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【発明の名称】 アタッチメント取付方法及び同取付構造
【発明者】 【氏名】上條 猛

【要約】 【課題】持ち上げ機械を使用することなく、しかも、昇降リンクを有しない本機にでも少ない労力で簡易迅速にアタッチメントを取り付けることができ、さらに、本機の改造も少なくてすむ、アタッチメント取付方法および同取付構造を提供する。

【解決手段】アタッチメント3を自立状態から傾斜せしめ、該アタッチメント3側と本機4側とに対にして設けられた第一連結部片5,6を互いに組み合わせて第一連結部7を形成し、該第一連結部7を支点として前記アタッチメント3を上方へと回動せしめ、該アタッチメント3側と前記本機4側とに対にして設けられた第二連結部片8,9を互いに組み合わせて第二連結部10を形成せしめる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 アタッチメント(3)を自立状態から傾斜せしめ、該アタッチメント(3)側と本機(4)側とに対にして設けられた第一連結部片(5,6)を互いに組み合わせて第一連結部(7)を形成し、該第一連結部(7)を支点として前記アタッチメント(3)を上方へと回動せしめ、該アタッチメント(3)側と前記本機(4)側とに対にして設けられた第二連結部片(8,9)を互いに組み合わせて第二連結部(10)を形成せしめてなる、アタッチメント取付方法。
【請求項2】 前記アタッチメント(3)が着脱自在な底部フレーム(1)を有していて、前記第二連結部(10)を形成せしめた後に、前記アタッチメント(3)から前記底部フレーム(1)を取り外すようにしてなる、請求項1に記載のアタッチメント取付方法。
【請求項3】 アタッチメント(3)を自立状態から傾斜せしめることにより互いに一致する第一連結部片(5,6)を前記アタッチメント(3)側と本機(4)側とに対にして設けるとともに、前記第一連結部片(5,6)同士の組み合わせにより形成される第一連結部(7)を支点として前記アタッチメント(3)を上方へと回動せしめることにより互いに一致する第二連結部片(8,9)を前記アタッチメント(3)側と前記本機(4)側とに対にして設けてなる、アタッチメント取付構造。
【請求項4】 前記アタッチメント(3)を自立状態から傾斜せしめたときに接地する接地部(25)を前記アタッチメント(3)に形成してなる、請求項3に記載のアタッチメント取付構造。
【請求項5】 自立状態にある前記アタッチメント(3)の重心(G)から横方向へ外れた場所に位置する足踏部(26)を前記アタッチメント(3)に形成してなる、請求項3または4に記載のアタッチメント取付構造。
【請求項6】 前記アタッチメント(3)が着脱自在な底部フレーム(1)を備えてなる、請求項3,4または5に記載のアタッチメント取付構造。
【請求項7】 一対の前記第一連結部片を、互いに係合して掛止状態を形成する一対の部片(5,6)により形成してなる、請求項3乃至6のいずれか一項に記載のアタッチメント取付構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、トラクタ等の本機に作業機等のアタッチメントを簡単な作業で取り付けることができる、アタッチメント取付方法および同取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、乗用田植機や乗用管理機やトラクタ等の本機に、施肥機や種蒔機や防除機等のアタッチメントを直装する場合、前記本機側にあらかじめ設けられたスリーポイントヒッチ等のアタッチメント取付用昇降リンクを使用するのが一般的である。また、こうした昇降リンクを備えていない本機にアタッチメントを直装する場合には、該アタッチメントには、100Kgを越すようなかなりの重さのものもあることから、該アタッチメントを人力で持ち上げた状態を所定時間保持して、前記本機に対する連結作業を行うことは実際上不可能であり、フォークリフトやチェーンブロック等の持ち上げ機械を使用せざるを得なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本機のすべてに本格的なアタッチメント取付用昇降リンクを装備することには、コスト面で問題がある。また、アタッチメント取付作業に際して、いちいち前記の如き持ち上げ機械を準備して作動せしめることは、コスト面でも作業手数の点でも得策でない。
