| 【発明の名称】 |
トラクタにおけるカプラの取付構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】田中 武二
【氏名】田村 智志
【氏名】木村 重治
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| 【要約】 |
【課題】作業機側の電気ケーブルと機体側の電気ケーブルとを接続する両カプラを容易に着脱できるトラクタにおけるカプラの取付構造を提供する。
【解決手段】トラクタの機体3に、左右の後輪フェンダー12,13間に上下回動自在に設けられた左右一対のリフトアーム11により昇降する連結部8を介して昇降自在に連結された作業機9側の電気ケーブルと機体3側の電気ケーブル18とを着脱自在に接続するカプラにおけるトラクタの機体3側のカプラ19を、一方のリフトアーム11aと該リフトアーム11aに対向する後輪フェンダー12との間に端面19aを後ろ向きにして配置し、リフトアーム11の回動支点B近傍に近接せしめた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 トラクタの機体(3)における左右の後輪フェンダー(12),(13)間に上下回動される左右一対のリフトアーム(11)を設け、該リフトアーム(11)により昇降する連結部(8)を介して作業機(9)を昇降自在に連結し、該作業機(9)側の電気ケーブルと機体(3)側の電気ケーブル(18)とを着脱自在に接続するカプラを作業機(9)側及び機体(3)側に各設けたトラクタにおいて、機体(3)側のカプラ(19)を、一方のリフトアーム(11a)と該リフトアーム(11a)に対向する後輪フェンダー(12)との間に端面(19a)を後ろ向きにして配置し、リフトアーム(11)の回動支点(B)近傍に近接せしめたトラクタにおけるカプラの取付構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は作業機側の電気ケーブルと機体側の電気ケーブルとを着脱自在に接続するカプラを備えたトラクタにおけるカプラの取付構造に関する。 【0002】 【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来トラクタにおける作業機と本体(機体)には、作業機と機体との着脱に際して作業機側の電気ケーブルと機体側の電気ケーブルを着脱自在に接断するカプラが備えられているものがあった。しかし上記機体側のカプラは概ね機体の中心線上に配置されており、作業者は運転席に座ったままの状態で作業機側と機体側のカプラを連結することが困難であり、両電気ケーブル(両カプラ)接断作業の作業性が悪いという問題点があった。 【0003】 【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するための本発明のトラクタにおけるカプラの取付構造は、トラクタの機体3における左右の後輪フェンダー12,13間に上下回動される左右一対のリフトアーム11を設け、該リフトアーム11により昇降する連結部8を介して作業機9を昇降自在に連結し、該作業機9側の電気ケーブルと機体3側の電気ケーブル18とを着脱自在に接続するカプラを作業機9側及び機体3側に各設けたトラクタにおいて、機体3側のカプラ19を、一方のリフトアーム11aと該リフトアーム11aに対向する後輪フェンダー12との間に端面19aを後ろ向きにして配置し、リフトアーム11の回動支点B近傍に近接せしめたことを特徴としている。 【0004】 【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1に示されるようにトラクタは、前輪1及び後輪2により支持されて本体(機体)3が構成されており、該機体3の略中央位置に運転席4が配置されているとともに、機体3後部にトップリンク6及びロアリンク7等により構成された連結部である昇降リンク機構8を介して耕耘用の作業機(耕耘作業機)9を上下昇降自在に連結している。 【0005】なお機体3後部には油圧装置により上下回動するリフトアーム11が左右の後輪フェンダー12,13(図2参照)の間に位置するように軸支されているとともに、該リフトアーム11とロアリンク7とがリフトロッド14によって連結されており、リフトアーム11を上下回動駆動することで昇降リンク機構8が上下揺動され、耕耘作業機9が昇降駆動される構造となっている。 【0006】このとき上記リフトアーム11は従来同様図2に示されるように機体3後部の比較的上方側に位置する油圧ケース16の左右両側部に、機体3の中心線Aに対して略左右対称にそれぞれ枢支された左アーム11aと右アーム11bにより左右一対をなしており、従来同様該油圧ケース16内の油圧シリンダがコンピュータ等よりなる制御部により制御されるコントロールバルブにより伸縮制御されることで回動駆動が制御される構造となっている。 【0007】一方耕耘作業機9の後端部には従来同様上下回動自在にリヤカバー17が設けられているが、さらに耕耘作業機9側には上記リヤカバー17の回動角度を検出する耕深センサが後述するように上記制御部側に接続されて設けられており、これによりトラクタは、制御部側に入力される耕深センサからのデータによりコントロールバルブを作動させることで、目標の耕深を保つように耕耘作業機9を昇降駆動する耕深自動制御が可能となっている。 