トップ :: H 電気 :: H04 電気通信技術




【発明の名称】 テレビ会議システム選択装置およびそれに用いる操作パネル
【発明者】 【氏名】泉澤 幸志

【氏名】松尾 泰三

【目的】
【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 局所内に分散配置された複数のテレビ会議装置と複数のコーデックとから構成されるテレビ会議システムにおいて、前記複数のテレビ会議装置中の1つと前記複数のコーデック中の1つとを選択して接続し、通信相手との間でテレビ会議を行い得るようにするテレビ会議システム選択装置であって、前記複数のテレビ会議装置中の1つと前記複数のコーデック中の1つとを選択して接続するマトリクススイッチと、該マトリクススイッチにおけるテレビ会議装置とコーデックとの接続を指示する操作パネルと、該操作パネルの操作に基づいて、前記マトリクススイッチを制御する制御手段とを設けたことを特徴とするテレビ会議システム選択装置。
【請求項2】 局所内に分散配置された複数のテレビ会議装置と複数のコーデックとから構成されるテレビ会議システムにおいて、前記複数のテレビ会議装置中の1つと前記複数のコーデック中の1つとを選択して接続し、通信相手との間でテレビ会議を行い得るようにするテレビ会議システム選択装置であって、前記複数のテレビ会議装置中の1つと前記複数のコーデック中の1つとを選択して接続するマトリクススイッチと、前記選択されたコーデックを、所定の接続試験を行う試験装置に接続する第1のスイッチと、前記選択されたテレビ会議装置を、所定の接続試験を行う試験装置に接続する第2のスイッチと、選択動作を指示する操作パネルと、該操作パネルの指示に基づいて、内部に記憶している所定のプログラムに従って、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチと前記マトリクススイッチにおける接続を制御する制御手段とを設けたことを特徴とするテレビ会議システム選択装置。
【請求項3】 請求項2記載のテレビ会議システム選択装置において、前記制御手段は、前記操作パネルの操作信号に基づく前記第1のスイッチと前記第2のスイッチと前記マトリクススイッチにおける接続状況を管理する管理テーブルを有することを特徴とするテレビ会議システム選択装置。
【請求項4】 請求項2または請求項3記載のテレビ会議システム選択装置において、前記操作パネルには、前記複数のテレビ会議装置中の1つを選択する選択ボタンと、前記複数のコーデック中の1つを選択する選択ボタンと、前記選択されたテレビ会議装置または前記選択されたコーデックの、前記試験装置への接続を指示する指示ボタンと、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続を指示する接続ボタンと、会議の終了を指示する終了ボタンと、前記各ボタンに附属させたランプと、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続を示すランプとを設け、前記制御手段には、前記操作パネルの各ランプを駆動・制御する手段を設け、前記操作パネルの操作に基づいて、該操作パネルの各ランプの点灯または消灯を制御することを特徴とするテレビ会議システム選択装置。
【請求項5】 請求項4記載のテレビ会議システム選択装置において、前記操作パネルは、前記コーデックの選択ボタンと、前記テレビ会議装置の選択ボタンと、前記試験装置への接続指示ボタンと、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続ボタンと、会議の終了ボタンとが、操作手順に沿って配設されるとともに、各ボタン毎に色分けされた指示表示手段を具備し、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続を示すランプが該当するボタンの交差部分に配設されることを特徴とするテレビ会議システム選択装置。
