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リモ−ト式エンジン始動装置 - 特開平9−21377 | j-tokkyo
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【発明の名称】 リモ−ト式エンジン始動装置
【発明者】 【氏名】田中 誠吾

【目的】 エンジンをかける必要のない条件下では、例えエンジン始動の遠隔操作が行われてもエンジンが始動しないようにすることができる制御手段を備えたリモ−ト式エンジン始動装置を提供すること。
【構成】 電波等を用いて車両のエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置12に、リモ−ト装置11から始動信号を受信してもエンジンの水温が所定値を超えている場合はエンジンを始動させないエンジン始動制御手段(コントロ−ル装置12b)を備えているリモ−ト式エンジン始動制御装置10。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電波等を用いて車両のエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置に、リモ−ト装置からの始動信号を受信してもエンジンの水温が所定値を超えている場合はエンジンを始動させない第1のエンジン始動制御手段を備えていることを特徴とするリモ−ト式エンジン始動装置。
【請求項2】 電波等を用いて車両のエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置に、リモ−ト装置からの始動信号を受信してもエンジンの油温が所定値を超えている場合はエンジンを始動させない第2のエンジン始動制御手段を備えていることを特徴とするリモ−ト式エンジン始動装置。
【請求項3】 電波等を用いて車両のエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置に、リモ−ト装置からの始動信号を受信しても車両の室温が所定の範囲内にある場合はエンジンを始動させない第3のエンジン始動制御手段を備えていることを特徴とするリモ−ト式エンジン始動装置。
【請求項4】 電波等を用いて車両のエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置に、リモ−ト装置からの始動信号を受信しても燃料の残量が所定値以下の場合はエンジンを始動させない第4のエンジン始動制御手段を備えていることを特徴とするリモ−ト式エンジン始動装置。
【請求項5】 電波等を用いて車両のエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置に、スタ−タを所定回数オンさせてもエンジンを始動させることができない場合、リモ−ト装置からの始動信号を受信してもエンジンの始動制御を行わない第5のエンジン始動制御手段を備えていることを特徴とするリモ−ト式エンジン始動装置。
【請求項6】 マニュアルミッション車に装備された電波等を用いて車両のエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置に、リモ−ト装置からの始動信号を受信してもギアの位置がニュ−トラルでなければエンジンを始動させない第6のエンジン始動制御手段を備えていることを特徴とするリモ−ト式エンジン始動装置。
【請求項7】 電波等を用いて車両のエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置に、リモ−ト装置からの始動信号を受信しても排気ガス浄化装置の故障が検出されている場合はエンジンを始動させない第7のエンジン始動制御手段を備えていることを特徴とするリモ−ト式エンジン始動装置。
【請求項8】 電波等を用いて車両のエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置に、リモ−ト装置からの始動信号を受信しても、水温センサ、油温センサあるいは室温センサのうち少なくとも一つが故障している場合は、エンジンを始動させない第8のエンジン始動制御手段を備えていることを特徴とするリモ−ト式エンジン始動装置。
【請求項9】 電波等を用いて車両のエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置に、リモ−ト装置からの始動信号を受信してもエアコンが故障している場合はエンジンを始動させない第9のエンジン始動制御手段を備えていることを特徴とするリモ−ト式エンジン始動装置。
【請求項10】 電波等を用いて車両のエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置にエンジンが実際に始動したかどうかを判定する第1の判定手段、及び該第1の判定手段による判定結果をリモ−ト装置に送信する第1の送信手段を備え、前記リモ−ト装置に、前記第1の送信手段から受信した前記判定結果に基づいてエンジンが実際に始動したか否かを表示する第1の表示手段を備えていることを特徴とするリモ−ト式エンジン始動装置。
【請求項11】 前記始動制御装置に、車両の状態および周囲の環境条件に基づいてエンジン始動の許可・不許可を判定する第2の判定手段、及び該第2の判定手段によりエンジンの始動が不許可であると判定されると該判定結果をリモ−ト装置に送信する第2の送信手段を備え、前記リモ−ト装置に、前記第2の送信手段から受信した前記判定結果に基づいてエンジンの始動が不許可であることを表示する第2の表示手段を備えていることを特徴とする請求項10記載のリモ−ト式エンジン始動装置。
