| 【発明の名称】 |
商品単価管理装置及び商品単価管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉川 雅人
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| 【要約】 |
【課題】ファイル制御部の単品参照ファイルに設定された単価データの整合性をチェックし、不整合が生じている場合には自動修復できるようにする。
【解決手段】単価変更予定の商品の変更単価及び変更予定日の単価変更データを設定記憶する変更予約ファイルから、現日付が変更予定日の単価変更データを検索し、検出した単価変更データに基づいてストアプロセッサの単品マスタファイル及びファイルプロセッサの単品参照ファイルの該当商品の単価データを変更単価データに更新するものにおいて、単品参照ファイルに記憶した各商品の単価データを読込み単品マスタファイルにおける同一商品の単価データと照合する。そして単価データの不整合を判別すると、単品参照ファイルの各商品の単価データを単品マスタファイルにおける同一商品の単価データに修正するようにしたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 商品登録部にて登録された商品の単品データ問合わせに対して各商品固有の単品コードに対応して少なくとも単価を含む単品データを記憶してなる単品参照ファイルから該当する単品データを取得し応答するファイル制御部を通信手段により接続し、このファイル制御部の単品参照ファイルに記憶される各単品データの単価を管理する商品単価管理装置において、各商品の単価データを設定記憶する単品マスタファイルと、単価変更予定の商品の変更単価及び変更予定日の単価変更データを設定記憶する変更予約ファイルと、現日付を計時する時計部と、この時計部にて計時される現日付が変更予定日の単価変更データを前記変更予約ファイルから検索する単価変更データ検索手段と、この検索手段により検出した単価変更データに基づいて前記単品マスタファイル及び単品参照ファイルの該当商品の単価データを変更単価データに更新する単価変更処理手段と、前記ファイル制御部から前記単品参照ファイルに記憶した各商品の単価データを読込み前記単品マスタファイルにおける同一商品の単価データと照合する単価チェック手段と、このチェック手段により単価データの不整合を判別すると前記単品参照ファイルの各商品の単価データを前記単品マスタファイルにおける同一商品の単価データに修正する単価修正手段と、を具備したことを特徴とする商品単価管理装置。 【請求項2】 前記単価変更処理手段により単価データを更新した商品の商品コード及び変更実施日を記憶する変更結果ファイルを設け、前記単価チェック手段は、チェック当日が変更実施日の商品を前記変更結果ファイルから検索し該当する商品のみを対象に単価データをチェックするものであることを特徴とする請求項1記載の商品単価管理装置。 【請求項3】 商品登録部にて登録された商品の単品データ問合わせに対して各商品固有の単品コードに対応して少なくとも単価を含む単品データを記憶してなる単品参照ファイルから該当する単品データを取得し応答するファイル制御部を通信手段により接続するとともに、各商品の単価データを設定記憶する単品マスタファイルと、単価変更予定の商品の変更単価及び変更予定日の単価変更データを設定記憶する変更予約ファイルと、現日付を計時する時計部とを備えてなるコンピュータに、前記時計部にて計時される現日付が変更予定日の単価変更データを前記変更予約ファイルから検索し、その結果検出した単価変更データに基づいて前記単品マスタファイル及び単品参照ファイルの該当商品の単価データを変更単価データに更新する手順と、前記ファイル制御部から前記単品参照ファイルに記憶した各商品の単価データを読込み前記単品マスタファイルにおける同一商品の単価データと照合して、単価データの不整合を判別すると前記単品参照ファイルの各商品の単価データを前記単品マスタファイルにおける同一商品の単価データに修正する手順とを実行させる商品単価管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、POS(販売時点情報管理)システムにおけるストアプロセッサの一機能である商品単価管理機能を実現する商品単価管理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】ストアプロセッサに複数のファイルプロセッサを通信回線で接続し、各ファイルプロセッサにそれぞれPOSターミナルを通信回線で接続して、各ファイルプロセッサに各商品固有の単品コードに対応して単価などの単品データを記憶した単品参照ファイルを設け、各POSターミナルが登録された商品の単品データを対応するファイルプロセッサに問合わせるようにした従来のPOSシステムにおいては、ストアプロセッサにおいて各商品の単価を一元的に管理し、単価変更があった場合にはその単価変更対象商品の商品コードと変更後の単価とからなる単価変更データをストアプロセッサから各ファイルプロセッサに送信することによって、各ファイルプロセッサにおける単品参照ファイルの単価を更新するものとなっていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで一般に、この種のPOSシステムにおいては、ストアプロセッサが閉店後処理として翌営業日に単価を変更する商品の単価変更データを自動的に作成して各ファイルプロセッサに送信する。各ファイルプロセッサは、開店前処理としてストアプロセッサから受信した単価変更データに基づいて単品参照ファイルにおける該当商品の単価を更新していた。 【0004】このため、例えば閉店直後に電源をオフしてしまったためにストアプロセッサとのデータ通信が行えなくなったファイルプロセッサにおいては、単価変更データを受信できないために翌営業日になっても単品参照ファイルにおける単価変更対象商品の単価が変更されず、このファイルプロセッサに接続されたPOSターミナルと、他のPOSターミナルに接続されたPOSターミナルとでは、同一商品の販売単価が一致しないという不都合が発生するおそれがあった。 【0005】そこで本発明は、ファイル制御部の単品参照ファイルに設定されている単価データの整合性をチェックし、不整合が生じている場合には自動的に修復できる商品単価管理装置を提供しようとするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る発明は、商品登録部にて登録された商品の単品データ問合わせに対して各商品固有の単品コードに対応して少なくとも単価を含む単品データを記憶してなる単品参照ファイルから該当する単品データを取得し応答するファイル制御部を通信手段により接続し、このファイル制御部の単品参照ファイルに記憶される各単品データの単価を管理する商品単価管理装置において、各商品の単価データを設定記憶する単品マスタファイルと、単価変更予定の商品の変更単価及び変更予定日の単価変更データを設定記憶する変更予約ファイルと、現日付を計時する時計部と、この時計部にて計時される現日付が変更予定日の単価変更データを変更予約ファイルから検索する単価変更データ検索手段と、この検索手段により検出した単価変更データに基づいて単品マスタファイル及び単品参照ファイルの該当商品の単価データを変更単価データに更新する単価変更処理手段と、ファイル制御部から単品参照ファイルに記憶した各商品の単価データを読込み単品マスタファイルにおける同一商品の単価データと照合する単価チェック手段と、このチェック手段により単価データの不整合を判別すると単品参照ファイルの各商品の単価データを単品マスタファイルにおける同一商品の単価データに修正する単価修正手段とを備えたものである。 【0007】本願請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る発明に、単価変更処理手段により単価データを更新した商品の商品コード及び変更実施日を記憶する変更結果ファイルを設け、単価チェック手段を、チェック当日が変更実施日の商品を変更結果ファイルから検索し該当する商品のみを対象に単価データをチェックするようにしたものである。 【0008】本願請求項3に係る発明は、コンピュータを商品単価管理装置として機能させる商品単価管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、前記コンピュータは、商品登録部にて登録された商品の単品データ問合わせに対して各商品固有の単品コードに対応して少なくとも単価を含む単品データを記憶してなる単品参照ファイルから該当する単品データを取得し応答するファイル制御部を通信手段により接続するとともに、各商品の単価データを設定記憶する単品マスタファイルと、単価変更予定の商品の変更単価及び変更予定日の単価変更データを設定記憶する変更予約ファイルと、現日付を計時する時計部とを備えたもので、前記商品単価管理プログラムは、時計部にて計時される現日付が変更予定日の単価変更データを変更予約ファイルから検索し、その結果検出した単価変更データに基づいて単品マスタファイル及び単品参照ファイルの該当商品の単価データを変更単価データに更新する手順と、ファイル制御部から単品参照ファイルに記憶した各商品の単価データを読込み単品マスタファイルにおける同一商品の単価データと照合して、単価データの不整合を判別すると単品参照ファイルの各商品の単価データを単品マスタファイルにおける同一商品の単価データに修正する手順とを実行させるものである。