|
|
【発明の名称】 |
ハンディターミナル用プリンタ用紙とその製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】上条秀雄 【氏名】関口喜一 |
【課題】ハンディターミナルで使用されるプリンタ用紙は結果の印字された検針票の切り離しを容易にするために、あらかじめ各検針票の切り離し位置にミシン目が入れられている。これらの用紙は共に強度の大きな高級紙が使用されるが、これらの紙にも強度のバラツキがあり、又ミシン入れ加工の段階でも強弱が出来る。更に、プリンタの特性や精度及び検針員の用紙の切り方の癖等により用紙の両端部がミシン目よりはずれて破れることが多い。
【解決手段】本発明は、ハンディターミナルで使用されるプリンタ用紙において、破れ現象を解消するために、プリンタ用紙両端部又は片端部にマイクロミシンを入れ、用紙の中央部は通常のミシンを入れることにより、プリンタ用紙の切り離しが確実に行われ、且つ全体の引っ張りに対する強度を損なわないようにしたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】ガス、水道、電力等の使用量を検針しその結果を現場で印字するようにしたハンディターミナルで使用されるハンディターミナル用プリンタ用紙において、検針結果の印字された検針票を切り離すためのミシン目の両端の位置にマイクロミシンを入れたことを特徴とするハンディターミナル用プリンタ用紙。 【請求項2】ガス、水道、電力等の使用量を検針しその結果を現場で印字するようにしたハンディターミナルで使用されるハンディターミナル用プリンタ用紙において、検針結果の印字された検針票を切り離すためのミシン目の片端の位置にマイクロミシンを入れたことを特徴とするハンディターミナル用プリンタ用紙。 【請求項3】ガス、水道、電力等の使用量を検針しその結果を現場で印字するようにしたハンディターミナルで使用されるハンディターミナル用プリンタ用紙において、検針結果の印字された検針票を切り離すためのミシン目の両端の位置にCut(切れ目)が0.2mm程度で、Tie(継ぎ目)が0.15mm程度のマイクロミシンを入れたことを特徴とするハンディターミナル用プリンタ用紙。 【請求項4】ガス、水道、電力等の使用量を検針しその結果を現場で印字するようにしたハンディターミナルで使用されるハンディターミナル用プリンタ用紙において、検針結果の印字された検針票を切り離すためのミシン目の片端の位置にCut(切れ目)が0.2mm程度で、Tie(継ぎ目)が0.15mm程度のマイクロミシンを入れたことを特徴とするハンディターミナル用プリンタ用紙。 【請求項5】ガス、水道、電力等の使用量を検針しその結果を現場で印字するようにしたハンディターミナルで使用されるハンディターミナル用プリンタ用紙を切り離すためのミシン目を入れるためのミシンの刃に、プリンタ用紙の両端部又は片端部にあたる部分の刃をマイクロミシンの刃のカットを行い残りの中央部にあたる部分の刃を通常のミシンの刃のカットを行ったミシン刃を使用してミシン目を入れるようにしたハンディターミナル用プリンタ用紙製の造方法。 【請求項6】ガス、水道、電力等の使用量を検針しその結果を現場で印字するようにしたハンディターミナルで使用されるハンディターミナル用プリンタ用紙を切り離すためのミシン目を入れるためのミシンの刃に、プリンタ用紙の両端部又は片端部にあたる部分の刃をCut(切れ目)が0.2mm程度で、Tie(継ぎ目)が0.15mm程度のマイクロミシンの刃のカットを行い残りの中央部にあたる部分の刃を通常のミシンの刃のカットを行ったミシン刃を使用してミシン目を入れるようにしたハンディターミナル用プリンタ用紙製の造方法。 【請求項7】ガス、水道、電力等の使用量を検針しその結果を現場で印字するようにしたハンディターミナルで使用されるハンディターミナル用プリンタ用紙を切り離すためのミシン目を入れるためのミシンの刃に、プリンタ用紙の両端部又は片端部にあたる5mm〜10mm部分の刃をCut(切れ目)が0.15mm程度で、Tie(継ぎ目)が0.2mm程度のマイクロミシンの刃のカットを行い残りの中央部にあたる部分の刃を通常のミシンの刃のカットを行ったミシン刃を使用してミシン目を入れるようにしたハンディターミナル用プリンタ用紙製の造方法。