| 【発明の名称】 |
図面記号認識方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】青木 康浩
【氏名】塩 昭夫
【氏名】小池 秀樹
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| 【要約】 |
【課題】本発明の課題は、手書きによりラフに書かれた記号情報を認識する図面記号認識方法を提供することにある。
【解決手段】本発明は、イメージスキャナ等の入力部から入力した地図や平面図などの図面に描かれている方位記号などのように、描かれている向きに意味を持つ記号を認識する方法において、記号の中から方向情報を持つ部分の特徴を抽出するステップと、抽出された特徴をデータベース登録するためにパターン化するステップと、該データベースと入力パターンとの照合により記号の方向を認識するステップとを有することを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 イメージスキャナ等の入力部から入力した地図や平面図などの図面に描かれている方位記号などのように、描かれている向きに意味を持つ記号を認識する方法において、記号の中から方向情報を持つ部分の特徴を抽出するステップと、抽出された特徴をデータベース登録するためにパターン化するステップと、該データベースと入力パターンとの照合により記号の方向を認識するステップとを有することを特徴とする図面記号認識方法。 【請求項2】 方向情報を持つ図面記号の特徴を抽出するステップにおいて、記号の中心から放射線方向に一定値離れたドーナツ状の領域から記号を表す画素を抽出することを特徴とする請求項1記載の図面記号認識方法。 【請求項3】 記号を描く用紙において、あらかじめ中心を通るいくつかの線分で分割した円記号などを、あらかじめドロップアウトカラーで印刷しておくことを特徴とする請求項1または2記載の図面記号認識方法。 【請求項4】 方向情報を持つ図面記号をパターン化する方法において、該記号を構成する画素をその位置情報によるクラスタリングをすることと、クラスタリングされた画素情報を基に該記号をパターン化することを特徴とする請求項1、2または3記載の図面記号認識方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はイメージスキャナなどの入力部を介して入力される、手書きまたは印刷された図面から、図面に表記されている方位記号等の意味を自動的に認識する方法に関し、図面の電子化(CAD入力)のための自動入力用ツールなどとして利用することができる。 【0002】 【従来の技術】従来、図面のCAD入力作業はマニュアル入力が一般的であり、自動入力はほとんど行われていない。限られた図面に対して自動入力をしている場合でも、決まった書き方で、かつ、きれいに書かなければならないなどの制約が存在していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、従来の図面認識技術を利用しても、図面入力には多くの制約があったという上記の問題点を解決し、手書きによりラフに書かれた記号情報を認識する図面記号認識方法を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明の図面記号認識方法は、イメージスキャナ等の入力部から入力した地図や平面図などの図面に描かれている方位記号などのように、描かれている向きに意味を持つ記号を認識する方法において、記号の中から方向情報を持つ部分の特徴を抽出するステップと、抽出された特徴をデータベース登録するためにパターン化するステップと、該データベースと入力パターンとの照合により記号の方向を認識するステップとを有することを特徴とする。 【0005】また本発明は、前記図面記号認識方法の方向情報を持つ図面記号の特徴を抽出するステップにおいて、記号の中心から放射線方向に一定値離れたドーナツ状の領域から記号を表す画素を抽出することを特徴とする。 【0006】また本発明は、前記図面記号認識方法の記号を描く用紙において、あらかじめ中心を通るいくつかの線分で分割した円記号などを、あらかじめドロップアウトカラーで印刷しておくことを特徴とする。 【0007】また本発明は、前記図面記号認識方法の方向情報を持つ図面記号をパターン化する方法において、該記号を構成する画素をその位置情報によるクラスタリングをすることと、クラスタリングされた画素情報を基に該記号をパターン化することを特徴とする。 【0008】すなわち、本発明は、(1) あらかじめ学習用として用意した手書きの記号データから、歪みなどの影響を受け難い部分の特徴を獲得する手法と、(2) 獲得した特徴を比較しやすい数値パターンに変換する手法を用いる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。本発明による図面記号認識方法は、一般住宅の間取りを表す平面図などに描かれる、方位などを表す記号の自動認識に利用可能である。以下は、建築用の平面図に表記された方位記号の自動認識に適用した本発明の実施形態例の説明である。 【0010】図1で本発明の処理手順を示す。10図面記号登録処理で、認識処理で用いる角度テーブルを学習データから生成し、20図面記号認識処理で、該角度テーブルと入力データを照合することにより記号を認識している。 【0011】10図面記号登録処理では、11学習データを入力し12特徴抽出処理と13パターン登録により14角度テーブルを生成している。