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【発明の名称】 電線類埋設用共同溝
【発明者】 【氏名】山内 重一
【氏名】山内 顕子
【課題】電線類を収容して地中に埋設するための共同溝のコンパクト化と電線類の分岐部における安全性を図ると共に、埋設施工における簡易化による工期短縮でコスト削減と道路混雑の緩和を図る。

【解決手段】共同溝1は導管ブロック2と分岐ブロック8から成り、鉄筋18などから成る台枠に複数の管体3,3を長手方向に沿って間隔をおいて載せ配して枠組みした導管ブロック2と、該導管ブロック2に相対して鉄筋などから成る台枠に長手方向に沿って管体を載せ配し、該管体の全部または一部を外部に連通すべく枠組みした分岐ブロック8との、互いの管体を繋いで接続し、導管ブロック2と分岐ブロック8にコンクリートを打ち込んで一連に接続して地中に埋設して成る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 いずれも鉄筋を配したコンクリートから成る任意の長さを有する導管ブロックと、一定の長さを有する分岐ブロックとを接続し地中に埋設して成り、導管ブロックは組み合わせた鉄筋またはブロック枠から成る台枠上に複数の管体を互いに間隔をおいて長手方向に沿って直状または彎曲変位状に載せ配すべく枠組みして成り、分岐ブロックは組み合わせた鉄筋またはブロック枠から成る台枠上に前記導管ブロックの管体の端部に相対して複数の管体を互いに間隔をおいて長手方向に沿って載せ配すると共に、該管体の全部または一部を外部に連通すべく枠組みして成り、導管ブロックと分岐ブロックの相対する管体を各々接続し導管ブロックと分岐ブロックにコンクリートを打ち込んで一連に接続して成る電線類埋設用共同溝。
【請求項2】 前記導管ブロックは、管体を長手方向に沿う左右側辺寄りに上下に載せ配し、左右の管体間の上辺を長手方向に沿って凹状に窪ませて凹溝部を有する断面U字形に形成してその開口天部を長手方向に沿って遮蔽し、該凹溝部の遮蔽部の適所を上方に開通して設けた導水口に簀子板を施すと共に、凹溝部の底部に外部に通じる排水口を形成すべく枠組みして成る請求項1の電線類埋設用共同溝。
【請求項3】 前記導管ブロックは、管体を長手方向に沿う左右側辺寄りに上下に載せ配し、左右の管体間の上辺を長手方向に沿って凹状に窪ませて凹溝部を有する断面U字形に形成すべく枠組みして成り、コンクリート打ちした後に導管ブロックの凹溝部を埋設土で埋め戻して成る請求項1の電線類埋設用共同溝。
【請求項4】 前記導管ブロックは、管体を長手方向に沿う左右側辺寄りに上下に載せ配すべく枠組みして成り、前記分岐ブロックは、長手方向に沿う中ほどに中継室を設け上辺側を開放して蓋体を施し、管体を前記導管ブロックの管体の端部に相対して断面U字形をなす中継室の左右側辺に長手方向に沿って上下に載せ配し、該管体の全部または一部を中継室に連通すると共に、中継室の側辺には外部に通じる横断孔を上下管体間で穿設すべく枠組みして成る請求項1乃至3のいずれか1の電線類埋設用共同溝。
【請求項5】 前記導管ブロックは、管体を長手方向に沿う左右側辺寄りの上下に載せ配し、その一部の管体を分岐ブロック側の端部において左右の管体間に彎曲変位すべく枠組みして成り、前記分岐ブロックは、長手方向に沿う中ほどに中継室を設け上辺側を開放して蓋体を施し、前記導管ブロックで変位した一部の管体に相当する管体を中継室の前後辺に連通し、他の管体は断面U字形をなす中継室の左右側辺に長手方向に沿って上下に載せ配すると共に、上下管体間で分岐ブロックを横切る状態に貫通する横断孔を穿設すべく枠組みして成る請求項1の電線類埋設用共同溝。
【請求項6】 前記導管ブロックは、管体を分岐ブロック側の端部において長手方向に沿う左右管体間の下部寄りにも管体を載せ配すべく枠組みして成り、前記分岐ブロックの管体もこれに相対して長手方向に沿う左右管体間の下辺寄りに載せ配すべく枠組みして成る請求項2乃至5のいずれか1の電線類埋設用共同溝。
【請求項7】 前記分岐ブロックは、長手方向に沿う側辺外面に天部を開放して蓋体を施せる中継室を添設し、管体の全部または一部を中継室に連通すると共に、上下管体間で中継室を横切る状態で分岐ブロックを貫通する横断孔を穿設すべく枠組みして成る請求項1の電線類埋設用共同溝。
【請求項8】 前記導管ブロックは、一部の管体を分岐ブロック側の端部において幅方向の外側に彎曲変位すべく枠組みして成り、この彎曲変位する導管ブロックの管体を前記分岐ブロックに添設する中継室の前後辺に直結連通すべく枠組みして成る請求項7の電線類埋設用共同溝。