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はガス、水道、電力等の使用量を示す積算メータの値を定期的に検針しその結果を現場で印字すると共に、その結果をデータとして記憶するようにしたハンディターミナルで使用されるハンディターミナル用プリンタ用紙に関するものである。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】最近ガス、水道、電力等メータの検針にハンディターミナルが使用されるようになった。このハンディターミナルはガス、水道、電力等の使用量を検針しその結果をお知らせ票、領収書等として現場で印字し印字結果を切り離して使用者に渡するようにしている。 【0003】このためハンディターミナルで使用されるプリンタ用紙は結果の印字された検針票の切り離しを容易にするために、あらかじめ各検針票の切り離し位置にミシン目が入れられている。現在のハンディターミナルで使用されるプリンタ用紙はハンディターミナルが採用しているプリンタの種類に対応して主に、ドットプリンタ用の上質系用紙とサーマルプリンタ用の感熱紙がある。 【0004】これらの用紙は共に強度の大きな高級紙が使用されるが、これらの紙にも強度のバラツキがあり、又ミシン入れ加工の段階でも強弱が出来る。更に、プリンタの特性や精度及び検針員の用紙の切り方の癖等により用紙の両端部がミシン目よりはずれて破れることが多い。本発明は、上記のハンディターミナル用プリンタ用紙の破れ現象を無くし確実にミシン目で正確に切り離しの行われるハンディターミナル用プリンタ用紙を実現することに在る。 【0005】 【従来の技術】図3はハンディターミナルの使用状態を説明するための図である。図3において、(a)は、プリンタが本体に組み込まれた一体形のハンディターミナルの使用状態の説明図、(b)はプリンタ部分を本体から分離したプリンタ分離形のハンディターミナルの使用状態の説明図である。図4の(a)、(b)は従来のハンディターミナルに使用されているプリンタ用紙の問題点を説明する図である。 【0006】図3(a)において、HTはハンディターミナルでBはその入力キーDは入力の結果を表示するディスプレイである。1はハンディターミナル用プリンタ用紙である。検針者はガス、水道、電力等の使用量をめーたより検針しその結果をハンディターミナルHTの入力キーBにより入力し、入力の結果をディスプレイDに表示して確認する。検針者はディスプレイDの表示が間違いなければこれをデータとしてメモリに記憶すると共にハンディターミナル用プリンタ用紙1に印字出力する。この印字結果はお知らせ票、領収書等として現場で切り離して使用者に渡するようにしている。 【0007】ハンディターミナルには、図3(b)に示すように、そのプリンタ部分を本体から分離して本体とコードで接続したプリンタ分離形のハンディターミナルもある。このようなハンディターミナルに於いてもその使用方法は、図3(a)のプリンタが一体のものと同様である。これら場合、従来のハンディターミナル用プリンタ用紙は図4の(a)、(b)に示すように多数の検針票11,12,・・・が印刷されそれぞれの検針票の間には切り離しを容易にするためにミシン目mがいれられている。 【0008】各検針票には使用量等の検針項目やお知らせ事項等の検針票の共通事項PTがあらかじめ印刷されており、検針項目に対応したメータの指示値等の検針結果が入力キーBから入力されこの値の確認後これが検針データDTとして印字される。検針データの印字が終わると検針者は図3の(a)又は(b)に示すようにその検針結果の印字された検針票をミシン目から切り離して使用者に渡すようにしている。効率が求められる検針作業では、印字された検針票は素早く確実に切り離すことが必要である。 