| 【発明の名称】 |
管理機におけるハンドル取付け装置及びハンドル取付け台に取付けたワイヤ受け |
| 【発明者】 |
【氏名】中野 将憲
【氏名】中村 忠義
【氏名】野知 晋
【氏名】伊奈 敏久
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| 【要約】 |
【課題】ハンドルの取付けによる締付け及び作業時のハンドル操作による力の加わりによっても、ハンドル取付け台の変形を防止する。
【解決手段】ハンドルの取付け装置は、機体の後部が斜上方に突設して断面が逆U字形のハンドル取付け台bの内側に、その開口の下縁にそって補強部材9を固着するとともに、その先端を直角方向に折曲し、このハンドル取付け台bの側板13間に管軸を設け、この管軸を通して両側板にハンドルを軸支するとともに、折曲補強部の内側にそって穿設した複数の軸孔に対し、調節部材を挿通することによって、ハンドルの傾斜角度を調節するような構成とし、またワイヤ受けWは、ハンドル取付け台bの外側に、ハンドルの手許において操作するレバーに連繋したテンションワイヤ6を挿通する挿通部を、テンションワイヤ6が直線的に動き易いような向きに突設した構成としている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機体の後部から斜上方に突設した断面が逆U字形のハンドル取付け台の内側に、その開口の下縁にそって補強部材を固着するとともに、その先端を内側の直角方向に折曲し、このハンドル取付け台の側板に、軸管を通して両ハンドルを軸支するとともに、上記の直角方向に折曲した補強材の内側にそって穿設した複数の軸孔に対し、調節部材を挿通することにより、ハンドルの傾斜角度を調節するようにしたことを特徴とする管理機におけるハンドルの取付け装置。 【請求項2】 機体の後部から斜上方に突設したハンドル取付け台の外側に、ハンドルの手許において操作するレバーに連繋したテンションワイヤのワイヤ受けを、突設したことを特徴とする管理機におけるハンドル取付け台に取付けたワイヤ受け。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、農業機械における管理機の分野に属し、詳しくは、機体に対するハンドルの取付け装置及びハンドル台に取付けるワイヤー受けに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来は、両ハンドルの外側に透孔の菊座を取付けるとともに、ハンドル取付け台内にパイプを介在させ、このパイプを通して菊座付きのボルトと菊座付きのナットとによってハンドルをその取付け台に締着していた。また、テンションワイヤのワイヤ受けは、別部材を用いて例えばミッションに取付けていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の管理機におけるハンドル取付け台に対してのハンドルの取付けは、ハンドルの外側に透孔の菊座を取付け、取付け台の内側にはパイプを、また締着には菊座付きボルトと菊座付きナットを必要とするところから部品点数が多くなるばかりか、ハンドル操作による力は、常にこのボルトとナットとの締付け部1個所に加わることになり、ボルトとナットとの強い締付けとが相俟って、この部分は変形するおそれがあった。また、ワイヤ受けは、別部材を用いてハンドルに取付け台以外の場所、例えばミッションに取付けるところから、その取付け場所の選定が必要となり、その取付けも別部材を使用するところから、部品点数が多くなっていた。 【0004】本発明は、このような点を改良すべく創出されたもので、その目的とするところは、ハンドルの取付けにあっては、ハンドルの取付け部付近の変形を防止するとともに、ハンドルの取付け角度を確実にし、ワイヤ受けにあっては、その取付け位置を見易くすることによって、そのメンテナンスも仕易くするとともに、ワイヤの直線引きに支障をきたさないようにするにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、本発明にあっては、ハンドル取付け台を補強部材をもって補強することと、ハンドルの取付け位置を2個所にすることとにより、またワイヤ受けをハンドル取付け台に設けることによって問題点の解決を図っている。 【0006】すなわち、本発明は、機体の後部から斜上方に突設した断面が逆U字形のハンドル取付け台の内側に、その開口の下縁にそって補強部材を固着するとともに、その先端を内側の直角方向に折曲し、このハンドル取付け台の側板に、軸管を通して両ハンドルを軸支するとともに、上記の直角方向に折曲した補強部材の内側にそって穿設した複数の軸孔に対し、調節部材を挿通することにより、ハンドルの傾斜角度を調節するようにした構成をとっている。また、本発明は、機体の後方から斜上方に突設したハンドル取付け台の外側に、ハンドルの手許において操作するレバーに連繋したテンションワイヤのワイヤ受けを、突設した構成をとっている。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明は、農業機械における管理機において、そのハンドルの取付け台に対する取付けに改良を加えたものであり、またテンションワイヤのワイヤ受けの取付け位置を取付け台の外側にしたものである。ハンドルの取付けにあっては、取付け台を補強するとともに、ハンドルを2個所において取付けることによってハンドルの取付角度を確実になるようにし、またワイヤ受けは、ハンドルの取付け台の外側にして、テンションワイヤが、ハンドルのレバーの操作によって直線的に動き易いようにその挿通部を向けて突設している。 【0008】 【実施例】図1及び図2は、本発明のハンドル取付け装置を設置した管理機(A)の側面図及び平面図である。