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【発明の名称】 ロータリプラウ
【発明者】 【氏名】荒井 力雄

【要約】 【課題】従来のプラウはプラウの幅だけ土が横に移動し、耕起始めには土の山が、耕起終わりには土の谷ができ、整地するには大変な重労働である。

【解決手段】フレーム部2とロータ部3から構成され、フレーム部2における左右の水平フレーム2Bと、左右の水平フレーム2B間に回転自在に支持されたロータ部3は、左右の水平フレーム2Bの後端部分に進行方向とは逆方向に回転するよう支持されているシャフト3Aと、このシャフトに当該シャフトの右方から左方に順次回転方向に対して、第1ロータ単体4と第4ロータ単体7、第4ロータ単体7と第2ロータ単体5、第2ロータ単体5と第3ロータ単体6、第3ロータ単体6と第1ロータ単体4とがそれぞれ45度ずれた状態で取付け構成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下記のフレーム部(2)とロータ部(3)とから構成されていることを特徴とするロータリプラウ。
A.フレーム部(2)は、トラクタに連結される左右のロワアーム(2A)と、このロワアーム(2A)の後端に連結された左右の水平フレーム(2B)と、この水平フレーム(2B)の後端に上方に向け連設された左右の縦フレーム(2C)とから構成されていること。
B.左右の水平フレーム(2B)間に回転自在に支持されたロータ部(3)は、左右の水平フレーム(2B)の後端部分に進行方向とは逆方向に回転するよう支持されているシャフト(3A)と、このシャフトに当該シャフトの右方から左方に順次回転方向に対して、第1ロータ単体(4)と第4ロータ単体(7)とが45度、第4ロータ単体(7)と第2ロータ単体(5)とが45度、第2ロータ単体(5)と第3ロータ単体(6)とが45度、第3ロータ単体(6)と第1ロータ単体(4)とが45度とそれぞれずれた状態で取付けて構成され、a.第1ロータ単体(4)は、カッター部(4A)とこのカッター部に可変自在に取付けられたバケット部(4B)から構成され、イ.カッター部(4A)は、シャフト(3A)に当該シャフトの長手方向と直交すると共に、側面垂直状態で取付けられた左右の側板(4A1,4A1)と、この左右の側板の外周端に掛架張設された第1カッター(4A2)と第2カッター(4A3)と、左右の側板の下方に第1カッターと第2カッターと略平行な状態で張設された第1内方ガイド(4A21)と第2内方ガイド(4A31)により、シャフト(3A)を中心とした正面略ロ型の第1カッター容積部(4A22)と第2カッター容積部(4A32)が構成されていること。
ロ.バケット部(4B)は、第1カッター用バケット(4B1)と、第2カッター用バケット(4B2)から構成され、第1カッター用バケット(4B1)は、第1カッター容積部(4A22)内を移動する正面方形の板(4B11)と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸(4B12)と、この板(4B11)におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板(4B13)と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸(4B14)から構成され、これら左右の軸(4B14)は左右の側板(4A1,4A1)に対して枢着され、左右の軸(4B14)のうち右方の軸(4B14)の先端にはシャフト(3A)方向に向けたリンク(4B15)が固着され、このリンクの先端にはローラ(4B16)が回転自在に設けられ、第2カッター用バケット(4B2)は、第2カッター容積部(4A32)内を移動する正面方形の板(4B21)と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸(4B22)と、この板(4B21)におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板(4B23)と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸(4B24)から構成され、これら左右の軸(4B24)は左右の側板(4A1,4A1)に対して枢着され、左右の軸(4B24)のうち右方の軸(4B24)の先端にはシャフト(3A)方向に向けたリンク(4B15)が固着され、このリンクの先端にはローラ(4B26)が回転自在に設けられていること。
b.第2ロータ単体(5)は、カッター部(5A)とこのカッター部に可変自在に取付けられたバケット部(5B)から構成され、イ.カッター部(5A)は、シャフト(3A)に当該シャフトの長手方向と直交すると共に、側面垂直状態で取付けられた左右の側板(5A1,5A1)と、この左右の側板の外周端に掛架張設された第1カッター(5A2)と第2カッター(5A3)と、左右の側板の下方に第1カッターと第2カッターと略平行な状態で張設された第1内方ガイド(5A21)と第2内方ガイド(5A31)により、シャフト(3A)を中心とした正面略ロ型の第1カッター容積部(5A22)と第2カッター容積部(5A32)が構成されていること。
ロ.バケット部(5B)は、第1カッター用バケット(5B1)と、第2カッター用バケット(5B2)から構成され、第1カッター用バケット(5B1)は、第1カッター容積部(5A22)内を移動する正面方形の板(5B11)と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸(5B12)と、この板(5B11)におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板(5B13)と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸(5B14)から構成され、これら左右の軸(5B14)は左右の側板(5A1,5A1)に対して枢着され、左右の軸(5B14)のうち右方の軸(5B14)は、第1ロータ単体(4)を貫通して右方に引出され、その先端にはシャフト(3A)方向に向けたリンク(5B15