【請求項9】 前記導管ブロックは、管体を分岐ブロック側の端部において長手方向に沿う左右側辺寄りに上下に載せ配すべく枠組みして成り、前記分岐ブロックの管体もこれに相対して長手方向に沿う左右側辺寄りに上下に載せ配すべく枠組みして成る請求項7または8の電線類埋設用共同溝。
【請求項10】 前記導管ブロックは、管体を分岐ブロック側の端部において長手方向に沿う左右管体間の下辺寄りにも管体を載せ配すべく枠組みして成り、前記分岐ブロックの管体もこれに相対して長手方向に沿う左右管体間の下辺寄りに載せ配すべく枠組みして成る請求項9の電線類埋設用共同溝。
【請求項11】 前記分岐ブロックは、長手方向に沿う中ほどで管体の全部または一部を側辺から導孔で外部に連通すると共に、上下管体間で分岐ブロックを横切る状態に貫通する横断孔を穿設すべく枠組みして成る請求項1の電線類埋設用共同溝。
【請求項12】 前記導管ブロックは、管体を分岐ブロック側の端部において長手方向に沿う左右側辺寄りに上下に載せ配すべく枠組みして成り、前記分岐ブロックの管体もこれに相対して長手方向に沿う左右側辺寄りに上下に載せ配すべく枠組みして成る請求項11の電線類埋設用共同溝。
【請求項13】 前記導管ブロックは、管体を分岐ブロック側の端部において長手方向に沿う左右管体間の下辺寄りにも管体を載せ配すべく枠組みして成り、前記分岐ブロックの管体もこれに相対して長手方向に沿う左右管体間の下辺寄りに載せ配すべく枠組みして成る請求項12の電線類埋設用共同溝。
【請求項14】 いずれも鉄筋を配したコンクリートから成る任意の長さを有する導管ブロックと、一定の長さを有する分岐ブロックとを接続し地中に埋設して成り、導管ブロックは組み合わせた鉄筋またはブロック枠から成る台枠上に複数の管体を互いに間隔をおいて長手方向に沿って直状または彎曲変位状に載せ配し、分岐ブロック側の端部において長手方向に沿う左右側辺寄りに上下に配すべく枠組みして成り、分岐ブロックは長手方向に沿う中ほどに上辺側を開口して蓋体を施した中継室を設け、該中継室の断面U字形の左右側辺を形成すべく組み合わせた鉄筋またはブロック枠から成る台枠上の左右側辺中に、前記導管ブロックの管体の端部に相対する一部に管体を載せ配して中継室に連通すると共に、相対する他の部分に管体を摺動自在に挿嵌する縦孔を穿設し、管体または縦孔の上下間に分岐ブロックを横切る状態に貫通する横断孔を穿設すべく枠組みして成り、分岐ブロックの各縦孔に管体を摺動自在に挿嵌して相対する管体を各々接続し、導管ブロックと分岐ブロックに一体にコンクリートを打ち込んで成る電線類埋設用共同溝。
【請求項15】 前記導管ブロックは、分岐ブロック側の端部において長手方向に沿う左右管体間の下辺寄りにも管体を載せ配すべく枠組みし、これに相対して前記分岐ブロックの長手方向に沿う左右管体間の下辺寄りに管体を載せ配し、または縦孔を穿設すべく枠組みして成る請求項14の電線類埋設用共同溝。
【請求項16】 前記導管ブロックは、上下管体間に導管ブロックを横切る状態に貫通する横断孔を穿設すべく枠組みして成る請求項1乃至15のいずれか1の電線類埋設用共同溝。
【請求項17】 前記導管ブロックおよび分岐ブロックは、双方のブロックを、または一方のブロックを工場などで成型した既製ブロックを用いて成る請求項1乃至16のいずれか1の電線類埋設用共同溝。
【請求項18】 前記導管ブロックおよび分岐ブロックの既製ブロックは、一端辺または両端辺より鉄筋および管体の端部を突出させて成る請求項17の電線類埋設用共同溝。
【請求項19】 前記台枠は、鉄筋を配し連続する側壁で複数の受溝を設けた断面山形のコンクリート製のブロック枠から成る請求項1乃至16のいずれか1の電線類埋設用共同溝。
【請求項20】 前記台枠は、鉄筋を配し相対する側壁で単一の受溝を設けた断面凹形のコンクリート製のブロック枠から成り、該ブロック枠を幅方向に単一に、または所要数組み合わせて枠組みして成る請求項1乃至16のいずれか1の電線類埋設用共同溝。
【請求項21】 前記台枠は、側壁に受溝を横切る状態の孔状または上方から切欠き状の横断受部を設けて成り、該横断受部で横断孔を穿設すべく枠組みして成る請求項19または20の電線類埋設用共同溝。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電力線、電話回線、その他の情報回線などの電線類を道路下の地中に埋設するための電線類埋設用の共同溝およびその敷設施工方法に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】昨今のこれら電線類の地中に埋設するについての情勢は、情報通信については、その基盤を社会資本として位置づけ、これまでの情報回線を光ファイバーに変更すると共に、光ファイバーによる通信網の整備が図られ、該整備のテンポに合わせたこれら電線類の地下収容空間の整備を進めていくことが必要とされている。
