| 【発明の名称】 |
畦塗り機 |
| 【発明者】 |
【氏名】斉藤 行雄
【氏名】松井 浩
【氏名】本多 薫
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| 【要約】 |
【課題】段差を有する旧畦Aを修復する際に畦塗り体146 にて旧畦Aの傾斜状側部及び水平状上部を十分に修復でき、垂直状側部dを切削したり崩落することを防止できる畦塗り機を提供する。
【解決手段】畦塗り機本体1と、泥土を切削して旧畦A上に跳ね上げる多数の切削刃97を有するロータリー98と、ロータリー98の各切削刃97にて跳ね上げた泥土を旧畦Aに塗り付けて修復する畦塗り体146 とを具備する。畦塗り機本体1はロータリー98及び畦塗り体146 を回転させる回転駆動手段154 を有する。回転駆動手段154 はロータリー98を回転する入力軸26及び上下方向の出力軸36を有するミッション装置6と、出力軸36にて連動し畦塗り体146 を回転させる連動軸74を有する伝動ケース68とを有する。畦塗り体146 は畦塗り機本体1の支持アーム140 に軸支した回転軸147 及び回転軸147 の内端部に伝動ケース68の連動軸74を連結した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 畦塗り機本体と、この畦塗り機本体に設けられ畦塗り用の泥土を切削して旧畦上に跳ね上げる多数の切削刃を有する回転自在のロータリーと、このロータリーの後方に位置して前記畦塗り機本体に設けられ前記ロータリーの各切削刃にて跳ね上げられた泥土を旧畦に塗り付けてこの旧畦を修復する回転自在の畦塗り体と、を具備し、前記畦塗り機本体は、前記ロータリー及び前記畦塗り体をそれぞれ回転させる回転駆動手段を有し、前記回転駆動手段は、前記畦塗り機本体に固定され前記ロータリーを回転させる入力軸及びこの入力軸により歯車連動機構を介して回転される上下方向の出力軸をそれぞれ有するミッション装置と、このミッション装置の前記出力軸の回転に連動され前記畦塗り体を回転させる連動軸を有しかつ前記畦塗り体に向かって突出された伝動ケースと、を有し、前記畦塗り体は、前記伝動ケースの上方に位置して前記畦塗り機本体に設けられた支持アームに回転自在に軸支された回転軸を有し、この回転軸の内端部にこの回転軸を連動可能に前記伝動ケースの連動軸を連結した、ことを特徴とする畦塗り機。 【請求項2】 畦塗り体の回転軸は、支持アームの両側部に設けられた相対する板状のブラケット間に回転自在に軸支されている、ことを特徴とする請求項1記載の畦塗り機。 【請求項3】 ロータリーは、ミッション装置の前側部に設けられた前側伝動ケースに回転自在に設けられ、かつ、この前側伝動ケース内に設けられた連動媒体を介して前記ミッション装置の入力軸にて回転される、ことを特徴とする請求項1記載の畦塗り機。 【請求項4】 ロータリーはミッション装置の入力軸を中心として、畦塗り体は前記ミッション装置の出力軸を中心として、それぞれ回動可能に設けられ、このロータリー及び畦塗り体は、畦塗り機本体の進行方向に対して右側部または左側部の選択した一方側に配置固定される、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の畦塗り機。 【請求項5】 ミッション装置の歯車連動機構は、出力軸の回転方向を切り換える歯車切換え機構を有する、ことを特徴とする請求項4記載の畦塗り機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は畦塗り機に係り、主として保水兼境界用として水田を区画して形成された旧畦を当初の形態のように畦塗り修復して整畦するものに関する。 【0002】 【従来の技術】この種の畦塗り機としては、たとえば、畦塗り機本体に多数の切削刃を有するロータリーを回転自在に設け、前記畦塗り機本体に前記ロータリーを回転させる入力軸及びこの入力軸の回転に連動される出力軸を有するミッション装置を設け、前記畦塗り機本体に前記出力軸の一端部に連結された連動軸を有する伝動パイプを一体に設け、この伝動パイプの外端部に伝動ケースを設けるとともに、この伝動ケースの内方に位置して前記伝動パイプに前記伝動ケースに対向するブラケットを設け、前記ロータリーの後方に位置して前記伝動ケースとブラケットとの間に前記ロータリーからの泥土を旧畦に塗り付けて旧畦を整畦する畦塗り体を回転自在に設け、前記伝動ケースの上端部内に突出した前記連動軸の突出端部と前記伝動ケースの下端部内に突出した前記畦塗り体の回転軸の突出端部との間に連動軸の回転を回転軸に伝達する連動媒体を設ける構成のものがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記畦塗り機の構成では、畦塗り体の外端部にこの畦塗り体を回転させる連動媒体を有する伝動ケースが突設されているため、たとえば、段々田畑を区画する段差を有する旧畦を修復する際、すなわち、下部の傾斜状側部の上端部に水平状上部を有するとともに、この水平状上部の外側端部の上部に更に垂直状側部を有する旧畦を修復する際に、畦塗り体の外端部に突設された伝動ケースが上部の垂直状側部に当接し、この伝動ケースの厚み分だけ畦塗り体が内方に横移動した状態で旧畦を修復することになり易く、この伝動ケースにより畦塗り体にて旧畦の下部の傾斜状側部及び水平状上部をそれぞれ十分に修復することができなかったり、この伝動ケースにて上部の垂直状側部を切削し、この垂直状側部を崩落させることがある、という問題がある。 【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、段差を有する旧畦を修復する際に、畦塗り体にて旧畦の下部の傾斜状側部及び水平状上部をそれぞれ十分に修復できるとともに、上部の垂直状側部を切削したり、この垂直状側部を崩落させることを防止できる畦塗り機を提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の畦塗り機は、畦塗り機本体と、この畦塗り機本体に設けられ畦塗り用の泥土を切削して旧畦上に跳ね上げる多数の切削刃を有する回転自在のロータリーと、このロータリーの後方に位置して前記畦塗り機本体に設けられ前記ロータリーの各切削刃にて跳ね上げられた泥土を旧畦に塗り付けてこの旧畦を修復する回転自在の畦塗り体と、を具備し、前記畦塗り機本体は、前記ロータリー及び前記畦塗り体をそれぞれ回転させる回転駆動手段を有し、前記回転駆動手段は、前記畦塗り機本体に固定され前記ロータリーを回転させる入力軸及びこの入力軸により歯車連動機構を介して回転される上下方向の出力軸をそれぞれ有するミッション装置と、このミッション装置の前記出力軸の回転に連動され前記畦塗り体を回転させる連動軸を有しかつ前記畦塗り体に向かって突出された伝動ケースと、を有し、前記畦塗り体は、前記伝動ケースの上方に位置して前記畦塗り機本体に設けられた支持アームに回転自在に軸支された回転軸を有し、この回転軸の内端部にこの回転軸を連動可能に前記伝動ケースの連動軸を連結した、ものである。 【0006】そして、畦塗り機本体を、たとえば、トラクタの懸架機構に連結し、この畦塗り機本体のミッション装置の入力軸を動力伝達軸を介して前記トラクタのPTO軸に連結する。また、トラクタの懸架機構にて畦塗り機本体のロータリーを、たとえば、段差を有する旧畦の旧畦際に設置するとともに、この畦塗り機本体の畦塗り体を、段差を有する旧畦の下部の傾斜状側部及び水平状上部に設置した状態に配置する。 【0007】つぎに、トラクタにて畦塗り機本体が旧畦際に沿って牽引進行されるとともに、このトラクタのPTO軸にて動力伝達軸を介してミッション装置の入力軸が回転されると、この入力軸にてロータリーが駆動回転されるとともに歯車連動機構を介して出力軸が回転され、この出力軸の回転により伝動ケースの連動軸が連動され、この連動軸に連結した畦塗り体の回転軸にて畦塗り体が駆動回転される。 【0008】また、ロータリー及び畦塗り体がそれぞれ駆動回転されることにより、このロータリーの各切削刃にて旧畦際の泥土が切削されて畦塗り用の泥土として旧畦上に向かって順次跳ね上げられるとともに、この旧畦の下部の傾斜状側部及び水平状上部に放出されて盛り土された泥土がスリップ回転しつつ進行される畦塗り体にて順次塗り付けられ、この旧畦の下部の傾斜状側部及び水平状上部が順次初期の形態に固く締め固められて修復されかつ整畦される。 【0009】この際、伝動ケースの連動軸に畦塗り体の回転軸の内端部が連結され、この畦塗り体の外端部にこの畦塗り体を駆動回転させる駆動系を設けた伝動ケースを有しないため、畦塗り体の外端部が旧畦の水平状上部の外側端部に連続する上部の垂直状側部に当接したり、この畦塗り体が上部の垂直状側部によって横移動した状態で旧畦を修復することがなく、この畦塗り体にて旧畦の下部の傾斜状側部及び水平状上部がそれぞれ十分に修復され、上部の垂直状側部を切削したり、この垂直状側部を崩落させることを防止される。 【0010】請求項2記載の畦塗り機は、請求項1記載の畦塗り機において、畦塗り体の回転軸は、支持アームの両側部に設けられた相対する板状のブラケット間に回転自在に軸支されている、ものである。 【0011】そして、相対する板状のブラケット間に畦塗り体の回転軸が軸支されていることにより、畦塗り体が安定して旧畦の下部の傾斜状側部及び水平状上部に対してスリップ回転される。 【0012】また、畦塗り体の回転軸を軸支した相対するブラケットは板状に形成され、外側端部に位置する板状のブラケットが畦塗り体の外側部に大きく突出することがなく、旧畦の畦塗り修復時に、外端部に位置する板状のブラケットにて旧畦の水平状上部の外側端部に連続する上部の垂直状側部に当接したり、この畦塗り体が垂直状側部によって横移動した状態で旧畦を修復することがなく、この畦塗り体にて旧畦の下部の傾斜状側部及び水平状上部がそれぞれ十分に修復され、上部の垂直状側部を切削したり、この垂直状側部を崩落させることを防止される。 【0013】請求項3記載の畦塗り機は、請求項1記載の畦塗り機において、ロータリーは、ミッション装置の前側部に設けられた前側伝動ケースに回転自在に設けられ、かつ、この前側伝動ケース内に設けられた連動媒体を介して前記ミッション装置の入力軸にて回転される、ものである。 【0014】そして、入力軸が回転されることにより、この入力軸にて前側伝動ケース内に設けた連動媒体を介してロータリーが回転され、このロータリーの各切削刃にて旧畦際の泥土が切削されて畦塗り用の泥土として旧畦上に向かって順次跳ね上げられる。 【0015】請求項4記載の畦塗り機は、請求項1乃至3のいずれかに記載の畦塗り機において、ロータリーはミッション装置の入力軸を中心として、畦塗り体は前記ミッション装置の出力軸を中心として、それぞれ回動可能に設けられ、このロータリー及び畦塗り体は、畦塗り機本体の進行方向に対して右側部または左側部の選択した一方側に配置固定される、ものである。 【0016】そして、畦塗り機本体を、たとえば、トラクタの懸架機構に連結し、この畦塗り機本体の進行方向に対してロータリーを、たとえば、畦塗り機本体の右側部に配置固定するとともに、このロータリーの後方に畦塗り体を配置固定する。 【0017】つぎに、トラクタにて畦塗り機本体が旧畦際に沿って牽引進行されるとともに、このトラクタのPTO軸にて動力伝達軸を介してミッション装置の入力軸が回転されると、この入力軸にてロータリーが駆動回転されるとともに出力軸の回転により伝動ケースの連動軸が連動され、この連動軸に連結した畦塗り体の回転軸にて畦塗り体が駆動回転される。 【0018】また、ロータリー及び畦塗り体がそれぞれ駆動回転されることにより、このロータリーの各切削刃にて旧畦際の泥土が切削されて畦塗り用の泥土として旧畦上に向かって順次跳ね上げられるとともに、この旧畦の下部の傾斜状側部及び水平状上部に放出されて盛り土された泥土がスリップ回転しつつ進行される畦塗り体にて順次塗り付けられ、この旧畦の下部の傾斜状側部及び水平状上部が順次初期の形態に固く締め固められて修復されかつ整畦される。 【0019】また、トラクタが旧畦の終端部まで進行されると、このトラクタにて畦塗り機本体を所定の高さ位置まで持ち上げてロータリー及び畦塗り体をそれぞれ旧畦上に離間させた状態で、このトラクタ及び畦塗り機本体を方向転換する。そして、この方向転換した畦塗り機本体の進行方向に対してロータリーを、前行程での旧畦の左側部に配置固定するとともに、このロータリーの後方に畦塗り体を配置固定する。 【0020】そして、トラクタにて畦塗り機本体を下降してロータリーを旧畦際に設置するとともに、畦塗り体を前行程での旧畦の未作業部分の終端部の旧畦上に設置した状態で、このトラクタにて畦塗り機本体が旧畦際に沿って前進されるとともに、この畦塗り機本体のロータリー及び畦塗り体にて前行程での旧畦の未作業部分が順次修復整畦される。 【0021】前記トラクタにて畦塗り機本体を牽引進行する際及びトラクタ及び畦塗り機本体を方向転換して前進走行する際において、伝動ケースの連動軸に畦塗り体の回転軸の内端部が連結され、この畦塗り体の外端部にこの畦塗り体を駆動回転させる駆動系を設けた伝動ケースを有しないため、畦塗り体の外端部が旧畦の水平状上部の外側端部に連続する上部の垂直状側部に当接したり、この畦塗り体が上部の垂直状側部によって横移動した状態で旧畦を修復することがなく、この畦塗り体にて旧畦の下部の傾斜状側部及び水平状上部がそれぞれ十分に修復され、上部の垂直状側部を切削したり、この垂直状側部を崩落させることが防止される。 【0022】請求項5記載の畦塗り機は、請求項4記載の畦塗り機において、ミッション装置の歯車連動機構は、出力軸の回転方向を切り換える歯車切換え機構を有する、ものである。 【0023】そして、トラクタ及び畦塗り機本体を方向転換し、この畦塗り機本体の進行方向に対してロータリー及び畦塗り体を右側部から左側部に配置固定した際には、出力軸の回転方向が逆になるので、歯車切換え機構により出力軸の回転方向を切り換えることにより、出力軸が適正な回転方向に簡単に切り換えられ、この出力軸にて連動軸を介して畦塗り体が確実に適正な回転方向で回転される。 【0024】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。 【0025】1は畦塗り機本体で、この畦塗り機本体1は、進行方向に対して左右に相対して配置された前後方向の側枠体2と、この左右の側枠体2の前端部に前下方に向かって一体に突出され先端部にロワピン3を有する前後方向のロワアーム4と、この左右のロワアーム4間に一体に固定されこの左右のロワアーム4を支持する左右方向の支持パイプ5と、を有している。 【0026】また、前記畦塗り機本体1は、前記左右の側枠体2の後端部間に固定されたミッション装置6と、このミッション装置6の上端部に一体に固定され後端部に係合孔7を有する前後方向の固定枠8と、この固定枠8の前端部及び前記ミッション装置6の上端部に基端部が一体に固定されて前上方に向かって突出され先端部に連結ピンを挿通する挿通部9を有する連結パイプ10と、を有している。 【0027】そして、前記左右のロワアーム4のロワピン3及び前記連結パイプ10の連結ピンを挿通する挿通部9にてトラクタTの三点懸架機構に着脱自在に連結する三点連結部が構成されている。 【0028】また、前記左右の側枠体2は、前後方向の略中間部に位置して上方に向かってそれぞれ一体に突設された角柱状の支持体11を有し、この左右の支持体11の上端部に前後方向に貫通した取付孔12がそれぞれ形成されている。 【0029】また、左右の側枠体2は、前記左右の支持体11の後端部から後側外方に向かってそれぞれ水平状に一体に突設され上下に離間した一対の固定アーム13を有し、この左右の一対の固定アーム13の先端部(後端部)に円弧状の係合凹部14がそれぞれ形成されている。 【0030】また、前記左右の一対の固定アーム13は、先端部間に位置して固定された上下方向の取付軸15をそれぞれ有し、この左右の取付軸15に前記一対の固定アーム13間に位置してフック16がそれぞれ水平方向に回動自在に軸支されている。また、前記左右のフック16は、先端部に前記係合凹部14に係合する後述のロックピンを係止する係合凹部17及びこの係合凹部17に後述のロックピンを案内する円弧状の案内縁部18をそれぞれ有している。また、前記左右のフック16は基端部に操作ハンドル19をそれぞれ有している。 【0031】さらに、前記左右の一対の固定アーム13は、前記取付軸15の近傍に位置して固定され前記フック16の操作ハンドル19を係止するストッパー20をそれぞれ有している。また、前記左右の取付軸15にトグルばね21がそれぞれ取り付けられ、このトグルばね21の一端部が前記フック16にそれぞれ係止されているとともに、このトグルばね21の他端部が前記一対の固定アーム13の中の一方の固定アーム13にそれぞれ係止されている。 【0032】そして、前記トグルばね21により前記フック16がそれぞれ常時附勢され、このフック16の操作ハンドル19がストッパー20にそれぞれ係合されるとともに、その係合凹部17が前記一対の固定アーム13の係合凹部14に係合する後述のロックピンを係止するようになっている。 【0033】つぎに、前記ミッション装置6は、ミッションケース22を有し、このミッションケース22はケース本体部23と、このケース本体部23の前側部に前方に向かって突出された中空パイプ状の入力軸ケース部24と、前記ケース本体部23の左右部に外方に向かって突出され外端部を前記左右の側枠体2の後端部に固定された中空パイプ状の支持枠25と、を有して形成されている。 【0034】また、前記入力軸ケース部24内に前後方向の入力軸26が回転自在に挿通され、この入力軸26の先端部のスプライン軸からなる連結軸部27が前記入力軸ケース部24の前端部から前方に向かって突出され、この入力軸26の後端部のスプライン軸部28が前記ケース本体部23内に突出され、このスプライン軸部28にベベルギヤ29を有するギヤ本体30がスプライン嵌合により固定されている。また、前記ギヤ本体30の外周部と前記入力軸ケース部24の基端部との間、及びこの入力軸ケース部24の前端部と前記入力軸26との間にこの入力軸26を回転自在に支持したテーパローラベアリングにて形成された軸受体31がそれぞれ嵌合されて位置固定されている。 【0035】また、前記ケース本体部23の天板部32に支持体33が一体に固定され、この支持体33に対向した前記ケース本体部23の底板部34に位置固定された軸受体35を介して前記入力軸26に対して直交する上下方向の円柱状の出力軸36が回転自在に挿通されている。 【0036】前記出力軸36は、上端部に前記支持体33の下面部に向かって近接した状態に突出された上端軸支部37を有するとともに、その略中間部より下側部に前記ケース本体部23の底板部34から下方に向かって垂直状に突出された連結軸部38を有し、さらに、前記ケース本体部23内において前記入力軸26のスプライン軸部28の端部に対向位置して外周面に軸方向の多数のスプラインを形成したスプライン軸部39を有している。 【0037】そして、前記出力軸36は、前記支持体33と前記ケース本体部23の底板部34との間に回転自在に設けられているが、上下動不能にかつ落下不能に図示しない位置決め手段にて位置決めされて支持されている。 【0038】また、前記出力軸36の上端軸支部37に前記入力軸26の後端部のベベルギヤ29の上部に噛合した第1のベベルギヤ40を有するギヤ本体41が回転自在に嵌合され、このギヤ本体41の外周部と前記支持体33の下端部との間にこのギヤ本体41を回転自在に支持したボールベアリングにて形成された軸受体42が嵌合されて位置固定されている。