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【発明の名称】 |
自動販売機のスパイラル式商品収納ラック |
| 【発明者】 |
【氏名】小林 達也 |
【課題】スパイラル式商品収納ラック内で、アタッチメント調整を必要とせずに形状,サイズの異なる異形商品A,Bを収納位置に案内保持し、併せてラックの奥行き占有スペースを縮減してコンパクト化を図る。
【解決手段】異形商品A,Bをラック内の収納位置に案内保持するガイド手段として、ラックケース9内の中央に配置した前後一対の縦軸ガイド13と、左右側壁面の後部に敷設した側面ガイド14と、左右側壁面の前部側より張り出して短小サイズ商品Bの前端周縁部を案内する第1の先端規制ガイド15と、ラックケースの後壁面上に敷設した後面ガイド16と、ラック扉の内壁面上に敷設して長大サイズ商品Aの前端を案内する前面ガイド17と、同じくラック扉の内壁面中央部より内方へ張り出して商品Bの前端周縁部をガイド15と協同して案内する第2の先端規制ガイド18を備え、かつラックケースの後部側両サイドのコーナー部を斜めカットして、ここに商品売切検知スイッチ12を配置する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】前面にラック扉を備えた箱形ラックケースの庫内中央にベンドモータに連結した縦軸のスパイラルを備え、販売指令に基づくスパイラルの回転操作により、左右列に振り分けて前記スパイラルのピッチ間に収納した商品を最下位から順に搬出する自動販売機のスパイラル式商品収納ラックにおいて、形状,長さサイズの異なる各種の異形商品をラック内で所定の収納姿勢に保持して下降案内するためのガイド手段として、スパイラルを挟んでラック中央の前後に配置した縦軸ガイドと、ラックケースの左右側壁面の後部側に敷設して各種商品の胴部を共通に案内する後部側面ガイドと、左右側壁面の前部側より内方へ張り出すように敷設して短小サイズ商品の前端周縁部を案内する第1の先端規制ガイドと、ラックケースの後壁面上に敷設して各種商品の先端を共通に案内する後面ガイドと、ラック扉の内壁面上に敷設して長大サイズ商品の前端を案内する前面ガイドと、同じくラック扉の内壁面中央部より内方へ張り出すように敷設して短小サイズ商品の前端周縁部を前記第1の規制ガイドと協同して案内する第2の先端規制ガイドとを備え、かつ前記の各ガイドを各種商品の形状,サイズに合わせて定位置に固定的に設置したことを特徴とする自動販売機のスパイラル式商品収納ラック。 【請求項2】前面にラック扉を備えた箱形ラックケースの庫内中央にベンドモータに連結した縦軸のスパイラルを備え、販売指令に基づくスパイラルの回転操作により、左右列に振り分けて前記スパイラルのピッチ間に収納した商品を最下位から順に搬出する自動販売機のスパイラル式商品収納ラックであり、該商品収納ラックに先細りの円錐形商品を横置姿勢に収納するものにおいて、ラックケースの平断面輪郭形状を、円錐形商品の外形に合わせて後部側両サイドのコーナー部を斜めにカットした形状となし、かつ斜めカットしたコーナー部の外側に商品売切スイッチを配置したことを特徴とする自動販売機のスパイラル式商品収納ラック。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、アイスクリームなどの自動販売機に搭載したスパイラル式商品収納ラックに関する。 【0002】 【従来の技術】頭記したスパイラル式商品収納ラックの構成,商品搬出動作は周知であり、前面にラック扉を備えた箱形ラックケースの庫内中央にベンドモータに連結した縦軸のスパイラルを備え、販売指令に基づくスパイラルの回転操作により、左右列に振り分けて前記スパイラルのピッチ間に収納した商品を最下位から順に搬出するように構成されている。 【0003】図3(a),(b) は前記のスパイラル式商品収納ラックを搭載したアイスクリーム自動販売機の構成図であり、図において、1は断熱筐体としてなる自動販売機のキャビネット、2は前面外扉、3は商品取出口、4は断熱内扉、5は商品取出口3に通じる商品搬出扉であり、キャビネット1の庫内には前後2列に配列した複数基のスパイラル式商品収納ラック6、商品搬出シュータ7、および冷却器(冷凍機のエバポレータ)8が収設されている。 【0004】ここで、スパイラル式商品収納ラック6は、前面にラック扉9aを備えた箱形のラックケース9の中にベンドモータ10で回転駆動する縦軸のスパイラル11を備えた構成になり、商品(図示せず)は各ラックごとに左右二列に振り分けスパイラル11の各ピッチ間に装填されている。また、前後列に並ぶ商品収納ラック6のうち、後列に並ぶ各ラックは固定配置されている。これに対して、前列に並ぶラックはキャビネット1の天井側に敷設した左右方向のレールに沿って移動可能に吊り下げ支持されており、かつ後列に並ぶラック数より1基少なくしてラックの相互間に後列のラックにアクセスするスペースを形成し、このスペースを通して前方から後列ラックへの商品補充を行うようにしている。また、商品収納ラックごとに、ラックケース6の後面下部には商品売切検知スイッチ12を備えている。 