【0003】さらに、地震等の災害に対する電力線、情報通信網の安全確保等のため、これら電線類の地中化を推進すると共に、安全且つ円滑な交通の確保と景観の整備のため、電線類の共同溝による整備を図ることが求められている。
【0004】これまでのこの種共同溝には、道路中の車道下および歩道下の比較的深い地中に埋設する堅牢な溝構成の共同溝が用いられている。
【0005】この共同溝には、幹線共同溝、蓋掛式共同溝などがあり、いずれも鉄筋を配したコンクリートで工場において型枠成形し、また施工現場において直接コンクリート型打ちし、これら共同溝を長さ方向に順次継ぎ合わせて埋設施工するものであった。
【0006】幹線共同溝は、主として車道下に埋設し、長い距離をおいた要所にマンホールを設けて地上に通じるべく成り、人が立った状態で往来し作業することのできる大規模なトンネル溝状の共同溝である。
【0007】この幹線共同溝は、変電所間などに送電する高圧ボルト線級の電力線、上水道本管、ガス本管、電話幹線等を隔壁にて各個に仕切って各々収容して敷設する。
【0008】また、蓋掛式共同溝は、主として道路に隣接する建物の各戸に分配するための電力線、電話回線、その他の情報回線の各々を各個に収容すべく道路の歩道部分の地中に各別に埋設するもので、長さに沿って開放せる天井部を溝蓋で閉鎖して幹線共同溝と同様に大規模なトンネル溝状に埋設し、長い距離をおいた要所にコンクリート製の分岐ボックス部材を介設して各個に取り出し建物に引き入れるよう成っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の共同溝は共にトンネル溝状をなす大規模な構成であるため、長い距離をおいた分岐ボックス部材(マンホール)の配設を余儀なくされ、型枠作りおよび輸送などでコスト高を招くと共に、現場での埋設施工において長さ方向に沿う短い距離での彎曲変位が技術的にもコスト的にも困難であった。
【0010】ことに、これら共同溝の施工指針として、分岐部(接続部)において蓋掛式の断U字形構造のマンホール部材または分岐ボックス部材を用いることを基礎としているため、分岐部(接続部)ですべての電線類、その他が集中して露出し、これら電線類などが同時に破壊される虞れがあり、防犯上および防災上必ずしも好ましいものではなかった。
【0011】しかも、このような従来の共同溝の構造から、現在地上に張架されている電力線、街路照明電線、信号機操作電線、電話線、ケーブルテレビ回線、有線放送回線、その他の情報通信回線など多数の電線類を道路の歩道部分の地中に埋設して整備していくについて、歩道部分は幅員が狭く、且つ地中には既存の上下水道、ガス管などが密集して埋設されている限られたスペースでの埋設であるため、よりコンパクトな共同溝が求められている。
【0012】さらに、従来の共同溝における分岐部(接続部)構造から、建物の各戸に引き入れることを要するこれら電線類を各戸毎に分岐して取り出すべく分岐部(接続部)を配設することが、スペース的にもコスト的にも不可能である。
【0013】従って、図25に示すように共同溝27において、分岐部(接続部)27aは一定の長い距離をおいて配設することが余儀なくされているため、該分岐部(接続部)27aから多数の各電線類を一括して取り出し、既存の埋設管26上を斜状に、または屈曲状に複雑に張り埋めて隣接する建物25の各戸に分配しなければならない極めて煩雑な埋設施工が必至とされていた。
【0014】加えて、このような複雑な配設施工により、既存の埋設管26上を斜め状または彎曲状に横切る状態で張り埋められた電線類の埋設位置を地上から確認することができないため、既存埋設管26の補修時に困難を極めていた。
【0015】また、従来の共同溝における分岐部(接続部)は、各種の電線類を同一溝空間内に棚置き等により同居させて収容し、電力線の高圧電線と低圧電線、また情報通信線などでは、互いに影響し合うため、一定の間隔をおくなどの対策が講じられている。
【0016】この発明が求めている共同溝は、現場でのこれら既存の埋設施設による狭いスペース状況に対応して安全鞏固に、且つ収容電線類のフレキシブルな分配を可能にし、併せて埋設現場での工期を短くして道路での交通混雑を短期間で終わらせると共に、安価に埋設することができることにある。