また、前記第1のベベルギヤ40を有するギヤ本体41は、下端部に前記出力軸36の外周部に沿って所定の間隔をおいて前記スプライン軸部39に向かって一体に突出された複数の係合爪43をそれぞれ有している。 【0039】また、前記ケース本体部23の底板部34の軸受体35上に位置して前記出力軸36に前記入力軸26の後端部のベベルギヤ29の下部に噛合した第2のベベルギヤ44を有するギヤ本体45が回転自在に嵌合され、このギヤ本体45は、上端部に前記出力軸36の外周部に沿って所定の間隔をおいて前記スプライン軸部39に向かって一体に突出された複数の係合爪46をそれぞれ有している。 【0040】さらに、前記出力軸36の前記スプライン軸部39に円筒状の連動体47がスプライン嵌合されて軸方向に摺動自在に嵌合され、この連動体47は、上下方向の略中間部に位置して外周面に形成された環状凹部48と、この連動体47の上端部に前記出力軸36の外周部に沿って所定の間隔をおいて一体に突出され前記第1のベベルギヤ40の各係合爪43に係脱自在に係合する複数の連動爪49と、この連動体47の下端部に前記出力軸36の外周部に沿って所定の間隔をおいて一体に突出され前記第2のベベルギヤ44の各係合爪46に係脱自在に係合する複数の連動爪50と、をそれぞれ有して形成されている。 【0041】そして、前記入力軸26の後端部のベベルギヤ29と、前記出力軸36の上部の第1のベベルギヤ40と、この第1のベベルギヤ40に対向した前記出力軸36の下部の第2のベベルギヤ44と、前記上下の第1のベベルギヤ40と第2のベベルギヤ44との間の上下に複数の連動爪49,50を有する連動体47と、により歯車連動機構51が構成されている。 【0042】そうして、前記連動体47の上端部の各連動爪49が第1のベベルギヤ40の各係合爪43に係合されることにより、入力軸26の回転が出力軸36に伝達され、この出力軸36が一方の方向に向かって連動回転され、また、前記連動体47の下端部の各連動爪50が第2のベベルギヤ44の各係合爪46に係合されることにより、入力軸26の回転が出力軸36に伝達され、この出力軸36が他方の方向に向かって連動回転されるようになっている。 【0043】さらに、前記連動体47の環状凹部48にこの連動体47を軸方向に摺動させる作動体52の一端部に形成された連動部53が嵌合して取り付けられ、この作動体52の他端部に形成された摺動筒部54が前記出力軸36と平行に前記ケース本体部23に軸支された案内杆55に軸方向に摺動自在に嵌合され、この摺動筒部54に係合ピン56が一体に突設されている。また、前記摺動筒部54を嵌合した位置の前記案内杆55に環状凹部57が形成され、この環状凹部57内に前記摺動筒部54を移動した位置に位置決めするボール58が設けられている。 【0044】また、前記係合ピン56に対向して前記ケース本体部23の後端部に前後方向の回動操作軸59が回動自在に軸支され、この回動操作軸59の前端部に前記係合ピン56を回動可能に嵌合して挟持した上下方向の連動突片60が一体に突設され、前記回動操作軸59の後端部に操作レバー61が一体に突設されている。 【0045】そして、前記連動体47と、前記連動部53及び摺動筒部54を有する作動体52と、案内杆55と、係合ピン56に嵌合して挟持した連動突片60及び操作レバー61を有する回動操作軸59にて、前記出力軸36にスプライン嵌合した前記連動体47を、第1のベベルギヤ40を有するギヤ本体41、または第2のベベルギヤ44を有するギヤ本体45に噛合連結し、この出力軸36の回転方向を切り換える歯車切換え機構62が構成されている。したがって、前記歯車連動機構51は前記歯車切換え機構62を備えて構成されている。 【0046】つぎに、前記出力軸36の連結軸部38は、下端部に外周面に軸方向の多数のスプラインを形成したスプライン軸部63を有し、このスプライン軸部63に第3のベベルギヤ64を有するギヤ本体65がスプライン嵌合により一体に取り付けられ、このギヤ本体65の外周部にボールベアリングにて形成された軸受体66が嵌合されている。また、前記第3のベベルギヤ64の上方に位置して前記連結軸部38にボールベアリングにて形成された軸受体67が嵌合されている。 【0047】また、前記出力軸36の連結軸部38に前記上下の軸受体66,67を介してこの連結軸部38を中心として伝動ケース68が進行方向に対して左右方向に回動自在に取り付けられている。前記伝動ケース68は、円筒状のケース本体69と、このケース本体69の一端部に固定され前記連結軸部38に前記上下の軸受体66,67を介してこの連結軸部38を中心として回動自在に取り付けられた回動体70と、前記ケース本体69の他端部に固定された連結体71と、を有している。 【0048】また、前記伝動ケース68は、前記ケース本体69内に回転自在に挿通され一端部に前記回動体70内に突出した外周面に軸方向の多数のスプラインを形成したスプライン軸部72を有するとともに他端部に前記連結体71内に突出した外周面に軸方向の多数のスプラインを形成したスプライン軸部73を有する連動軸74を有している。そして、前記連動軸74は前記出力軸36により連動回転されることにより後述する畦塗り体を駆動回転するようになっている。 【0049】また、前記伝動ケース68は、前記連動軸74の一端部のスプライン軸部72にスプライン嵌合して固定され前記第3のベベルギヤ64に噛合した第4のベベルギヤ75を有するギヤ本体76と、前記連動軸74の他端部のスプライン軸部73にスプライン嵌合して固定された第5のベベルギヤ77と、前記第4のベベルギヤ75を有するギヤ本体76の外周面と前記回動体70を前記ケース本体69の一端部に固定した固定基板78との間に介在され前記ギヤ本体76を回転自在に支持したボールベアリングにて形成された軸受体79と、を有している。 【0050】さらに、前記伝動ケース68は、前記第5のベベルギヤ77を有するギヤ本体(図示せず)の外周面と前記連結体71を前記ケース本体69の他端部に固定した固定基板80との間に介在され前記第5のベベルギヤ77のギヤ本体(図示せず)を回転自在に支持したボールベアリングにて形成された軸受体81と、を有している。 【0051】そして、前記第3のベベルギヤ64と前記第4のベベルギヤ75とにより前記出力軸36の回転を前記連動軸74に伝達してこの連動軸74を連動回転させる歯車機構82が構成されている。 【0052】また、前記回動体70の固定基板78は上方に向かって所定の傾斜角度に拡開傾斜して回動体70に形成され、この固定基板78に前記軸受体79を介して前記第4のベベルギヤ75を有するギヤ本体76を嵌合固定した前記連動軸74の一端部のスプライン軸部72が回転自在に支持されている。そして、前記出力軸36の連結軸部38に対して前記連動軸74を有する前記伝動ケース68は所定の傾斜角度に下降傾斜した状態で後述する畦塗り体に向かって突出されるようになっている。 【0053】つぎに、前記伝動ケース68は、この伝動ケース68の途中から後方に向かって略水平状に突出した支持アーム83を有し、この支持アーム83の後端部には下端部に方向輪84を回転自在に軸架した方向輪支持手段85が設けられている。 【0054】前記方向輪支持手段85は、前記支持アーム83に固定された上下方向の外筒体86と、この外筒体86の上面板87に回転自在に支持され雄ねじ部88を有するとともに上端部に操作ハンドル89を有する上下方向の調節螺杆90と、前記外筒体86内に上下動自在に嵌合され上端部に前記調節螺杆90の雄ねじ部88に螺合した雌ねじ部91を有する内筒体にて形成された調節支杆92と、この調節支杆92の下端部に軸支した車軸93に回転自在に軸架された前記方向輪84と、を有して構成されている。 【0055】また、前記方向輪84は、前記車軸93を中心として略円錐形状に形成された接地体部94及びこの接地体部94の拡開周縁部に突出された環状の方向規制部95を有して形成されている。 【0056】つぎに、前記ミッション装置6の前側部すなわち前記入力軸ケース部24の前端部に位置して前側伝動ケース96が前記入力軸26を中心として前記畦塗り機本体1の進行方向に対して左右方向に回動自在に設けられ、この前側伝動ケース96の下端部に畦塗り用の泥土を切削して跳ね上げる多数の切削刃97を有するロータリー98が回転自在に設けられている。 【0057】前記ロータリー98は、前記前側伝動ケース96の下端部に回転自在に軸架され前記前側伝動ケース96から前方に向かって突出された前後方向の回転軸99と、この回転軸99にこの回転軸99の軸方向に所定の間隔を放射状に突設された多数のブラケット100 と、この多数のブラケット100 にそれぞれ着脱可能に取り付けられ畦塗り用の泥土を切削して後述する畦塗り体の前方に向かって跳ね上げる放射状の前記多数の切削刃97と、を有して構成されている。 【0058】また、前記前側伝動ケース96の下端部内において前記回転軸99にスプロケット101 が固着され、前記前側伝動ケース96の上端部内において前記入力軸26にスプロケット102 が固着され、この入力軸26のスプロケット102 と前記回転軸99のスプロケット101 との間に無端チェーン103 が回行自在に懸架されている。しかして、前記前側伝動ケース96は、前記スプロケット101 ,102 及びこのスプロケット101 ,102 間に懸架した無端チェーン103 を回行自在に収容して偏平状に形成されている。 【0059】そして、前記入力軸26が駆動回転されることにより、この入力軸26にて前記スプロケット101 ,102 及び無端チェーン103 を介して前記ロータリー98が連動回転され、このロータリー98の多数の切削刃97にて畦塗り用の泥土を切削して後述する畦塗り体の前方に向かって跳ね上げるようになっている。 