【請求項12】 前記始動制御装置に、水温、油温、室温等の車両の環境条件が所定の条件を満たしているかどうかを判定する第3の判定手段、及び該第3の判定手段により前記車両の環境条件が所定の条件を満たしていると判定された場合、リモ−ト装置からの始動信号を受信してもエンジンを始動させず、前記環境条件が所定の条件下にあることを前記リモ−ト装置に送信する第3の送信手段を備え、前記リモ−ト装置に、前記第3の送信手段から受信した情報に基づいて車両の環境が前記所定の条件を満たした条件下にあることを表示する第3の表示手段を備えていることを特徴とする請求項10記載のリモ−ト式エンジン始動装置。
【請求項13】 前記始動制御装置に、エンジンが故障しているかどうかを判定する第4の判定手段、及び該第4の判定手段によりエンジンが故障していると判定されると、リモ−ト装置からの始動信号を受信してもエンジンを始動させず、前記エンジンが故障していることを前記リモ−ト装置に送信する第4の送信手段を備え、前記リモ−ト装置に、前記第4の送信手段から受信した情報に基づいてエンジンが故障していることを表示する第4の表示手段を備えていることを特徴とする請求項10記載のリモ−ト式エンジン始動装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電波等を使用して車両のエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】寒い地方などでは、朝に車両に乗り込んでエンジンを始動させる場合、暖房がすぐに効かないので寒い思いをすることがある。逆に、暑い場合、エンジン始動後にエアコンを作動させてもすぐに室温が下がらず、暑い思いをすることがある。これらの問題を解決する装置として、車両から離れた場所で、電波を用いてエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置がある。この装置を用いると、前記リモ−ト式エンジン始動装置によりエンジンを遠隔始動させ、快適な室温になってから車両に乗り込むことができる。
【0003】しかし、上記した従来のリモ−ト式エンジン始動装置には、車両の故障の状態や周囲温度等に関係なくエンジンが始動されてしまうという課題がある。例えば、リモ−ト操作が行われると、車両の室温が快適な温度であってエンジンを始動させる必要がなくてもエンジンが始動されてしまう。その場合、燃料を無駄にしたり、排気ガスにより環境を悪化するという問題が生じる。
【0004】本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、エンジンをかける必要のない条件下では、例えエンジン始動の遠隔操作が行われてもエンジンが始動しないようにすることができる制御手段を備えたリモ−ト式エンジン始動装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明に係るリモ−ト式エンジン始動装置(1)は、電波等を用いて車両のエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置に、リモ−ト装置からの始動信号を受信してもエンジンの水温が所定値を超えている場合はエンジンを始動させない第1のエンジン始動制御手段を備えていることを特徴としている。
【0006】また本発明に係るリモ−ト式エンジン始動装置(2)は、電波等を用いて車両のエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置に、リモ−ト装置からの始動信号を受信してもエンジンの油温が所定値を超えている場合はエンジンを始動させない第2のエンジン始動制御手段を備えていることを特徴としている。
【0007】また本発明に係るリモ−ト式エンジン始動装置(3)は、電波等を用いて車両のエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置に、リモ−ト装置からの始動信号を受信しても車両の室温が所定の範囲内にある場合はエンジンを始動させない第3のエンジン始動制御手段を備えていることを特徴としている。
【0008】また本発明に係るリモ−ト式エンジン始動制御装置(4)は、電波等を用いて車両のエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置に、リモ−ト装置からの始動信号を受信しても燃料の残量が所定直以下の場合はエンジンを始動させない第4のエンジン始動制御手段を備えていることを特徴としている。
【0009】また本発明に係るリモ−ト式エンジン始動装置(5)は、電波等を用いて車両のエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置に、スタ−タを所定回数オンさせてもエンジンを始動させることができない場合、リモ−ト装置からの始動信号を受信してもエンジンの始動制御を行わない第5のエンジン始動制御手段を備えていることを特徴としている。
【0010】また本発明に係るリモ−ト式エンジン始動装置(6)は、マニュアルミッション車に装備された電波等を用いて車両のエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置に、リモ−ト装置からの始動信号を受信してもギアの位置がニュ−トラルでなければエンジンを始動させない第6のエンジン始動制御手段を備えていることを特徴としている。
【0011】また本発明に係るリモ−ト式エンジン始動装置(7)は、電波等を用いてエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置に、リモ−ト装置からの始動信号を受信しても排気ガス浄化装置の故障が検出されている場合はエンジンを始動させない第7のエンジン始動制御手段を備えていることを特徴としている。
【0012】また本発明に係るリモ−ト式エンジン始動装置(8)は、電波等を用いてエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置に、リモ−ト装置からの始動信号を受信しても、水温センサ、油温センサあるいは室温センサのうち少なくとも一つが故障している場合はエンジンを始動させない第8のエンジン始動制御手段を備えていることを特徴としている。