【0017】また、他の目的として、埋設施工において共同溝の比較的短い距離での彎曲変位を実現し、さらに分岐部(接続部)側辺から電線類の内外への出し入れを簡易にすると共に、一連の共同溝を電線類が横断することを可能にし、隣接する多数の建物への電線類の戸別導入を容易にした共同溝の実現にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の電線類埋設用共同溝は上記の目的を達成するため、いずれも鉄筋を配したコンクリートから成る任意の長さを有する導管ブロックと、一定の長さを有する分岐ブロックとを現場打ち、または工場での型枠成形で形成し、鉄筋およびコンクリートで接続し地中に埋設して成るもので、導管ブロックは塩化ビニール、金属など任意の資材から成る複数の管体を、組み合わせた鉄筋または鉄筋コンクリート製ブロック枠から成る台枠上に互いに間隔をおいて長手方向に沿って鉄筋を添わせて直状または彎曲変位状に載せ配して枠組みして成り、分岐ブロックは組み合わせた鉄筋または鉄筋コンクリート製ブロック枠から成る台枠上に前記導管ブロックの管体の端部に相対して複数の管体を互いに間隔をおいて長手方向に沿って載せ配すると共に、長手方向に沿う中ほどで管体の全部または一部を中継室、導孔、横断孔などを通して外部に連通すべく枠組みして成り、導管ブロックと分岐ブロックの相対する互いの管体を各々接続して、コンクリートを打ち込んで導管ブロックと分岐ブロックを一連に繋合して成る。
【0019】また既製ブロックを用いた電線類埋設用共同溝では、両ブロックの互いの端辺に相対する凹凸部を設けて弾性体を介して嵌接しボルトナットなどで繋合し、或いは両ブロック間に鉄筋を配しコンクリートを打ち込んで一連に繋合することを提案する。
【0020】複数の管体を間隔をおいて台枠に載せ配しコンクリート打ちして、一連の導管ブロックおよび分岐ブロックを形成することにより、導管ブロックおよび分岐ブロックの断面積を可及的小さくして、小さいスペースで地中に敷設することができる。
【0021】ことに、導管ブロックにおいて管体を屈撓構造とし、これを利用して管路としての管体を彎曲変位させることが容易となり、且つ埋設現場の既設施設の状況によりこれを回避しながら小さいスペースに対応できるよう導管ブロックの断面面積を小さく、且つ変位させて埋設することができ、中継室、横断孔、導孔などを通して管体内の電線類を共同溝から出し入れすることが容易にできると共に、共同溝外の電線類を横断孔を通して長く連なる共同溝を横切ることができる。
【0022】しかも、間隔をもって載せ配した管体は相互間の充填コンクリート層によって完全に離間隔離されているため、収容される電線類は互いに影響し合うことなく、安全に機能すると共に、耐重性が増加し収容電線類を安全に保護する。
【0023】さらに、管体内面の滑沢面により、収容される電線類の出し入れ、特に埋設共同溝への電線類の敷設引き入れ時に電線類を傷つけることなく円滑に収容することができる。
【0024】請求項2にあっては、導管ブロックの凹溝部天部の上壁に設けた簀子板を通して導入した路面上の雨水を底部に設けた排水口により、下水道へと排出し、共同溝を道路側溝として利用することができる。
【0025】また、請求項3の導管ブロックの凹溝部の開口天部を施工時に埋め戻す共同溝では、凹溝部を掘り土で埋め戻してコンクリートコストを削減する。
【0026】請求項4の導管ブロックにおける管体を長さ方向に沿う左右の両側辺寄りに片寄らせ、且つ上下に載せ配し、分岐ブロックにおける管体もこれに相対して中継室の断面U字形をなす左右側壁中に長手方向に沿って上下に載せ配して、管体の全部または一部を中継室に連通させることにより、中継室で不必要に電線類が露出することを回避すると共に、導管ブロックの左右列の管体間に広い鉄筋コンクリート層を形成して強度を増加させ、加えて分岐ブロックの中継室での電線類の分岐作業をし易くする。
【0027】請求項5の導管ブロックの一部の管体を分岐ブロック側端で左右の管体間に彎曲変位させ、この彎曲変位管体に相当する分岐ブロックの管体を中ほどの中継室の前後辺に長手方向に沿った状態で連通させた電線類埋設用共同溝では、変位した管体は分岐ブロックの中継室の前後辺に長手方向に沿って開口するため、埋設敷設時の管体への電線類の引き入れが容易となる。
【0028】請求項6の導管ブロックおよび分岐ブロックの下辺寄りにも管体を載せ配して断面U字形に管体を並設することにより、中継室における断面U字形をなす壁中の底部をも利用して管体を埋設することができるため、管路が増加する。
【0029】請求項7の管体を載せ配した導管ブロックに対し、分岐ブロックの側辺外面に空洞部を有する中継室を添設し、管体の全部または一部を中継室に連通すべく枠組みした電線類埋設用共同溝では、分岐ブロックの管体を配した中央に空洞部をも設けないため、分岐ブロックの耐重性が増すと共に、側部の中継室に収容電線類に付帯する機器などを設置収容することができる。
【0030】請求項11の管体を載せ配した導管ブロックに対し、分岐ブロックを導管ブロックの管体に相対して管体を載せ配し、管体の全部または一部を外部に連通するため側辺に導孔を設けるべく枠組みした電線類埋設用共同溝では、導孔を通して容易に電線類を出し入れすることができると共に、空洞部がないため分岐ブロックの耐重性が増加し、且つ分岐ブロックの断面幅が小さくなって輻輳する小スペースの地中での埋設が簡易となる。
