Warning: copy(htaccessbak): failed to open stream: No such file or directory in /home/jtokkyo/public_html/header.php on line 10
キャッチホルダー - 特開平9−254597 | j-tokkyo
トップ :: B 処理操作 運輸 :: B43 筆記用または製図用の器具;机上付属具




【発明の名称】 キャッチホルダー
【発明者】 【氏名】仲山 浩三郎

【目的】 オフィスデスク上に置けて、名刺やメモ用紙を差し挟んでおいたり、筆記具類を挿入しておけるキャッチホルダー。
【構成】 溝状を複数有する基体に、複数の薄板材が湾曲形状を連ねるように挿着していく。
【特許請求の範囲】
【請求項1】外面に凹溝を複数有する基体と、それら凹溝に挿着する、湾曲形態を有しているか、又は、湾曲形態に変化する事が可能な形状及び材質を有した、複数の薄板材とからなる事を特徴とするキャッチホルダー。
【請求項2】前記、湾曲形態を成して基体に挿着した、複数の薄板材間の隣接(接触)部分が、挟み保持部となる請求項1に記載のキャッチホルダー。
【請求項3】前記、凹溝には、別々の二枚の薄板材の各々一方端が挿着し、その薄板材は各々湾曲形態を成して、各々の隣側の凹溝に、さらなる別の薄板材とで基体に挿着していくという構成上の特徴を有する、請求項1に記載のキャッチホルダー。
【請求項4】前記のように、基体と薄板材等により構成された形態が、名刺やカードや薄紙類を挟み保持する機能や、筆記具類を挿入しておけれる機能を有することができる特徴のキャッチホルダー。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】主にオフィスデスク上などに置いて用いられる、名刺やカードや薄紙類を一時的に挟み保持しておいたり、筆記具類を挿入しておけるキャッチホルダーに関する。ここで言う“一時的に保持”の意味は、仮に、名刺を多数保有していても、仕事上において、その時に必要な頻繁に使用する名刺は特定の枚数に限られ、おおよそ数枚程度と考えられる。この場合、一々名刺ケースからその名刺を探し出したり、又、入れ直したりしてはとても不便である。そこで、それら頻繁に使用する名刺を“一時的に使い易く保持する”というものである。又、同時に筆記具類も挿入しておける形態にもなるものである。又、名刺に限らず、伝言メモも差し挟んでおける。
【0002】
【従来の技術】一時的保持という概念のキャッチホルダーとして、従来、図11に表した様な形態の、デスク上に置く名刺ホルダーがある。これは、穴あけ加工したゴム製の弾性シート16を、連続折り返し状の蛇腹形態に組み合わせていくもので、折り返し部分の湾曲部間を隣接状態に組み付けることを特徴とするもので、この湾曲部間の隣接部に、名刺等を差し込んで挟み保持させるものである。この方法においては、図11とは異なる形態としたものもあるが、方法においては同一であるため、前記説明に含まれるものである。こうした方法は、用途においては、被挟み物が名刺類であるため、機能となる挟み保持性には問題はないが、実用的な使用性において下記の問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(1)まず、図示(図11)で明確なように、一枚物の弾性シート16を折り返し状に蛇腹形態として、湾曲部間の隣接部で挟み保持するため、その構成上から、おのずと隣接部間のピッチが狭くなっている。又、保持していく方向が前後(左右)の往復方向となっている。このため、複数の隣接部で多数の名刺等を挟み保持した場合、最前方の名刺の名称しか確認できず、それより後ろは隠れてしまう形態になる。従って、他の名刺を確認するには、手元にホルダーごと持ってきて、捲って見ないと名称が特定できない。これでは、前記した頻繁に使う場合の使い易さの点で問題がある。
(2)又、この点は、特定の名刺をホルダーから抜いたり差したりする場合も同様で、隣接部間のピッチが狭い分、名刺間も狭くなり、抜く(差す)時などに指が入り難く使用性が悪い。