)が固着され、このリンクの先端にはローラ(5B16)が回転自在に設けられ、第2カッター用バケット(5B2)は、第2カッター容積部(5A32)内を移動する正面方形の板(5B21)と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸(5B22)と、この板(5B21)におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板(5B23)と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸(5B24)から構成され、これら左右の軸(5B24)は左右の側板(5A1,5A1)に対して枢着され、左右の軸(5B24)のうち右方の軸(5B24)は、第1ロータ単体(4)を貫通して右方に引出され、その先端にはシャフト(3A)方向に向けたリンク(5B25)が固着され、このリンクの先端にはローラ(5B26)が回転自在に設けられていること。
c.第3ロータ単体(6)は、カッター部(6A)とこのカッター部に可変自在に取付けられたバケット部(6B)から構成され、イ.カッター部(6A)は、シャフト(3A)に当該シャフトの長手方向と直交すると共に、側面垂直状態で取付けられた左右の側板(6A1,6A1)と、この左右の側板の外周端に掛架張設された第1カッター(6A2)と第2カッター(6A3)と、左右の側板の下方に第1カッターと第2カッターと略平行な状態で張設された第1内方ガイド(6A21)と第2内方ガイド(6A31)により、シャフト(3A)を中心とした正面略ロ型の第1カッター容積部(6A22)と第2カッター容積部(6A32)が構成されていること。
ロ.バケット部(6B)は、第1カッター用バケット(6B1)と、第2カッター用バケット(6B2)から構成され、第1カッター用バケット(6B1)は、第1カッター容積部(6A22)内を移動する正面方形の板(6B11)と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸(6B12)と、この板(6B11)におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板(6B13)と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸(6B14)から構成され、これら左右の軸(6B14)は左右の側板(6A1,6A1)に対して枢着され、左右の軸(6B14)のうち左方の軸(6B14)は、第4ロータ単体(7)を貫通して左方に引出され、その先端にはシャフト(3A)方向に向けたリンク(6B15)が固着され、このリンクの先端にはローラ(6B16)が回転自在に設けられ、第2カッター用バケット(6B2)は、第2カッター容積部(6A32)内を移動する正面方形の板(6B21)と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸(6B22)と、この板(6B21)におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板(6B23)と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸(6B24)から構成され、これら左右の軸(6B24)は左右の側板(6A1,6A1)に対して枢着され、左右の軸(6B24)のうち左方の軸(6B24)は、第4ロータ単体(7)を貫通して左方に引出され、その先端にはシャフト(3A)方向に向けたリンク(6B25)が固着され、このリンクの先端にはローラ(6B26)が回転自在に設けられていること。
d.第4ロータ単体(7)は、カッター部(7A)とこのカッター部に可変自在に取付けられたバケット部(7B)から構成され、イ.カッター部(7A)は、シャフト(3A)に当該シャフトの長手方向と直交すると共に、側面垂直状態で取付けられた左右の側板(7A1,7A1)と、この左右の側板の外周端に掛架張設された第1カッター(7A2)と第2カッター(7A3)と、左右の側板の下方に第1カッターと第2カッターと略平行な状態で張設された第1内方ガイド(7A21)と第2内方ガイド(7A31)により、シャフト(3A)を中心とした正面略ロ型の第1カッター容積部(7A22)と第2カッター容積部(7A32)が構成されていること。
ロ.バケット部(7B)は、第1カッター用バケット(7B1)と、第2カッター用バケット(7B2)から構成され、第1カッター用バケット(7B1)は、第1カッター容積部(7A22)内を移動する正面方形の板(7B11)と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸(7B12)と、この板(7B11)におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板(7B13)と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸(7B14)から構成され、これら左右の軸(7B14)は左右の側板(7A1,7A1)に対して枢着され、左右の軸(7B14)のうち左方の軸(7B14)の先端にはシャフト(3A)方向に向けたリンク(7B15)が固着され、このリンクの先端にはローラ(7B16)が回転自在に設けられ、第2カッター用バケット(7B2)は、第2カッター容積部(7A32)内を移動する正面方形の板(7B21)と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸(7B22)と、この板(7B21)におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板(7B23)と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸(7B24)から構成され、これら左右の軸(7B24)は左右の側板(7A1,7A1)に対して枢着され、左右の軸(7B24)のうち左方の軸(7B24)の先端にはシャフト(3A)方向に向けたリンク(7B25)が固着され、このリンクの先端にはローラ(7B26)が回転自在に設けられていること。