【0031】請求項14の管体を載せ配した導管ブロックに対し、分岐ブロックは中ほどに中継室を設け、該中継室の左右側壁中の導管ブロックの管体に相対する一部に管体を載せ配し、相対する他の部分に縦孔を上下に間隔をおいて穿設すべくして、一部の管体を中継室に連通すると共に、他の部分の縦孔に管体を摺動自在に挿嵌すべくした電線類埋設用共同溝では、埋設現場において縦孔に管体を摺動自在に挿嵌して、導管ブロックの固定した管体に対し分岐ブロックの大部分の摺動管体を長手方向に移動させることができるため、管体の接続がし易くなる。
【0032】請求項16の導管ブロックに設けた横断孔により、外部の埋設線管などを導入して長い敷設共同溝を容易に横切ることができる。
【0033】請求項17の導管ブロックおよび分岐ブロックを既製のコンクリートブロックとした電線類埋設用共同溝にあっては、既製の導管ブロックおよび分岐ブロックを埋設現場に運搬し、現場では接続部を繋合するだけの簡易な作業により、共同溝を埋設することができ、埋設現場での工期が短くなる。
【0034】請求項18の既製のコンクリート製導管ブロックおよび分岐ブロックの両端から突出させた管体および鉄筋は、接続時に互いの管体同士を継ぎ合わせ、鉄筋には継ぎ鉄筋を介してコンクリート打ちをすることで、導管ブロックと分岐ブロックの堅牢緊密な繋合が容易に確実に得られ、導管ブロックではコンクリート部分を短く管体を長く突出させることにより、管体の撓性のみを利用して彎曲変位させることが容易となる。
【0035】請求項19の受溝を設けた断面山形のブロック枠から成る台枠を用いた共同溝では、開放状態とした受溝の上方から管体または縦孔を整然と載せ配すべく枠組みすることが容易にできる。
【0036】請求項20の単一の受溝を有する断面凹形のブロック枠を台枠とした共同溝では、台枠を平面上の幅方向に増減して設置することができ、埋設現場の状況に応じて導管ブロックおよび分岐ブロックにおける管体または縦孔を幅方向に増減すべく枠組みすることが容易となる。
【0037】請求項21の断面山形または断面凹型をなす受溝を有する台枠に横断受部を設けた共同溝では、既製のコンクリート台枠の横断受部を利用して横断孔を穿設すべく容易に枠組みすることができるため、既製のコンクリート台枠による長い敷設共同溝においても共同溝の下側を掘り開けることなく、横断孔に外部の埋設線管を導入して横断させることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】この発明に係る電線類埋設用共同溝の実施の形態を図1〜4を用いて説明すると、共同溝1はいずれも鉄筋18,18を組み合わせた台枠17に塩化ビニールから成る複数の管体3,3を長手方向に沿って互いに間隔をおいて載せ配した導管ブロック2と、同じく鉄筋18,18から成る台枠17に前記導管ブロック2に相対する複数の管体9,9を長手方向に沿って互いに間隔をおいて載せ配した分岐ブロック8とから成り、互いに相対する管体3,9を接続し、鉄筋18,18を係合してコンクリート21を打ち込み、一連に構成して埋設する。
【0039】導管ブロック2の管体3,3は、型枠内に配設した台枠17に長手方向に沿う左右側辺2a,2aに片寄せ、上下に互いに間隔をおいて直状に載せ配し、横断孔2eを穿設する導管ブロック2では、上下管体3,3間に横断孔管を導管ブロック2を横切る状態で載せ配して成る。
【0040】分岐ブロック8は、中央の上辺8bを開放して蓋体10aを施した中空状の中継室10を設けるべく型枠内に組み配した鉄筋18,18から成る台枠17に、前記導管ブロック2の管体3,3に相対して塩化ビニールから成る管体9,9を中継室10の左右側壁中に上下に配列すべく直状に載せ配し、一部の管体9を外部に連通すべく、先ず管体9を導孔11で前記中継室10に連通すべく導孔管12を中継室10に繋ぎ、次いで該中継室10を通して上下の管体9,9間を左右に貫通する横断孔14を穿設すべく横断孔管14aを配し、一部の管体9を中継室10を経由せる各管12,14aを通して外部に連通すべく配設する。
【0041】このように導管ブロック2および分岐ブロック8は、相対する管体3,9の端部を互いに接続し、鉄筋18,18の端部を互いに係合して両ブロック2,8に亘り一連にコンクリート21を打ち込んで、分岐ブロック8の管体9の一部を中央に設けた中継室10に導孔11で連通し、中継室10から横断孔14で外部に連通して共同溝1を構成し、使用しない横断孔14には栓体14bを施す。
【0042】共同溝1には分岐ブロック8の開蓋した中継室10から導孔11を通して電線類24を引き入れて管体9内に導き、連続する導管ブロック2の管体3に導入して敷設収容し、横断孔14を通して外部に出し入れし、各個に分配するものである。