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図1に示すPOSシステムのストアプロセッサ1に適用した一実施の形態について、図1乃至図5を参照して説明する。なお、ストアプロセッサ1は、例えば磁気ディスクなどの記録媒体に記録されたプログラムを読込み、このプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって実現される。 【0010】図1において、ストアプロセッサ1は、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等の通信回線2を介して複数台のファイルプロセッサ3を接続している。各ファイルプロセッサ3は、それぞれSDLC(シンクロナス・データ・リンク・コントロール)回線などの通信回線4を介して複数台のPOS端末5を接続している。 【0011】ストアプロセッサ1は、図2(a)に示すように、単品コード,単品名称,販売単価などからなる単品マスタレコードを蓄積記憶する単品マスタファイル6と、同図(b)に示すように、単品コード,変更予約日,変更単価などからなる変更予約レコードを蓄積記憶する変更予約ファイル7と、同図(c)に示すように、単品コード,変更実施日,更新単価などからなる変更結果レコードを蓄積記憶する変更結果ファイル8とを備えている。 【0012】各ファイルプロセッサ3は、図2(d)に示すように、単品コード,単品名称,参照単価などからなる単品参照レコードを蓄積記憶する単品参照ファイル9と、同図(e)に示すように、単品コード,変更実施日,変更単価などからなる単価変更データを蓄積記憶する単価変更ファイル10とを備えている。 【0013】図3は前記ストアプロセッサ1の要部構成を示すブロック図であって、このストアプロセッサ1は、コンピュータ本体を構成するCPU(中央処理装置)11を搭載している。また、固定的なプログラムやキャラクタジェネレータデータなどを予め記憶したROM(リード・オンリ・メモリ)12、可変的なプログラムを記憶するプログラムRAM13、可変的なデータを記憶するデータRAM14、日付及び時刻を計時する時計部15、前記通信回線2を介して行う各ファイルプロセッサ3とのデータ通信を制御する通信コントローラ16、FDD(フロッピー・ディスク・ドライブ)17の駆動を制御するFDDコントローラ18、HDD(ハード・ディスク・ドライブ)19の駆動を制御するHDDコントローラ20、キーボード21との信号授受を行うキーボードインタフェース22、ディスプレイ23との信号授受を行うディスプレイインタフェース24、プリンタ25との信号授受を行うプリンタインタフェース26などを搭載している。前記CPU11と、ROM12,プログラムRAM13,データRAM14,時計部15,通信コントローラ16,FDDコントローラ18,HDDコントローラ20,キーボードインタフェース22,ディスプレイインタフェース24及びプリンタインタフェース26とは、アドレスバス,データバスなどのバスライン27で接続している。 【0014】かかる構成のストアプロセッサ1は、HDD19に、前記単品マスタファイル6,変更予約ファイル7及び変更結果ファイル8の各データファイルを形成している。そして、単品マスタファイル6に対する単品マスタレコード及び変更予約ファイル7に対する変更予約レコードの追加,抹消,修正を、プログラムRAM13にロードされたテーブルメンテナンスプログラムの制御によりキーボード21のキー操作で適宜行えるようになっている。 【0015】さて、上記ストアプロセッサ1のCPU11は、例えば店舗営業日の開店前にプログラムRAM13にロードされた単価変更制御プログラムに従い、図4の流れ図に示す制御手順で単価変更処理を実行するものとなっている。すなわち、時計部15にて計時されている現時刻が予め設定された単価変更処理開始時刻(店舗営業日の閉店後時刻とする)に達すると上記単価変更制御プログラムが起動し、CPU11は、先ず、ST(ステップ)1として時計部15に計時されている現日付を読込みデータRAM14に一時記憶する。次に、ST2として変更予約ファイル7に設定されている変更予約レコードを先頭レコードから順に読込み、そのレコードのデータ項目[変更予約日]がST1にて読込んだ現日付に一致する変更予約レコードを検索する。 