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【発明の名称】 フイラメント糸内に太い糸の部分を形成するための方法および装置
【発明者】 【氏名】ギュンター・ケーニツヒ
【課題】フイラメント糸内に太い糸の部分を形成するための方法および装置を提供すること、【解決手段】 第一の延伸ゾーンIにおいてフイラメント糸1に沿ったその相互の間隔に関して、そしてその長さに関してランダムに配分された太い糸の部分20を形成し、その後第二の延伸ゾーンIIにおいて太い糸の部分20の配分のランダム性を高めるために熱をフイラメント糸に時折作用させることにより、この熱による作用によりランダムに形成された太い糸の部分20′を少なくとも部分的に延伸する、太い糸の部分を有するフイラメント糸が更に延伸される第二の延伸ゾーンIIが設けられており、この第二の延伸ゾーンにおいてフイラメント糸に対して第二の熱作用を行うための熱源6が設けられている

【解決手段】第一の延伸ゾーンIにおいてフイラメント糸1に沿ったその相互の間隔に関して、そしてその長さに関してランダムに配分された太い糸の部分20を形成し、その後第二の延伸ゾーンIIにおいて太い糸の部分20の配分のランダム性を高めるために熱をフイラメント糸に時折作用させることにより、この熱による作用によりランダムに形成された太い糸の部分20′を少なくとも部分的に延伸する、太い糸の部分を有するフイラメント糸が更に延伸される第二の延伸ゾーンIIが設けられており、この第二の延伸ゾーンにおいてフイラメント糸に対して第二の熱作用を行うための熱源6が設けられている
【特許請求の範囲】
【請求項01】 フイラメント糸内に太い糸の部分を形成するための方法において、第一の延伸ゾーン(I)においてフイラメント糸(1)に沿ったその相互の間隔に関して、そしてその長さに関してランダムに配分された太い糸の部分(20)を形成し、その後第二の延伸ゾーン(II)において太い糸の部分(20)の配分のランダム性を高めるために熱をフイラメント糸(1)に時折作用させることにより、この熱による作用によりランダムに形成された太い糸の部分(20′)を少なくとも部分的に延伸することを特徴とする方法。
【請求項02】 フイラメント糸内に太い糸の部分を形成するための方法において、フイラメント糸(1)に沿ったその相互の間隔に関して、そしてその長さに関してランダムに配分された太い糸の部分(20)を形成し、その後第二の延伸ゾーン(II)においてこの配分のランダム性を達するために、熱をフイラメント糸(1)に時折作用させることにより、この熱による作用によりランダムに形成された太い糸の部分(20′)を少なくとも部分的に延伸することを特徴とする方法。
【請求項03】 フイラメント糸(1)に対する熱の一時的な作用を、等しい時間間隔で或いは異なる時間間隔で、かつ等しい持続時間で或いは異なる持続時間で行うことを特徴とする請求項1或いは2に記載の方法。
【請求項04】 フイラメント糸(1)に対する熱の一時的な作用を、等しい時間間隔で行い、この時間間隔の周期を熱が作用する場所を太い糸の部分(20)が通過する周期と異なるようにすることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項05】 フイラメント糸(1)に対する熱の一時的な作用を、等し持続時間或いは異なる持続時間で行うことを特徴とする請求項1から3までのいずれか一つに記載の方法。
【請求項06】 第一の延伸ゾーン(I)内でフイラメント糸(1)に沿って太い糸の部分(20)を形成する様式の、フイラメント糸(1)内に太い糸の部分(20)を形成するための装置において、太い糸の部分(20)を有するフイラメント糸(1)が更に延伸される第二の延伸ゾーン(II)が設けられていること、およびこの第二の延伸ゾーン(II)においてフイラメント糸(1)に対して第二の熱作用を行うための熱源(6)が設けられていることを特徴とする装置。
【請求項07】 熱源(6)が第二の延伸ゾーン(II)内に、ランダムな時間間隔での不規則な配分および/またはランダムな持続時間でフイラメント糸(1)に対して熱の付与が行われように設けられていることを特徴とする、太い糸の部分(20)を第一の延伸ゾーン(I)内で等しい相互間隔の規則的な配分でかつ等しい長さで形成する請求項6に記載の装置。