【0013】また本発明に係るリモ−ト式エンジン始動装置(9)は、電波等を用いてエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置に、リモ−ト装置からの始動信号を受信してもエアコンが故障している場合はエンジンを始動させない第9のエンジン始動制御手段を備えていることを特徴としている。
【0014】また本発明に係るリモ−ト式エンジン始動装置(10)は、電波等を用いてエンジンを遠隔始動させるリモ−ト式エンジン始動装置において、車両側に配設された始動制御装置にエンジンが実際に始動したかどうかを判定する第1の判定手段、及び該第1の判定手段による判定結果をリモ−ト装置に送信する第1の送信手段を備え、前記リモ−ト装置に、前記第1の送信手段から受信した前記判定結果に基づいてエンジンが実際に始動したか否かを表示する第1の表示手段を備えていることを特徴としている。
【0015】また本発明に係るリモ−ト式エンジン始動装置(11)は、上記リモ−ト式エンジン始動装置(10)において、前記始動制御装置に、車両の状態および周囲の環境条件に基づいてエンジン始動の許可・不許可を判定する第2の判定手段、及び該第2の判定手段によりエンジンの始動が不許可であると判定されると該判定結果をリモ−ト装置に送信する第2の送信手段を備え、前記リモ−ト装置に、前記第2の送信手段から受信した前記判定結果に基づいてエンジンの始動が不許可であることを表示する第2の表示手段を備えていることを特徴としている。
【0016】また本発明に係るリモ−ト式エンジン始動装置(12)は、上記リモ−ト式エンジン始動装置(10)において、前記始動制御装置に、水温、油温、室温等の車両の環境条件が所定の条件を満たしているかどうかを判定する第3の判定手段、及び該第3の判定手段により前記車両の環境条件が所定の条件を満たしていると判定された場合、リモ−ト装置からの始動信号を受信してもエンジンを始動させず、前記環境条件が所定の条件下にあることを前記リモ−ト装置に送信する第3の送信手段を備え、前記リモ−ト装置に、前記第3の送信手段から受信した情報に基づいて車両の環境が前記所定の条件を満たした条件下にあることを表示する第3の表示手段を備えていることを特徴としている。
【0017】また本発明に係るリモ−ト式エンジン始動装置(13)は、上記リモ−ト式エンジン始動装置(10)において、前記始動制御装置に、エンジンが故障しているかどうかを判定する第4の判定手段、及び該第4の判定手段によりエンジンが故障していると判定されると、リモ−ト装置からの始動信号を受信してもエンジンを始動させず、前記エンジンが故障していることをリモ−ト装置に送信する第4の送信手段を備え、前記リモ−ト装置に、前記第4の送信手段から受信した情報に基づいてエンジンが故障していることを表示する第4の表示手段を備えていることを特徴としている。
【0018】リモ−ト式エンジン始動装置(1)〜リモ−ト式エンジン始動装置(3)
エンジンの水温あるいはエンジンの油温あるいは車両の室温等の車両の環境条件によりエンジンの始動を制御することができ、エンジンを始動させる必要がない状態に車両の環境条件がある場合、例え、リモ−ト装置から始動信号を受信してもエンジンは始動されない。これにより、燃料の無駄な消費が防止され、また排気ガスによる周囲環境の悪化が防止される。
【0019】リモ−ト式エンジン始動装置(4)
燃料の残量が少なく、所定量以下である場合、例え、リモ−ト装置から始動信号を受信してもエンジンは始動されない。これにより、燃料が節約される。
リモ−ト式エンジン始動装置(5)
スタ−タを所定回数オンさせてもエンジンが始動されない場合、例え、リモ−ト装置から始動信号を受信してもエンジンの始動制御は行なわれない(スタ−タはオンされない)。これにより、スタ−タの損傷が防止される。
【0020】リモ−ト式エンジン始動装置(6)
ギアがニュ−トラルでなければ、例え、リモ−ト装置から始動信号を受信してもエンジンは始動されない。ギアがニュ−トラル以外に入っている時にリモ−ト装置によりエンジンが始動されると車両が走行し危険であるが、リモ−ト式エンジン始動装置(6)にあっては、該危険が防止される。
【0021】リモ−ト式エンジン始動装置(7)
排気ガスの浄化装置が故障していると、例え、リモ−ト装置から始動信号を受信してもエンジンは始動されない。排気ガスの浄化装置が故障していると、リモ−ト始動を行った後に実際に走行するまでに汚れた排気が外気に放出される。しかし、リモ−ト式エンジン始動装置(7)にあっては、排気ガスの浄化装置が故障していると、リモ−トコントロ−ルによるエンジンの始動がなされないので、燃料の無駄な消費が防止されると共に、前記汚れた排気ガスによる周囲環境の悪化が防止される。
【0022】リモ−ト式エンジン始動装置(8)
水温センサ、油温センサあるいは室温センサのうち一つでも故障している場合、車両がどのような環境条件にあるのかを正確に把握することができないので、リモ−トコントロ−ルによるエンジンの始動が禁止される。
リモ−ト式エンジン始動装置(9)
室内のエアコンが故障している場合、リモ−トでエンジンを始動させても室内を快適にすることができないので、リモ−トコントロ−ルによるエンジンの始動は禁止される。
【0023】リモ−ト式エンジン始動装置(10)
前記第1の表示手段により、エンジンが実際に始動されたかどうかをリモ−ト装置で確認することが可能である。
リモ−ト式エンジン始動装置(11)
前記第2の表示手段により、エンジンの始動が許可されたかどうかを確認することが可能である。その際、エンジンの始動が不許可であった場合、どういう条件で不許可となったのかも表示され、確認することが可能である。
【0024】リモ−ト式エンジン始動装置(12)
エンジンの水温、エンジンの油温あるいは車両の室温などの車両の環境条件が所定の条件を満たしている場合、リモ−トによるエンジンの始動は行われない。その際、前記第3の表示手段により、前記所定の条件を満たしている車両の環境条件をリモ−ト装置で確認することが可能である。
