| 【発明の名称】 |
耕耘装置の畦際処理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】涌田 毅
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| 【要約】 |
【課題】サイドカバーの外側に取り付けた処理爪により畦際処理作業を良好に行うことができる耕耘装置の畦際処理装置を提供する。
【解決手段】走行機体2に装着されるロータリ式耕耘装置1の側面を覆うサイドカバー18の外側に、下向きで後退角を有する爪身70の下部を内側に屈曲させた刃先部71を形成した処理爪7を取り付け、この処理爪7を上方に回動させて非作業状態に、下方に回動させて作業状態とするようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体2に装着されるロータリ式耕耘装置1の側面を覆うサイドカバー18に、耕耘巾より外方の畦際土を削り処理する処理爪7を設けた耕耘装置において、前記サイドカバー18の外側に下向きで後退角を有する爪身70の下部を内側に屈曲させた刃先部71を形成した処理爪7を取り付けることを特徴とする耕耘装置の畦際処理装置。 【請求項2】 処理爪7を畦際処理姿勢と非処理姿勢とに切換可能に設ける請求項1の耕耘装置の畦際処理構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタ或いは耕耘機等の走行機体に装着される耕耘装置の畦際処理構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、前記のような走行機体に装着されるロータリ式耕耘装置は、ロータリ部の側面を覆うサイドカバーに直杆状の処理爪を設けて耕耘巾より外方の地面を削り、畦際で未耕耘地となる部分の雑草等を処理するように構成している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の構成による耕耘装置の畦際処理装置は、ロータリ部の側面を覆うサイドカバーに取付けられる処理爪が直杆状であるため、土削り時の反転がうまく行われなかったり雑草や藁屑等の引っ掛かりを生じやすい等の欠点があった。また、この処理爪はサイドカバー又はロータリ軸の取付ブラケットに着脱が困難な固定構造で設けられているため、畦際処理を必要としない耕耘作業時において土壌抵抗を大きくしたり、不用意にコンクリート製の畦等に接当させた場合にサイドカバー等を変形させたり、耕耘装置を破損する等の問題がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために本発明の耕耘装置の畦際処理装置は、第1に、走行機体2に装着されるロータリ式耕耘装置1の側面を覆うサイドカバー18に、耕耘巾外の畦際土を削り処理する処理爪7を設けた耕耘装置において、前記サイドカバー18の外側に、下向きで後退角を有する爪身70の下部を内側に屈曲させた刃先部71を形成した処理爪7を取り付けることを特徴としている。 【0005】第2に、処理爪7を畦際処理姿勢と非処理姿勢とに切換可能に設けることを特徴としている。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。1は、本発明に係わる畦際処理装置を有するロータリ式の耕耘装置であり、この耕耘装置1は前部側の上下に形成した取付部10,11を、トラクタ等の走行機体2の後部に配置した昇降リンク機構等からなる取付部(ヒッチ)3に着脱可能に装着している。 【0007】そして、この耕耘装置1は従来の装置と同様な構造で、図3に示すように走行機体2から入力伝動される伝動機構を有する伝動支持枠12の両側端に、伝動ケース13と支持枠15を下方に向けて設け、両者の下部にロータリ部4のロータリ軸40を回転駆動可能に支持している。このロータリ部4は、ロータリ軸40の周囲に複数の耕耘爪41を設け、その回転軌跡の上方に沿わせてロータリカバー16を設け、更にこのロータリカバー16の後部に図1に示すように枢支部を介してリヤカバー17を揺動回動可能に取り付けている。 【0008】また、図3に示すようにロータリカバー16の両側には平板部材を一体的に下方に向けて設け、その外側面を伝動ケース13と支持枠15とに各止着してサイドカバー18,18を形成している。そして、この図示例において本発明に係わる畦際処理装置5は、以下に詳述する構成により畦際処理姿勢(作業姿勢)と非作業姿勢とに切換可能で、且つアタッチメント的に着脱可能に構成している。 【0009】即ち、畦際処理装置5は、支持枠15に形成された、ロータリ軸40を軸支する軸受部15a(図4,5)の取付部15bに、取付ネジ15cを介して着脱可能に取着される取付板50と、この取付板50に一体的に取着形成されて前方側に延設した取付軸(取付部)51aを有する支持板51と、この支持板51の取付軸51aに切換機構6を介して姿勢切換可能に取り付けられた処理爪7とから構成している。 