【0004】本発明は、こうした事情に鑑みてなされたもので、持ち上げ機械を使用することなく、しかも、昇降リンクを有しない本機にでも少ない労力で簡易迅速にアタッチメントを取り付けることができ、さらに、本機の改造も少なくてすむ、アタッチメント取付方法および同取付構造を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明に係るアタッチメント取付方法は、アタッチメントを自立状態から傾斜せしめ、該アタッチメント側と本機側とに対にして設けられた第一連結部片を互いに組み合わせて第一連結部を形成し、該第一連結部を支点として前記アタッチメントを上方へと回動せしめ、該アタッチメント側と前記本機側とに対にして設けられた第二連結部片を互いに組み合わせて第二連結部を形成せしめるようにしたものである。
【0006】本発明方法によれば、前記本機に対して前記アタッチメントを取り付けるに当っては、前記アタッチメントを自立状態から傾斜せしめる作業と、前記第一連結部を支点として前記アタッチメントを上方へと回動せしめる作業とを行えばよい。これらの作業は、前記アタッチメントの重量の一部のみを作業者が負担することで行うことができるので、前記アタッチメントが重量物である場合でも、該アタッチメントの全体を人力でそのまま持ち上げる作業に比べて、少ない労力ですむ。よって、本発明方法によれば、持ち上げ機械を使用することなく、しかも、アタッチメント取付用昇降リンクを有しない本機にでも、少ない労力で簡易迅速にアタッチメントを取り付けることができる。
【0007】また、前記本機には、前記アタッチメント側の前記第一連結部片と対にして前記第一連結部片を設けるだけでよいので、既存の本機をそのまま利用してアタッチメントが装着できる前記本機を容易に製造することができる。
【0008】請求項2に記載の本発明方法は、請求項1に記載のものにおいて、前記アタッチメントが着脱自在な底部フレームを有していて、前記第二連結部を形成せしめた後に、前記アタッチメントから前記底部フレームを取り外すようにしたものである。このようにすれば、取付後のアタッチメントがコンパクトとなり、好適である。
【0009】請求項3に記載の本発明に係るアタッチメント取付構造は、アタッチメントを自立状態から傾斜せしめることにより互いに一致する第一連結部片を前記アタッチメント側と本機側とに対にして設けるとともに、前記第一連結部片同士の組み合わせにより形成される第一連結部を支点として前記アタッチメントを上方へと回動せしめることにより互いに一致する第二連結部片を前記アタッチメント側と前記本機側とに対にして設けたものである。
【0010】この場合、前記アタッチメントの取付作業に当っては、前記アタッチメントを傾斜させ、該アタッチメント側の前記第一連結部片と前記本機側の前記第一連結部片とを互いに組み合わせて前記第一連結部を形成する。次に、該第一連結部を支点として前記アタッチメントを上方へと回動せしめ、該アタッチメント側の前記第二連結部片と前記本機側の前記第二連結部片とを互いに一致させて連結せしめる。こうして、前記アタッチメントは、前記第一連結部片同士の組み合わせにより形成される前記第一連結部と、前記第二連結部片同士の組み合わせにより形成される第二連結部との、少なくとも二箇所で前記本機に対して強固に固定される。
【0011】このように、請求項3に記載の本発明によれば、アタッチメント取付作業に当って、前記アタッチメントを傾斜せしめる作業と、前記第一連結部を支点として前記アタッチメントを上方へと回動せしめる作業とを行えば足りるので、アタッチメントの全体を持ち上げて保持する作業に比較して労力が少なくてすむ。よって、従来のような特別な持ち上げ機械を用いることなく、アタッチメント取付用昇降リンクを有しない本機に対しても、前記アタッチメントを人力で容易に取り付けることができる。
【0012】また、前記本機側には、前記第一連結部片と前記第二連結部片とを設けるだけでよいので、既存の本機をそのまま利用して前記本機を容易に製造することができる。
