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オッパイ型枕 - 特開平10−137093 | j-tokkyo
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【発明の名称】 オッパイ型枕
【発明者】 【氏名】阿部 智子
【氏名】清原 眞
【課題】頭部を自然に支えるのに適した形状を有し、熱や汗を良好に発散させることができ、しかも使用者に安心感や優しさを感じさせるようにしたオッパイ型枕を提供する。

【解決手段】合成樹脂又はゴムからなる表皮材15の内部にクッション材16を充填して枕本体11を形成し、この枕本体11に必要に応じて布生地製のカバーを被せることによって枕を構成する。枕本体11は、所定間隔で配置された伏せ腕状の2つの隆起部12、12の間を高さの低い谷部13で連結した形状、すなわち全体として乳房形状にする。隆起部12の頂部には、乳首形状の微小突起14を設けることが好ましい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定間隔で配置された伏せ椀状の2つの隆起部を高さの低い谷部で連結した形状をなすことを特徴とするオッパイ型枕。
【請求項2】 前記2つの隆起部の頂部に、乳首形状の微小突起が設けられている請求項1記載のオッパイ型枕。
【請求項3】 合成樹脂又はゴムからなる表皮材と、この表皮材の内部に充填されたクッション材とで形成された請求項1記載の形状をなす枕本体と、この枕本体の表面に被せられる布生地製のカバーとを備えている請求項1又は2記載のオッパイ型枕。
【請求項4】 前記表皮材の前記谷部に位置する部分の膜厚が厚くされている請求項3記載のオッパイ型枕。
【請求項5】 前記谷部に位置する部分のクッション材が、他の部分のクッション材よりも、密度を高くするか又は剛性の高い材質とされている請求項3又は4記載のオッパイ型枕。
【請求項6】 枕の長手方向に沿ってその内部中心に変形可能な芯材が挿入されている請求項1〜5のいずれか1つに記載のオッパイ型枕。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用する人に安心感や優しさを感じさせ、安らかな睡眠を得ることができるオッパイ型枕に関する。
【0002】
【従来の技術】枕は、睡眠時に頭部を支えるために必要なもので、安眠を得るために種々の工夫がなされている。安眠を得る条件としては、■高さ、固さ、形状等が、自然な寝姿を維持でき、神経や血液の流れを妨げないこと、■頭と枕との間にたまる熱や汗を発散して不快感を与えないこと、■使用する人の好みに合っていて、安眠しやすい雰囲気をもっていること、などが考えられる。
【0003】枕の形状は、一般的には、長方形の袋状の布の中に、種々の素材を詰めたものが多い。袋状の布の中に詰める素材としては、真綿、パンヤ、羽毛、蕎麦殻、合成樹脂製のパイプを所定の長さに切ったもの、桧チップ、ウレタン等、種々のものが使用されており、部分的に硬さを変えることによって頭を自然に支持するようにしたものも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の枕は、いずれも、高さや、硬さや、通気性などに重点をおいたものが多く、使用者に安心感や優しさを感じさせて安眠しやすい雰囲気にするという心理的な面を考慮したものは少なかった。
【0005】したがって、本発明の目的は、頭部を自然に支えるのに適した形状を有し、熱や汗を良好に発散させることができ、しかも使用者に安心感や優しさを感じさせるようにした枕を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の第1は、所定間隔で配置された伏せ椀状の2つの隆起部を高さの低い谷部で連結した形状をなすことを特徴とするオッパイ型枕を提供するものである。
【0007】本発明の第2は、前記第1の発明において、前記2つの隆起部の頂部に、乳首形状の微小突起が設けられているオッパイ型枕を提供するものである。
【0008】本発明の第3は、前記第1又は第2の発明において、合成樹脂又はゴムからなる表皮材と、この表皮材の内部に充填されたクッション材とで形成された前記形状の枕本体と、この枕本体の表面に被せられる布生地製のカバーとを備えているオッパイ型枕を提供するものである。
【0009】本発明の第4は、前記第3の発明において、前記表皮材の前記谷部に位置する部分の膜厚が厚くされているオッパイ型枕を提供するものである。