【請求項6】 局所内に分散配置された複数のテレビ会議装置と複数のコーデックとから構成されるテレビ会議システムにおいて、前記複数のテレビ会議装置中の1つと前記複数のコーデック中の1つとを選択して接続し、通信相手との間でテレビ会議を行い得るようにするテレビ会議システム選択装置に用いられる操作パネルであって、前記複数のテレビ会議装置中の1つを選択する選択ボタンと、前記複数のコーデック中の1つを選択する選択ボタンと、前記選択されたテレビ会議装置または前記選択されたコーデックを前記テレビ会議システムの試験を行う試験装置へ接続する指示を行う指示ボタンと、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続を指示する接続ボタンと、会議の終了を指示する終了ボタンとが配設され、前記各ボタンにはランプが附属して備えられ、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続を示すランプが、前記複数のテレビ会議装置と前記複数のコーデックとの組合せ数だけ配設されていることを特徴とするテレビ会議システム選択装置に用いる操作パネル。
【請求項7】 請求項6記載のテレビ会議システム選択装置に用いる操作パネルにおいて、前記コーデックの選択ボタンと、前記テレビ会議装置の選択ボタンと、前記試験装置への接続指示ボタンと、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続ボタンと、会議の終了ボタンとが、それぞれ前記操作パネル上の色分けされたゾーンに配設されるとともに、前記色分けされたゾーンは、操作手順に沿って配置されるとともに、前記操作手順を指示するように表示形成されていることを特徴とするテレビ会議システム選択装置に用いる操作パネル。
【請求項8】 請求項6または請求項7記載のテレビ会議システム選択装置に用いる操作パネルにおいて、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続を示すランプが、該当するボタンの交差部分に配設されていることを特徴とするテレビ会議システム選択装置に用いる操作パネル。
【請求項9】 請求項6乃至請求項8のいずれかの請求項に記載のテレビ会議システム選択装置に用いる操作パネルにおいて、前記複数のコーデックの選択ボタンは、前記操作パネル上の左端周辺部分の配色ゾーンに縦列に配設され、前記複数のテレビ会議装置の選択ボタンは、前記操作パネル上の下端周辺部分の配色ゾーンに横列に配設され、前記試験装置への接続を指示する指示ボタンは、前記操作パネル上の右端周辺部分の中央下側の配色ゾーンに設置され、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続を指示する接続ボタンと、会議の終了を指示する終了ボタンとは、前記操作パネル上の右端周辺部分の中央上側の配色ゾーンに、前記接続ボタンが下に配されるように縦列に配設され、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続を示すランプは、前記操作パネル上の中央部に、前記コーデックの選択ボタンと前記テレビ会議装置の選択ボタンに対応するマトリクスの交差点に配設されていることを特徴とするテレビ会議システム選択装置に用いる操作パネル。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のテレビ会議装置とコーデックとを選択・接続する装置と、その選択に用いる操作パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、テレビ会議装置(以下、「TV会議装置」と記述する)を設置したテレビ会議室(以下、「TV会議室」と記述する)を複数用意し、それぞれのTV会議室(即ち、TV会議装置)を使用する際に、テレビ会議をする相手(以下、「会議相手」と称する)側の通信設備に合わせてコーデック(符号化・復号化装置)を選択して、テレビ会議を行うことが知られている。
【0003】図6は、このようなテレビ会議システムの構成例を説明するブロック図である。この図において、TV会議装置(1)・1a〜TV会議装置(4)・1dは、テレビ会議に必要な適宜の映像装置や音声機器などであり、それぞれ異なるTV会議室に設置されている。また、コーデック群2には、信号の伝送速度や符号化方式に合わせて種々のタイプのコーデック(A)・2a〜コーデック(D)・2dが用意されている。そして、テレビ会議を行うにあたっては、使用するTV会議室(即ち、TV会議装置)が選択され、会議相手の通信速度等の信号条件に合わせてコーデックが選択されて接続される。