【0013】請求項4に記載の本発明に係るアタッチメント取付構造は、請求項3に記載のものにおいて、前記アタッチメントを自立状態から傾斜せしめたときに接地する接地部を前記アタッチメントに形成したものである。このようにせしめれば、少ない労力で前記アタッチメントの傾斜状態を維持せしめることができるので、前記アタッチメントの取り付け作業が容易となる。
【0014】請求項5に記載の本発明に係るアタッチメント取付構造は、請求項3または4に記載のものにおいて、自立状態にある前記アタッチメントの重心から横方向へ外れた場所に位置する足踏部を前記アタッチメントに形成したものである。この場合、作業者は、前記足踏部に体重を掛けながら前記アタッチメントの上部を引くようにすれば、該アタッチメントを容易に傾斜させることができる。
【0015】請求項6に記載の本発明に係るアタッチメント取付構造は、請求項3,4または5に記載のものにおいて、前記アタッチメントが着脱自在な底部フレームを備えてなる構成としたものである。このようにすれば、前記本機に対して前記アタッチメントを取り付けた後に、地面から浮き上がっている前記底部フレームを取り外すことができるので、取付後のアタッチメントがコンパクトとなり、好適である。
【0016】請求項7に記載の本発明に係るアタッチメント取付構造は、請求項3乃至6のいずれかに記載のものにおいて、一対の前記第一連結部片を、互いに係合して掛止状態を形成する一対の部片により形成したものである。このようにすれば、前記第一連結部片同士の組み合わせによる前記第一連結部の形成が容易であり、したがって、前記アタッチメントを少ない労力で迅速に取り付けることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の好適な一実施の形態を説明する。ここでは、一例として、底部フレーム1で支持された粒状肥料等の散布機本体2からなるアタッチメント3を、移動用本機としての乗用管理機4の後部に直装する場合について説明する。
【0018】まず、本実施形態に係るアタッチメント取付方法の概要を、図1乃至図3を参照して説明する。
【0019】図1に示すように、一の作業者Mが、前記底部フレーム1により地面GL上で真っ直ぐに自立している前記アタッチメント3を後方へ傾斜させ、該アタッチメント3側の第一連結部片としてのフック5を、これと対にして設けた前記乗用管理機4側の第一連結部片としてのピン6より高い位置へと、適宜の高さHだけ変位させる。
【0020】そして、図示しない他の作業者が、例えば、前記乗用管理機4を運転して前記アタッチメント3に接近させ、前記フック5と前記ピン6との前後係合位置合わせを行う。その後、図2に示すように、前記一の作業者Mが、前記アタッチメント3の傾斜姿勢を前方へと少し復帰させて、前記フック5を前記ピン6へと引っ掛ける。これにより、前記アタッチメント3の重量の一部が、前記乗用管理機4側へ負わされる。
【0021】次いで、前記フック5と前記ピン6との連結部7を支点として、前記アタッチメント3を前記乗用管理機4側へと押し上げるように回動させ、図3に示すように、前記アタッチメント3側と前記乗用管理機4側とに対にして設けた第二連結部片8,9を互いに組み合わせて、第二連結部10を形成せしめる。その後、必要に応じて、地面GLから浮き上がった状態の前記底部フレーム1を取り外せばよい。こうした本実施形態に係るアタッチメント取付方法を実施するための詳細な構成は、例えば、次の通りである。
【0022】図4において、前記アタッチメント3の構成要素である前記散布機本体2は、粉粒剤を収容する上蓋11a付のホッパー11と、進行方向に対して左右倒伏状態と起立状態とにそれぞれ固定自在な左右一対の噴管12,12と、前記ホッパー11内の粉粒剤を前記左右一対の噴管12,12へと送り出す繰り出し装置13と、を備えている。前記散布機本体2は、例えば、図3に示すように、前記乗用管理機4の後部機体フレーム14に取り付けられて、前記乗用管理機4側から供給される駆動力により前記繰り出し装置13を駆動されるとともに、前記乗用管理機4側に搭載された図示しない送風装置から前記左右一対の噴管12,12へと粉粒剤搬送気流を供給される。
