| 【発明の名称】 |
PC杭 |
| 【発明者】 |
【氏名】福田 實
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| 【目的】 |
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| 【構成】 |
外周面の周方向に複数の雌ねじ部1a…が形成してあるPC杭本体1と、この雌ねじ部を介してPC杭本体に取り付けられる抜け止め防止用のつば部2とから構成される。複数の雌ねじ部1aは、長手方向に所定の間隔をおいて設けてあり、各雌ねじ部には、それぞれボルト3を介して支持部材4が取り付け可能である。つば部2は、分割可能なものであり、PC杭本体1の周囲で組み合わされ、支持部材4に挟持されてPC杭本体の外周に支持可能である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外周面の周方向に複数の雌ねじ部(1a)が形成してあるPC杭本体(1)と、上記雌ねじ部を介して上記PC杭本体に取り付けられる抜け止め防止用のつば部(2)とからなり、上記複数の雌ねじ部は、長手方向に所定の間隔をおいて設けてあり、上記各雌ねじ部には、それぞれボルト(3)を介して支持部材(4)を取り付け可能であり、上記つば部は、分割可能なものであり、上記PC杭本体の周囲で組み合わされ、かつ上記支持部材に挟持されて上記PC杭本体の外周に支持可能であることを特徴とするPC杭。 【請求項2】 外周面の周方向に複数の雌ねじ部(11a)が形成してあるPC杭本体(11)と、上記雌ねじ部を介して上記PC杭本体に取り付けられる抜け止め防止用のつば部(12)とからなり、上記つば部は、分割可能なものであり、かつ上記PC杭本体への取付部(12c,12d)を有しており、上記PC杭本体の周囲で組み合わされた上記つば部は、上記取付部を介して上記PC杭本体の外周に支持可能であることを特徴とするPC杭。 【請求項3】 外周面の周方向に突起部(21b)を有するPC杭本体(21)と、上記PC杭本体に取り付けられる抜け止め防止用のつば部(22)とからなり、上記つば部は、分割可能なものであり、かつ上記突起部と嵌合可能な溝部(22c,22d)が形成してあり、上記PC杭本体の周囲で組み合わされた上記つば部は、上記突起部と上記溝部が嵌合した状態で上記PC杭本体の外周に支持可能であることを特徴とするPC杭。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、建造物の基礎として使用するPC杭に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から建造物のPC基礎杭として、杭の先端が硬質地盤にまで達せず、軟弱地盤の中に止まっている場合に、杭の支持力のほとんどが杭の周辺摩擦力に依存する、いわゆる摩擦杭が知られている。すなわち、摩擦杭は、PC杭の周辺摩擦力を高めるため、杭本体の長手方向に所定の間隔をおいて、つば部が一体的に形成してある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、摩擦杭は、つば部を有しない通常の杭と比べて、突出したつば部の部分だけ余分なスペースを取るため、多数の杭を現場に輸送するのに不便であった。 【0004】そこで本発明の目的は、輸送時にはPC杭につば部がない状態にして、余分なスペースを取らないようにすることにより、多数のPC杭の同時輸送を容易にすることにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明に係るPC杭は、外周面の周方向に複数の雌ねじ部が形成してあるPC杭本体と、雌ねじ部を介してPC杭本体に取り付けられる抜け止め防止用のつば部とから構成され、複数の雌ねじ部は、長手方向に所定の間隔をおいて設けてある。各雌ねじ部には、それぞれボルトを介して支持部材を取り付け可能である。つば部は、分割可能なものであり、PC杭本体の周囲で組み合わされ、かつ支持部材に挟持されてPC杭本体の外周に支持可能である。 【0006】また、本発明に係るPC杭のつば部には、PC杭本体への取付部が形成してあり、PC杭本体の周囲で組み合わされたつば部は、取付部を介してPC杭本体の外周に支持可能である。 【0007】また、本発明に係るPC杭は、外周面の周方向に突起部を有するPC杭本体と、つば部とから構成され、このつば部は、突起部と嵌合可能な溝部が形成してある。PC杭本体の周囲で組み合わされたつば部は、突起部と溝部が嵌合した状態でPC杭本体の外周に支持可能である。 【0008】 【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。 【0009】第1の実施例として、図1に示すような構成をしたものがある。 【0010】PC杭本体1の外周面には、円周方向に複数の雌ねじ部1a…が形成してある。複数の雌ねじ部1a…は、PC杭本体1の長手方向に所定の間隔をおいて設けてあり、この間隔は、後述するつば部2の厚さより少し大きめのものであり、ここにつば部2が嵌合することになる。 【0011】雌ねじ部1aには、つば部2の支持部材であるL型鋼4がボルト3を介して取付可能である。L型鋼4は、L型鋼材を所定の幅に切断したものであり、このL型鋼の取付部4aと突出部4bには、それぞれ透孔が形成してある。 【0012】つば部2は、RC構造をしており、中空状をした円板状のものを半分にした2枚のブロック2a,2bからなる。つば部2は、組み合わせることにより全体的に円板状になり、PC杭本体1の外周部から着脱自在なものである。一方のブロック2a(図1の右側のブロック)の側面2か所には、水平方向に取付孔2c,2cが貫通している。他方のブロック2b(図1の左側のブロック)には、一方のブロック2aの各取付孔2c,2cと対応して連通する位置関係に、ねじ孔2d,2dが設けてある。 【0013】次に、本実施例の使用法について説明する。 