【0004】この場合、使用するTV会議装置と選択されたコーデックとの接続は、選択装置103内の選択スイッチ103aによって行われる。図7は選択スイッチ103aの機能構成を示すブロック図であって、各TV会議室(即ち、TV会議装置)に対応させてコーデックを個別に切替・選択できる。即ち、例えば、TV会議装置(2)・1bを使用して、コーデック(B)・2bを介して、テレビ会議を行う場合には、図6に示す操作部103bの操作により、図7に示すスイッチS2をコーデック(B)・2b側に切り替えて、TV会議装置(2)・1bへ選択・接続する。これにより、TV会議装置(2)・1bを使用して、コーデック(B)・2bを介して、テレビ会議を行うことが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従来のテレビ会議システム選択装置においては、選択スイッチ(図7に示すスイッチS1〜S4)を直接手で操作することにより、コーデックの選択・接続を行っていたので、例えば、あるTV会議室(即ち、TV会議装置)の使用中に、間違えて該選択スイッチを切り替えてしまう虞があった。また、1つのTV会議装置においても、音声と映像さらにはデータ回線といった複数の回線(図6および図7では、これらの回線を区別して図示していない)を必要とし、それぞれを切り替えるにあたり、他のスイッチとの関連性を考慮していない場合には、誤操作の発生と相まって操作が煩雑であった。さらに、選択したコーデックとTV会議装置とを接続する前に、該コーデックが介する通信回線や該TV会議装置の試験を行う必要があるが、該試験の操作シーケンスは、個々のコーデックやTV会議装置のマニュアルに則して行う必要があるため、操作の統一がとれず、該操作が複雑となり、誤操作を起こしやすかった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、操作性のよいテレビ会議システム選択装置、および、それに用いる操作パネルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、局所内に分散配置された複数のテレビ会議装置と複数のコーデックとから構成されるテレビ会議システムにおいて、前記複数のテレビ会議装置中の1つと前記複数のコーデック中の1つとを選択して接続し、通信相手との間でテレビ会議を行い得るようにするテレビ会議システム選択装置であって、前記複数のテレビ会議装置中の1つと前記複数のコーデック中の1つとを選択して接続するマトリクススイッチと、該マトリクススイッチにおけるテレビ会議装置とコーデックとの接続を指示する操作パネルと、該操作パネルの操作に基づいて、前記マトリクススイッチを制御する制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、局所内に分散配置された複数のテレビ会議装置と複数のコーデックとから構成されるテレビ会議システムにおいて、前記複数のテレビ会議装置中の1つと前記複数のコーデック中の1つとを選択して接続し、通信相手との間でテレビ会議を行い得るようにするテレビ会議システム選択装置であって、前記複数のテレビ会議装置中の1つと、前記複数のコーデック中の1つとを選択して接続するマトリクススイッチと、前記選択されたコーデックを、所定の接続試験を行う試験装置に接続する第1のスイッチと、前記選択されたテレビ会議装置を、所定の接続試験を行う試験装置に接続する第2のスイッチと、選択動作を指示する操作パネルと、該操作パネルの指示に基づいて、内部に記憶している所定のプログラムに従って、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチと前記マトリクススイッチにおける接続を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載のテレビ会議システム選択装置において、前記制御手段は、前記操作パネルの操作信号に基づく前記第1のスイッチと前記第2のスイッチと前記マトリクススイッチにおける接続状況を管理する管理テーブルを有することを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項2または請求項3記載のテレビ会議システム選択装置において、前記操作パネルには、前記複数のテレビ会議装置中の1つを選択する選択ボタンと、前記複数のコーデック中の1つを選択する選択ボタンと、前記選択されたテレビ会議装置または前記選択されたコーデックの、前記試験装置への接続を指示する指示ボタンと、