【請求項08】 熱源(6)が第二の延伸ゾーン(II)内に、等しい時間間隔での規則的な配分と、その順序がフイラメント(1)に熱の作用が行われる場所を太い糸の部分(20)が通過する順序と異なる順序の等しい時間持続でフイラメント糸(1)に対して熱の付与が行われように設けられていることを特徴とする、太い糸の部分(20)が第一の延伸ゾーン(I)内で等しい相互間隔での規則的な配分と等しい長さで形成される請求項6に記載の装置。
【請求項09】 第二の延伸ゾーン(II)が第一の延伸ゾーン(I)の直ぐ下流側に設けられており、第一の延伸ゾーンの出口給糸機構(3,4.1)が同時に第二の延伸ゾーンの入口給糸機構を形成していることを特徴とする請求項6から8までのいずれか一つに記載の装置。
【請求項10】 第一の延伸ゾーン(I)が太い糸の部分(20)を形成するための熱源(6′)を備えていることを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項11】 第一の延伸ゾーン(I)の下流側に糸走入ゾーン(I.1)が設けられていることを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】 フイラメント糸(1)に作用しかつ熱を供給する装置(6、6′,6″)が、回転軸を介して駆動されかつその周面にフイラメント糸が接触する少なくとも一つのデイスクとして形成されていること、および熱の供給を中断するための手段がデイスクの周面に沿って半径が低減されている領域を備えていることを特徴とする請求項6から11までのいずれか一つに記載の装置。
【請求項13】 第二の延伸ゾーン(II)内で太い糸の部分を弛緩するデイスクが、第一の延伸ゾーン内で太い糸の部分を形成するデイスクよりも大きな切欠きを有していることを特徴とする、第一の延伸ゾーン内に設けられていてかつ熱を供給するための装置が回転軸を介して駆動されかつその周面にフイラメント糸が接触する少なくとも一つのデイスクとして形成されている請求項10或いは12に記載の装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フイラメント糸内に太い糸の部分を造るための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】公知技術として既に、少なくとも一本の無端の合成した熱可塑性のフイラメント糸から成る糸に、わざわざランダムに或いは規則的に配分されて太い糸の部分を形成することが知られている(日本国特開平6−17337号参照)。この目的のため、この公知の発明の実施例によれば、フイラメント糸は多数のばねを介して保持部材に設けられているローラの周囲に巻回される。フイラメント糸だ巻回されているローラとばねとの協働作用により、フイラメント糸に一定の間隔で、それぞれ一つの太い糸の部分が弛緩しないようにしっかりと与えられる。
【0003】更に、公知技術として、化学繊維を熱の作用の下で行なわれる延伸の際にその長さ部分において加熱しないようにして、この化学繊維に異なった溶融温度を有する部分を形成することも知られている(ドイツ連邦共和国特許第38 41525号公報参照)。この目的のため、延伸ローラは溝を備えており、この溝の領域内に存在しているフイラメント糸が加熱されないようにする。異なった溶融温度が目的とするところは、フイラメント糸同志を互いに溶融させると言うことである。太い糸の部分/細い場所の光学的な効果は意図されておらず、またこれによっては達することができない。
【0004】上記の公知技術以外に、更に、延伸を異なった延伸比を有する少なくとも二つの延伸ゾーンにおいて行い、その際両延伸ゾーンへの全延伸比の割り振りを短時間に変えることも提案されている(ドイツ連邦共和国特許第195 29 315.0−26B号参照)。この方法を実施するための装置は、入口給糸機構と出口給糸機構によって区画される延伸ゾーンを備えており、これらの間にこの延伸ゾーンにおいてフイラメント糸に熱を与える装置が設けられている(ドイツ連邦共和国特許第196 26 032号公報参照)。この熱を供給する装置は回転軸を介して駆動される少なくとも一つのデイスクとして形成されており、このデイスクは回転軸に対して半径が低減されている少なくとも一つの領域を備えている。