【0023】前記アタッチメント3は、前記乗用管理機4への非取付状態においては、支持フレーム15により地面GL上で真っ直ぐに自立している。前記支持フレーム15は、図4に示すように、前記散布機本体2に一体的に固定された固定フレーム16と、該固定フレーム16に対して着脱自在な前記底部フレーム1とからなる。
【0024】前記固定フレーム16は、鋼製角パイプを組み合わせて形成されていて、左右一対の縦フレーム17,17と、該左右一対の縦フレーム17,17に固着された左右一対の上側アーム18,18および左右一対の下側アーム19,19と、前記左右一対の縦フレーム17,17の互いに対応する部位を互いに連結する左右連結フレーム22aと、を備えている。
【0025】前記左右一対の縦フレーム17,17は、その上部を前記散布機本体2の左右両側に固着されていて、前記アタッチメント3の自立状態において、垂直に延びている。
【0026】前記左右一対の上側アーム18,18は、その後端部を前記左右一対の縦フレーム17,17の互いに対応する高さ位置に固着されて、前記アタッチメント3の自立状態において、前方へと水平に延び出している。同様に、前記左右一対の下側アーム19,19も、その後端部を前記左右一対の縦フレーム17,17の互いに対応する高さ位置に固着されて、前記アタッチメント3の自立状態において、前方へと水平に延び出している。
【0027】一方、前記底部フレーム1は、鋼製丸パイプを組み合わせて形成されていて、図4に示すように、互いに同一形状の左右一対の接地フレーム20,20と、該左右一対の接地フレーム20,20に固着された、互いに同一形状の左右一対の台座フレーム21,21と、該左右一対の台座フレーム21,21の互いに対応する部位を互いに連結する複数本の左右連結フレーム22bと、を備えている。
【0028】前記底部フレーム1において、前記左右一対の接地フレーム20,20は、自立状態の前記アタッチメント3の重心G(図1参照)から後方へと外れた位置で、上方へと折れ曲がっている。すなわち、前記左右一対の接地フレーム20,20は、左右一対の屈曲部23,23を挟んで、前記アタッチメント3の直立自立状態において地面GLに接地する左右一対の前側水平部24,24と、該左右一対の前側水平部24,24から後ろ向き斜め上方へと一体的に延びる左右一対の後側傾斜部25,25とを有している。該左右一対の後側傾斜部25,25は、図1に示すように、前記左右一対の屈曲部23,23を支点として前記アタッチメント3を後方へと傾斜せしめたときに地面GLに接地して、前記一の作業者Mによる前記アタッチメント3の傾斜状態の維持を容易にせしめる。
【0029】なお、前記アタッチメント3の各部の重量配分を工夫し前記重心Gの位置を適宜に設定して、前記左右一対の後側傾斜部25,25によって前記アタッチメント3が傾斜状態でも自立できるようにせしめれば、前記アタッチメント3を人力で傾斜状態に保持する必要がなくなり、好適である。
【0030】図4に示すように、前記左右一対の後側傾斜部25,25間には、前記アタッチメント3を後方へと傾斜させる作業を容易にせしめるため、前記アタッチメント3を傾斜せしめるときに作業者が踏む棒状の足踏部26を設けている。該足踏部26は、前記底部フレーム1を補強するとともに、接地圧を下げる効果も奏することは、いうまでもない。
【0031】前記底部フレーム1と前記固定フレーム16との間には、互いに組み合わされることによって着脱自在な左右一対の連結部27,27を構成する連結部片が対にして設けられている。ここでは、図5に分解して示したように、前記底部フレーム1の前記左右一対の台座フレーム21,21に、鋼製角パイプからなる左右一対の連結用内筒28,28を、底部フレーム側連結部片として上向きに突設固着している。該左右一対の連結用内筒28,28の外周形状は、固定フレーム側連結部片としての前記固定フレーム16の前記左右一対の縦フレーム17,17の下端部17a,17aの内周形状に適合する形状である。前記底部フレーム1は、前記左右一対の連結用内筒28,28を前記左右一対の縦フレーム17,17の前記各下端部17a,17a内に挿入され、それらの重合部を貫通して締め付ける固着具としてのボルト29とナット30によって、前記固定フレーム16に対して通常は固着されている。
