| 【発明の名称】 |
作業機連結装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】皆川 功
【氏名】飯岡 毅
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| 【要約】 |
【課題】各種の作業機体を作業内容及び作業条件等に対応して進行方向に対して側方方向に移動させることができる。
【解決手段】連結部材3に入力軸17を配設すると共に取付部材7に出力軸21を配設し、連結部材に入側旋回部材23を配設し、取付部材に出側旋回部材24を配設し、入側旋回部材と出側旋回部材との間に中間軸25を架設し、入力軸と中間軸との間に入側伝導機構26を配設すると共に出力軸と中間軸との間に出側伝導機構27を配設してなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体に連結機構により連結部材を連結し、該連結部材に各種の作業機体を備える取付部材を配設し、該取付部材を進行方向に対して側方方向に移動自在に配設し、該取付部材を移動させる移動機構を配設し、該連結部材に該走行機体の動力源から動力を受ける入力軸を配設すると共に取付部材に作業機体の作業機構の駆動源となる出力軸を配設し、該連結部材に入力軸を中心として垂直旋回可能な入側旋回部材を配設し、該取付部材に出力軸を中心として垂直旋回可能な出側旋回部材を配設し、該入側旋回部材と出側旋回部材との間に中間軸を架設し、かつ該入力軸と中間軸との間に入側伝導機構を配設すると共に該出力軸と中間軸との間に出側伝導機構を配設して構成したことを特徴とする作業機連結装置。 【請求項2】 上記移動機構として手回ハンドルをもつ手動機構を用いてなることを特徴とする請求項1記載の作業機連結装置。 【請求項3】 上記移動機構として電動モータをもつ電動機構を用いてなることを特徴とする請求項1記載の作業機連結装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は例えば走行機体に整畦作業機等の対土作業用、整地用、収穫用、育成管理用、運搬用等の各種の農作業機を連結する作業機連結装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来この種の作業機連結装置として、走行機体としてのトラクタの後部の左右下部に枢着突設され、走行機体の左右一対の油圧アームにより各吊下アームを介して上下揺動自在に設けられた左右一対の下部リンク及び走行機体の後部の上部に枢着突設された上部リンクからなる、いわゆる三点リンク式連結機構が知られている。 【0003】しかして、各種の作業機体を左右一対の下部リンク及び上部リンクの各先端部に三点支持状態に枢着連結し、かつ、走行機体の左右一対の油圧アームの上下揺動により各吊下アームを介して下部リンクを上下揺動させることにより作業機体を上下動自在に連結するように構成している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来構造の場合、各種作業機体を上下動作させることにより各種作業機体の作業内容及び作業条件等に対応させることはできるが、進行方向に対して側方方向に移動させ得ない構造であり、例えば、走行機体の車輪や履帯の配設位置上から走行機体の側方位置に突出配置された構造の作業機においては、非作業時等においては側方に突出した作業機の存在により小回り走行を阻害したり、側方に偏位した重量により走行機体の運転走行操作の不安定性を招くおそれがあるという不都合を有している。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請求項1記載の発明は、走行機体に連結機構により連結部材を連結し、該連結部材に各種の作業機体を備える取付部材を配設し、該取付部材を進行方向に対して側方方向に移動自在に配設し、該取付部材を移動させる移動機構を配設し、該連結部材に該走行機体の動力源から動力を受ける入力軸を配設すると共に取付部材に作業機体の作業機構の駆動源となる出力軸を配設し、該連結部材に入力軸を中心として垂直旋回可能な入側旋回部材を配設し、該取付部材に出力軸を中心として垂直旋回可能な出側旋回部材を配設し、該入側旋回部材と出側旋回部材との間に中間軸を架設し、かつ該入力軸と中間軸との間に入側伝導機構を配設すると共に該出力軸と中間軸との間に出側伝導機構を配設して構成したことを特徴とする作業機連結装置にある。 