【0060】また、前記前側伝動ケース96にこの伝動ケース96の前側部に位置して前記回転軸99を中心として前記ロータリー98の各切削刃97にて跳ね上げられた泥土を後述する畦塗り体の前方の旧畦に向かって案内するロータリーカバー104 が回動自在に設けられている。また、前記ロータリーカバー104 の一端近傍部に取付片105が一体に突設され、この取付片105 に対向して前記伝動ケース96の上端近傍部に前後方向の軸支体106 が一体に突設され、この軸支体106 にカバー支持体107 の一端部が回動自在に取り付けられ、このカバー支持体107 の他端部が前後方向の支軸108 にて前記取付片105 に回動自在に取り付けられている。 【0061】前記カバー支持体107 は、前記軸支体106 に回動自在に取り付けられ基端側に第1の挿通孔109 及び先端側に第2の挿通孔110 をそれぞれ有する中空筒状の外筒体111 と、この外筒体111 内に進退自在に挿入され基端部が前記支軸108 に回動自在に取り付けられ先端部に前記第1の挿通孔109 及び第2の挿通孔110 にそれぞれ連通する連通孔112 を有する内筒体113 と、前記外筒体111 の第1の挿通孔109 から前記内筒体113 の連通孔112 に、または、前記外筒体111 の第2の挿通孔110 から前記内筒体113 の連通孔112 に挿通して前記外筒体111 に前記内筒体113 を固定する固定ピン114 と、を有して構成されている。 【0062】そして、前記外筒体111 の第1の挿通孔109 から前記内筒体113 の連通孔112に固定ピン114 を挿通して外筒体111 に内筒体113 を固定した場合には、これらにより構成されるカバー支持体107 に支持される前記ロータリーカバー104 にて前記畦塗り機本体1の進行方向に対して右側部に前記前側伝動ケース96を介して配置固定された前記ロータリー98を被覆するようになっている。 【0063】また、前記外筒体111 の第2の挿通孔110 から前記内筒体113 の連通孔112 に挿通して外筒体111 に内筒体113 を固定した場合には、これらにより構成されるカバー支持体107 に支持される前記ロータリーカバー104 にて前記畦塗り機本体1の進行方向に対して左側部に前記前側伝動ケース96を介して配置固定された前記ロータリー98を被覆するようになっている。 【0064】さらに、前記前側伝動ケース96の上下方向の略中間部において、その幅方向の一端部に中空円筒状の前後方向の第1の連結体115 が一体に固定されているとともに、その他端部に中空円筒状の前後方向の第2の連結体116 が一体に固定されている。 【0065】そして、前記第1の連結体115 は前記畦塗り機本体1の進行方向に対して右側部の前記支持体11の取付孔12の下方に位置して配置されるようになっており、また、第2の連結体116 は前記畦塗り機本体1の進行方向に対して左側部の前記支持体11の取付孔12の下方に位置して配置されるようになっている。しかして、前記左右部の支持体11の取付孔12は、前記支持体11の上端部に一体に固着され両端面を開口した前後方向の中空パイプ体117 にて形成されている。 【0066】つぎに、前記畦塗り機本体1の前記支持体11に前記前側伝動ケース96を支持してこの前側伝動ケース96を介して前記ロータリー98を深浅調節する深浅調節手段118 が着脱可能に取り付けられている。 【0067】前記深浅調節手段118 は、上下方向に貫通した断面円形の挿通孔119 を有するとともに下端部に中空円筒状のカバー体120 を有する本体121 と、この本体121の一側部に外方に向かって一体に突出され前記支持体11の取付孔12内に挿脱自在に挿通され、かつ、先端部に抜止めピン122 を挿脱自在に挿通する挿入孔123 を形成した取付支軸124 と、を有している。 【0068】また、前記深浅調節手段118 は、前記本体121 の挿通孔119 内に回動自在に挿通され下部に雄ねじ部125 を有するとともに上部に前記本体121 の上端面に係合する挿通孔119 より大径に形成された抜止め用のストッパー126 を有する調節螺杆127 と、この調節螺杆127 の上端部に固定された操作ハンドル128 と、を有している。 【0069】また、前記深浅調節手段118 は、前記カバー体120 内で前記調節螺杆127 の雄ねじ部125 に進退自在に螺合した雌ねじ部129 を有する中空パイプ状の調節支杆130 と、この調節支杆130 の下端部に一体に固着され前記第1の連結体115 及び第2の連結体116 に嵌合されこの第1の連結体115 及び第2の連結体116 に形成された挿通孔131 に連通する連通孔132 を両側部に有する門形状の支持体133 と、を有している。 【0070】さらに、前記深浅調節手段118 は、前記支持体133 の一方の連通孔132 から前記挿通孔131 及び他方の連通孔132 に挿脱自在に挿通され一端部に一方の連通孔132 の開口縁部に係合する連通孔132 より大径の抜止め用の大径頭部134 を有するとともに他端部に他方の連通孔132 の開口縁部にワッシャ135 を介して係合する抜止めピン136 を挿脱自在に挿通する挿通孔137 を形成した連結ピン138 と、を有している。 【0071】そして、標準仕様では、前記前側伝動ケース96を介して前記ロータリー98を畦塗り機本体1の進行方向の右側部に配置した状態で、この前側伝動ケース96は深浅調節手段118 にて前記畦塗り機本体1の右側部の支持体11に支持されている。すなわち、右側部の支持体11の取付孔12に深浅調節手段118 の本体121 に突設した取付支軸124 を挿通し、この取付支軸124 の先端部の挿入孔123 に抜止めピン122 を装着することにより、右側部の支持体11に深浅調節手段118 の本体121 が支持されてる。 【0072】また、前記前側伝動ケース96の第1の連結体115 に深浅調節手段118 の支持体133 を嵌合し、この支持体133 の一方の連通孔132 から第1の連結体115 の挿通孔131 及び他方の連通孔132 に連結ピン138 を挿通し、この連結ピン138 の大径頭部134 を一方の連通孔132 の開口縁部に係合した状態でこの連結ピン138 の他端部にワッシャ135 を介して挿通孔137 に抜止めピン136 を装着することにより、深浅調節手段118 の支持体133 に前側伝動ケース96の第1の連結体115 が連結されて支持される。 【0073】そして、深浅調節手段118 の操作ハンドル128 を回動操作することにより、調節螺杆127 が回動されるとともに、この調節螺杆127 の雄ねじ部125 に螺合した雌ねじ部129 を介して調節支杆130 が雄ねじ部125 に沿って上下動され、この調節支杆130 にて前側伝動ケース96が入力軸26を中心として上下方向、すなわち、前記畦塗り機本体1の進行方向に対して左右方向に回動され、この前側伝動ケース96の下端部のロータリー98が畦塗り用の泥土を切削して跳ね上げる所定の切削作業深度に深浅調節されるようになっている。 【0074】つぎに、前記畦塗り機本体1の前記固定枠8を介して前記ミッション装置6の支持体33上に前記出力軸36の軸線上に位置して上下方向の円柱状の取付支軸139が垂直状に一体に立設固定され、この取付支軸139 に前記伝動ケース68の上方に位置してこの伝動ケース68に対向して水平状に配置される支持アーム140 が前記取付支軸139 を中心として左右方向に回動自在に取り付けられている。 【0075】前記支持アーム140 は、基端部に前記取付支軸139 に回動自在に嵌合された円筒状の回動体141 を有し、前記取付支軸139 の上端面に前記回動体141 の上端開口縁部に当接してこの回動体141 を抜止めする抜止め板142 が当接され、この抜止め板142 から前記取付支軸139 に捩じ込まれた固定ねじ143 にて前記抜止め板142 を介して前記取付支軸139 に前記回動体141 が抜止めされた状態で回動自在に取り付けられている。 【0076】また、前記支持アーム140 は、先端部に一体に固着され外側上方に向かって所定の傾斜角度に傾斜して配置された円筒状の支持体144 を有し、この支持体144は略中間部が前記支持アーム140 の先端部に一体に固着されている。また、前記支持体144 の両端部に上下方向の相対する板状のブラケット145 がそれぞれ外側下方に向かって拡開傾斜して平行に一体に固着され、この相対する板状のブラケット145 の下端部間に前記ロータリー98の後方に位置して前記ロータリー98の各切削刃97にて跳ね上げられた泥土を旧畦Aに塗り付けてこの旧畦Aを修復する畦塗り体146 が回転自在に軸架されている。 【0077】前記畦塗り体146 は、この畦塗り体146 の中心部に固定された回転軸147 を有し、この回転軸147 は前記支持体144 と略平行に配置された状態で両端部が前記相対する両側部のブラケット145 の下端部間に軸受体148 を介してそれぞれ回転自在に軸架されている。 【0078】そして、前記畦塗り体146 は、前記回転軸147 を中心として内側方に向かって拡開傾斜して形成され前記旧畦Aの側面部を下方に向かって拡開傾斜した状態に修復する円錐形状の側面修復部149 と、この側面修復部149 の縮径端部に一連に形成され前記旧畦Aの肩面部を下方に向かって傾斜した状態に修復する肩面修復部150 と、この肩面修復部150 の外端部に一連に形成され前記回転軸147 を中心として外側方に向かって拡開傾斜し前記旧畦Aの上面部を水平状態に修復する上面修復部151 と、を有して構成されている。 【0079】また、前記両側部のブラケット145 の中で、内側部に位置するブラケット145の内側方に前記回転軸147 の一端部が突出され、この回転軸147 の突出端部に前記伝動ケース68内の連動軸74の前記第5のベベルギヤ77に噛合した第6のベベルギヤ152 がスプライン嵌合により固定されている。 