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封筒封緘装置のフラップ折り曲げ装置 - 特開平9−175094 | j-tokkyo
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【発明の名称】 封筒封緘装置のフラップ折り曲げ装置
【発明者】 【氏名】山田 正彦

【目的】
【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 封筒のフラップを折り曲げる溝部を先端に有するベンダーレバーが揺動自在に軸支してあり、上記ベンダーレバーの揺動中心となる軸には、駆動力が伝達されるアームに一体的に設けられた筒体を回転自在に嵌合してあり、上記ベンダーレバーの軸の端面には、係合部が設けてあり、上記筒体の端面には、弾性的に変形可能な複数のリブが設けてあり、上記複数のリブは、軸心部で連結して連結部が設けてあり、上記連結部には、上記係合部と係合して上記駆動力の伝達を行う被係合部が設けてあり、通常は上記アームの揺動に連動して上記ベンダーレバーが揺動駆動され、上記ベンダーレバーの揺動が阻止されると、上記リブの変形により上記駆動力が吸収されることを特徴とする封筒封緘装置のフラップ折り曲げ装置。
【請求項2】 請求項1において、上記ベンダーレバーの軸の端面には、上記連結部にスナップ的に係止する弾性腕が設けてあることを特徴とする封筒封緘装置のフラップ折り曲げ装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の技術分野】本発明は、封筒封緘装置のフラップ折り曲げ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平7−025197号公報には、封筒を自動的に貼着する機器において、フラップを折り曲げるために、封緘用の粘着テープを封筒のフラップに接着する際の受側に配置された台盤の下辺の角部に、L字状のベンダーを押圧してくせつけする構成が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の装置にあっては、台盤はその上辺から下辺の角部まで封筒の面に対して垂直面となっており、またベンダーの揺動角は丁度角部に係合するまでの揺動角度に設定してあるので、ベンダーが設定された揺動角通りに揺動してフラップを垂直に折り曲げても、ベンダーが角部から離れると、紙の持つ復元力でスプリングバックし、フラップの曲げ角度が垂直状態よりも開いた状態になってしまう。しかしベンダーを設定された揺動角だけ正確に揺動させることは、部品の製造誤差とか組立誤差などの関係から非常に困難である。仮に設定された揺動角以下の揺動の場合にはフラップが十分に折り曲げられず、また仮に設定された揺動角以上に揺動した場合には、ベンダーの揺動駆動機構側に負荷となり、損傷を与えるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決するために、本発明は、ベンダーレバーとこのレバーを揺動駆動する駆動側の部材との連結において、フラップを折り曲げるのに要求される揺動角以上の駆動力を与えても、駆動機構側への負荷とはならないような連結構成とし、これにより部品の製造誤差や組立誤差などにかかわりなく、常に確実にフラップを折り曲げることができるようにする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、封筒のフラップを折り曲げる溝部を先端に有するベンダーレバーが揺動自在に軸支してあり、ベンダーレバーの揺動中心となる軸には、駆動力が伝達されるアームに一体的に設けられた筒体を回転自在に嵌合してある。ベンダーレバーの軸の端面には、係合部が設けてあり、筒体の端面には、弾性的に変形可能な複数のリブが設けてあり、この複数のリブは、軸心部で連結して連結部が設けてあり、連結部には、係合部と係合して駆動力の伝達を行う被係合部が設けてある。そして通常はアームの揺動に連動してベンダーレバーが揺動駆動され、ベンダーレバーの揺動が阻止されると、リブの変形により駆動力が吸収される。上記のベンダーレバーの軸の端面には、連結部にスナップ的に係止する弾性腕が設けてあることが好都合である。
【0006】上記のように構成されたフラップ折り曲げ装置では、ベンダーレバーとアームとを連結するに際して、弾性的に変形可能な複数のリブを設けていることにより、ベンダーレバーの揺動が阻止された時にリブの変形により駆動力が吸収されるので、ベンダーレバーが揺動できる範囲を大きく設定しておいても、部品の製造誤差や組立誤差の影響を受けることなく常に必要かつ十分なフラップの折り曲げ動作が得られ、しかも駆動機構側への負荷を生じることもない。
【0007】
