| 【発明の名称】 |
煙突工事方法及びその防護装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】今田 健二
【氏名】小林 利之
【氏名】竹内 詔
【氏名】丸田 隆明
【氏名】有田 勝二
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| 【要約】 |
【課題】従来の煙突工事の防護設備において、従来の頂部オーニングは使用器材が足場パイプ、足場パイプ用のプクランプ、足場板、防炎シート、安全ネット、クレモナロープなど種類が多く、また個数も非常に多い。従って、高所への運搬、取付け時の落下の危険性が高い。施工も超高所における足場組立て作業で、煙突筒身頂部内には作業床も無く、危険度の非常に高い作業となっている。
【解決手段】煙突筒身61の頂部内側にバルーン11を設置し給気により膨張させて頂部内側に密着させ煙突筒身61内を降雨から防護するようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 煙突筒身内にバルーンを設置し給気により膨張させて上記煙突筒身内に密着させることにより上記煙突筒身内を防護して煙突工事を行うことを特徴とする煙突工事方法。 【請求項2】 煙突筒身の頂部内側に設置され給気により膨張して上記頂部内側に密着し上記煙突筒身内を降雨から防護するバルーンを備えたことを特徴とする煙突工事の防護装置。 【請求項3】 煙突周辺の地上構造物上に設置され給気により膨張して上記地上構造物を上記煙突からの落下物から防護するバルーンを備えたことを特徴とする煙突工事の防護装置。 【請求項4】 煙突筒身の内側に設置され給気により膨張して上記煙突筒身の内側に密着し上記煙突筒身の内側下方を煙突内の落下物から防護するバルーンを備えたことを特徴とする煙突工事の防護装置。 【請求項5】 煙突筒身の煙路口内側に設置され給気により膨張して上記煙路口内側に密着し上記煙路口の煙道内を上記煙突筒身から遮断して防護するバルーンを備えたことを特徴とする煙突工事の防護装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、煙突の新設工事、或いは補修工事などに適用される煙突工事方法及びその防護装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図10は煙突の新設工事、或いは補修工事などに使用されている従来の頂部オーニングの説明図である。図において、煙突筒身61内の補修工事などを行う場合は、煙突筒身61頂部の防雨用などの保護覆いとして煙突筒身61上に足場パイプ53で水勾配を付けた骨組みを作り、その上に足場板54を敷き詰め、その上に防炎シート55を上面一面に雨水などが侵入しないように重ねて敷き拡げ、飛散しないように防炎シート55の上に安全ネット56を掛け、全面を足場パイプ53で押えるように並べて全体を固縛用のクレモナロープ57で縛り固定している。補修工事は煙突筒身61内には足場類が無く、極めて危険な作業であるため、施工に先立って安全に作業を行うための安全親綱52を展張する必要がある。 【0003】図11は煙突の新設工事、或いは補修工事などに使用されている従来の地上構造物の落下防護設備の説明図である。図において、煙突筒身61の補修工事などを行う場合は、高所作業中に隣接する燃料タンクなど地上構造物に対する落下物の防護設備として燃料タンク75の上に燃料タンク75の上面周囲の歩廊の手摺を利用して足場パイプ53によりスタンションを立て、タンク上面よりも1〜2m上方に足場パイプ53用クランプ51を用いて足場パイプ53による平面骨組みを組立てる。その上全面に足場板54を敷き詰め、番線で足場パイプ53に固縛して固定する。足場パイプ53平面の骨組みは必要に応じて足場パイプ53による筋かいなどを設けて補強する。 【0004】図12は煙突の新設工事、或いは補修工事などに使用されている従来の煙突筒身内の頭上落下防護設備の説明図である。図において、煙突筒身61内の補修工事などを行う場合は、煙突筒身内の底部における作業時に煙突筒身61内上方からの落下物に対する防護設備として、煙突筒身内の底部ホッパー上の作業場所の頭上に、足場パイプ53で枠組みした上に足場板54およびコンクリート型枠合板58などを上面に敷き詰めた防護ブロック材を煙道67の中で組立てる。そして、この防護ブロック材を煙突筒身上方のマンホール69から吊上げ用ロープ59で煙突筒身内の頭上に吊上げて水平に固定する。 【0005】図13は煙突の新設工事、或いは補修工事などに使用されている従来の煙突内の煙路出口の防護壁の説明図である。