【0005】上記の方法によって造られた太い糸の部分は大抵ある程度の規則性、特にフイラメント糸に沿ったその配列に規則性を有している。即ち、その相互の間隔は等しいか、或いは或る周期をもって繰返されている。このことは、このようなフイラメント糸から造られる偏平成形物、例えば織物、編組物或いは編物に不都合な効果、いわゆるモアレ効果を与える。
【0006】しかしまた太い糸の部分自体の長さも等しいか、或いは或いは或る周期をもって繰返されて、形成されている。偏平成形物の一様な外観像を得るために、この偏平成形物は、太い糸の部分の異なる長さ、特にランダムに異なる長さが望ましいことがしばしばある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課題は、その間隔に関しても、その長さに関しても、ランダムに配分された太い糸の部分をフイラメント糸内に簡単な方法で形成するか、或いはこれらの太い糸の部分が既に存在している場合はこれらを高めることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明により、第一の延伸ゾーンにおいてフイラメント糸に沿ったその相互の間隔に関して、そしてその長さに関してランダムに配分された太い糸の部分を形成し、その後第二の延伸ゾーンにおいて太い糸の部分の配分のランダム性(Zufaelligkeit) を高めるために熱をフイラメント糸に時折作用させることにより、この熱による作用によりランダムに形成された太い糸の部分を少なくとも部分的に延伸することによって解決される。
【0009】選択的に上記の課題は本発明により、フイラメント糸に沿ったその相互の間隔に関して、そしてその長さに関してランダムに配分された太い糸の部分を形成し、その後第二の延伸ゾーンにおいてこの配分のランダム性を達するために、熱をフイラメント糸に時折作用させることにより、この熱による作用によりランダムに形成された太い糸の部分を少なくとも部分的に延伸することによっても解決される。
【0010】供給されるフイラメント糸に沿った太い糸の部分の間隔の配分と長さの配分、および走行するフイラメント糸に対する熱の作用は、−規則的に(間隔および長さもしくは時間間隔および持続時間は常に等しいか、一致しているか、或いは互いに異なっている)、−不規則な周期で(交番する間隔および/または交番する長さもしくは時間間隔および/または持続時間は一致しているか、或いは互いに異なっている。しかし相互に繰返される)、−全く規則的に、行なわれる。
【0011】上記の三つの可能性はすべて組合すことが可能であり、ある時間にわたって変更可能である。太い糸の部分の規則的な配分は、例えば太い糸の部分を熱源の使用の下に形成し、この場合加熱部材のフイラメント糸に作用する加熱面が、回転軸を介して駆動される少なくとも一つのデイスクの周面として形成され、このデイスクは回転軸に対して半径が低減されている少なくとも一つの領域を備えていることによって達せられる。その際、太い糸の部分は常にフイラメント糸に沿って等しい相互間隔と等しい長さを有している。
【0012】太い糸の部分を延伸するための、熱の走行するフイラメント糸への規則的な作用もまた、このようなデイスクを使用して達することが可能である。しかし、太い糸の部分の形成および少なくとも部分的な延伸をこのようなデイスクによって行う場合、この太い糸の部分の長さおよびこの太い糸の部分への熱作用の持続時間とが常に重なならないように配慮しなければならないばかりでなく、時間的にかつフイラメント糸に沿って互いにずらして行うなはなければならない。換言すれば、意図している効果を達するために、第二の延伸ゾーン内で太い糸の部分が熱作用が行なわれている位置の傍らを通過する順序が、この位置においてフイラメント糸への熱の作用の順序と異ならなければならない。
【0013】上記のデイスクの代わりに、フイラメント糸への熱の作用を熱放射線の照射の交番する遮蔽によって開始および遮断することが可能である。上記の意図した効果は、特に熱の作用を不規則に周期的に或いは全く不規則に行った場合達せられる。太い糸の部分もしくは熱の作用の不規則な、しかし周期的な配分は、例えば上記の、熱源として働くデイスクが周面に異なる間隔および/または異なる長さの半径が低減されてい多数の領域を備えている際に達せられる。太い糸の部分もしくは熱の作用の配分は、回転毎に繰返されるレピートとなる。
