| 【発明の名称】 |
管理機 |
| 【発明者】 |
【氏名】野 知 晋
【氏名】中 村 忠 義
【氏名】河 本 勇
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| 【要約】 |
【課題】燃料補給など取扱い操作性の向上を容易に図れると共に、エンジン(1)温風によってガスボンベ(25)の加温を行える。
【解決手段】車軸(5)を有するミッションケース(3)にエンジン(1)出力をベルト(17)伝達する管理機において、前記エンジン(1)の燃料を封入したガスボンベ(25)を、エンジン(1)とミッションケース(3)の間に搭載したことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車軸を有するミッションケースにエンジン出力をベルト伝達する管理機において、前記エンジンの燃料を封入したガスボンベを、エンジンとミッションケースの間に搭載したことを特徴とする管理機。 【請求項2】 エンジン周辺部の温風をガスボンベ設置部に導出させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の管理機。 【請求項3】 エンジン上側を覆う開閉自在なボンネット下側にガスボンベを配設させたことを特徴とする請求項1に記載の管理機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は例えばロータリ作業機を装備させて耕耘作業などを行う管理機に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】従来、ガソリン(混合油)を燃料とするエンジン、またはバッテリを電源とする電動モータを動力源として耕耘作業を行っていたが、補給用のガソリンを保管する必要があり、またバッテリを充電する必要がある等の取扱い上の問題がある。 【0003】 【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、車軸を有するミッションケースにエンジン出力をベルト伝達する管理機において、前記エンジンの燃料を封入したガスボンベを、エンジンとミッションケースの間に搭載したもので、補給用のガスボンベの保管を容易に行えてガスボンベの交換による燃料補給など取扱い操作性の向上を容易に図り得ると共に、ベルトを張設させるエンジンとミッションケース間のスペースを利用してガスボンベを取付けることにより、機体全高を低くして低重心化を図り得、またエンジン温風によってガスボンベを容易に加温し得、しかもガスボンベが機体中央部に支持されてガスボンベ重量により機体バランスが不均衡になるのを容易に防止し得るものである。 【0004】また、エンジン周辺部の温風をガスボンベ設置部に導出させるように構成したもので、気化熱による冷却または冬季作業などによるガスボンベの温度低下を容易に防止し得、ガスボンベから送出するガスの気化を効率良く行わせ得るものである。 【0005】また、エンジン上側を覆う開閉自在なボンネット下側にガスボンベを配設させたもので、前記ボンネットを利用してガスボンベを容易に保温し得ると共に、ガスボンベを交換容易な位置にコンパクトに収納し得るものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は全体の側面図、図2は同平面図、図3はエンジン部の側面図、図4は同平面図、図5は同正面図であり、図中(1)はプロパンガスを燃料とするガスエンジン、(2)は前記エンジン(1)を載せるエンジン台、(3)は前記エンジン台(2)を前側に固定させるミッションケース、(4)は前記ミッションケース(3)両側に車軸(5)を介して取付ける左右一対の走行輪、(6)は前記ミッションケース(3)にヒッチ(7)を介して牽引連結させるロータリ作業機、(8)は前記ミッションケース(3)上部にハンドルベース(9)を介して連設させる操向ハンドル、(10)は前記ミッションケース(3)に支持させる主変速レバー、(11)は前記操向ハンドル(8)に設ける副変速レバー、(12)は同左右一対のサイドクラッチレバー、(13)は走行クラッチレバーであり、エンジン(1)の出力プーリ(14)とミッションケース(3)の入力プーリ(15)の間に走行クラッチテンションローラ(16)を介して駆動Vベルト(17)を張設させ、エンジン(1)出力をミッションケース(3)に伝達させると共に、ロータリ作業機(6)のロータリ爪(6a)を回転させて耕耘作業を行わせるように構成している。 