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続を指示する接続ボタンと、会議の終了を指示する終了ボタンと、前記各ボタンに附属させたランプと、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続を示すランプとを設け、前記制御手段には、前記操作パネルの各ランプを駆動・制御する手段を設け、前記操作パネルの操作に基づいて、該操作パネルの各ランプの点灯または消灯を制御することを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項4記載のテレビ会議システム選択装置において、前記操作パネルは、前記コーデックの選択ボタンと、前記テレビ会議装置の選択ボタンと、前記試験装置への接続指示ボタンと、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続ボタンと、会議の終了ボタンとが、操作手順に沿って配設されるとともに、各ボタン毎に色分けされた指示表示手段を具備し、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続を示すランプが該当するボタンの交差部分に配設されることを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、局所内に分散配置された複数のテレビ会議装置と複数のコーデックとから構成されるテレビ会議システムにおいて、前記複数のテレビ会議装置中の1つと前記複数のコーデック中の1つとを選択して接続し、通信相手との間でテレビ会議を行い得るようにするテレビ会議システム選択装置に用いられる操作パネルであって、前記複数のテレビ会議装置中の1つを選択する選択ボタンと、前記複数のコーデック中の1つを選択する選択ボタンと、前記選択されたテレビ会議装置または前記選択されたコーデックを前記テレビ会議システムの試験を行う試験装置へ接続する指示を行う指示ボタンと、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続を指示する接続ボタンと、会議の終了を指示する終了ボタンとが配設され、前記各ボタンにはランプが附属して備えられ、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続を示すランプが、前記複数のテレビ会議装置と前記複数のコーデックとの組合せ数だけ配設されていることを特徴とする。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項6記載のテレビ会議システム選択装置に用いる操作パネルにおいて、前記コーデックの選択ボタンと、前記テレビ会議装置の選択ボタンと、前記試験装置への接続指示ボタンと、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続ボタンと、会議の終了ボタンとが、それぞれ前記操作パネル上の色分けされたゾーンに配設されるとともに、前記色分けされたゾーンは、操作手順に沿って配置されるとともに、前記操作手順を指示するように表示形成されていることを特徴とする。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項6または請求項7記載のテレビ会議システム選択装置に用いる操作パネルにおいて、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続を示すランプが、該当するボタンの交差部分に配設されていることを特徴とする。
【0015】請求項9記載の発明は、請求項6乃至請求項8のいずれかの請求項に記載のテレビ会議システム選択装置に用いる操作パネルにおいて、前記複数のコーデックの選択ボタンは、前記操作パネル上の左端周辺部分の配色ゾーンに縦列に配設され、前記複数のテレビ会議装置の選択ボタンは、前記操作パネル上の下端周辺部分の配色ゾーンに横列に配設され、前記試験装置への接続を指示する指示ボタンは、前記操作パネル上の右端周辺部分の中央下側の配色ゾーンに設置され、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続を指示する接続ボタンと、会議の終了を指示する終了ボタンとは、前記操作パネル上の右端周辺部分の中央上側の配色ゾーンに、前記接続ボタンが下に配されるように縦列に配設され、前記選択されたテレビ会議装置と前記選択されたコーデックとの接続を示すランプは、前記操作パネル上の中央部に、前記コーデックの選択ボタンと前記テレビ会議装置の選択ボタンに対応するマトリクスの交差点に配設されていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明の実施形態について説明する。