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糊容器 - 特開平9−286200 | j-tokkyo
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【発明の名称】 糊容器
【発明者】 【氏名】村越 恭夫

【目的】
【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 略直方体とする糊容器本体の両端に設けられ、その周縁をネジ部とする吐出部において、一方は細径の穴部を穿設するものとし、他方は周囲に刷毛体を周設する穴部を穿設するものとすると共に、上記両吐出部を被覆するに当たって吐出部のネジ部に対して螺合する各キャップには、上記穴部を閉塞する突起を具える円筒状の保持体を配設する内キャップを内設し、上記糊容器本体の両端に設けられるキャップの内壁面に糊容器本体の軸方向に突条縁を配設し、糊容器本体の両端に設けられる吐出部の根元部に、上記キャップの螺合と共に、このキャップの内壁面に軸方向に配設される突条縁が係合する係止溝を設けてなる糊容器。
【請求項2】 上記糊容器本体の両端に設けられる吐出部のネジ部に対して螺合する内キャップに、上記保持体の内壁面に、先端に穴部を穿設する糊容器本体の吐出部の先端部が密嵌、保持される突縁状の保持リブを周設してなる請求項1記載の糊容器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、容器本体内において収容する液状糊を塗布すべき部位の幅又は面積に応じて、簡易かつ正確に塗り分けることができる糊容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、容器本体内に収容する液状糊を塗布する糊容器は、樹脂等の弾性体よりなる容器本体先端において装着される蓋体の一部を、スポンジ等の浸透体により形成するものとし、上記容器本体内に収容する液状糊を実際に塗布するに当たっては、容器本体に対して圧力を加え、また反転させることにより上記容器本体内に収容される液状糊を容器本体先端において装着される蓋体の一部であるスポンジ等の浸透体から外部へ浸出させると共に上記浸透体により展延させることにより行うものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来のもののように、容器本体の先端に装着される蓋体の一部をスポンジ等の浸透体により形成し、この浸透体を通して容器本体内の液状糊を外部へ浸出させると共に展延させて塗布作業を行うものであっては、容器本体内に収容する液状糊を浸出させ展延させる浸透体は一定幅や径を有するものであるので、この液状糊を塗布する幅又は面積が著しく異なるものとした場合には、浸透体を通して外部へ浸出させた液状糊を被塗布物に付着又は展延させることにより、この付着させた液状糊が塗布を必要とする部分以上に拡がり、液状糊の塗布が不要である範囲にまで塗布され、このようにに拡がった液状糊による不必要な接着や衣服などへの汚損等の不具合を招く欠点があった。
【0004】そのため、容器本体の両端部において、容器本体内に収容する液状糊を吐出させる二つの吐出部を形成し、一方の吐出部においてはその先端に細径の穴部を有するものとし、他方は液状糊を展延させるための刷毛体を周設する細径の穴部を有するものとし、様々に変わる液状糊の塗布場面に十分に対応することができるようにするものが提案されているが、上記容器本体の両端部に形成される吐出部において容器本体内に収容する液状糊を吐出させるものが細径の穴部であるから使用後において上記吐出部をキャップにより被覆しても、このキャップ内において余分に吐出された液状糊が乾燥固化したり、また不十分なキャップの装着により液漏れが発生して、容器本体のみならず、使用者の身体、又は衣服への汚損等を発生し易いものとなる上、また容器本体が転回して机上から落下しキャップの脱落による液状糊の漏出を防止し、又は容器本体内に収容する液状糊の次回の使用に当たっての吐出を容易にするため容器自体を垂直に載置するべく、容器本体の吐出部を被覆するキャップを直方体形状にするもの(特開平7−205596号)も提案されているが、キャップの容器本体に対する固定はネジ式によるものであるので、キャップの係合位置によっては確実に容器本体に形成される吐出部を被覆することができず、容器本体内に収容する液状糊において、上述したように乾燥、固化又は漏出等の問題を有するものとなる。
【0005】そこで、この発明は上記従来のものの持つ欠点を改善するものであり、塗布部分の幅又は面積に応じて液状糊の塗布を簡易且つ正確に行うことができるようにすると共に、キャップの不十分な装着による容器本体内に収容する液状糊の乾燥固化や漏出を確実に防止しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、略直方体とする糊容器本体の両端に設けられ、その周縁をネジ部とする吐出部において、一方は細径の穴部を穿設するものとし、他方は周囲に刷毛体を周設する穴部を穿設するものとすると共に、上記両吐出部を被覆するに当たって吐出部のネジ部に対して螺合する各キャップには、上記穴部を閉塞する突起を具える円筒状の保持体を配設する内キャップを内設し、上記糊容器本体の両端に設けられるキャップの内壁面において糊容器本体の軸方向に突条縁を配設し、糊容器本体の両端に設けられる吐出部の根元部に、上記キャップの螺合と共に、このキャップの内壁面に軸方向に配設される突条縁が係合する係止溝を突設してなるものである。
