| 【発明の名称】 |
変速操作装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】中島 英夫
【氏名】野知 晋
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| 【要約】 |
【課題】無段変速装置が使用された場合でも、変速操作を容易にできて、しかも、この変速操作時の操向操作を安定性よく行うことができるようにする。
【解決手段】操向操作体7のグリップ部G近くに操作部材14を回転及び回転中心線の長さ方向に移動自在に支持し、該操作部材14の回転により変速装置を切換え、さらに、該操作部材14の回転中心線の長さ方向への移動により係合する内面歯15a及び回転止め歯15bを設けて、操作部材14の回転を拘束し、操作部材14から指を離しても変速状態を維持することができるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 索状体を介して変速装置を操作する操作部材を備えた変速操作装置において、前記操作部材は、操作力を前記索状体に伝達するための回転、及びこの回転を拘束/解除するための回転中心線の長さ方向への移動が自在であり、さらに、該操作部材の回転中心線の長さ方向への移動により該操作部材の回転を拘束する回転拘束手段を備えていることを特徴とする変速操作装置。 【請求項2】 前記操作部材の回転操作力を増加して前記索状体に伝達する減速歯車を備えている請求項1記載の変速操作装置。 【請求項3】 前記操作部材は、回転中心線回りに内面歯及び外面歯が設けられた筒状の小径歯車を備え、さらに前記操作部材を支持する支持部材を備え、該支持部材は、前記内面歯と噛合/離脱自在の回転止め歯、及び前記小径歯車と噛合し、前記操作部材の操作力を前記索状体に伝達する大径歯車を備えている請求項1記載の変速操作装置。 【請求項4】 前記支持部材は、第1グリップ部及び該第1グリップ部と交差する第2グリップ部を備え、これら第1及び第2グリップ部の一方に前記操作部材が支持されている請求項3記載の変速操作装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、耕耘、土入れ、うね立て、溝堀り等の農作業を行うための歩行型農作業機用に好適な変速操作装置に関する。 【0002】 【従来の技術】歩行型農作業機は、例えば実開昭59−40564号公報を図8に示すように、機体Bを支持する走行車輪Cと、該走行車輪Cを駆動するエンジンDと、該エンジンDからの回転速度を変速して前記走行車輪Cに伝達する変速装置Eと、該変速装置Eを操作する変速操作装置Fと、左右の両手で把持可能とした操向操作体Gとを備え、該操向操作体Gを両手で把持して、操向操作を行うように構成されている。 【0003】そして、一般に、前記変速操作装置Fは、図8に記載されているように、前記機体Bの後部に、前記操向操作体Gを操作する位置から変速操作することができるように構成されているのであるが、この構成の場合、前記操向操作体Gから大きく離れた位置に変速操作装置Fが配置されているから、前記操向操作体Gを操作する位置からの操作が行い難いという不具合があつた。 【0004】そこで、本発明出願人は、左右操向操作体の間にステーを架設して、該ステーに、揺動自在の操作レバーが設けられた変速操作装置を支持し、操向操作体を操作する位置から前記操作レバーを容易に操作することができるようにした農作業機を先に出願した(特願平8−171519号)。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、左右操向操作体の間に架設されたステーに変速操作装置を支持した農作業機にあっては、操向操作体を把持した手を操向操作体から外して操作部材を摘み、この摘み状態で操作部材を揺動操作する必要があり、操向操作体を把持した状態で変速することができなかったのである。従って、変速装置として、特に無段変速装置が使用された場合、変速操作が行い難いし、さらにこの変速操作時の操向操作が不安定になるという不具合がある。 【0006】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、操作力を索状体に伝達するための回転、及びこの回転を拘束/解除するための回転中心線の長さ方向への移動が自在の操向操作体と、該操作部材の回転を拘束する回転拘束手段を設けることにより、無段変速装置が使用された場合でも、変速操作を容易にできて、しかも、この変速操作時の操向操作を安定性よく行うことができる変速操作装置を構成する点にある。 