リモ−ト式エンジン始動装置(13)
エンジンが故障している場合、リモ−トによるエンジンの始動は行われない。その際、前記第4の表示手段により、故障している部位をリモ−ト装置で確認することが可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るリモ−ト式エンジン始動装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1(a)は実施の形態に係るリモ−ト式エンジン始動装置10を概略的に示したブロック図であり、図中、11はリモ−ト装置を示し、12は車両側に配設された始動制御装置を示している。図1(b)は始動制御装置12の構成の主要部を概略的に示したブロック図であり、図中、12aはリモ−ト装置11から送信される始動信号を受信する受信装置であり、12bはエンジンの始動を制御するコントロ−ル装置を示している。
【0026】図1(b)において、受信装置12aはコントロ−ル装置12bに接続されている。コントロ−ル装置12bには、水温センサからの水温デ−タD1 、油温センサからの油温デ−タD2 、室温センサからの室温デ−タD3 、燃料の残量を示す燃料デ−タD4 、バッテリ電圧デ−タD5 、ミッション位置信号D6 及び触媒、各種センサ、エアコン等の故障状態を示す故障デ−タD7 が入力されるようになっており、コントロ−ル装置12bからはスタ−タをオンさせるエンジンスタ−タ信号が出力されるようになっている。上記したリモ−ト式エンンジン始動装置10の構成は後述する実施の形態1〜実施の形態10に共通である。
【0027】実施の形態1図2に基づいて実施の形態1に係るリモ−ト式エンジン始動装置を説明する。図2は実施の形態1に係るリモ−ト式エンジン始動装置におけるコントロ−ル装置12bの動作を示したフロ−チャ−トであり、リモ−ト式エンジン始動装置(1)における第1のエンジン始動制御手段の構成を示したフロ−チャ−トである。
【0028】まず、ステップ1でリモ−ト装置11から始動信号を受信したかどうかが判断される。該始動信号を受信しなかった場合はステップ5に移り、受信した場合はステップ2に進んで、水温センサから水温デ−タD1 を読み込みむ。次に、ステップ3で水温デ−タD1 が70℃を超えているかどうかが判断される。水温デ−タ1 が70℃以下の場合はスタ−タをオンさせてエンジンを始動させ(ステップ4)、水温デ−タが70℃を超えている場合はステップ5に移ってエンジンの始動が禁止される。
【0029】以上説明したように実施の形態1に係るリモ−ト式エンジン始動装置にあっては、エンジンの水温デ−タD1 が70℃を超えている場合、すでにエンジンが暖機状態にあると判断され、リモ−ト制御によるエンジンの始動が禁止される。これにより、燃料の無駄な消費を防止することができると共に、排気ガスによる周囲環境の悪化を防止することができる。
【0030】実施の形態2次に、図3に基づいて実施の形態2に係るリモ−ト式エンジン始動装置を説明する。図3は実施の形態2に係るリモ−ト式エンジン始動装置におけるコントロ−ル装置12bの動作を示したフロ−チャ−トであり、リモ−ト式エンジン始動装置(2)における第2のエンジン始動制御手段の構成を示したフロ−チャ−トである。
【0031】まず、ステップ11でリモ−ト装置11から始動信号を受信したかどうかが判断される。該始動信号を受信しなかった場合はステップ15に移り、受信した場合はステップ12に進んで、油温センサから油温デ−タD2 を読み込む。次に、ステップ13で油温デ−タD2 が70℃を超えているかどうかが判断される。油温デ−タD2 が70℃以下の場合はスタ−タをオンさせてエンジンを始動させ(ステップ14)、油温デ−タD2 が70℃を超えている場合はステップ15に移ってエンジンの始動が禁止される。
【0032】以上説明したように実施の形態2に係るリモ−ト式エンジン始動装置にあっては、エンジンの油温デ−タD2 が70℃を超えている場合、すでにエンジンが暖機状態にあると判断され、リモ−ト制御によるエンジンの始動が禁止される。これにより、燃料の無駄な消費を防止することができると共に、排気ガスによる周囲環境の悪化を防止することができる。
【0033】実施の形態3次に、図4に基づいて実施の形態3に係るリモ−ト式エンジン始動装置を説明する。図4は実施の形態3に係るリモ−ト式エンジン始動装置におけるコントロ−ル装置12bの動作を示したフロ−チャ−トであり、リモ−ト式エンジン始動装置(3)における第3のエンジン始動制御手段の構成を示したフロ−チャ−トである。
【0034】まず、ステップ21でリモ−ト装置11から始動信号を受信したかどうかが判断される。該始動信号を受信しなかった場合はステップ26に移り、受信した場合はステップ22に進んで、室温センサから室温デ−タD3 を読み込む。次に、ステップ23で室温デ−タD3 が25℃を超えているかどうかが判断される。室温デ−タD3 が25℃を超えている場合はステップ25に移り、25℃以下の場合はステップ24に進んで、室温デ−タD3 が15℃を超えているかどうかが判断される。室温デ−タD3 が15℃を超えている場合はステップ26に移り、15℃以下の場合はステップ25に進む。ステップ25ではスタ−タがオンされてエンジが始動され、ステップ26ではエンジンの始動が禁止される。
【0035】以上説明したように実施の形態3に係るリモ−ト式エンジン始動装置にあっては、室温デ−タD3 が15℃を超え、25℃以下である場合、車室内が運転者にとって快適な温度にあると判断され、リモ−ト制御によるエンジンの始動が禁止される。これにより、燃料の無駄な消費を防止することができると共に、排気ガスによる周囲環境の悪化を防止することができる。