【0010】本発明の第5は、前記第3又は第4の発明において、前記谷部に位置する部分のクッション材が、他の部分のクッション材よりも、密度を高くするか又は剛性の高い材質とされているオッパイ型枕を提供するものである。
【0011】本発明の第6は、前記第1〜6のいずれかの発明において、枕の長手方向に沿ってその内部中心に変形可能な芯材が挿入されているオッパイ型枕を提供するものである。
【0012】本発明の第1によれば、頭部を谷部に載せたとき、2つの隆起部の間に安定して支持される。また、そのとき、頭部の下方に谷部による隙間が設けられ、その隙間を空気が流通することによって頭部が冷やされ、汗も発散しやすくなって、安眠しやすくなる。更に、オッパイ形状をなすので、人間が乳房に対して本来有している安心感や、優しさを感じさせ、睡眠を促すことができる。
【0013】本発明の第2によれば、オッパイ形状のリアリティを増して、人間が乳房に対して本来有している安心感や、優しさを感じさせ、睡眠を促すという前記効果を更に高めることができる。
【0014】本発明の第3によれば、合成樹脂又はゴムを一体成形することによって表皮材を形成し、その内部にクッション材を充填することによって枕本体を形成できるので、工業的に安価に製造することが可能となる。また、表面には布生地製のカバーを被せることによって、感触も自然でソフトなものにすることができ、また、取り替えて洗濯することができ、衛生的になる。
【0015】本発明の第4によれば、表皮材の厚さによって谷部の剛性を増して、枕が谷部でV字状に容易に折れ曲がってしまったり、頭部を載せたときにへたってしまうことを防止できる。
【0016】本発明の第5によれば、谷部のクッション材を硬くすることにより、頭部を載せたときにその重さで谷部が容易に潰れないようにして、枕としての必要な高さを保持することができる。
【0017】本発明の第6によれば、芯材を変形させることによって、枕の形状をある程度変形させることができるので、使用する人の好みに応じて枕の形状を変えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1〜3は、本発明の一実施例によるオッパイ型枕の枕本体を示し、図1は側面図、図2は平面図、図3は断面図である。
【0019】枕本体11は、合成樹脂又はゴムからなる表皮材15と、この表皮材15の内部に充填されたクッション材16とで構成されている。枕本体11の外観は、伏せ椀形状をなす2つの隆起部12、12が所定間隔で配置され、それらの間を高さの低い谷部13で連結した形状をなす。2つの隆起部12、12の頂部には、それぞれ乳首形状の微小突起14が設けられている。
【0020】表皮材15に用いる合成樹脂又はゴムとしては、ある程度軟らかい材質であって、人間の乳房と類似の柔らかさ、肌ざわりのものが好ましく、例えば、ポリウレタン等を用いることができる。表皮材15は、例えば、金型を用いた一体成形等により工業的に製造することができる。なお、表皮材15には、通気性を付与するための孔を設けてもよい。
【0021】表皮材15の谷部13に位置する部分の膜厚は、枕が谷部でV字状に容易に折れ曲がってしまうことを防止し、また頭部をしっかりと支持できるようにするため、他の部分より厚くしておくことが好ましい。また、表皮材15には、所望の位置、好ましくは下面に、クッション材16を充填するためのスリット17が設けられている。この実施例では、スリット17は、枕本体11の短径方向に比較的短く形成されているが、長手方向に細長く形成してもよい。
【0022】クッション材16としては、従来から用いられている素材、例えば真綿、パンヤ、羽毛、蕎麦殻、合成樹脂製のパイプを所定の長さに切ったもの、桧チップ、ウレタン等を用いることができるが、乳房状の軟らかさをだすために、ある程度弾力性があるものが好ましく、例えばウレタンが好ましい。
【0023】クッション材16は、1種類のものを、全体として均一に充填することもできるが、谷部13に位置する、頭部が載せられる部分のクッション材16aを、他の部分のクッション材16よりも、密度を高くするか又は剛性の高い材質にしておくと、頭部を載せたときにその重さで谷部が容易に潰れないようにして、枕としての必要な高さを保持することができるので好ましい。
【0024】図4には、上記枕本体11に、芳香剤入りの容器18を取付けた例が示されている。すなわち、容器18は、合成樹脂のチューブ等からなり、くびれて突出した頭部18aの先端に孔18bが形成され、内部に充填された芳香剤が孔18bを通して徐々に発散されるようになっている。そして、容器18は、隆起部12の内部のクッション材16中に埋設され、その頭部18aが外皮15の微小突起14内に嵌合して配置されている。更に、微小突起14の先端には、孔14bが形成され、容器18の孔18bから発散する芳香が孔14bを通して、枕の周辺に発散されるようになっている。