【0010】なお、取付板50はその外周を内側に屈曲させ周壁50aを形成して箱状にすることにより、この周壁50aによって支持枠15の下部を覆って剛性高くしている。前記切換機構6は、処理爪7を耕耘爪41のロータリ軸40に対する取付手段と同様な構成のホルダ60(図4)を有する椀型状の取付座61を、前記支持板51の取付軸51aに内側からリング状のバネ座62を介挿して嵌挿した状態で、両者を取付ネジ63を挿通して締結して処理爪7を取付軸51aに弾性的に付勢して支持している。 【0011】前記構成により処理爪7を、前記バネ座62の弾性力に抗して取付軸51aを中心として図1に示すような下向きの作業姿勢と、図2に示すような前方側に上向きに回動退避させた非作業姿勢とに切り換えて保持することができる。なお、この処理爪7は、作業姿勢において図4に示すように取付板50から突設した周壁50a(ストッパー)と接当して走行時の接地抵抗を受け止めて作業姿勢における姿勢支持を行うようにしている。 【0012】また、この実施形態における処理爪7は、耕耘爪41と同様なものを反転させた状態で固定することができ、これによって畦際処理作業を適切に行うと共に、廉価な畦際処理装置5を提供することができる。即ち、処理爪7は図1に示す作業姿勢において、その湾曲状の爪身70を後退角を持った状態で支持板51と平面視で略同一な位置(図3,図4参照)に切換機構6を介して取着していると共に、爪身70の先端の刃先部71をサイドカバー18に近接させるように内向きに屈曲形成している。 【0013】以上ように構成した畦際処理装置5備えた耕耘装置1を使用した耕耘作業は、処理爪7を図1,図3に示す作業姿勢に下げた状態で走行機体2を走行させて畦際の耕耘作業を行うと、ロータリ部4による耕耘巾の最外側と畦A(図示例ではコンクリートブロックの畦を示す)との間の未耕耘地部分を処理爪7によって掻き削るように畦際処理することができ、更に前記耕耘巾内を耕耘爪41によって従来の装置と同様に耕耘することができるものである。 【0014】この畦際処理作業に当たり、処理爪7は耕耘爪41と同様なものを反転させた状態で後退角を有して内向きにしているので、爪身70で大きな土壌抵抗を生じさせることなく円滑に土中に侵入し、その刃先部71で土を削りながら反転させることができ、これにより削られた部分の表面に生えている雑草等は下向きになって、育成される作物の成長等を阻害することを良好に防止することができるものである。 【0015】そして、前記のように畦際耕耘作業を行ない、次位に隣設する通常の耕耘作業を行うときは、処理爪7を前記の如く切換機構6の取付軸51aを中心に回転させて図2に示すような非作業姿勢に切り換えると、この処理爪7は上方に回動退避して地面から離間した状態で姿勢支持が確実に行われるので、この処理爪7は他に接当する不具合や接地抵抗を生ずることなく、通常の耕耘作業を行うことができるものである。 【0016】また前記非作業姿勢にある処理爪7はバネ座62に抗して取付軸51aを中心に下方に回動をさせると、前記の作業姿勢にワンタッチ状に切り換えることができるので、従来の装置のように姿勢切換の際に取付ネジ等を緊緩させて処理爪を着脱する手間を省くことができるものである。 【0017】 【発明の効果】本発明は以上のように構成したので次のような効果を奏することができる。請求項1の発明により、サイドカバーの外側において、下向きで後退角を有する爪身の刃先部を内側に屈曲形成して取り付けられた処理爪は、大きな土壌抵抗を伴うことなく土を適切に削って畦際処理作業を良好に行うことができる。 【0018】請求項2の発明により、処理爪を畦際処理姿勢と非処理姿勢とに切換可能に設けたことにより、畦際耕耘作業がなされて通常の耕耘作業が行われるとき、及び通常の耕耘作業から畦際耕耘作業を行うときに、従来の装置のように処理爪を一々着脱する作業が不要であり、両姿勢の切り換え作業を能力良く簡単に行うことができる。 【0019】また、処理爪の取り付けにあたり取付板或いは支持板を介してサイドカバーに取り付けるようにすると、処理爪を耕耘装置に対しアタッチメント的に取付けることが容易にできると共に、処理爪が畦畔等に不慮に接当した場合でも耕耘装置の損傷を防ぐことができる等の利点がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月3日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】小川 信一 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−103606 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月20日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−270784 |
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