C.第1ロータ単体(4)と第2ロータ単体(5)の開閉構造は、左右の水平フレーム(2B)における右の水平フレームの後端には、第1ロータ単体(4)における第1カッター用バケット(4B1),第2カッター用バケット(4B2)、第2ロータ単体(5)における第1カッター用バケット(5B1),第2カッター用バケット(5B2)が、それぞれロータ部(3)における上死点31の約180度手前の位置に達した時、これら各カッター用バケットを作動させる右方の水平フレーム(2B)に固着されているカム(8)によってロータ部(3)の回転で移動してくる右方側のローラ(4B16,4B26,5B16,5B26)をシャフト(3A)から遠ざけるように構成されていること。
D.第3ロータ単体(6)と第4ロータ単体(7)の開閉構造は、左右の水平フレーム(2B)における左の水平フレームの後端には、第3ロータ単体(6)における第1カッター用バケット(6B1),第2カッター用バケット(6B2)、第4ロータ単体(7)における第1カッター用バケット(7B1),第2カッター用バケット(7B2)が、それぞれロータ部(3)における上死点(31)の約180度手前の位置に達した時、これら各カッター用バケットを作動させる左方の水平フレーム(2B)に固着されているカム(9)によってロータ部(3)の回転で移動してくる左方側のローラ(6B16,6B26,7B16,7B26)をシャフト(3A)から遠ざけるように構成されていること。
【請求項2】 フレーム部(2)に当該フレーム部の進行方向と直交する状態で架設された横枠(2E1)に、フレーム部の進行方向と平行する状態で昇降調整自在に取付けられた適数枚の回転ナタ刃(2E2)から構成されている回転ナタ刃部(2E)を設けた請求項1記載のロータリプラウ。
【請求項3】 左右の縦フレーム(2C)の上端にはロータ部(3)の上面に添った状態でブラシ状のスクレッパ(10)が張設されている請求項1記載のロータリプラウ。
【請求項4】 左右の水平フレーム(2B)の下面における回転ナタ刃部(2E)とロータ部(3)との間に水平フレームの進行方向と直交する状態で回転自在に架設されたシャフト(11A)と、このシャフトに、水平フレームの進行方向と平行する状態で取付けられた適数枚の爪(11A1)から構成されている異物回避装置(11)を設けた請求項1記載のロータリプラウ。
【請求項5】 第1ロータ単体(4)のカッター部(4A)における第1カッター(4A2)と第2カッター(4A3)と、第2ロータ単体(5)のバケット部(5A)における第1カッター(5A2)と第2カッター(5A3)と、第3ロータ単体(6)のカッター部(6A)における第1カッター(6A2)と第2カッター(6A3)と、第7ロータ単体(7)のバケット部(7A)における第1カッター(7A2)と第2カッター(7A3)には回転方向と平行にスリット(SR)が刻設されている請求項1記載のロータリプラウ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な構成を有するロータリプラウに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
A.従来の技術の状態a.従来のプラウは、耕起始めには山ができ、耕起終わりには谷ができることになる。このため耕起後あらためて砕土を行うことが必要である。また、圃場土の表層と下層との交換が充分ではない。このため、耕起後圃場土を平に整地しないと作物の植え付けができない。しかし、整地するには大変な作業が必要である。
b.耕耘ロータリは、圃場土の表層と下層との反転がないので、表層にある稲わら、麦わら、線肥作物、堆肥などが作物の植え付けに大変邪魔になる。加えて、圃場土の表層と下層との反転がないので作物の生育が極端に悪い。
B.このような事態に対して、本出願人は先に実用新案登録第2116323号で開示されている「ロータリプラウ」を提供した。その内容は下記の通りである。すなわち、フレーム部2における左右の水平フレーム2B間に回転自在に支持されたロータ部3は、左右の水平フレーム2Bの後端部分に進行方向とは逆方向に回転するよう支持されているシャフト3Aと、このシャフト3Aに取付けられた左右の円盤3Bと、左右の円盤間に当該円盤の外周を3等分した位置をもって外周に添って張設されたカッター3Cと、この各カッターの内方に当該カッターに対して開閉自在に設けられたバケット3Dとから構成され、かつ、これら各バケット3Dは当該ロータ部3における上死点31より少しく後方位置でカッター3Cに対して離脱開口し、その他の位置ではカッター3Cに当接閉口するよう構成されていると共に、左右の傾斜フレーム2Cの上端にはロータ部3の上面に添った状態でスクレッパ4が張設されているロータリプラウである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。従来のプラウはプラウの幅だけ土が横に移動し、耕起始めには土の山が、耕起終わりには谷ができ、その後、整地をしないと作物の植付けができないので、整地をするのには大変な作業が必要である。本願は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、上述の問題を解決できるものを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は下記のようになるものである。すなわち、本発明のものは、下記のフレーム部2とロータ部3とから構成されているロータリプラウである。
A.フレーム部2は、トラクタに連結される左右のロワアーム2Aと、このロワアーム2Aの後端に連結された左右の水平フレーム2Bと、この水平フレーム2Bの後端に上方に向け連設された左右の縦フレーム2Cとから構成されていること。
