| 【発明の名称】 |
軒樋継手 |
| 【発明者】 |
【氏名】元 隆明
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| 【目的】 |
内継手と軒樋との間の隙間から雨水が侵入し難い軒樋継手を提供することである。 |
| 【構成】 |
内面が軒樋3の外周面に沿う形状の外継手1と、外面が軒樋3の内周面に沿う形状の内継手2とからなり、外継手1と内継手2との間に軒樋3を挟持して接続する軒樋継手において、前記内継手2の外面に周方向に連続した凹溝22が形成され、この凹溝22に通じる接着剤の注入口23が内継手2の内面に設けられていることを特徴とする軒樋継手。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内面が軒樋の外周面に沿う形状の外継手と、外面が軒樋の内周面に沿う形状の内継手とからなり、外継手と内継手との間に軒樋を挟持して接続する軒樋継手において、前記内継手の外面に周方向に連続した凹溝が形成され、この凹溝に通じる接着剤の注入口が内継手の内面に設けられていることを特徴とする軒樋継手。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、軒樋継手に関するものであって、特に外継手と内継手との間に軒樋を挟持して接続する軒樋継手に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の軒樋継手は、例えば、実開昭62−158028号公報に記載されて知られている。上記公報記載の軒樋継手は、内面が軒樋の外周面に沿う形状の外継手と、外面が軒樋の内周面に沿う形状の内継手とからなり、外継手と内継手の間に軒樋を挟持して接続するものである。 【0003】この軒樋継手を使用して接続される軒樋としては、例えば硬質塩化ビニル樹脂のような合成樹脂製で形成されたものや、薄い金属鋼板を合成樹脂で被覆した樹脂被覆鋼板で形成された大型の軒樋などが知られている。この軒樋を上記軒樋継手を使用して接続する施工方法は、予め外継手の内周面と内継手の外周面に接着剤を塗布し、軒樋の端部外周面にこの外継手を取り付けた後、軒樋の端部内周面に内継手を嵌着し、軒樋の端部内外面を外継手と内継手により挟持して接着するものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の軒樋継手を使用して樹脂被覆鋼板で形成された軒樋を接続する施工作業において、外周面に接着剤が塗布された内継手を軒樋の端部内周面に嵌着する際、この内継手を周囲と接触させて接着剤をかき落としてしまい、この結果、内継手と軒樋との間に隙間が生じ、この隙間から雨水が侵入して軒樋の端面に露出している鋼板を腐食させるという問題があった。上記の軒樋の施工作業は高所で行うため足場が悪く、注意深く作業していても接着剤をかき落とさないようにすることはなかなか困難である。本発明は上記の問題を解決するためになされたものであって、本発明の目的は内継手と軒樋との間の隙間から雨水が侵入し難い軒樋継手を提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を達成するためになされたものであって、本発明の軒樋継手は、内面が軒樋の外周面に沿う形状の外継手と、外面が軒樋の内周面に沿う形状の内継手とからなり、外継手と内継手との間に軒樋を挟持して軒樋を接続する軒樋継手において、前記内継手の外面に周方向に連続した凹溝が形成され、この凹溝に通じる接着剤の注入口が内継手の内面に設けられているものである。 【0006】 【作用】本発明の軒樋継手は、外継手と内継手との間に軒樋を挟持して軒樋を接続するものであって、この内継手の外面に周方向に連続した凹溝が形成され、この凹溝に通じる接着剤の注入口が内継手の内面に設けられているので、この注入口から凹溝に接着剤を注入すると、注入された接着剤は凹溝の中に充満して充填され、軒樋と内継手との隙間が封止され、雨水が軒樋の継ぎ目に侵入することはない。従って、従来の施工方法で、接着剤が塗布された内継手を周囲と接触させて接着剤をかき落としてしまい、この結果、内継手と軒樋との間に隙間が生じ、この隙間から雨水が侵入して軒樋の端面に露出している鋼板を腐食させるという問題を解決することができる。 【0007】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1〜図4は本発明の一実施例を示したものであって、図1は軒樋継手の分解斜視図、図2は図1のA−A線における断面図、図3は施工手順を示す軒樋継手の側面図、図4は軒樋継手の使用状態を示す断面図である。 