図1は本実施形態によるテレビ会議システム選択装置の構成例を示すブロック図であり、図2は選択スイッチ3aの構成例を示すブロック図であり、図3は制御部3bの構成例を示すブロック図であり、図4は操作パネル3cの構成例を示す説明図である。
【0017】図1は本実施形態によるテレビ会議システム選択装置の構成例を示すブロック図である。この図において、TV会議装置(1)・1a〜TV会議装置(4)・1dを除く各機能ブロックは、局所内の所定場所(例えば、管理室等)に集中して設置されている。なお、この図では、各機能ブロック間の接続を、一本の線により表しているが、実際には、それぞれ所定の映像信号,音声信号及びデータ信号の伝送に必要とするケーブル等が設置されている(以下に示す各図面も同様である)。
【0018】図1において、TV会議装置(1)・1a〜TV会議装置(4)・1dは、それぞれ、テレビ会議に必要な適宜の映像装置や音声機器などであり、TV会議室に設けられた端子ボックス等に接続可能に備えられている。なお、TV会議装置(1)・1aは、局所内の複数箇所に設置されたTV会議室(1)〜TV会議室(4)のうちの、TV会議室(1)に設置されている。同様に、TV会議装置(2)・1bはTV会議室(2)に、TV会議装置(3)・1cはTV会議室(3)に、TV会議装置(4)・1dはTV会議室(4)に、それぞれ設置されている。
【0019】2は、複数のコーデック(A)・2a〜コーデック(D)・2dを選択可能に設けたコーデック群である。上記各コーデック(A)・2a〜コーデック(D)・2dは、それぞれ、異なる信号伝送速度や符号化方式に対応しており、テレビ会議を行う相手(会議相手)が有するTV会議装置の伝送速度や符号化方式に合わせて、1つのコーデックが選択される。なお、ここで、コーデック(A)・2a〜コーデック(D)・2dは、それぞれ、異なる信号伝送速度や符号化方式に対応していると述べたが、この他にも、当然のことながら、各コーデックは、それぞれ相違する方式のものでもよく、あるいは一部または全部が同種の方式のものであってもよい。
【0020】3は、選択スイッチ3aと、その選択スイッチの制御部3bと、操作パネル3cとからなる選択装置である。なお、上記選択スイッチ3aの詳細は図2を参照して、また、上記制御部3bの詳細は図3を参照して、また、上記操作パネル3cの詳細は図4を参照して、後で詳述する。4は、選択スイッチ3aで選択されたコーデックより得られる映像および音声を、上記管理室において出力する回線モニタであり、ここでは、具体的一例として、CRTモニタおよびスピーカを使用する。5は、選択スイッチ3aで選択されたTV会議装置より得られる映像および音声を、上記管理室において出力する会議装置モニタであり、ここでは、具体的一例として、CRTモニタおよびスピーカを使用する。
【0021】6は、上記管理室から、選択スイッチ3aで選択されたコーデックに対して、試験用の映像および音声を送るための回線テスト用機器であり、ここでは、具体的一例として、ビデオカメラとマイクロホンを使用する。7は、上記管理室から、選択スイッチ3aで選択されたTV会議装置に対して、試験用の映像および音声を送るための会議装置テスト用機器であり、ここでは、具体的一例として、ビデオカメラとマイクロホンを使用する。8は、選択されたコーデックと通信回線とを接続する通信回線接続部である。
【0022】図2は選択スイッチ3aの構成例を示すブロック図である。この図に示すように、選択スイッチ3aは、各コーデックと各TV会議装置とを接続するスイッチマトリクス部MXと、回線モニタ4を選択されたコーデックに接続するスイッチSW1と、会議装置モニタ5を選択されたTV会議装置に接続するスイッチSW2と、会議装置テスト用機器7を選択されたTV会議装置に接続するスイッチSW3と、回線テスト用機器6を選択されたコーデックに接続するスイッチSW4とから構成されている。また、各スイッチSW1〜SW4には、該スイッチが、制御部3bの制御に基づいた所定の選択・接続動作を行うように、該スイッチを駆動する図示しない駆動部が設けられている。