【0043】
【実施例】導管ブロック2は図5に示すように、上辺2b中央を長手方向に沿って凹状に窪ませた凹溝部4を設けるべく鉄筋18,18を組み配した台枠17に、管体3,3を長手方向に沿う左右側辺2a,2aにそれぞれ片寄せて載せ配し、且つ下辺2c寄りの中央部にも載せ配して、互いに間隔をおいた断面U字形に並べ載せて配し、前記凹溝部4の上辺2bを長手方向に沿って遮蔽して上壁5とし、該上壁5の所々を上方に開放して導水口6,6とすると共に、凹溝部4の底部に外部の下水道22に繋ぐ排水口7を設けるべく枠組みした共同溝1では、道路23の側溝部に沿って埋設して、導水口6に簀子板6aを施嵌して道路23面の雨水を側溝部として利用した凹溝部4に導いて有効に排出させることができる。23bは道路23の縁石を示す。
【0044】
【実施例】図6に示すように、導管ブロック2の上辺2b中央を長手方向に沿って凹状に窪ませて開放状の凹溝部4を有する断面U字形に形成すべく鉄筋18,18を組み配した台枠17に、管体3,3を互いに間隔をおいて断面U字形に並べ載せ配して枠組みした共同溝1では、埋設施工時に道路23の掘り土で凹溝部4を埋め戻し23aすることができ、導管ブロック2の凹溝部4に要するコンクリート量を削減することができるため、コンクリートコストを軽減させることができる点で効果がある。4bは凹溝部4の底部4aに設けた外部に通じる水抜き孔を示す。
【0045】
【実施例】図7,8で示す共同溝1は、導管ブロック2において左右側辺2a,2aから下辺2c寄りに沿って配列した管体3,3の一部を、分岐ブロック8側の端部で左右管体3,3間の上方に彎曲変位3bさせるべく配して枠組みし、分岐ブロック8では長手方向に沿う中ほどに中空状の中継室10を設けて開放した上辺8bに蓋体10aを施し、導管ブロック2で変位した管体3bに相当する管体9bを中継室10の前後側壁に長手方向に沿う状態で連通すべく配し、他の管体9,9は中継室10の左右側辺8a,8aおよび下辺8c寄りの断面U字形に並列すべく配すると共に、左右側辺8a,8a寄りの上下管体9,9間で中継室10を横切る状態で分岐ブロック8の左右側辺8a,8aにかけて貫通する横断孔14を穿設すべく横断孔管14aを配し枠組みして成り、中継室10の前後壁に連通せる変位管体9bは長手方向に沿って開口されているため、該開口部から電線類24を急激に屈曲させることなく容易に引き入れることができると共に、引き入れ電線類を傷付ける虞れがない点で効果がある。
【0046】変位しない管体9の一部を導孔11で前記中継室10に通すべく導孔管12を配し、さらに前記横断孔14を通して外部に連通するもので、使用しない横断孔14は栓体14bで閉鎖する。10bは中継室10から外部に通じる水抜き孔を示す。
【0047】
【実施例】図9,10に示すように導管ブロック2の管体3,3に相対して長手方向に沿って管体9,9を配した分岐ブロック8の左右いずれかの側辺8aに天部を開放して蓋体10aを施した中継室10を突設すべく枠組みし、管体9,9のラインの一部を導孔11で中継室10に連通すべく導孔管12を配し、上下に配した管体9,9間で前記中継室10を横切る状態で貫通する横断孔14を穿設すべく、左右側辺8a,8aにかけて横断孔管14aを配し枠組みした共同溝1では、管体9,9の側辺に突設した中継室10内に電話回線、小口電力線などの分岐機器を収容して設置し、これら電線類の分岐および出し入れがし易くなる。使用しない導孔11および横断孔14は栓体11a,14bで閉鎖する。
【0048】
【実施例】図11,12に示すように導管ブロック2の管体3,3に相対して分岐ブロック8に配した管体9,9の一部を導孔11で直接外部に連通すべく左右側辺8aに導孔管12を配し枠組みした共同溝1では、導管ブロック2および分岐ブロック8における複数の管体3,9を比較的コンパクトに配設することができるため、既存の埋設物により狭められたスペースでの埋設現場にあっても、安全に効率よく埋設することができる点で効果がある。電線類24の出し入れをしない分岐ブロック8部分では、導孔11を栓体11aで閉鎖する。
【0049】上下管体9,9間を分岐ブロック8を横切る状態に配した横断孔管14aによる横断孔14を利用して、長手方向に長く接続した共同溝1の一方外側に取り出された電線類を容易に導き入れて反対側に横断させることができる。
【0050】
【実施例】図13,14に示すように導管ブロック2に配した管体3,3の一部に相当する分岐ブロック8の一部に管体9を配し、導管ブロック2の他の管体3,3に相当する分岐ブロック8の他の部分に大径の縦孔15,15を穿設すべく枠組みした共同溝1にあっては、埋設施工時に中継室10の断面U字形をなす壁内に断面U字形に並列させた管体9、縦孔15,15のうち、縦孔15,15に塩化ビニールから成る管体16,16を摺動自在に挿嵌して管体16,16を孔軸方向に沿って自由に移動させることができるため、管体16,16の現場での長短加工が容易にでき、導管ブロック2の管体3,3への接続をし易くする。