機体(a)の後部には、斜上方に操作ハンドルの取付け台(b)が突設されており、この取付け台(b)の進行方向に対し左右の側板にはハンドル(c)、(c’)が取付けられている。機体フレーム(d)の前方の上方には、エンジンが搭載されており、このエンジンからの動力は、伝動機構を経てミッションに伝動され、このミッションの中央より前方の斜下方に突設した走行ケース(f)内を経て、その先端の耕耘ロータ(g)が回転されるようになっている。図中、(h)は燃料タンク、(i)はボンネット、(j)はフロントバンパー、(k)は抵抗棒、(m)は延長フェンダである。 【0009】側部ミッション(e)内の伝動機構は、エンジンよりの入力V形プーリー(1)と後方ミッションへ出力するV形プーリー(2)との間にVベルト(3)が巻回されており、このVベルト(3)には、下方よりテンションローラ(4)が当接している。このテンションローラ(4)の回動杆(5)には、テンションワイヤ(6)が連結されており、このテンションワイヤ(6)は、ハンドル取付け台(b)の外側に設けられたワイヤ受け(w)を経てハンドル(c)のレバー(7)に連結している。 【0010】機体(a)の後部において斜上方に突設されたハンドル取付け台(b)は、その横方向の断面が逆U字形を呈するもので、その開口縁(8)の内側には補強板(9)が溶接(10)されている。この補強板(9)は、その先端側において内側の直角方向に折曲(11)して、その先端は取付け台(b)の天板(12)の内面近くまで達している。 【0011】ハンドル取付け台(b)の進行方向に対して左右の側板(13)、(13’)のほぼ中央部には、ハンドル(c)、(c’)を取付けるための軸管(14)が側板(13)、(13’)間に挿設されており、また折曲部(11)の内側に沿ってハンドル(c)、(c’)の傾斜角を調節するための調節孔(15)が複数個(図面では3個)設けられている。(16)は、ハンドル取付け台(b)を機体(a)側に取付けるための透孔である。 【0012】テンションワイヤ(6)のワイヤ受け(w)は、ハンドル取付け台(b)に対し、天板(12)側の機体(a)側に取付ける側にして、レバー(7)が取付けられている左側のハンドル(c)側の側板(13)において、外方に突設しており、そのワイヤ受け(w)の頂部に、テンションワイヤ(6)の挿通用の割溝(17)が設けられており、その割溝(17)の溝方向がハンドル取付け台(b)の長さ方向と一致するように設けられている。 【0013】この種の管理機における機体の後部において設置されるヒッチ装置は、従来の装置にあっては、機体側に取付ける部材と、ヒッチピンをもって後部の運搬車、耕耘機等を連結する連結部材とを別部材をもって構成し、これら両部材を溶接していたが、製造に手数がかかるばかりでなく、作業時における力の加わる状態によっては、亀裂を生ずるおそれがあった。これを改良して、上記の2部材を1部材とするため、1枚の鋼板を打ち抜き、これを折曲して形成している。 【0014】これを図面に基づいて説明する。図6は1枚からなるヒッチ装置用部材(n)の斜視図で、コ字状の側板(18)、(18)は、機体側に対し、それに設けた透孔(19)、(19)をもってボルトとナットで取付け、これの側板(18)、(18)より外方に突出した取付け片(20)、(20)に設けた透孔(21)、(21)をもって、ロータリーカバーを取付けるようになっている。 【0015】上記の側板(18)、(18)の間を繋ぐ連結板(22)には、その上下縁において、外方に向かって直角方向に折曲したヒッチピンの挿通用の板(23)、(23)を上下に設ける。この挿通板(23)、(23)には、ヒッチピンの挿通用孔(24)、(24)が設けられている。このようなヒッチ装置部材(n)は、1枚の鋼板から折曲して造るので、その製造に手数がかからず、充分な強度が得られるものである。 【0016】 【発明の効果】本発明の管理機におけるハンドルの取付け装置にあっては、断面が逆U字形のハンドル取付け台の開口縁にそって補強部材を固着するとともに、その先端を内側の直角方向に折曲したので、取付け台を充分に補強することができ、ハンドルの取付けに当たって、取付け台の側板の中央部において軸管を通して軸支するとともに、折曲補強部の内側に設けた複数の透孔を選択して調節部材を締付けるようにしたから、取付け台が断面逆U字形でありながら、ハンドルの取付け時における締付け、及び作業時におけるハンドル操作の力の加わりによっても変形することなく、ハンドルの傾斜角度の調節を確実に行うことができる。 【0017】また、ハンドル取付け台に取り付けたワイヤ受けにあっては、その取付け位置がハンドル取付け台の外側に突設してあるところから、常に見易くして、ハンドルの手許において操作するレバーに連繋したテンションワイヤの動き状態を知ることができ、故障を生じた場合のメンテナンスにも容易に対応することができる。以上のように、ハンドル取付け装置、ワイヤ受けにあっても、比較的簡単な構成をもって格別な効果を上げることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社 【識別番号】390029621 【氏名又は名称】ニューデルタ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)11月17日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】渡邊 敏
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| 【公開番号】 |
特開平11−146701 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−315111 |
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