| 【発明の名称】 |
作業機におけるロータリ作業器具の取付装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹内 正志
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ドライブシヤフト(1)に連動されるロータリシヤフト(2)に、ロータリ作業器具(R)の取付ホルダー(4)の中空軸部(41 )を抜差自在に嵌合し、前記中空軸部(41 )とロータリシヤフト(2)とに跨がって抜止めピン(8)を差し込むことによりロータリシヤフト(1)に取付ホルダー(4)を着脱自在に連結するようにした作業機におけるロータリ作業器具の取付装置において、前記取付ホルダー(4)の中空軸部(41 )には、その外端が開口され、その内端が行き止まりの2条のスパイラル溝(7,7)を径方向に対向して設け、前記抜止めピン(8)は前記2条のスパイラル溝(7,7)を貫通して前記中空軸部(41 )とロータリシヤフト(2)とに跨がって差し込まれ、前記ロータリシヤフト(2)の作業方向の回転時には、スパイラル溝(7,7)の内端は抜止めピン(8)に係合されて取付ホルダー(4)とロータリシヤフト(2)とが一体回転され、また取付ホルダー(4)の一方向への空転により、前記スパイラル溝(7,7)は、抜止めピン(8)より外れて取付ホルダー(4)をロータリシヤフト(2)より抜き取ることができるようにしたことを特徴とする、作業機におけるロータリ作業器具の取付装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、歩行用耕うん機等の作業機におけるロータリ作業器具の取付装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来歩行用耕うん機では、ドライブシヤフトに連動されるロータリシヤフトに、ロータリ作業爪を取り付けた取付ホルダーを着脱自在に取り付けるのに、その取付ホルダーの中空軸部をロータリシヤフトに嵌合し、それらに抜止めピンを串刺し状に差し込むことにより行うようにするのが一般的である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで耕うん機は圃場等にて耕うん作業等を行なっているうちに、取付ホルダーの中空軸部の外周面には、草、藁、ビニール紐等の異物が絡み付いて、そこに次第に堆積し、遂には作業に支障を及ぼすようになるので、その絡み付いた異物を取り除く必要がある。そこでその絡み付いた異物を取り除くために、ロータリシヤフトより取付ホルダーを取り外すべく、抜止めピンを抜き取る作業が必要となるが、この抜止めピン上にも前記異物が絡み付いているため、その抜き取り作業がきわめて厄介な作業となり、これが作業能率を低下させる大きな原因となるという課題がある。 【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、作業器具の取付ホルダーに、絡み付いた異物が堆積していても難なく抜止めピンを抜き取り、取付ホルダーをロータリシヤフトより取り外すことができるようにして前記課題を解決した、新規な作業機におけるロータリ作業器具の取付装置を提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、本発明によれば、ドライブシヤフトに連動されるロータリシヤフトに、ロータリ作業器具の取付ホルダーの中空軸部を抜差自在に嵌合し、前記中空軸部とロータリシヤフトとに跨がって抜止めピンを差し込むことによりロータリシヤフトに取付ホルダーを着脱自在に連結するようにした作業機におけるロータリ作業器具の取付装置において、前記取付ホルダーの中空軸部には、その外端が開口され、その内端が行き止まりの2条のスパイラル溝を径方向に対向して設け、前記抜止めピンは前記2条のスパイラル溝を貫通して前記中空軸部とロータリシヤフトとに跨がって差し込まれ、前記ロータリシヤフトの作業方向の回転時には、スパイラル溝の内端は抜止めピンに係合されて取付ホルダーとロータリシヤフトとが一体回転され、また取付ホルダーの一方向への空転により、前記スパイラル溝は、抜止めピンより外れて取付ホルダーをロータリシヤフトより抜き取ることができるようにしており、かかる構成によれば、取付ホルダーは、それをロータリシヤフトに対して一方向に空転させることにより、ロータリシヤフトより抜き取ることができ、取付ホルダーや抜止めピンに絡みつく草、藁、紐等の異物を簡単、容易に取り除くことができる。 【0006】またこのロータリ作業器具の取付装置は、既製の作業機に簡単に装備することが可能である。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。 【0008】図1は、本発明装置を備えた歩行型耕うん機の全体側面図、図2は、その耕うん機の全体平面図、図3は、その耕うん機のパワーユニット部の側面図、図4はその耕うん機の耕うん部の平面図、図5は、図4の5矢視のロータリ作業爪の取付部の拡大図、図6は、図5の6−6線に沿う断面図、図7は、ロータリ作業爪の取付部の分解斜視図である。 【0009】図1,2において、歩行型耕うん機Cは、フレームの枠組により構成される機体Fの前部に、パワーユニットUpが支持され、またその中央部の下端にロータリ作業爪Rが着脱可能に軸架され、さらにその後部に尾輪ユニットUtが昇降調節可能に支持されている。 【0010】図3,4に示すように、前記パワーユニットUpは、バーチカル型エンジンEの下部に、クラッチを介して連動される歯車伝動装置Tを一体に懸吊して構成され、この歯車伝動装置Tには、その出力軸に連結される車軸Sが回転自在に軸架され、この車軸Sに一対の走行輪Wが固着される。前記歯車伝動装置Tの動力取出部には、機体Fの下部フレーム内に設けられるドライブシヤフト1が連結され、このドライブシヤフト1は機体Fの下部フレーム内を後方に延び、その後端に動力分配機構10を介して左右に延びる左右ロータリシヤフト2,2が連結される。 【0011】図5〜7に示すように、各ロータリシヤフト2,2の基部には、その中心軸線と直交して両端開口のピン孔3,3が穿設されている。そして前記左右ロータリシヤフト2,2には、左右取付ホルダー4,4の中空軸部41 ,41 がそれぞれ着脱自在に嵌合連結される。