【0007】 【課題を解決するための手段】第1発明に係る変速操作装置は、索状体を介して変速装置を操作する操作部材を備えた変速操作装置において、前記操作部材は、操作力を前記索状体に伝達するための回転、及びこの回転を拘束/解除するための回転中心線の長さ方向への移動が自在であり、さらに、該操作部材の回転中心線の長さ方向への移動により該操作部材の回転を拘束する回転拘束手段を備えていることを特徴とする。 【0008】この第1発明にあっては、操作部材を回転中心線の長さ方向に移動させて回すことにより、変速することができ、この変速操作後、操作部材を回転中心線の長さ方向に移動させるだけで、変速操作状態を確実に保持することができる。従って、変速操作装置を、農作業機の操向操作体近くに装着することにより、無段変速装置が使用された場合でも、操向操作体を把持した状態で操作部材を回して容易に変速操作することができ、しかも、この変速操作時の操向操作を安定性よく行うことができるのである。 【0009】さらに、変速操作時には操作部材を回転中心線の長さ方向に移動させて、該操作部材の回転拘束を解除するから、この回転拘束手段に影響されることなく、小さな操作力で変速操作を行うことができる。 【0010】第2発明に係る変速操作装置は、前記操作部材の回転操作力を増加して前記索状体に伝達する減速歯車を備えていることを特徴とする。 【0011】この第2発明にあっては、減速歯車により減速比を稼いで操作部材の回転操作力を増加することができるから、小さな回転操作力で変速することができ、変速操作がより一層容易に行える。 【0012】第3発明に係る変速操作装置は、前記操作部材は、回転中心回りに内面歯及び外面歯が設けられた筒状の小径歯車を備え、さらに前記操作部材を支持する支持部材を備え、該支持部材は、前記内面歯と噛合/離脱自在の回転止め歯、及び前記小径歯車と噛合し、前記操作部材の操作力を前記索状体に伝達する大径歯車を備えていることを特徴とする。 【0013】この第3発明にあっては、減速歯車を構成する小径歯車の内面に、回転拘束手段を構成する内面歯を設けているから、操作部材の回転中心線の長さ方向への移動により前記内面歯の前記回転止め歯との噛合が外れた場合でも、前記大径歯車の小径歯車との噛合状態を良好に維持することが可能であり、従って、変速操作時、操作部材の回転操作力を常に大径歯車から索状体に確実に伝達することができる。 【0014】しかも、小径歯車の内面に内面歯を設けて、該内面歯に回転止め歯が噛合/離脱するようにしているから、これら内面歯及び回転止め歯の噛合長さを十分に確保すことができる。従って、操作部材の回転止めをより一層良好に行うことができる。 【0015】第4発明に係る変速操作装置は、前記支持部材が、第1グリップ部及び該第1グリップ部と交差する第2グリップ部を備え、これら第1及び第2グリップ部の一方に前記操作部材が支持されていることを特徴とする。 【0016】この第4発明にあっては、第1及び第2グリップ部の一方を、変速操作時に把持する専用のグリップ部とし、他方を、非変速操作時に把持する通常の操向操作体とすることができるので、操向操作体を把持して通常の操向操作を行うことができて、しかも、変速操作を行う場合、第1及び第2グリップ部の他方から一方に迅速に握り換えることができ、この一方を把持して操作部材を容易に回転操作することができる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は変速操作装置の拡大横断平面図、図2は図1のX−X線の断面図、図3は図1のカバー体を省略したY−Y線の断面図、図4は操作部材の回転拘束を解除した状態の説明図、図5は変速操作装置を操向操作体に装着した状態の斜視図、図6は農作業機に装着した状態の平面図、図7は農作業機に装着した状態の側面図である。 【0018】図6、図7に示した実施の形態の農作業機は、機体1に搭載されたエンジン2及び該エンジン2の駆動軸に連動する主軸及びPTO軸が設けられたミッションケース3と、該ミッションケース3の主軸の回転に連動する左右一対の走行車輪4,4と、走行機体1の後端部に設けられるヒッチ5と、前記ミッションケース3の上部側に設ける支持台6と、該支持台6から受杆を介して後方に向かって斜め上方に延びる左及び右操向操作体7a,7bとを備えた歩行型農作業機である。 