図において、煙突筒身61内のライニング補修時などにはライニングの斫り屑およびウォータージェットによる斫り水の排水、或いはライニング吹付け時のリバウンド材などが煙突内の煙路出口から煙道側に飛来、落下するなどして侵入するのを防ぐため、煙路出口に足場パイプ53で骨組みし、この骨組みの煙突筒身61側全面に足場板54を張り付け、その上に防水用の防炎シートを敷き詰めるなどして隔壁を設け、防護壁とする。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の煙突工事の防護設備において、従来の頂部オーニングは煙突の新設工事、或いは補修工事などにおける煙突筒身61内の工事中に降雨による作業の中断を防止するために不可欠であるが、従来の頂部オーニングは使用器材が足場パイプ53、足場パイプ53用のクランプ51、足場板54、防炎シート55、安全ネット56、クレモナロープ57など種類が多く、また個数も非常に多い。従って、高所への運搬、取付け時に落下の危険性が高い。施工も超高所における足場組立て作業で、煙突筒身61頂部内には作業床も無く、危険度が非常に高い作業となっている。また、煙突筒身61頂部に張設されるオーニングシートは雨水を煙突筒身61外部へ流すために水勾配を付けて片側を煙突筒身61頂部から高くするため、隙間が多く気密性が悪い。この隙間に隣接する他の煙突筒身61からのダウンウオッシュにより排ガスが侵入する危険があり、煙突筒身61頂部におけるオーニングの気密度の向上が望まれている。また、外筒式の煙突の場合は外筒の径が大きく、防雨用に屋根を設けることは非常に困難な上に費用も嵩む。 【0007】また、従来の地上構造物の落下防護設備も、燃料タンク75などの上面に足場パイプ53により骨組みをした後、全面に足場板54を敷き詰めるなどしているが、危険な作業である上に設置費用も嵩む。また、従来の煙突筒身内の頭上落下防護設備も、煙突筒身61内上部からの落下物の危険があるために煙道67内で足場パイプ53と足場板54などで組立てた防護ブロック材を煙突筒身61内に引出し、頭上に吊上げて設置するため、煙突筒身61内径よりも小さな防護材しか組立てて取付けることができず、周囲に隙間ができて安全性に欠ける上に設置、解体に時間が掛かる。また、従来の煙突内の煙路出口の防護壁は煙路出口の全面に足場パイプ53で枠組みを設け、この枠組みの煙突筒身61側全面に足場板54を取付け、防炎シートを張るなどして防水し養生しているが、気密性に劣る上に危険な作業である。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明に係る煙突工事方法は上記課題の解決を目的にしており、煙突筒身内にバルーンを設置し給気により膨張させて上記煙突筒身内に密着させることにより上記煙突筒身内を防護して煙突工事を行うようにする。 【0009】また、本発明に係る煙突工事の防護装置は、煙突筒身の頂部内側にバルーンが設置され給気により膨張して上記頂部内側に密着し上記煙突筒身内を降雨から防護するようになっている。 【0010】また、本発明に係る煙突工事の防護装置は、煙突周辺の地上構造物上にバルーンが設置され給気により膨張して上記地上構造物を上記煙突からの落下物から防護するようになっている。 【0011】また、本発明に係る煙突工事の防護装置は、煙突筒身の内側にバルーンが設置され給気により膨張して上記煙突筒身の内側に密着し上記煙突筒身の内側下方を煙突内の落下物から防護するようになっている。 【0012】また、本発明に係る煙突工事の防護装置は、煙突筒身の煙路口内側にバルーンが設置され給気により膨張して上記煙路口内側に密着し上記煙路口の煙道内を上記煙突筒身から遮断して防護するようになっている。 【0013】このように、煙突工事を行う際に防護設備としてバルーンを工事を行う煙突の筒身内に設置して膨ませることにより内側全周にバルーンが密着し、バルーンにより筒身内などが遮断されて防護される。また、煙突筒身の頂部オーニング用として煙突筒身の頂部内側にバルーンを設置して膨ませることにより、煙突筒身内へ降雨や有害ガスなどの侵入が防止されるとともに、内部から粉塵などの放出を防ぐことができる。また、煙突工事を行う際に地上構造物の防護設備としてバルーンを地上構造物上に載置して膨ませることにより、内部の空気圧が落下物に対してクッションの役を果たして衝撃を吸収し、地上構造物を煙突からの落下物から防護する。また、煙突筒身内や煙道内などの防護設備として煙突内にバルーンを設置して膨ませることにより、煙突筒身内や煙道内などを煙突内の落下物から防護する。このようにしてバルーンを煙突工事の防護装置として使用することにより、防護設備の防護性能が向上する。