【0080】また、前記第6のベベルギヤ152 を収容した状態でこの内側部に位置するブラケット145 の下端部に前記伝動ケース68の連結体71が固着されている。そして、前記第5のベベルギヤ77と前記第6のベベルギヤ152 とにより前記連動軸74の回転を前記畦塗り体146 の回転軸147 に連動して畦塗り体146 を駆動回転させる歯車機構153 が構成されている。 【0081】そして、前記ロータリー98を回転させる入力軸26、歯車連動機構51及び出力軸36を有するミッション装置6と、このミッション装置6の出力軸36の回転に歯車機構82を介して連動される連動軸74及びこの連動軸74の回転に前記畦塗り体146の回転軸147 を連動する歯車機構153 を有する前記伝動ケース68の連結体71と、により、前記ロータリー98及び前記畦塗り体146 をそれぞれ駆動回転させる回転駆動手段154 が構成されている。 【0082】さらに、前記内側部に位置するブラケット145 の上端部と前記支持アーム140の略中間部との間に固定ピン155 が略垂直状に固定され、この固定ピン155 は前記固定アーム13の係合凹部14に係合して前記フック16にて固定されるようになっている。 【0083】また、前記両側部のブラケット145 の中で、外側部に位置するブラケット145の上端部に連結フレーム156 が一体に突設され、この連結フレーム156 に前後方向の取付フレーム157 が水平状に固定され、この取付フレーム157 の前端部と後端部との選択した一方側(標準仕様では前端部)にホルダー158 が着脱自在に取り付けられている。また、前記ホルダー158 に吊持杆159 が上下方向に位置調節自在に取り付けられ、この吊持杆159 の下端部に前記ロータリー98の外方位置に対向してこのロータリー98の各切削刃97にて跳ね上げられた畦塗り用の泥土を旧畦A上に落下させる案内板160 が固定されている。 【0084】つぎに、前記支持アーム140 は、この支持アーム140 を前記畦塗り機本体1の固定枠8に固定する固定手段161 を有している。前記固定手段161 は、前記固定枠8の係合孔7の上方位置に固着され上下面を開口した案内孔162 を有する上下方向の固定パイプ163 と、この固定パイプ163 の上端面に周面の一側部に形成された水平状部164 及びこの水平状部164 から周面の他側部に向かって下降傾斜した傾斜状部165 を形成したカム面166 と、を有している。 【0085】また、前記固定手段161 は、前記固定パイプ163 の上端面に配置され下端面に前記水平状部164 に係合する水平状部167 及び前記傾斜状部165 に係合する傾斜状部168 を形成したカム面169 を有するとともに操作ハンドル170 を有する回動操作体171 と、前記固定パイプ163 内に挿通され下端部に前記固定枠8の係合孔7に係脱自在に嵌合する固定ピン172 を有するとともに上端部を前記回動操作体171 に固着した上下動杆173 と、この上下動杆173 に巻回され上端部を固定パイプ163 に固定するとともに下端部を前記固定ピン172 に係止して上下動杆173 を下方に向かって附勢し常時固定パイプ163 のカム面166 に回動操作体171 のカム面169 を係合させかつ常時固定ピン172 を固定パイプ163 の下端部から下方に向かって突出させるコイルスプリング174 と、を有している。 【0086】つぎに、前記実施の形態の作用を説明する。 【0087】トラクタTの三点懸架機構に畦塗り機本体1の三点連結部(左右のロワピン3及び挿通部9)を連結し、前記トラクタTのPTO軸に動力伝達軸を介してミッション装置6の入力軸26の連結軸部27を連結する。そして、トラクタTの三点懸架機構にて畦塗り機本体1を持ち上げてこの畦塗り機本体1のロータリー98及び畦塗り体146 をそれぞれ地上に離間させる。 【0088】また、畦塗り機本体1の右側部の支持体11の取付孔12に深浅調節手段118 の本体121 に突設した取付支軸124 を挿通し、この取付孔12を有する中空パイプ体117 の後端部に突出した前記取付支軸124 の先端部の挿入孔123 に抜止めピン122を装着することにより、右側部の支持体11に深浅調節手段118 の本体121 が回動可能に取り付けられる。なお、右側部の支持体11への深浅調節手段118 の取り付けはトラクタTの三点懸架機構に畦塗り機本体1の三点連結部を連結する前に取り付けるようにしてもよい。 【0089】また、ロータリー98を有する前側伝動ケース96を、ミッション装置6の入力軸26を中心として畦塗り機本体1の進行方向に対して右側部に向かって回動し、この前側伝動ケース96の第1の連結体115 を深浅調節手段118 の支持体133 の直下に配置するとともに、この第1の連結体115 に深浅調節手段118 の支持体133 を嵌合する。 【0090】また、この支持体133 の一方の連通孔132 から第1の連結体115 の挿通孔131及び支持体133 の他方の連通孔132 に連結ピン138 を挿通し、この連結ピン138の大径頭部134 を一方の連通孔132 の開口縁部に当接させるとともに、他方の連通孔132 から突出した連結ピン138 の先端部にワッシャ135 を介して挿通孔137に抜止めピン136 を装着することにより、右側部の支持体11に深浅調節手段118を介してロータリー98を有する前側伝動ケース96が所定の傾斜角度に傾斜した状態に支持される。 【0091】そして、深浅調節手段118 の操作ハンドル128 を回動操作することにより、この操作ハンドル128 にて調節螺杆127 が回動され、この調節螺杆127 の雄ねじ部125 に螺合した雌ねじ部129 を介して調節支杆130 が調節螺杆127 に沿って上下動されるとともに、この調節支杆130 の下端部の支持体133 にて連結ピン138 及び第1の連結体115 を介して前側伝動ケース96が入力軸26を中心として上下方向に回動され、この前側伝動ケース96の下端部のロータリー98が深浅調節され、このロータリー98が畦塗り用の泥土を切削して跳ね上げる所定の位置に配置設定される。 【0092】また、ロータリー98の回転軸99を中心としてロータリーカバー104 を回動してこのロータリーカバー104 をロータリー98の内側部に配置すると、このロータリーカバー104 にてカバー支持体107 の内筒体113 が外筒体111 内に深く挿入され、この外筒体111 の第1の挿通孔109 から内筒体113 の連通孔112 に固定ピン114 を挿通して固定することにより、カバー支持体107 が所定の長さに固定されるとともに、このカバー支持体107 にてロータリーカバー104 がロータリー98にて切削された泥土を案内する所定の位置に固定される。 【0093】つぎに、ミッション装置6のケース本体部23の上下に突設された同軸線上の取付支軸139 及び出力軸36の連結軸部38を回動中心として上下の支持アーム140 及び伝動ケース68をそれぞれ同時にロータリー98の後方の右側部に向かって回動すると、この支持アーム140 及び伝動ケース68に両側部のブラケット145 を介して支持された畦塗り体146 がロータリー98の後方の右側部に向かって回動され、この上部の支持アーム140 の略中間部に固定された垂直状の固定ピン155 が右側部の上下の固定アーム13の先端部間に設けられたフック16の案内縁部18に当接される。 【0094】そして、支持アーム140 及び伝動ケース68が更に回動されると、この支持アーム140 の固定ピン155 にてフック16の案内縁部18が押動され、このフック16がトグルばね21に抗して取付軸15を中心として開回動され、この固定ピン155 がフック16の案内縁部18を乗り越えるて上下の固定アーム13の先端部の係合凹部14に係合するとともに、この固定ピン155 に対してトグルばね21の復帰力によって取付軸15を中心として閉回動されるフック16の係合凹部17が係合され、このフック16にて固定ピン155 が上下の固定アーム13の先端部の係合凹部14に係合して固定される。 【0095】この際、すなわち、出力軸36の連結軸部38を回動中心として伝動ケース68が畦塗り体146 をロータリー98の後方の右側部に向かって回動する際は、この連結軸部38の第3のベベルギヤ64に伝動ケース68内の連動軸74の内端部の第4のベベルギヤ75が噛合したままの状態でこの第3のベベルギヤ64の周面に沿って回転移動され、したがって、出力軸36の連結軸部38を回動中心として伝動ケース68がスムーズに回動される。 【0096】したがって、支持アーム140 及び伝動ケース68にて畦塗り体146 がロータリー98の後方の右側部に向かってスムーズに回動され、この畦塗り体146 がロータリー98の後方の右側部の所定の位置に移動されるとともに、この支持アーム140 の固定ピン155 が右側部のフック16にて上下の固定アーム13に固定され、この畦塗り体146 がロータリー98の後方の右側部の所定の位置に配置されて連結固定される。 【0097】また、歯車切換え機構62の操作レバー61を回動操作すると、この回動操作軸59の連動突片60にて係合ピン56を介して摺動筒部54が案内杆55に沿って軸方向に移動されるとともに、この摺動筒部54を有する作動体52にて連動体47が出力軸36のスプライン軸部39に沿って第1のベベルギヤ40に向かって摺動され、この連動体47の一端部の複数の連動爪49が第1のベベルギヤ40のギヤ本体41の内端部の複数の係合爪43にそれぞれ噛合される。 【0098】そして、入力軸26の回転でベベルギヤ29が回転されると、このベベルギヤ29にて第1のベベルギヤ40が回転されるとともに、この第1のベベルギヤ40に噛合した連動体47が回転され、この連動体47をスプライン嵌合した出力軸36が駆動回転されるようにこれらが連結される。