【0016】その結果、ST3として該当する変更予約レコードを検出したならば、ST4としてこのレコードのデータ項目[単品コード]でもって単品マスタファイル6を検索し、同一単品コードを有する単品マスタレコードのデータ項目[販売単価]を、該当する変更予約レコードのデータ項目[変更単価]に書換える。次に、単価変更処理を店舗営業日の閉店後に実施しており単価変更対象商品が実際に単価変更されて販売されるのは翌営業日なので、ST5としてST1にて読込んだ現日付から1日更新した日付を変更実施日として算出する。しかる後、ST6として該当する変更予約レコードに基づいて前記単価変更レコード及び変更結果レコードを作成する。この場合において、変更結果レコード及び単価変更レコードのデータ項目[変更実施日]は、ST5にて算出した日付とする。また、変更結果レコードのデータ項目[更新単価]と単価変更レコードのデータ項目[変更単価]は、該当変更予約レコードの[変更単価]とする。 【0017】次に、ST7としてST6にて作成した単価変更レコードをデータRAM14に確保した送信ファイルにセットする。また、ST8としてST6にて作成した変更結果レコードを変更結果ファイル8に追加する。その後、ST9として変更予約ファイル7から該当する変更予約レコードを抹消したならば、ST2に戻り、変更予約ファイル7の検索を続ける。 【0018】こうして、変更予約ファイル7からデータ項目[変更予約日]が現日付に一致する変更予約レコードを検出する毎に、ST4乃至ST9の処理を繰り返す。ST3にて変更予約ファイル7内に変更予約日が現日付に一致する変更予約レコードの存在を見出だせないことによって変更予約ファイル7の検索終了を判断したならば、ST10として前記データRAM14上の送信ファイルに送信データ(単価変更レコード)がセットされているか否かを判断する。そしてセットされている場合には、この送信ファイルを各ファイルプロセッサ3に配信する。以上で、単価変更制御プログラムが終了する。 【0019】なお、上記送信ファイルを受信した各ファイルプロセッサ3においては、この送信ファイル内の単価変更レコードを自己の単価変更ファイル10に追加する。そして、単価変更ファイル10を随時検索し、変更実施日が現日付の単価変更レコードを検出すると、単品参照ファイル9における同一単品コードの単品参照レコードのデータ項目[参照単価]を該当単価変更レコードのデータ項目[変更単価]に書換えるものとなっている。 【0020】ここに、図4においてST2の処理は、時計部15にて計時される現日付が変更予定日の単価変更データを変更予約ファイル7から検索する単価変更データ検索手段を構成する。また、ST4の処理は上記単価変更データ検索手段により検出した単価変更データに基づいて単品マスタファイル6の該当商品の単価データを変更単価データに更新する単価変更処理手段を構成する。さらに、ST5,6,7,11の処理は、上記単価変更データ検索手段により検出した単価変更データに基づいて単品参照ファイル9の該当商品の単価データを変更単価データに更新する単価変更処理手段を構成する。 【0021】また、ストアプロセッサ1のCPU11は、同じくプログラムRAM13にロードされた単価チェック制御プログラムに従い、図5の流れ図に示す制御手順で単価チェック処理を実行するものとなっている。すなわち、時計部15にて計時されている現時刻が予め設定された単価チェック処理開始時刻(店舗営業日の開店前時刻とする)に達すると上記単価チェック制御プログラムが起動し、CPU11は、先ず、ST1として時計部15に計時されている現日付を読込みデータRAM14に一時記憶する。次に、ST2として変更結果ファイル8に格納されている変更結果レコードを先頭レコードから順に読込み、そのレコードのデータ項目[変更実施日]がST1にて読込んだ現日付に一致する変更結果レコードを検索する。 【0022】その結果、ST3として該当する変更結果レコードを検出したならば、ST4としてこのレコードのデータ項目[単品コード]でもって単品マスタファイル6を検索し、同一単品コードを有する単品マスタレコードのデータ項目[販売単価]を読込む。そして、ST5としてこのデータ項目[販売単価]と該当する変更結果レコードのデータ項目[更新単価]とを比較して両単価が一致するかチェックし、一致しない場合には、ST6として該当単品マスタレコードのデータ項目[販売単価]を該当変更結果レコードのデータ項目[更新単価]に書換える。 【0023】次に、ST7として各ファイルプロセッサ3との回線を1台ずつ接続する。