【0005】一方、前記のスパイラル式商品収納ラックで販売する商品には外形,サイズの異なる様々な商品があり、このような各種の異形商品に対応させるために、従来のスパイラル式商品収納ラックでは、ラックケース内で商品を所定の収納位置に保持して下降案内するガイド手段としてアタッチメントを付設し、商品の形状,サイズに合わせてアタッチメントの位置を調整する方式のものが知られている。例えば、実開昭58−39686号公報には、ラックケースの左右側壁にL字形のアタッチメントを取付け、パック商品,瓶商品の形状に合わせて前記のL字形アタッチメントの向きを前後に反転して付け替えるようにした構成のものが開示されている。また、特開平8−63660公報には、ラックケースの前面に設けたラック扉の内面に商品の長短サイズに合わせて前後方向に移動調節するアタッチメントを取付けた構成のものが開示されている。さらに、アイスクリームなどの冷凍商品を販売するスパイラル式商品収納ラックでは、商品が販売待機中に鋼板で作られたラックケースの壁面に凍り付くのを防止するために、ラックケースの側壁面,後壁面,ラック扉の内壁面などに樹脂製のレール状ガイドを縦向きに敷設し、商品をガイドに沿って案内するようにしている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従来方式のスパイラル式商品収納ラックでは、販売商品を異なる形状,サイズのものに変更する場合には、その都度ラック内に取付けたアタッチメントを商品の形状,サイズに合わせて新たな位置に移し替える調整作業が必要があり、このために販売商品を変更する際の作業を煩雑にしている。 【0007】また、スパイラル式商品収納ラックには売切検知スイッチ12を備えているが、従来のラック構造では図3で述べたように売切検知スイッチ12をラックケース(断面方形状)の背後側に取付けており、このためにラックの奥行き方向の占有スペースが大きくなる。特に図3のようにキャビネット1の庫内に複数基のラックを前後列に分けて配置したものでは、キャビネットの奥行き寸法が増加してスペース効率が低下する。 【0008】本発明は上記の点にかんがみなされたものであり、第1の目的はラック内での調整を一切必要とせずに外形,サイズの異なる異形商品に対応できるしたスパイラル式商品収納ラックを提供することにあり、また第2の目的はラックの奥行き占有スペースを縮減してコンパクト化が図れるようにしたスパイラル式商品収納ラックを提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成するために、本発明によれば、形状,長さサイズの異なる各種の異形商品をラック内で所定の収納姿勢に保持して下降案内するためのガイド手段として、スパイラルを挟んでラック中央の前後箇所に配置した縦軸ガイドと、ラックケースの左右側壁面の後部側に敷設して各種商品の胴部を共通に案内する後部側面ガイドと、左右側壁面の前部側より内方へ張り出すように敷設して短小サイズ商品の前端周縁部を案内する第1の先端規制ガイドと、ラックケースの後壁面上に敷設して各種商品の先端を共通に案内する後面ガイドと、ラック扉の内壁面上に敷設して長大サイズ商品の前端を案内する前面ガイドと、同じくラック扉の内壁面中央部より内方へ張り出すように敷設して短小サイズ商品の前端周縁部を前記第1の規制ガイドと協同して案内する第2の先端規制ガイドとを備え、かつ前記の各ガイドを各種商品の形状,サイズに合わせて定位置に固定的に設置するものとする。 【0010】かかる構成により、ラック内に分散して設置した各ガイドを所定位置に固定のまま、何らの調整作業を必要とせずに長大サイズ,および短小サイズの各種異形商品を収納位置に安定よく保持して下降案内することができる。また、第2の目的を達成するために、本発明によれば、ラックケースの平断面輪郭形状を、円錐形商品の外形に合わせて後部側両サイドのコーナー部を斜めにカットした形状となし、かつ斜めカットしたコーナー部の外側に商品売切スイッチを配置するものとする。 【0011】かかる構成によれば、商品売切検知スイッチがラックケースの後面から背後に突き出すことがなくなり、その分だけ奥行き占有スペースが縮減できてコンパクト,省スペース化が図れる。特にキャビネットの庫内に複数基のラックを前後列に分けて配列する場合にはキャビネットの奥行き寸法も縮減できてスペース効率が高まる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体的に示した実施例を図1,図2に基づいて説明する。なお、実施例の図中で、図3に対応する同一部材には同じ符号が付してある。まず、このスパイラル式商品収納ラックで販売する2種類の異形商品について述べると、図中に実線で表す商品Aはウェハスのカップに盛り付けたアイスクリームに円錐形のキャップを被せたソフトアイスクリーム商品であり、その形状は中央部が最大径で前後端に向けて先細りとなり、長さサイズはラックケース9の庫内奥行き寸法とほぼ同じである。また、図中に鎖線で表す商品Bは商品Aよりも長さサイズの短いコップ状のカップ容器(プラスチック,もしくは紙製容器)にアイスクリームを入れた商品で、カップ容器の上蓋側端面が最大径である。 