【0036】実施の形態4次に、図5に基づいて実施の形態4に係るリモ−ト式エンジン始動装置を説明する。図5は実施の形態4に係るリモ−ト式エンジン始動装置におけるコントロ−ル装置12bの動作を示したフロ−チャ−トであり、リモ−ト式エンジン始動装置(4)における第4のエンジン始動制御手段の構成を示したフロ−チャ−トである。
【0037】まず、ステップ31でリモ−ト装置11から始動信号を受信したかどうかが判断される。該始動信号を受信しなかった場合はステップ35に移り、受信した場合はステップ32に進んで、燃料デ−タD4 を読み込む。次に、ステップ33で燃料デ−タD4 が10リットルを超えているかどうかが判断される。燃料デ−タD4 が10リットルを超えている場合はステップ34に進み、スタ−タがオンされてエンジンが始動される。一方、燃料デ−タD4 が10リットル以下の場合はステッップ35においてエンジンの始動が禁止される。
【0038】以上説明したように実施の形態4に係るリモ−ト式エンジン始動装置にあっては、燃料の残量を示す燃料デ−タD4 が10リットル未満の場合、リモ−ト制御によるエンジンの始動が禁止される。これにより、燃料を節約することができる。
【0039】実施の形態5次に、図6に基づいて実施の形態5に係るリモ−ト式エンジン始動装置を説明する。図6は実施の形態5に係るリモ−ト式エンジン始動装置におけるコントロ−ル装置12bの動作を示したフロ−チャ−トであり、リモ−ト式エンジン始動装置(5)における第5のエンジン始動制御手段の構成を示したフロ−チャ−トである。
【0040】まず、ステップ41でリモ−ト装置11から始動信号を受信したかどうかが判断される。該始動信号を受信しなかった場合はステップ46に移り、受信した場合はステップ42に進んで、カウンタの値をプラス1した後、ステップ43に進む。ステップ43では、前記カウンタの値が5回を超えているかどうかが判断される。前記カウンタの値が5回を超えている場合はステップ46に移り、前記カウンタの値が5回以下である場合はステップ44に進んでスタ−タがオンされる。次に、ステップ45でエンジンが始動したかどうかが判断される。エンジンが始動しなかった場合はステップ42に戻る。ステップ46では、エンジンの始動が禁止される。
【0041】以上説明したように実施の形態5に係るリモ−ト式エンジン始動装置にあっては、スタ−タを5回オンさせてもエンジンを始動することができない場合、リモ−ト制御によるエンジンの始動が禁止される。これにより、スタ−タの損傷を防止することができる。
【0042】実施の形態6次に、図7に基づいて実施の形態6に係るリモ−ト式エンジン始動装置を説明する。図7は実施の形態6に係るリモ−ト式エンジン始動装置におけるコントロ−ル装置12bの動作を示したフロ−チャ−トであり、リモ−ト式エンジン始動装置(6)における第6のエンジン始動制御手段の構成を示したフロ−チャ−トである。
【0043】まず、ステップ51でリモ−ト装置11から始動信号を受信したかどうかが判断される。該始動信号を受信しなかった場合はステップ55に移り、受信した場合はミッション位置信号D6 を読み込む。次に、ステップ53でミッション(ギア)の位置がニュ−トラルであるかどうかが判断される。ギアの位置がニュ−トラルであればスタ−タがオンされてエンジンが始動される。一方、ギアの位置がニュ−トラルでない場合、エンジンの始動が禁止される(ステップ55)。
【0044】以上説明したように実施の形態6に係るリモ−ト式エンジン始動装置にあっては、ギアがニュ−トラルに入っていない場合、リモ−ト制御によるエンジンの始動が禁止される。ギアがニュ−トラル以外に入っている時にリモ−ト制御によりエンジンを始動させると車両が走行し危険であるが、実施の形態6に係るリモ−ト式エンジン始動装置にあっては、該危険を防止することができる。
【0045】実施の形態7次に、図8に基づいて実施の形態7に係るリモ−ト式エンジン始動装置を説明する。図8は実施の形態7に係るリモ−ト式エンジン始動装置におけるコントロ−ル装置12bの動作を示したフロ−チャ−トであり、リモ−ト式エンジン始動装置(7)における第7のエンジン始動制御手段の構成の一例を示したフロ−チャ−トである。図8は排気ガスの浄化システムの触媒に劣化が生じた場合を示したフロ−チャ−トである。
【0046】まず、ステップ61でリモ−ト装置11から始動信号を受信したかどうかが判断される。該始動信号を受信しなかった場合はステップ65に移り、受信した場合はステップ62に進んで、故障デ−タD7 が読み込まれ、触媒の劣化状態が読み込まれる。次に、ステップ63において前記触媒の劣化状態の程度が判断される。前記触媒が劣化していると判断された場合はステップ65に移り、前記触媒が劣化していないと判断された場合はステップ64に進む。ステップ64ではスタ−タがオンされ、エンジンが始動される。ステップ65ではエンジンの始動が禁止される。
【0047】実施の形態8次に、図9に基づいて実施の形態8に係るリモ−ト式エンジン始動装置を説明する。図9は実施の形態8に係るリモ−ト式エンジン始動装置におけるコントロ−ル装置12bの動作を示したフロ−チャ−トであり、リモ−ト式エンジン始動装置(7)における第7のエンジン始動制御手段の構成の一例を示したフロ−チャ−トである。図9は排気ガスの浄化システムのO2 センサに故障が生じた場合を示したフロ−チャ−トである。
【0048】まず、ステップ71でリモ−ト装置11から始動信号を受信したかどうかが判断される。該始動信号を受信しなかった場合はステップ75に移り、受信した場合はステップ72に進んで、故障デ−タD7 が読み込まれ、O2 センサの故障状態が読み込まれる。次に、ステップ73においてO2 センサが断線しているかどうかが判断される。前記O2 センサが断線していると判断された場合は、ステップ75に移り、前記O2 センサが断線していないと判断された場合はステップ74に進む。ステップ74ではスタ−タがオンされ、エンジンが始動される。これに対して、ステップ75ではエンジンの始動が禁止される。