B.左右の水平フレーム2B間に回転自在に支持されたロータ部3は、左右の水平フレーム2Bの後端部分に進行方向とは逆方向に回転するよう支持されているシャフト3Aと、このシャフトに当該シャフトの右方から左方に順次回転方向に対して、第1ロータ単体4と第4ロータ単体7とが45度、第4ロータ単体7と第2ロータ単体5とが45度、第2ロータ単体5と第3ロータ単体6とが45度、第3ロータ単体6と第1ロータ単体4とが45度とそれぞれずれた状態で取付けて構成され、a.第1ロータ単体4は、カッター部4Aとこのカッター部に可変自在に取付けられたバケット部4Bから構成され、イ.カッター部4Aは、シャフト3Aに当該シャフトの長手方向と直交すると共に、側面垂直状態で取付けられた左右の側板4A1,4A1と、この左右の側板の外周端に掛架張設された第1カッター4A2と第2カッター4A3と、左右の側板の下方に第1カッターと第2カッターと略平行な状態で張設された第1内方ガイド4A21と第2内方ガイド4A31により、シャフト3Aを中心とした正面略ロ型の第1カッター容積部4A22と第2カッター容積部4A32が構成されていること。
ロ.バケット部4Bは、第1カッター用バケット4B1と、第2カッター用バケット4B2から構成され、第1カッター用バケット4B1は、第1カッター容積部4A22内を移動する正面方形の板4B11と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸4B12と、この板4B11におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板4B13と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸4B14から構成され、これら左右の軸4B14は左右の側板4A1,4A1に対して枢着され、左右の軸4B14のうち右方の軸4B14の先端にはシャフト3A方向に向けたリンク4B15が固着され、このリンクの先端にはローラ4B16が回転自在に設けられ、第2カッター用バケット4B2は、第2カッター容積部4A32内を移動する正面方形の板4B21と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸4B22と、この板4B21におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板4B23と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸4B24から構成され、これら左右の軸4B24は左右の側板4A1,4A1に対して枢着され、左右の軸4B24のうち右方の軸4B24の先端にはシャフト3A方向に向けたリンク4B15が固着され、このリンクの先端にはローラ4B26が回転自在に設けられていること。
b.第2ロータ単体5は、カッター部5Aとこのカッター部に可変自在に取付けられたバケット部5Bから構成され、イ.カッター部5Aは、シャフト3Aに当該シャフトの長手方向と直交すると共に、側面垂直状態で取付けられた左右の側板5A1,5A1と、この左右の側板の外周端に掛架張設された第1カッター5A2と第2カッター5A3と、左右の側板の下方に第1カッターと第2カッターと略平行な状態で張設された第1内方ガイド5A21と第2内方ガイド5A31により、シャフト3Aを中心とした正面略ロ型の第1カッター容積部5A22と第2カッター容積部5A32が構成されていること。
ロ.バケット部5Bは、第1カッター用バケット5B1と、第2カッター用バケット5B2から構成され、第1カッター用バケット5B1は、第1カッター容積部5A22内を移動する正面方形の板5B11と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸5B12と、この板5B11におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板5B13と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸5B14から構成され、これら左右の軸5B14は左右の側板5A1,5A1に対して枢着され、左右の軸5B14のうち右方の軸5B14は、第1ロータ単体4を貫通して右方に引出され、その先端にはシャフト3A方向に向けたリンク5B15が固着され、このリンクの先端にはローラ5B16が回転自在に設けられ、第2カッター用バケット5B2は、第2カッター容積部5A32内を移動する正面方形の板5B21と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸5B22と、この板5B21におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板5B23と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸5B24から構成され、これら左右の軸5B24は左右の側板5A1,5A1に対して枢着され、左右の軸5B24のうち右方の軸5B24は、第1ロータ単体4を貫通して右方に引出され、その先端にはシャフト3A方向に向けたリンク5B25が固着され、このリンクの先端にはローラ5B26が回転自在に設けられていること。
c.第3ロータ単体6は、カッター部6Aとこのカッター部に可変自在に取付けられたバケット部6Bから構成され、イ.カッター部6Aは、シャフト3Aに当該シャフトの長手方向と直交すると共に、側面垂直状態で取付けられた左右の側板6A1,6A1と、この左右の側板の外周端に掛架張設された第1カッター6A2と第2カッター6A3と、左右の側板の下方に第1カッターと第2カッターと略平行な状態で張設された第1内方ガイド6A21と第2内方ガイド6A31により、シャフト3Aを中心とした正面略ロ型の第1カッター容積部6A22と第2カッター容積部6A32が構成されていること。