【0008】なお左側のリフトアーム(左アーム)11a又は右側のリフトアーム(右アーム)11bのいずれかの一方の外側方(左右いずれかのリフトアーム11a又は11bと該リフトアーム11a又は11bに対向する後輪フェンダー12又は13との間)には、従来同様耕深自動制御のためにリフトアーム11の回動角度を検出するポテンショメータ(図示せず)がリフトアーム11の回動支点Bに近接する位置にブラケット(図示せず)を介して油圧ケース16側に取り付けられている。 【0009】一方上記耕耘作業機9側の耕深センサ側と機体3側の制御部側とは電気ケーブル(ハーネス)により接続されるが、具体的には機体3側(制御部側)のハーネス18及び耕耘作業機9側(耕深センサ側)のハーネスの端部にそれぞれカプラが取り付けられており、該カプラ同士を連結することで両ハーネスが接続されるように構成されている。 【0010】このとき機体3側のカプラ19は図2,図3に示されるように左右いずれかのリフトアーム(本実施形態の場合は左アーム11a)と、該リフトアーム(左アーム11a)に対向する後輪フェンダー(本実施形態の場合は左側の後輪フェンダー12)との間に、上記カプラ19がリフトアーム11の回動支点Bに近接するように、カプラ同士の接続面となる端面19aを後方(耕耘作業機9側)に向けて、後輪フェンダー(左側の後輪フェンダー12)にブラケット21を介して取り付けられている。なおブラケット21は後輪フェンダー(左側の後輪フェンダー12)に固着されている。 【0011】そして上記のように機体3側のカプラ19が左右いずれかのリフトアーム(左アーム11a)と、該リフトアーム11aに対向する後輪フェンダー(左側の後輪フェンダー12)との間の、リフトアーム11の回動支点Bに近接する位置に配置されているため、カプラ19は機体3の比較的上方側における、機体3の中心に対して左右いずれか一方に寄って位置し、作業者が運転席4に座ったまま両カプラの接続を容易に行うことができる。 【0012】また回動時のリフトアーム11の振れ等が比較的少ないリフトアーム11の回動支点Bに近接しているため、リフトアーム11の上下回動時にカプラ19とリフトアーム11が当接することが少なくなり、リフトアーム11の上下回動時にカプラ19等を破損する等の不都合が防止され、耕耘作業機9の昇降作業が容易となる。 【0013】一方前述のように左右いずれかのリフトアーム11a又は11bにおける回動支点Bの外側方には、リフトアーム11の揺動角度を検知するポテンショメータが配置され、該ポテンショメータと機体3側のカプラ19とが配線されているが、上記のようにポテンショメータが配置されている側のリフトアーム11a又は11bと後輪フェンダー12又は13との間にカプラ19を配置することで、上記ポテンショメータと機体側のカプラ19とが比較的近接し、ポテンショメータとカプラ19との配線を容易に行うことができる。 【0014】なおポテンショメータが配置されている側のリフトアーム11a又は11bと後輪フェンダー12又は13との間にカプラ19を配置する構造とすると、ポテンショメータ取付用のブラケットにカプラ19を取り付けることが可能となり、この場合はカプラ19を取り付けるための専用のブラケット等が不要となり、コスト的にも有利となる。 【0015】 【発明の効果】以上のように構成される本発明の構造によれば、機体側のカプラが左右いずれかのリフトアームと、該リフトアームに対向する後輪フェンダーとの間で、リフトアームの回動支点に近接せしめられて配置されているため、カプラが機体における比較的上方側の左右いずれか一方に寄って位置し、作業者が運転席に座ったまま両カプラの接続を容易に行うことができるという利点の他、リフトアームの上下回動時にカプラとリフトアームが当接することが少なくなり、リフトアームの上下回動時にカプラ等を破損する等の不都合が防止され、耕耘作業機の昇降作業が容易となるという効果がある。 【0016】また一般的に左右いずれかのリフトアームにおける回動支点の外側方には、リフトアームの揺動角度を検知するポテンショメータが配置されているが、カプラをポテンショメータが配置されている側のリフトアームと後輪フェンダーとの間に配置することで、上記ポテンショメータと機体側のカプラとが比較的近接し、ポテンショメータとカプラとの配線を容易に行うことができる他、ポテンショメータ取付用のブラケットにカプラを取り付けることが可能となり、部品点数の減少によりコスト的にも有利となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月24日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】河野 誠
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| 【公開番号】 |
特開平11−127606 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月18日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−309925 |
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