【0019】ミッションケース3内には、変速操作装置Aの操作で前進速及び後進速に無段階に変速可能としたハイドロスタティックトランスミッション(HST)を用いてなる変速装置を内装して、変速操作装置Aの操作に連動する索状体8を介してハイドロスタティックトランスミッションのコントロール軸(図示せず)を回動制御し、所定の変速段位に切換えるようにしている。 【0020】ヒッチ5には、ロータリー装置などの作業装置9が着脱自在に支持される。また、前記ミッションケース3の一側には、前記PTO軸の回転に連動する動力伝達機構を内蔵した伝動ケース10が支持され、この伝動ケース10内のPTOクラッチが設けられた動力伝達機構を介して前記作業装置9における耕耘ケース11内の入力軸を駆動するようにしている。 【0021】左及び右操向操作体7a,7bは、図6、図7のように前記支持台6に一端部が支持された受杆の他端部から左右両側に分かれており、左操向操作体7aの端部には左手で把持する第1グリップ部70aが設けられ、また、右操向操作体7bの端部には右手で把持する第1グリップ部70bが設けられている。 【0022】これら左及び右操向操作体7a,7bの第1グリップ部70a,70bの近くには、その第1グリップ部70a,70bを把持した手で操作可能なサイドクラッチレバー12a,12bを設けて、各サイドクラッチレバー12a,12bの操作に連動する第1及び第2索状体(図示せず)を介して前記ミッションケース3内の左右サイドクラッチ(図示せず)を個別に入切制御することができるようにしている。 【0023】図1〜図3に示した実施の形態の変速操作装置Aは、前記右操向操作体7bを用いてなる支持部材13を備える。この支持部材13は、前記第1グリップ部70bと、該第1グリップ部70bの近くから外側、即ち、左操向操作体7aと反対側に向かって突出する杆状の第2グリップ部70cとを備える。 【0024】そして、変速操作装置Aは、前記第2グリップ部70cに、操作力を前記索状体に伝達するための回転、及びこの回転を拘束/解除するための回転中心線の長さ方向への移動が自在に支持される操作部材14と、該操作部材14の回転中心線の長さ方向への移動により該操作部材14の回転を拘束する回転拘束手段15と、操作部材14の回転操作力を増加して前記索状体8に伝達する減速歯車16と、該減速歯車16の大径歯車16bに取付けられ、前記索状体8の一端を受止める索受体17と、前記操作部材14を前記回転拘束手段15側に常時付勢する付勢ばね18とを備えている。 【0025】操作部材14は、第2グリップ部70cに回転及び回転中心線の長さ方向に移動自在に支持される嵌合筒部14aと、該嵌合筒部14aよりも大径の筒状の操作部14bと、前記嵌合筒部14aの孔周りから操作部14bと反対側に向かって突出する筒状の小径歯車16aとを備えている。 【0026】操作部14bの内側には、バネ受け段部14cを設け、また、第2グリップ部70cの中途には止ピン19を設け、該止ピン19と前記ばね受け段部14cとの間にばね受け板20を介して前記付勢ばね18を受止めている。 【0027】減速歯車16の小径歯車16aは、前記操作部14bと一体に形成された筒部14dの外側に、前記大径歯車16bと噛合する外面歯が設けられ、また、内面に内面歯15aが設けられている。 【0028】回転拘束手段15は、前記内面歯15aと、前記第2グリップ部70cの外周面に固定され、前記内面歯15aに噛合する回転止め歯15bとを備えている。この回転拘束手段15は、前記操作部材14を前記付勢ばね18の力に抗して移動させることにより、内面歯15aの回転止め歯15bとの噛合が離脱し、回転拘束を解除することができる。なお、図1、図2に示した実施の形態の内面歯15a及び回転止め歯15bは、セレーション構造の歯としているが、その他、スプライン構造の歯としてもよいのであり、その構造は特に制限されない。 【0029】小径歯車16a及び大径歯車16bを用いてなる減速歯車16の前記大径歯車16bは、前記第2グリップ部70cの基端部に突設されたブラケット21に枢支軸22を介して回転自在に支持され、止め輪23を介して軸方向移動は拘束されている。