【0008】1は外継手、2は内継手、3は軒樋である。本実施例の軒樋継手は、外継手1と内継手2とよりなり、この外継手1と内継手2との間に軒樋3を挟持して軒樋3を接続するものであって、外継手1と内継手2はそれぞれ硬質塩化ビニル樹脂で形成され、軒樋3は塩化ビニル樹脂で被覆された樹脂被覆鋼板で形成されている。 【0009】外継手1は内面11が軒樋3の外周面に沿う形状になされ、一方の上端部に略コの字形状の前耳保持部12と他方の上端部に略コの字形状の後耳保持部13とが形成されている。内継手2は外面21が軒樋3の内周面に沿う形状になされ、この内継手2の外面21の中央部には周方向に連続した凹溝22が形成され、この凹溝22に通じる接着剤の注入口23が内継手2の内面に設けられている。この内継手2の一方の上端部は外継手1の前耳保持部12に当接可能になされ、他方の上端部はL字形状の突出片24が設けられていて、この突出片24は軒樋3の後耳32の中に挿入可能になされている。 【0010】つぎに、屋根の先端部に吊り下げられ、直線上に配置された2本の軒樋3、3を上記本実施例の軒樋継手を使用して接続する方法を説明する。上記2本の軒樋3、3を突き合わせ、この軒樋3、3の突き合わせ部を中心にして、事前に内面11に接着剤が塗布された外継手1の後耳保持部13を軒樋3の後耳32に引っかけ、外継手1の内面11を軒樋3の外周面に沿わせて嵌め込み、外継手1の前耳保持部12を軒樋3の前耳31に引っかける。 【0011】ついで、図3に示すように、内継手2の突出片24を軒樋3の後耳32の中に入れ、内継手2の外面21を軒樋3の内周面に沿わせて嵌め込み、内継手2の前耳側の上端部を外継手1の前耳保持部12に当接して内継手2を軒樋3の内周面に取り付ける。最後に、図4に示すように、上記内継手2の注入口23から容器入りの接着剤4を注入すると、凹溝22は上方に開口されているので、エアー抜きされながら内継手2の溝22と軒樋3の内周面との間に接着剤が充填され、軒樋3の接続作業が完了する。 【0012】本実施例の軒樋継手は、内継手2の凹溝22に通じる接着剤の注入口23が設けられているので、この注入口23より凹溝22に接着剤を注入すると、注入された接着剤は凹溝22の中に充填され、軒樋3と内継手2との隙間が封止され、雨水が侵入することはない。また、軒樋3の端部は注入された接着剤により覆われている。従って、軒樋3を形成している樹脂被覆鋼板の端面が腐食することはない。 【0013】以上、本発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。例えば、本実施例では直線状に配置された軒樋3、3を接続する軒樋継手を示したが、建物の角部に配置された軒樋を接続する曲りを有する軒樋継手であってもよい。 【0014】また、本実施例において、凹溝22に通じる接着剤注入口23は内継手2の底部内面に設けられているが、軒樋3の前耳31または後耳32の近傍の内継手2の内面に設けられていてもよく、このようにすると接着剤の注入完了が判りやすくて便利である。 【0015】 【発明の効果】本発明の軒樋継手は、内継手を取り付けてからこの内継手に形成された凹溝に接着剤を注入することにより、従来内継手の取付時に生じていた接着剤のかき落としがなくなり、内継手と軒樋との隙間が接着剤で封止され止水性が向上するので、本発明の軒樋継手で接続された軒樋は水漏れし難く安心して使用できるという効果と、軒樋の端面が接着剤で覆われ、樹脂被覆鋼板で形成した軒樋の端面が腐食され難くなっているので、軒樋の耐久性が向上するという効果がある。また、従来のように、接着剤を塗布してから内継手を軒樋の内周面に取り付ける作業ではないので、接着剤が手等に付着することがなく清潔で作業性が向上するという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002174 【氏名又は名称】積水化学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成7年(1995)6月22日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平9−4145 |
| 【公開日】 |
平成9年(1997)1月7日 |
| 【出願番号】 |
特願平7−155971 |
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