【0049】以上説明したように実施の形態7及び実施の形態8に係るリモ−ト式エンジン始動装置にあっては、排気ガスの浄化システムが故障しているかどうかを判断し(実施の形態7の場合、触媒が劣化しているかどうかを判断し、実施の形態8の場合、O2 センサが断線しているかどうかを判断し)、前記浄化システムが故障している場合、リモ−ト制御によるエンジンの始動が禁止される。これにより、リモ−ト始動を行った後に実際に走行するまでの間に浄化されていない汚れた排気ガスが外気に放出されるのを防止することができ、燃料の無駄な消費を防止することができると共に、周囲環境の悪化を防止することができる。
【0050】実施の形態9次に、図10に基づいて実施の形態9に係るリモ−ト式エンジン始動装置を説明する。図10は実施の形態9に係るリモ−ト式エンジン始動装置におけるコントロ−ル装置12bの動作を示したフロ−チャ−トであり、リモ−ト式エンジン始動装置(8)における第8のエンジン始動制御手段の構成の一例を示したフロ−チャ−トである。
【0051】まず、ステップ81でリモ−ト装置11から始動信号を受信したかどうかが判断される。該始動信号を受信しなかった場合はステップ85に移り、受信した場合はステップ82に進んで、故障デ−タD7 が読み込まれ、水温センサの故障状態が読み込まれる。次に、ステップ83で読み込まれた故障デ−タD7 に基づいて前記水温センサが故障しているかどうかが判断される。水温センサが故障していると判断された場合はステップ85に移り、故障していないと判断された場合はステップ84に進む。ステップ84ではスタ−タがオンされ、エンジンが始動される。一方、ステップ85ではエンジンの始動が禁止される。
【0052】以上説明したように実施の形態9に係るリモ−ト式エンジン始動装置にあっては、水温センサが故障している場合、車両がどのような環境条件下にあるかを正確に把握することができないので、リモ−ト制御によるエンジンの始動が禁止される。上記実施の形態9では水温センサが故障している場合を示したが、別の実施の形態では油温センサが故障している場合、同様にしてエンジンの始動が禁止され、更に別の実施の形態では室温センサが故障している場合、同様にしてエンジンの始動が禁止されるようにしてもよい。
【0053】実施の形態10次に、図11に基づいて実施の形態10に係るリモ−ト式エンジン始動装置を説明する。図11は実施の形態10に係るリモ−ト式エンジン始動装置におけるコントロ−ル装置12bの動作を示したフロ−チャ−トであり、リモ−ト式エンジン始動装置(9)における第9のエンジン始動制御手段の構成を示したフロ−チャ−トである。
【0054】まず、ステップ91でリモ−ト装置11から始動信号を受信したかどうかが判断される。該始動信号を受信しなかった場合はステップ95に移り、受信した場合はステップ92に進んで、故障デ−タD7 が読み込まれ、エアコンの故障状態が読み込まれる。次に、ステップ93で読み込まれた故障デ−タD7 に基づいてエアコンが故障しているかどうかが判断される。エアコンが故障していると判断された場合はステップ95に移り、故障していないと判断された場合はステップ94に進む。ステップ94ではスタ−タがオンされてエンジンが始動される。ステップ95ではエンジンの始動が禁止される。
【0055】以上説明したように実施の形態10に係るリモ−ト式エンジン始動装置にあっては、エアコンが故障している場合、エンジンを始動させても室内を快適な温度に設定することができないので、リモ−ト制御によるエンジンの始動が禁止される。これにより、燃料の無駄な消費を防止することができると共に、排気ガスによる周囲環境の悪化を防止することができる。
【0056】実施の形態11次に、図12及び図13に基づいて実施の形態11に係るリモ−ト式エンジン始動装置を説明する。実施の形態11に係るリモ−ト式エンジン始動装置は「課題を解決するための手段」のところで説明したリモ−ト式エンジン始動装置(11)を具体的に示したものである。
【0057】図12(a)は実施の形態11に係るリモ−ト式エンジン始動装置100を概略的に示したブロック図であり、リモ−ト式エンジン始動装置100はリモ−ト装置110と車両側に配設された始動制御装置120等とで構成されている。リモ−ト装置110は、エンジンが実際に始動したかどうかを示す始動表示ランプ110aと、その他の表示ランプ110bとして始動制御装置120によりエンジンの始動が許可されたか或は不許可になったかを示す不許可表示ランプを備えている。
【0058】図12(b)は始動制御装置120の構成を概略的に示したブロック図であり、始動制御装置120はエンジンの始動を制御するコントロ−ル装置120b、リモ−ト装置110からの始動信号を受信する受信装置120a及びリモ−ト装置110に対してエンジンの始動状態等を示す各種制御コ−ドを送信する発信装置120c等で構成されている。受信装置120aはコントロ−ル装置120bに接続され、コントロ−ル装置120bは発信装置120cに接続されている。
【0059】コントロ−ル装置120bには、図1(b)に示したリモ−ト式エンジン始動装置10を構成するコントロ−ル装置12bと同様に、水温デ−タD1 、油温デ−タD2 、室温デ−タD3 、燃料デ−タD4 、バッテリ電圧デ−タD5 、ミッション位置信号D6 及び故障デ−タD7 等の各種信号が入力されるようになっていると共に、エンジン回転数信号Nが入力されるようになっている。コントロ−ル装置120bからはエンジンスタ−タ信号が出力されるようになっている。
【0060】図13(a)は実施の形態11に係るリモ−ト式エンジン始動装置100を構成するリモ−ト装置110の動作を示したフロ−チャ−トであり、図13(b)は始動制御装置120の動作を示したフロ−チャ−トである。まず、図13(a)に基づいてリモ−ト装置110の動作を説明する。