なお、この際、第2のベベルギヤ44は出力軸36を連動回転することなくフリーで回転するようになる。 【0099】また、畦塗り体146 の外側方のブラケット145 に連結フレーム156 を介して連結した取付フレーム157 の先端部にホルダー158 を固定し、このホルダー158 に案内板160 を下端部に有する吊持杆159 を挿通して上下動調節して、この案内板160 をロータリー98の外方に対向した所定の位置に配置した状態で案内板160 の吊持杆159 をホルダー158 に取り付ける。 【0100】つぎに、トラクタTの三点懸架機構にて畦塗り機本体1を下降することにより、この畦塗り機本体1に設けたロータリー98が旧畦A際に設置されるとともに、このロータリー98の後方に配置した畦塗り体146 が旧畦A上に設置される。すなわち、畦塗り体146 は、その側面修復部149 が旧畦Aの下部の傾斜状側部に、肩面修復部150 が旧畦Aの肩面部に、上面修復部151 が旧畦Aの上面部に、それぞれこれらを修復する状態に旧畦A上に設置される。 【0101】そして、この畦塗り体146 を支持した伝動ケース68に設けた方向輪支持手段85の操作ハンドル89を回動操作すると、この操作ハンドル89の調節螺杆90が回動され、この調節螺杆90の雄ねじ部88に螺合した雌ねじ部91を介して調節螺杆90に沿って調節支杆92が上下動され、この調節支杆92の下端部の方向輪84が接地して方向規制部95が所定の深さに食い込んで直進走行する状態に調節設定される。 【0102】なお、必要に応じて深浅調節手段118 の操作ハンドル128 を回動操作することにより、この操作ハンドル128 の調節螺杆127 が回動されるとともに、この調節螺杆127 に沿って調節支杆130 が上下動され、この調節支杆130 の下端部の支持体133 にて前側伝動ケース96が入力軸26を中心として上下に回動され、この前側伝動ケース96のロータリー98が旧畦A際の状況に応じて更に深浅調節される。 【0103】つぎに、トラクタTの三点懸架機構にて畦塗り機本体1が旧畦A際に沿って前進されるとともに、このトラクタTからの出力によって畦塗り機本体1のロータリー98及び畦塗り体146 がそれそれ駆動回転される。すなわち、トラクタTのPTO軸からの出力により動力伝達軸を介して畦塗り機本体1のミッション装置6の入力軸26が回転されると、この入力軸26にて前側伝動ケース96内のスプロケット101 ,102 及び無端チェーン103 を介してロータリー98が駆動回転されながら前進される。 【0104】また、前記のように入力軸26が回転されると、この入力軸26のベベルギヤ29にて第1のベベルギヤ40及び連動体47を介して出力軸36が回転されるとともに、この出力軸36の連結軸部38にて歯車機構82を介して伝動ケース68内の連動軸74が回転され、この連動軸74にて歯車機構153 及び回転軸147 を介して畦塗り体146 が畦塗り機本体1の前進速度より早い速度で駆動回転されながら前進される。すなわち、畦塗り体146 は泥土に対してスリップ回転する速度で駆動回転されながら前進される。 【0105】そして、ロータリー98の各切削刃97にて旧畦A際の土及び旧畦Aの側面部の一部の土が畦塗り用の泥土として切削されるとともに、これらの泥土がロータリーカバー104 に案内されて旧畦Aに向かって順次跳ね上げられて旧畦Aの上面部及び側面部に放出されるとともに、このロータリー98の外方に位置して対向した案内板160 にて外方に飛散されることを防止されながらこの案内板160 にて受け止められた泥土が旧畦Aの上面部及び側面部に落下される。 【0106】また、旧畦Aの上面部及び側面部に放出落下されて盛り土された泥土がスリップ回転しつつ前進される畦塗り体146 にて旧畦Aの上面部及び側面部に順次塗り付けられて旧畦Aが順次整畦される。すなわち、畦塗り体146 の側面修復部149にて旧畦Aの側面部が下方に向かって拡開傾斜した傾斜側面部aとして順次修復されるとともに、畦塗り体146 の肩面修復部150 にて下方に向かって傾斜した傾斜肩面部bとして順次修復され、かつ、畦塗り体146 の上面修復部151 にて水平状の水平上面部cとして順次修復され、したがって、全体として旧畦Aが順次初期の形態に固く締め固められて順次修復されかつ整畦される。 【0107】この際、伝動ケース68内の連動軸74に歯車機構153 を介して畦塗り体146 の回転軸147 の内端部が連結され、この畦塗り体146 の外端部にこの畦塗り体146 を駆動回転させる駆動系を設けた伝動ケース部材を有しないため、畦塗り体146 の外端部が旧畦Aの水平上面部cの外側端部に連続する上部の垂直状側部dに当接したり、この畦塗り体146 が上部の垂直状側部dによって横移動してずれた状態で旧畦Aを修復することがなく、この畦塗り体146 にて旧畦Aは下部の傾斜側面部a、傾斜肩面部b及び水平上面部cとしてそれぞれ十分に修復され、上部の垂直状側部dを切削したり、この垂直状側部dを崩落させることを防止される。 【0108】すなわち、たとえば、段々田畑を区画する段差を有する旧畦A、すなわち、田畑から立上った下部の傾斜側部と、この傾斜側部の上端部に連続した水平状上部と、この水平状上部の外側端部の上部に連続した土手等の垂直状側部dと、を有する旧畦Aを修復する際に、畦塗り体146 の外端部にこの畦塗り体146 を駆動回転させる駆動系を設けた伝動ケース部材を有しないため、畦塗り体146 の外端部が旧畦Aの土手等の垂直状側部dに当接したり、この畦塗り体146 が垂直状側部dによって横移動してずれた状態で旧畦Aを修復することがなく、この畦塗り体146 にて旧畦Aは下部の傾斜側面部a、傾斜肩面部b及び水平上面部cとしてそれぞれ十分に修復され、水平上面部cの上部の垂直状側部dを切削したり、この垂直状側部dを崩落させることを防止される。 【0109】つぎに、トラクタTが旧畦Aの終端部まで進行されると、このトラクタTの前進が停止され、このトラクタTの三点懸架機構にて畦塗り機本体1を所定の高さ位置に持ち上げてロータリー98及び畦塗り体146 を旧畦A上に離間させた状態で、このトラクタT及び畦塗り機本体1を方向転換する。 【0110】この際、前行程で整畦された畦は旧畦Aの終端部と畦塗り体146 との間が旧畦Aのままの状態で畦塗り作業を行なわない未作業部分として残っている。また、畦塗り機本体1を方向転換することにより、この畦塗り機本体1のロータリー98及び畦塗り体146 は前行程で未作業部分を有する状態で整畦された畦と離間した反対側に位置される。 【0111】そこで、方向転換したトラクタTの三点懸架機構にて畦塗り機本体1のロータリー98及び畦塗り体146 を旧畦A上に持ち上げた状態で、畦塗り機本体1の右側部の支持体11に取り付けた深浅調節手段118 の取付支軸124 の挿入孔123 から抜止めピン122 を引き抜くとともに、この取付支軸124 を右側部の支持体11の取付孔12から引き抜くことにより、畦塗り機本体1の右側部の支持体11から深浅調節手段118 が簡単に取り外される。 【0112】また、深浅調節手段118 の支持体133 に伝動ケース68の第1の連結体115 を連結した連結ピン138 の挿通孔132 から抜止めピン136 を引き抜くとともに、この連結ピン138 を支持体133 の連通孔132 及び伝動ケース68の第1の連結体115 の挿通孔131 から引き抜くことにより、伝動ケース68の第1の連結体115 から深浅調節手段118 が簡単に取り外され、この伝動ケース68の支持が解除される。 【0113】そして、方向転換した畦塗り機本体1の進行方向の左側部(前行程で未作業部分を有する状態で整畦された畦側)の支持体11に前記右側部の支持体11に深浅調節手段118 を取り付けた場合と同様の操作により、この深浅調節手段118 を取り付ける。また、ロータリーカバー104 を支持したカバー支持体107 の第1の挿通孔109 及び連通孔112 から固定ピン114 を引き抜くことにより、このカバー支持体107 の外筒体111 と内筒体113 との固定が解除され、この外筒体111 に対して内筒体113 がスライド自在のフリーの状態になる。 【0114】つぎに、ミッション装置6の入力軸26を中心としてロータリー98を下端部に有する前側伝動ケース96を方向転換した畦塗り機本体1の進行方向の左側部に向かって回動し、この前側伝動ケース96の第2の連結体116 を左側部の支持体11に取り付けられた深浅調節手段118 の支持体133 に嵌合する。 【0115】そして、前記右側部の支持体11に取り付けた深浅調節手段118 に前側伝動ケース96の第1の連結体115 を連結した場合と同様の操作により、この深浅調節手段118 の支持体133 に連結ピン138 にて前側伝動ケース96の第2の連結体116 が連結され、この深浅調節手段118 にて畦塗り機本体1の進行方向の左側部に配置された前側伝動ケース96が支持され、この前側伝動ケース96の下端部のロータリー98が前行程での旧畦Aの未作業部分の畦際上に配置固定される。 【0116】また、深浅調節手段118 の操作ハンドル128 を回動操作することにより、前記畦塗り機本体1の進行方向の右側部にロータリー98を配置固定した場合と同様にこの深浅調節手段118 にて前側伝動ケース96が入力軸26を中心として上下に回動され、この前側伝動ケース96の下端部のロータリー98が所定の作業深度に調節され、このロータリー98が前行程での旧畦Aの未作業部分の適正な作業深度に設定される。 