【0023】図3は制御部3bの構成例を示すブロック図である。この図に示すように、制御部3bは、該制御部3b全体をコントロールする制御回路10(具体的一例としては、中央処理装置および周辺回路)と、該制御回路10の制御に必要となるプログラム等を記憶したメモリ11(具体的一例としては、リードオンリメモリ)と、各スイッチSW1〜SW4の接続状況を管理するための管理テーブル12(具体的一例としては、ランダムアクセスメモリ)と、制御回路10の指令に基づいて選択スイッチ3aの図示しない駆動部を駆動するためのスイッチ駆動回路13(具体的一例としては、ドライバ回路)と、制御部3bと操作パネル3cとの間における信号の送受信を行う操作パネルI/O・14(具体的一例としては、ドライバおよびレシーバ回路)とから構成され、上記各機能ブロックはバスを介して共通的に接続される。
【0024】図4は操作パネル3cの構成例を示す説明図である。この図において、「コーデックA」〜「コーデックD」,「会議室1」〜「会議室4」,「接続」,「確定」,「終了」,「予備」は、それぞれ押しボタンであり、各押しボタンの下部に設けられた図示しない検出器により、該押しボタンの押下が検出される。また、操作パネル3c上において、押しボタン「コーデックA」〜「コーデックD」および「予備」と、押しボタン「会議室1」〜「会議室4」および「予備」とが交差する位置には、各押しボタンに対応するコーデックとTV会議室を示すランプが上下に一組となって配置されている(以下、上記ランプを「接続状態表示ランプ」と称する)。そして、各押しボタンは、それぞれ、図4に示すように配置されると共に、各押しボタンの機能により及び関連するランプについて適宜の色分けがなされている。また、操作パネル3c上には、該操作パネル3cの操作手順の流れを示す矢印型の表示がなされている。
【0025】つぎに、図5に示すフローチャートを参照しながら、本装置の動作を説明する。なお、ここでは、操作パネル3cの操作手順に従って上記動作を説明する。
■ コーデック選択(ステップSP1)
本ステップでは、接続する会議相手の機器等に合わせて、コーデック(A)・2a〜コーデック(D)・2dの中から、1つのコーデックを選択し、該選択したコーデックに対応する押しボタンを、図4に示す操作パネル3c上の押しボタン「コーデックA」〜「コーデックD」の中から、1つ選択して押下する。ここでは、一例として、ボタン「コーデックB」を選択したとする。
【0026】押しボタン「コーデックB」の押下は、その図示しない検出器により検出され、図3に示す制御部3bに通知される。制御部3bにおいて、制御回路10は、コーデック(B)・2bが選択されたことを管理テーブル12に記録し、操作パネル3c上の押しボタン「コーデックB」の内部に設けられたランプを点灯(緑色)させる。さらに、制御回路10は、スイッチ駆動回路13を用いて、図2に示す選択スイッチ3aのスイッチSW1を、コーデック(B)・2bと回線モニタ4とを接続するように駆動する。これにより、コーデック(B)・2bを介して得られる会議相手の映像および音声が、管理室に設置された回線モニタ4に出力される。
【0027】■ TV会議室選択(ステップSP2)
図4に示す操作パネル3c上の色分け指示および矢印に従って、該操作パネル3cの操作手順は、TV会議室の選択に進む。本ステップでは、TV会議室(1)〜TV会議室(4)の中から、使用するTV会議室を選択し、該選択したTV会議室に対応する押しボタンを、図4に示す操作パネル3c上の押しボタン「会議室1」〜「会議室4」の中から、1つ選択して押下する。ここでは、一例として、押しボタン「会議室3」を選択したとする。
【0028】押しボタン「会議室3」の押下は、その図示しない検出器により検出され、図3に示す制御部3bに通知される。制御部3bにおいて、制御回路10は、TV会議室(3)が選択されたことを管理テーブル12に記録し、操作パネル3c上の押しボタン「会議室3」の内部に設けられたランプを点灯(緑色)させる。さらに、制御回路10は、スイッチ駆動回路13を用いて、図2に示す選択スイッチ3aのスイッチSW2を、TV会議装置(3)・1cと会議室モニタ5とを接続するように駆動する。これにより、TV会議装置(3)・1cによるTV会議室(3)内の映像および音声が、管理室に設置された会議室モニタ5に出力される。また、図3に示す制御部3bにおいて、制御回路10は、管理テーブル12を参照して、コーデックおよびTV会議室が選択されたことを確認すると、次の操作(即ち、接続テスト)を操作者にうながすため、図4に示す操作パネル3c上の押しボタン「接続」の内部に設けられたランプを、該ランプが点滅するように駆動する。
