| 【発明の名称】 |
耕耘装置のスタンド構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】涌田 毅
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| 【要約】 |
【課題】スタンドを耕耘装置に対し着脱自在に設け、作業時に取り外したスタンドをロータリカバー内にコンパクトに収納することにより、スタンドの紛失や変形等を防止すると共に、泥土の付着等を良好に防止する。
【解決手段】スタンド2を有するロータリ式の耕耘装置1を走行機体3から取り外した状態において、上記スタンド2をスタンド姿勢に切り換えて地面に起立姿勢に支持するようにした耕耘装置1のスタンドを、耕耘装置1に着脱可能に取付けると共に、ロータリカバー16にスタンド2を横巾方向に収容させる中空状の収納部5を形成し、上記スタンド2を取り外した状態において収納部5内に収納させるように耕耘装置のスタンド構造を構成した。また、スタンドは、収納部5の一側から挿入した状態で収納部5内に設けた弾性係止具6によって押接固定するようにしている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 スタンドを有するロータリ式の耕耘装置を走行機体から取り外し、上記スタンドをスタンド姿勢に切り換えて地面に起立姿勢に支持するようにした耕耘装置において、前記スタンドを耕耘装置に着脱可能に取付けると共に、ロータリカバーにスタンドを横巾方向に収容させる中空状の収納部を形成し、取り外したスタンドを収納部内に収納させるように構成したことを特徴とする耕耘装置のスタンド構造。 【請求項2】 スタンドを、収納部の一側から挿入した状態で収納部内に設けた弾性係止具によって押接固定する請求項1の耕耘装置のスタンド構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタ等の走行機体に装着される耕耘装置におけるスタンド構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、スタンドを有するロータリ式の耕耘装置を走行機体から取り外した状態において、スタンドをスタンド姿勢に切り換えて地面に起立姿勢に支持するようにした耕耘装置は、ロータリを覆うロータリカバーの側面に、スタンドを折り畳み機構を以てスタンド姿勢と折り畳んだ格納姿勢とに切換可能に取付固定している。従って、耕耘作業や走行作業を行う際に、スタンドは折り畳み機構を介して上方に折り畳み格納した状態において使用されるものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】然し、上記従来の構成による耕耘装置のスタンド構造は、スタンドを折り畳んだ姿勢でロータリカバーの側面に装着したまま耕耘作業等が行われるので、耕耘時に飛散した泥土がスタンドに堆積したり、走行時にロータリカバーの側面に突出しているスタンドや折り畳み機構に器物が接当する等の問題がある。また上記のようなスタンドは折り畳み機構を介してスタンド姿勢と格納姿勢に切り換えられるので、切換操作を簡単に行うことができる利点があるものの、構成が複雑でコスト高になる等の問題がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明の耕耘装置のスタンド構造は、第1に、スタンドを有するロータリ式の耕耘装置を走行機体から取り外し、上記スタンドをスタンド姿勢に切り換えて地面に起立姿勢に支持するようにした耕耘装置において、前記スタンドを耕耘装置に着脱可能に取付けると共に、ロータリカバーにスタンドを横巾方向に収容させる中空状の収納部を形成し、取り外したスタンドを収納部内に収納させるように構成したことを特徴としている。 【0005】第2に、スタンドを、収納部の一側から挿入した状態で収納部内に設けた弾性係止具によって押接固定することを特徴としている。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1において、1は本発明に係わるスタンド2を有するロータリ式の耕耘装置1であり、この耕耘装置1は前部側の上下に形成した取付部1a,1bを、トラクタ等の走行機体3の後部に配置した3点リンク機構(昇降リンク)3aの取付部3b,3cに着脱自在に装着するようにしている。 【0007】この実施形態における耕耘装置1は、在来のものと同様な構成を以て、走行機体3から入力伝動される伝動機構(図示せず)を内装する耕耘機枠10の両側に、伝動ケース11と支持枠(不図示)を垂設し両者間で、多数の耕耘爪12を植設したロータリ軸13とからなるロータリ15を回転駆動可能に軸架すると共に、該ロータリ15の回転軌跡の上方に沿わせてロータリカバー16を設け、且つロータリカバー16の後部に枢支部16aを介してリヤカバー17を揺動回動可能に取り付けている。尚、18はロータリカバー16の両側を覆うように一体的に垂設したサイドカバーであり、その左側のサイドカバー18の前側には前記取付部4を構成してスタンド2を着脱自在にしている。 【0008】そして、図1に示す耕耘装置1の取り外し状態においては、以下に説明するスタンド構造を以て、スタンド2をスタンド用の取付部4に取付固定したスタンド姿勢にすることにより、耕耘装置1を地面に安定よく起立姿勢に支持することができるようにすると共に、図2に示す耕耘装置1の取付け状態においては、上記スタンド2を取付部4から外して後述する収納部5内に挿入し収納することができるように構成している。 【0009】次に、スタンド構造について図3〜図6を参照し説明する。このスタンド構造はスタンド2及び取付部4並びに収納部5等から構成されている。即ち、上記取付部4は、両側の切開端を内向きに屈曲してなる支持部40を有した取付板41と、その上部においてサイドカバー18に穿設した取付孔18a,18aとからなる。また、スタンド2は一本の杆状部材の央部をU字状に屈曲した二股状に形成すると共に、該U字状部分を下向にした状態で内側に屈曲させることにより地面に対し広巾面で接当する接地部20を形成し、スタンド2の脚部21となる杆身の上部に、前記取付孔18a,18aに各嵌挿して係合させる係合部22,22を内向きに屈曲形成している。 