【0051】管体9は上方を開放して蓋体10aを施した中継室10に連通し、該中継室10は横断孔14により外部に通じ、導管ブロック2の管体3,3に収容敷設した電線類24は、分岐ブロック8の管体9から中継室10に導いて分岐し、横断孔14を経由して共同溝1の外部に引き出して分配する。
【0052】分岐ブロック8における管体9および変位管体9bの導孔管12による外部への連通構造として、図15〜17に示すように塩化ビニールから成る導孔管12の基部に二股状の継管部12a,12aを一体に形成して設け、該導孔管12と継管部12a,12aの三方に跨がる交差部内壁に膨出せる継合突段部12b,12bを設けて成り、互いに反対方向に開口せる継管部12a,12aに管体9,9の互いに対向する端部を挿嵌して突段部12b,12bで受止継合し、導孔管12を中継室10または外部に連通すべく載せ配して導孔11を形成する。
【0053】導孔11の外部に通じる導孔管12には外導管13を挿嵌して突段部14bで受止して継合する。分岐ブロック8における外部への導孔管12による連通機構は、上記で説明した二股状の継管部12a,12aによるもののほか、任意に構成する。
【0054】
【実施例】導管ブロック2および分岐ブロック8、またはその一方を図18に示すように成型工場で鉄筋18,18および型枠を配し、管体3,9および鉄筋18,18の各々の端部を導管ブロック2および分岐ブロック8の端辺2d,8dから突出3a,9a,18aさせて成形して既製ブロックとし、該導管ブロック2、分岐ブロック8を埋設現場に運んで突き合わせ、互いの管体3,9の互いの突出3a,9a部の一方の継合膨大部9cに他方の管体端部を嵌合して繋ぎ、鉄筋18,18の互いの突出18a,18a部を鉄筋を介し継合して、継合部にコンクリート打ちして共同溝1を形成するもので、埋設現場での工期を短くすることができる点で効果がある。3cは導管ブロック2の他端辺2dから突出せる管体3の継合膨大部を示す。
【0055】また、ブロック枠19から成る台枠17で枠組みする導管ブロック2および分岐ブロック8にあっては、街路樹の根を保護する場合に、高強度の管体を使用することにより両ブロック2,8を管体3,9で接続し、埋設土にて埋め戻しすることも可能であり、深い所での埋設では荷重に充分耐えられるものである。
【0056】既製ブロックとしての導管ブロック2および分岐ブロック8の接続構成として、図面は省略したが、両ブロック2,8をいずれも既製ブロックとし、互いの端辺2d,8d面に相対する凹凸部を設け、該凹凸部をゴム、合成樹脂などの資材から成る弾性体(パッキング)を介して嵌接し、両端辺2d,8d周縁に設けた取付金具をボルトナットで緊締して接続する。
【0057】その場合互いの対向する管体3,9の端部のうち、継合膨大部の側の端部はブロック端面と同一に揃え、他の側の端部は挿嵌継合代(しろ)分をブロック端面から突出させて成る。
【0058】
【実施例】図19〜21に示すように台枠17として、成型工場で鉄筋および型枠を配し、コンクリートで長手方向に沿って幅方向に隣接する複数の受溝20,20を設けた断面山形に成形したブロック枠19では、開放された受溝20の上方から管体3,9または縦孔枠をスペーサー17aなどにより、整然と効率よく枠組みすることができる点で効果がある。
【0059】図21に示す台枠17は、分岐ブロック8における管体9のラインから外れたブロック枠19の側面に突設した中継室10に、導管ブロック2のブロック枠19に配した管体3の一部を幅方向の外向きに彎曲変位3bさせて、前記中継室10の長手方向の前後辺に直結して連通させることにより、電線類24の引き入れ作業が容易となる。
【0060】また、図面は省略したが、ブロック枠から成る断面山形をなす台枠17として、管体3,9の断面半円形を収容する複数の受溝を並設した上下相対する台枠で幅方向に間隔をおいて並べた管体を各受溝で受け止めて上下から挟持して載せ配し、順次積層して枠組みすることも可能である。
【0061】
【実施例】図22,23に示すように台枠17として、単一の受溝20を設けた断面凹形のブロック枠19では、埋設現場の状況に応じてブロック枠19を幅方向に増減してボルトナットなどで連結し枠組みすることが簡易にできるため、導管ブロック2および分岐ブロック8での管体または縦孔を幅方向に増減すべく枠組みすることが容易となる。
【0062】