【0117】また、畦塗り機本体1の進行方向の左側部に前側伝動ケース96を介してロータリー98が配置されると、このロータリー98を被覆したロータリーカバー104 がロータリー98の回転軸99を中心としてロータリー98の内側部に回動されるとともに、このロータリーカバー104 を支持したカバー支持体107 の外筒体111 から内筒体113 が引き出され、この外筒体111 の第2の挿通孔110 から内筒体113 の先端部の連通孔112 に固定ピン114 を挿通し、この固定ピン114 にて外筒体111 に内筒体113 が固定され、このカバー支持体107 にてロータリーカバー104 が支持される。 【0118】つぎに、畦塗り機本体1の進行方向の右側部の上下の固定アーム13間のフック16の操作ハンドル19をストッパー20から離間する方向に向かって回動操作することにより、この操作ハンドル19を有するフック16がトグルばね21に抗して取付軸15を中心として上下の固定アーム13の先端部の係合凹部14を開口する方向に向かって開回動され、このフック16にて支持アーム140 に固定された固定ピン155 の固定が解除される。 【0119】また、ミッション装置6のケース本体部23の上下の取付支軸139 及び出力軸36の連結軸部38を中心として支持アーム140 及び伝動ケース68をそれぞれ畦塗り機本体1の進行方向の左側部に向かって回動すると、この支持アーム140 及び伝動ケース68にて畦塗り体146 が畦塗り機本体1の進行方向の左側部に配置固定されたロータリー98の後方に向かって回動され、この支持アーム140 に固定された固定ピン155 が畦塗り機本体1の左側部の上下の固定アーム13間に設けられたフック16の案内縁部18に当接される。 【0120】また、この支持アーム140 及び伝動ケース68を更に回動すると、この支持アーム140 の固定ピン155 にてフック16が押動され、このフック16がトグルばね21に抗して取付軸15を中心として開回動され、この固定ピン155 が上下の固定アーム13の係合凹部14に係合されとともに、フック16がトグルばね21の復帰力によって閉回動され、このフック16が上下の固定アーム13の係合凹部14に係合した固定ピン155 に係合され、このフック16にて固定ピン155 が固定される。 【0121】そして、支持アーム140 の両側部のブラケット145 及び伝動ケース68にて支持された畦塗り体146 が畦塗り機本体1の進行方向の左側部に配置固定されたロータリー98の後方の所定の位置に配置固定される。 【0122】この際、すなわち、出力軸36の連結軸部38を回動中心として伝動ケース68が畦塗り体146 をロータリー98の後方の左側部に向かって回動する際は、この連結軸部38の第3のベベルギヤ64に伝動ケース68内の連動軸74の内端部の第4のベベルギヤ75が噛合したままの状態でこの第3のベベルギヤ64の周面に沿って回転移動され、したがって、出力軸36の連結軸部38を回動中心として伝動ケース68がスムーズに回動される。 【0123】したがって、支持アーム140 及び伝動ケース68にて畦塗り体146 がロータリー98の後方の左側部に向かってスムーズに回動され、この畦塗り体146 がロータリー98の後方の右側部の所定の位置に移動されるとともに、この支持アーム140 の固定ピン155 が左側部のフック16にて上下の固定アーム13に固定され、この畦塗り体146 がロータリー98の後方の左側部の所定の位置に配置されて連結固定される。 【0124】また、歯車切換え機構62の操作レバー61を回動操作すると、この回動操作軸59の連動突片60にて係合ピン56を介して摺動筒部54が案内杆55に沿って軸方向に移動されるとともに、この摺動筒部54を有する作動体52にて連動体47が出力軸36のスプライン軸部39に沿って第2のベベルギヤ44に向かって摺動され、この連動体47の他端部の複数の連動爪50が第2のベベルギヤ44の内端部の複数の係合爪46にそれぞれ噛合される。 【0125】そして、入力軸26の回転でベベルギヤ29が回転されると、このベベルギヤ29にて第2のベベルギヤ44が回転されるとともに、この第2のベベルギヤ44に噛合した連動体47が回転され、この連動体47をスプライン嵌合した出力軸36が駆動回転されるようにこれらが連結される。なお、この際、第1のベベルギヤ40は出力軸36を連動回転することなくフリーで回転するようになる。 【0126】また、畦塗り体146 をロータリー98の後方の左側部に配置固定した支持アーム140 の外側部のブラケット145 に連結フレーム156 を介して連結した取付フレーム157 の先端部(畦塗り体98を右側部に配置した際の後端部)にホルダー158 を固定し、このホルダー158 に案内板160 を下端部に有する吊持杆159 を挿通して上下動調節し、この案内板160 をロータリー98の外方に対向した所定の位置に配置した状態でこの案内板160 の吊持杆159 をホルダー158 に取り付ける。 【0127】つぎに、トラクタTの三点懸架機構にて畦塗り機本体1を下降すると、この畦塗り機本体1のロータリー98が前行程での旧畦Aの未作業部分の畦際に設置されるとともに、畦塗り体146 が前行程での旧畦Aの未作業部分の終端部の旧畦A上に設置される。 【0128】なお、必要に応じて深浅調節手段118 の操作ハンドル128 を回動操作することにより、この操作ハンドル128 の調節螺杆127 が回動されるとともに、この調節螺杆127 に沿って調節支杆130 が上下動され、この調節支杆130 の下端部の支持体133 にて前側伝動ケース96が入力軸26を中心として上下に回動され、この伝動ケース96のロータリー98が前行程での旧畦Aの未作業部分の状況に応じて更に適正な作業深度に設定される。 【0129】また、必要に応じて方向輪支持手段85の操作ハンドル89を回動操作することにより、この操作ハンドル89の調節螺杆90が回動されるとともに、この調節螺杆90に沿って調節支杆92が上下動され、この調節支杆92の下端部の方向輪84が伝動ケース68を支持して直進走行を案内する所定の高さ位置に調節設定される。 【0130】そして、トラクタTにて畦塗り機本体1が旧畦A際に沿って前進されるとともに、この畦塗り機本体1のロータリー98及び畦塗り体146 が駆動回転されると、前行程での旧畦Aの畦塗り修復作業と同様にロータリー98の各切削刃97にて旧畦A際の泥土が旧畦Aの未作業部分に向かって順次跳ね上げられるとともに、これらの泥土がロータリーカバー104 に案内されて旧畦Aの未作業部分の上部及び側部に放出されて盛り土され、これらの泥土がスリップ回転しつつ進行される畦塗り体146 にて順次塗り付けられて前行程での旧畦Aの未作業部分が順次整畦される。 【0131】したがって、トラクタT及び畦塗り機本体1を方向転換しても、このトラクタを後退走行することなく、トラクタTを前進走行させて畦塗り機本体1を牽引してロータリー98及び畦塗り体146 にて前行程での旧畦Aの未作業部分の畦塗り作業が行われ、旧畦Aの側部が傾斜側面部aとして、旧畦Aの肩部が傾斜肩面部bとして、旧畦Aの上部が水平上面部cとして、それぞれ前行程での場合と同様に略全長に亘って整然と畦塗り整畦される。 【0132】つぎに、道路走行等の非作業時の移動に際しては、例えば、旧畦Aの未作業部分を整畦した後の移動時には、畦塗り機本体1の進行方向に対して左側部の上下の固定アーム13間のフック16の操作ハンドル19をストッパー20から離間する方向に向かって回動操作すると、この操作ハンドル19のフック16がトグルばね21に抗して取付軸15を中心として開回動され、このフック16の係合凹部17が支持アーム140 の固定ピン155 から外れ、この固定ピン155 の固定が解除される。 【0133】また、トラクタTの三点懸架機構にて畦塗り機本体1を持ち上げてロータリー98及び畦塗り体146 を地上に離間された状態において、畦塗り体146 を畦塗り機本体1の進行方向に対して右側部または左側部に向かって移動する場合と同様に畦塗り機本体1の後方に向かって押動すると、この畦塗り体146 を支持した支持アーム140 及び伝動ケース68がそれぞれの取付支軸139 及び出力軸36の連結軸部38を中心として回動され、この畦塗り体146 が畦塗り機本体1の後方に向かって移動される。 【0134】そして、支持アーム140 の固定手段161 の固定ピン172 が畦塗り機本体1の固定枠8の一側部に当接して支持アーム140 の回動が一時的に停止された時点で、固定手段161 の操作ハンドル170 を回動操作すると、この操作ハンドル170 の回動操作体171 はこの下端面のカム面169 の傾斜状部168 が固定パイプ163 の上端部のカム面166 の傾斜状部165 に沿って摺動するとともにコイルスプリング174に抗して上下動杆173 を引き上げながら上動される。 【0135】また、この回動操作体171 のカム面169 の水平状部167 が固定パイプ163 の上端部のカム面166 の水平状部164 に乗り上げるとともに、この回動操作体171 にて引き上げられる上下動杆173 の下端部の固定ピン172 が固定パイプ163 の案内孔162 内に引き上げられ、この固定ピン172 が畦塗り機本体1の固定枠8の一側部から外れる。 【0136】また、支持アーム140 を畦塗り機本体1の後方に向かって更にわずかに押動すると、この支持アーム140 が畦塗り機本体1の固定枠8上に移動され、この支持アーム140 の固定手段161 の固定ピン172 が固定枠8の係合孔7上に位置された時点で支持アーム140 の回動を停止させる。 【0137】また、固定手段161 の操作ハンドル170 を回動操作すると、この操作ハンドル170 の回動操作体171 はカム面169 の水平状部167 が固定パイプ163 の上端部のカム面166 の水平状部164 から外れるとともに、コイルスプリング174 の復帰力により回動操作体171 が引き下げられる。 【0138】そして、このカム面169 の傾斜状部168 が固定パイプ163 のカム面166 の傾斜状部165 に係合されるとともにこの回動操作体171 の上下動杆173 がコイルスプリング174 の復帰力により下降され、この上下動杆173 の下端部の固定ピン172が固定パイプ163 の案内孔162 から固定枠8の係合孔7内に嵌合される。 