【0007】また、上記糊容器本体の両端に設けられる吐出部のネジ部に対して螺合する内キャップにおいて、上記保持体の内壁面に、先端に穴部を穿設する糊容器本体の吐出部の先端部が密嵌、保持される突縁状の保持リブを周設してなるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施に当り、吐出部に装着するキャップ内には内キャップが内設されると共に、キャップの内壁面において軸方向に突条縁が配設される上に、この突条縁に係合する係止溝が上記吐出部の根元部に設けられているので、キャップを糊容器本体に形成される吐出部に対して、吐出部先端をその先端に穿設される穴部に対して突起を嵌合させて閉塞しつつ内キャップ内に挿嵌すると共に、吐出部のネジ部に対して螺合してキャップが一定の位置まで達すると、このキャップの内壁面において軸方向に配設される突条縁が、上記吐出部の根元部において突設されている係止溝に係合するため、キャップは常に糊容器本体に対して一定の方向を持って装着されることとなるので、糊容器本体の吐出部に対するキャップの被覆は確実に行われ、糊容器本体内に収容される液体糊の乾燥、固化又は外部への漏出を防止できるものとなる。
【0009】また、上記糊容器本体の吐出部に装着されるキャップ内に内設される内キャップにおいて、糊容器本体の吐出部の先端が密嵌、保持されてなる円筒状の保持体内に突縁状の保持リブを周設することにより、キャップを糊容器本体に形成される吐出部に装着するに当たって内キャップ内に配設される保持体に対して上記吐出部を挿嵌すると、この円筒状の保持体内に挿嵌された吐出部の先端は、この保持体の内壁面に突縁状に周設される保持リブにより密嵌、保持されるものとなるので、キャップ自体が糊容器本体の吐出部に対して不完全に装着され、また他所への打突等によりキャップの吐出部への螺合が弛緩するものとなっても、この内キャップにより糊容器本体の吐出部は密閉、保持されるものとなり、容器本体内に収容される液状糊の乾燥、固化又は外部への漏出をより確実に防止することができるものである。
【0010】なお、上記キャップの内壁面において軸方向に配設される突条縁と、糊容器本体の吐出部の根元部において突設されている係止溝との係合、及び吐出部の先端部と上記内キャップ内に配設される保持体の内壁面に周設される突縁状の保持リブとの密嵌、保持により糊容器本体の吐出部を被覆するキャップは、糊容器本体内に収容される液状糊を乾燥、固化、又は外部への漏出を確実に防止することができるので、次回の使用に備えて容易に糊容器本体内の液状糊が吐出させ易くするため、又は机上よりの落下を防止して糊容器を垂直に載置することを確実に行うことができるようになるものである。
【0011】
【実施例】この発明を図に示す実施例により更に説明する。図1及び図2において示される(1)は、この発明の実施例である合成樹脂製の糊容器であり、この糊容器(1)は、その内部において液状糊(3)を収容する略直方体である透明又は半透明の糊容器本体(2)と、この糊容器本体(2)の両端に設けられ、その周縁をネジ部(6)とした上で、一方は細径の穴部(7)を穿設するものとし、他方は周囲に刷毛体(8)を周設する穴部(7)を穿設するものとしてなる吐出部(4)(5)、及び上記両吐出部(4)(5)を被覆するに当たって吐出部(4)(5)のネジ部(6)に対して螺合し、上記穴部(7)を閉塞する突起(12)を具える円筒状の保持体(18)をその頂部に配設する内キャップ(11)をキャップ(9)(10)に内設すると共に、一方の細径の穴部(7)を穿設する吐出部(4)は紡錘形状とし、他方の周囲に刷毛体(8)を周設する穴部(7)を穿設する吐出部(5)は方形形状としてなる。なお刷毛体(8)は、吐出部(4)と一体の鋸歯状の突出部から構成することもできる。
【0012】そして、上記糊容器本体(2)の両端に設けられる吐出部(4)(5)に対して挿嵌する内キャップ(11)を内設するキャップ(9)(10)の内壁面(13)において糊容器本体(2)の軸方向に突条縁(14)を配設すると共に、糊容器本体(2)の両端に設けられる吐出部(4)(5)の根元部(4’)(5’)において、上記キャップ(9)(10)の螺合と共に、このキャップ(9)(10)の内壁面(13)において軸方向に配設される突条縁(14)が係合する係止溝(15)を設けてなるものである。
