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複合部品のプレス加工方法および 複合部品のプレス加工装置 - 特開平9−24498 | j-tokkyo
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【発明の名称】 複合部品のプレス加工方法および 複合部品のプレス加工装置
【発明者】 【氏名】山崎 正明

【氏名】工藤 聡宏

【目的】
【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】少なくとも、同形状の部品がキャリヤに一連につながった板状部材を載置し、順送りする二系列以上のキャリヤ順送り手段と、前記板状部材のうち一又は二以上の板状部材のキャリヤから順次前記部品を切り離し、保持し、他の板状部材の位置まで順送りし、前記部品と前記他の板状部材のキャリヤに一連のつながった部品とを結合させる手段とからなるプレス加工装置。
【請求項2】前記板状部材のうち一又は二以上の板状部材のキャリヤから順次前記部品を切り離し、保持し、他の板状部材の位置まで順送りし、前記部品と前記他の板状部材のキャリヤに一連につながったの部品とを結合させる手段を回転ステージ上に設けたことを特徴とする請求項1記載のプレス加工装置。
【請求項3】少なくとも、同形状の部品がキャリヤに一連につながった板状部材を2種類以上製作し、前記板状部材のうち一又は二以上の板状部材のキャリヤから部品を切り離した後、前記部品を保持し、他の板状部材の位置に送り、前記部品と前記他の板状部材のキャリヤに一連につながった部品とを結合させる複合部品のプレス加工方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合部品を製造するのに用いられるプレス加工方法およびプレス加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スチールカメラ(以下、カメラという)にはプレス加工によって作られた部品が多数使われてきた。近年、カメラのプラスチック化が進んで金属部品が少なくなってきてはいるが、シャッタやシャッタ周りの部品にはまだまだ金属部品が多く使われている。そういった部品の多くは板状で複雑な形をしており、ほとんどがプレス加工により作られている。
【0003】最近、カメラのシャッタには高速化が要求され、最高シャッタ速度が1/8000秒というものが開発されてきた。一眼レフカメラに用いられるフォーカルプレーンシャッタには横走り幕式シャッタと縦走り羽根式シャッタとがあるが、機構上縦走り羽根式シャッタのほうが高速化には対応しやすい。縦走り羽根式シャッタは、図5に示すように、先羽根群11と後羽根群13の二つの羽根群に分かれており、この二つの羽根群11,13により形成されたスリットが、シャッタ基板10の開口部10aを順次移動することによって感光面の露光が行われる。
【0004】先羽根群11、後羽根群13は、共にそれぞれ二つのアーム12a,12b、14a,14bに取り付けられて平行リンクを形成している。これら四つのアーム12a,12b,14a,14bは、シャッタ基板10に揺動できるように軸支されており、駆動軸15,16により動かされ、アーム12a,12b,14a,14bの揺動に合わせて羽根群11,13がたたまれたり、広げられたりする。
【0005】アームが前記基板の駆動軸が通っている部分(以下、駆動部という)は、すべり軸受を兼ねた口金により補強されている。シャッタの高速化のために羽根など遮光部材の軽量化が進められ、従来は炭素鋼が使われていたが、アルミニウム合金、チタン又はチタン合金が使われるようになった。しかし、炭素鋼に比べて剛性が不足し、シャッタの駆動力の強化と相まって、この口金部分の重要度は増している。
【0006】従来、口金付きのアームは別置きのプレス機に設置した順送り型によりアームと口金をそれぞれ製作し、その後、口金を駆動部にかしめて口金付のアームを製作していた。即ち、アームは薄い板なので表面処理など後工程への搬送を考慮し、アームをキャリヤから切り離ししないで、20枚程度のアームがキャリヤに一連につながった板状部材にしておき、プレス機によって打ち抜いた口金と板状部材とをかしめ機の所定の位置に設置し、かしめを行っていた。硬化処理などの表面処理が済んでからキャリヤから口金付きアームを切り離して完成させていた。
【0007】また、アームと同じように口金を一連にキャリヤにつなげて板状部材にしておいて、アームに結合してからアームとともに切り離すようにするとアームの陰に口金のブリッジが残ってしまうので、口金は前述したように、結合前にプレスで打ち抜いておかなければならなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の技術においては、アームが一連にキャリヤにつながれた板状部材とばらばらにされた口金といった半完成品を貯蔵しておかなければならなかった。また、かしめ機に口金とアーム一連にキャリヤにつながれた板状部材を置いてかしめ作業をする作業者が必要であった。
【0009】したがって、無駄が多く、生産効率が悪いという問題点があった。そこで、本発明は、仕掛かり部品と作業者を減らして生産効率を上げることができる、複合部品のプレス加工方法および複合部品のプレス加工装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、第一に「少なくとも、同形状の部品がキャリヤに一連につながった板状部材を載置し、順送りする二系列以上のキャリヤ順送り手段と、前記板状部材のうち一又は二以上の板状部材のキャリヤから順次前記部品を切り離し、保持し、他の板状部材の位置まで順送りし、前記部品と前記他の板状部材のキャリヤに一連のつながった部品とを結合させる手段とからなるプレス加工装置(請求項1)」を提供する。