【0061】まずステップ101で始動スイッチ(図示せず)がオンされたかどうかが判断される。始動スイッチがオンされた場合はステップ102に進み、始動スイッチがオンされなかった場合、本処理は実行されない。ステップ102では始動制御装置120に対して始動を指示する始動指示コ−ドが送信される。次に、ステップ103では始動制御装置120からエンジンが実際に始動されたことを示す実始動コ−ドを受信したかどうかが判断される。該実始動コ−ドを受信した場合は、始動表示ランプ110aがオンされ(ステップ104)、受信しなかった場合はステップ105に移ってエンジンの始動が許可されなかったことを示す始動不可コ−ドを受信したかどうかが判断される。該始動不可コ−ドを受信しなかった場合はステップ107に移り、受信した場合はステップ106で不許可表示ランプ110bをオンした後、ステップ107に進む。ステップ107では始動表示ランプ110aがオフされる。
【0062】次に、図13(b)に基づいてコントロ−ル装置120bの動作を説明する。まず、ステップ111でリモ−ト装置110から始動信号として始動指示コ−ドを受信したかどうかが判断される。該指示コ−ドを受信した場合はステップ112に進み、受信しなかった場合、本処理は実行されない。ステップ112では車両の状態および周囲の環境の条件に基づいてエンジン始動の許可・不許可が判断される。エンジンの始動が許可された場合はステップ113に進んでスタ−タがオンされ、エンジンが始動された後、ステップ114に進む。一方、エンジンの始動が不許可になった場合はステップ116に移ってリモ−ト装置110に対して始動不可コ−ドが送信される。ステップ114ではスタ−タがオンされてから所定時間経過した後、エンジン回転数Nが500rpmを超えたかどうかが判断される。エンジン回転数Nが500rpmを超えた場合はリモ−ト装置110に対して始動終了コ−ドを送信する。エンジン回転数Nが前記所定時間経過しても500rpmを超えなかった場合、本処理を終了させる。
【0063】以上説明したように実施の形態11に係るリモ−ト式エンジン始動装置100にあっては、始動表示ランプ110aによりエンジンが実際に始動したかどうかを表示することができ、また不許可表示ランプ110bにより、エンジンの始動が始動制御装置120により許可されたか或は不許可になったかどうかを表示することができる。
【0064】実施の形態12次に、図14に基づいて実施の形態12に係るリモ−ト式エンジン始動装置を説明する。実施の形態12に係るリモ−ト式エンジン始動装置は、「課題を解決するための手段」のところで説明したリモ−ト式エンジン始動装置(12)を具体的に示したものである。
【0065】実施の形態12に係るリモ−ト式エンジン始動装置のハ−ド構成は図12に示した実施の形態11に係るリモ−ト式エンジン始動装置100のハ−ド構成と同様である。以下、実施の形態12に係るリモ−ト式エンジン始動装置及びその構成部品を示す場合、実施の形態11に係るリモ−ト式エンジン始動装置100及びその構成部品の符号に下付き12の添え字を付すことにする。実施の形態12に係るリモ−ト式エンジン始動装置10012の場合、リモ−ト装置11012にその他の表示ランプ110b12として環境原因の項目ランプである水温ランプを備えている。図14(a)は実施の形態12に係るリモ−ト式エンジン始動装置10012を構成するリモ−ト装置11012の動作を示したフロ−チャ−トであり、図14(b)は同様に始動制御装置12012を構成するコントロ−ル装置120b12の動作を示したフロ−チャ−トである。
【0066】図14(a)において、ステップ121〜ステップ127の各処理は図13(a)に示した実施の形態11に係るリモ−ト式エンジン始動装置100を構成するリモ−ト装置110の場合のステップ101〜ステップ107の各処理に対応し、具体的処理内容が異なっているのは、ステップ125及びステップ126の処理内容である。その他のステップにおける処理内容は同じである。ステップ125では、始動制御装置12012からエンジンの水温が所定の条件を満たしておらず、エンジンの始動が不許可になったことを示す始動不可コ−ドを受信したかどうかが判断される。該始動不可コ−ドを受信した場合はステップ126に進んで水温ランプ110b12がオンされた後、ステップ127に進む。
【0067】図14(b)において、ステップ131〜ステップ136の各処理は図13(b)に示した実施の形態11におけるリモ−ト式エンジン始動装置100を構成するコントロ−ル装置120bの場合のステップ11〜ステップ116の各処理に対応し、具体的処理内容が異なっているのは、ステップ132及びステップ136の処理内容である。その他のステップにおける処理内容は同じである。ステップ132ではエンジンの水温が70℃を超えているかどうかが判断され、エンジンの水温が70℃を超えている場合はステップ133に進み、超えていない場合はステップ136に移る。ステップ136ではエンジンの水温が原因でエンジンの始動が不可となったことを示す始動不可コ−ドがリモ−ト装置11012に対して送信される。
【0068】以上説明したように実施の形態12に係るリモ−ト式エンジン始動装置10012にあっては、始動表示ランプ110a12により、エンジンが実際に始動されたかどうかを表示することができ、また、水温ランプ110b12によりエンジンの水温がエンジンを始動させるための所定の条件を満たしているかどうかを表示することができる。上記実施の形態では水温が所定の条件を満たしているかどうかをエンジンを始動させる条件としているが、別の実施の形態では、エンジンの油温あるいは車両の室温が所定の条件を満たしているかどうかでエンジンを始動させる条件としても良い。
【0069】実施の形態13次に、図15に基づいて実施の形態13に係るリモ−ト式エンジン始動装置を説明する。実施の形態13に係るリモ−ト式エンジン始動装置は、「課題を解決するための手段」のところで説明したリモ−ト式エンジン始動装置(13)を具体的に示したものである。