ロ.バケット部6Bは、第1カッター用バケット6B1と、第2カッター用バケット6B2から構成され、第1カッター用バケット6B1は、第1カッター容積部6A22内を移動する正面方形の板6B11と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸6B12と、この板6B11におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板6B13と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸6B14から構成され、これら左右の軸6B14は左右の側板6A1,6A1に対して枢着され、左右の軸6B14のうち左方の軸6B14は、第4ロータ単体7を貫通して左方に引出され、その先端にはシャフト3A方向に向けたリンク6B15が固着され、このリンクの先端にはローラ6B16が回転自在に設けられ、第2カッター用バケット6B2は、第2カッター容積部6A32内を移動する正面方形の板6B21と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸6B22と、この板6B21におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板6B23と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸6B24から構成され、これら左右の軸6B24は左右の側板6A1,6A1に対して枢着され、左右の軸6B24のうち左方の軸6B24は、第4ロータ単体7を貫通して左方に引出され、その先端にはシャフト3A方向に向けたリンク6B25が固着され、このリンクの先端にはローラ6B26が回転自在に設けられていること。
d.第4ロータ単体7は、カッター部7Aとこのカッター部に可変自在に取付けられたバケット部7Bから構成され、イ.カッター部7Aは、シャフト3Aに当該シャフトの長手方向と直交すると共に、側面垂直状態で取付けられた左右の側板7A1,7A1と、この左右の側板の外周端に掛架張設された第1カッター7A2と第2カッター7A3と、左右の側板の下方に第1カッターと第2カッターと略平行な状態で張設された第1内方ガイド7A21と第2内方ガイド7A31により、シャフト3Aを中心とした正面略ロ型の第1カッター容積部7A22と第2カッター容積部7A32が構成されていること。
ロ.バケット部7Bは、第1カッター用バケット7B1と、第2カッター用バケット7B2から構成され、第1カッター用バケット7B1は、第1カッター容積部7A22内を移動する正面方形の板7B11と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸7B12と、この板7B11におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板7B13と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸7B14から構成され、これら左右の軸7B14は左右の側板7A1,7A1に対して枢着され、左右の軸7B14のうち左方の軸7B14の先端にはシャフト3A方向に向けたリンク7B15が固着され、このリンクの先端にはローラ7B16が回転自在に設けられ、第2カッター用バケット7B2は、第2カッター容積部7A32内を移動する正面方形の板7B21と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸7B22と、この板7B21におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板7B23と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸7B24から構成され、これら左右の軸7B24は左右の側板7A1,7A1に対して枢着され、左右の軸7B24のうち左方の軸7B24の先端にはシャフト3A方向に向けたリンク7B25が固着され、このリンクの先端にはローラ7B26が回転自在に設けられていること。
C.第1ロータ単体4と第2ロータ単体5の開閉構造は、左右の水平フレーム2Bにおける右の水平フレームの後端には、第1ロータ単体4における第1カッター用バケット4B1,第2カッター用バケット4B2、第2ロータ単体5における第1カッター用バケット5B1,第2カッター用バケット5B2が、それぞれロータ部3における上死点31の約180度手前の位置に達した時、これら各カッター用バケットを作動させる右方の水平フレーム2Bに固着されているカム8によってロータ部3の回転で移動してくる右方側のローラ4B16,4B26,5B16,5B26をシャフト3Aから遠ざけるように構成されていること。D.第3ロータ単体6と第4ロータ単体7の開閉構造は、左右の水平フレーム2Bにおける左の水平フレームの後端には、第3ロータ単体6における第1カッター用バケット6B1,第2カッター用バケット6B2、第4ロータ単体7における第1カッター用バケット7B1,第2カッター用バケット7B2が、それぞれロータ部3における上死点31の約180度手前の位置に達した時、これら各カッター用バケットを作動させる左方の水平フレーム2Bに固着されているカム9によってロータ部3の回転で移動してくる左方側のローラ6B16,6B26,7B16,7B26をシャフト3Aから遠ざけるように構成されていること。
【0005】この場合、下記のように構成することができる。
1.フレーム部2に当該フレーム部の進行方向と直交する状態で架設された横枠2E1に、フレーム部の進行方向と平行する状態で昇降調整自在に取付けられた適数枚の回転ナタ刃2E2から構成されている回転ナタ刃部2Eを設ける。
2.左右の縦フレーム2Cの上端にはロータ部3の上面に添った状態でブラシ状のスクレッパ10が張設されている。
3.左右の水平フレーム2Bの下面における回転ナタ刃部2Eとロータ部3との間に水平フレームの進行方向と直交する状態で回転自在に架設されたシャフト11Aと、このシャフトに、水平フレームの進行方向と平行する状態で取付けられた適数枚の爪11A1から構成されている異物回避装置11を設ける。
4.第1ロータ単体4のカッター部4Aにおける第1カッター4A2と第2カッター4A3と、第2ロータ単体5のバケット部5Aにおける第1カッター5A2と第2カッター5A3と、第3ロータ単体6のカッター部6Aにおける第1カッター6A2と第2カッター6A3と、第7ロータ単体7のバケット部7Aにおける第1カッター7A2と第2カッター7A3には回転方向と平行にスリットSRが刻設されている。