【0006】又、請求項2記載の発明は、上記移動機構として手回ハンドルをもつ手動機構を用いてなることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の発明は、上記移動機構として電動モータをもつ電動機構を用いてなることを特徴とするものである。 【0007】 【発明の実施の形態】図1乃至図11は本発明の実施の形態例を示し、1は走行機体であって、この場合トラクタが用いられ、走行機体1の後部に三点リンク式の連結機構2により連結部材3を上下動可能に連結している。 【0008】この場合、連結機構2は、走行機体1としてのトラクタの後部の左右下部に一対の下部リンク4・4がピン4aにより枢着突設され、走行機体1に左右一対の油圧アーム5が作動軸5aを中心として上下揺動操作自在に突設され、かつ、走行機体1の後部の上部に上部リンク6がピン6aにより枢着突設され、下部リンク4・4と油圧アーム5との間に吊下アーム7を架設し、しかして、左右一対の下部リンク4・4の先端部にピン4b・4bにより連結部材3の下部両側部を枢着連結すると共に上部リンク6の先端部にピン6bにより連結部材3の上部を連結し、これら三点支持及び油圧アーム5の上下揺動により連結部材3を上下揺動自在に設けて構成している。 【0009】7は取付部材であって、上記連結部材3に配設され、各種の作業機体Fを取付可能に構成され、取付部材7は進行方向に対して側方方向に移動自在に配設され、取付部材7を移動させる移動機構8を配設している。 【0010】この場合、上記連結部材3を四角枠状に形成し、連結部材3の上下位置にそれぞれコ状のガイドレール9・9を進行方向に対して側方方向に開口側を相対向状態に横設し、取付部材7の上下位置にガイドレール9・9に摺動嵌合可能な嵌合部10・10を形成し、ガイドレール9・9と嵌合部10・10との嵌合により取付部材7を移動自在に設け、上側のガイドレール9に取付板11を取付けると共に連結部材3の上部にブラケット12を立設し、ブラケット12にピン13を横設し、ピン13にナット体14を枢着し、取付板11に回動自在及び軸線方向に移動不能に螺子軸15を横設すると共に螺子軸15をナット体14に螺着し、螺子軸15にハンドル16を取付け、ハンドル16を正逆回動させることによりナット体14と螺子軸15との螺着によって取付部材7を進行方向に対して側方方向に往復移動自在に設けて構成している。 【0011】又、上記連結部材3に入力軸17を軸受18により横設し、入力軸17と走行機体1の動力取出軸19とを自在継手20により連結し、取付部材7に作業機体Fの作業機構の駆動源となる出力軸21を軸受22により横設し、連結部材3にチェーンケース状の入側旋回部材23を軸受18により入力軸17を中心として垂直旋回自在に取付け、取付部材7にチェーンケース状の出側旋回部材24を出力軸21を中心として軸受22により垂直旋回可能に取付け、入側旋回部材23と出側旋回部材24との先端部間に中間軸25を架設し、かつ入力軸17と中間軸25との間にチェーン機構からなる入側伝導機構26を配設すると共に出力軸21と中間軸25との間にチェーン機構からなる出側伝導機構27を配設して構成している。 【0012】又、この場合、作業機体Fを畦Wの造成及び修復作業をする整畦作業機体として構成している。 【0013】この場合、取付部材7の取付部7aに作業機体Fの機枠28を取付け、機枠28に回転ロータ状の盛土体29を備えた盛土機構30を配設し、この盛土体29はロータ胴29aの外周に複数個の掻上刃29bを突設すると共にロータ胴29aに取付軸29cを突設してなり、上記機枠28に盛土体29をその回転軸線を畦造成方向と平行にして回転自在に取付け、機枠28に上記出力軸21に直結された主軸31を軸受し、盛土体29を主軸31より変向用ギヤ列31a及びチェーン機構32を介して回転させ、この盛土体29の回転により畦際の圃場面Mの土を削出軌跡Nをもって削出して旧畦に向けて跳ね上げて盛り上げるように構成している。 【0014】又、この場合上記機枠28に上記盛土体29の上方及び畦Wの上方を覆う形状のカバー部材33を取付け、カバー部材33の畦側に側部カバー部材34が上下動自在に取り付けている。 