【0070】実施の形態13に係るリモ−ト式エンジン始動装置のハ−ド構成は図12に示した実施の形態11に係るリモ−ト式エンジン始動装置100のハ−ド構成と同様である。以下、実施の形態13に係るリモ−ト式エンジン始動装置及びその構成部品を示す場合、実施の形態11に係るリモ−ト式エンジン始動装置100及びその構成部品の符号に下付き13の添え字を付すことにする。実施の形態13に係るリモ−ト式エンジン始動装置10013の場合、リモ−ト装置11013にその他の表示ランプ110b13として環境項目の原因ランプであるO2 センサランプを備えている。図15(a)は実施の形態13に係るリモ−ト式エンジン制御装置10013を構成するリモ−ト装置11013の動作を示したフロ−チャ−トであり、図15(b)は同様に始動制御装置12013を構成するコントロ−ル装置120b13の動作を示したフロ−チャ−トである。
【0071】図15(a)において、ステップ141〜ステップ147の各処理は図13(a)に示した実施の形態11に係るリモ−ト式エンジン始動装置100を構成するリモ−ト装置110の場合のステップ101〜ステップ107に対応し、具体的処理内容が異なっているのは、ステップ145及びステップ146の処理内容である。その他のステップにおける処理内容は同じである。ステップ145では始動制御装置12013からO2 センサが故障しており、エンジンの始動が不許可になったことを示す始動不可コ−ドを受信したかどうかが判断される。該始動不可コ−ドを受信した場合は、ステップ146に進んでO2 センサランプ110b13がオンされた後、ステップ147に進む。
【0072】図15(b)において、ステップ151〜ステップ156の各処理は図13(b)に示した実施の形態11に係るリモ−ト式エンジン始動装置100を構成するコントロ−ル装置120bの場合のステップ112〜ステップ116の各処理に対応し、具体的処理内容が異なっているのは、ステップ152及びステップ156の所理内容であり、その他のステップにおける処理内容は同じである。ステップ152ではO2 センサが故障しているかどうかが判断され、O2 センサが故障していない場合はステップ153に進み、故障している場合はステップ156に移る。ステップ156ではO2 センサが故障しているのでエンジンの始動が許可されなかったことを示す始動不可コ−ドがリモ−ト装置11013に対して送信される。
【0073】以上説明したように実施の形態13に係るエンジン始動装置10013にあっては、始動表示ランプ110a13によりエンジンが実際に始動されたかどうかを表示することができ、また、O2 センサランプ110b13により、O2 センサが故障しているかどうかを表示することができる。上記実施の形態ではO2 センサが故障しているかどうかでエンジンを始動させる条件としているが、別の実施の形態では、触媒が劣化しているか否かをエンジンを始動させる条件としても良い。
【0074】
【発明の効果】
リモ−ト式エンジン始動装置(1)〜リモ−ト式エンジン始動装置(3)
エンジンの水温、油温あるいは車両の室温等の車両の環境条件がリモ−ト制御によりエンジンを始動させる必要のない条件下にある場合、リモ−ト制御によるエンジンの始動を禁止することができる。これにより、燃料の無駄な消費を防止することができると共に、排気ガスによる周囲環境の悪化を防止することができる。
【0075】リモ−ト式エンジン始動装置(4)
燃料の残量が所定値以下の場合、リモ−ト制御によるエンジンの始動を禁止することができる。これにより、燃料を節約することができると共に、排気ガスによる周囲環境の悪化を防止することができる。
リモ−ト式エンジン始動装置(5)
スタ−タを所定回数オンさせてもエンジンを始動させることができない場合、リモ−ト制御によるエンジンの始動制御を禁止することができる。これにより、スタ−タの損傷を防止することができる。
リモ−ト式エンジン始動装置(6)
ギアがニュ−トラルに入っていない場合、リモ−ト制御によるエンジンの始動を禁止することができる。
【0076】リモ−ト式エンジン始動装置(7)
排気ガス浄化装置が故障している場合、リモ−ト制御によるエンジンの始動を禁止することができる。これにより、浄化されずに汚れた排気が外気に放出されるのを防止することができ、周囲環境の悪化を防止することができる。
リモ−ト式エンジン始動装置(8)
エンジンの水温、油温、車両の室温等車両の環境条件を示すセンサが一つでも故障している場合、車両がどのような環境条件下にあるのかを把握することができないので、リモ−ト制御によるエンジンの始動を禁止することができる。
リモ−ト式エンジン始動装置(9)
エアコンが故障している場合、エンジンを始動させても車室内を快適な温度にすることができないので、リモ−トによるエンジン始動を禁止することができる。これにより、燃料の無駄な消費を防止することができ、排気ガスによる周囲環境の悪化を防止することができる。
【0077】リモ−ト式エンジン始動装置(10)
実際にエンジンが始動されたかどうかをリモ−ト装置に表示することができる。
リモ−ト式エンジン始動装置(11)
実際にエンジンが始動されたかどうかを表示することができると共に、始動制御装置によりエンジンの始動が許可されたか或は不許可になったかを表示することができる。
【0078】リモ−ト式エンジン始動装置(12)
実際にエンジンがどうされたかどうかを表示することができると共に、水温、油温、室温等の車両の環境条件がエンジンを始動させるのに必要な条件にあるかどうかを表示することができる。
リモ−ト式エンジン始動装置(13)
実際にエンジンが始動されたかどうかを表示することができると共に、エンジンが故障している場合、該故障の部位を表示することができる。
【出願人】 【識別番号】000237592
【氏名又は名称】富士通テン株式会社
【出願日】 平成7年(1995)7月6日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】井内 龍二
【公開番号】 特開平9−21377
【公開日】 平成9年(1997)1月21日
【出願番号】 特願平7−170573