| 【発明の名称】 |
タイル貼着パネル取付構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】中田 浩一
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| 【目的】 |
この発明は、トンネル内壁等へのタイル貼着パネル取付構造に関する。 |
| 【構成】 |
この発明は、内部に炭素繊維よりなる補強布を埋設した合成樹脂パネルの表面に、陶磁器製のタイルを貼着してタイル貼着パネルを構成すると共に、タイル貼着パネルを接着剤注入間隙を保持して被装着面にアンカーボルト等の取付具を介して取付け、該間隙に接着剤等の注入材を注入して構成したことを特徴とするタイル貼着パネル取付構造を提供せんとするものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内部に炭素繊維よりなる補強布(4) を埋設した合成樹脂パネル(1) の表面に、陶磁器製のタイル(2) を貼着してタイル貼着パネル(A) を構成すると共に、タイル貼着パネル(A) を接着剤注入間隙(S) を保持して被装着面にアンカーボルト等の取付具(5) を介して取付け、該間隙に接着剤等の注入材(9)を注入して構成したことを特徴とするタイル貼着パネル取付構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、タイル貼着パネル取付構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、トンネル内の内壁や、高速道路の防音壁等に貼着或は付設されるパネルとしては、アクリル板が使用されることが多い。 【0003】このアクリル板は、例えばトンネルの内壁にアングルを介して取付け固定するものであり、アクリル板が形成容易化のためにいたるところで利用されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、アングルを介してアクリル板を取付けた場合に、壁面との間に間隙が形成されるため、アクリル板の強度が弱くなり、また間隙に露出したアンカーボルトが錆びるおそれがあり、またアクリル板表面に排気ガス等のすすや汚染物が付着しやすく、その除去作業も困難であった。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明は、内部に炭素繊維よりなる補強布を埋設した合成樹脂パネルの表面に、陶磁器製のタイルを貼着してタイル貼着パネルを構成すると共に、タイル貼着パネルを接着剤注入間隙を保持して被装着面にアンカーボルト等の取付具を介して取付け、該間隙に接着剤等の注入材を注入して構成したことを特徴とするタイル貼着パネル取付構造を提供せんとするものである。 【0006】 【作用】この発明では、合成樹脂パネルの成形時に予め炭素繊維よりなる補強布を埋設して成形し、更にはこのパネルの表面に陶磁器製のタイルを貼着することによりタイル貼着パネルを構成する。 【0007】このタイル貼着パネルはトンネル内壁面等の被装着面に、アンカーボルト等の取付具を介して取付けられるものであるが、その際、被装着面との間に接着剤注入間隙を保持しておき、パネル装着後に該間隙に接着剤等の注入材を注入し、タイル貼着パネルと被装着面とを注入材を介して密着するように接着するものである。 【0008】 【実施例】この発明の実施例を図面にもとづき詳説すれば、図1は本発明におけるタイル貼着パネルAの一部切欠平面図を示しており、アクリル樹脂板等の合成樹脂パネル1の表面には陶磁器製のタイル2が、多数、目地部分3を保持して並設され貼着されている。 【0009】合成樹脂パネル1は、成形時に内部に炭素繊維よりなる補強布4を埋設しておく。 【0010】このようにして構成したタイル貼着パネルAは、図3に示すように、たとえばトンネル内壁面Mにアンカーボルト等の取付具5を介して取付けられる。 【0011】目地部分3の間隙はタイル貼着パネルAを曲面に沿って折曲しやすくしているものであり、該パネルAを該壁面Mに装着した後には、セメントやモルタル等の目地モルタル6を充填する。 【0012】また、図2に示すように、合成樹脂パネル1の所要位置にはアンカーボルト等の取付具5を挿通するための挿通孔7が穿孔されており、また、該パネル1の裏面には、挿通孔7に対応した位置にトンネル内壁面Mとの間隙調整用のためにスポンジゴム等のスペーサ8を取付けている。 【0013】以上のように構成したタイル貼着パネルAは、図3、図4に示すようにトンネル内壁面Mとの間に一定間隙、すなわち接着剤注入間隙Sを介してアンカーボルト等の取付具5により取付けられ、しかも該間隙S中には、接着機能を有したエポキシ樹脂系の接着剤たる注入材9を注入充填する。 【0014】スペーサ8は、その厚みを調整することにより、注入材9の厚みの調整が可能となる。 【0015】10はトンネル内壁面Mに埋設したアンカー、11はタイル貼着パネルAの端縁をシールするためのセメント系の目地シール材を示す。 【0016】かかるタイル貼着パネル取付構造は、以下の他の技術分野に応用できるものである。 【0017】■ 化学薬品工場等における排水路の路溝内壁面に利用することにより、薬品等に弱いコンクリート内壁のかわりとなる。なお、この場合は目地部分には耐薬品性の目地材料を使用する。 【0018】■ コンクリート成形品を成形するための型枠として利用することができる。 【0019】この場合は、タイル貼着パネルのみを利用する。 【0020】■ 下水道の水路内壁面として利用することができる。 【0021】■ 汚水処理場の処理槽の内壁面として利用することができる。 【0022】■ 高速道路の遮音壁として利用できる。 【0023】 【発明の効果】この発明によれば、合成樹脂パネルの表面に、タイルを貼着しているので、光の反射率や耐久性に優れ、トンネル内壁面等に使用すれば、対向車のライトの反射が良好となり交通事故の安全対策となり、また一般の道路の側壁等に作用すると施設周辺の照度も向上し環境が良好となり、漏水も防止でき、更には排気ガス等で表面が汚損しても容易に払拭して元のタイル表面に復元することができる効果を有し、また、補強布のために合成樹脂パネルの強度も向上し曲面になじんだ形に矯正もしやすくなる効果を有し、また、装着面との間の注入材により密着状態にタイル貼着パネルを取付けることができるため、更に強度を増加させることができる効果を有する。 【0024】更には、現場でタイル貼着パネルの取付施工が容易となり作業性も向上する効果を有する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】595094998 【氏名又は名称】株式会社仲田建設
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| 【出願日】 |
平成7年(1995)7月3日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】松尾 憲一郎
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| 【公開番号】 |
特開平9−13625 |
| 【公開日】 |
平成9年(1997)1月14日 |
| 【出願番号】 |
特願平7−167755 |
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