上記(1)(2)が生ずるのは、一枚シートを折り返し状に蛇腹形態とするために、隣接部間のピッチが狭くなってしまうという構成上の問題であり、(1)(2)を解決するには、この構成方法から脱却しなければならない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明も基本的に“挟んでキャッチする”という挟み保持方法ではあるが、構成において、一枚シートを蛇腹状に組み付けるものではない。又、保持する方向も、従来のように、前後(左右)の往復方向に配列するだけでなく、円方向に配列することも可能である。従い、見やすくもなり、抜き(差し)やすくもなる。
【0005】まず、図1〜8を参照にその手段を述べる。保持する方向は円方向となっている。外周部分に縦溝2を複数有した円柱状基体1の、その縦溝2に、複数枚の、湾曲形状となることを前提にした展開形状の薄板材か、又は、ある程度湾曲形状をした薄板材で、そして、湾曲形状にも耐える反発弾性を有した材質の、薄板材の一方端部を挿入する。薄板材の材質として、プラスチック、ファイバー、ペーパーなどが挙げられるが、この場合、材質が多種あるプラスチック薄板3を用いた事として説明する。そして、その同じ縦溝2に、他のプラスチック薄板3の一方端部を挿入、それら二枚のプラスチック薄板は圧接した状態で縦溝2によって基体1に挿着する事となる。次に、その各々のプラスチック薄板3を湾曲状にして、各々の隣の縦溝2に、もう一方端部を挿入させていく。そして、又、その縦溝2に、他のプラスチック薄板3を前記同様に挿入し挿着していく。これを順次繰り返して最終的に、図3のように、複数のプラスチック薄板3は基体1の外周部分に湾曲形状を連ねた形態を成す。これにより、各々隣接するプラスチック薄板3間の隣接保持部4には、適宜な反発弾性を有した接触状態が生じることとなる。従い、この接触して反発弾性を有している隣接保持部4が、挿入してくる名刺等をキャッチする挟み保持機能を有する事となる。
【0006】この場合、基体1形状は楕円形をした柱状や角形をした柱状であってもよい。
【0007】この時、図2で明確なように、名刺等が差し込みやすい角度を成している。これは、プラスチック薄板3の展開形状を、予め、湾曲状に変化した場合を想定しているだけでなく、隣接保持部4が一定の斜角度を成すように定めているものである。
【0008】この場合、ひとつの縦溝2に、二枚のプラスチック薄板3を挿着させるという技術要素から、溝の形状を抜け難い形状にしたり、挿着後に溝に抜け止めピンを圧入したり、あるいは、補着として挿着部分に接着剤を用いてもよい。
【0009】但し、この発明において一番重要なことは、前記の“各々隣接するプラスチック薄板3間の隣接保持部4が、適宜な反発弾性を有した接触状態”という点であって、決して“ひとつの縦溝2に、二枚のプラスチック薄板3を挿着させる”事ではない。従って、プラスチック薄板3を別々の縦溝2に別々に挿着する方法であったとしても、前記“隣接保持部4に適宜な反発弾性を有した接触状態”という重要点が得られればよいもので、本発明は、挿着方法を前記説明に限定しない。例えば、図10に表したような溝に角度を付けるなどの方法もある。又、実施例図のような縦溝状と限定せず、横溝状にしてもよい。
【00010】又、図3で明確なように、保持する方向は円方向となっているので、特徴として回転させての使用も可能で、さらに使用性を高めるものとなる。つまり、図3のような形態のままでも使用可能だが、実使用面においては、図1・2に表してあるような重り兼回転受け台8を設けて、そして、回転操作把手11を設ければ、回して使うにも、移動させるのにも便利である。この場合の留意点は、名刺等を抜き差しする時に、重し安定があることが必要で、基体1に重さを有したり、重り兼回転受け台8を設けるなどの方法を取る。又、移動させる事をを要求しない場合は、基体1底部に粘着材や吸着材などを備えてもよい。
【00011】次に、筆記具の挿入について述べる。図8のプラスチック薄板3Aの形状のように、展開形状を変更する事により、挿着された湾曲形態が、図8のように、上部に筆記具類が挿入できるポケット部5Aを形成できるようにもなる。
【00012】あるいは、図7のように、ペンボックス14を基体1上部に設けて、筆記具類を挿入してもよい。
