トップ :: D 繊維 紙 :: D02 糸;糸またはロ−プの機械的な仕上げ;整経またはビ−ム巻き取り

【発明の名称】 紐状弾性体加工装置
【発明者】 【氏名】近藤 光一
【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 紐状弾性体の切口以外の各面と密着対応する位置に、それぞれローラーを配し、このローラーに近接するヒーターによって、熱を加える事を特徴とした、紐状弾性体加工装置。
【請求項2】 請求項1のローラーを、複数グループに分割設置し、これを開閉して、紐状弾性体を挟込む事ができるようにした、紐状弾性体加工装置。
【請求項3】 請求項1のローラー又は、その心棒を、セラミックヒーター等の発熱体にした、紐状弾性体加工装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紐状の弾性体表面を、ホットメルト引き加工を施した布で巻いて包み込み、熱を加え、圧着固定させるための作業を、簡便かつ、高速で行う事のできる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紐状弾性体に対して布等を熱圧着固定させる加工に於いては、圧着面ごとに熱板等を用いて、熱と圧力を加えて固着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、生産性が極端に低く、紐状長尺物の弾性体に対しては特に細い物程、加工が困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記加工の簡便かつ高速化を図るため、面とは線が移動した跡であるとの発想から、熱板をローラーに置き替えて、復数のローラーで加工面を凡ての方向から取囲み、その中をホットメルト引き加工を施した布を巻いた、紐状弾性体を通過させる事により、全方向の加工面を同時に、しかも高速で加熱圧着できるようにしたものである。
【0005】
【作用】本発明を、図面に従って説明すると、概念を示す第1図に於いて、ローラー1に対向するローラー1′とで、ホットメルト引き加工を施した布4を回りに巻付けて包んだ、紐状弾性体5を上下から挟み、更に、ローラー1とは別方向のローラー2と、これに対向するローラー2′とでも左右から挟み、これに近接設置してある電気ヒーター3により、加熱する。
【0006】この装置の中を紐状弾性体5及び、回りの布4と共に引き抜く形で移動させる事により、紐状弾性体5自らの弾力によって、ローラーの心棒が固定されていても、的度な圧力が布4に掛かり、電気ヒーター3によって加熱溶解されたホットメルトが紐状弾性体5と布4とを密着固定する。
【0007】
【実施例】第2図に示す実施例のように、ローラーを1・1′・2・2′各複数個二つのグループに分割設置して、その片方のグループを、枠6ごと摘ハンドル7を持って開閉できるようにしておく事により、最初のセッティング時の手間を短縮する事ができる。
【0008】又、一度セットすれば、長さに関係なく、材料の終りまで連続加工が可能であり、ローラー群が凡て回転するため、引抜き操行の摩擦抵抗も極めて低い。
【0009】更に、第3図に示す、他の実施例(1)のように、ローラー1・2の他に、別のローラー8を必要に応じて、ローラー1・2とは別の位置や方向で、種々設置する事により、長方形の断面を持つ紐状弾性体5以外にも、L字形やコの字形等の、種々の断面形状に対応する、加工装置を作成提供できる。
【0010】又、第4図に示す、他の実施例(2)のように、鼓形ローラー9や、算盤珠形ローラー10等の、異形のローラーを設置使用することにより、半円形等、種々の断面形状を持つ紐状弾性体の表面熱圧着加工が可能となる。
【0011】尚、第5図に示す、他の実施例(3)のように、ローラーや、その心棒11をセラミックヒーター等にする事により、熱効率のアップを図る事もできる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、主として紐状弾性体の回りを布で巻いて包み、熱圧着固定させるための加工工程に於いて、そのスピードアップと共に、特殊な技術を必要としない操作性の簡便さを供えた、加工装置を提供するものであり、種々の断面形状の紐状弾性体に対応できる、極めて応用実施範囲の広い、有益な発明である。
【出願人】 【識別番号】594027122
【氏名又は名称】山本産業株式会社
【出願日】 平成8年(1996)11月15日
【代理人】
【公開番号】 特開平10−140434
【公開日】 平成10年(1998)5月26日
【出願番号】 特願平8−340355