そして、ST4と同様に該当する変更結果レコードのデータ項目[単品コード]でもって回線接続したファイルプロセッサ3の単品参照ファイル9を検索し、同一単品コードを有する単品参照レコードのデータ項目[参照単価]を読込む。そして、ST8としてこのデータ項目[参照単価]と該当する変更結果レコードのデータ項目[更新単価]とを比較して両単価が一致するかチェックし、一致しない場合には、ST9として該当単品参照レコードのデータ項目[参照単価]を該当変更結果レコードのデータ項目[更新単価]に書換える。 【0024】以上、ST7乃至ST9の処理を各ファイルプロセッサ3に対して順次実行する。そして、ST10として全ファイルプロセッサ3に対してST7乃至ST9の処理を終了したことを確認するとST2に戻り、変更結果ファイル8からデータ項目[変更実施日]が現日付に一致する変更結果レコードを検索する。その結果、該当する変更結果レコードを検出したならば前記ST4乃至ST9の処理を繰り返す。こうして、ST3にて変更結果ファイル8の検索終了を判断すると、この単価チェック制御プログラムが終了する。 【0025】ここに、図5においてST7,8の処理は、ファイルプロセッサ3から単品参照ファイル9に記憶した各商品の単価データを読込み単品マスタファイル6における同一商品の単価データと照合する単価チェック手段を構成する。また、ST9の処理は、上記単価チェック手段により単価データの不整合を判別すると単品参照ファイル9の各商品の単価データを単品マスタファイル6における同一商品の単価データに修正する単価修正手段を構成する。 【0026】なお、前記テーブルメンテナンスプログラム,単価変更制御プログラム及び単価チェック制御プログラムは、商品単価管理プログラムとしてフロッピーディスクFD(図2参照)に記録され、ストアプロセッサ1は、この商品単価管理プログラムをFDD17を介して読込みプログラムRAM13にロードすることにより前述した各処理を実行可能となる。 【0027】このような構成の本実施の形態においては、商品の単価を変更する必要が生じると、オペレータはストアプロセッサ1のテーブルメンテナンスプログラムを起動し、キーボード21を操作して変更予約対象商品の単品コード,変更予約日,変更単価などの必要データを入力する。なお、変更予約日は実際に単価を変更する前日の日付とする。こうすることにより、キー入力されたデータに基づいて変更予約レコードが作成されて変更予約ファイル7に順次追加される。 【0028】この状態で、店舗営業日の閉店後になると、ストアプロセッサ1においては、単価変更処理が実行される。すなわち、変更予約ファイル7に記憶保存されている変更予約レコードのうち、変更予約日が現日付,つまりは翌営業日から単価を変更する商品の変更予約レコードが抽出される。そしてこの変更予約レコードに該当する商品の単品マスタファイル6上の販売単価が変更単価に書換えられる。また、変更実施日を上記変更予約日の翌日にした単価変更レコードが作成されて各ファイルプロセッサ3の単価変更ファイル10に追加される。これにより、各ファイルプロセッサ3においては、変更実施日になるとそれぞれ単価参照ファイル9内の該当商品の参照単価が変更単価に書換えられる。さらに、同じく変更実施日を上記変更予約日の翌日にした変更結果レコードが作成されて変更結果ファイル8に格納される。なお、変更予約ファイル7からは該当した変更予約レコードが抹消される。 【0029】続いて、翌営業日の開店前になると、ストアプロセッサ1においては単価チェック処理が実行される。すなわち、変更結果ファイル8から変更実施日が当日の変更結果レコードが抽出される。そして、先ずこの変更結果レコードに基づいて単品マスタファイル6における該当商品の販売単価が変更結果レコードの更新単価に一致するかチェックされる。ここで、前日の単価変更処理により単品マスタファイル6における単価変更対象商品の販売単価が正常に書換えられていた場合には一致するが、書換えエラー等により正常に書換えられなかった場合には不一致になる。不一致になった場合には、単品マスタファイル6における該当商品の販売単価が変更結果レコードの更新単価,つまりは該当商品の変更予約レコードにおける変更単価に書換えられる。その結果、単品マスタファイル6における各商品の販売単価は、当営業日において正当なものになる。 【0030】次に、各ファイルプロセッサ3毎に、単品参照ファイル9における該当商品の販売単価が変更結果レコードの更新単価に一致するかチェックされる。