【実施例】図19〜23に示すように台枠として、断面山形または断面凹形をなす受溝20を有するブロック枠19の側壁20a,20aおよび中継室10の側壁に切欠状または孔状の横断受部20bを穿設したブロック枠19では、導管ブロック2および分岐ブロック8におけるブロック枠19の横断受部20bで横断孔14を穿設すべく横断孔管14aを嵌合受支して枠組みすることが容易となる。図19における符号17bはスペーサー17aの長手方向に設けた鉄筋18を添挿するための溝孔を示す。
【0063】以上のような共同溝1の構成から、図24に示すように分岐ブロック8,8を必要に応じて省スペースで適宜設けることができ、従って、道路23に隣接する多数の建物25の各戸に共同溝1に収容せる電線類を各分岐ブロック8から各々取り出して、既存の埋設管26上を直接横断して分配することができ、そのため取り出した電線類の整然とした地中敷設が可能となって、既存の埋設管26上の埋設電線類を確認し易くしたことに効果がある。
【0064】以上いくつかの実施例において、導管ブロック2は左右側辺2a,2aから下辺2cに沿って貫通埋設した管体3について説明したが、図9および図11において説明したような中継室10を配設管体9,9群の側辺に突設した分岐ブロック8、または中継室10を設けない分岐ブロック8などにあっては導管ブロック2および分岐ブロック8における管体3,9は不規則に並列して埋設貫通することができる。
【0065】また、管体3,9,16およびその他の導孔管12、横断孔管14aは、塩化ビニール資材を用いたものについて説明したが、その他の合成樹脂資材、ゴム資材、金属資材など任意の資材を用いて実施し、また屈撓構造の管体を用いて実施することができ、ことに導管ブロック2は現場の状況により長短任意に成形し、分岐ブロック8についても数および構造も各種変更して組み合わせ接続するものである。
【0066】さらに、導管ブロック2および分岐ブロック8の型枠成形についても、現場の状況に応じ工場で成形し、また現場打ち込みにて成形し接続埋設して共同溝1を構成するもので、埋設施工の過程で共同溝1の連通せる各管体3,9,16内に分岐ブロック8の中継室10、導孔11、横断孔14などを通して電線類を引き入れて敷設収容し、分配すべく出し入れするものである。
【0067】
【発明の効果】この発明の電線類埋設用共同溝は上記で説明した構成から成り、鉄筋またはブロック枠から成る台枠に管体を長手方向に沿って載せ配して導管ブロックおよび分岐ブロックを形成し、分岐ブロックにおいて一部の管体を各個に側辺に通して外部と連通させて成ることを特徴とし、断面小スペースで複数の管体が貫通するため、共同溝の埋設断面スペースを埋設現場の状況に応じて縮小変化させることができ、既存の埋設物による限られたスペースでの電線類の安全な埋設が非常に効率よく得られる。
【0068】しかも、導管ブロックおよび分岐ブロックの管体間は鉄筋コンクリートで充填されているため、断面積が小さいばかりでなく、地中の浅い部分においても地上面の荷重に充分耐え得る耐重性を有し、収容電線類を安全に保護する。
【0069】また、導管ブロック端辺において、分岐ブロックでの電線類の出し入れを簡易にするため、長い管体の撓み性能を利用して彎曲変位させることができると共に、既存埋設物を回避するため蛇行させて埋設することができる。
【0070】さらに、埋設された長く続く共同溝を前記側辺への連通部を通して取り出した電線類を横断させることができるため、電線類を共同溝に関係なく左右に横断して往き来させることができ、共同溝の埋設施工が一層簡易となる。
【0071】ことに、共同溝の分岐ブロックにおいて外部と連通する管体は他の管体と独立して延出するため、連通不要の管体は露出することなく、防犯および防災の上から安全が確保される。
【0072】このようにこの発明の共同溝は、電線類の埋設施設としての堅牢性および安全性を確保すると共に、断面スペースを小さく、且つ彎曲変位を簡易に為し得る管体と鉄筋コンクリートとによる貫通埋設構造によって、共同溝のコンパクト化と埋設現場での対応性を向上させて埋設施工面での効率を高め、電線類の埋設に要する工期を短縮することによる大幅なコスト削減と埋設現場における道路混雑の緩和を可能にした等の効果を奏する。
【出願人】 【識別番号】594092991
【氏名又は名称】山内 重一
【識別番号】596103156
【氏名又は名称】山内 顕子
【識別番号】596103167
【氏名又は名称】若林 誠
【識別番号】593129146
【氏名又は名称】若林 理華子
【出願日】 平成8年(1996)6月25日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 収司
【公開番号】 特開平10−8446
【公開日】 平成10年(1998)1月13日
【出願番号】 特願平8−185498