【0014】現場にPC杭を輸送するときは、PC杭本体1につば部2を取り付けないで、PC杭本体とつば部とを別々にして運び、現場に着いてからPC杭本体1につば部2を取り付ける。すなわち、図1に示すように、まず、PC杭本体1の複数の雌ねじ部1aにボルト3を介してL型鋼4…を取り付ける。このとき、L型鋼4の突出部4bの内面同士が対向するようにして、L型鋼4をPC杭本体1に順々に取り付けていく。そして、L型鋼4の対向する突出部4bの内面に、ブロック2a,2bが嵌合するようにしながらPC杭本体1の外周部から各ブロックを取り付ける。次に、L型鋼4の突出部4bに形成してある透孔から、ボルト3aをつば部2の上下両面に設けてあるねじ孔2eにねじ込んで、つば部2の対向する面から突出したボルトの先端部にナット3bを取り付ける。最後に、一方のブロック2aのそれぞれの取付孔2c…にボルト3c…をねじ込み、他方のブロック2bのねじ孔2d,2dにねじ止めすることによりつば部2をPC杭本体1に固着し、PC杭が完成する。 【0015】なお、第1の実施例において、つば部2の支持部材としてL型鋼4を使用しているが、必ずしも図1に示したような形状に限られるものではない。すなわち、図2に示すように、支持部材41の形状をL型断面を有する半円状のものにして、これによりつば部2を支持するようにしてもよい。 【0016】また、第2の実施例として、図3に示すような構成をしたものがある。 【0017】つば部12は、RC構造をした2枚のブロック12a,12bからなり、PC杭本体11の外周部から着脱自在なものである。各ブロック12a,12bの形状は、中空状をした円板状のものを半分にしたものであり、内周側の両端部には段差状をした取付部12c,12dが一体的に形成してある。取付部12c,12dは、後述するボルト13を取り付けるために形成されたものである。取付部12c,12dには、それぞれ複数の透孔12e…,12f…が水平方向に設けてある。一方のブロック12a(図3の右側のブロック)の側面2か所には、水平方向に取付孔12g,12gが貫通している。他方のブロック12b(図3の左側のブロック)には、一方のブロック12aの各取付孔12g,12gと対応する位置に、ねじ孔12f,12fが設けてある。 【0018】PC杭本体11の構成は、前述した実施例のPC杭本体1の構成と実質的に同一である。 【0019】次に、本実施例の組立方法について説明する。 【0020】まず、ブロック12a,12bの取付部12c,12dに形成された透孔12e,12fを、PC杭本体11の雌ねじ部11a…に合わせるようにしながら、各ブロックをPC杭本体の外周部から取り付ける。次に、透孔12e,12fからボルト13…をそれぞれねじ込んで、PC杭本体11の雌ねじ部11aにねじ止めすることによりつば部12をPC杭本体11に固着する。最後に、一方のブロック12aの各取付孔12g,12gにボルト13a…をねじ込み、他方のブロック12bのねじ孔12h,12hにねじ止めして、PC杭が完成する。 【0021】さらに、第3の実施例として、図4に示すような構成をしたものがある。 【0022】PC杭本体21の外周面には、円周方向に突起部21bが形成してあり、この突起部は、後述するつば部22の内方に形成してある溝部22c,22dと嵌合可能なものである。 【0023】つば部22は、RC構造をした2枚のブロック22a,22bからなり、全体的に円板状をしており、PC杭本体21の外周部から着脱自在なものである。各ブロック22a,22bの形状は、中空状をした円板状のものを半分にしたものであり、内周には前述したPC杭本体21の突起部21bと嵌合可能な溝部22c,22dが形成してある。一方のブロック22a(図4の右側のブロック)の側面2か所には、水平方向に取付孔22e,22eが貫通している。他方のブロック22b(図4の左側のブロック)には、一方のブロックの各取付孔22e,22eと対応する位置に、ねじ孔22f,22fが設けてある。 【0024】次に、本実施例の組立方法について説明する。 【0025】まず、ブロック22a,22bに形成された各溝部22c,22dが、PC杭本体21の突起部21bと嵌合するようにしながら、各ブロックをPC杭本体の外周部から取り付ける。このとき、溝部22c,22dと突起部21bとの間にモルタルを入れておいて、隙間を密閉する。そして、一方のブロック22aのそれぞれの取付孔22e,22eにボルト23…をねじ込み、他方のブロック22bのねじ孔22f,22fにねじ止めすることによりつば部22をPC杭本体21に固着し、PC杭が完成する。 【0026】なお、前述したすべての実施例のつば部の形状は、円板状には限られず、多角形状にしたものでもよい。また、現場の地質に対応させてPC杭の周辺摩擦力を変えるためには、外径の大きさの違うつば部を適宜取り付けるようにすればよい。 【0027】 【発明の効果】本発明によれば、PC杭のつば部は着脱自在のものであり、現場に輸送する時にはつば部を取り外して運ぶことができるため、余分なスペースを取らず、多数の杭の同時輸送が容易になる。また、外径の大きさの違うつば部を適宜取り付けることにより、現場の地質に対応させてPC杭の周辺摩擦力を変えることができるので、同一のPC杭本体で多くの種類のPC杭とすることが可能になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】594076474 【氏名又は名称】福田 實
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| 【出願日】 |
平成7年(1995)6月23日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】松田 三夫 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開平9−3885 |
| 【公開日】 |
平成9年(1997)1月7日 |
| 【出願番号】 |
特願平7−179651 |
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