【0014】この場合も、太い糸の部分と熱の作用の通過の順序は、レピートの意匠が一致している際、互いに違わなければならない。意匠が互いに異なっている場合、どの場合にもランダム性が達せられる。更に、上記のデイスクの回転数を変えることによりランダム性を更に増大させることが可能である。全くランダムに配分された太い糸の部分は、例えば完全に配向されていない中間フイラメント糸を不完全に延伸することにより達せられる。熱の全くランダムな作用は、例えばランダム・チェック・ジエネレータ(Zufallsgenerator)により達せられる。このランダム・チェック・ジエネレータは熱作用を、例えば熱源を制御して遮断することにより開始或いは停止を行う。
【0015】切欠きを備えた熱源として形成されているデイスクを使用する代わりに、太い糸の部分の形成或いは熱の作用は、他の方法で、例えばドラフトを中断するか、或いは熱風を吹付けることによっても可能である。本発明による方法により、一般に太い糸の部分の数とその長さが低減が行なわれる。このことと関連して太い糸の部分の数と長さが或る下限を超過しないようにする場合、その元来の数と長さは相応して高い値に選択しなければならない。
【0016】以下に添付とた図面に図示した発明の実施の形態につき本発明を詳細に説明する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1により、フイラメント糸1内に太い糸の部分20を形成するための装置はローラ対2を有しており、このローラ対は下流側にゴデットローラ3を備えている。ローラ対2とゴデットローラ3の間には第一の延伸ゾーンIが存在している。この延伸ゾーンI内において、図2に示したように、供給される完全に配向されていないフイラメント糸の不完全な延伸により間隔に関してかつ長さに関してランダムに配分された太い糸の部分20がフイラメント糸1内に形成される。
【0018】第一の延伸ゾーンIの下流側には第二の延伸ゾーンIIが存在しており、この第二の延伸ゾーンはゴデットローラ3とこのゴデットローラ下流側に設けられているゴデットローラ4間に形成されている。この第二の延伸ゾーンII内には、例えば回転軸を介して駆動されるデイスクの様式の熱源6が存在している。このデイスクは回転軸に対して半径が低減されている(図5と図6を参照)、フイラメント糸に作用する加熱面はこのデイスクの周面である。
【0019】図1による装置は、第一の延伸ゾーンIにおいてローラ対2とゴデットローラ3の間でフイラメント糸1に沿って配分された太い糸の部分20が形成されるように構成されている。更に、太い糸の部分20が形成されたフイラメント糸1を更に延伸する第二の延伸ゾーンIIが設けられており、この第二の延伸ゾーンII内にはフイラメント糸1に熱を時折作用させるための熱源6が設けられている。
【0020】図3から、フイラメント糸の完全に延伸されていない部分、即ち太い糸の部分が、この部分が熱源6と接触した際延伸される。図4に示すように、フイラメント糸1の延伸された部分が熱源6と接触した際、ここでは何等変化が生じない。これに対して図5に示すように、フイラメント糸の太い糸の部分がデイスクとして形成されている熱源6の半径が低減されている領域6.1に当面した際、この太い糸の部分は延伸されず、そのままである。これに対して図6に示すように、フイラメント糸1の延伸されている部分が熱源6として働くデイスクの上記の領域6.1に当面した際も、なんの反応も生じない。
【0021】図7は本発明の他の発明の実施の形態を示している。この発明の実施の形態にあっては、ローラ対2.1とゴデットローラ3.1の間に、ほんの僅かなドラフトが行なわれる任意の入口延伸ゾーンI.1が設けられている。第一の延伸ゾーンIはこのゴデットローラ3.1とこの下流側に設けられているゴデットローラ4.1の間に定まり、この延伸ゾーンにおいて図2による太い糸の部分20が形成される。これは、給糸される、完全に配向されていないフイラメント糸が回転する加熱されるデイスクとして形成されている熱源6′に接触し、その際完全に延伸されことによって行なわれる。しかもデイスクは、図5と図6に図示して説明したように、フイラメント糸が接触しない直径が低減されている領域6.1を有している。このような領域内において加熱されないフイラメント糸は延伸されないままとどまり、太い糸の部分が形成される。