また、防護設備の部材数が減少し、重量も減少する。また、防護設備の施工に際して超高所における足場材の枠組み工事などが無く、防護設備を容易で安全に設置することができるとともに工数を削減することができる。また、防護設備が軽量で簡単な構造になって設置および解体が容易で、防護設備の設置および解体を短時間で簡単に行うことができる。 【0014】 【発明の実施の形態】図1乃至図3は本発明の実施の第一の形態に係る煙突工事の防護設備の説明図、図4乃至図6は本発明の実施の第二の形態に係る煙突工事の防護設備の説明図、図7は本発明の実施の第三の形態に係る煙突工事の防護設備の説明図、図8は本発明の実施の第四の形態に係る煙突工事の防護設備の説明図、図9は本発明の実施の第五の形態に係る煙突工事の防護設備の説明図である。図において、これら実施の形態に係る煙突工事の防護設備は煙突の新設工事、或いは補修工事などに使用されるもので、図における符号11は頂部オーニング用のバルーン本体、12は雨垂れ幕、13は内部補強用のシート、14は給気ダクト、15ははとめ、16は押えロープの保持環、17は押えロープ、18は固縛ロープ、19は雨垂れ幕の芯ロープ、20は給気ブロアー、31は防雨用のバルーン本体、32は内部補強用のシート、33は排水ポンプ、34はバルーン本体接続用のファスナー、35は防雨用垂れ幕、41は落下防護用のバルーン本体、42は補強シート、43は防護壁用のバルーン本体、56は安全ネット、61は煙突筒身、62は歩廊、63は歩廊の手摺、64は歩廊のブラケット、65は手摺のスタンション、66は背かご付きの梯子、67は煙道、68は煙路口、69はマンホール、71は煙突の外筒、72は内筒、73は水平支持梁、74はハンチ、75は燃料タンクである。 【0015】図1乃至図3において、第一の実施の形態に係る煙突工事の防護設備は図1に示すように、煙突筒身61の頂部オーニングとして煙突筒身61の頂部に頂部オーニング用のバルーン本体11を頂部歩廊62の上方から取付け、給気ブロアー20でバルーン本体11内に給気して膨ませることにより、煙突筒身61頂部の内面一杯に密着させている。この頂部オーニングのバルーン本体11は図2に示すように煙突筒身61頂部の形状に適合した構造をなし、煙突筒身61内面に対する密着性を向上させている。頂部オーニングのバルーン本体11には強風による飛散を防止するため押えロープ17を取付け可能に押えロープ17の保持環16が設けられており、この保持環16に押えロープ17を通して押えロープ17両側で煙突頂部の歩廊62に固縛して固定している。頂部オーニングのバルーン本体11の上面全周に雨垂れ幕12を設けて筒身頂部の外側へ垂らし、筒身内部へ雨が侵入しないように防止している。雨垂れ幕12には図3に示すように、はとめ15が設けられており、このはとめ15に固縛ロープ18を取付けて歩廊62の手摺63に固縛し、頂部オーニングのバルーン本体11を固定している。 【0016】これらにより、筒身頂部の筒内と外部とが完全に遮断されて雨水の侵入や隣接する筒身からの排ガスの侵入などが防止されるとともに、筒内から筒外への粉塵の漏洩などが防止される。 【0017】図4乃至図6において、第二の実施の形態に係る煙突工事の防護設備は図4に示すように、防雨用バルーン装置として外筒型煙突の頂部に設置され、降雨の場合には外筒型煙突頂部のハンチ74と水平梁73との上に防雨用のバルーン本体31を載せ、このバルーン本体31内に給気ブロアー20により給気ダクト14を介し給気して膨ませ、図5に示すように仮設の防雨屋根として使用するようになっている。屋根に降った雨水はハンチ74に溜めて排水ポンプ33により外筒の外側に排出することにより、内部で作業が可能になっている。この防雨用のバルーン本体31は煙突の内径とともに外径が大きくなって取扱いが不便になるため、図6に示すように分割した防雨用のバルーン本体31のA〜Dまでの接続側の上下に各バルーン本体31接続用のファスナー34が取付けられており、これらのファスナー34によりA〜D各部を一体に接続するようになっている。防雨用バルーンの接続部には同図(b)に示すようにファスナー34の上側に防雨用垂れ幕35を掛けて雨水の侵入を防止する。なお、分割した防雨用のバルーン本体31A〜Dにはそれぞれ給気ダクト14が設けられており、ホースにより給気ブロアー20と接続してそれぞれ単独のバルーンとして給気される。この防雨用バルーン装置は取扱いも容易で、降雨の場合に安全、迅速に設置されるとともに、安全、迅速に撤去も可能になる。 