11学習データは、図3に示すように、図面用紙にあらかじめドロップアウトカラーで印刷した円記号上に、方位を表す記号を描いたものである。方位記号の書き方の例として3種類を図4(a),(b),(c)に示す。ここで図4(a),(b),(c)に示す記号は、全て右斜め上方向を表現した状態を表している。こういった記号を11学習データとしてイメージスキャナなどのデータ入力装置から読みとる。 【0012】12特徴抽出処理では、データ入力装置から読みとった11学習データから黒画素を抽出し、その位置の持つ角度情報から方位マークデータとしてパターン化している。この処理フローを図2に示す。まず、31黒画素抽出処理は図5に示すように、図面用紙に描かれた方位記号から、ドーナツ状の灰色の部分(図では点で表している。)の黒画素を抽出する。図5の部分拡大図で示すように、射影範囲(20Dot)の周囲にノイズ除去(10Dot)部分がある。図5で、方位マークと斜線の重なっている部分を抽出する。次に、32角度検出処理で、得られた黒画素に対して、図6に示すように円の中心からの角度を計算する。すなわち、X,Yを黒画素の座標、θを角度、rを半径、Xr,Yrを円の中心座標とすると、θ=tan-1{(Y−Yr)/(X−Xr)} θ<0の場合 θ+=360となる。そして、33クラスタリング処理では、32角度検出処理で得られた角度を、図7(a),(b)に示すように例えば番号(Number)0〜15の16分割とした角度範囲に割り振り、そして、図8(a),(b)に示すように、番号0〜15の角度範囲毎に黒画素の検出数をカウントする。図8(a),(b)の例は45度の場合である。これを図面に描かれた1つの記号データ毎に行い、一定値以上の数がカウントされた角度範囲を1、それ以外を0としたビット列の並びを34出力データとして1つのパターンとする。 【0013】13パターン登録では、得られたパターンを基に、14角度テーブルを作成する。14角度テーブルは、方位の角度を検出するために使用する方位マークデータと照合するために作成する。テーブル数は、分割したパターンのデータ分存在する。本事例のように16分割とすると216=65536となる。まず図9に示す65536行のサイズを有する角度テーブルを用意し、確定範囲欄の初期値は全て−1の状態としておく。次に学習データである方位マークを順次登録していく。例えば図8の方位マークに対しては、計算により方位マークデータ「0011111000000100」が得られるとともにそのマークが表現している方向が「2」であると操作者により予め定義されている。登録に当たっては角度テーブル上、「0011111000000100」にアクセスし、予め定義された「2」を確定範囲として書き込む。確定範囲欄には角度範囲を示す数値(0〜15)の何れかが書き込まれる。登録する学習データのパターンは、1つのデータに対し円の中心に対して一定度数づつ360度回転させたデータを生成することで、あらゆる方向のデータを登録できる。 【0014】20図面記号認識処理では、21評価データを入力し22特徴抽出処理と23角度認識処理により24認識結果を出力している。21評価データは、11学習データと同様の書式で描かれた方位記号である。これを、イメージスキャナ等のデータ入力装置から読みとり、22特徴抽出処理を行う。この22特徴抽出処理は、12特徴抽出処理とほぼ同様の処理であるが、32角度検出処理の後に、下記の黒画素検出テーブルを作成する処理を追加する。該黒画素検出テーブルは、検出された角度毎に黒画素数をカウントした数を格納したテーブルである。23角度認識処理では、22特徴抽出処理により得られたパターンを14角度テーブルと照合させる。この時、確定範囲が未登録(−1)の場合にはエラーとして出力する。未登録でなかった場合は、登録されている角度範囲に対し、該黒画素検出テーブルを参照し、黒画素のピーク値を検出し、それを24認識結果とする。図10(a),(b),(c)にこの処理の例を示す。図10(a)に示すように、方位マークデータが「0011111000000100」の場合、方位マークの確定範囲は2となる。これは図10(b)に示すように、33.75〜56.25度のピーク検出範囲であるので、図10(c)に示すように、方位マーク2の黒画素検出テーブル34〜56度の範囲からピーク値を求める。この場合、43度〜47度までのピーク検出となり、45度で最も黒画素が検出されているので、45度を方位マークの角度として確定し、認識結果は45度となる。 【0015】 【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、建築用の平面図や地図などに手書きした方位記号を自動認識することで、CAD入力等にかかる時間を削減できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004226 【氏名又は名称】日本電信電話株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)3月24日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開平10−269366 |
| 【公開日】 |
平成10年(1998)10月9日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−87276 |
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