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【発明の名称】 切手ぬらし器
【発明者】 【氏名】松坂 恵

【氏名】本澤 克幸

【目的】 水漏れのしない、なおかつゴム印に取り付けられる携帯性のよい切手ぬらし器を提供する.
【構成】 固定具(1)に取り付けられたパッキン(2)の中心に細い突起(3)を設け、突起(3)の中心に細い塗布穴(4)を設け、固定具(1)とパッキン(2)の間に取り付けられた水塗布部(5)にパッキン(2)の突起(3)と接触しない程度の窪み(6)を設け、水塗布部(5)及びパッキン(2)が取り付けられた固定具(1)を水容器(7)に取り付け、さらに差込口(8)を両端に持ったキャップ(9)を装着することを特徴とする.
【特許請求の範囲】
【請求項1】固定具(1)に取り付けられたパッキン(2)の中心に細い突起(3)を設け、突起(3)の中心に細い塗布穴(4)を設け、固定具(1)とパッキン(2)の間に取り付けられた水塗布部(5)にパッキン(2)の突起(3)と接触しない程度の窪み(6)を設け、水塗布部(5)及びパッキン(2)が取り付けられた固定具(1)を水容器(7)に取り付けた切手ぬらし器.
【請求項2】差込口(8)を両端に持ったキャップ(9)を装着した切手ぬらし器.
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、切手や印紙等を貼るときに使用する切手ぬらし器に関するものである.
【0002】
【従来の技術】従来、内容液である水の残量が確認できる切手ぬらし器はなかった.
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、内容液である水の残量が確認できる切手ぬらし器はなかったのは、水漏れを防ぐことができなかったためである.これは、容器を逆さにしたときスポンジ等の水塗布部から毛細管現象により水が伝わり水漏れを起こしてしまっていた.また蓋をすることで水漏れを防いでも使用の際に蓋を取ったとき、内部に水が溜まってしまっていた.また、携帯用というものはなく外出先等で切手や印紙を貼るとき裏面に唾やのりをつけていた.しかし切手等をのりで貼ると指にのりが付いてしまうためあまり適していない.本発明は、これらの欠点を除くためになされたものである.
【0004】
【課題を解決するための手段】固定具(1)に取り付けられたパッキン(2)の中心に細い突起(3)を設け、突起(3)の中心に細い塗布穴(4)を設ける.固定具(1)とパッキン(2)の間に取り付けられた水塗布部(5)にパッキン(2)の突起(3)と接触しない程度の窪み(6)を設ける.水塗布部(5)及びパッキン(2)が取り付けられた固定具(1)を水容器(7)に取り付ける.そして、差込口(8)を両端に持ったキャップ(9)を装着する.本発明は、以上のような構成よりなる切手ぬらし器である.
【0005】
【作用】水容器(7)の開口部(10)より水を適量入れる.固定具(1)に取り付けたパッキン(2)がシールすることで水漏れを起こさない.またパッキン(2)に設けた突起(3)及び塗布穴(4)は極細であるため水の表面張力の性質により液垂れの恐れはない.水塗布部(5)に突起(3)が接触しないように窪み(6)を設けたのはそのためである.切手等をぬらす場合は水容器(7)を軽くつぶすことで塗布穴(4)より水が押し出され水塗布部(5)に染み渡り、切手等の裏面に水塗布部(5)を軽く当てれば水が付く.
【0006】
【実施例】本発明の実施例について説明すると、樹脂よりなる固定具(1)に取り付けられた樹脂製のパッキン(2)の中心にφ1mm程度の細い突起(3)を設け、突起(3)の中心にφ1mm未満の細い塗布穴(4)を設ける.固定具(1)とパッキン(2)の間に取り付けられたスポンジや多孔質のゴム等でできた水塗布部(5)にパッキン(2)の突起(3)と接触しない程度の窪み(6)を設ける.水塗布部(5)及びパッキン(2)が取り付けられた固定具(1)を柔軟性のある透明な樹脂でできた水容器(7)に取り付ける.そして、差込口(8)を両端に持ったキャップ(9)を装着する.キャップ(9)の差込口(8)の一方を固定具(1)のサイズに合わせ、もう一方をゴム印のサイズに合わせる.これによりそれぞれキャップとして機能する.このキャップ(9)は中で仕切られていてもよい.また、水容器(7)はデザインの都合上透明でなくてもよい.本発明は以上のような構造でこれを使用するときは、水容器(7)の開口部(10)より水を適量入れる.固定具(1)に取り付けたパッキン(2)がシールすることで水漏れを起こさない.またパッキン(2)に設けた突起(3)及び塗布穴(4)は極細であるため水の表面張力の性質により液垂れの恐れはない.水塗布部(5)に突起(3)が接触しないように窪み(6)を設けたのは接触すると毛細管現象により水が伝わってしまうからである.切手等をぬらす場合は水容器(7)を軽くつぶすことで塗布穴(4)より水が押し出され水塗布部(5)に染み渡り、切手等の裏面に水塗布部(5)を軽く当てれば水が付く.また、差込口(8)を両端に持つキャップ(9)は一方を切手ぬらし器のキャップとし、もう一方をゴム印のキャップとすることで切手ぬらし器はゴム印のキャップとして携帯できる.
【0007】
【発明の効果】水の性質である表面張力を利用することで逆さにしても水漏れを起こすことがないため携帯用として持ち歩くことができる.また水の残量が確認できるため大変使いやすい.さらにゴム印のキャップとして持ち歩くことができるため大変便利である.また、切手や印紙等をぬらすとき、のりと違い指を汚すことはない.
【出願人】 【識別番号】595067073
【氏名又は名称】三習工業株式会社
【出願日】 平成8年(1996)4月26日
【代理人】
【公開番号】 特開平9−290599
【公開日】 平成9年(1997)11月11日
【出願番号】 特願平8−142139