【0009】ハンディターミナル用プリンタ用紙には強度の大きな高級紙が使用されるがこの紙にも強度のバラツキがあり、又ミシン入れ加工のミシンはCut(切れ目)が1.5mmぐらいに対して、Tie(継ぎ目)が0.5mm以上となっており、プリンタの特性や停止位置の精度及び検針員の用紙の切り方の癖等により用紙の両端部がミシン目よりはずれて図4の(a)、(b)に示すようにミシン目から外れて破れ現象の発生することが多い。 【0010】ハンディターミナル用プリンタ用紙このような破れ現象が発生すると破れの状態によっては検針データの印字をしなおさなければなわず、又データは読めても検針票としての体裁は良くない。特にこの破れ現象はその検針票だけでなく次の検針票にも影響が及ぶので大きな問題であった切り離しを確実にするためにミシン目をマイクロ(極小)(Cut(切れ目)とTie(継ぎ目)を0.2mm程度)にすることが考えられるが、このようなミシンを記録紙の全面に入れると、加工の途中や、使用中にプリンタのテンション等で切れ易く、又製造上ミシン刃が摩耗し易い欠点があり実用化は困難であった。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は、ハンディターミナルで使用されるハンディターミナル用プリンタ用紙において、破れ現象を解消するために、プリンタ用紙両端部又は片端部にマイクロミシンを入れ、用紙の中央部は通常のミシンを入れることにより、プリンタ用紙の切り離しが確実に行われ、且つ全体の引っ張りに対する強度を損なわないようにしたものである。 【0012】本発明によれば、検針結果の印字された検針票を切り離すすためのミシン目の両端又は片端の部分に適当な長さのマイクロミシンを入れることにより、プリンタの特性や精度及び検針員の用紙の切り方の癖等により用紙の両端部がミシン目よりはずれた場合にも、ハンディターミナル用プリンタ用紙の破れ現象を無くし確実にミシン目で切り離しの行われるハンディターミナル用プリンタ用紙を実現出来る。 【0013】 【発明の実施の形態】 【実施例1】図1は本考案のハンディターミナル用プリンタ用紙一実施例を示す説明図で(a)は検針票を切り離す前の状態、(b)は検針票を切り離した後の状態を示す。図1において、1はハンディターミナル用プリンタ用紙で多数の検針票11,12,・・・が印刷されそれぞれの検針票の間には切り離しを容易にするためにミシン目mがいれられている。 【0014】各検針票には使用量等の検針項目やお知らせ事項等の検針票の共通事項PTがあらかじめ印刷されている。このような構成は従来のハンディターミナル用プリンタ用紙と同一である。図1(a)のCT1はマイクロミシンを入れたハンディターミナル用プリンタ用紙のミシン目mの両端の位置にCut(切れ目)が0.2mm程度で、Tie(継ぎ目)が0.15mm程度のマイクロミシンを入れた構成となっている。検針者により検針項目に対応した検針結果が入力キーボゥドから入力され、この値が検針値と合っていることが確認された後に検針票に検針データDTとして印字される。検針データの印刷が終わると検針者は図1の(b)に示すようにその検針票をミシン目から切り離す。 【0015】この場合、ハンディターミナル用プリンタ用紙にはそのミシン目の両端にマイクロミシンが入れられているので、ハンディターミナル用プリンタ用紙に強度のバラツキがあったり、又ミシン入れ下降の段階でも強弱が出来たり、更に、プリンタの特性や精度及び検針員の用紙の切り方の癖等により用紙の両端部がミシン目より多少はずれたとしても図1の(b)に示すようにマイクロミシンのミシン目に添って正確に切り離しが行われ破れることが無い。 【0016】このため、ハンディターミナル用プリンタ用紙の破れ現象により検針データの印字をしなおすような作業の発生することが無いので検針者の作業の効率が上がるだけでなく、常に正確に切り離された体裁の良い検針票を使用者に渡すことが出来る。尚,上記の説明では,ハンディターミナル用プリンタ用紙にはそのミシン目の両端にマイクロミシンが入れられている場合の例について説明をしたが,マイクロミシンは必ずしもプリンタ用紙のミシン目の両端に入れる必要はなく場合によっては切り離しの開始される一方の側にだけマイクロミシンを入れても同様の効果を得ることも出来る。