【0010】そして、上記係合部22,22は取付孔18a,18aの孔巾よりも広く二股状に拡開しており、スタンド2を取付部4に取付ける際には、両側の脚部21,21を握って内側に寄せた状態で取付部4の支持部40,40間に介挿しながら、係合部22,22を取付孔18a,18a内に挿入し手を離すことによって、スタンド2をそれ自身が有する弾性力によって二股状に拡開させ、脚部21,21係合部22,22をそれぞれ支持部40,40と取付孔18a,18aの適正固定位置に位置決めし、サイドカバー18の側面にスタンド2を簡単な操作で安定よく強固に取付固定するようにしている。 【0011】従って、スタンド2を取付部4から取り外す場合には、脚部21,21を再び同様に握って支持部40,40との係合を外すと共に、係合部22,22を取付孔18a,18aから抜くことにより、スタンド2をサイドカバー18の側面から取り外すことができ、該サイドカバー18の側面をスタンド2等の突起物のない平坦面状にすることができる。そして、この状態で耕耘作業を行うと作業時に飛散する泥土がスタンド2に堆積したり、スタンド2が他の器物に接当する不具合等を防止することができるものである。 【0012】次に、同図において取り外したスタンド2をロータリカバー16内に格納するための収納部5の構成について説明する。この収納部5は、ロータリカバー16の後部で前記リヤカバー17の枢支部16aを取着する中空状の補強枠を利用することにより、特別な加工等を要することなく、また収納部5をロータリカバー16の表面に突出させることのない状態で簡単且つ廉価な構造になるようにしている。即ち、収納部5は、ロータリカバー16の後部を下向きに屈折させた部分に、下方からロータリカバー16の内面に耕耘土の付着を防止する防泥板16bを、ロータリ15の回転軌跡に沿わせて一体的に取着することによって、両者で中空状の収納部5をロータリカバー16の横巾内に形成すると共に、その両側を左右のサイドカバー18によって閉鎖している。 【0013】そして、収納部5は、前記取付部4と同じ側の左方のサイドカバー18に、図5,図6に示すように、スタンド2をその係合部22側から挿通させる通孔50を、ゴム又はプラスチック材からなる緩衝リング51を設けて形成している。また、上記収納部5は、その内部に板状のスプリングからなる弾性係止具6の基部を防泥板16b側に取着しており、これらの構成によって通孔50から挿入されたスタンド2の脚部21を、弾性係止具6の自由端側で下側から弾性力を以て押接して押し上げることによりスタンド2を収納姿勢に安定よく固定し、作業時にエンジンや機体の振動等によってスタンド2の共振を良好に防止することができるようにし、また、スタンド2の引き出し操作は、挿入時とは逆な動作で収納部5外に一部露出している接地部20を持って単に引き抜くことにより、迅速且つ容易に行うことができるようにしている。 【0014】以上ように構成したスタンド構造を備えた耕耘装置1は、図1に示すようにスタンド2を既述の収納部5における格納姿勢から引き抜いて取り出すと共に、取付部4にスタンド2を取付固定した状態で下降させると、スタンド2の接地部20とロータリ15の耕耘爪12が前後方向で接地することになり、この状態で耕耘装置1を走行機体3の昇降リンク3aから外すと、耕耘装置1は安定よく起立姿勢に支持されるものである。また、耕耘作業を行う際には、上記スタンド2のスタンド姿勢において耕耘装置1を走行機体3に装着したのち、スタンド2を既述の取り外し操作を以て取付部4から外したのち収納部5内に収納して作業を行う。 【0015】このとき、スタンド2はサイドカバー18の側面に長大なスタンド2を大きく突出させることなく、且つ泥土が飛散しないロータリカバー16の上方において、接地部20のみを一部露出した状態でロータリカバー16の横巾方向に沿って収納部5内に収納しているので、耕耘の際に飛散する泥土がスタンド2に大きく堆積することを良好に防止されると共に、スタンド2が器物に接当したり引っ掛けたり邪魔になる不具合を的確に防止することができ作業を円滑に行うことができるものである。またこれによりスタンド2の紛失等も防ぐことができる。尚、収納部5内でスタンド2を収納固定する弾性係止具6は、図示例の板状のスプリングに限ることなく、ストッパ片を有するコイルスプリング等の手段によって構成してもよいものである。 【0016】 【発明の効果】本発明は以上のように構成したので次のような効果を奏することができる。請求項1の発明により、スタンドは耕耘装置に対し着脱自在な構造によってスタンド姿勢と収納姿勢とに切り換えると共に、作業時に取り外したスタンドをロータリカバーの横巾方向に形成した収納部内にコンパクトに収納するので、スタンドの紛失や変形等を防止することができると共に、従来の折り畳み方式のスタンドのように作業時にスタンドが耕耘装置の側面から外部に大きく突出しないので、泥土の付着や器物等との接当等を良好に防止することができる。 【0017】請求項2の発明により、スタンドを収納する際に、収納部内にその一側から差し込み収納させると共に、収納状態において弾性係止具によって押接固定するようにしたので、スタンドの収納及び取り出し操作をワンタッチ状に簡単且つ速やかに行うことができると共に、収納固定構造を簡単にすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)7月17日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−32503 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)2月9日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−192568 |
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