【0032】なお、図5に示すように、前記底部フレーム1の前記左右一対の台座フレーム21,21の上辺には、前記固定フレーム16との連結状態で前記左右一対の下側アーム19,19を支える左右一対の枕部材31,31が、溶接等の適宜の方法で固着されている。
【0033】図5に示すように、前記固定フレーム16を構成する前記左右一対の下側アーム19,19と、前記乗用管理機4の前記後部機体フレーム14との間には、互いに組み合わされることによって着脱自在な前記第一連結部7を構成する前記第一連結部片5が対にして設けられている。
【0034】ここでは、前記左右一対の下側アーム19,19の前端部に、左右一対のフック板32,32を固設している。該左右一対のフック板32,32の前端部には、前記アタッチメント側第一連結部片として、前記左右一対のフック5,5が形成されている。一方、前記乗用管理機4の前記後部機体フレーム14には、左右一対の下側ブラケット33,33を固設し、該左右一対の下側ブラケット33,33によって、前記乗用管理機側第一連結部片としての前記左右一対のピン6,6を支持せしめている。前記アタッチメント3側と前記乗用管理機4側とに対にして設けられた前記左右一対のフック5,5と前記左右一対のピン6,6とにより、前記乗用管理機4に対して前記アタッチメント3を掛止状態に保持せしめることができる。
【0035】図1に想像線で示したように、前記アタッチメント3側の前記左右一対のフック5,5は、前記アタッチメント3が直立自立状態にあるとき、前記乗用管理機4側の前記左右一対のピン6,6より前記高さHだけ低い位置にある。そして、前記アタッチメント3側の前記左右一対のフック5,5は、図1に示すように、前記アタッチメント3を前記左右一対の接地フレーム20,20の前記左右一対の屈曲部23,23を支点として後方へ傾斜させることにより、該支点を中心とする円弧を描いて後上方へと変位して、前記乗用管理機4側の前記左右一対のピン6,6への掛止作業に適する高さ位置となる。
【0036】なお、本実施形態のもののように、前記第一連結部7を一対の掛止部材としてのフック5とピン6等とから構成すれば、連結作業が容易となり好適であるが、必ずしもこれに限る必要はなく、例えば、次に詳細に述べる前記第二連結部10のように、前記アタッチメント3側の要素と前記乗用管理機4側の要素とを、ボルトおよびナット等の適当な固着具を利用して互いに連結するようにしてもよい。
【0037】前記固定フレーム16を構成する前記左右一対の上側アーム18,18と、前記乗用管理機4の前記後部機体フレーム14との間には、互いに組み合わされることにより着脱自在な前記第二連結部10を構成する前記第二連結部片8,9が対にして設けられている。
【0038】本実施形態では、図5に示すように、前記左右一対の上側アーム18,18の前端部に、前記アタッチメント側第二連結部片として、それぞれ取付孔34を有する左右一対の突片8,8を固設している。一方、前記乗用管理機4の前記後部機体フレーム14には、前記乗用管理機側第二連結部片として、それぞれ取付孔35を有する左右一対の上側ブラケット9,9を固設している。前記アタッチメント3側の前記左右一対の突片8,8に形成した前記取付孔34と、前記乗用管理機4側の前記左右一対の上側ブラケット9,9に形成した前記取付孔35は、前記左右一対のフック5,5を前記左右一対のピン6,6に引っ掛けて前記第一連結部7を形成した後に、該第一連結部7を支点として、前記底部フレーム1が浮き上がるように前記乗用管理機4側へと前記アタッチメント3を押し上げ回動せしめたときに、互いに一致する。そして、前記アタッチメント3側の前記左右一対の突片8,8と、前記乗用管理機4側の前記左右一対の上側ブラケット9,9とが、固着具としてのボルト36とナット37により、互いに連結せしめられる。
【0039】なお、図示例では、前記アタッチメント3側の前記左右一対のフック板32,32と、前記乗用管理機4側の前記左右一対の下側ブラケット33,33とに、前記アタッチメント3の取付状態で互いに一致する取付孔38,39を形成し、固着具としてのボルト40とナット41により、前記左右一対のフック板32,32と前記左右一対の下側ブラケット33,33とを互いに固着せしめるようにしている。
