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【発明の名称】 文具保持器
【発明者】 【氏名】福嶌 美智代

【目的】
【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 板状の素材によって構成された箱本体(1)の上面部に複数の孔(2)を設け、箱(1)の内部に弾力体(3)を設けた文具保持器。
【請求項2】 弾力体(3)の上部に切り込み(4)を設けた請求項1記載の文具保持器。
【請求項3】 弾力体(3)の上部に孔(5)を設けた請求項1記載の文具保持器。
【請求項4】 弾力体(3)の上部に切り込み(4)と孔(5)を設けた請求項1記載の文具保持器。
【請求項5】 箱本体(1)に本発明品を持ち上げる際の持ち手となる突起(6)もしくは溝を設けた請求項1、2、3、4記載の文具保持器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の文具を、痛めずに安全に保持すると同時に、上記文具の数を確認する機能を持った器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】学校の授業などでクラス全員の使用したはさみを収納する場合など、大勢の人の使った数多くの文具を1ヶ所に回収して収納する際は、文具を一つの箱に収めていた。その際はさみ等には、カバーをつけて入れる場合もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】学校の授業などでクラス全員の使用したはさみを収納する場合など、大勢の人の使った数多くの文具をひとつの箱に収納した場合、文具がごちゃごちゃになってしまい、特にはさみの刃がかけたり、取り出す際にはさみの刃で指を切ってしまうことがあった。
【0004】はさみの刃がかけたり、取り出す際にはさみの刃で指を切ってしまうことは、はさみ一つ一つにカバーをつけて入れることにより解決するが、授業などでは、このカバーがなくなったり、破損したりすることがあった。
【0005】又、回収した文具自体が紛失していないかを確認する際に、ひとつずつ数を数えて確認していたが、数え間違いがあったり、数えることに時間を費やしてしまうことで授業がとどこおってしまい、大変煩わしいものだった。
【0006】本発明は、以上の欠点を解決するためになされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】いま、その構成を説明すると、(イ)板状の素材によって構成された箱本体(1)の上面部に複数の孔(2)を設ける。
(ロ)上記箱(1)の内側に弾力体(3)を設ける。
(ハ)上記箱(1)の上面部に設けられた孔(2)を通して差し入れられた文具の先端が弾力体(3)に差し込まれかつ保持されるように、弾力体(3)の上部に切り込み(4)をいれる。
本発明は以上の構成よりなる文具保持器である。
【0008】
【発明の実施の形態】はさみを収めるときは、はさみの先端を箱(1)の上面部に設けられた孔(2)に差し込む。すると、箱の内部に設けられた弾力体(3)の上部に設けられた切り込み(4)にはさみの先端が差し込まれ、はさみ全体が保持される。
【0009】はさみを取り出すときは、はさみの持ち手の部分を持って、上に引き上げるだけで、簡単に抜ける。
【0010】はさみが全て回収されたかどうかについては、孔(2)が、全てのはさみで埋まっている場合は回収されたこととなり、孔(2)が、全てのはさみで理まっていない場合は回収されていないこととなって、はさみの数を数えなくても確認できる。つまり、孔(2)が、はさみによってどの程度理められたのかによって回収の状況を知ることができる。
【0011】
【実施例】この器は、複数の文具類を、収める器として発明された。学校の授業などのように、大勢の人が使用したはさみを回収する際、この器の上面部にあいている孔(2)に、はさみの先端を差し込んで収める。その時、箱の内部にある弾力体に、はさみの先端が差し込まれ、はさみがぐらつかず、具合よく保持される。
【0012】箱(1)の上面に開けられた孔(2)が、はさみによってどの程度埋められたのかによって回収の状況を知るこどができるので、回収されたはさみをいちいち数えなくてもよい。
【0013】回収されたはさみを取り出すときは、はさみの先端以外の部分を持って抜き取るとにより、簡単に取り出すことができる。
【0014】箱(1)の形は、長方形、正方形、楕円、三角形、菱形、台形、不定形等、どんな形でもよい。
【0015】箱(1)を構成する板材としては、樹脂版、金属版、本の板、紙の板、等が考えられる。
【0016】箱(1)の上面部は、水平である場合が一般的であるが、起伏のある面でも構わない。
【0017】箱(1)の上面部に開ける孔(2)は、差し込むものの形や、大きさに合わせて、どんな形であっても構わない。
【0018】箱(1)の上面部に開ける孔(2)の配列を互い違いにすることによって、隣同士の文具がぶつかりにくくなりより一層便利になる。
【0019】箱(1)の上面部に開ける孔(2)は、5個単位や、10個単位にすると数の確認がしやすい。
【0020】弾力体(3)としては、発泡ポリエチレン、発泡ウレタン、発泡ゴム、コルク等が考えられる。
【0021】弾力体(3)の上部に入れる切り込み(4)は、ひとつの孔(2)に対して1筋入れる場合が考えられるが、筋が交差するように2筋以上入れると、より一層効果的である。
【0022】弾力体(3)の上部に入れる切り込み(4)は、孔(5)であってもよい。又、切り込み(4)と孔(5)を併用すると更に効果的である。上記弾力体の切り込み(4)や孔(5)は、箱上面部の孔(2)の下に位置するように設けるのが好ましい。
【0023】箱(1)の底面は、板状のものによってふさがれている場合が、一般的であるが、弾力体(3)が、出てこない範囲で、穴が開いていてもかまわない。
【0024】箱(1)の側面もしくは上面部に、箱(1)を持ち上げるための突起(6)、もしくは持ち手、又は、くぼみを設けると、持ち運びに便利になる。
【0025】箱(1)の上面部に差し込まれた文具を覆い隠す為のカバーとして、ふたを取り付けると、保管する際や持ち運びの際に、更に安全である。
【0026】はさみ以外に収納可能な物は収納することができる。例として、ラジオペンチ、ペンチ、ニードル、金槌、鋸、カッターナイフ、釘抜き、ドライバー等の道具類が考えられる【0027】
【発明の効果】本発明を利用することによって、授業などで多くの文具を一ケ所に収納する際に次のような効果がある。
【0028】まず、文具を1本1本差し込むだけなので、収納しやすく、また、取り出しやすいという利点がある。
【0029】また、収納したものがごちゃごちゃにならないので、刃のある文具の場合は、刃を痛めることがなく、使用した人にも安全である。
【0030】さらに、あらかじめ決まった個数の孔があいているので、何個収納したかの数の確認が容易なため、時間の節約となり、授業で使用した場合は授業をスムーズに進めることができる。しかも、数の確認を怠ったり間違えたりしたことによって起こる文具の紛失もなくなる。
【出願人】 【識別番号】595066803
【氏名又は名称】福嶌 美智代
【出願日】 平成8年(1996)3月12日
【代理人】
【公開番号】 特開平9−240194
【公開日】 平成9年(1997)9月16日
【出願番号】 特願平8−92927