【0025】図5には、上記枕本体11に被せられるカバーが示されている。図5(A)は側面図、(B)は平面図である。このカバー21は、例えば、綿、シルク、合成繊維等からなる布生地で形成され、枕本体11の隆起部12を覆う形状の2つのカップ部22と、このカップ部22の両端から延出された主ベルト部23と、上記カップ部22の上下に連接された補助ベルト部24とで構成されている。
【0026】主ベルト部23、23の端部には、着脱自在な連結手段23a、23bが設けられ、同様に補助ベルト部24の端部にも、着脱自在な連結手段24a、24bが設けられている。各連結手段23a、23b、24a、24bとしては、例えば、フック、ぼたん、マジックテープ等を採用することができ、この実施例においては、連結手段23a、23bがフック、連結手段24ba、24bがマジックテープとされている。
【0027】本発明の一実施例によるオッパイ型枕は、上記図1〜3に示した枕本体11を図5に示したカバー21で覆って構成される。すなわち、カバー21のカップ22を枕本体11の隆起部12に被せ、主ベルト部23を枕本体11の後ろ側に回して、連結手段23a、23bで連結し、補助ベルト部24をそれぞれ枕本体11の後ろ側に回して、連結手段24a、24bで連結することにより、枕本体11にカバー21を装着することができる。カバー21を被せることにより、感触が自然でソフトなものになり、また、取り替えて洗濯することが可能になるので、衛生面からも好ましい。
【0028】本発明のオッパイ型枕によれば、頭部を載せたとき、頭部が2つの隆起部12に挟まれて安定して支持される。また、2つの隆起部12の間に設けた谷部13によって、頭部と枕との間に隙間が形成され、この隙間を空気が流通することによって頭部が冷やされ、汗も発散しやすくなって、安眠しやすくなる。更に、オッパイ形状をなす枕に頭を載せることにより、人間が乳房に対して本来有している安心感や、優しさを感じさせ、睡眠を促すことができる。
【0029】図6には、本発明の枕に適用されるカバーの他の例が示されている。このカバー31は、前記と同様な布生地からなり、全体として円筒形状をなしていて、その周面の一部に枕本体11の隆起部12に適合するカップ部32が形成されている。したがって、枕本体11を円筒の内部33に挿入し、枕本体11の隆起部12をカップ部32に嵌合させることにより、カバー31で枕本体11を覆うことができる。
【0030】図7には、本発明の枕に適用される枕本体の他の例が示されている。なお、図1〜3の例と実質的に同一部分には、同符号を付してその説明を省略する。この枕本体41は、合成樹脂又はゴムからなる表皮15の内部にクッション材16が充填されて構成され、2つの隆起部12の間に谷部13が形成された形状をなす点は、前記と同様である。
【0031】しかし、この枕本体41は、両端の隆起部12のクッション材16の内部に、変形可能な芯材42がそれぞれ埋設されている点が異なっている。変形可能な芯材42としては、例えば金属板を螺旋状に巻いて形成したフレキシブルパイプや、フレキシブルなプラスチックの棒材などが用いられる。
【0032】この枕本体41によれば、上記芯材42を所望の形状に曲げることにより、枕本体41を所望の形状に変形させることができ、例えば芯材42の外側端部を持ち上げて、頭部を載せたときの安定をよくしたりすることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のオッパイ型枕は、伏せ椀状の2つの隆起部を高さの低い谷部で連結した形状であるので、頭部を谷部に載せたとき、2つの隆起部の間に安定して支持され、頭部の下方に谷部による隙間が設けられ、その隙間を空気が流通することによって頭部が冷やされ、汗が発散される。また、オッパイ形状をなすので、人間が乳房に対して本来有している安心感や、優しさを感じさせ、心理的な面からも安眠を得ることができる。
【出願人】 【識別番号】596170114
【氏名又は名称】阿部 智子
【識別番号】596090225
【氏名又は名称】清原エンジニア株式会社
【出願日】 平成8年(1996)11月11日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】松井 茂
【公開番号】 特開平10−137093
【公開日】 平成10年(1998)5月26日
【出願番号】 特願平8−314246