【0006】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を参照して説明する。1は本発明のロータリプラウで、フレーム部2とロータ部3とから構成されている。フレーム部2は、トラクタ(図示略)に連結される左右のロワアーム2Aと、このロワアーム2Aの後端に連結された左右の水平フレーム2Bと、この水平フレーム2Bの後端に上方に向け連設された左右の縦フレーム2Cとから構成されている。2Dはトップマストである。図中、2Eは回転ナタ刃部で、フレーム部2に当該フレーム部の進行方向と直交する状態で架設された横枠2E1に、フレーム部の進行方向と平行する状態で昇降調整自在に取付けられた適数枚の回転ナタ刃2E2から構成されている。この回転ナタ刃で古い稲かぶ、雑草の根などを切ることによってよい耕耘ができる。
【0007】一方、左右の水平フレーム2B間に回転自在に支持されたロータ部3は、左右の水平フレーム2Bの後端部分に進行方向とは逆方向に回転するよう支持されているシャフト3Aと、このシャフトに当該シャフトの右方から左方に順次回転方向に対して、第1ロータ単体4と第4ロータ単体7とが45度、第4ロータ単体7と第2ロータ単体5とが45度、第2ロータ単体5と第3ロータ単体6とが45度、第3ロータ単体6と第1ロータ単体4とが45度とそれぞれずれた状態で取付けて構成されている。
【0008】A.第1ロータ単体4は、カッター部4Aとこのカッター部に可変自在に取付けられたバケット部4Bから構成されている。(図15〜図19を参照)
a.カッター部4Aは、シャフト3Aに当該シャフトの長手方向と直交すると共に、側面垂直状態で取付けられた左右の側板4A1,4A1と、この左右の側板の外周端に掛架張設された第1カッター4A2と第2カッター4A3と、左右の側板の下方に第1カッターと第2カッターと略平行な状態で張設された第1内方ガイド4A21と第2内方ガイド4A31により、シャフト3Aを中心とした正面略ロ型の第1カッター容積部4A22と第2カッター容積部4A32が構成されている。当然のことながら、これら第1カッター4A2と第2カッター4A3の形状は、シャフトを中心として描いた円形の軌跡Lに沿うよう構成されている。
b.バケット部4Bは、第1カッター用バケット4B1と、第2カッター用バケット4B2から構成されている。第1カッター用バケット4B1は、第1カッター容積部4A22内を移動する正面方形の板4B11と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸4B12と、この板4B11におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板4B13と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸4B14から構成され、これら左右の軸4B14は左右の側板4A1,4A1に対して枢着されている。(図19参照)
そして、左右の軸4B14のうち右方の軸4B14の先端にはシャフト3A方向に向けたリンク4B15が固着され、このリンクの先端にはローラ4B16が回転自在に設けられている。(図35参照)
【0009】第2カッター用バケット4B2は、第2カッター容積部4A32内を移動する正面方形の板4B21と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸4B22と、この板4B21におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板4B23と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸4B24から構成され、これら左右の軸4B24は左右の側板4A1,4A1に対して枢着されている。(図19参照)
そして、左右の軸4B24のうち右方の軸4B24の先端にはシャフト3A方向に向けたリンク4B15が固着され、このリンクの先端にはローラ4B26が回転自在に設けられている。(図35参照)
【0010】B.第2ロータ単体5は、カッター部5Aとこのカッター部に可変自在に取付けられたバケット部5Bから構成されている。(図20〜図24を参照)
a.カッター部5Aは、シャフト3Aに当該シャフトの長手方向と直交すると共に、側面垂直状態で取付けられた左右の側板5A1,5A1と、この左右の側板の外周端に掛架張設された第1カッター5A2と第2カッター5A3と、左右の側板の下方に第1カッターと第2カッターと略平行な状態で張設された第1内方ガイド5A21と第2内方ガイド5A31により、シャフト3Aを中心とした正面略ロ型の第1カッター容積部5A22と第2カッター容積部5A32が構成されている。当然のことながら、これら第1カッター5A2と第2カッター5A3の形状は、シャフトを中心として描いた円形の軌跡Lに沿うよう構成されている。
b.バケット部5Bは、第1カッター用バケット5B1と、第2カッター用バケット5B2から構成されている。第1カッター用バケット5B1は、第1カッター容積部5A22内を移動する正面方形の板5B11と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸5B12と、この板5B11におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板5B13と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸5B14から構成され、これら左右の軸5B14は左右の側板5A1,5A1に対して枢着されている。(図24参照)
そして、左右の軸5B14のうち右方の軸5B14は、第1ロータ単体4を貫通して右方に引出され、その先端にはシャフト3A方向に向けたリンク5B15が固着され、このリンクの先端にはローラ5B16が回転自在に設けられている。(図35参照)
【0011】第2カッター用バケット5B2は、第2カッター容積部5A32内を移動する正面方形の板5B21と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸5B22と、この板5B21におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板5B23と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸5B24から構成され、これら左右の軸5B24は左右の側板5A1,5A1に対して枢着されている。(図24参照)