このようにハンディターミナル用プリンタ用紙に入れるマイクロミシンを入れ方はハンディターミナル用プリンタ用紙の使用状況に応じて適宜選択することが出来る。 【0017】 【実施例2】図2は本発明のハンディターミナル用プリンタ用紙の製造方法を説明するための図である。図2はハンディターミナル用プリンタ用紙にミシン目とマイクロミシンを入れるためのミシン刃の構成を示したものである。図2において、BLはミシン刃の本体である。TLはミシン刃の本体に設けられた通常のミシン刃である。TSはミシン刃の本体に設けられたマイクロミシンの刃である。ミシン刃の本体BLには通常のミシン刃TLとマイクロミシンの刃TSとが設けられ、一枚で二種類の刃がカットされている。マイクロミシンの刃TSはミシン刃の本体BLの両端の5mm〜10mm程度の部分に設けられ、ミシン刃の本体BLの中央部のマイクロミシンの刃TSはミシン刃以外の部分には通常のミシン刃TLが設けられている。 【0018】通常のミシン刃TLの部分はCut(切れ目)が1.5mm程度で、Tie(継ぎ目)が0.5mm程度にカットされているが、マイクロミシンの刃TSの部分はCut(切れ目)が0.2mm程度で、Tie(継ぎ目)が0.15mm程度にカットされ、通常のミシン刃TLに比べて繊細なピッチになっている。本発明では、上記のようにミシン刃の本体BLの上にマイクロミシンの刃TSと通常のミシン刃TLがカットされた一枚のミシン刃を使用してハンディターミナル用プリンタ用紙のミシン目の部分に横ミシンを入れることにより、一度にマイクロミシンと通常のミシンをぞぞれ必要な部分に入れることが出来る。 【0019】一般に、マイクロミシンの刃は通常のミシン刃に比べて繊細なピッチになっているために、摩耗が早く頻繁に刃乃交換を行う必要があったが、本発明では、紙端の両端の約5mm〜10mm程度の部分だけにマイクロミシンの刃のカットが行われた刃を使用しているので、マイクロミシンの刃部分が受けるショクが通常のミシン刃の部分で吸収され和らげられるので、マイクロミシンの刃摩耗が少なくて済む利点がある。 【0020】尚、通常のハンディターミナル用プリンタ用紙の製造においては、広幅の用紙を用いて、同時に復数列にプリンタ用紙の印刷を行い、これを各列ごとに分離するようにしているが、この場合には上記の構造のミシン刃を用紙の幅の長さに応じてマイクロミシンの刃と通常のミシン刃が交互にカットされた長いミシン刃を使用することにより本発明のハンディターミナル用プリンタ用紙を製造することが出来る。 【0021】 【発明の効果】以上の説明より明らかなように本発明によれば、ハンディターミナルで使用されるハンディターミナル用プリンタ用紙において、検針結果の印字された検針票を切りは成すためのミシン目の両端又は片端の部分にマイクロミシンを入れることによりプリンタの特性や精度及び検針員の用紙の切り方の癖等により用紙の両端部がミシン目よりはずれた場合にもハンディターミナル用プリンタ用紙の破れ現象を無くし確実にミシン目で切り離しの行われるハンディターミナル用プリンタ用紙を実現出来る。 【0022】このため、本発明のハンディターミナル用プリンタ用紙を使用することにより、その破れ現象により検針データの印字をしなおすような作業の発生することが無いので検針者の作業の効率が上がるだけでなく、常に正確に切り離された体裁の良い検針票を使用者に渡すことが出来る。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】391013863 【氏名又は名称】国際チャート株式会社
|
| 【出願日】 |
平成9年(1997)3月3日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】小沢 信助
|
| 【公開番号】 |
特開平10−244785 |
| 【公開日】 |
平成10年(1998)9月14日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−47553 |
|