【0011】本発明は、また第二に「前記板状部材のうち一又は二以上の板状部材のキャリヤから順次前記部品を切り離し、保持し、他の板状部材の位置まで順送りし、前記部品と前記他の板状部材のキャリヤに一連につながったの部品とを結合させる手段を回転ステージ上に設けたことを特徴とする請求項1記載のプレス加工装置(請求項2)」を提供する。
【0012】本発明は、また第三に「少なくとも、同形状の部品がキャリヤに一連につながった板状部材を2種類以上製作し、前記板状部材のうち一又は二以上の板状部材のキャリヤから部品を切り離した後、前記部品を保持し、他の板状部材の位置に送り、前記部品と前記他の板状部材のキャリヤに一連につながった部品とを結合させる複合部品のプレス加工方法(請求項3)」を提供する。
【0013】
【作用】本発明によれば、同形状の部品がキャリヤに一連につながった板状部材を2種類以上製作し、そのうちの一又は二以上の板状部材のキャリヤから部品を切り離した後、部品を保持し、他の板状部材の位置に送り、部品と他の板状部材のキャリヤに一連につながった部品と結合させる構造にしたので、一台のプレス機で部品を製作し、複合部品を加工することができる。
【0014】したがって、かしめ機によるかしめ作業がなくなり、作業者がいらなくなる。また、結合する前の部品がなくなり、保管の手間やスペースもいらなくなる。板状部材のうち一又は二以上の板状部材のキャリヤから順次前記部品を切り離し、保持し、他の板状部材の位置まで順送りし、前記部品と前記他の板状部材のキャリヤに一連につながったの部品とを結合させる手段を回転ステージ上に設けたり、スライド方式により行うが、一連の動作が連続して行われるのであれば、これに限らない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕図2はアーム1に口金2をかしめ接合し完成した複合部品の外観図であり、図において、口金2をアーム1に開口された1aへはめ込みかしめ接合された接合部品である。図1は同一ベース上に連結された二系列の順送り型より加工されるアーム1のレイアウト4と口金2のレイアウト5及び回転ステージ3を示し、図3は図2の回転ステージ部の詳細を示す拡大図である。図4は図3のA−A断面を示す。
【0016】次に、図1に示す順送り型の構造を説明する。まず、アーム1を作るレイアウト4の下に口金2を作るレイアウト5が交差する二系列の順送り型があり、交差した下に4つのステージを持つ回転ステージ3があり、回転ステージは口金2の外形を抜くめす型であり、口金2を移送する雇いであり、また口金2をアーム1の開口された1aへかしめる工具でもある。プレス機が1ストローク上下運動をするとレイアウト4及びレイアウト5が1ステーション前進すると歩調を合わせるように回転ステージ3が90゜回転する機構(カムやモータなど)を備えている。
【0017】次に、図3に示す回転ステージ3について説明する。レイアウト5の順送り型により口金2が成形加工(穴明けや鍛造加工など)などにより、回転ステージ3の3aの位置まで加工され3aの位置で回転ステージ3の中へ抜き落とされ、図4の受けコマ6にて保持されている。次に、プレス機が1ストローク作動し回転ステージ3が90゜回転し、3aの位置で抜き落とされた口金2は3bの位置へ移動する。3bの位置はレイアウト4とレイアウト5のどちらにも口金2が接触しない待機ステーションである。また3eの位置にて口金2を抜き落としたレイアウト5の余肉5aを抜き落とす。
【0018】次にプレス機が1ストローク作動し回転ステージ3が90゜回転し、口金2が3cの位置へ移動する。図4のシーソレバー7にて受けコマ6が押し上げられ口金2がレイアウト5の中を通過し、アーム1の開口1aへはめ込まれかしめ接合する。以上の動作を繰り返し、アーム1に口金2が接合された複合部品が完成する。
【0019】また、口金2の外形を抜くめす型であり、口金2を移送する雇いであり、また口金2をアーム1の開口された1aへかしめる手段として、プレス機が1ストローク上下運動をするとレイアウト4及びレイアウト5が1ステーション前進すると歩調を合わせて動作するようなスライド方式のものでも可能である。本実施例では、アーム1を作るレイアウト4の下に口金2を作るレイアウト5が交差する二系列の順送り型があり、交差した下に4つのステージを持つ回転ステージ3が組み込まれているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、アーム1を作るレイアウト4と口金2を作るレイアウト5とを並べた二系列の順送り型に4つのステージを持つ回転ステージ3が組み込まれた構成や、アーム1を作るレイアウト4の下に口金2を作るレイアウト5が交差する二系列の順送り型に4つのステージを持つスライド方式の構成を組み合わせた構成でも良い。
【0020】本実施例では、複合部品としてシャッタ羽根用部品を用いたが、これに限定されるものではない。また、二以上の部品又は複合部品の組合わせにも応用できる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、同形状の部品がキャリヤに一連につながった板状部材を2種類以上製作し、そのうちの一又は二以上の板状部材のキャリヤから部品を切り離した後、部品を保持し、他の板状部材の位置に送り、部品と他の板状部材のキャリヤに一連につながった部品と結合させる構造にしたので、一台のプレス機で部品を製作し、複合部品を加工することができる。
【0022】したがって、かしめ機によるかしめ作業がなくなり、作業者がいらなくなる。また、結合する前の部品がなくなり、保管の手間やスペースもいらなくなる。さらに、部品の製作から複合部品の加工かで、一連して行われ、途中で取り出す必要がないので、薄い部品や小さい部品の場合には、部品を折り曲げたり、紛失したりすることがない。
【0023】また、一台のプレス機ですむので、設備費がかからない。
【出願人】 【識別番号】000004112
【氏名又は名称】株式会社ニコン
【出願日】 平成7年(1995)7月14日
【代理人】
【公開番号】 特開平9−24498
【公開日】 平成9年(1997)1月28日
【出願番号】 特願平7−178590