65とが連結状態にあるときには、前記上部連結ピン66が上部連結ピン受部52の凹部52aに略上方の開口部から係合するとともに、下部連結ピン67が下部連結ピン受部53の凹部53aに略後方の開口部から係合している。
【0017】左右一方の本機側ヒッチ50における下部連結ピン受部53近傍には、フック54が回動中心軸54aを中心として回動自在に取り付けられ、上部連結ピン受部52近傍には、開閉レバー55が回動中心軸55aを中心として回動自在に取り付けられている。該回動中心軸55aには、開閉レバー55と一体的に回動する押上アーム56が固設されている。また、回動中心軸55aには、開閉レバー55と一体的に回動するステー57が固設され、該ステー57の先端部に略U字状に形成したリンク58の一端部を回動自在に取り付けている。該リンク58の他端部と前記フック54の前端部54bとが、スプリング59等の弾性部材で構成された連結部材により連結されている。
【0018】そして、開閉レバー55を回動操作すると、フック54が連動して回動動作するように構成している。この場合、開閉レバー55を後方に回動操作すると、リンク58及びスプリング59が上方に移動して、フック54後端部のフック部54cが下方に回動し、逆に、開閉レバー55を前方に回動操作すると、リンク58及びスプリング59が下方に移動して、フック部54cは上方に回動するように構成している。
【0019】このように、開閉レバー55の回動操作に連動して回動するフック54のフック部54cによって、下部連結ピン受部53の凹部53a略後方の開口部が開閉されるように構成している。即ち、フック54が下方に回動すると、下部連結ピン受部53に係合した下部連結ピン67に、該フック54のフック部54cが係合し、下部連結ピン67が下部連結ピン受部53略後方の開口部から抜け出ることが阻止されるとともに、下部連結ピン67の下部連結ピン受部53への係合状態が固定される閉状態となる。逆に、フック54が上方に回動すると、下部連結ピン受部53に係合した下部連結ピン67への、フック部54cの係合状態が解除され、下部連結ピン受部53の開口部が開放されて、下部連結ピン67が下部連結ピン受部53から抜け出すことができる開状態となるのである。
【0020】このように構成したヒッチ部18における作業部2の昇降機構17への連結動作を説明する。図3において、まず、昇降用シリンダ51を伸長して本機側ヒッチ50を下げて、作業部側ヒッチ65の上部連結ピン66を本機側ヒッチ50における上部連結ピン受部52の凹部52aに位置させ、その後前記昇降用シリンダ51を縮小して本機側ヒッチ50を上昇させると、上部連結ピン66が凹部52aに係合して、続いて下部連結ピン67が上部連結ピン66を中心に前方へ回動して下部連結ピン受部53に係合する。本機側ヒッチ50に上部連結ピン66を係合させる際には、開閉レバー55を位置aに配置させ、押上アーム56を上部連結ピン受部52の凹部52aの下端よりも下方に位置させるとともに、フック54のフック部54aが上方に回動して、下部連結ピン受部53の凹部53aの開口部を開状態としておく。
【0021】上下部連結ピン66・67が上下部連結ピン受部52・53に係合した後、開閉レバー55を位置aから位置bまで回動操作すると、フック54のフック部54cが連動して下方へ回動し、下部連結ピン受部53の開口部が閉じて、下部連結ピン67の下部連結ピン受部53への係合状態が固定される。尚、開閉レバー55が位置aから位置bまでの範囲内に位置している場合は、スプリング59は伸長せずに自由長を保持している。
【0022】開閉レバー55を位置bから図4に示す位置cへ回動操作すると、その過程でスプリング59が伸長され、フック54のフック部54cが閉じる方向に付勢される。さらに、開閉レバー55を位置dまで回動操作すると、スプリング59は支点越えをして、開閉レバー55が位置dに固定される。これにより、下部連結ピン67の下部連結ピン受部53への係合状態が保持され、作業部2と昇降機構17との連結状態が固定される。以上のような動作により、作業部2を昇降機構17に連結するのである。尚、開閉レバー55を位置aから位置dまで回動操作する間に、リンク58の両端を結ぶ線が回動中心軸55aを通過するが、該リンク58は略U字状に形成されているので、該リンク58と回動中心軸55aとが干渉することはない。
【0023】このように、作業部2と昇降機構17との連結は、作業部2側の上下部連結ピン66・67を昇降機構17側の上下部連結ピン受部52・53に係合した後に、開閉可能に構成したフック54を閉じるだけの簡単な操作によって容易に行うことができ、連結作業の迅速化を図ることが可能であるとともに、該作業部2と昇降機構17との連結状態を確実に保持することができる。また、前記開閉レバー55は、フック54が閉状態にあるときに、該フック54の閉状態を保持する位置dへ固定可能に構成しているので、作業部2と昇降機構17との連結状態を確実に安定して保持することができる。