【0007】また、前記ミッションケース(3)上部にベースフレーム(18)を介してハンドルベース(9)を取付け、ミッションケース(3)の入力軸(19)に入力プーリ(15)を軸支させ、前記プーリ(14)(15)及びベルト(17)の機外側をベルトカバー(20)によって覆うと共に、前記エンジン(1)上部をボンネット(21)によって覆い、前記ボンネット(21)後部に後側ボンネット(22)を連設させ、ボンネット(21)及び後側ボンネット(22)を支点軸(23)回りに開閉自在に取付けている。 【0008】さらに、前記ベースフレーム(18)前側にボンベ装填台(24)を取付け、プロパンガス(または天燃ガス)を封入した携帯コンロ用の一般市販の小型のガスボンベ(25)を前記ボンベ装填台(24)に交換自在に固定させる共と、前記ベルト(17)の機内側を遮閉してエンジン(1)熱からベルト(17)を保護する裏カバー(26)の案内により、エンジン(1)周辺及びマフラー(27)周辺の温風を前記装填台(24)のガスボンベ(25)に送給し、ガス気化熱の冷却並びに冬季の低外気温などによるガスボンベ(25)の温度低下を防ぎ、エンジン(1)及びマフラー(27)の排熱によってガスボンベ(25)を加温してガス気化効率を向上させ、エンジン(1)の出力低下による馬力不足の発生を阻止するように構成している。 【0009】上記から明らかなように、車軸(5)を有するミッションケース(3)にエンジン(1)出力をベルト(17)伝達する管理機において、前記エンジン(1)の燃料を封入したガスボンベ(25)を、エンジン(1)とミッションケース(3)の間に搭載し、携帯コンロなどに使用する一般市販のプロパンガスボンベの兼用により、補給用のガスボンベ(25)の保管を容易に行えてガスボンベ(25)の交換による燃料補給など取扱い操作性の向上を容易に図れると共に、ベルト(17)を張設させるエンジン(1)とミッションケース(3)間のスペースを利用してガスボンベ(25)を取付け、機体全高を低くして低重心化を図れ、またエンジン(1)とミッションケース(3)間のエンジン(1)冷却排風通路の利用によってエンジン(1)温風によりガスボンベ(25)を加温して気化効率の低下を防止し、しかもガスボンベ(25)が機体中央部の車軸(5)軸芯の略直上に支持されてガスボンベ(25)重量により機体バランスが不均衡になるのを防止している。 【0010】また、エンジン(1)周辺部の温風を裏カバー(26)などの案内によってガスボンベ(25)設置部に導出させ、気化熱による冷却または冬季作業などによるガスボンベ(25)の温度低下を防止し、ガスボンベ(25)から送出するガスの気化を効率良く行わせるもので、ハンドル(8)の支持に必要な大強度のベースフレーム(18)にボンベ装填台(24)を固定させ、ガスボンベ(25)を安定良く設置させる一方、後側ボンネット(22)の開閉によって装填台(24)上のガスボンベ(25)を交換でき、またボンネット(22)下面と装填台(24)上面との間でエンジン(1)冷却排熱風路の一部を利用してガスボンベ(25)収納室を形成し、ガスボンベ(25)支持強度確保並びに機体バランス一定保持並びにガスボンベ(25)保温などを容易に行えるように構成している。 【0011】さらに、図5に示す如く、前記支点軸(23)回りに開閉させるボンネット(21)下面にガスボンベ装填台(28)を一体形成し、ボンネット(21)下面と装填台(28)上面の間にボンベ室(29)を形成し、ボンベホルダ(30)にガスボンベ(25)を支持させてボンベ室(29)に内設させると共に、エンジン(1)の空冷ファン(31)を内設させるファンケース(32)をエンジン(1)上面に延設させ、ファンケース(32)の排風口(33)をボンベ室(29)に連通させ、前記ファン(31)によって排出するエンジン(1)の排熱温風をボンベ室(29)に送給し、ガスボンベ(25)を加温するように構成している。 【0012】上記から明らかなように、エンジン(1)上側を覆う開閉自在なボンネット(21)(22)下側にガスボンベ(25)を配設させ、前記ボンネット(21)(22)を利用してガスボンベ(25)を保温すると共に、ガスボンベ(25)を交換容易な位置にコンパクトに収納させるもので、エンジン(1)周辺からの温風によってガスボンベ(25)を加温することにより、ガスの気化熱によってガスボンベ(25)の温度が低下して気化効率が低下するのを防ぐと共に、冬季など外気温が低いときの農作業において、ガスボンベ(25)からのプロパンガス供給不足によりエンジン(1)が出力不足になるのを防ぐように構成している。 