そして、左右の軸5B24のうち右方の軸5B24は、第1ロータ単体4を貫通して右方に引出され、その先端にはシャフト3A方向に向けたリンク5B25が固着され、このリンクの先端にはローラ5B26が回転自在に設けられている。(図35参照)
【0012】C.第3ロータ単体6は、カッター部6Aとこのカッター部に可変自在に取付けられたバケット部6Bから構成されている。(図25〜図29を参照)
a.カッター部6Aは、シャフト3Aに当該シャフトの長手方向と直交すると共に、側面垂直状態で取付けられた左右の側板6A1,6A1と、この左右の側板の外周端に掛架張設された第1カッター6A2と第2カッター6A3と、左右の側板の下方に第1カッターと第2カッターと略平行な状態で張設された第1内方ガイド6A21と第2内方ガイド6A31により、シャフト3Aを中心とした正面略ロ型の第1カッター容積部6A22と第2カッター容積部6A32が構成されている。当然のことながら、これら第1カッター6A2と第2カッター6A3の形状は、シャフトを中心として描いた円形の軌跡Lに沿うよう構成されている。
b.バケット部6Bは、第1カッター用バケット6B1と、第2カッター用バケット6B2から構成されている。第1カッター用バケット6B1は、第1カッター容積部6A22内を移動する正面方形の板6B11と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸6B12と、この板6B11におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板6B13と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸6B14から構成され、これら左右の軸6B14は左右の側板6A1,6A1に対して枢着されている。(図29参照)
そして、左右の軸6B14のうち左方の軸6B14は、第4ロータ単体7を貫通して左方に引出され、その先端にはシャフト3A方向に向けたリンク6B15が固着され、このリンクの先端にはローラ6B16が回転自在に設けられている。(図35参照)
【0013】第2カッター用バケット6B2は、第2カッター容積部6A32内を移動する正面方形の板6B21と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸6B22と、この板6B21におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板6B23と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸6B24から構成され、これら左右の軸6B24は左右の側板6A1,6A1に対して枢着されている。(図29参照)
そして、左右の軸6B24のうち左方の軸6B24は、第4ロータ単体7を貫通して左方に引出され、その先端にはシャフト3A方向に向けたリンク6B25が固着され、このリンクの先端にはローラ6B26が回転自在に設けられている。(図35参照)
【0014】D.第4ロータ単体7は、カッター部7Aとこのカッター部に可変自在に取付けられたバケット部7Bから構成されている。(図30〜図34を参照)
a.カッター部7Aは、シャフト3Aに当該シャフトの長手方向と直交すると共に、側面垂直状態で取付けられた左右の側板7A1,7A1と、この左右の側板の外周端に掛架張設された第1カッター7A2と第2カッター7A3と、左右の側板の下方に第1カッターと第2カッターと略平行な状態で張設された第1内方ガイド7A21と第2内方ガイド7A31により、シャフト3Aを中心とした正面略ロ型の第1カッター容積部7A22と第2カッター容積部7A32が構成されている。当然のことながら、これら第1カッター7A2と第2カッター7A3の形状は、シャフトを中心として描いた円形の軌跡Lに沿うよう構成されている。
b.バケット部7Bは、第1カッター用バケット7B1と、第2カッター用バケット7B2から構成されている。第1カッター用バケット7B1は、第1カッター容積部7A22内を移動する正面方形の板7B11と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸7B12と、この板7B11におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板7B13と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸7B14から構成され、これら左右の軸7B14は左右の側板7A1,7A1に対して枢着されている。(図34参照)
そして、左右の軸7B14のうち左方の軸7B14の先端にはシャフト3A方向に向けたリンク7B15が固着され、このリンクの先端にはローラ7B16が回転自在に設けられている。(図35参照)
【0015】第2カッター用バケット7B2は、第2カッター容積部7A32内を移動する正面方形の板7B21と、この板の上下辺に刻設した歯状の凹凸7B22と、この板7B21におけるトラクタの進行方向側に連結されたリンク用板7B23と、このリンク用板の他端に突設された左右の軸7B24から構成され、これら左右の軸7B24は左右の側板7A1,7A1に対して枢着されている。(図34参照)
そして、左右の軸7B24のうち左方の軸7B24の先端にはシャフト3A方向に向けたリンク7B25が固着され、このリンクの先端にはローラ7B26が回転自在に設けられている。(図35参照)
【0016】図1を参照して、第1ロータ単体4のカッター部4Aにおける第1カッター4A2と第2カッター4A3と、第2ロータ単体5のバケット部5Aにおける第1カッター5A2と第2カッター5A3と、第3ロータ単体6のカッター部6Aにおける第1カッター6A2と第2カッター6A3と、第7ロータ単体7のバケット部7Aにおける第1カッター7A2と第2カッター7A3には回転方向と平行にスリットSRが刻設されている。このスリットにより土のはがれをスムーズに行うことができる。