【0024】また、前述の場合とは逆に、昇降機構17と連結した作業部2を取り外す場合には、開閉レバー55を位置dから図5に示す位置aまで回動操作して、フック54を開状態として連結保持状態を解除する。そして、昇降機構17の昇降用シリンダ51を伸長して本機側フック50・50を下降させると、下部連結ピン67は上部連結ピン66を中心に後方へ回動して下部連結ピン受部53から抜け出す。この場合、開閉レバー55は、位置dから位置cよりも若干位置b寄りまで移動させると、スプリング59が支点越えして開閉レバー55をフック54が開く方向へ付勢するようになるので、位置c付近から位置aまでは開閉レバー55が自動的に回動することとなるので、位置dから位置aまでの開閉レバー55の回動操作が簡便である。
【0025】さらに、開閉レバー55を位置eまで回動操作して、前記押上アーム56を上部連結ピン受部52の凹部52aの下端よりも上方に移動させ、該押上アーム56により上部連結ピン66を押し上げ、その後、該上部連結ピン66を抜き出して、作業部2を昇降機構17から取り外すのである。このように、作業部を本機から取り外す際に上部連結ピン66を押し上げることにより、該上部連結ピン66と上部連結ピン受部52との係合を半解除状態とし、上部連結ピン66を上部連結ピン受部52の凹部52aから抜き出し易くして、作業部2の取り外しを容易にするとともに、取り外し作業の迅速化を図ることができる。
【0026】また、フック54の開閉は、本機側ヒッチ50上部に設けた開閉レバー55の回動操作に連動するように構成しているので、該開閉レバー55の回動操作を行うだけの簡単な操作で作業部2と昇降機構17との連結保持状態を切り換えることができ、作業部2と昇降機構17との連結作業、及び、取り外し作業を迅速に行うことができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、本機側ヒッチの上部に略上方へ開口した上部連結ピン受部を形成し、該本機側ヒッチの下部に略後方へ開口した下部連結ピン受部を形成し、作業部側ヒッチの上部に上部連結ピン受部と係合する上部連結ピンを設け、該作業部側ヒッチの下部に下部連結ピン受部と係合する下部連結ピンを設け、前記本機側ヒッチに下部連結ピン受部の開口部を開閉するフックを設けたので、作業部の本機への連結は、作業部側の上下部連結ピンをそれぞれ本機側の上下部連結ピン受部に係合した後に、開閉可能に構成したフックを閉じるだけの簡単な操作によって容易に行うことができ、連結作業の迅速化を図ることが可能であるとともに、該作業部2と本機との連結状態を確実に保持することができた。また、本機側ヒッチ及び作業部側ヒッチは簡単な形状とすることが可能であり、板状部材を加工して形成することができるので、鋳物にて形成した場合に比べて低コストで構成することができ、重量の軽量化を図ることができる。
【0028】更に、請求項2の如く、前記本機側ヒッチに開閉レバーを回動自在に取り付け、該開閉レバーと前記フックとを連結部材にて連結し、該開閉レバーの回動操作に連動して該フックが開閉するように構成したので、該開閉レバーの回動操作を行うだけの簡単な操作で作業部と本機との連結保持状態を切り換えることができ、作業部と本機との連結作業、及び、取り外し作業を迅速に行うことができる。
【0029】更に、請求項3の如く、前記開閉レバーを上部連結ピン受部近傍に配置し、該開閉レバーの回動中心軸に、該開閉レバーと一体的に回動する押上アームを固設し、前記フックが開状態にあるときに、該押上アームが上部連結ピン受部に係合する上部連結ピンを、上方へ押し上げるように構成したので、作業部を本機から取り外す際に、上部連結ピンと上部連結ピン受部との係合を、例えば、半解除状態とすることができ、上部連結ピンを上部連結ピン受部から抜き出し易くして、作業部の取り外しを容易にするとともに、取り外し作業の迅速化を図ることができる。
【0030】更に、請求項4の如く、前記連結部材を弾性部材により構成し、前記フックが閉状態にあるときに、前記開閉レバーを、該フックの閉状態を保持する位置へ固定可能に構成したので、例えば、フックが閉じている状態において、該弾性部材の付勢力により、開閉レバーをフックが閉じる方向に付勢するとともに、該開閉レバーをフックの閉状態を保持する位置へ固定させて、作業部と本機との連結状態を確実に安定して保持することができる。また、開閉レバーの操作範囲内で弾性部材が支点越えするように構成すれば、弾性部材が支点越えする位置よりも若干操作方向寄りの位置まで開閉レバーを回動操作させるだけでフックを開閉することができ、該フックの開閉操作を簡便にすることができる。
【出願人】 【識別番号】000006851
【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
【出願日】 平成10年(1998)5月20日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 寿一郎
【公開番号】 特開平11−318105
【公開日】 平成11年(1999)11月24日
【出願番号】 特願平10−138381