この大径歯車16bには嵌合筒部16cを介して前記索受体17を取付けている。 【0030】この索受体17は、円板状に形成され、その外周部に前記索状体8の一端を係止している。また、索受体17の外周面には、前記索状体8を巻きつける索巻付け溝が設けられている。 【0031】索状体8は、右操向操作体7bの中途に固定されたアウター受24に支持されるアウター筒8aと、該アウター筒8a内に挿通され、一端が前記索受体17に係止されるインナーワイヤ8bとを備えている。 【0032】ブラケット21には、前記回転拘束手段15と、減速歯車16と、索受体17とを覆うカバー体26を取付けている。 【0033】支持部材13の第1グリップ部70b近くには、前記エンジン2からミッションケース3への動力の伝達を接合/離脱する主クラッチのクラッチ操作レバー27が入位置と切位置とに反転可能に支持している。また、支持部材13の第1グリップ部70b近くには、前記エンジン2の回転速度を制御するアクセルレバー28が設けられている。 【0034】尚、図5、図6中、29は索状体を介して前記左及び右操向操作体7a,7bを、支持台6から延びる受杆に対し揺動させて、第1グリップ部70a,70bの高さを調節する高さ調節レバーである。 【0035】以上の如く構成された歩行型農作業機は、右操向操作体7bの第1グリップ部70b近くに、支持部材13を介して操作部材14が回転及び回転中心線の長さ方向に移動自在に支持されているから、左操向操作体7aの第1グリップ部70aを左手で把持し、右操向操作体7bの第1グリップ部70bを右手で把持して農作業機の操向操作を行っている場合、右操向操作体7bの第1グリップ部70bを把持している右手を、第1グリップ部70b近くに設けている支持部材13に迅速に握り換えることができ、該支持部材13を把持する右手で操作部材14を回転及び回転中心線の長さ方向に移動操作することができる。 【0036】しかして、支持部材13を把持した右手で操作部材14を摘み、該操作部材14を付勢ばね18の力に抗して移動させることにより、操作部材14の回転拘束を解除できるから、該操作部材14を回すことにより、その回転操作力が減速歯車16により増加されて索受体17を回転させることができ、該索受体17に係止した索状体8を介して前記ハイドロスタティックトランスミッションを所定の変速段位に切換えることができる。 【0037】このように操作部材14を回転中心線の長さ方向に移動させて、該操作部材14の回転拘束を解除して変速操作を行うから、回転拘束手段15に影響されることなく、小さな操作力で容易に変速操作を行うことができる。 【0038】また、変速操作後、右手による操作部材14の摘みを外すことにより、付勢ばね18の力で操作部材14が自動的に回転中心線の長さ方向に移動し、内面歯15aが回転止め歯15bと噛合し、変速操作状態を確実に維持することができる。 【0039】従って、無段変速装置が使用された場合でも、右操向操作体7bを把持した状態で操作部材14を回すことにより、容易に変速操作することができ、しかも、変速操作後は、操作部材14を回転中心線の長さ方向に移動させるだけで、該操作部材14の回転を拘束することができ、操作部材14から手を離しても変速操作状態を維持することができる。 【0040】また、操作部材14に設ける小径歯車16aの内面に、回転拘束手段15の内面歯15aを設けているから、操作部材14の回転中心線の長さ方向への移動により前記内面歯15aの前記回転止め歯15bとの噛合が外れた場合でも、前記大径歯車16bの小径歯車16aとの噛合状態を良好に維持することが可能であり、従って、変速操作時、操作部材14の回転操作力を常に大径歯車16bに確実に伝達することができる。 【0041】また、内面歯15a及び回転止め歯15bの噛合長さを十分に確保すことができるため、操作部材14の回転止めをより一層良好に行うことができる。尚、以上説明した実施の形態では、減速歯車16を用いて、操作部材14の回操作力を増加して索受体17に伝達するようにしたが、そのた、減速歯車16をなくし、操作部材14に前記索受体17を設けた構造としてもよいし、また、前記索受体17をなくして操作部材14に索状体8を直接係止する構造としてもよい。 