ここで、前日の単価変更処理により各ファイルプロセッサ3に配信された単価変更レコードによって単品参照ファイル9における単価変更対象商品の参照単価が正常に書換えられていた場合には一致するが、送信ファイルの受信エラー等により正常に書換えられなかった場合には不一致になる。不一致になった場合には、単品参照ファイル9における該当商品の参照単価が変更結果レコードの更新単価に書換えられる。その結果、各ファイルプロセッサ3の単品参照ファイル6における各商品の参照単価は、ストアプロセッサ1における単品マスタファイル6の販売単価に一致し、当営業日において正当なものになる。 【0031】このように本実施の形態によれば、営業日の開店前に各ファイルプロセッサ3の単品参照ファイル9における各商品の参照単価がストアプロセッサ1の単品マスタファイル6における該当商品の販売単価と一致するかチェックし、一致しない場合には一致するように単品参照ファイル9の参照単価を書換えるようにしたので、例えば閉店直後に電源をオフしてしまったためにストアプロセッサ1とのデータ通信が行えなくなったファイルプロセッサ3においても、翌営業日の開店までには単価変更対象商品の参照単価が変更単価に書換えられるので、POSターミナル間で同一商品の販売単価が一致しないという不都合が発生するおそれがない。 【0032】ところで、本実施の形態においては、販売単価を変更単価に書換えた商品の商品コード及び変更実施日を記憶する変更結果ファイル8を設け、単価チェック処理ではチェック当日が変更実施日の商品を変更結果ファイル8から検索し該当する商品のみを対象に単価チェックを行っている。したがって、単価チェック処理に要するCPU11の処理負荷が小さくかつ処理時間も短いので、本実施の形態を既存のPOSシステムに導入しても問題がない。 【0033】なお、本発明は前記一実施の形態に限定されるものではない。例えば前記実施の形態では、単価変更処理及び単価チェック処理を店舗営業日の閉店後及び開店前の定時処理としてそれぞれ自動実行させる場合を示したが、例えばディスプレイ23に表示した業務メニュー画面からオペレータが選択操作することで実行するようにしてもよい。 【0034】また、単価チェック処理においてST2〜ST6の処理で単品マスタファイル6の販売単価をチェックしたが、この処理を省略しても本発明と同等の効果を奏し得る。この場合において、ST8の処理でファイルプロセッサ3の参照単価と比較する単価を変更結果レコードの更新単価でなく単品マスタファイル6の販売単価としてもよい。 【0035】また、前記実施の形態では、単品参照ファイル9をファイルプロセッサ3に設けたが、各POSターミナル5がそれぞれ単品参照ファイル9を備えたシステムであっても、ストアプロセッサ1が各POSターミナル5の単品参照ファイル9をファイルプロセッサ3を介して読込み、単価チェックを行い、不整合を検知すると自動修復するように構成することによって、本発明を同様に適用できるものである。 【0036】さらに、前記実施の形態では、商品単価管理プログラムを記録する記録媒体としてフロッピーディスクFDを示したが、ハードディスク,光ディスク,半導体メモリなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に上記商品単価管理プログラムを記録してもよい。また、通信媒体を利用してコンピュータに上記商品単価管理プログラムを読込ませることによって本装置を実現することも可能である。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。 【0037】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、ファイルプロセッサ3の単品参照ファイル9に設定されている参照単価の整合性をチェックし、不整合が生じている場合には自動的に修復するようにしたので、POSターミナル間で参照単価が不一致になる不具合を防止できる効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】株式会社テック
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)4月14日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開平10−289379 |
| 【公開日】 |
平成10年(1998)10月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−95502 |
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