【0017】カッター用バケットの開閉構造を説明する。
A.第1ロータ単体4と第2ロータ単体5の場合は下記のとおりである。左右の水平フレーム2Bにおける右の水平フレームの後端には、第1ロータ単体4における第1カッター用バケット4B1,第2カッター用バケット4B2、第2ロータ単体5における第1カッター用バケット5B1,第2カッター用バケット5B2が、それぞれロータ部3における上死点31の約180度手前の位置に達した時、これら各カッター用バケットを作動させる右方の水平フレーム2Bに固着されているカム8によってロータ部3の回転で移動してくる右方側のローラ4B16,4B26,5B16,5B26をシャフト3Aから遠ざけるように構成されている。このことにより上述第1,第2カッター用バケットは、左右の軸4B14,4B24,5B14,5B24を支点として第1,第2カッターに対して所定位置まで可変してその状態を保持するよう構成され、その他の位置では元の状態に復帰するよう構成されていることになる。
【0018】B.第3ロータ単体6と第4ロータ単体7の場合は下記のとおりである。左右の水平フレーム2Bにおける左の水平フレームの後端には、第3ロータ単体6における第1カッター用バケット6B1,第2カッター用バケット6B2、第4ロータ単体7における第1カッター用バケット7B1,第2カッター用バケット7B2が、それぞれロータ部3における上死点31の約180度手前の位置に達した時、これら各カッター用バケットを作動させる左方の水平フレーム2Bに固着されているカム9によってロータ部3の回転で移動してくる左方側のローラ6B16,6B26,7B16,7B26をシャフト3Aから遠ざけるように構成されている。このことにより上述第1,第2カッター用バケットは、左右の軸6B14,6B24,7B14,7B24を支点として第1,第2カッターの先端に対して所定位置まで可変してその状態を保持するよう構成され、その他の位置では元の状態に復帰するよう構成されていることになる。
【0019】さらに加えて、左右の縦フレーム2Cの上端にはロータ部3の上面に添った状態でブラシ状のスクレッパ10が張設されている。11は異物回避装置で、左右の水平フレーム2Bの下面における回転ナタ刃部2Eとロータ部3との間に水平フレームの進行方向と直交する状態で回転自在に架設されたシャフト11Aと、このシャフトに、水平フレームの進行方向と平行する状態で取付けられた適数枚の爪11A1から構成されている。この爪11Aにより地中に異物が存在すると、ロータ部3が浮上がりバケットなどの損傷を回避できる。(図12,13参照)
【0020】本発明のものは下記のように作用する。図7を参照して、第1ロータ単体4と第2ロータ単体5の場合を例に説明する。
1.本願のものを牽引しながらロータ部3を進行方向に対して逆転方向に回転させる。
2.ロータ部3の下死点32の約45度手前の位置に達した第1ロータ単体4は土Tをすくい上げ始める。図中、T1は圃場土の表層、T2は圃場土の下層を示す。そして、ロータ部3の回転に伴い第1ロータ単体4はそのまま移動する。
3.ついで、移動してきた第2ロータ単体5が、ロータ部3の下死点32の約45度手前の位置に達した時、当該第2ロータ単体5は土Tをすくい上げ始める。ロータ部3の回転に伴いこの2ロータ単体5もそのまま移動する。
4.第1ロータ単体4が、ロータ部3における上死点31の約180度手前の位置に達した時、カムによってローラをシャフト3Aから遠ざける。この結果、カッター用バケットは、リンクとカムの働きによって第1ロータ単体4内で容積を減少するように作動し、第1ロータ単体4ですくった状態であった土Tを真下方向に落下せしめる。この場合、第1カッター用バケット4B1に押し出される状態で土Tはより確実に落下することになる。こののち、この第1ロータ単体4の第1カッター用バケット4B1は停止の状態となり、回転を続ける。
【0021】5.第2ロータ単体5も、ロータ部3における上死点31の約180度手前の位置に達した時、カムによってローラをシャフト3Aから遠ざける。この結果、カッター用バケットは、リンクとカムの働きによって第1ロータ単体4内で容積を減少するように作動し、第2ロータ単体5ですくった状態であった土Tを真下方向に落下せしめる。こののち、この第2ロータ単体5のカッター用バケットは停止の状態となり、回転を続ける。
6.同様にして、第3ロータ単体6と第4ロータ単体7が順次移動して上述した第1ロータ単体4と第2ロータ単体5の作用と同様作用を営むことになる。この結果、圃場土の下層T2は上方に、また、圃場土の表層T1は下方に位置せしめることになり、反転することになる。
7.そして、このような作用を繰り返すことになる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。
1.全体を平坦な状態で耕起することができる。
2.圃場土の表層と下層との交換を充分にできる。このように、本願のものは、圃場土の表層と下層の反転が確実になされると共に、土の横移動がないので、整地の必要がない。しかも、作物の植え付けに際して障害になるものがないので、植え付けし易く、作物の生育が非常によい。
3.耕耘作業の能率を大幅に向上させることができる。すなわち、図2,3を参照して、例えば耕す幅を2mとすると、50cm幅の第1カッター4A2,5A2,6A2,7A2が4個で2mとなる。これら第1カッターが45度ずれた状態で次々に土をすくい上げることになる。第2カッター4A3,5A3,6A3,7A3も50cm幅であるから、4個で2mとなる。これら第2カッターが45度ずれた状態で次々に土をすくい上げることになる。このように、4個の第1カッターと4個の第2カッターが45度ずれているから、45度×8=360度となり、全体として1回転で1廻り行程となるので小馬力で作業ができることになる。
【出願人】 【識別番号】591237353
【氏名又は名称】荒井 力雄
【出願日】 平成9年(1997)9月9日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】川成 靖夫
【公開番号】 特開平11−75401
【公開日】 平成11年(1999)3月23日
【出願番号】 特願平9−262774