【0029】■ 接続テスト(ステップSP3)
図4に示す操作パネル3c上の色分け指示,矢印およびランプの点滅に従って、操作パネル3cの操作手順は、接続テストに進む。本ステップでは、操作パネル3c上でランプの点滅している押しボタン「接続」を押下すと、該押しボタン「接続」の押下は、その図示しない検出器により検出され、図3に示す制御部3bに通知される。
【0030】これにより、制御部3bにおいて、制御回路10は、接続テストの要求があったと判断し、そのことを管理テーブル12に記録する。そして、制御回路10は、管理テーブル12を参照して、TV会議室(3)が選択されていることを確認すると、スイッチ駆動回路13を用いて、図2に示す選択スイッチ3aのスイッチSW3を駆動して、TV会議装置(3)・1cと会議装置テスト用機器7とを接続させる。同様に、制御回路10は、管理テーブル12を参照して、コーデック(B)・2bが選択されていることを確認すると、スイッチ駆動回路13を用いて、図2に示す選択スイッチ3aのスイッチSW4を駆動して、コーデック(B)・2bと回線テスト用機器6とを接続させると共に、通信回線を介した会議相手との接続を確立する。なお、この接続確立は、この時点に限定されるものではなく、例えば実際の会議開始等の場合でもよい。
【0031】以上の処理の結果、TV会議装置(3)・1cと、会議室モニタ5,会議装置テスト用機器7とが接続され、コーデック(B)・2bと回線モニタ4,回線テスト用機器6とが接続されることにより、接続テストを行うための準備が完了する。該準備が完了すると、図3に示す制御部3bにおいて、制御回路10は、操作パネル3c上の押しボタン「接続」のランプを点滅から点灯(緑色)に変更駆動し、同時に、次の操作(即ち、本線切り替え)を操作者にうながすため、図4に示す操作パネル3c上の押しボタン「確定」の内部に設けられたランプを、該ランプが点灯(赤色)するように駆動する。
【0032】■ 上記■の処理により、操作者は、管理室に設置された回線モニタ4(CRTモニタとスピーカ)および回線テスト用機器6(テスト用のビデオカメラとマイクロホン)を用いて、会議相手と、コーデック(B)・2bを介した所定の映像・音声試験を行うことができる。同様に、操作者は、管理室に設置された会議装置モニタ5(CRTモニタとスピーカ)および会議装置テスト用機器7(テスト用のビデオカメラとマイクロホン)を用いて、TV会議室(3)と、TV会議装置(3)・1cを介した所定の映像・音声試験を行うことができる。
【0033】■ 本線切り替え(ステップSP4)
上記■における所定の映像・音声試験の結果、通信状態や機器の状態が良好であると確認できたときには、図4に示す操作パネル3c上の色分け指示,矢印およびランプの点滅指示に従って、該操作パネル3cの操作手順は、本線への接続切り替えへと進む。本ステップでは、操作パネル3c上でランプの点滅している押しボタン「確定」を押下すると、該押しボタン「確定」の押下は、その図示しない検出器により検出され、その検出信号は、図3に示す制御部3bに通知される。
【0034】制御部3bにおいて、制御回路10は、本線切替の要求があったと判断し、そのことを管理テーブル12に記録する。そして、制御回路10は、管理テーブル12を参照して、TV会議装置(3)・1cが会議装置テスト用機器7に接続されていることを確認すると、スイッチ駆動回路13を用いて、図2に示す選択スイッチ3aのスイッチSW3を駆動して、TV会議装置(3)・1cと会議装置テスト用機器7との接続を解除する。同様に、制御回路10は、管理テーブル12を参照して、コーデック(B)・2bが回線テスト用機器6に接続されていることを確認すると、スイッチ駆動回路13を用いて、図2に示す選択スイッチ3aのスイッチSW4を駆動して、コーデック(B)・2bと回線テスト用機器6との接続を解除する。