【0018】図7において、第三の実施の形態に係る煙突工事の防護設備は図に示すように、外筒地上構造物の落下防護用バルーン装置として例えば円形の燃料タンク75などの上面にこの燃料タンク75よりも大径の落下防護用のバルーン本体41を載せ、そのバルーン本体41上に上面の補強シート42とその上に安全ネット56とを重ねて掛け、給気ダクト14を介して給気ブロアー20により給気して膨ませ、安全ネット56の一部および全体に固縛ロープ17を掛け、燃料タンク75上面歩廊の手摺63に固縛して飛散を防止している。 【0019】この落下防護バルーンは軽量であるため、設置および解体が容易で、安全、迅速に施工できる。また、落下防護用のバルーン本体41の内圧が落下物に対してエアークッションの役割を果たすため、防護効果が向上している。 【0020】図8において、第四の実施の形態に係る煙突工事の防護設備は図に示すように、煙突筒身内の底部作業場の頭上からの落下物に対する防護設備として煙道67からの落下物防護用のバルーン本体41を煙路口付近に運び、給気ダクト14と落下物防護用のバルーン本体41を接続の上、マンホール69からロープで筒身内に引込み乍ら煙路口68の上まで吊り上げる。給気ダクト14の端部を煙路口68の付近に設置した給気ブロアー20に接続し、給気ブロアー20を運転してバルーン本体41内に給気する。落下物防護用のバルーン本体41がこの給気により膨み、筒身内面に密着して筒身内面との接触抵抗により固定される。落下防護用のバルーン本体41の上面には補強シート42が設けられている。 【0021】落下物の衝撃に耐えると共に落下防護バルーン41の内圧がクッションの役割を果たして衝撃を安全に吸収するため、防護効果が向上する。また、設置および解体が容易であるため、工期が短縮される。 【0022】図9において、第五の実施の形態に係る煙突工事の防護設備は図に示すように、煙突補修工事における防護設備として筒身内落下物やウォータージェット斫りの排水などが煙道へ侵入しないように防止するために煙路口68に設置されている。この防護壁用のバルーン本体43を煙道67から搬入して煙路口68に運び、バルーン本体43に給気ダクト14と給気ブロアー20とをそれぞれ接続して煙路口68の底部に置き、給気ブロアー20を運転して防護壁用のバルーン本体43を膨ませる。このバルーン本体43を煙路口68と煙突筒身61との境界線に添うように介錯しながら膨ませることにより、バルーン本体43は煙路口68の内面に密着させている。この防護壁バルーン43の筒身側の面には補強されたシート42が取付けられている。 【0023】本防護設備は煙突補修工事における防護設備として落下物による損傷を防止する。また、排水に対しては防護壁バルーン43に給気ブロアー20で常時給気して煙路口68の全周に密着させることにより、煙道67側への水の流入を防止することができる。 【0024】従来の煙突工事の防護設備において、従来の頂部オーニングは煙突の新設工事、或いは補修工事などにおける煙突筒身内の工事中に降雨による作業の中断を防止するために不可欠であるが、従来の頂部オーニングは使用器材が足場パイプ、足場パイプ用のクランプ、足場板、防炎シート、安全ネット、クレモナロープなど種類が多く、また個数も非常に多い。従って、高所への運搬、取付け時に落下の危険性が高い。施工も超高所における足場組立て作業で、煙突筒身頂部内には作業床も無く、危険度が非常に高い作業となっている。また、煙突筒身頂部に張設されるオーニングシートは雨水を煙突筒身外部へ流すために水勾配を付けて片側を煙突筒身頂部から高くするため、隙間が多く気密性が悪い。この隙間に隣接する他の煙突筒身からのダウンウオッシュにより排ガスが侵入する危険があり、煙突筒身頂部におけるオーニングの気密度の向上が望まれている。また、外筒式の煙突の場合は外筒の径が大きく、防雨用に屋根を設けることは非常に困難な上に費用も嵩む。また、従来の地上構造物の落下防護設備も、燃料タンクなどの上面に足場パイプにより骨組みをした後、全面に足場板を敷き詰めるなどしているが、危険な作業である上に設置費用も嵩む。また、従来の煙突筒身内の頭上落下防護設備も、煙突筒身内上部からの落下物の危険があるために煙道内で足場パイプと足場板などで組立てた防護ブロック材を煙突筒身内に引出し、頭上に吊上げて設置するため、煙突筒身内径よりも小さな防護材しか組立てて取付けることができず、周囲に隙間ができて安全性に欠ける上に設置、解体に時間が掛かる。また、従来の煙突内の煙路出口の防護壁は煙路出口の全面に足場パイプで枠組みを設け、この枠組みの煙突筒身側全面に足場板を取付け、防炎シートを張るなどして防水し養生しているが、気密性に劣る上に危険な作業である。これらの問題を解決するため、上述の各実施の形態に係る煙突の防護設備は煙突筒身61頂部の内側に、頂部オーニング用のバルーン本体11を設置することにより、雨や有害ガスなどの侵入を防止するとともに、内部から粉塵の放出を防ぐことができる。