【0013】一方、庫内中央に縦軸のスパイラル11を装備したスパイラル式商品収納ラック6のラックケース9は、その平断面形状が前記した2種類の異形商品A,Bの形状(先細りの円錐形)に合わせてケース後部側の左右コーナー部を斜めにカットした六角形を呈しており、かつ斜めカットしたコーナー辺部の外側に商品売切スイッチ12が設置されている。 【0014】また、ラックケース9の庫内側には、形状,長さサイズの異なる前記の異形商品A,Bをラック内で所定の収納姿勢に保持して下降案内するためのガイド手段として、スパイラル11を挟んでラック中央の前後箇所に配置した棒状の2本の縦軸ガイド13と、ラックケース9の左右側壁面の後部側(前記した斜めカット辺部)壁面に沿い上下方向に敷設して商品A,Bの胴部を共通に案内するレール状の後部側面ガイド14と、左右側壁面の前部側より内方へ張り出すように敷設して短小サイズ商品Bの前端周縁部を案内するチャンネル状(断面U字形でその前端部がL字形に屈曲している)の第1の先端規制ガイド15と、ラックケース9の後壁面上に敷設して商品A,Bの先端を共通に案内するレール状の後面ガイド16と、ラック扉9aの内壁面上に敷設して長大サイズ商品Aの前端を案内するレール状の前面ガイド17と、同じくラック扉9aの内壁面中央部より内方へ張り出すように敷設して短小サイズ商品Bの前端周縁部を前記第1の規制ガイド15と協同して案内する平板状の第2の先端規制ガイド18とを備えており、かつ前記の各ガイドはそれぞれ異形商品A,Bの外形形状,長さサイズに対応した位置に固定的に設置されている。そして、商品A,Bをラック内に装填する場合には、ラック扉9aを開放した状態で、庫内のスパイラル11に対し左右2列に振り分けて図示のように「ハ」の字状に装填し、商品装填後はラック扉9aを閉じる。 【0015】ここで、ラックケース内に商品Aを収納した状態では、商品Aの前後端が後面ガイド16と前面ガイド17の間に挟まれ、キャップの胴部が側面ガイド14に案内されて所定の収納位置に保持される。また、縦軸ガイド13は庫内スペースを左右領域に二分する仕切ガイドの役目を果たし、商品がスパイラル11の回転に連れ回りして他方の領域へ入り込むのを阻止する。なお、商品Bに対応する先端規制ガイド15,18は商品Aと不当に干渉して庫内への装填を阻害することはなく、商品Aの収納状態では規制ガイドの先端部で商品Aのカップ径小部が所定の収納位置に収まるように規制している。一方、販売商品を商品Aから商品Bに変更する場合には、前記の各ガイド13〜18を初期位置に固定したまま、ラック扉9aを開放して庫内に商品Bを装填した後、ラック扉9aを閉じる。これにより商品Bは、後面ガイド16,第1の先端規制ガイド15,第2の先端規制ガイド18,後部側面ガイド14,および縦軸ガイド13に規制して囲まれたスペース内で所定の収納位置に案内保持される。 【0016】図2は、自動販売機のキャビネット1の庫内に、図1に示したスパイラル式商品収納ラックを前後2列に分け、かつ後列ラックを固定式,前列ラックを左右方向へのスライド式に配列した平面配置図である。この図から判るように、ラックケース9をその後部側両サイドを斜めカットした断面六角形として、商品売切検知スイッチ12をケース9の斜めカット部分に設置したことで、背後へのスイッチの突き出しがなくなって奥行き方向でのラックの占有スペースが縮減するとともに、斜めカットのコーナー部分を有効に利用して後列側に並ぶ固定側ラックの前方に、前列ラックとの干渉を避けてラック扉9aの開放スペースを確保することができるなど、キャビネット1の省スペース化が図れる。 【0017】 【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれば次記の効果を奏する。 1)請求項1の構成によれば、ラック内に分散して設置した各ガイドを所定位置に固定したままで、従来のようにアタッチメントの調整作業を必要とせずに長大サイズ,および短小サイズの異形商品を所定の収納位置に安定よく保持して下降案内することができる。 【0018】2)また請求項2の構成によれば、商品売切検知スイッチがラックケースの後面から背後に突き出すことがなくなり、その分だけラックの奥行き占有スペースが縮減できてコンパクト,省スペース化が図れる。特にキャビネットの庫内に複数基のラックを前後列に分けて配列する場合にはキャビネットの奥行き寸法も縮減できてスペース効率が高まる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005234 【氏名又は名称】富士電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成8年(1996)7月1日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】山口 巖
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| 【公開番号】 |
特開平10−21464 |
| 【公開日】 |
平成10年(1998)1月23日 |
| 【出願番号】 |
特願平8−170943 |
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