【0040】作業者は、前記アタッチメント3を、次のようにして前記乗用管理機4に取り付ける。
【0041】まず、図1に示すように、前記一の作業者Mが、地面GL上で真っ直ぐに自立している前記アタッチメント3を、傾斜状態にせしめる。具体的には、前記アタッチメント3の前記足踏部26に足を掛けて体重の一部を載せるとともに、前記アタッチメント3の上部を後方へ引くようにして、前記左右一対の接地フレーム20,20の前記左右一対の屈曲部23,23を支点として、前記左右一対の接地フレーム20,20の前記左右一対の後側傾斜部25,25が地面GLにぴったりと接触するまで、前記アタッチメント3を後方へ傾斜させる。すると、前記アタッチメント3側の前記左右一対のフック5,5は、前記左右一対の屈曲部23,23を中心とする円弧を描いて後上方へと前記高さHだけ変位して、前記乗用管理機4側の前記左右一対のピン6,6への掛止作業に適する高さ位置となる。
【0042】次に、前記他の作業者が、前記乗用管理機4を運転し、前記後部機体フレーム14を傾斜状態の前記アタッチメント3へと近づけて、該アタッチメント3側の前記左右一対のフック5,5と前記乗用管理機4側の前記左右一対のピン6,6との前後係合位置合わせを行う。
【0043】その後、図2に示すように、前記一の作業者Mが、前記アタッチメント3を前方へと戻すと、該アタッチメント3側の前記左右一対のフック5,5が、前記左右一対の屈曲部23,23を中心とする円弧を描いて前下方へと変位して、前記乗用管理機4側の前記左右一対のピン6,6に引っ掛かり、前記第一連結部7が形成される。このとき、自重により元の自立状態に戻ろうとする前記アタッチメント3が、直立自立状態への復帰力で前記乗用管理機4に寄り掛った状態になっており、前記アタッチメント3の重量の一部が前記乗用管理機4の前記後部機体フレーム14によって支えられる。
【0044】続いて、前記一の作業者Mは、前記第一連結部7を支点として、前記底部フレーム1が地面GLから浮き上がる方向、すなわち、図2の矢印方向に前記アタッチメント3を押し上げ回動せしめる。すると、図3に示すように、該アタッチメント3側の前記左右一対の突片8,8が前記乗用管理機4側の前記左右一対の上側ブラケット9,9と組み合わされてそれらの前記取付孔34,35同士が互いに一致するとともに、前記アタッチメント3側の前記左右一対のフック板32,32と前記乗用管理機4側の前記左右一対の下側ブラケット33,33とに設けた前記取付孔38,39同士が互いに一致する。そこで、例えば前記他の作業者が、前記ボルト36と前記ナット37とを用いて、前記アタッチメント3側の前記左右一対の突片8,8と前記乗用管理機4側の前記左右一対の上側ブラケット9,9とを互いに連結せしめるとともに、前記ボルト40と前記ナット41とを用いて、前記アタッチメント3側の前記左右一対のフック板32,32と前記乗用管理機3側の前記左右一対の下側ブラケット33,33とを互いに連結せしめればよい。
【0045】最後に、前記固着具29,30を外して、地面GLから浮き上がっている前記底部フレーム1を前記固定フレーム16から取り外せば、前記底部フレーム1が、前記散布機本体2による散布作業や前記乗用管理機4の走行の障害になることもなく、好適である。
【0046】なお、本実施形態では、前記第一連結部7と前記第二連結部10とが上下方向に並ぶように構成しているが、これに限らず、例えば、第一連結部と第二連結部とをいずれも固着式のものとして、それらが前後方向に並ぶように構成することもできる。
【0047】また、前記重心Gの位置と前記底部フレーム1の前記後側傾斜部25,25とを適切に設定して、図2に示す傾斜状態での自立安定度を十分に確保せしめれば、前記アタッチメント3の着脱作業を一人で行うことも可能である。
【出願人】 【識別番号】000141990
【氏名又は名称】株式会社共立
【出願日】 平成10年(1998)1月16日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】山本 彰司
【公開番号】 特開平11−196612
【公開日】 平成11年(1999)7月27日
【出願番号】 特願平10−20351