【0139】したがって、畦塗り機本体1の固定枠8に畦塗り体146 を支持した支持アーム140 が後方に向かって延在した状態で固定される。すなわち、畦塗り体146 を支持した支持アーム140 及び伝動ケース68は畦塗り機本体1の進行方向に対して右側部または左側部に片寄ることなく畦塗り機本体1の略中間部に位置して重量バランスを保持する状態で畦塗り機本体1の固定枠8に固定される。 【0140】そして、畦塗り機本体1は全体として重量バランスが保持されることにより、道路走行等の非作業時の移動に際しては、転倒するおそれがなく安定した状態で移動することができる。 【0141】なお、固定手段161 の固定ピン172 の引き上げ操作は、この固定ピン172 が畦塗り機本体1の固定枠8の一側部に当接してから引き上げ操作する場合に限らず、たとえば、支持アーム140 の固定ピン155 の固定を解除した後に固定手段161の固定ピン172 を引き上げ操作し、この固定ピン172 を固定パイプ163 内の案内孔162 内に後退させてから畦塗り体146 を支持した支持アーム140 及び伝動ケース68を畦塗り機本体1の後方に向かって回動するようにしてもよい。 【0142】また、前記実施の形態において、深浅調節手段118 は、畦塗り機本体1の左右部に設けられた支持体11の選択した一方にロータリー98を下端部に有する前側伝動ケース96の設置方向に応じて着脱自在に取り付ける場合について説明したが、これに限らず、深浅調節手段118 は畦塗り機本体1の左右部に設けられた支持体11にそれぞれ取り付けるようにしてもよい。 【0143】また、前記実施の形態では、ロータリー98を下端部に有する前側伝動ケース96及び畦塗り体146 を支持した支持アーム140 及び伝動ケース68はそれぞれ手動操作により左右方向に回動する場合について説明したが、これに限らず、ロータリー98を下端部に有する前側伝動ケース96及び畦塗り体146 を支持した支持アーム140 及び伝動ケース68はそれぞれ機械的手段等の回動操作手段により左右方向に回動するようにしてもよい。 【0144】さらに、前記実施の形態では、ロータリー98を下端部に有する前側伝動ケース96はミッション装置6の入力軸26を中心として、畦塗り体146 を支持した支持アーム140 及び伝動ケース68はそれぞれのミッション装置6のケース本体部23の上下の取付支軸139 及び出力軸36の連結軸部38を中心として、それぞれ回動可能に設け、このロータリー98及び畦塗り体146 を畦塗り機本体1の進行方向に対して右側部、または、左側部の選択した一方側に配置して固定する場合について説明した。 【0145】すなわち、ロータリー98及び畦塗り体146 を畦塗り機本体1の進行方向に対して右側部、または、左側部の選択した一方側に切り換え可能に固定する場合について説明したが、これに限らず、ロータリー98を下端部に有する前側伝動ケース96及び畦塗り体146 を支持した支持アーム140 及び伝動ケース68は、畦塗り機本体1の進行方向に対して右側部、または、左側部の一方側にのみ配置して固定し、このロータリー98及びこのロータリー98の後方に畦塗り体146 をそれぞれ固定し、これらを畦塗り機本体1の進行方向に対して左右に切り換え不能にするようにしてもよい。 【0146】このように構成することにより、標準仕様の畦塗り機が構成される。そして、段々田畑を区画する上部に垂直状側部dの段差を有する旧畦Aを修復する際に、畦塗り体146 の上面修復部151 の外端部にて旧畦Aの垂直状側部dを切削したり、この垂直状側部dを崩落させることを防止できるとともに、畦塗り体146 の側面修復部149 、肩面修復部150 及び上面修復部151 にて旧畦Aの側部が傾斜側面部aとして、旧畦Aの肩部が傾斜肩面部bとして、旧畦Aの上部が水平上面部cとして、それぞれ修復され全体として整然と整畦される。 【0147】さらに、前記各実施の形態において、ミッション装置6の出力軸36の連結軸部38にこの連結軸部38を中心として伝動ケース68の一端部の回動体70を回動自在に取り付けるとともに、この連結軸部38に第3のベベルギャ64及びこの第3のベベルギャ64に噛合した第4のベベルギャ75を有する歯車機構82を介して伝動ケース68内の連動軸74を連動連結したことにより、この歯車機構82にて上下方向の出力軸36の連結軸部38に対して角度を有する交差方向の連動軸74を出力軸36により確実に回転させることができる。 【0148】また、畦塗り機本体1の進行方向に対して畦塗り体146 を右側部または左側部に切換え回動する際に、出力軸36の連結軸部38に伝動ケース68の一端部の回動体70を取り付けた状態のままで互いに噛合した第3のベベルギャ64及び第4のベベルギャ75を有する歯車機構82を介して出力軸36の連結軸部38を中心として伝動ケース68を容易に回動させることができる。 【0149】 【発明の効果】請求項1の発明によれば、ミッション装置の出力軸の回転に連動される伝動ケースの連動軸に畦塗り体の回転軸の内端部が連結され、この畦塗り体の外端部にこの畦塗り体を駆動回転させる駆動系を設けた伝動ケース部材を有しないため、段差を有する旧畦を修復する際に畦塗り体の外端部が旧畦の水平状上部の外側端部に連続する垂直状側部等の段差側部に当接したり、この畦塗り体が段差側部によって横移動した状態で旧畦を修復することがなく、この畦塗り体にて旧畦を初期の形態に固く締め固めて確実に修復することができ、この畦塗り体にて垂直状側部等の段差側部を切削したり、この段差側部を突き崩して崩落させることを確実に防止できる。 【0150】また、ミッション装置は入力軸により歯車連動機構を介して回転される上下方向の出力軸を有し、この出力軸にて畦塗り体を回転させる連動軸を連動回転させ、畦塗り体の外端部にこの畦塗り体を駆動回転させる前記ミッション装置からの駆動系を設けた伝動ケース部材を有しないため、畦塗り体を駆動回転させる駆動系の構成が簡単であり、ミッション装置と畦塗り体との間の空間に畦塗り体を駆動回転させる連動軸を有する伝動ケースを配置してこれらの空間を有効利用することができる。 【0151】請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、畦塗り体の回転軸は、支持アームの両側部に設けられた相対する板状のブラケット間に回転自在に軸支されていることにより、段差を有する旧畦を修復する際に外側部に位置する板状のブラケットにて旧畦の水平状上部の外側端部に連続する垂直状側部等の段差側部を切削したり、この段差側部を突き崩して崩落させることを確実に防止でき、したがって、畦塗り体にて旧畦を初期の形態に固く締め固めて確実に修復することができる。 【0152】請求項3の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、ロータリーは、ミッション装置の前側部に設けられた前側伝動ケースに回転自在に設けられ、かつ、この前側伝動ケース内に設けられた連動媒体を介して前記ミッション装置の入力軸にて回転されることにより、この前側伝動ケースにてロータリーを、畦塗り体の前方位置で畦塗り用の泥土を切削して旧畦上に跳ね上げる所定の位置に確実に配置することができる。そして、ミッション装置の入力軸にて連動媒体を介してロータリーを回転させ、このロータリーにて畦塗り用の泥土を切削して旧畦上に確実に跳ね上げることができる。 【0153】請求項4の発明によれば、請求項1乃至3のいずれか発明の効果に加え、ロータリーはミッション装置の入力軸を中心として、畦塗り体は前記ミッション装置の出力軸を中心として、それぞれ回動可能に設けられ、このロータリー及び畦塗り体は、畦塗り機本体の進行方向に対して右側部または左側部の選択した一方側に配置固定されることにより、畦塗り作業時に、たとえば、旧畦の終端部において畦塗り機本体を方向転換しても前行程での旧畦の終端部にロータリー及び畦塗り体をそれぞれ簡単に切り換え配置することができ、畦塗り機本体を後退走行させることなく前進走行させてロータリー及び畦塗り体にて前行程での旧畦の終端部の未作業部分を確実に畦塗り作業して修復することができる。 【0154】請求項5の発明によれば、請求項4の発明の効果に加え、ミッション装置の歯車連動機構は、出力軸の回転方向を切り換える歯車切換え機構を有するので、この歯車切換え機構を作動して出力軸の回転方向を切り換えることにより、畦塗り作業状況に応じて畦塗り体を旧畦に対してダウンカット方向またはアップカット方向に切り換えて駆動回転させることができ、また、畦塗り機本体の進行方向に対して右側部または左側部にロータリー及び畦塗り体をそれぞれ切り換え配置した場合にも十分に対処することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000188009 【氏名又は名称】松山株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月29日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】樺澤 襄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−127603 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月18日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−297568 |
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