或いは、部材が軽量で簡単な構造であるため、容易に設置、解体が可能となる。或いは、このようなバルーン本体31を外筒式煙突の建設時などの開閉式の塔上屋根として利用することにより設置、解体が短時間に容易に行うことが可能である。この他にも、燃料タンク75など地上構造物の頭上落下防護や煙突筒身61内における作業時の頭上防護、煙路口68の防護壁としてもバルーン本体41の上面やバルーン本体43の側面を補強されたシート42で補強することにより利用することが可能である。頂部オーニング用のバルーン本体11を工事を行う煙突筒身61の頂部に運んで頂部筒内で膨ませることにより煙突筒身の頂部の内面全周にバルーン本体11が密着する。このバルーン本体11により筒内と筒外とが遮断される。このバルーン本体11内に電動の給気ブロアー20で常時給気することによって60Hzの場合で190kg/m2の内圧が発生して煙突筒身61内面への密着が可能となる。また、上面に対してもこの内圧により雨水の流入が防止される。また、強風に対しては押えロープ17と周囲の固縛ロープ18とにより全体を固縛することにより飛散が防止される。また、外筒式煙突においては降雨時に外筒71の頂部で外筒71の内径に合わせて一体型のバルーン本体31を、または分割型のバルーン本体31をファスナー34により接続し、頂部のハンチ74に掛け給気ブロアー20により膨ませて仮屋根とする。この仮屋根から落ちた雨水をハンチ74に設けた排水ポンプ33で外筒71の外側に排出することにより外筒71内をドライな状態を保つことができ、雨天時の防雨屋根として使用が可能となる。この他、燃料タンク75などの構造物の上部にバルーン本体41を載せることにより内部の空気圧と上部補強布が落下物に対してクッションの役を果たし、衝撃を吸収することにより地上における防護としての機能が可能になる。また、煙突筒身61内における作業の頭上防護ならびに煙路口68の防護壁としても同様に煙突筒身61内頭上に設けた落下防護用のバルーン本体41や煙路口68の落下防護壁用のバルーン本体43の補強されたシート42と内部の空気圧が落下物に対してクッションの役を果たし、衝撃を吸収することにより防護設備として機能する。これらにより、バルーン型頂部オーニングは超高所におけるオーニングとして使用部材数が7割も減少し、重量は9割減少する。また、施工に関しては超高所における足場材枠組工事が無いために安全で工数が削減する上、オーニングとしての機能が良好になる。また、外筒71の仮屋根としてのバルーン本体31は設置および解体が短時間に簡単にできることにより、雨天時の煙突筒身61内における作業が可能となる。また、地上構造物の落下防護としてのバルーン本体41は設置および解体が容易で、安全に工期を短縮することができる。この他、煙突筒身61内における頭上落下防護ならびに煙道67の防護壁として使用されるバルーン本体41,43は設置および解体が容易で、安全に設置することができる上、工程を短縮することができるとともに防護性能が向上する。 【0025】 【発明の効果】本発明に係る煙突工事及びその防護装置は前記のように構成されており、バルーンを煙突工事の防護装置として使用することにより、防護設備の防護性能が向上し、また防護設備の部材数が減少し、重量も減少し、また防護設備の施工に際して超高所における足場材の枠組み工事などが無く、防護設備を容易で安全に設置することができるとともに工数を削減することができ、また防護設備が軽量で簡単な構造になって設置および解体が容易で、防護設備の設置および解体を短時間で簡単に行うことができるので、煙突工事における工期が短縮されるとともに、安全性が向上する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006208 【氏名又は名称】三菱重工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)1月17日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】石川 新
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| 【公開番号】 |
特開平10−196160 |
| 【公開日】 |
平成10年(1998)7月28日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−6432 |
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