【0015】又、この場合、作業機構としての整畦機構35にあっては、回転体状の整畦体36と回転機構37とからなり、整畦体36は畦Wの一方側面W2を整畦可能な外周面36a及び畦Wの上面W1を整畦可能な外周面36bを有すると共に、回転軸線P1を畦Wの一方側面W1の側方から畦W側へ斜め上方に向かう所定角度θの上向き方向に配置され、この整畦体36は回転機構37により回転軸線P1を中心として図中矢印方向に強制回転される。 【0016】この場合、上記機枠28に取付枠38を取付け、取付枠38にブラケット39を突設し、ブラケット39に軸受筒40を取付け、この軸受筒40に駆動軸41を所定角度θをもって斜め上向き状に回転自在に軸受し、上記機枠28の後部側面に枠体42を設け、枠体42内に歯車機構43及びチェーン機構44を内装し、枠体42の下部に伝導軸45を横設し、伝導軸45と駆動軸41とを伸縮自在な自在継手46により連結し、この駆動軸41に整畦体36の中心に配置したロータ軸36cを連結し、しかして、主軸31の回転により整畦体36を図中矢印方向に回転させ、整畦体36の回転接触により畦Wの一方側面W2を締圧整畦すると共に畦Wの上面W1を締圧整畦するように構成している。 【0017】47は削土機構であって、この場合カバー部材33に中間軸48を進行方向前後方向に軸架すると共に保持枠49を中間軸48と同心上に上下揺動自在に枢着し、保持枠49の先端部にロータ軸50を回転自在に取付け、ロータ軸50に複数個のナギナタ状の刃体をもつ削土ロータ51を取付け、主軸31と中間軸48との間にチェーン機構52を掛回すると共に中間軸48とロータ軸50との間にチェーン機構53を架設し、上記盛土機構30の盛土体29の進行方向前方位置の旧畦の上面部分を主軸31により回転する削土ロータ51によって削出軌跡Sをもって回転削土するように構成したものである。 【0018】この実施の形態例は上記構成であるから、走行機体1に連結機構2により連結部材3を連結し、連結部材3に配設された取付部材7に各種の作業機体Fを取付けることになり、この際、移動機構8により取付部材7を進行方向に対して側方方向に移動自在させることができ、かつ、入側旋回部材23と出側旋回部材24との間に中間軸25が架設され、入力軸17と中間軸25との間に入側伝導機構26が配設され、出力軸21と中間軸25との間に出側伝導機構27が配設され、よって、取付部材7の往復移動により、図2及び図5、図6、図7、図8又は図9、図10、図11の如く、入側旋回部材23は入力軸17を中心として垂直旋回すると共に出側旋回部材24は出力軸21を中心として垂直旋回し、これにより取付部材7の移動を許容すると共に入力軸17と出力軸21との間を中間軸25を介して動力伝導を許容することができ、従って、各種の作業機体Fを作業内容及び作業条件等に対応して進行方向に対して側方方向に移動させることができ、例えば、作業時においては、図2及び図5、図6、図7、図8の如く、作業機体Fを走行機体1の車輪や履帯の配設位置上から走行機体1の側方位置に突出配置し、非作業時等においては、図9、図10、図11の如く、側方に突出した作業機体Fを走行機体1の中央位置に後退させることができ、側方の障害物への衝突を回避して走行機体の小回り走行を可能とすると共に側方に偏位した重量による走行機体の運転走行操作の安定性を高めることができ、さらに、移動機構8及び駆動伝達構造を簡素化することができ、それだけ円滑に作業機体Fを移動させることができ、作業性を高めることができる。 【0019】又、この場合、上記移動機構8として手回ハンドル16をもつ手動機構を用いているので、一層、移動機構8の構造を簡素化することができる。 【0020】又、上記移動機構8として、図示省略しているが、電動モータをもつ電動機構を用いることにより、容易に作業機体Fを移動させることができる。 