【0022】デイスク状の熱源6′が回転しているので、形成される太い糸の部分は常に等しい相互間隔と等しい長さを有している。デイスクが異なる長さと場合によっては異なる相互間隔を有している、直径が低減されている領域6.1を備えた多数の領域を有している場合、デイスクが回転する度に太い糸の部分の配設と長さが繰返される。
【0023】図1と関連して図示しかつ上に説明したように、下流側の延伸ゾーンにおいて、上記の規則的な配分が行なわれる。図7による発明の実施の形態にあっては、ゴデットローラ4.1とその下流側に設けられているゴデットローラ7との間に、第二の延伸ゾーンIIが存在しており、この第二の延伸ゾーンには第二の熱源6″が設けられている。
【0024】図8は本発明の他の発明の実施の形態を示している。この発明の実施の形態にあっては、第一の延伸ゾーンIと第二の延伸ゾーンIIとの間に中間延伸ゾーンZが設けられており、この中間延伸ゾーンに弱いドラフト力が存在している。この中間延伸ゾーンZは平坦に加工されたローラ30.1を備えたローラ対30とゴデットローラ3.1間に形成されている。ローラ30.1の平坦部がニップル線内に存在している場合、延伸ゾーンIとこの中間延伸ゾーン間の分断状態は解消され、共通の延伸比を有するただ一つの延伸ゾーンが存在すると言う効果が得られる。これに相応して、ローラ対30の平坦に加工されたローラ30.1により、ニップル線が平坦になることから、延伸ゾーンIと中間延伸ゾーンZとによって形成されかつ太い糸の部分が形成される大きな幅面を備えた一様な延伸ゾーンが生じる。第二の延伸ゾーンII内のこの太い糸の部分の後延伸はここでは触れない。 図9には、フイラメント糸の太い糸の部分に対する熱の作用がどのような効果を有しているかの例を簡単な概略図で示した。図9aによる、規則的に配分されかつ相互間隔iを有する長さ1の太い糸の部分を備えたフイラメント糸を出発点としている。
【0025】このフイラメント糸上に、図9bに示したように、熱源が時間間隔Iでそれぞれ持続時間Lで作用する。この処理により図9cに示したようなフイラメント糸が形成される。太い糸の部分が熱源の作用領域内に存在している場合、このフイラメント糸は延伸される。
【0026】このことは、例えば参照符号20で示した、最も下方の太い糸の部分に関しており、この太い糸の部分は参照符号Wで示した熱源の作用領域内に存在している。熱源の作用領域外に存在している太い糸の部分は、例えば参照符号20で示した太い糸の部分の下方から二番目のように影響をこおむらない。
【0027】その長さの一部分のみが熱源の作用領域内に存在している太い糸の部分は、この部分領域内でのみ延伸される。これには図面の中央の幾分下方に存在している太い糸の部分がそうである。総じて、両要素(太い/細い糸、熱作用)の要素(太い糸の部分、加熱)の配分(長さ、持続時間(Zeitdauer) 、時間間隔(Zeitintervall) および間隔)は、その都度の使用目的と意図している結果である外観像(例えば糸或いは偏平成形物、例えば織物/編組物/編み物)に適合される。こうして、例えばノップ状の肉厚部或いはこわい或いは軟らかなキャンバス地の特性の或いはワイルドシルク地の特性を備えた織物が本発明による方法および装置により得られる。個々の要素のパラメータはその目的に相応して帰られなければならない。
【0028】
【発明の効果】本発明による方法および装置により、その間隔に関しても、長さに関しても、ランダムに配分された太い糸の部分をフイラメント糸内に簡単な方法で形成され、これらの太い糸の部分が既に存在している場合はこれらを高めることである。
【出願人】 【識別番号】390035471
【氏名又は名称】チンザー・テクスティルマシイネン・ゲゼルシャフトミト・ベシュレンクテル・ハフツング
【出願日】 平成9年(1997)9月29日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】江崎 光史 (外2名)
【公開番号】 特開平10−226936
【公開日】 平成10年(1998)8月25日
【出願番号】 特願平9−263478