【0013】さらに、図6に示す如く、前記エンジン(1)のガス噴射バルブに一端側を接続させる燃料供給ガスパイプ(34)の他端側にワンタッチ着脱構造のボンベカプラ(35)を取付けると共に、前記操向ハンドル(8)の握部またはハンドルベース(9)上面またはボンネット(21)上面など作業者が見易い位置に取付ける残量圧力メータ(36)を前記カプラ(35)にガスパイプ(37)を介して接続させる。 【0014】また、前記ガスボンベ(25)の口金(38)に係脱自在に係止させるロックアーム(39)と、該ロックアーム(39)の係合を解除する解除レバー(40)を、前記カプラ(35)に設けると共に、前記口金(38)を弾圧当接させる可撓性の弾性ゴム製パッキン(41)を前記カプラ(35)に設けるもので、ガスボンベ(25)のノズル(42)をパッキン(41)を介してカプラ(35)に差込み、カプラ(35)を口金(38)に弾圧させることにより、ノズル(42)押込み圧力によってロックアーム(39)が口金(38)に自動的に係止し、かつノズル(42)がボンベ(25)に押込まれ、カプラ(35)に内蔵する逆止弁(43)を介してボンベ(25)内部のプロパンガスがノズル(42)からガスパイプ(34)に噴出すると共に、ガスボンベ(25)内部に液体状態で封入されているプロパンガスの残量がメータ(36)に表示されるように構成している。 【0015】さらに、前記カプラ(35)を介してガスボンベ(25)にガスパイプ(34)を接続して農作業を行い、ガスボンベ(25)のガスを消費したとき、解除レバー(40)を握って押込むことにより、ロックアーム(39)が口金(38)から外れ、空のガスボンベ(25)がカプラ(35)から取外され、プロパンガスが充填されている別のガスボンベ(25)をカプラ(35)に取付け、農作業を継続するように構成している。 【0016】 【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明は、車軸(5)を有するミッションケース(3)にエンジン(1)出力をベルト(17)伝達する管理機において、前記エンジン(1)の燃料を封入したガスボンベ(25)を、エンジン(1)とミッションケース(3)の間に搭載したもので、補給用のガスボンベ(25)の保管を容易に行えてガスボンベ(25)の交換による燃料補給など取扱い操作性の向上を容易に図ることができると共に、ベルト(17)を張設させるエンジン(1)とミッションケース(3)間のスペースを利用してガスボンベ(25)を取付けることにより、機体全高を低くして低重心化を図ることができ、またエンジン(1)温風によってガスボンベ(25)を容易に加温でき、しかもガスボンベ(25)が機体中央部に支持されてガスボンベ(25)重量により機体バランスが不均衡になるのを容易に防止できるものである。 【0017】また、エンジン(1)周辺部の温風をガスボンベ(25)設置部に導出させるように構成したもので、気化熱による冷却または冬季作業などによるガスボンベ(25)の温度低下を容易に防止でき、ガスボンベ(25)から送出するガスの気化を効率良く行わせることができるものである。 【0018】また、エンジン(1)上側を覆う開閉自在なボンネット(21)(22)下側にガスボンベ(25)を配設させたもので、前記ボンネット(21)(22)を利用してガスボンベ(25)を容易に保温できると共に、ガスボンベ(25)を交換容易な位置にコンパクトに収納できるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月12日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】藤原 忠治
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| 【公開番号】 |
特開平11−168902 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月29日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−362923 |
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