【0021】又、この場合、作業機体Fの作業機構として、整畦機構が用いられ、しかして、走行機体1を旧畦に沿って走行し、動力取出軸19を回転すると一方では盛土体29としての回転ロータが畦際の圃場泥土を旧畦上に連続的に跳ね上げて盛り上げ、カバー部材33は盛土体29の上方及び畦側方への泥土飛散を防止し、跳ね上げられた泥土は外方飛散を防がれて自重落下し、他方では走行機体1の動力取出軸19を駆動源として入力軸17、入側伝導機構26、中間軸25、出側伝導機構27及び出力軸21を介して主軸31が回転駆動され、主軸31の駆動により整畦機構35が駆動され、整畦体36は回転機構37により回転し、旧畦上に盛り上げられた土は畦Wの一方側面W2を整畦可能な外周面36a及び畦Wの上面W1を整畦可能な外周面36bを有する整畦体36の回転接触により畦Wの一方側面W2及び畦の上面W1を締圧整畦することができ、構造を簡素化することができると共に整畦体36の回転すべり接触により畦Wの一方側面W2及び畦Wの上面W1を円滑に締圧整畦することができ、それだけ良好な整畦作業を行うことができる。 【0022】又、この際、整畦体36の回転軸線P1は畦Wの一方側面W1の側方から畦W側へ斜め上方に向かう所定角度θの上向き方向に配置しているので、整畦体36の外周面36aによりなされる畦Wの一方側面W2への土の押し付け送り長さを長くすることができ、それだけ土の締圧を良好なものとすることができると共に整畦体36の垂直方向の高さを低くすることができ、それだけ装置全体の機高を低くすることができて小型化を図ることができる。 【0023】又、この場合、削土機構47により旧畦面を予め削土でき、この削土された畦面上に盛土機構30により盛土することになるから、旧畦土と盛土との結着性を高めることができ、それだけ強固な畦を得ることができる。 【0024】尚、本発明は上記実施の形態例に限られるものではなく、例えば、作業機体Fとして、整畦作業機に限らず、対土作業用、整地用、収穫用、育成管理用、運搬用等の各種の農作業及び土木作業機の連結に適用することができ、又、上記実施例においては、取付部材7は、走行機体1の片側の一方位置と中央位置との間を往復移動する構造となっているが、走行機体1の片側の一方位置と中央位置を介して反対側の他方位置との間を往復移動する構造とすることもできる。 【0025】 【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、移動機構により作業機体を備える取付部材を進行方向に対して側方方向に移動自在させることができ、かつ、入側旋回部材と出側旋回部材との間に中間軸が架設され、入力軸と中間軸との間に入側伝導機構が配設され、出力軸と中間軸との間に出側伝導機構が配設され、よって、取付部材の移動により、入側旋回部材は入力軸を中心として垂直旋回すると共に出側旋回部材は出力軸を中心として垂直旋回し、これにより取付部材の移動を許容すると共に入力軸と出力軸との間を中間軸を介して動力伝導を許容することができ、従って、各種の作業機体を作業内容及び作業条件等に対応して進行方向に対して側方方向に移動させることができ、移動機構及び駆動伝達構造を簡素化することができ、それだけ円滑に作業機体を移動させることができ、作業性を高めることができる。 【0026】又、請求項2記載の発明にあっては、上記移動機構として手回ハンドルをもつ手動機構を用いているので、一層、移動機構の構造を簡素化することができ、又、請求項3記載の発明にあっては、上記移動機構として、電動モータをもつ電動機構を用いることにより容易に作業機体を移動させることができる。 【0027】以上の如く、所期の目的を充分達成することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】395008849 【氏名又は名称】株式会社富士トレーラー製作所
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月30日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】黒田 勇治
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| 【公開番号】 |
特開平11−313504 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月16日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−121153 |
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