【0042】また、回転拘束手段15として、操作部材14に設ける小径歯車16aに内面歯15aを設け、支持部材13の外周面に回転止め歯15bを設けたが、該回転拘束手段15の構造はこれに限定されるものでなく、例えば操作部材14及び支持部材13の一方に第1凹凸部を設け、他方第1凹凸部と係合する第2凹凸部を設けた構造であってもよい。 【0043】また、操作部材14を付勢する付勢ばね18を設けて、変速操作後の操作部材14を殊更回転中心線の長さ方向に移動操作することなく、該操作部材を移動させることができ、回転拘束手段15の内面歯15a及び回転止め歯15bを噛合させることができ、さらに、この噛合が不用意に外れないようにしたが、その他、付勢ばね18に代えてゴムなどの弾性体を用いてもよい。 【0044】また、支持部材13の第2グリップ部70cは、右操向操作体7bに固定したが、その他、該第2グリップ部70cはバンド部材等の取付手段により右操向操作体7bに着脱可能に取付けてもよい。斯く構成することにより、変速操作装置の保守を容易に行うことができる。また、第2グリップ部70cは、第1グリップ部70bに対し交差状に設ける他、直交状に設けてもよいのであり、第1グリップ部70bに対する角度は特に制限されない。 【0045】また、以上説明した実施の形態では、右操向操作体7bの第1グリップ部70bとは別個に第2グリップ部70cを設けたが、その他、第2グリップ部70cをなくし、第1グリップ部70bに操作部材14を図1に示した実施の形態と同様に支持してもよい。 【0046】また、右操向操作体7bを支持部材13とする他、左操向操作体7bを支持部材13としてもよい。 【0047】 【発明の効果】第1発明に係る変速操作装置によれば、操作部材を回転中心線の長さ方向に移動させて回すことにより、変速することができ、この変速操作後、操作部材を回転中心線の長さ方向に移動させるだけで、変速操作状態を確実に保持することができる。従って、変速操作装置を、農作業機の操向操作体近くに装着することにより、無段変速装置が使用された場合でも、操向操作体を把持した状態で操作部材を回して容易に変速操作することができ、しかも、この変速操作時の操向操作を安定性よく行うことができるのである。 【0048】さらに、変速操作時には操作部材を回転中心線の長さ方向に移動させて、該操作部材の回転拘束を解除するから、回転拘束手段に影響されることなく、小さな操作力で変速操作を行うことができる。 【0049】第2発明に係る変速操作装置によれば、減速歯車により減速比を稼いで操作部材の回転操作力を増加することができるから、小さな回転操作力で変速することができ、変速操作がより一層容易に行える。 【0050】第3発明に係る変速操作装置によれば、減速歯車を構成する小径歯車の内面に、回転拘束手段を構成する内面歯を設けているから、操作部材の回転中心線の長さ方向への移動により前記内面歯の前記回転止め歯との噛合が外れた場合でも、前記大径歯車の小径歯車との噛合状態を良好に維持することが可能であり、従って、変速操作時、操作部材の回転操作力を常に大径歯車に確実に伝達することができる。 【0051】しかも、小径歯車の内面に内面歯を設けて、該内面歯に回転止め歯が接合/離脱するようにしているから、これら内面歯及び回転止め歯の噛合長さを十分に確保すことができる。従って、操作部材の回転止めをより一層良好に行うことができる。 【0052】第4発明に係る変速操作装置によれば、支持部材が備える第1及び第2グリップ部の一方を、変速操作時に把持する専用のグリップ部とし、他方を、非変速操作時に把持する通常の操向操作体とすることができるので、操向操作体を把持して通常の操向操作を行うことができて、しかも、変速操作を行う場合、第1及び第2グリップ部の他方から一方に迅速に握り換えることができ、この一方を把持して操作部材を容易に回転操作することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月1日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−103601 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月20日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−269039 |
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