前記中空軸部41 ,41 には、その軸方向に間隔をあけて複数の取付板5…が固着されており、これらの取付板5…にはそれぞれロータリ作業器具すなわちロータリ作業爪R…が取り付けられる。前記取付ホルダー4,4の中空軸部41 ,41 の内端部には、2条のスパイラル溝7,7が略180°の位相差を存して穿設され、これらのスパイラル溝7,7は、その外端71 が中空軸部41 ,41 の内端縁に開口され、またその内端72 は円弧状の行き止まり係合部を形成している。 【0012】左右のロータリシヤフト2,2に、複数のロータリ作業爪R…を設けた左右取付ホルダー4,4をそれぞれ連結するには、左右ロータリシヤフト2,2に、それらの外端より、左右取付ホルダー4,4の中空取付軸41 ,41 をそれぞれ嵌合してピン孔3と2条のスパイラル溝7,7とを一致させ、それらに跨がって抜止めピン8,8を串刺し状に差し込み、各抜止めピン8の内端に割りピン9を差し込む。これにより左右ロータリシヤフト2,2に左右取付ホルダー4,4がそれぞれ抜止めピン8,8によりピン連結される。そして各抜止めピン8は、2条のスパイラル溝7,7内に摺動可能に係合され、左右ロータリシヤフト2,2が正転すなわちダウンカット方向(図5、矢印a方向)に回転するとき、各抜止めピン8は、2条のスパイラル溝7,7に沿って内方に移動してそれらの内端72,72 に係合して左右ロータリシヤフト2,2と左右取付ホルダー4,4とが一体回転し、また左右ロータリシヤフト2,2を固定して、左右取付ホルダー4,4を正転方向(前進方向)に空転するとき、その抜止めピン8は2条のスパイラル溝7,7に沿って外方に相対移動してその外端71 から外れるようになっている。 【0013】なお、図中、符号Hは操作ハンドル、符号12はロータリ作業爪カバー、13はならし板である。 【0014】次にこの実施例の作用について説明するに、いま前述したように左右ロータリシヤフト2,2に、ロータリ作業爪R…を取り付けた左右取付ホルダー4,4を抜止ピン8,8によりそれぞれピン連結し、耕うん機Cを圃場に持ち込んで耕うん作業をすべく耕うん機Cを運転すれば、駆動輪Wが回転駆動され、また作業機用クラツチのON制御によるドライブシヤフト1の回転駆動により動力分配機構10を介して左右ロータリシヤフト2,2が正転(図1,5、矢印a方向)され、抜止めピン8,8を介して左右取付ホルダー4,4も同方向に回転される。このとき各抜止めピン8は、2条のスパイラル溝7,7に案内されてその内方に移動して図4,5に示すようにそのスパイラル溝7,7の内端72 ,72 に係合して左右取付ホルダー4,4は、左右ロータリシヤフト2,2に堅固に一体化され、これにより左右取付ホルダー4,4にそれぞれ取り付けられる複数のロータリ作業爪R…はダウンカット回転されて耕うん作業を支障なく行なうことができる。そしてこの場合左右取付ホルダー4,4が正転方向すなわちロータリ作業爪R…のダウンカット方向の回転を継続すれば、抜止めピン8は益々強くスパイラル溝7,7の内端部72 ,72 に係合して左右ロータリシヤフト2,2と、左右取付ホルダー4,4とが堅固に一体化され、能率のよい耕うん作業を遂行することができる。 【0015】ところで耕うん作業の継続により、左右取付ホルダー4,4、特にその中空軸部41 ,41 に、前述したように次第に草、藁、ビニール紐等の異物が絡み付いてそこに堆積し、遂には耕うん作業に支障を及ぼすに至れば、耕うん機Cの運転を停止したのち、その機体Fを持ち上げた状態で、左右取付ホルダー4,4を、固定状態の左右ロータリシヤフト2,2に対して一方向すなわち前進方向(ロータリ爪Rの正転方向と同方向)に空転すれば、2条のスパイラル溝2,2は、抜止めピン8に沿い、その抜止めピン8に対して外方に移動して左右取付ホルダー4,4をそれぞれ外方に抜き取ることができ、抜止めピン8,8も左右ロータリシヤフト2,2から抜き取ることができ、左右取付ホルダー4,4および抜止めピン8に絡みついている前記異物を容易に取り除くことができる。 【0016】その後、前述のように左右ロータリシヤフト2,2に、左右取付ホルダー4,4を抜止めピン8により連結して、再度耕うん作業を行なうことができる。 【0017】なお、以上の作用では、ロータリ作業爪の正転すなわちダウンカットにより耕うん作業を行なう場合について説明したが、ロータリ作業爪の逆転すなわちアップカットにより耕うん作業を行なう場合には、左右の取付ホルダー4,4を、右左のロータリシヤフト2,2にそれぞれ付け替えるだけで前記と全く同じ作用を遂行させることができる。 【0018】以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば前記実施例では、耕うん機に本発明を実施した場合について説明したが、これを他の作業機にも実施することができることは勿論である。 【0019】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、ロータリ作業器具機を取り付けている取付ホルダーをロータリシヤフトに対して一方向に空転させることにより、この取付ホルダーをロータリシヤフトから抜き取ることができ、取付ホルダーや抜止めピンに絡み付く異物の取り除き作業を簡単、容易に行なうことができ、これにより作業能率の大幅アップに寄与することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005326 【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)7月24日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】落合 健 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−32501 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)2月9日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−198498 |
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