【00013】次に、保持する方向が円方向ではなく、往復方向による場合において、図9を参照にする。図9の様に、重しとなる程の重量を有した角状基体1Bの一方側面部に、複数有した縦溝2Bに、前記同様にプラスチック薄板3Bを挿着していく。この場合も、プラスチック薄板3Bの展開形状により、筆記具類が挿入できるポケット部5Bの形成も自在で、この角状基体1Bの場合は、ポケット部5Bがあった方が実用性が高い。円柱状基体1の場合と異なり、挟み保持できる数は少なくなるが、使用スペースを狭く抑えられる利点がある。
【00014】以上のように、一定形状のプラスチック薄板を湾曲状に挿着していく方法の特徴として、隣接保持部4間のピッチを自在の間隔にできる点、又、名刺等が差し込みやすい角度に決められる点がある。これは、従来の一枚シートを折り返し状に蛇腹形態とする方法では得られないものである。
【00015】
【実施例】以下に、実施例図を参照に述べる。
図1〜7の場合。
円柱状基体1の外周に複数ある縦溝2は、プラスチック薄板3二枚が挿着するに適した溝幅と深さにする。この場合、円柱状基体1の材質は木・金属・プラスチックが挙げられる。又、挿着したプラスチック薄板3が抜けないために、挿着後に溝2に抜け止めピンを圧入したり、あるいは、補着として挿着部分に接着剤を用いるなどの方法を取る。図6はプラスチック薄板3の展開形状図であり、図5のように曲状形態にしても曲折しない、反発弾性を有した材質のプラスチックとする。例えば、PP(ポリプロピレン)などの薄板材とする。
【00016】前記から説明してきたように、図3が基本形態であり、円柱状基体1に重りとしての重量があれば、このままでの使用も可能である。軽いと名刺等を抜くときに一緒に持ち上げてしまう。しかし、更に使用性を高めるために、円柱状基体1の下部に軸受け12を介して重り兼回転受け台8を設けたり、上部には座板9やネジシャフト10を介して回転操作把手11を設ければ、持つにも回すにも便利である。
【00017】又、図7のように、基体1の上部にペンボックス14を設ければ、ペン立てとの両利用が出来る。
【00018】次に、図8のように、プラスチック薄板3Aの展開形状を変えることで、挿着後、上部にポケット部5Aが形成されることとなり、筆記具類15が挿入しておける。この場合、底板6にペン先受け孔7などを設ければ収まりもよい。このように、プラスチック薄板の展開形状が変えれることの効果は大きい。
【00019】図9は、図1〜8の円方向に保持していく方法とは異なり、往復方向に保持していくもので、角状基体1Bは重りとなる重量を有していて、縦溝2Bには、ポケット部5Bが形成されるプラスチック薄板3Bが挿着していて、両端側は底板6Bで開き止めされていて、一定の挟み保持力を隣接保持部4Bに持たせている。
【00020】
【発明の効果】前述から参考説明してきた名刺ホルダーとして使用するだけでなく、伝言メモホルダーやカードホルダーとしても使用できる。これで、不在の人のデスクに粘着テープで貼ったりしなくてもよい。又、これなら、散らかったデスクでも紛失の心配もなく、又、人に見られないように折り畳んで差しておけばよい。
【00021】使用性の特長として、図示からも明確なように、差し込み角度は使いやすく、又、見やすくもなる。これは、名刺が保持されている部分が下側コーナー部分のため、挟み保持されたままの形態であっても、名刺の名称も確認しやすい。これは、隣接保持部4間の間隔が、円方向に保持している場合ほど、回し見もできるので見やすくなる。勿論、本発明の特徴として、隣接保持部4間の間隔は、自在の間隔ピッチにできる点にある。
【00022】又、図9のような往復方向に保持する場合も、指での抜き差しを考えた間隔を取った設計になり、指も入りやすくして名刺の抜き差しを簡便にする。筆記具類が挿入するポケット部5Bとの両利用効果は大きい。
【00023】プラスチック薄板の展開形状を変えることで、ポケット部の形成も自在であることの利用効果も大きい。
【00024】本発明は、コストも安く出来、実施例図に表したように、実用性を重視したもので、多種にも提供できる。
【出願人】 【識別番号】591217609
【氏名又は名称】仲山 浩三郎
【出願日】 平成8年(1996)3月22日
【代理人】
【公開番号】 特開平9−254597
【公開日】 平成9年(1997)9月30日
【出願番号】 特願平8−106024