【0035】さらに、同時に、制御回路10は、管理テーブル12を参照して、コーデック(B)・2bとTV会議室(3)とが選択されていることを確認すると、スイッチ駆動回路13を用いて、図2に示すスイッチマトリクス部MXを駆動してコーデック(B)・2bとTV会議装置(3)・1cとを接続する。これにより、TV会議室(3)のTV会議装置(3)・1cより、コーデック(B)・2bを介して、会議相手が使用するTV会議装置と通信を行うことが可能となる。また、制御回路10は、操作パネル3c上の押しボタン「コーデックB」,「会議室3」,「接続」,「確定」の各ランプの点灯を停止(消灯)すると共に、操作パネル3c上のボタン「コーデックB」と「会議室3」との交差点上に位置する1組のランプ(接続状態表示ランプ)を点灯させる。
【0036】■ 終了(ステップSP5)
会議が終了すると、終了の操作を行う。会議に使用されているコーデックと会議室は、制御部3bの管理テーブル12で管理されると共に操作パネル3c上の接続状態表示ランプで表示されている。上述の例によるコーデック(B)・2bとTV会議室(3)を用いた会議を終了する場合には、操作パネル3c上で接続状態表示ランプに対応する押しボタン「コーデックB」と押しボタン「会議室3」とを押下する。この押下は、それぞれ図示しない検出器で検出され、その検出信号は、図3に示す制御部3bに通知される。
【0037】該検出信号を受信すると、制御部3bにおいて、制御回路10は、会議の終了が要求されたものと判断する。そして、制御回路10は、管理テーブル12を参照して、コーデック(B)・2bとTV会議室(3)とが会議中のステータスにあることを確認すると、操作パネル3c上において、押しボタン「コーデックB」と「会議室3」との交差点上に位置する接続状態表示ランプを、該ランプが点滅するように駆動すると共に、押しボタン「終了」の内部に設けられたランプを、該ランプが点灯(赤色)するよう駆動する。押しボタン「終了」が押下されると、該押しボタン「終了」の押下は、その図示しない検出器により検出されて、その検出信号は、制御部3bに通知される。
【0038】該検出信号を受信すると、制御部3bにおいて、制御回路10は、終了が確認されたものと判断する。そして、制御回路10は、そのことを管理テーブル12に記録又は管理対象外として処理し、スイッチ駆動回路13を用いて、図2に示す選択スイッチ3aのスイッチマトリクス部MXにおけるコーデック(B)・2bとTV会議装置(3)・1cとの接続を解除する。同時に、制御回路10は、操作パネル3c上において、押しボタン「コーデックB」と「会議室3」との交差点上に位置する接続状態表示ランプと、押しボタン「終了」に内蔵されたランプとを消灯させる。以上で、本装置の基本的な動作の説明を終了する。
【0039】以下、その他の動作について補足説明する。
(1) 上記■〜■に示す操作を同様に行うことにより、上記■の状態において、コーデック(B)・2bとTV会議室(3)との組合せ以外の組合せによる複数のテレビ会議を同時に設定することができる。この場合、設定された各組合せは、当該コーデックとTV会議室との接続を示す接続状態表示ランプによって、それぞれ表示される。そして、このような複数のテレビ会議の同時設定時においても、操作パネル3c上の接続状態表示ランプによる表示に加えて、各コーデックおよびTV会議装置の接続状態が、制御部3bの管理テーブル12によって随時管理されているので、誤操作をした場合であっても、会議中のTV会議装置の接続を中断するという最悪の事態となることはない。
【0040】(2)操作パネル3c上において、コーデックの選択ボタンまたはTV会議室の選択ボタンを押下すると、上述したような制御部3bの動作により、選択されたコーデックまたはTV会議室をモニタ(回線モニタ4または会議装置モニタ5)に接続するので、会議中の様子などを管理室においてモニタリングできる。以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、操作パネルの操作のみで複数のTV会議装置の接続並びに管理を行うことが可能となる、という効果が得られる。
【出願人】 【識別番号】000004226
【氏名又は名称】日本電信電話株式会社
【識別番号】595156838
【氏名又は名称】有限会社システムハウスプロテック
【出願日】 平成7年(1995)11月7日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
【公開番号】 特開平9−135429
【公開日】 平成9年(1997)5月20日
【出願番号】 特願平7−289021