【実施例】本発明の封筒封緘装置のフラップ折り曲げ装置の一実施例を図面を参照して説明する。図3に示すように封筒のフラップを折り曲げる手段として、封緘に際して封筒のフラップに粘着テープを接着する際にフラップを受ける受台1と、その下方に配設され封筒のフラップを折り曲げるためのベンダーレバー2と、このベンダーレバーを揺動駆動するアーム5とが備わっている。
【0008】図1に示すように、ベンダーレバー2にはその両側に軸3,4が一体的に設けてあり、この軸を介して図示しない側板に揺動可能に設けてある。軸3は側板から突出して延伸しており、その突出端部に駆動力が伝達されるアーム5が回転自在に連結してある。ベンダーレバー2の先端部には、フラップを封筒の本体に対して少なくとも垂直に折り曲げるための溝部2aが形成してあり、受台1のエッジ部1a(図3参照。)と咬合してフラップに折り目をつけるようになっている。
【0009】アーム5には長溝5aが形成してあり、この長溝に後述する駆動ピンが嵌合して揺動駆動される。アーム5の基部には一体的に筒体6が形成されており、この筒体が軸3に回転自在に嵌合するものである。
【0010】軸3と筒体6とを連結する構成について説明する。図1,2に示すように、軸3の端面には、係合部7が設けてある。この係合部は、軸3の端面から軸方向に延伸し断面が矩形状の細軸7aと、この細軸の先端部に設けられている割り溝7bと、割り溝7bにより分割された区分の対角線位置からそれぞれ軸方向に延伸する弾性腕7c,7cとからなっている。各弾性腕の先端部には、割り溝7bの中心線に向かう方向に係止爪7d,7dが形成してある。細軸7aの両側面には補強用リブ7e,7eが形成してある。
【0011】筒体6のリング状の端面からは、弾性的に変形可能な複数のリブ8…が一体的に軸方向に延伸して形成してあり、複数のリブ8は、その先端で軸心部へ向って屈曲し、軸心部で連結して連結部8aとなっている。連結部8aには係合部7の割り溝7bと係合する被係合部である突起8bが形成してあり、アーム5からベンダーレバー2への駆動力の伝達を行う。また、この連結部8aに弾性腕7cの先端の係止爪7dがスナップ的に係止する。この様な構造であるので、ベンダーレバー2にアーム5を連結する際には、軸3の細軸7aの先端から筒体6を嵌合して行くと、連結部8aの突起8bが割り溝7bに侵入する際に弾性腕7cが外方へ撓み、係止爪7dを乗り越えたとき係止爪が連結部8aにスナップ的に係止して連結を終了する。
【0012】フラップの折り曲げ動作を図3を参照して説明すると、図示しない駆動モータにより回転駆動される歯車9の面には、偏心位置に駆動ピン10が設けてある。駆動ピン10はアーム5の長溝5aに嵌合しており、歯車9の回転により長溝5aに沿って移動してアーム5を揺動駆動する。この揺動運動は、筒体6に伝達され、複数のリブ8の連結部8aから係合部7に伝達され、軸3を介してベンダーレバー2を揺動駆動する。この揺動は図3(a)から(b)に至る間、即ち、駆動ピン10が図3(a)の右下位置から図3(b)の左上位置へ移動する間は、ベンダーレバー2へそのまま伝達され、ベンダーレバー2の先端部が上方に移動して、ベンダーレバーの溝部2aとエッジ部1aの間に封筒11の折り目が挟まれた状態で、溝部2aとエッジ部1aとが咬合する。これによりフラップ11aが受台1の受面に対接する位置まで折り曲げられる。
【0013】歯車9が更に回転して、駆動ピン10が図3(c)に示すように真上位置まで移動する間は、アーム5には揺動が伝達されて筒体6も回転するのであるが、ベンダーレバー2は既にその溝部2aがエッジ部1aに咬合してそれ以上に揺動することはできないので、連結部8aは回転できず図3(b)の位置のまま止まり、筒体6と連結部8aとの間を連結する複数のリブ8が撓むことによって筒体6と軸3との間の回転差として現われる駆動力が吸収される。なお、係合部7の割り溝7bと被係合部である突起8bとの関係は、上記の例と逆であってもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。フラップを折り曲げるベンダーレバーと、駆動力が伝達されるアームとを連結するに際して、弾性的に変形可能な複数のリブを設けているので、ベンダーレバーの揺動が阻止された時にリブの変形により駆動力を吸収することができる。従ってベンダーレバーが揺動できる範囲を大きく設定しておいて、部品の製造誤差や組立誤差の影響を受けることなく常に必要かつ十分にフラップを折り曲げることができ、しかも駆動機構側への負荷を生じることもない。連結部にスナップ的に係止する弾性腕をベンダーレバーの軸に設けるので、組立作業を簡単にでき、コストを低減できる。
【出願人】 【識別番号】396004981
【氏名又は名称】セイコープレシジョン株式会社
【出願日】 平成7年(1995)12月28日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】松田 和子
【公開番号】 特開平9−175094
【公開日】 平成9年(1997)7月8日
【出願番号】 特願平7−343631