【0013】この発明の実施例である糊容器(1)は以上の構成を具えるので、糊容器(1)を構成する糊容器本体(2)の両端に形成される吐出部(4)(5)に対してキャップ(9)(10)を装着する場合には、これらの吐出部(4)(5)に装着するキャップ(9)(10)内には内キャップ(11)が内設されていると共に、キャップ(9)(10)の内壁面(13)においては糊容器本体(2)の軸方向に突条縁(14)が配設され、更にこの突条縁(14)に係合する係止溝(15)が上記糊容器本体(2)の両端に形成される吐出部(4)(5)の根元部(4’)(5’)において突設されているから、このキャップ(9)(10)を糊容器本体(2)の両端に形成される吐出部(4)(5)に対して、吐出部の先端(4”)(5”)を、その先端に有する穴部(7)を円筒状の保持体(18)内の突起(12)を嵌合することにより閉塞しつつキャップ(9)(10)内に内設される内キャップ(11)内に挿嵌すると共に、上記吐出部(4)(5)周縁のネジ部(6)に対して螺合することでキャップ(9)(10)が吐出部(4)(5)の一定の位置にまで達すると、このキャップ(9)(10)の内壁面(13)において糊容器本体(2)の軸方向に配設される突条縁(14)が、上記吐出部(4)(5)の根元部(4’)(5’)において設けられるている係止溝(15)に係合するものとなるため、キャップ(9)(10)は常に糊容器本体(2)、すなわち糊容器本体(2)に形成される吐出部(4)(5)に対して予定する一定の方向を持って正確に装着されることとなるので、糊容器本体(2)の吐出部(4)(5)に対するキャップ(9)(10)の被覆は確実に行われ、糊容器本体(2)内に収容される液体糊(3)の乾燥、固化又は外部への漏出を十分に防止できるものとなる。
【0014】そして、図3において示すものは、この発明の実施例である糊容器(1)を構成する糊容器本体(2)の両端に形成される吐出部(4)(5)に対して装着されるキャップ(9)(10)の変形例であり、このキャップ(9)(10)の変形例(9’)(10’)においては、例えば糊容器本体(2)に形成される先端に穴部(7)を有する紡錘形状の吐出部(4)に装着されるキャップ(9’)においては、上記糊容器本体(2)に設けられる吐出部(4)周縁のネジ部(6)に対して螺合し、上記吐出部(4)の先端に穿設する穴部(7)を閉塞する突起(12)を有するキャップ(9)に内設される内キャップ(11)内の円筒状の保持体(18)の内壁面(16)に、先端に穴部(7)を穿設する糊容器本体(2)の吐出部(4)の先端(4”)が密嵌、保持されてなる突縁状の保持リブ(17)を周設してなるものである。
【0015】このように、上記糊容器本体(2)の吐出部(4)に装着されるキャップ(9’)内に内設される内キャップ(11)内の円筒状の保持体(18)において、糊容器本体(2)の吐出部(4)の先端(4”)が密嵌、保持されてなる突縁状の保持リブ(17)を周設することにより、キャップ(9’)を糊容器本体(2)に形成される吐出部(4)に装着するに当たって内キャップ(11)内の円筒状の保持体(18)に対して上記吐出部(4)を挿嵌すると、この内キャップ(11)内に挿嵌された吐出部(4)の先端(4”)は、この保持体(18)の内壁面(16)に突縁状に周設される保持リブ(17)により確実に密嵌、保持されるものとなるので、キャップ(9’)自体が糊容器本体(2)の吐出部(4)に対して不完全に装着され、また他所への打突等によりキャップ(9’)の吐出部(4)への螺合が弛緩するものとなっても、この内キャップにより糊容器本体(2)の吐出部(4)は密閉、保持されるものとなり、容器本体(2)内に収容される液状糊(3)の乾燥、固化又は外部への漏出をより確実に防止することができるものである。
【0016】なお、上記キャップ(9)(10)の内壁面(13)において軸方向に配設される突条縁(14)と、糊容器本体(2)の吐出部(4)(5)の根元部(4’)(5’)において設けられる係止溝(15)との係合、及び吐出部(4)(5)の先端(4”)(5”)と上記キャップ(9)(10)の内キャップ(11)内の円筒状の保持体(18)の内壁面(16)に周設される突縁状の保持リブ(17)との密嵌、保持により糊容器本体(2)の吐出部(4)(5)を被覆するキャップ(9)(10)は、糊容器本体(2)内に収容される液状糊(3)を乾燥、固化、又は外部への漏出を確実に防止することができるので、次回の使用に供えて容易に糊容器本体(2)内の液状糊(3)が吐出させ易くするため、又は机上からの落下等を防止して整理を容易にするために糊容器(1)を垂直に載置することを確実に行うことができるものとなる。
【0017】
【発明の効果】以上のとおり、内部に液状糊を収容する糊容器本体の両端に形成される吐出部に対するキャップの被覆を確実とし、上記糊容器本体内に収容される液状糊の乾燥、固化又は外部への漏出を確実に防止できるようにすることで、次回の使用に当たって糊容器本体内に収容する液状糊の吐出を容易にし、机上の整理等のために糊容器自体を垂直に載置することを確実に可能とし、使用者にとって糊容器の使用の有用性を著しく高めることができる優れた効果を有するものである。
【出願人】 【識別番号】000134589
【氏名又は名称】株式会社トンボ鉛筆
【出願日】 平成8年(1996)4月23日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】藤木 三幸
【公開番号】 特開平9−286200
【公開日】 平成9年(1997)11月4日
【出願番号】 特願平8−123968